6月30日
高円寺の西部古書会館で今日まで開催の均一市、3日目の今日はなんと
50円均一という大盤振る舞いで、どの程度売れ残ってるのか興味津々、でかけるつもりだったが
冊数、金額ともに買いすぎモードの今月、いけばいったで買い込むのが目に見えてるので
さすがに自重することにした。
アンドリュー・ポンチェン、竹内薫訳『THE UNIVERSE IN A BOX 箱の中の宇宙』(ダイヤモンド社、2024年)1100円@メルカリ注文
今月の古本買いはこれにて終了。
明日から猛暑の7月で、古本再開も明日からにしよう。
今週3日から、鹿児島に帰ります。
6月29日
林達夫関連書をかき集めてみた。今朝は、埋もれていた『回想の林達夫』をすんなり発掘できたりして、調子が良い。
他に、実家に『現代思想 1984年8月号 特集=林達夫』が眠っている。
昨秋だったか、七七舎で、高橋英夫『『わが林達夫』(小沢書店 1998)を買いそびれている。
なんでこう、もっと貪欲に買っておかないのか、時々反省している。
6月28日
今日から三日間、高円寺西部古書会館で均一祭り(200円→100円→50円 と日を追うに半額)
なのだが、吉祥寺迄繰り出したものの、がっかりなこともあって今日は赴かず。
というのも、よみた屋にキープしてあった角川文庫版現代詩人全集の数冊がみごと売れてしまってたから!
一昨日棚に見つけて、Evernote でチェックしたところ、未揃いの第4巻・第5巻ではなかったので
その日は見送ったのだが、家に帰りついて無性に買いたくなったのだ。
『現代詩人全集 5』(角川文庫) 313円@Amazon はその晩に注文。残りは第4巻のみだが、これがどこにもなし。
よみた屋で見送ったのは、第6・8・10巻で、これはすでに所有してるのだが、状態もよいので、二冊目をほしくなったのだった。
気を取り直して、以下を購入。
矢内原伊作『若き日の日記 われ山に向かひて』(現代評論社、1974年)110円
矢内原伊作は、1918年 - 1989年。矢内原忠雄の長男で、ジャコメッティ論や現代仏文学に関する著書多し。
『林達夫著作集 別巻1書簡』(平凡社) 110円 これはうれしい。
キャサリン・ル・メ 内野允・左近司彩子訳『癒しとしての グレゴリオ聖歌』(柏書房)110円
バルト 小川圭治・岩波哲男訳『ローマ書講解』(河出書房)110円 平凡社ライブラリ版で上巻のみ所有しているのと同じ訳者のよう。
安藤一郎・河野一郎訳『サンドバーグ詩集』(新潮文庫)55円
石井研堂編『異国漂流奇譚集』(新人物往来社、昭和46年) 110円 これも」うれしい発見。 以上よみた屋
新撰日本古典文庫2 林陸朗校注『将門記』(現代思潮社、1975年) 100円 新訂販がでてるのか。
F・C・フォルベルグ 大場正史訳『西洋古典 好色文学入門』(桃源社)これもうれしい発見也。以上七七舎
6月27日
昨夕、南の空に懸かった虹。
思い出の古書店(2)
10、アカシヤ書店(の謎)
昭和から平成にかわるころ、西武新宿線清瀬駅から南に10分ほど、商店街のはずれにあったアカシヤ書店の
閉店に立ち会いました。
保谷駅南口に今もあるアカシヤ書店と、神田古書街のアカシヤ書店(囲碁・将棋の専門店)
(惜しまれて閉店した居酒屋酔の助のそば)
この3店は縁戚関係にあるのか?
距離的には、清瀬駅商店街にあったアカシヤ書店は現在の保谷駅アカシヤ書店の
分店だったように思うのですが、それこそご店主にでも訊いてみなければわかりません。
11,球陽書房(高円寺)
45年前、帳場の隣で招き猫のように寝ていた猫。上品で優美な白猫が懐かしく思いだされます。
(いったん終り)
6月26日
中4日ぶりに、吉祥寺・国分寺へ。
今月は買いすぎたので、次は月末の30日(月)の予定。
ただし、週末に高円寺古書会館で均一祭りがあり、これはでかけるかも。
宇野浩二『回想の美術』(東出版、昭和51年)110円 小出楢重ほか
三木清『西田先生との対話』(角川文庫、昭和25年) 55円 以前買い逃した本。捲土重来。
村松友次編『天明四年販 蕪村句集』上・下巻(笠間書院) 110円
松尾豊ほか『東京大学のデータサイエンティスト育成講座』(マイナビ)110円 以上よみた屋
倉橋由美子『わたしのなかのかれへ』下巻(講談社文庫、昭和48年) 100円 50年かけてようやく上下が揃った。
山宮允編訳『イエイツ詩選』吾妻書房、昭和30年) 100円 原詩やイエイツ略伝も載っている。以上七七舎
6月26日
思い出の古書店(1)
少年時代に足しげく通った鹿児島の新刊本屋、春苑堂・吉田書店・金海堂・天文館書店(天文館アーケード入口脇)は今はもうない。
鹿児島天文館にはジュンク堂鹿児島店があるのみだ。(丸善は近年閉じたらしい)
だから、新刊本屋だってなくなってしまえば懐かしいし、いろいろと思い出もつまってるのだが、
古本屋ほどではない。
何故かというに、新刊本はたいてい他の店で買えるから。
50年前上京して、渋谷の旭屋・紀伊國屋書店・三省堂(東急文化会館=ヒカリエの前身)・大盛堂書店あたりに入りびたるようになると
郷里の懐かしの本屋だって忘れてしまったかもしれない。
しかし、古本屋の方は、存在がもっと儚い。
個人営業の小さな古本屋は、なくなれば名前さえ失せてしまう。
しかし、そこで買った本の思い出は、新刊本より濃密なものがある。
なんとなれば、そこでしか買えなかったのだから。
そこで、瞼の裏の古本屋の思い出をだらだらと綴る。
鹿児島
1,センバ書房(金生町7−9) いづろ通り電停の正面あたり、今のみずほ銀行鹿児島支店の脇にあった。小学生時代、母親と一緒に覗いた覚えあり。
2,糸書店(東千石町20-19) 創業の先々代は亡くなり、今はお孫さん(?)が鹿児島に帰省しては月に何日か店を開けている。しかし、所蔵の本は先々代の当時のままで、新規の入出庫はない。
3,文耕堂書店(天文館通り1) 新刊本屋金海堂(既にない)の脇にあったか。高校生時代、何度か買ったことがある。
上京後、
4,杉野書店(上目黒2−24−14) 先代は亡くなったが、ご子息があとを継いでいる。当時から半世紀を過ぎ、いきつけた店(喫茶店、食堂)はほぼすべてなくなっているし、レコード屋なども廃業しているが
ここだけは今もなお残っている。そう思うと、奇特な店ではある。
5,文紀堂書店(渋谷区道玄坂2−10−8)道玄坂の坂を上ってゆくと、ヤマハの手前にあった。当時から古風な古本屋だった。先日、日本の古本屋で注文したのが、調布市の同名の古書店。ふと気になって
HPを調べると、ずいぶん前に渋谷から移転した件の本屋だった。古い友よ、いまも健在であったか!と感興深いものがあった。
宮益坂を上っていった先、青山の中村書店(詩の本)などは今も健在。
桜台引越後
6,浅川書店(練馬区桜台1−8) 高架になる前の鄙びた桜台駅の北口、駅の脇にあった。稲垣足穂似のご店主が懐かしい。ここで稲垣足穂大全1や4を買った。昨年だったか、
早稲田通りの日本近現代文学の専門店で同じ屋号の古書店をみつけた。何か買えればご店主にゆかりがあるのか訊いてみたかったが、買いそびれて訊けず。たぶん縁はないと思う・・・
7.青柳書店(練馬区栄町32) 江古田駅北口、銭湯の手前に、久保書店と並んでいた。なにやら往年の文士のような風貌のご店主だったが、7年ほど前、石神井書林のカタログで木山捷平や小山清とならんで
青柳書店ご店主の作品が掲載されていて、ほんとの文士だったと知った。呉智英に、このご店主を偲ぶエッセイあり。もう何十年も前に、そこから日芸前の通りに移転したかとおもったら、突然閉店した。
15年ほど前、ネットで発見した某氏のエッセイで、青柳ご店主の数奇なるその後の人生を知って驚いた。(そのHPはたまたまアーカイブを保存している)
8、久保書店(練馬区栄町38 当時)その後、石神井町や練馬区役所前に移転を繰り返し、今は石神井公園駅の北口からやや歩くところで営業を続けている。先日、所沢の古本市でお元気なご店主に再会した。
私よりも10歳は上と思う。ご高齢とお見受けするが、お元気そうであった。
9、きさらぎ文庫(石神井町)
この数年ほどは訪問してないが、古ツアさんのブログに先日乗っていた様だ。このHP第一回目の投稿はここで買った本から始まる。記念すべき店。
ここや、6、浅川書店のことは、内堀弘氏(石神井書林ご店主)のエッセイにも登場していた記憶有。近隣だったものね。
(つづく)
6月25日
じめじめと蒸し暑い毎日、脳もさえず。
カンフー映画をだらだら観てたりする。
『ジャッキー・チェン最強伝説リターンズ成龍映画大全 』(講談社、2012年) 372円@Amazon
先日かったカンフー映画大全は今一つだった。これはどうだろう?
6月24日
週末の夜更け、ヤフオク閲覧していて、手元にあるのは不揃いのままの
『岩波講座 現代数学への入門』全10巻(20分冊)揃いをポチッと入札したところ
ライバルもでてこず、結局落札。 クーポン使って 10,500円(送料込)
手元の不揃い巻はいずれメルカリにだす予定。
基礎解析とか、数論とか、これを契機に取り組むかな。
これもふくめて、今月もそうとうの輸入超過なので
車谷長吉の残り数冊や金子光晴全集第15巻は来月に延期し
吉祥寺・国分寺出張も極力控えよう(さいわい、熱低が関東接近中で明日も荒天予想也)
気になるのは、大均一祭(2025年6月27日(土)〜6月29日(月)@西部古書会館 高円寺)
これには行くかも。
6月23日
車谷長吉、4・5冊を残してほぼ買いつくした。
西村賢太と違い、古書価が跳ね上がってるわけではないので助かる。
昨日は午前中、書棚・床積読本の総整理をしたところ、行方不明だった
車谷長吉の単行本が数冊みつかり、しかも、今回買った何冊かをすでに昔買っていたことが判明!
『漂流物』(1996)はほぼ読み終えたが、中編『抜髪』など特別佳品とも思えない。
饒舌な文体は性にあわない。
残りの4・5冊はあわてず、来月に回すかも。(今月は本とDVD買いすぎた)
60代、残りの一年数か月。
文芸に傾けるか、数学・コンピュータ周りに注力するのか
この歳になっても相変わらず迷っている。
車谷長吉のような才能には理解不能だろうが、
こういう風に迷う人間もいるのだ。
6月22日
Amazon プライムビデオで、カンフー系映画の多数があと1週間ほどで無料枠から外れる。
カンフー映画は、似たような題名・似たようなコンセプトの映画が多く
観たような観ないような映画がたくさんある。
今回は、カンフー映画ムックも購入し、ブルース・リーもの、ジャッキー・チェンもの中心に
あれこれ流し見している。
アマゾンを遊泳していたら、イップ・マンシリーズのメインと傍系の8作のDVDが中古で安く出ていたので
ちょっと迷った末にポチッ。
イップ・マン 序章、葉問、誕生、最終章、継承、外伝 マスターZ、宗師、完結 計8作DVD 5,915円
カンフー映画にはめずらしく静寂を基調としているがゆえに、静と動のダイナミックな映像が楽しめる。
選に洩れてた『グランド・マスター』(監督 ウォン・カーウァイ 出演者 トニー・レオン、チャン・ツィイー)も0円@メルカリで注文。
ややこしいので、自分用のメモ。
表題・制作年 | 主演 | 監督 | 備考 | |
1 | イップ・マン 序章(2008) | ドニー・イェン, サイモン・ヤム, 池内博之 | ウィルソン・イップ | メイン |
2 | イップ・マン 葉問(2010) | ドニー・イェン, サモ・ハン・キンポー, ホァン・シャオミン | メイン | |
3 | イップ・マン 継承(2015) | ドニー・イェン, マックス・チャン, マイク・タイソン | メイン | |
4 | イップ・マン 完結(2019) | ドニー・イェン, ウー・ユエ, ヴァネス・ウー | メイン | |
5 | イップ・マン宗師(2019) | デニス・トー、 ユアン・リー・ルオシン | リ・リーミン | |
6 | イップ・マン誕生(2010) | デニス・トー ルイス・ファン ユン・ピョウ サモ・ハン・キンポー | ハーマン・ヤウ | |
7 | イップ・マン外伝 マスターZ(2018) | マックス・チャン, デイヴ・バウティスタ, ミシェル・ヨー | ユエン・ウーピン | スピンオフ |
8 | イップ・マン 最終章(2013) | アンソニー・ウォン, エリック・ツァン, アニタ・ユン | ハーマン・ヤウ | オリジナル |
9 | グランド・マスター(2013) | トニー・レオン, チャン・ツィイー, チャン・チェン | ウォン・カーウァイ | オリジナル |
6月21日
急に到来した炎暑のなかを吉祥寺・国分寺へ。
『金子光晴全集』第10巻〜第14巻(中央公論社) 110円×5 @よみた屋
全15巻のうち最終巻15巻のみ残して残りは揃った。
昭和50年に第1回配本の第2巻を買って以来満50年かけてやっとここまできた。
最終巻は・・・まあ日本の古本屋あたりで入手しよう。
『季刊パイデイア10 (昭和46年春号)特集=シンボル・錬金術』(竹内書店)110円 全頁赤インク
七七舎に移動して
『世界名詩集大成』イギリス篇1、イギリス篇2(平凡社) 100円×2 このシリーズも昭和50年以来半世紀買い続けている。
このイギリス篇も持ってるのだが、みつけると本能的に買わざるをえない。
ピーター・ミルワード監修 デビッド・デイ 仁保真佐子訳『トールキン指輪物語事典』(原書房)100円
6月21日
ギャリー・スティーヴンソン『トレーディング・ゲーム: 天才トレーダーのクソったれ人生』 (早川書房 2025/5/9 ) 0円@メルカリ
6月20日
『金子光晴全集』第6巻〜第9巻(中央公論社)110円×4 これで残りは、第10巻〜13巻、15巻となった。@よみた屋
七七舎では、吉野裕訳『風土記』(東洋文庫)100円
6月20日
車谷長吉の
「落莫を装った最後の文士気どり」(福田和也、要旨『喧嘩の火だね』)
私もこれがキライで、長いこと敬遠していた。
しかし、直木賞受賞前後の日記『癲狂院日乗』(新書館、2024年)を丁寧に読むと
繊細な人となりがよくわかる。
今は飽きずに昨年公開された日記(本人は公開するつもりだったが長く留め置かれた)を読んでいる。
車谷長吉 『蜘蛛の巣 改訂増補版』(沖積舎、2009年) 署名落款入りと署名なしの二冊セット? 2000円@日本の古本屋経由青梅古書ワルツ
車谷長吉『蟲息山房から 車谷長吉遺稿集』(新書館、2015年) 1360円@日本の古本屋経由弘南堂書店(札幌)
のこりは4・5冊となった。
6月19日
車谷長吉『愚か者 畸篇小説集』(角川書店)
車谷長吉『四国八十八ヶ所感情巡礼』(文藝春秋) 以上1760円@日本の古本屋(みやま書店 群馬高崎市)
車谷長吉『反時代的毒虫』(平凡社新書) 1200円@日本の古本屋(荻窪古書ワルツ) 献呈署名落款入
6月18日
NHKで、生成AIの特集をやっていて、
notebookLM による音声対話の生成をデモしていた。
以下は、chatGPT にまとめてもらった。
NotebookLMにアクセス・ログイン
https://notebooklm.google.com/ にアクセスし、Googleアカウントでログインします
。 ノートブックの作成 「新規作成」ボタンをクリックし、ノートブックを作成します。
ソース(情報元)の追加 WebサイトのURL、PDF、Googleドキュメント、テキストファイルなどを「ソース」としてアップロードまたは貼り付けます。1つのノートブックに最大50件まで追加できます。
音声概要の生成 画面右側の「Studio」パネル、または「Audio Overview」から「生成」ボタンをクリックします。
数秒?数分で、2人のAIホストによる対話形式の音声が自動生成されます。
試しに、このページ(静寂日記)を pdf にしてほうりこんでみたところ
数分で、ラジオのDJ風の会話が生成された。
ラジオのDJ風の会話 wavデータ 16MBくらい
6月18日
母のことでお世話になっている従妹のMちゃんにお中元を手配。母の入院諸経費をコンビニで支払い。
M銀行国分寺支店(同級のT君が昔支店長やったところ)でゼロ金利時代の定期を解約して、普通預金の一部を加えて再度契約。
タブレット端末を使い、届出印もマイナカードも使わず、携帯電話のみで認証通過。
それにしてもけっこうな額で定期こさえたのに、古本屋で均一本買った時ほどにも行員喜ばず。
銀行近くの七七舎で
『日夏耿之介全集 第4巻』(河出書房新社、1973年)300円
『日夏耿之介全集 第5巻』(河出書房新社、1973年)300円
函ナシで使用感あるが格安には相違ない。ただ揃えようと思えば結局揃い25000円で買いなおすしかない。
でもなんとなくうれしい。
吉田光邦『星の宗教』(淡交社、昭和45年) 100円 東西の星の文化史。
ドナルド・キーン 金関寿夫訳『続 百代の過客 日記に見る日本人』(朝日新聞社、1988年)100円 正編近世までの巻も買うべきだった。次回あれば買い増す。
これと東洋文庫販風土記は保留。
6月17日
車谷長吉『癲狂院日乗』(新書館、2024年) 2170円@Amazon 注文
『赤目四十八瀧心中未遂』で直木賞を受賞する前後1年間の苦悩と煩悶の日々を綴った未発表の日記。
車谷長吉蒐集もゴールが見えてきた。マニアックな蒐集はしないつもり。
6月16日
大林太良『日本神話の構造』(弘文堂)110円
塚本邦雄『清唱千首』(冨山房百科文庫)110円 みつければ買う
船戸英夫『世界の奇書』(自由国民社)110円
中川一政『美術の眺め』(三笠書房、昭和17年) 110円
高安国世訳『マイヤァ抒情詩集』(岩波文庫) 55円
メーチニコフ『回想の明治維新 ロシア人革命家の手記』(岩波文庫)55円 なんと三冊目だった
長谷川四郎訳『カフカ傑作短編集』(福武文庫)55円
米川正夫訳『ドストエフスキイ前期短編集』(福武文庫)55円
米川正夫訳『ドストエフスキイ後期短編集』(福武文庫)55円 以上よみた屋
宮尾しげを編注『江戸小咄集 1』(東洋文庫)100円
宮尾しげを編注『江戸小咄集 2』(東洋文庫)100円
車谷長吉『世界一周恐怖航海記』(文藝春秋)500円 以上 七七舎
七七舎で、日夏耿之介全集 バラ数巻はまだ売れてなかった。
持ちきれないので、今日は見送り。
誰か買ってくれれば諦めがつくのだが・・・
6月16日
体調のすぐれない岡崎武志さん、それでも高円寺の古書会では19冊購入されたとか。
(わたしは結局不参加)
小川国夫の古書価がさえないと嘆いておられる・・・・実感です。七七舎でも丁寧な毛筆署名落款入りの著作が安くでてますが、あまり注目を集めてません。
昨日は妻に付き添い、向原のソフトバンク店へ。
結局、最新の iPhone16e 購入。
CPUは最新のものなので、AI 試すにはいいのでしょうが、
カメラや画面サイズはさびしいスペック。
契約中のYモバイルでは最新機種は買えないとかで、半年ほどソフトバンクに戻り、半年後にYモバイルに戻るとか
ソフトバンク=Yモバイル 相変わらずです。
しかもリース契約なので、所有権は妻のものにならず、2年後に買換えるか買い取るかを決める契約。
あまり好きなスキームではありませんが、機種代の負担は軽いので、しかたがない。
SIMの挿入やアクティベーションは店で完了。データやアプリの移行作業は自宅に戻って
主に私がやりました。
この移行作業が昔に比べると遥かに楽になったのはGOODです。
今回の機種から、LightningでなくUSB-C になって、付属のケーブルも USB-C ⇔ USB-C です。
ラジオ英会話の音声データを、MacBook Air で取り込む作業で
従来の USB-A ⇔ Lightning ケーブルが使えなくなったので、Amazon で、USB-A ⇔ USB-C ケーブル を注文。
USB-A USB-B USB-C Lightning 各接続ケーブルが入り乱れてなんだかなあという気分です。
移植後の設定や動作確認も、LINEやみずほ、三菱UFJ のネットバンク関連 その他いろいろ残ってます。
車谷長吉『阿呆者』(新書館)0円@メルカリ
車谷長吉『贋世捨人』(新潮社) 985円@日本の古本屋
6月15日
妻のiPhone 11 が、SIMを認識しなくなり、再起動してもSIM 基板を抜き差ししてもダメ。
本日の藤沢ゆき(教会、母様見舞い)を延期し、夫婦でソフトバンク店にゆくことにした。
ソフトバンクが薦めるであろう最新機種( 16の各種、15の各種)への買換えは負担が大きい。
個人的には、13 Pro Max 程度の中古でもいいと思ってるし、先日は自分の機種はそうしたが、
妻へのプレゼントとして値が張るけど最新のにしたほうがいいか。
画面サイズが小さいのはイヤなので、16 Plus (6.7インチ)あたりか・・・
妻は自宅での使用がほとんどなので、iPad で代替できる作業はできるかぎりiPad にまかせ
iPhone は、電話、決済(PayPay、ヨーカ堂アプリなど)、Line 程度に用途を絞ればいいのだ。
病膏肓。
製本機(とじ太くん 3000型)を買いました。Amazon 5,980円(中古)
とじ太くん専用製本カバー全面紙ブルーカバーA4タテ 30mm 10枚セットで 1,940円
この製本カバーには、予め、無線綴じ用の糊がメッシュ状の布にしみ込ませてあり
製本機で熱圧着する仕掛け。
電源投入後、
ヒーター稼働までに45秒ほど、製本加工に45秒ほど、あとは乾かす(冷ます)のに数分かかる。
手始めに
Antti Laaksonen "Competitive Programmer's Handbook " (著者自身がGitHub 上にpdf で公開している販) 289頁を
インクジェットで印字し、製本してみたが、
なるほど大冊289ページにも関わらず、外れたりはしない。(まあ無理に拡げたりとか無茶なことはしてないが)
数学、データサイエンス、コンピュータサイエンス(言語とアルゴリズム)などで
冊子にしたい pdf はたくさん持ってるので、ぼちぼち冊子加工してゆこう。
(A4用紙は500枚で800円ほどだから、300枚(頁)で 480円ほど、黒インク代もあなどれない。
専用カバーは一枚190円ほどだが、紙サイズ、冊子の厚み、表紙の形状等で様々製品があるので、適宜合ったものを
買わねばならない。等々、経費もそれなりにかかる。)
PDF ならば、Kindle アプリにメール転送すれば、Kindle アプリで読めるようになるし
元データが画像スキャンでなければ、英和辞書も使えるから、
わざわざ印字して紙で読む必要はないわけだが、なぜか今は紙に拘りたい気分なのだ。
※印字時に、奇数ページ、偶数ページわけて印字できるので、器用に表裏わけて印字すれば
両面印刷もできなくはなさそうだ。ただし、用紙切れや紙詰まりなどに細心の注意が必要で
あえて両面印字には挑んでいない。
6月14日
今日明日と高円寺の西部古書会館で好書会が催される。
大屋幸世の蒐書日誌に刺激を受けて、20年ぶりくらいに出かけてみたいとも思ったが
どうせまた古本買い込むのが目に見えてるので、自粛することにした。
というわけで、今日も吉祥寺&国分寺。
『講座東洋思想5 仏教思想1』(東京大学出版会)110円
『講座東洋思想6 仏教思想2』(東京大学出版会)110円
杉本喬訳『ホイットマン自選日記』上・下(岩波文庫)55円×2
堀口大學訳『シュペルヴィエル詩集』(新潮文庫)55円 二冊目
樋口勝彦訳『オウィディウス 恋の技法』(平凡社) 110円 以上よみた屋
よみた屋では、未刊随筆百種揃いは売れていた。
『日夏耿之介全集 第7巻 外国文学』(河出書房新社、1974年) 300円 函欠け 状態不良
函入りの美本なら全8巻揃いで24000円から。
まあそこまで揃えたいとは思わないが、惹かれるものもある。
アンビバレントな心情を、とりあえずこれで癒す。
ケンペル 斎藤信訳『江戸参府旅行日記』(東洋文庫) 100円 原著は1777年の刊、貴重な江戸時代の外国人旅行記
前野直彬編訳『唐代伝奇集2』(東洋文庫) 100円 以上七七舎
6月14日
車谷長吉『文士の生魑魅』(新潮社) 315円@Amazon
車谷長吉『雲雀の巣を捜した日』(講談社) 513円@ヤフオク落札
車谷長吉『物狂ほしけれ』(平凡社) 署名・落款入り 1046円@メルカリ
大屋幸世の蒐書日誌が、第一巻から第二巻にうつり、延々と読んでいる。
時々はっとするような知見を得る。日本の近現代文学の蒐集本としては出色のシリーズだ。
車谷長吉の小説も届きつつあるが、まだ着手できてない。
単行本に的を絞り、文庫で読んだ小説やエッセイも元本で集めつつある。
まだ、6冊ほど購入希望書がある。
慣性(かんせい、英: inertia)とは、運動している物体が動き続けようとする性質をいう。惰性(だせい)あるいはイナーシャともいう。
運動状態の物体は、外力が働かなければ運動状態が変化しないため、停止せずに動き続ける。 wikipedia より
本蒐集もまさに然りで、いったん集め始めるとなかなかとまらない。
今朝の日経書評。
トレーディング・ゲーム: 天才トレーダーのクソったれ人生 早川書房 2025/5/9 ギャリー・スティーヴンソン
やはり読みたくなった。現在メルカリで出物を予約しているところ。
6月13日
中3日で、吉祥寺・国分寺へ。
奥谷喬司・楚山勇『海辺の生きもの』(山と渓谷社)110円 貝図鑑、近海魚(?)図鑑などもでてたがすぐに売れてしまった。
アルベルト・マングウェル他 高橋康也監訳『世界文学における架空地名大事典』(講談社)110円
ノヴァーリス 前田敬作訳『花粉・日記』(現代思潮社)110円 高校時代の愛読書。懐かしくて買い増し。
モーム 西川正身訳『世界の十大小説』上・下(岩波新書)110円×2
ブレンターノ『天才・悪』(岩波文庫)55円 ロマン派詩人と勘違いして。
渋沢栄一述 長幸男校注『雨夜譚』(岩波文庫)55円 あまよがたり
高橋たか子『終りの日々』(みすず書房) 晩年の日記。茅ケ崎のホームに遺された独り居の日記 以上よみた屋
松本信広『日本神話の研究』(東洋文庫)100円 半世紀前に読みたい本だった。やっと買えた。
西岡武良『愛書異聞』(沖積舎、昭和56年) 100円
小高根二郎、加藤郁乎、吉田一穂、稲垣足穂、種村季弘・・・・とあれば買わずにはおれない。 以上七七舎
今日見送ったのは、三田村鳶魚 編未刊随筆百種(中央公論社)110円×12@よみた屋 さすがに読めないかもと思い断念。
江戸参府日記(シーボルトの付き人の日記)、江戸年中行事、日夏耿之介全集函欠け状態不良の何冊か、ヘロドトスやツキジデス(筑摩)
ギリシア初期哲学者断片(岩波) @七七舎
6月12日
このホームページ27周年記念日。
よっしー様のオーディオ日記が先日25周年を迎えたとのこと。ご同慶の至りだ。
昨年だったか、長年使っているさくらのレンタルサーバーをランクアップし、WordPressをもちいたブログ仕様に
組み直そうと検討したが、丸27年分の移植作業のあまりの複雑さ難解さに匙を投げてしまった。
車谷長吉『文士の魂』(新潮社)320円@メルカリ
新潮文庫版『文士の魂・文士の生魑魅』からの買い増し。
文士の生魑魅 も、探してるが、献呈署名落款入りが何冊かでているので、迷っている。
『蟲息山房から 車谷長吉遺稿集』新書館、2015
『癲狂院日乗』(日記)新書館、2024
あたりも検討中。
しかし、それにしても、車谷長吉、まだあまり届いてないが、
買いまくった単行本には着手できていない。
もし、性に合わなかったら?
いまTVで流れているメルカリCMではないが、「もし合わなかったら売ればいい」という考えが
心のどこかにある。
褒められたものじゃないが・・・
近所の紫陽花を撮影。
6月11日 車谷長吉の単行本2
車谷長吉『漂流物』(新潮社)596円@Amazon
車谷長吉『金輪際』(文藝春秋)504円@Amazon
これにていったん終了。あとは届いた本を読むだけだ。
もし期待以上に読ませれば、『癲狂院日常』『車谷長吉遺稿集』(ともに新書館)と進めるつもり。
6月10日 車谷長吉の単行本
これまでも何度も買うチャンスのあった、車谷長吉の単行本を集めることにした。
さいわい、西村賢太のような異常な高騰はしてないので、助かる。
読みつつ集めるか、集めてから読むか?
最近は、まず集めてみるほうが心情にあう。
深沢七郎は、集めてるうちに退却を決めたが、車谷長吉はどうだろうか?
(小説読むのも映画見るのも、気力体力いるよなあ)
車谷長吉『白痴群』(新潮社)
車谷長吉『妖談』(文藝春秋)
車谷長吉『忌中』(文藝春秋) 以上で 1381円@Amazon
車谷長吉『飆風』(講談社) 666円@メルカリ (ひょうふう)
車谷長吉『鹽壺の匙』(新潮社) 400円@Amazon
6月 9日
Timothy Gowers , June Barrow-Green, Imre Leader "The Princeton Companion to Mathematics " 入手。
1000頁もある大冊なので、印字する気はないが、うれしい。胸がときめく。
近年聴いている音楽をひとことでいえば、暗鬱なロマンティシズム ということになろうか。
Violin Sky とか、Peter Ries とかの音楽家を調べようとしても、日本語のWikipedia すら立ってない。
最近はCDも売ってないから、熱心な愛好家のコメントをAmazonで読むことすらできない。
6月 9日 今日は9冊
新川和江『記憶する水』(思潮社)110円
塚本邦雄『清唱千首』(冨山房百科文庫)110円 愛蔵版ふくめて4冊目。
山路閑古『古川柳』(岩波新書)110円 大屋幸世の蒐書日誌に、山路閑古の終戦直後の『戦災記』が紹介してあって
川柳研究家山路閑古の別の面を知らされた。この戦災記も読んではみたいが
ひとまず昔買いそびれていた(たぶん) 岩波新書を購入。
ハーフィズ 黒柳恒男訳『ハーフォズ詩集』(東洋文庫)110円
柄谷行人『意味という病』(河出書房新社)110円
篠田一士『二十世紀の十大小説』(新潮社)110円 文庫版からの買い増し 以上よみた屋
倉橋由美子『偏愛文学館』(講談社文庫)100円 意外にまっとうな選書 『山の音』とか共感する本多し。
広津和郎『続 年月のあしおと』(講談社) 100円 正編は、これと同じ単行本と文庫版で二回おおまかに読んだ。続編は持ってなかったはず。
終戦までの文学的回想。
亀山巌『偏奇館閨中写影』(有光書房、昭和45年)100円 以上七七舎 これは知らなんだ。亀山巌は足穂関連で昔から存じ上げてるが。
七七舎は新旧のご店主ふたりや常連たちで賑わってた。
6月 9日
大屋幸世の蒐書日誌。1993年の某月某日(著者51歳?) 石神井書林より届いた書籍に三木清の文をみつける件り。
著者は近代文学専門家なので、蒐集対象は近代文学のみに特化している。
読み応えのある蒐書日誌で、ひとつの理想形といえよう。
これに比べれば小生のなんぞ児戯に等しい。
Martin Aigner & Guenter M. Ziegler "Proofs from THE BOOK"原書第6販 ハードカバー は、Amazonで9000円ほど。
邦訳 天書の証明 原書6版(丸善)は5000円〜。
まあ、買って買えなくはないが、今の気分は自家製本モード。
A4 330枚ほどをインクジェットで印字し、木工用ボンド+ガムテープ青で、二分冊に簡易製本。
これでけっこうほどけずに読めます。
数学書の英文は、明晰なプログラム言語と同様、慣れれば案外読めるもの。
つぎは何を印字しようかな。
※今回は、表紙のみはダイソーで特厚口用紙を購入。黒インク代がばかにならないのが難点。
タブレット端末(iPad)で読めばいいのですが、いまの気分は紙印字。
中河与一全集 第9巻を、日本の古本屋経由で江東区のたなべ書店本店に注文。送料の連絡待ち。
これで全12巻完揃い。
七七舎で100円×2 + 平野書店 計8巻2930円(送料込) +Amazon 1巻1239円(送料込) +たなべ書店(今回)1400円+送料
概算で6400円ほど。
(以前よみた屋でバラ均一ででたことがあったがそのときは見送った)
6月 8日 大屋幸世とラマヌジャン(ハーディ)
大屋幸世の蒐書日誌。読み始めたら止まらぬ面白さ。
さっそく残った4巻目を注文。
大屋幸世『蒐書日誌 4』(皓星社、2003年)963円@Amazon
この方のことをなぜ存じ上げなかったのか?世間は広い。
しかしみつけたらみつけたで即揃えた自分もまあまあえらい。
2016年に74歳で亡くなられている。もっと長生きしてほしかった。
伊藤整の日本文壇史や、谷沢永一の書誌研究などが面白いひとにはおすすめ。
(逆にそうした本が面白くない人にはすすめられない)
帰省中もiPad mini でPDFを読み継いでいるハーディの論文。
さすがに意味とるのが難しい箇所も多く、
G.H. ハーディ、瀬 幸一訳『ラマヌジャン その生涯と業績に想起された主題による十二の講義』(丸善、2016年) 3347円 を、Yahooショッピングで注文。
1)Yahooショッピングでも、ヤフオク同様、古書の出品・販売が増えた。
2)クーポンや、付与されるPayPayポイントの同時使用(今回の買物でつくポイントをそのまま使用できる)
けっこうオトクに買える。
Amazon、日本の古本屋、メルカリ、ヤフオク(ヤフーフリマ) に加え、ヤフーショッピングにも目が離せない。
しかしこの本、もちろん邦訳でも理解するのは難しかろうが・・・ベートーベンの弦楽四重奏曲。作曲理論も演奏もまったくできない愛好家でも
深々と聴きこむことができるではないか。ラマヌジャン(ハーディ)も然り。けっこう楽しいです。
というわけで、車谷長吉の単行本蒐集は小休止。
小説は読んだら読んだで、最後まで読み切らねばならず、いまのマインドには少々きついものがあります。
(百年の孤独など、47年間止まったまま)
6月 7日
吉祥寺・国分寺へは、今週は今日土曜日が最初で最後。
だからというわけでもないが、迷ったら買い、で少々買い込む。
草野心平(詩)棟方志功(畫)『詩畫集 天竺』(筑摩書房、昭和51年)限定850部のうち281番 二重函 1100円
カール・ポパー 森博訳『果てしなき探求 知的自伝』(岩波現代選書)110円
伊藤章治『ジャガイモの世界史 歴史を動かした貧者のパン』(中公新書) 110円
梅原猛・埴原和郎『アイヌは日本人か』(小学館)110円
澁澤龍彦『偏愛的作家論』(福武文庫)55円 以上よみた屋
大屋幸世『蒐書日誌 1〜3』(皓星社、2001年〜2002年) 300円×3 以上七七舎
鴎外の研究家 大屋幸世(1942〜2016)の蒐集日誌。けっこう面白そうなので。
第4巻も買わねば。
6月 7日
月に1回または2回郷里に往復しているので、
航空券やホテル代も節約モードだ。
全日空の定価は、およそ47000円(片道、以下同)だが、株主優待だと約28000円
ソラシドエアとの共同運航便では、13800円程になる。
従来は、株主優待で買っていたが、
今回は、ソラシドエアで購入してみた。
変更やキャンセルができないタイプだが、背に腹は代えられない。
(今、ANAのサイトをみてて気づいたが、65歳以上には
スマートシニア割というのがあって、これはソラシド並みに安い。
どういう制約があるのか、調べてみよう。)
今回も、いずろ通りから海側へ徒歩1分の、サンフレックス鹿児島。
海側(桜島側)の部屋を予約すると、見晴らしがすばらしい。(10階からの眺望)
日の出は、5:13ごろ。
母の入院している病院の最寄電停、涙橋から。
殺伐とした軌道も天然芝のおかげで心が和む。
桜島港(袴腰)の埠頭から。
青春の思い出がつまった場所。
今回は、母の見舞いに2日でかけた。
また、早朝ホテルをでて、実家の本の整理(風入れ)。
23箱を開封し、写真を撮った。
たいていは箱に入れたままでの写真を撮ったが、これはいったん箱から出して撮ったもの。
半世紀前の百年の孤独(旧訳)はここにあったか!
47年前、約6割を読んで、中断していた。
まったく忘れていたが、手製の登場人物一覧も挟みこんでいた。
工作舎のプラネタリー・ブックス(対話篇)もけっこうみつかった。
すでにこのころ、松岡正剛からの脱却モードだったので、買い逃した本も多い(と思うが、消し込んでいない)
今なお、古書価もけっこう高いはずだ。
今、ネットで調べたら、全20冊 古書価65000円とあった。(古書ビビビ、売却済み)
黄色く消し込んでみた。
おや、稲垣足穂さん や、科学的愉快をめぐって は買っててもよさそうなのに、買ってなかったのか?
これから、当時の購入履歴を調べよう。(→買ってなかった)
1 存在から存在学へ 松岡正剛 1979年
2 ハレとケの超民俗学 高橋秀元/松岡正剛 1979年
3 科学的愉快をめぐって 十川治江/松岡正剛 1979年
4 写真論と写心論 森永純/佐々木渉/松岡正剛 1979年
5 稲垣足穂さん 松岡正剛 1979年
6 神秘と冗談 高橋克己/松岡正剛 1979年
7 言語物質論 い 詩を読む 松岡正剛 1979年
8 身体・気象・言語 田中泯/松岡正剛 1979年
9 SFと気楽 山野浩一/荒俣宏/松岡正剛 1979年
10 月と幻想科学 荒俣宏/松岡正剛 1979年
11 気談 高橋秀元/十川治江/松岡正剛 1979年
12 般若心経を読む 言語物質論ろ 松岡正剛 1979年
13 古代金属国家論 内藤正敏/松岡正剛 1980年
14 電子とマリア 河野信子/十川治江 1980年
15 ソフトマシーン 真壁智治/永田陽一/松岡正剛 1980年
16 愛の傾向と対策 タモリ/松岡正剛 1980年
17 神道の宇宙 西田長男/高橋秀元 1980年
18 写真の時間 奈良原一高/松岡正剛 1981年
19 アート・ディレクター 浅葉克己/真壁智治 1981年
20 イメージの遊学 松岡正剛 1982年
23函のうち、1函半に、虫による損壊が甚だしいものがあった。
残念だが、破棄するしかない文庫本も数十冊ある。
まだ、20函近く残っている。
次回の帰省の際に、のこり約20函の開封チェックをしたいと思う。
痛んでいないことを祈る。
夜は、ホテルの自室で、アマプラを観ていた。
燃えよデブゴン7(字幕版) 1979年
監督 ユエン・ウーピン 主演 サモ・ハン・キンポー
おおそうだ、カンフー映画のことを調べようと、帰京後に
『カンフー映画大全集 改訂版』(近代映画社、2014年) をメルカリで412円(ポイント清算後)注文。
2014年の増補版だ。
ブルース・リー、ジャッキー・チェン、リー・リンチェイ(ジェット・リー)。
近年は、イップ・マンシリーズの哀愁ただようカンフーがすばらしかった。
どの程度、網羅している本だろうか?
グリーン・デスティニー(中国・香港・台湾・米国合作)やHERO(チャン・イーモウ監督)など
中国本土のものも載ってるとうれしい。
6月 3日
早稲田古書街の老舗平野書店から
『中河與一全集』(角川書店、昭和41年) 第1、2、3、5、6、7、10,12巻(計8巻) 2930円(送料込)@日本の古本屋 但し、月報欠け
不揃いで安価だったので購入。欠けてる巻のうち、4巻、11巻を以前七七舎で求めていたので、
全12巻のうち、第8巻、第9巻が未揃いということになる。
このうち
『中河與一全集』(角川書店、昭和41年)第8巻 1239円@Amazon 注文。
残りは第9巻のみとなった。
明日から鹿児島に帰るので、第9巻は帰京してから注文しよう。
簡易製本したハーディのラマジュナン論文は、今のところ解けることなく読めている。
遠慮なくマーカー、単語の意味を書き込める。
今までもPDFを印字して読んだりしたことはあったが、あくまで書類を読む感覚だった。
PDFをタブレット端末で読むこともしばしばあったし、テキスト情報が残ってるPDFなら辞書も使えるので
そのほうが便利だったりする。
あくまで書籍の形態に拘り、簡易製本までしたのは今回がはじめて。
書籍と書類の中間に位置するもので、ためらわずマーカー・書込みできる。
なぜなら、いつでも再印字可能だから。
製本機(とじ太くん 3000型、8000円〜)にも惹かれるが、さすがにそこまではと躊躇している。
躊躇しているのは、車谷長吉の単行本も。
『赤目四十八瀧心中未遂』(文藝春秋)は、汚泥のなかに咲く蓮の花のような味わいがあり
車谷長吉のことを長年誤解していた感もある。
ただここであれこれ買い込むとまたしてもツンドクになるので
製本機と、知恵の輪とあわせて現在保留にしているのだ。
6月 2日
車谷長吉『赤目四十八瀧心中未遂』(文藝春秋)を読み始めた。
長年ほったらかしだった車谷長吉の小説に読むきっかけが生まれた。
他の小説群に波及するかどうかは未定。
ラマヌジャン その生涯と業績に想起された主題による十二の講義(丸善)の原書は
pdfで数年前に入手していたが、昨日までに246頁全部を自宅のインクジェットで印字した。
複合機ならば両面印刷もできようが、インクジェットだとかなり手の込んだことをしなければならない(たぶん)
片面印刷だと、2.5cm 以上になった。
簡易製本のことをAIに訊いてみると、業者に出す方法や、製本機(8千円〜)のことを教えてくれたが
今ここで製本機に投資するのもなんだかなあという気分なので
きれいに揃えて、木工用ボンドを背に塗りこみ、重しをつけて数時間乾燥させてみた。
なんとか読めるようになったが、はたしてこれで大丈夫か(外れないか)わからない。
もちろん背に布製のガムテープあるいは製本テープを張り込めばさまにはなろうが
冊子として堅牢かどうかは別の話だ。
肝心の本文だが、意外になんとか読めそうなので、
しばらく遊泳してみたい。
邦訳の高価な数学書では、他に
Proofs-from-THE-BOOK 天書の証明 原書6版 (丸善)
combinatorics-ancient-modern 『組合せ論の現在?古代から現代へ』(シュプリンガー・ジャパン)
Richard Crandall Carl Pomerance Prime Numbers 『素数全書:計算からのアプローチ』 監訳:和田秀男 (朝倉書店)
などを持ってるので、 自炊の正反対=製本が軌道に乗れば、紙の本への変換作業をやってみる価値はある。
6月 1日
車谷長吉『赤目四十八瀧心中未遂』(文藝春秋)100円
『福原麟太郎随筆全集2 本棚の前の椅子』(福武書店)100円 以上七七舎
マルグリット・ユルスナール 多田智満子訳『ハドリアヌス帝の回想』(白水社)110円
『昭和ニッポン一億二千万人の映像 昭和34年』(講談社)110円 DVD付
『昭和ニッポン一億二千万人の映像 昭和45年』(講談社)110円 DVD付
安藤昌益 奈良本辰也訳注『統道真伝』上・下巻(岩波文庫) 55円×2
キューゲルゲン 伊原元治ほか訳『一老人の幼時の追憶』上中下巻(岩波文庫)55円×3
ベイジル・ホール 春名徹訳『朝鮮・琉球航海記』(岩波文庫)55円 19世紀初頭の琉球の文化を西欧に知らしめた書とのこと
ベネット 山内義雄訳『文学趣味』(岩波文庫) 55円 三冊目
亀井勝一郎解説『高橋新吉詩集』(角川文庫)55円 以上よみた屋