苔と海岸動物と、ウィトゲンシュタインと禅
4月30日
中3日で吉祥寺・国分寺。
『武者小路実篤詩集』(角川文庫)55円
有永弘人訳『ロランの歌』(岩波文庫)55円
鈴木大拙編校『盤珪禅師語録』(岩波文庫)55円
長谷部洋『夫婦でヨーロッパ』(山手出版)110円
いつか夫婦で行きたいヨーロッパ。ただちょっと古かったかも(1996年の本)
東浩紀+大澤真幸・北田暁大・鈴木謙介・宮台真司『波状原論S改 社会学・メタゲーム・自由』(青土社、2005年) 110円
河東碧梧桐『画人蕪村』(中央美術社、昭和5年)330円 以上よみた屋
七七舎では中沢新一+坂本龍一『新版 縄文巡礼』1500円に惹かれたが、今月は買いすぎたので、いったん保留。
ピクルス、第二弾。息子夫婦にも好評なり。
・ニンジン、大根、セロリ、きゅうりに、黄パプリカ
・カンタン酢(ミツカン)に、今回はローリエ数葉を加えた。
・ニンジンは電子レンジの下ゆでをせず。生のニンジンの歯ごたえ良。
4月29日
毎日が夏休み(長い休暇)と化してしまった私には、GWといっても
特段うれしいわけでもないのだが
今日は次男一家が遊びに来るので、妻は張りきって料理の準備をしている。
夜は、届いた
田村悠『LangChain完全入門 生成AIアプリケーション開発がはかどる大規模言語モデルの操り方』(インプレス、2023年)
などを齧っている。
これまで読んできた、chatGPTこんなに便利本から一歩進んで
LLMの原理やそこに接続するAPIについて詳述している本で
Amazonの密林をあれこれ彷徨っていると
そうした類の本は、たくさんでてるのにようやく気づいた。
仕組みからわかる大規模言語モデル 生成AI時代のソフトウェア開発入門 2025/2/17 奥田 勝己
手元のPC上で完全にローカルなLLMをこさえる方法についても
何冊もでているのを知った。
つくりながら学ぶ!LLM 自作入門 Sebastian Raschka
もう、あれだな、暴論になるのを承知の上で書くが
小説読む時代は終わってるのかもしれない。
深沢七郎、5・6冊買って、評伝も何冊か候補にあがってるが
鬼面人を嚇す類の小説ではないかという気もしなくもない。
青春時代に魂の琴線にふれた本を再読するのにとどめて
新しい小説にいどむことはやめようかとも考えている。
母が病にたおれて2か月、
私自身も老いを痛感するこのごろ
さまざまな追憶と、それにまつわる妄想にひたる日日なのだ。
・・・・とかいいながら
今夜のNHK教育 あの人の本棚 第5回 鈴木敏夫氏(映画プロデューサー)
今までのなかでは蔵書量最大。
楽しみです。
4月28日
岩月善之助、水谷正美『原色日本蘚苔類図鑑』(保育社、1972年) 3651円@Amazon(ポイント差引後)
昨秋、所沢の古本市で見かけたときも高価だった。
日本の古本屋、Amazon,ヤフオク、メルカリ すべてチェックして、ここの4460円(送料込み)が最安。
コケの図鑑は、これにていったん完了とする。
中公新書の苔の話は、気になる箇所から順に読みだしたら、波長が合ってきた。好著。
昨日は、自宅周辺から玉川上水沿いの緑道まで苔を探して散歩。
玉川上水緑道沿いには苔の群落がありそうに思えたが、見つからず。
結局、わがマンションの北側土手や建物脇が、いちばん手ごろに観察できる場所だった。
(幸福の青い鳥の喩えどおり)
今日届く保育社の図鑑と、先日買った最新の図鑑と、2冊みくらべて、研究したい。
今朝届いた保育社版とあわせて新旧の図鑑が揃った。
新・・・・写真 旧・・・手書き絵
また、近所の園芸ショップ(上水園)で苔 380円を買ってみた。
4月27日
17年前に育て始めた鉢植えのサンスベリアのひとつを
よくみると葉っぱに生気がない。
土が流れたり痩せたりしたのだろう。
ほったらかしにしてきたのを反省して
観葉植物用の土をAmazon注文。
12Lで873円(税込)
日頃園芸店にいきつけないので、安いのか高いのかわからない。
百均にも置いてあるらしいので、今日あたりダイソーもみてみるつもり。
というのも、苔そのものや苔の栽培キットが、Amazonやメルカリで様々売られているので
そちらも念頭に入れて各種ツールを調べておきたいので。
昨晩、武井一巳『ChatGPT×GPTs カスタマイズ大全』を読んでいて
これはもう、ChatGPT の有料会員にでもなって、あれこれ試す時代がきたのかも
しれないと思いたち、
田村悠『LangChain完全入門 生成AIアプリケーション開発がはかどる大規模言語モデルの操り方』(インプレス、2023年) 900円
をメルカリに注文してみた。
はてこの本、目的にかなっているのかどうかさえ、はっきりしない。
まあそういう時もある。
(あわなきゃメルカリで売ればいいので)
備忘の為に気になる準専門書の書影を貼っておく。
高校の旧友たかさき君に勧められて
ネットを使わずローカル環境で駆動するLLM ※ も
手元のPCにインストールしたのだが、
よくわからずそのままになっている。
これもさわってみなけりゃ。
(※)
ローカル環境で稼働するAI GPT4All
。 A free-to-use, locally running, privacy-aware chatbot. No GPU or internet required.
4月26日
家にいても面白くないので、吉祥寺・国分寺へ。
深沢七郎『楢山節考』(新潮文庫) 55円
深沢七郎『みちのくの人形たち』(中公文庫)55円
深沢七郎『妖木犬山椒』(中公文庫)55円 売れ残ってた文庫をすべて買う。
鎌田浩毅『京大理系人気教授の戦略とノウハウ 一生モノの勉強法』(東洋経済新報社)110円
繁桝算男『後悔しない意思決定』(岩波書店)110円 確率論とくにベイズ統計を駆使した意思決定論なぞ、最も苦手な領域だが、せっかくなので。
谷沢永一『あぶくだま遊戯』(文芸春秋、1982年) 110円
井上義昌編『増補版 英米故事伝説辞典』(冨山房、昭和47年) 330円 以上よみた屋
交通費をかけて吉祥寺まで出張ってるので、なんか迷ってる本でも買ってしまう。いいのか悪いのか。
藤枝静男『愛国者たち』(講談社、昭和49年) 100円
高松正勝・鈴木みそ(漫画)『マンガ化学式に強くなる』(講談社ブルーバックス)100円 以上七七舎
七七舎は老若のコアな客で賑わってた。
4月26日
深沢七郎『盆栽老人とその周辺』(文春文庫)は、前半部こそ盆栽をめぐる奇矯な蘊蓄?で
読ませたものの、やがて飽きて、面白くなく、中断。
コケの図鑑が届いた。メルカリやAmazon では、室内栽培用のキットやコケそのものが
安価で売られているが、熱しやすく飽きやすい己を戒めて、ただいま静観中。
エリアーデの英訳本pdf は、無事にKindle アプリに移植できて
英和辞書・Wikipedia(英語版)の自動連携や、マーカー機能も使えるようになった。
ただまあ、iPhone画面では狭すぎるのは否めない。
今、書いてるうちに気づいたが、洋書用のKindle 別アカウントで使ってるPad mini にも
転送すれば良いのか。間抜け。
でもAI用のCPUを積んだ最新のiPad Air が欲しくなったのは事実。
この二か月、たびたびの帰省で経費がかさんでるので、がまん。
4月25日
KotetsuさんのX(旧Twitter)投稿で知った岡田睦という作家。
1910年以降消息不明だが、ご健在なら今年95歳なので、おそらく亡くなられているだろうとのこと。
講談社文芸文庫も古書価が高い。
長年の奇特なファンの手で
岡田睦作品集が編まれているが、これも古書価は高価。
「離婚を繰り返し、生活に困窮した作家、生活保護と年金で生きる老人の日常の壮絶。
高齢化社会を迎えた今、貧困のなかで私小説作家は、いかに生きるべきか……。
下流老人の世界を赤裸々に描きつつも、不思議に、悲愴感は感じられず自分勝手を貫く、
二十一世紀の老人文学。」 書籍紹介文より引用
西村健太、車谷長吉、嘉村礒多、葛西善蔵。山頭火と尾崎放哉。耕治人・・・
Bat氏による記事があったので、リンクさせてもらう。
https://note.com/bat752/n/nb2d314489335
まあ、あまりここに深入りするのは今はよそうと思う。
Mircea Eliade "Patterns in Comparative Religion"
エリアーデの英訳本を夜更けぼちぼち読んでるが
神話学、宗教学、キリスト教の専門用語も多く、
辞書片手でもつらいときがある。
そうだ、先日入手した pdf を、Kindleに入れてみようと思い立ち
perplexity pro に訊いてみた。
KindleにPDFを取り込む主な方法
1. メール送信(Send-to-Kindle)
Amazonアカウントごとに割り振られた専用メールアドレスにPDFを添付して送信します。
件名に「変換」と入力するとKindle本形式に自動変換も可能ですが、レイアウトが崩れることがあるので注意が必要です。
送信元メールアドレスは事前にAmazonで承認登録しておく必要があります。
ファイルサイズは最大50MB(メールサービスによってはさらに制限あり)。
2. USBケーブルで直接転送
PCとKindle端末をUSBケーブルで接続し、「documents」フォルダにPDFをドラッグ&ドロップします。
ファイルサイズの制限がなく、転送も速いです。
3. アプリ・Webからの転送
スマホやタブレットのKindleアプリを使ってPDFを追加できます。
また、Amazon公式の「Send to Kindle」ウェブ版でPDFをアップロードし、各デバイスで読むことも可能です。
注意点
Kindle形式に変換するとレイアウトが崩れる場合があるので、図や画像が多いPDFは変換せずそのまま転送が無難です。
登録していないメールアドレスからは送信できません。事前にAmazonで承認登録を。
まとめ
メール送信、USB転送、アプリ/ウェブアップロードの3通りが主流です。
手軽さならメール送信、確実さと大容量対応ならUSB転送がおすすめです。
Kindle端末とKindle アプリが混在しているが、要旨はわかった。
うむ、今日、移植してみよう。
4月25日 深沢七郎+ピクルス
深沢七郎『みちのくの人形たち』(中央公論社、1980年)0円@Amaozn 注文
東北の神武たち(表題作)を昨夜読んだ。
この荒唐無稽で野卑な描写は何なんだ、とあきれ、もう少し読んでみることにした。
でもこんなことなら昨日よみた屋で文庫をまとめ買いしておけばよかった。
漬物づくりの一環で、ピクルスをつくってみた。
ニンジン、大根、セロリ、きゅうり。
ニンジンのみレンジで90秒ほど加熱処理。
ピクルス液は、自作ではなく、
ミツカンのカンタン酢。
これにローリエを入れる予定だったが、買物後に
どこかへ紛失するというボケぶり。
唐辛子を若干加えて、
冷蔵袋にぎゅっとつめて冷蔵庫で一晩寝かした。
爽やかな初夏の風味なり。
4月24日
中3日ぶりの吉祥寺・国分寺。
埴谷雄高『死霊1』『死霊2』(講談社文芸文庫) 55円×2
深沢七郎『盆栽老人とその周辺』(文春文庫)55円
深沢七郎『東北の神武たち』(新潮文庫)55円
深沢七郎の文庫が5・6冊あった。実は未読。どうせなら全部買えばよかった。
ウラジミール・ナボコフ 小笠原豊樹訳『ロシア文学講義』(TBSブリタニカ、1982年)110円
C・M・バウラ 床尾辰男訳『ロマン主義と想像力』(みすず書房、1974年) 110円
コウルリッジ、シェリー、キーツ ロセッティ ほか
ケリー・マクゴニガル 神崎朗子訳『スタンフォードの自分を変える講義』(大和書房)110円 以上よみた屋
河邑厚徳(編著)『昭和二十年夏の日記』(博文館新社、1985年) 100円 七七舎
角川文庫版の元本か。写真多数で文庫版よりはるかに良し。今日一番うれしい本。
そのあと、自宅そばのスーパーに寄って、妻に頼まれたローリエ 259円を購入。
ところが家に帰るとそれが見つからず。
実にボケ老人と化してしまった己を呪う!
4月24日
NHK教育の、心おどるあおのひとの本棚(毎週火曜)
録画予約して毎週観てます。
愛書談議もさることながら、素敵な住居にも目がゆきます。
こちとら、目下、買った本は、書庫部屋の床にツンドク状態。
生きてるうちに、広大な書庫を持つ夢はかないそうになし。
藤井久子『新 特徴がよくわかるコケ図鑑(知りたい会いたい) 』(家の光協会、2024年) 1710円@メルカリ注文
秋山弘之『苔の話』(中公新書) は、苔に寄せる情熱が詰まった好著ですが、やや専門的すぎる。
苔の世代史なども、図をつかいわかりやすく説明してほしい。
というわけで、カラー写真がふんだんに載っていそうな最新の図鑑を注文。
原色日本蘚苔類図鑑 (1972年) (保育社の原色図鑑 51) にも惹かれるので、高価だが近々買うかもしれない。
秋山弘之さんの勧めるとおり、まずは自宅周辺の苔の生えてそうな場所で観察してみるのが大事。
メルカリでは、自宅栽培用のコケも多数販売されていて、興味をそそる。
近所の園芸ショップも近々のぞいてみよう。
「英語」最速最短の勉強法(プレジデント2025年3/21号) 650円@メルカリ 注文
最速最短の勉強法などと銘打った特集には、眉に唾を付けて読まねばなりませんが
それでもまあ、お説拝見というわけ。
SLA 第二言語習得 というキーワードは最近知ったばかり。
今井むつみ『英語独習法』(岩波新書)では、最速最短の学習法なぞないと断言していて
それはそれで身も蓋もない気はしますが・・・。
4月23日
黒崎宏『ウィトゲンシュタインと禅』(哲学書房、1987年) 215円@メルカリ
wikipedia によれば哲学者黒崎宏は1927年生。ご健在のようで今年98歳になられる。
秋山弘之『苔の話』(中公新書) 300円@メルカリ
今はもう売却してしまったが、妻の戸塚の実家には、庭の一角に、スギゴケやゼニゴケが生えていた。
苔の愛らしい姿は、英国の妖精譚にも似つかわしい。
コケの世代史については、中1のとき若き日の杉山先生に教わった覚えがある。
以来半世紀超、ようやく苔の本を読む心の余裕ができた。
カラー写真がふんだんの図鑑も数種でているので、本屋で確認して買ってみたい。
4月22日
禅の語録10 秋月龍珉『臨済録』(筑摩書房) 1000円(ポイント清算後0円)@メルカリ
臨済録や無門関は岩波文庫でもざっと読んではいるが、このシリーズでも読んでみたい。
内海富士夫『原色日本海岸動物図鑑(改訂新版)』(保育社、昭和49年)改訂5刷
内海富士夫(監修)西村三郎・鈴木克美『標準原色図鑑全集16 海岸動物』(保育社)昭和50年6刷
手数料と送料を除いたらほぼただということになる。出品者の方には申し訳ないことをした。
新旧似たような編集方針かと思いきや、それぞれ独自性があるようだ。
図書館や学校に納めるとはいえ、マイナーな領域の図鑑が、毎年増刷されていた昭和50年ごろ。
団塊の世代が20代半ば・・・・出版社にも活気があった時代が懐かしい。
夜光虫(少年時代、夜の海が光るのを眺めた覚えがある)などプランクトンは載ってないが、原生動物から節足動物まで、無脊椎動物全体を網羅する
すばらしい図鑑だ。
磯辺のみならず近海に生息する動物は広汎に網羅しているようだ。
棘皮動物 ナマコ綱
下図中央写真は、バイカナマコ(沖縄以南)
グロテスクな風貌だが、乾製品は最高級の食材との記述あり。
この歳になると、そういう解説が面白い。
というわけで、なぜか図鑑がマイブーム。
昨秋所沢の古本市で手に取ったが見送った
原色日本蘚苔類図鑑 (保育社)はネットでも約4000円からとなかなか買いづらい。
ここは新しい図鑑でもいいかと
新コケ図鑑(家の光)、フィールド図鑑コケ(東海大学出版会)、ナツメ社版
あたりをチェックしてるが、こればかりは手に取ってみないと。
今度よみた屋でもチェックしてみる予定。
4月21日
Amazon Music が、3か月間無料で試しませんか?とオファーしてきた。すでに何回か試用してるのでダメモトで
ポチッと申し込んでみたら、すんなり受け付けてくれた。
この半年、Spotify のプレイリストで癒し系アンビエントを静かに流してるが、たまにはAmazon世界を遊泳してみるかな。
先日よみた屋でみつけたエリアーデの英訳本。
邦訳ではどの書籍になるのかはわかならい。
これが期待以上に面白く、辞書片手にぼちぼち読んでるところ。
第5章、聖なる石。
南方熊楠の燕石考、鷲石考。
中沢新一の石神問答の考察。
吉田敦彦、大林太良。
ネットには、無料のpdf も転がっていそうだし、それこそAI に投げれば
一章丸ごと邦訳もできそうだけど、
辞書片手にちびちび読むのも、けっこう楽しいのだ。
著作権も切れているのか、すんなり電子書籍はみつかった。
英訳も、同じROSEMARY SHEED氏。注釈のレイアウトはわたしの本と異なり、章末掲載のようだ。
4月20日
中3日で吉祥寺・国分寺へ。
フォークナー 瀧口直太郎訳『フォークナー短編集』(新潮文庫) 55円 これ実は持ってなかったみたい。
青木靖三編『ガリレオ』(平凡社) 110円 これも持ってなかったみたい。
J・シャロン 中山茂訳『宇宙論の歩み』(平凡社)110円 類書はいろいろ持ってるが。
一川誠『錯覚学 知覚の謎を解く』(集英社新書)110円 知覚心理学の本を買うのは、グレゴリー『インテリジェント・アイ』以来半世紀ぶり。
E・S・ガードナー 田中融二訳『長い脚のモデル』(ハヤカワ)110円
E・S・ガードナー 宇野利泰訳『怯えるタイピスト』(ハヤカワ)110円 以上よみた屋
未所有のペリー・メイスンものが他に4・5冊あったが、とりあえず2冊のみ。
増川宏一『盤上遊戯』(法政大学出版局)100円 このひとの本は13年ぶり。将棋、チェス、囲碁、すごろくその他盤上遊戯の世界史。なかなか得難い本。
小堀憲『数学史』(朝倉書店、昭和31年) 100円 以上七七舎 類書はあれこれあるが、和算にわりと詳しく頁を割いてるので。
今日見送った本、ペリー・メイスンもの数点、 湛山回想 @七七舎 L・ インフェルトの自伝(日本評論社) 日夏耿之介全集5 作家論
4月20日 露伴全集完揃い>> 露伴長者
『露伴全集』(岩波書店)全41巻+附録+別巻上・下=44冊 うち、第28巻欠け を
ヤフオクで 9000円(送料込み)
第28巻は持ってたので、即注文。
数年前までよみた屋店頭で出物を丁寧に拾ってきたが、近年出物がなく
いったん断念して、揃いを買うことにした。
所有していたのと会わせると
完揃い(全44冊)+不揃い(33冊、11冊欠)=77冊もの露伴全集が我が家にある。
不揃いのはぼちぼちメルカリに出すつもりでいたが、
ちょっと様子をみてみることにした。
露伴リッチ!
あとは読むだけだ。
4月20日
石橋湛山日記 ざっと通読。昭和22年歳末まで。
戦後政治史の知識に乏しい私だが、けっこう面白く読めた。
(吉田茂第一次内閣で蔵相につくも、謀略により政界を追放される迄)
昭和20年の東京大空襲でそれまでの日記は焼失している。
昭和31年までの日記は、2001年にみすずから出版されていて、戦後政治史の貴重な史料となっているようだが
16000円程と高価なので今は買えない。
書棚を探したら、増田弘の評伝(中公新書)や、石橋湛山評論集(岩波文庫)や私の履歴書(日本経済新聞社)
などが見つかったので、私の履歴書(昭和33年連載)にざっと目を通した。
湛山回想(岩波文庫)は、近々よみた屋か七七舎で探してみよう。
リベラリスト湛山の戦前戦中の行動や著作をもっと知りたい。
4月19日
よみた屋の澄田社長も愛用してるときいて
Amazonの定期便でポチっと購入。
パックスナチュロン キッチンスポンジ ナチュラル 5個セット
通常923円(税込)定期便だと877円 (5個セット)
我が家のスポンジを妻に訊いたところ、百均で同じく5個セットが110円とのこと。
つまり百均の約8倍高価なわけです!
今月末に届くので、レポートは追って。
4月19日
夜更け、突然、海洋生物の図鑑がほしくなり、メルカリで
『標準原色図鑑全集16 海岸生物』(保育社)
『原色日本海岸生物図鑑』(保育社)
を、送料込み600円で購入。しかしこれ、配送料で売上ふっとぶんじゃ?と、出品者の心配までしてしまう。
積読人生半世紀超、いろんな本を買ってきたが
動物の図鑑(昆虫、脊椎動物全般)は持ってない。
今回の、海岸動物図鑑、脊椎動物は含まないだろうが、たとえばクラゲなどの腔腸動物はどの程度載ってるのか、
詳細は不明だが、届くのが妙に楽しみな二冊だ。
(磯辺の動物と銘打ってるので、カニなどの節足動物甲殻類でも軟体動物でも、磯辺に生育しているものに限られるんだろう
それならそれで、無脊椎動物を広汎にカバーしているとありがたい)
4月18日
荒木見悟『禅の語録17 大慧書』(筑摩書房) 717円@Amazon 注文
筑摩のこのシリーズ、安いのがでたら集めてゆこう。
完揃いまではたぶんいかないと思うが・・・。
4月17日
発売後もう何十年も見送ってきた本なのに
一度手に取ると愛着が生じ、どうしてもほしくなってしまった。
ダグラス・R・ホフスタッター 野崎昭弘、はやしはじめ、柳瀬尚紀訳『ゲーデル・エッシャー・バッハ あるいは不思議の環』(白揚社、1985年) 300円@七七舎
それどころか、同じ著者の続巻『メタマジック・ゲーム 科学と芸術のジグソーパズル』まで欲しくなってしまい、買いたい本リストに赤い字で追加。
ゲーデルなんて、苦手のうちの苦手なんだが、ついてゆけるだろうか?
4月16日
中4日ぶりの吉祥寺。
嵐山光三郎『漂流怪人・きだみのる』(小学館、2016年)110円 著者手づくりの献呈箋つき
E・S・ガードナー 阿部主計訳『びっこのカナリア』(ハヤカワ)110円 改題後の『カナリアの爪』とのだぶりだった。しかたがない。
吾妻ひでお『失踪日記』(イースト・プレス)110円
山本周五郎『おさん』(新潮文庫)55円
Mircea Eliade "Patterns in Comparative Religion" 110円 以上よみた屋
ダイヤ街の大黒屋でANAの株主優待券購入、5月期限のが一枚1000円。
国分寺七七舎に移動して
『林芙美子詩集』(思潮社)100円 めずらしい。従来の詩集には未収録の戦後の詩も収められてるという。
『ゲンロン0』観光客の哲学 100円 だぶり
『ゲンロン10』(2019年9月) 東浩紀=悪の愚かさについて 小特集=AIと人文知 他
4月16日
谷沢永一の日本近代文学研叢 全5巻が揃った。
研叢という聞きなれぬことばは、中村幸彦氏の命名によるらしい。
雑誌上で繰り広げられた論争も多く収録されており、
批判的書評も多い。
紙つぶてシリーズを愛読した私にとっては、拾い読みでもじゅうぶん楽しい。
鹿児島市役所前の古書リゼットでめぐり合わねば知らなかっただろう。
古書リゼットさんに感謝である。
4月14日
谷沢永一『近代評論の構造 (日本近代文学研叢) 』(和泉書院、1996年) 366円(ポイント差引後)@ヤフオク落札。
全5巻が揃った。
毎晩拾い読み中。
上野千鶴子『発情装置』(筑摩書房、1998年) 0円@メルカリ。先日七七舎で手に取ったのに迷ってるうちに買い逃し。
引き続きフェミニズムの本はぼちぼち買う。
で、この谷沢永一拾い読みで
『湛山日記 昭和20年~22年』(石橋湛山記念財団、昭和49年) 1999円@Amazon澤口書店(神田) 注文
石橋湛山の日記完全版(昭和20年~31年)みすず書房は、高価で買えない。(15000円~)
ひとまず石橋湛山記念財団版を読む。
4月13日
届いたばかりの
谷沢永一『近代小説の構成 (日本近代文学研叢) 』を夜更けに読んでいて
倉橋由美子の後期に未読の本が多いのにあらためて気づき
倉橋由美子『夢の通ひ路』(講談社)350円
倉橋由美子『交歓』(新潮文庫)351円 をAmazon注文。
持ってない小説・エッセイで入手したいのは
『城の中の城』新潮社
『大人のための残酷童話』新潮社
『倉橋由美子の怪奇掌編』
『幻想絵画館』文藝春秋
『老人のための残酷童話』講談社
『アイオワ 静かなる日々』新人物往来社 あたり。
4月12日
柳田國男『明治大正史 世相篇』(東洋文庫、昭和49年) 100円@七七舎
谷沢永一『方法論論争 (日本近代文学研叢) 』(和泉書院、1996年) 2100円@日本の古本屋 悠山社書店(青梅) 注文
4月11日 古本屋低調なり・・・
よみた屋にて
スタニスワフ・レム 沼野充義訳『ソラリス』(国書刊行会、2004年) 110円
アサヒカメラ 昭和55年12月増刊 花嫁のアメリカ(江成常夫) 110円
こちら葛飾区亀有駅前交番 大全集カメダス(集英社)110円
七七舎ではなにも買えず。
このところ、意気込んででかけるわりには低調だ。
無理して買うこともないのだが・・・
それとは逆に
夜更け、ベッドサイドで読書してると、欲しい本が次々に出てき、ついポチッと注文してしまう。
・・・そういう時もあります。
4月11日
先日雑誌遊「読む」を注文した文紀堂書店(調布市仙川)だが
移転してここに来る前は
50年前(昭和50年)時折覗いていた渋谷道玄坂中ほどの古書店だったという。
お店のHPで知った。
道玄坂のYAMAHAの手前、ふるびた昔風の古本屋だったなあ
代は変わってるだろうけど、
旧い友人とぱったり再会した気分。
なぜか懐かしくうれしかった。
谷沢永一『近代文学史の構想 (日本近代文学研叢) 』(和泉書院、1996年)
600円+送料@日本の古本屋 悠山社書店(青梅) ※在庫なし キャンセル → 550円+送料@日本の古本屋 西秋書店(西神田)に切り替え
谷沢永一『近代小説の構成 (日本近代文学研叢) 』(和泉書院、1996年) 1230円@Amazon 松尾堂(所沢)
全5巻からなる谷沢永一の大著 日本近代文学研叢のうち、3巻が揃った。残り2巻も状況に応じて注文したい。
谷沢永一の紙つぶて最終版を読むうちに、あれこれと関連書籍を購入したものだが
この叢書群も、ごはんのすすむおかずだ。
斎藤昌三、上林暁、内田魯庵、山岸徳平の書誌学序説などに関心が高まっている。
4月10日 遊 完揃いプロジェクト2
実家で数十年ぶりに手に取った雑誌遊第3期。
蒐集欲に徐々に火が点いてきた。
『遊 1980年12月号 語る』を、日本の古本屋 (株)馬燈書房海老名支店 にふられたので
同じ (株)馬燈書房海老名支店 に
1981年10月号 特集=食べる 2000円+送料 で照会をかけたところ。
『遊 1980年12月号 語る』 のほうは、あらためて、東久留米一角文庫に
2200円+送料 で注文をかけた。
この二冊が首尾よく手に入れば 残りは
第二期終刊号 恋+存在学、 第3期の 「盗む」 の二冊になる。
他に
『禅の語録 18 無門関 』(筑摩書房、昭和44年) 800円 を日本の古本屋 古書ワルツ(青梅)に注文。
4月9日
長岡祥三訳『アーネスト・サトウ公使日記 1 』(新人物往来社、1989年)1150円@Amazon 古本倶楽部(岐阜)着
先日よみた屋で求めた第2巻とあわせて揃った。
ほかに、
百目鬼恭三郎『続 風の書評』(ダイヤモンド社)105円@メルカリ注文
谷沢永一の書評の影響がまた始まった。
4月9日 遊 完揃いプロジェクト
実家に帰り、数十年ぶりに雑誌遊 第3期を手にしたら、
蒐集欲が再燃した。
『遊 1980年12月号 語る』を、日本の古本屋 (株)馬燈書房海老名支店 で注文。1200円。
(在庫なし、取引キャンセル)
人生で一番困窮していた時代で、この一冊すら買えなかった。
松岡正剛の呪縛から逃れたい気持ちもあったが。
1982年にこの当時としてはめずらしく古書店で買った
『遊 1981年8・9月号 読む』は、このたび10頁程が切り取られていたのを実家で確認。
自分がそんなことをするわけもないので、訳アリ本をつかんでしまったのだろう。
日本の古本屋 文紀堂書店(調布市仙川町)1800円で買い直した。
未入手なのは
遊 第二期終刊号の 恋+存在学、
第三期の、食べる と 盗む の計3冊 となった。
さすがに45年も経ってると、この三冊がけっこうきつい。
4月8日
うれしいな、寒山の詩集が4冊もそろった。
いたずらに現世の虚しさを慨嘆するだけではない
飄々としたユーモアさえ漂わせる詩境。
ヘルダーリンの後期の詩に通じる風雅。
4月7日
中3日で、吉祥寺・国分寺へ。
この間、2泊3日で帰省しているので、その前後間髪をいれず通ってることになる。
われながらまめだな。
張一平『確信度テスト法と項目反応理論』(東京大学出版会、2007年) 110円
22年前、受験者がどの程度自信をもって答えたかを設問別に回答してもらい、自信度を加味した成績処理を試みたことがある。
マークシートもそれ専用のものをこさえた。一回で懲りた。
この研究書はそれから4年後の著作だ。
東山彰良『女の子のことばかり考えていたら、1年が経っていた。』(講談社、2017年) 110円 サイン入り
以上よみた屋
それほどの釣果もなく、だらだらと国分寺へ。
七七舎店頭で、筑摩書房禅の語録全20巻22冊のうち、6冊(うち1冊はだぶり)を発見し、即買い。(黄色巻)
少書込みあり
これは驚きの出会いであった!
(全巻構成)
達摩の語録〔二入四行論〕……柳田聖山
初期の禅史Ⅰ〔楞伽師資記・伝法宝紀〕……柳田聖山
初期の禅史Ⅱ〔歴代法宝記〕……柳田聖山
六祖壇経……中川 孝
馬祖の語録……入矢義高 編
頓悟要門……平野宗浄
りゅう(まだれ+龍)居士語録……入矢義高
伝心法要・宛陵録……入矢義高
禅源諸詮集都序……鎌田茂雄
臨済録……秋月龍珉
趙州録……秋月龍珉
玄沙広録(上・中・下)……入矢義高 監修・唐代語録研究班 編
寒山詩……入谷仙介・松村 昻
輔教編……荒木見悟
雪竇頌古……入矢義高・梶谷宗忍・柳田聖山
信心銘・証道歌・十牛図・坐禅儀……梶谷宗忍・柳田聖山・辻村公一 (2冊)
大慧書……荒木見悟
無門関……平田高士
禅関策進……藤吉慈海
「禅の語録」導読……小川 隆
4月7日
iPhone12 Pro Max に買い替えたので、カメラを試してみた。
行きのANA機。静岡沖で撮影。
桜島フェリー船上で。広角で撮ると、島は遥か遠くに見える。
東西のインバウンド観光客多し。
桜島、赤水麓で。
活火山の岩肌が
迫ってくる。
実家にゆき、数時間ほど風を通した。
30年ぶりぐらいに本の箱を開いた。
痛んでいるものもあるが、概ねは想定内。
游 第3期(月刊化)が見つかった。1980年~1982年。
この当時、松岡正剛の呪縛から逃れようともがいていた。
だから全部は買ってない。
(第一期10巻+足穂抱影追悼号は完揃い、第二期は最終号のみ未入手。第三期は下写真の巻のみ)
これから、サイトの情報と照合して、消し込もうとおもう。
というわけで、某フリマサイトから全巻写真拝借。
1980年11月~1982年10月まで、増刊号を含め全23冊。
結局、買わなかったのは
語る、食べる、盗む の3冊だと判明。
いますぐ集める気はないが、探索本リストに加えて、常時蒐集モードに入れよう。
4月6日
谷沢永一『書誌学的思考 (日本近代文学研叢) 』(和泉書院、1996年) 1546円@Amazon
鹿児島の市役所前の古書リゼットで見つけて買おうと思ったが、900頁近くある大冊では
旅行鞄に入らない。書名を覚えて、帰京後に注文。
4月3日
桜咲く四月になったと思いきや、花冷えの長雨が三日も続く。
トランプ関税のせいで、日米の株式も暴落だ。
明日から2泊ほど鹿児島に帰る。
今回は弟も一緒。
最近夜に
聴いているのは、Spotify のメランコリックなプレイリスト。
4月なったとて人生に新しいものはなく、半世紀前の追憶のなかに生きている。
雨の中、よみた屋と七七舎を訪ねるが、たった一冊のみ。
『藤村全集 2』(筑摩書房)110円 破戒ほか。語注もなしでは文庫の方が良いかも。でも記念に。
"Columbo: Mystery Movie Collection 1991-2003 [DVD]" 4650円 DVD6枚組。リージョンコード1なので、VLC Player 等でしか再生できない。
日本語字幕なし。でもまあ、これで刑事コロンボ+新刑事コロンボ 全69話が揃った。
4月1日
相変わらず刑事コロンボを観つづけている。
第13話 ロンドンの傘 では、コロンボの意外にデリケートな感受性がうかがえる。
読みかけの本を偽装するために犯人が開いたまま伏せた「不思議の国のアリス」初版本の
扱いに、蔵書家(被害者)としてはありえないと疑問を呈するシーン。
昨日、よみた屋へ。
第二言語習得(SLA)関連の書を3冊。
小池生夫監修 SLA研究会編『第二言語習得研究に基づく最新の英語教育』(大修館書店、1994年) 110円
木村松雄(編著)『新版英語科教育法』(学文社、2014年)110円
Clifford Hill & Kate Parry "From Testing to Assessment"(Longman) 110円
母の病状と、己自身の老いを愁い、半世紀前の追憶に覆われた春だ。
バーナード・マー 『生成AI活用の最前線: 世界の企業はどのようにしてビジネスで成果を出しているのか』は
雨後の筍本が多い、生成AI関連書のなかでは良書と思う。
ChatGPTを自分専用にカスタマイズする、GPTs という技法にも関心を持った昨夜だった。
たかさき君が教えてくれた
『Ollamaで体験する国産LLM入門』
https://zenn.dev/hellorusk/books/e56548029b391f
にも目を通してみよう。
★武井一巳『本当に役立つAIの作り方・使い方 ChatGPT×GPTsカスタマイズ大全』(翔泳社、2024年) 0円@メルカリ