12月31日
大晦日の吉祥寺アトレはたいへんな賑わいだった。とくに、お節の受取り客の長蛇の列がすごかった。
京樽で茶きん寿司などを購入して帰る。
せっかく吉祥寺に来たので、BookOffとジュンク堂に寄り、ジュンク堂で
ラエルティオス 加来彰俊訳『ギリシア哲学者列伝』下巻(岩波文庫) 1276円を買う。
40年前に上・中巻を買ったまま、下巻を買いそびれたままになっていたが、今年の10月に久しぶりに増刷された為。
松岡正剛・田中優子の対話篇『江戸問答』『日本問答』『昭和問答』の三部作(岩波新書)なかなかの力作とみたので
年明けに買うことにした。
ユリイカの松岡正剛追悼号も買わなくては。
12月30日
昼過ぎで仕事を終えた。
明日は仕事はないが、吉祥寺に買出しにゆく。
大江健三郎『洪水はわが魂に及び』上・下巻(新潮社) 110円×2
大江健三郎『個人的な体験』(新潮社) 110円 以上は高校時代に読んだ。
大江健三郎『万延元年のフットボール』(講談社) 110円 昔講談社文庫で買ったが、未読のまま。
小林秀雄『考えるヒント 4 ランボオ・中原中也』(文春文庫) 55円 附録としてランボオ詩集(創元社版ランボオ詩集に拠る)がついている。
ディクスン・カー 井上一夫訳『夜歩く』(創元数理文庫)55円
ディクスン・カー 中村能三訳『曲がった蝶番』(創元数理文庫)55円
ディクスン・カー 宇野利泰訳『カー短編全集1 不可能犯罪捜査課』(創元数理文庫)55円
エラリー・クイーン編『EQMMアンソロジー1』(ハヤカワ)110円
七七舎に移動して
G・スタイナー 由良君美ほか訳『脱領域の知性』(河出書房新社、1981年) 100円
高橋英夫『志賀直哉 近代と神話』(文藝春秋、昭和56年) 100円
『総解説 中国の古典名著』(自由国民社、1992年) 100円
これにて今年の古本買いはおしまい。
(明日はどこも休み)
12月29日
国分寺の七七舎、早春書店、まどそら堂を巡る。
駅ビル紀伊國屋書店には寄らず。
日経書評欄今年の各界回顧を眺めても、ほとんど読む気が起きず。
時流から取り残された読書也。
七七舎にて
『新訂 小林秀雄全集』別巻1、別巻2(新潮社) 100円×2
全13巻+別巻2巻のうち、残り巻は 7巻、11巻(近代絵画 他) 13巻(本居宣長)の3巻なり。
近代絵画や本居宣長は文庫では持ってる。
この新訂版は正字・正かななり。
いま新潮社のHPをみたが、定本版(2002年〜) の全14巻+別巻2巻+補巻3巻 とは構成が若干異なる。
高橋英夫の小林秀雄論は売り切れていた。
他にも小林秀雄関連書夥し。壮観なり。
早春書店、まどそら堂では買わず。国分寺駅南口の中央書房(分店)まで行ってみたが、
ここはネット販売用の倉庫のみで、店売りはしていない模様。
明日・明後日と、大晦日まで働く予定。
12月28日 歳末も古本
人気のないオフィスで数時間働いた。
よみた屋で
ドウス昌代『イサム・ノグチ』上下巻(講談社)110円×2
浜田宏一『エール大学の書斎から』(NTT出版) 110円 献呈署名入り
中野雄『丸山眞男 人生の対話』(文春新書) 丸山眞男門下の著者の『丸山眞男 音楽の対話』につづく二作目。著者自身の刊行後校閲本。
エラリー・クイーン 井上勇訳『アメリカ銃の謎』(創元推理文庫) 55円
エラリー・クイーン 井上勇訳『シャム双子の謎』(創元推理文庫) 55円
エラリー・クイーン 井上勇訳『ニッポン樫鳥の謎』(創元推理文庫) 55円 これで全10冊の国名シリーズが全部揃った。50年近くかかった。
七七舎に移動して
K・セリグマン『魔法 その歴史と正体』(平凡社) 100円
この本、ソフトカバー版で昔買ってたいして読まなかった。今手に取るとなかなかの好著とお見受けした。
ハードカバーの上製本を初めて見、記念に買った。
七七舎では、小林秀雄のふるい単行本、高橋英夫の小林秀雄論、小林秀雄全集別巻の二冊などをすべて見送った。
いま、ちょいと後悔している。
12月28日 歳末も古本
『NHKスペシャル 新シルクロード 第1巻 楼蘭 / トルファン』(NHK出版、2005年) 300円@Amazon
『NHKスペシャル 新シルクロード 第2巻 』(NHK出版、2005年)
『NHKスペシャル 新シルクロード 第3巻 』(NHK出版、2005年)
『NHKスペシャル 新シルクロード 第4巻 』(NHK出版、2005年)
『NHKスペシャル 新シルクロード 第5巻 』(NHK出版、2005年) 以上メルカリ注文 1700円
NHKスペシャルは、1980年と2005年の2回にわたって製作・放映されたようで、今回は二回目の新版を注文。
鹿児島の従妹Mちゃんから、串木野のさつま揚げセットをお贈りいただいた。ありがたく戴いているところ。
12月27日 歳末も古本
年末年始も仕事と決めて、いよいよ古本かう楽しみにのめりこみつつある。
こういっちゃなんだが、仕事を終えてあちこち巡るのが楽しみで、仕事も苦痛にならない。
よみた屋にて
柴山全慶『無門関講話』(創元社、2019年) 110円
安原顯『乱聴日記』(音楽之友社) 2冊目
高樹のぶ子『百年の預言』下巻(毎日新聞社) 110円 毛筆識語いり
山形和美・竹野一雄(編)『C・S・ルイス ナルニア国年代記 読本』(国研出版、1988年) 110円
バサラブックスにて
E・S・ガードナー『消えた看護婦』(ハヤカワ)66円
E・S・ガードナー『弱った蚊』(ハヤカワ)66円
E・S・ガードナー『叫ぶ女』(ハヤカワ)68円 ペリー・メイスンシリーズ全82冊+αのうち、40冊程度は集まったようだ。
Evernoteにメモをつけているが、完全かどうか不明。
引き続き、週末はここでこのシリーズをチェックする。
店頭ででくわした老夫婦は細かい字の手帖メモ片手に、同じくハヤカワ文庫のペリーメイスンを何冊か買っておられた。同好の士?
思わず、こっちにもポケミス版でありますよ、と伝えそうになった。
国分寺七七舎は、狭い店内が客で混みあってた。繁昌してる!
島崎藤村『春』(復刻版) 100円 のみ買って帰った。
12月26日 歳末の珍事
『三田村鳶魚全集 全27巻+別巻』(中央公論社) 2000円+送料1770円 @浩仁堂(武蔵境)
どうせ落札できないだろうと、軽い気持ちで入札したら、僥倖なことに落札。
歳末の珍事でした。
三田村鳶魚全集 ご来臨。
いよいよ置き場がなくなりました。
正月の仕事を無事終えたら、トランクルームへの不急本の移動を考えます。
<メモ>
近世・近代の書誌学の泰斗朝倉治彦(1924-2013)が、三田村鳶魚(1870-1952)の江戸d研究について各界の碩学と縦横無尽に語りつくした座談集。
朝倉治彦 (編)『鳶魚江戸学 座談集』(中央公論社、 1998年) 3年前に購入していました。
山本博文氏(東京大学史料編纂所教授 のちに東京大学大学院情報学環教授)に鳶魚江戸学に関する著作2冊あり。近々入手したい。
山本博文氏はかねたくさんの同僚。4年前に63歳という若さで亡くなられました。
12月26日
年末年始にもけっこうな仕事を抱えてるので、
歳末の所用のため今日は休み。
中学古典文学大系22 玄奘 水谷真成訳『大唐西域記』(平凡社)2100円@ヤフオク(コムテージ)
調子に乗って注文してしまった。
(東洋文庫版全3巻は高価なので、この版で。版の相違は未詳)
Wikipedia によれば
『中国古典文学大系 22 大唐西域記』(平凡社、1971年、第2版1979年) - 水谷真成訳註、
改訂版・平凡社東洋文庫 全3巻(1999年)
『大乗仏典 中国編 9 大唐西域記』(中央公論社、1987年)- 高田時雄・桑山正進訳注、抄訳だが詳細な訳・解説
『西域記 玄奘三蔵の旅』(「地球人ライブラリー」小学館、1995年) - 桑山正進抄訳・解説での読み易い入門書
とあって、東洋文庫版は改訂が施されているようだ。他の二書は抄訳とのことなので、水谷訳は貴重な完訳のようだ。
長い人生で、西域・シルクロードものはあまり読んでこなかったが、
ひょんなことから、『法顕伝・宋雲行紀』 と併せて、二冊購入。
年末年始に読む本としては、半七捕物帳が進行中だが、どこかで割り込もう。
12月25日
池波正太郎『むかしの味』(新潮文庫)55円
高樹のぶ子『百年の預言』上巻(毎日新聞社) 110円 献呈署名入り
長沢和俊訳注『法顕伝・宋雲行紀』(東洋文庫)110円 仏典を求めての西域紀行。4世紀末? うれしい一冊。
そういえば、玄奘の大唐西域記も持ってない。読みやすい版があれば買っておきたい。 以上よみた屋
国分寺に移動して
中上健次・鎌田東二『言霊の天地』(主婦の友社、平成5年) 100円 対話篇
川端康成『白い満月』(ロッテ出版社、昭和23年) 100円
12月25日
アルチュール・ランボオ 粟津則雄・出口裕弘・渋沢孝輔の鼎談を読んだ。
考えてみれば、
昭和47年に粟津則雄の訳でランボオ読んで以来、52年が過ぎ去ったというのに
わたしのランボオ理解はその当時とたいして変わっていない。
結局、縁なき衆生だったんだと、さびしく思った。
初恋のひとにハガキでランボオの詩を送ったりしたっけ。
青い時代だった。
粟津則雄 今年の4月96歳で没。
出口裕弘 2015年 87歳で没
渋沢孝輔 1998年 68歳で没
ランボオ研究の一人者たちも皆世を去った。
みな母と同じ世代なので、ふかい寂しさを覚える。
12月24日
今月も無茶苦茶本を買ってしまった。
買いたい本リストに残っている候補も、
年内になんとしても手に入れたい本ではないので
年内一週間ほどは、
よみた屋や七七舎でぼちぼち買うだけにしよう。
今、はっと思い出してスマホをチェックしたが、
数日前に軽い気持ちでヤフオクに入札した 『三田村鳶魚全集』全27感+別巻 2000円(送料別)
がまだ最高額入札として活きていた!
しかも出品者は武蔵境駅北口の浩仁堂であった!
しかしまさかこの値段で落札できるわけはなかろう。
イブの日、朝方は仕事。
『カイエ 1978年9月号 特集=アルチュール・ランボオ』(冬樹社)110円@よみた屋
粟津則雄・出口裕弘・渋沢孝輔の鼎談をよむ為。
12月23日
短い仕事を終えて、よみた屋で
押山隆『EPUB3 標準マニュアル』(インプレス、2013年) 110円
ちょっと古いのが気にはなったが、電子書籍仕様EPUBの解説書。
先月来、電子書籍ユーティリティCalibre による青空文庫公開データのカスタマイズなどに挑戦しているが
うまくいかないので、買ってみた。
その後国分寺へ。
この数日間、寒空のもとで買ってくれと訴える中也全集の声に抗しきれず
『中原中也全集』 全5巻(角川書店、1967年〜1968年) 450円
函の帯やビニールカバーこそないが、新品同様の美本。
57年経っているとはとうてい思えず。
帰りの西武線の車中で
『中原中也全集』 別巻<本文補遺, 研究篇>(角川書店、1971年) 692円@Amazon 注文。
昭和52年ごろ、上京したてのMさんの小さい本棚にあった全集がやっと手に入った。
中也といえば、郷里山口の詩人中也を愛した今は亡きAwaya君のことも偲ばれる。
1972年か1973年ごろ、彼は中也の母フクさんに会っている。(今wikipedia で調べると、
中也の母フクさんは、1879年(明治12年)10月生 - 1980年(昭和55年)没 とあるから、
Awaya君が郷里でお会いした時、94歳ほどだったことになる。
12月22日
通勤定期を買ってしまったので、今日も街歩き、とも考えたが
今外にでたら、無茶苦茶風が冷たい。
どうするか思案中。
歳末も、仕事以外は、年賀状書き位しかやることがない。
Perfect Days スイスイと観れた(いい意味)。
ただ、姪っ子の家出騒動をめぐる、妹との会話の中で、老父との確執が
ほのめかされる位で、事件らしい事件もない。
ちょっと拍子抜けしてしまった。
家にこもって高校生の駅伝みるのもつまらないので、
風が冷たいが、国分寺へ。
早春書店では買わず。私が店主なら、表通りの七七舎に特設棚を置かせてもらうかも。
いい本あるのだが、買いそびれる。
その
七七舎にて
中也全集 美本(旧版)に惹かれるが、明日迄延期。もし明日もあるなら買おうと思う。
北杜夫の終戦直後の日記『憂行日記』も保留。
横光利一『春は馬車に乗って』復刻版 100円
『定本 庄司浅水著作集(書誌篇) 第1巻(世界の古本屋)』(出版ニュース社)100円(※ダブリであった)を買って帰る。
12月21日
人気のないオフィスで2時間半仕事。捗った。
このところ毎日のようにチェックしているせいか
よみた屋店頭では、めずらしく買う本見つからず。
津本陽の『下天は夢か』単行本揃いなどにも惹かれたが、どうせ読まんだろうと見送り。
店内で、『徳田秋聲の文學』1100円(税込)は安いと思ったが、年末年始に読めるとも思えず、いったん見送り。
国分寺七七舎へ。
岡崎武志さんとぱったり遭遇。ここではよくお会いします。
さきほど見送った徳田秋声のことが頭に残っており
『黴』、『あらくれ』の二冊の復刻版を200円で買う。
50年前に岩波文庫の『縮図』を、20年前に集英社の文学全集で、「あらくれ」「縮図」、「蒼白い月」「風呂桶」など短篇も多く入った巻を買ってるが
いずれも読んでない。
気分をかえて復刻版で読んでみる計画。
昨日あたりから、アマプラで、「Perfect Days 」が始まったので、さきほど夫婦で観始めた。
鶏の唐揚げが食べたくなり、帰り道、いなげやでもも肉買ってきた。
仕事を終えて、役所広司を観ながら、唐揚げを食べる夕べとしよう。
12月21日
オフピーク(時差)定期券 1か月分購入。
通常14,130円が、オフピークで 13,260円になる。
JR部分が 5620円から 870円安になる。(約15.4%安い)
昨夜、ついポチッと。
『三田村鳶魚全集 別巻』(中央公論社) 2500円@Amazon 注文
索引・三田村鳶魚著作目録・三田村鳶魚全集総目次
581頁もある。
ある深い考えがあって別巻をひとまず買った。
12月20日
井桁貞義『ドストエフスキイ』(清水書院) 100円 @七七舎
著者とは昔早稲田大のイベントでお会いしたことがある。
ゲーテ 池内紀訳『ファウスト 第二部』(集英社、2000年) 110円
Fischer " Glyphbreaker " (Springer NY) 110円 以上よみた屋
暗号解読の歴史の本かと思ったが
古代文献の解読の本だった。
12月20日
永田希『積読こそが完全な読書術である』(イーストプレス、2020年) 850円@楽天フリマ
著者は先日44歳の若さで病死されたとの新聞記事がXで流れてきた。
お若いのに残念なことだ。
こういう読書論の本はあまり買わないようにしてるのだが、歳末読んでみようと思う。
同様に、
石井千湖『積ん読の本』(主婦と生活社、2024年) も気にはなる。店頭で手に取ってみよう。
Eric Hoffer "The Passionate State of Mind: And Other Aphorisms " を辞書片手に読んでいる。
すこし文体にも慣れてきた。
半七捕物帳とともに歳末の夜の楽しみだ。
妻が、英会話サークルの余興用にと、英語のなぞなぞの原稿を手書きで作成した。
これを、iPhone 内の Google Lens で撮影し、テキストデータ化。
細かい誤植を手で直したあと、Chat GPT に 英文の校閲と和訳を依頼。
完成した原稿を、Word文書に変換するよう依頼すると、ダウンロード可能なWord文書をこさえてくれた。
生成AI 、確かに便利である。
12月19日
注文していた Eric Hoffer "The Passionate State of Mind: And Other Aphorisms "
が届いた。
112頁ほどの薄い冊子に、280のアフォリズムが載っている。
活字も大きく、余白もじゅうぶんで、読みやすい。
昔買っておいた『波止場日記』もあまり読めていないので、
歳末にエリック・ホッファーを読んでみる。
正直いうと、辞書なしでは細部まで読み取れない。
最近は枕頭に英和辞書置いてるし、iPhoneには、『ポケットプログレッシブ英和・和英辞典』(小学館)
が入ってるので、がんばって読んでみよう。
大晦日まで二週間を切ったが、仕事以外に特別の用事はない。
古本以外には特段欲しいものもないが、妻は
ホームベーカリー パン焼き器 がほしいというので
正月にでもパナソニック 製を注文しようかと考えている。
いや、亭の東京ポイントまつりでも使って、年内に近所のノジマで買うかな?
高校同期のMLで
Noumi君のご投稿
ロックミュージカルの元祖にして永遠の名作「Hair」をご存知ですか? ・・・曲は「Aquarius Let The Sunshine In」
ここまで読んで、ハタと、みずがめ座の時代 というカウンター・カルチャのキーワードを思い出し
1982年ごろ買った、セオドール・ローザックの『意識の進化と神秘主義』(紀伊國屋書店)
を思い出し、そうだ、ローザックの長編小説が以前話題になって、BookOffにもけっこう並んでた時代があったことを思い出した。
『フリッカー、あるいは映画の魔』(文藝春秋→文春文庫)のことだ。
セオドア・ローザック(Theodore Roszak, 1933年 - 2011年)はアメリカ合衆国の歴史学者、カリフォルニア州立大学イーストベイ校の歴史学名誉教授、小説家。
そうか、13年前に亡くなっていたのか。
ここまでの想起を奇遇と思い、
『フリッカー、あるいは映画の魔』(文藝春秋、1998年) 395円@Amazon を注文。
12月18日
毎日数時間仕事にでかけている。
昼下がり、よく晴れた空を郊外の駅から眺める。
燦燦たる陽の光を浴びて、よわい高揚を覚える。
なにかもう、人生の大半のことは終わったかのような
不思議な寂しさ。
この空漠感が懐かしい。
よみた屋にて
中平まみ『ストレイ・シープ』(河出書房新社、1981年) 110円 献呈署名入り、葉書つき 映画監督中平康のご令嬢として当時ずいぶん話題になった。
田島一郎・渡部隆一・宮崎浩『改訂工科の数学1 微分積分』(培風館) 110円
小山昭雄・森田道也『現代数学レクチャーズD1 オペレーションズ・リサーチ』(培風館、昭和58年) 110円
近藤次郎『フーリエ変換とその応用』(培風館、昭和53年) 110円 この本に至っては逆立ちしても理解は難しかろう。
七七舎に移動して
倉橋由美子『パルタイ』(文藝春秋、1960年) 100円 昭和50年ごろ、文庫版で読んでいる。
装幀があまりに尖っているので買ってみた。
12月18日
佐藤正午のことは忘れて、
本を買いすぎた12月の掉尾?を飾る
『半七捕物帳 詳註愛蔵版』(筑摩書房、1998年) 全6巻 4100円@日本の古本屋
詳細な註は、江戸研究家今井金吾氏。以前よみた屋で手に入れた『詳説江戸名所記』(昭和44年)の著者でした。
挿画は、三谷一馬氏。
(今井金吾氏の著作『江戸名所記』と並べて)
各話の構成
・各話扉(挿画) ・各話ごとに注釈(語釈中心)
・各話挿画 ・各話ごとの注釈その2(江戸文化・地勢中心)
・各話 地図(江戸末期と現在の東京)
さすが、筑摩書房。愛蔵版の名に恥じぬつくりです。(本冊はソフトカバー)
12月17日
日本の文学47『林芙美子』(中央公論社) 110円 @よみた屋
函も本冊も汚れ甚だし。放浪記、浮雲の他に、短篇を多く載せているので買った。
月の満ち欠け、なかなか面白く読ませる。ただいま、1/3程度了。
→ 途中から流し読みで終了。人物の描き方が通俗的で、魅力なし。
12月16日
歳末モードに突入し、だんだんと仕事のピッチをあげる予定。
よみた屋で
佐藤正午『月の満ち欠け』(岩波書店)110円
佐藤正午の『永遠の1/2』文学賞受賞を知ったのは、私の27歳のころ(佐藤正午さんは28歳のころ)
モラトリアムで内向的な青年のはしくれとして、作家に興味をいだいた。
しかし、結局読まないうちに、40年経ってしまった。
いつもいつも気にしていたのだが、年月が過ぎてしまった。
すいません、佐藤さん。
今アマプラでも映画をやってるこの作を読みます。
『日本の禅語録 8 五山詩僧』(講談社) 110円
先日の所沢古本まつりで、この叢書を4・5巻ほど見、
全20巻を揃いで買う構想をいだいた。
さすがに今の今、買っても、置く場所もなく、積読になるので、
まずは今日この一巻をもとめて、一子布石をうってみた次第。 ●
国分寺七七舎に移動した。
蘆花日記全7巻はありがたくも売り切れていた。
その(買わねばという)呪縛から解放されて
ドストエーフスキイ全集9 米川正夫訳『悪霊 上』(河出書房新社)100円
ドストエーフスキイ全集10 米川正夫訳『悪霊 下 永遠の夫』(河出書房新社)100円
この全集も、今年の夏、全20巻を買う構想があったが、流れてしまった。
しかも、先日はカラマゾフの兄弟に途中で挫折してしまい、
ドストエーフスキイ再読プロジェクトも暗礁に乗り上げてしまった。
今、ここに、悪霊を買い求めて、再挑戦してみるつもり。
悪霊も岩波文庫の同じ米川訳で1975年に読んでいるが、
約半世紀ぶりの再読がかなうであろうか?
まあ、しかし、日本の禅語録全20巻でも、三田村鳶魚全集全28巻でも
ドストエフスキイ全集でも、蘆花日記全7巻でも、左千夫全集全9巻でも
おどろくほど安いのだよなあ。
喜ぶべきか嘆くべきか・・・・。
12月16日
今年もあと2週間ほど。
年末年始は、仕事の繁忙モードに入る。
寄る年波で無理はきかなくなってるので、細々とがんばる。
今年は本を買いすぎた。
猫の目のようにころころと読む本を変えるのは
よくないと反省している。
歳末、トランクルームへの搬入をすべきかどうか・・・
いろいろと気ぜわしい歳末です。
妻から頼まれて、趣味のプログラミング。
与えられたアルファベットを並べ替えて英単語をつくる余興ゲーム。
(英会話サークルの忘年会?でつかうらしい)
そのバックデータを作るにあたって
すべての英単語候補を出力するプログラム。
(与えられたアルファベットは何回使っても良いとする)
数年前、Wordle に興じた際にこさえておいた英単語字書が活用できて
なんとか動くものが作成できた。
例えば
'acdeptm' の7文字を重複を許して並べ替えた4文字単語を
acme 頂点 adam アダム atta アッタ cape 岬 came (過去形)来る camp キャンプ cede 譲る dada ダダ data データ date 日付 dame デイム damp 湿った damm ダム dead 死んだ deed 証書 deep ディープ deem 判断する・・・・
といった風に出力してくれる。
我ながら上出来だ。
12月15日
仕事上で多少不快なことあり。めずらしいことだが、酒を飲んでまぎらわす。
まあ元来メンタルは頑丈ではないのだが、それにしても、ストレスフリーの最近の生活で
耐性がひ弱になってるのは感じるところ。
年明けて1月末までなんとか乗り切ったら、いよいよ仕事は引退としよう。
Eric Hoffer "The Passionate State of Mind: And Other Aphorisms " 1327円でAmazon注文。
ペーパーバック版。
12月14日
週末の人気のないオフィスで数時間働き、
高橋磐郎・出居茂・小林竜一・小柳芳雄『統計・数値解析』(培風館、昭和54年) 110円
ヒロ前田、テッド寺倉、ロス・タロック『【CD-ROM・音声DL付】 TOEIC(R) L&Rテスト 至高の模試600問 』(アルク、2019年) 110円 @よみた屋
七七舎にあるドストエフスキー全集(米川正夫訳)は見送ることにした。
ふるい岩波文庫や新潮文庫でだいたい持ってるので。
蘆花日記全7巻のみ迷い中。持って帰るのもしんどいし、置く場所もない。しかし欲しい気もする。
12月13日
今日見送ったのは、
野口冨士男『徳田秋聲の文學』(筑摩書房)1100円、『統計・数値解析』(培風館) @よみた屋
蘆花日記揃い(重い)、菅野昭正『横光利一』、横光利一の復刻版、ドスト全集(米川正夫訳)のうち、悪霊上下、カラマゾフ兄弟上下・白痴上下 @七七舎
ドスト全集は買ってもよかったのだが、先日カラマゾフ兄弟が途中で挫折しているので、気がひけた。
買ったのは、
斉田博『天文の計算教室』(地人書館、平成2年) 110円
小西栄一・深見哲造・遠藤静男『線形代数・ベクトル解析』(培風館)110円
小島直記『出世を急がぬ男たち』(新潮文庫)55円 やっと買った。幸田露伴伝を読みたく。
J.R.R.Tolkien "The Lord of the Rings" 110円 大冊 935頁!
"The Complete Illustrated Works of Lewis Carroll" 110円 大冊 1178頁! 以上よみた屋
12月13日
で、結局、誘惑に負け
『井伏鱒二自選全集』 全12巻+補巻(新潮社) 3080円@メルカリ
活字も大きく読みやすいのはありがたい。
刊行当時の最新作を収めた補巻は
昭和61年(1986年)の刊行で、井伏鱒二は平成5年(1993年)に長寿で没しているから
この自選全集刊行後に上梓された単行本が何冊かある。
『太宰治』筑摩書房 1989年 ※
『文士の風貌』福武書店 1991年 ※
『たらちね』筑摩書房 1992年 ※
『神屋宗湛の残した日記』講談社 1995年 ※
『徴用中のこと』講談社 1996年
※は所有
完全な全集は 『井伏鱒二全集』全28巻・別巻2冊(1は資料ほか、2は総目次・目録・書誌ほか) 筑摩書房 1996年-2000年。
『タルホ クラシックス』 全3巻(読売新聞社、1977年) 21210円@日本の古本屋経由 書肆田高(高はハシゴダカ)西日暮里4丁目
書肆田高(高はハシゴダカ)は、以前いわもとさんと谷中散歩をした際に、あいにくの休業日で訪問できなかった古書店だ。
カラー版の目録第9号を添えて下さった。眼福なり。
『タルホ クラシックス』は、足穂生前の最後の上梓だと思う。
収録作には、細かい修正が入った可能性があり、これが定本となったのではないか。
構成 松岡正剛 装画 まりのるうにい 装幀 杉浦康平 のゴールデントリオだ。
※書影は12月10日条、但し到着品にあらず。
12月12日
Qobuz が、ようやく正規にオープンした。(10月下旬)
昨年の師走の今頃、鳴り物入りで日本上陸を宣伝していたが、
e-onkyo music からの音源資産の継承に手間取ったためらしい。
いちおう iPhone でアプリをDLし、申し込んでおいた。
1か月無料で試せる。
その後は、1か月1280円〜 かかるようだ。
私は、spotify を年契約で申し込んでいるので、qobuz に移行するとしても
来年の6月下旬以降になる。
ただ、なんてったって、今主に聴いてるのは
癒し系の ambient か、鳥の囀り、川のせせらぎ、雨音などの自然音で、
それを数時間流しっぱなしにするというスタイルだから
Spotify のプレイリストがあればじゅうぶんなのだ。
積極的に乗り換えるべきかどうか、まずは試してみるつもり。
ビートたけしが初めて書きあげた恋愛小説「アナログ」を映画化し、二宮和也が主演、波瑠がヒロインを務めたラブストーリー。
監督は「鳩の撃退法」「ホテル ビーナス」のタカハタ秀太
なんとか最後まで観た。
悪くないけどねえ。
今はもう、小説や映画に心を揺さぶられたくない気分なのだ。
ということがようやくわかった。
12月11日
心情的には歳末ぼちぼちと働いている自分へのご褒美なのだが
それにしても仕事行くたびにこうも買い込んでは
置き場にいっそう困ることになる。
わかっちゃいるけどやめられない。
川端康成『呉清源棋談・名人』(文藝春秋、昭和29年) 110円 これはうれしい一冊。案外レアもの。
鈴木敬信『天文学通論』(地人書館、昭和61年) 110円
40年経ってるから宇宙論に関してははもちろん陳腐化しているが、天体の位置計算の技法など
古典的天文学は参考になりそう。
矢野健太郎『代数学と幾何学』(裳華房、昭和34年) 110円 近年は復刊がでている。
渡部隆一・宮崎浩・遠藤静男『複素関数』(培風館、1994年) 110円
田島一郎・渡部隆一・宮崎浩『微分・積分』(培風館、1993年) 110円
T・S・Eliot Collected Poems (Faber) 1963年版 110円 ハードカバー 以上よみた屋
福田和也『現代人は救われ得るか』(新潮社、2010年) 100円 七七舎
東京都の10%ポイント還元は静かに始まった。
前回あっという間に予算を使い果たし途中で急遽終了してしまったので
あえて静かにスタートさせてるんだろう。
近くのいなげやでちゃんと10%ポイントが戻ってきた。
(ポイントのつかない煙草類はレジで買えなくなっていた。多少混乱はありそう)
12月11日
第二言語習得論(Second Language Acquisition)特に英語習得についての書籍はよみた屋店頭でも
内外の研究書・入門書をあれこれみてきたが、実際に読むのははじめて。
タメになります。
適性も能力も様々なクラスで、いかに個々の学習者の能力を伸ばすか?というのは、かつて教師の端くれにとっても
難しい課題でした。
今なら、様々なデジタル教材・ITツールで補うことでしょう。
論文の書き方については、千葉雅也ほかの『ライティングの哲学』以来久しぶり。
(めずらしく新刊・準新刊を読書中)
アマプラで
バジーノイズ (監督 風間太樹 音楽 坂本秀一 出演者 川西拓実 (JO1) 桜田ひより)
打ち込み音楽に没頭する、内向的な青年と、彼を応援する女性の物語。良作。 音楽(坂本秀一)も良し。Spotifyでサントラも聴ける。
劇中の青年たちも、音楽配信アプリで、世界同時配信を目指す。そういう時代なのか。
ビートたけしが初めて書きあげた恋愛小説「アナログ」を映画化し、二宮和也が主演、波瑠がヒロインを務めたラブストーリー。
手作りや手書きにこだわるデザイナーの水島悟は、自身が内装を手がけた喫茶店「ピアノ」で、小さな商社に勤める謎めいた女性・美春みゆきと出会う。
自分と似た価値観のみゆきにひかれた悟は意を決して連絡先を聞くが、彼女は携帯電話を持っていないという。
そこで2人は連絡先を交換する代わりに、毎週木曜日に「ピアノ」で会う約束を交わす。
会える時間を大切にして丁寧に関係を紡いでいく悟とみゆき。
しかし悟がプロポーズを決意した矢先、みゆきは突然姿を消してしまう。
「鳩の撃退法」「ホテル ビーナス」のタカハタ秀太監督がメガホンをとり、「宮本から君へ」「MOTHER マザー」の港岳彦が脚本を手がけた。(映画紹介文より)
只今鑑賞中。
12月10日
目下、ガマン中の本
1)井伏鱒二自選全集 全12巻+補巻(新潮社)
せっかく単行本を集めてきたのに、この全集かったら関心が拡散しそう。
2)半七捕物帳 詳細な註釈つきの愛蔵版(筑摩書房)
結局買っても通読しなさそうなので。いい本だとは思いますが
3)タルホ クラシックス 全3巻(読売新聞社)
稲垣足穂の生前刊行本で、これだけは持ってない。
二十代前半の私には高価だった。
でもまあ、今買っても、結局あまり読まないだろうなあ。
4)左千夫全集 全9巻(岩波書店)
隠れ野菊の墓ファン(久世光彦)のわたし。
先日所沢から持ち帰ろうとして重さにめげた。
たかが9冊と侮れない。岩波らしい重厚な造本で、予想外に重かった。
(今、台所の秤で第2巻が約1kg。全9巻で推定9.5kg 位)
それに歌論とか書簡とか、読まないだろうし。
5)日本の禅語録 全20巻(講談社)
置き場がない。いい叢書だと思うが。
歳末、溢れかえった本をトランクルームに運ばねば、置き場もない。
亡くなった児玉清に『寝ても覚めても本の虫』 (新潮文庫) という本があった。
わたしはそこまでの本好きではない。
積読・遅読が長年の病。
50年近く前に買った 夢中問答 や 碧巌録 正法眼蔵 が
ようやく今、読めるようになった。
現代語訳でだけど。
それでも自分では目覚ましい進展だと思ってる。
吉祥寺の古本・のんき 閉店。
実店舗を閉じるが、通販や展示会は続けるもよう。
2年半だったが、結局あまり買わなかった。
開くのが遅いので、寄るタイミングがなかった。
近隣のよみた屋は、朝早くからシニアの常連で賑わってる。
吉祥寺はヤングの街ではないのだ。
とうの昔にシニアの街。
12月9日
仕事を終えて、よみた屋・七七舎へ。
実際にリアル店舗を巡ってる方がかえって無難で、コワいのは
夜更けのベッドサイドでポチッとやるときだ。
それでも、先日の神田や所沢で見送ってしまった本のことが
脳裏から離れぬ。
阿部良雄編『ボードレールの世界』(青土社、1976年) 110円
又吉直樹『火花』(文藝春秋)110円
近藤富枝『信濃追分文学譜』(中央公論社、1990年)110円 美本
安岡章太郎『酒屋へ三里豆腐屋へ二里』(福武書店、1990年) 110円 以上よみた屋
『田中英光全集 8』(芳賀書店、昭和40年) 100円 @七七舎
これはびっくり。けっこう見ない本だ。いや、いままで見逃してきたのかもしれないが。
西村賢太つながりで英光の本を探索中。若いころ田中光二のSFがすきだったし
『オリンポスの黄昏』には目頭を熱くした体験がある。
国分寺の紀伊國屋にも寄って、来年の手帖(1309円)を、ついでにLOFTで替え芯を買った。
12月8日 所沢ふたたび
岩波の左千夫全集9巻揃い1000円という破格の出物を目当てに
再度所沢訪問。
ところが迷った末についに揃いは見送り。
持って帰るには重すぎるし、第一いったい読むのかどうか?
そこで会場にあった
『左千夫全集 第2巻(小説・紀行・小品一)』(岩波書店、昭和51年)300円
のみを、懐かしの久保書店(江古田→石神井公園)で買うことにした。
野菊の墓以外の短編群を読むため。
そしてもし、その他の巻も揃えたくなれば、後日揃いで求めることにしよう。
ここまで決心するまで小一時間も迷ってしまった。
一階ビル入口の50円均一コーナーで
足立巻一『虹滅記(こうめつき)』(朝日新聞社、1982年) 50円
すが秀実『1968年』(ちくま新書、2006年) 50円
山本周五郎『ひとごろし』(新潮文庫) 50円
日本の思想10 唐木順三編『禅家語録集』(筑摩書房、1969年) 550円 もうれしい出会い。
◎大燈国師語録、夢中問答集(夢窓) ◎驢鞍橋(ろあんきょう)鈴木正三、 ◎盤珪禅師語録、 ◎遠羅天釜(白隠)
夢中問答以外は未所持
そして新たに欲しい本に加わったのは
●日本の禅語録 全20巻(?)講談社 口語訳もふんだんに載っていて読みやすそう。日本の古本屋で一括ででている。
●三田村鳶魚全集のうち、第25〜 27巻 日記
<南方熊楠関連書>
●松井竜五 『熊楠さん、世界を歩く』 ●岩井圭也 『われは熊楠』 ●安藤礼二 『熊楠 生命と霊性』 ●志村真幸『南方熊楠の生物曼荼羅』
近年に労作が多いのがすばらしい。熊楠は21世紀になって新たな光があたってる。
12月8日
猫の目よりもはやく、ころころと読む本を変えるわたしは
古稀を数年後に迎える身でありながら
相変わらずいろんな本に手を出しては
飽きたり諦めたりして過ごしている。
本をためこむ性分とあわせて
もう治らんかも。
岩波の<理工系の基礎数学>シリーズは
レベルが高くて私には難しい。
でも今のところかじりつきたい気分なので
夜ごと挑戦したりしている。
戸田盛和・渡辺慎介『例解 力学演習 (物理入門コース 演習1) 』(岩波書店、1990年) 433円@Amazon
長岡洋介・丹慶勝市『例解 電磁気学演習 (物理入門コース 演習2) 』(岩波書店、1990年) 451円@Amazon 注文
今週水曜から、クリスマスまでの
前回は、ひごろ使うPayPay に加え、d払いや楽天Pay までインストールして
万全の構えで臨んだのに
利用が加熱して都の目論見をあっという間に超えてしまい
早々に終了してしまったキャンペーンだ。
まあ、食品スーパーで食料品を買うほかは
古本くらいしか買わない私だが
日頃通う国分寺の七七舎やよみた屋でもQR決済はできる。
4000円の本が実質10%オフと考えれば、使わない手はない。
今回も、auPay以外の3Payを待機させて、臨む予定だ。
(上限は各QR決済で各3万円×10%=3000円ポイント還元)
加湿器 アロマディフューザー 2680円
PHATOIL エッセンシャルオイルセット 5ml×15本セット 2249円 Amazon注文
妻へのプレゼントという名目。
12月7日 日経書評欄
日の出前に起き出して日経の土曜書評欄をチェック。
ヨハン・ノルベリ山形浩生訳『資本主義が人類最高の発明である:グローバル化と自由市場が私たちを救う理由』(NewsPicksパブリッシング、2024年)
1728円@メルカリ 注文。
いまどき流行りの表紙、マスク推薦の帯がじゃまだが、内容は別だろう。
資本主義の基本は個人の財産権であり、これは民主的な政府と市場競争を通じて確保される。
この市場を活用した「金持ち」がいない世界では、「貧乏人」はもっと貧しくなる。
世界的な資本主義は途上国を搾取するという反グローバリズムは誤りである。
貿易や資本の自由化で、過去20年に世界の極貧困率は70%低下し、貧困から解放された。(書評から転載)
阿部幸大著『まったく新しいアカデミック・ライティングの教科書』(光文社) も購入希望本に追加。いずれ買いたい。
阿部氏は「論文は教われば書けるようになるのに、教わらなかったために研究の道を諦める人がいる。
そんな人を救いたい」と執筆動機を話す。本書は主に人文系の初学者を対象としているが、
社会科学など幅広い分野の学生が手に取り、研究者からも好評という。(書評から転載)
で、夕方、メルカリで1500円で購入。
12月6日 罪滅ぼし
Amazon が今夜0時まで、ブラックフライデーセール。
実は買物好きの私ゆえ、ほっておくと
ろくに聴きもしないのにオーディオ機器とか
観もしないのにDVDボックスセットとか
だいたいが読みもしないのに古本とか
ポチッと買いそうになるのを反省し
今夜は妻のために
京セラ スライサー 調理器セット 日本製 セラミック サビない 厚み調節機能 薄切り / 千切り / おろし
38%引きの 4084円(+163ポイントが付く)
12月6日
よみた屋にて
山本健吉編『嘉村礒多集』(新潮文庫)55円
G・サートン 平田寛訳『古代中世 科学文化史1』(岩波書店) 110円
G・サートン 平田寛訳『古代中世 科学文化史3』(岩波書店) 110円
理工系の基礎数学2 藤原毅夫『線形代数』(岩波書店)110円
理工系の基礎数学3 稲見武夫『常微分方程式』(岩波書店)110円
理工系の基礎数学5 松田哲『複素関数』(岩波書店)110円
物理入門コース2 小出昭一郎『解析力学』(岩波書店)110円
物理入門コース9 中野董夫『相対性理論』(岩波書店)110円
12月6日 深夜のヘロン公式
数万冊の背表紙を高速に眺め渡して疲れたのか
昨夜はめずらしく睡眠導入剤ものまず就寝。
ところが眠りが浅く深夜に目覚めて再度眠れず。
夜中にはたと気づいて
余弦定理、ヘロンの公式を
ベッドサイドのノートに書きつけてみると
なんと、すいすいと導出できたのはうれしかった。
それにしても、ヘロンの公式
あらためて天才工学者アレクサンドリアのヘロン(紀元10年ごろ? - 70年ごろ?)に
尊敬の念を覚えるのである。
アルキメデスとかヘロンとか、まったくすごいよ。
ところで、検算のために、3辺が 5,6,7 の三角形の面積を、上図の公式から求め
同じことを perplexity pro に 訊いてみた。
数学教師よろしく、途中の説明を交えてていねいに教えてくれたのは驚いた。
とくに驚いたのは、
数式をWeb上でなんなく表現していること。
これのバックの技術は? TeX ? MathML ? 訊いてみた。
Web上で数式を表現するための主な技術は以下の通りです:
MathJax: JavaScriptを使用してLaTeX表記の数式をWebページ上でレンダリングするオープンソースのソフトウェアです。
アメリカ数学会(AMS)と工業応用数学会(SIAM)が開発しており、複雑な数式のWeb表現に最も簡便な方法の一つです1。
MathML (Mathematical Markup Language): W3Cが標準化を進めているXMLベースのマークアップ言語で、
分数、上付き/下付き、基数、行列、積分、級数などの数式をWebページに記述するために使用されます2。
LaTeX表記: MathJaxなどのライブラリを使用することで、
LaTeX形式で書かれた数式をWebページ上で直接表示することができます1。
これらの技術により、Webブラウザ上で美しく正確な数式表現が可能になり、
数学や科学のコンテンツをオンラインで効果的に共有することができます。
最近では、MathML CoreなどのWeb標準化の取り組みにより、
ブラウザネイティブでの数式表示のサポートも進んでいます3。
いやあ、早朝からタメになりました。
12月5日 所沢古本まつり
所沢古本まつり二日目。
朝方、クリニック2件をハシゴし、おまけに調剤薬局にLINEで処方箋送信して後刻受取り。
医療関係をてきぱきとすませて、所沢の古本祭りにGo。
まあ、あれですね、一万冊の背表紙をざっとスキャン!して
買ったのがたったの4冊ですから、病もそれほど膏肓に入るほどでもないかな、と
我ながらほっとしました。
見送って多少心残りなのは
岩波の(伊藤)左千夫全集(揃いで1000円)くらい。
それにしても、今年は3回もこの所沢古本まつりにでかけましたが、
規模的には神田の古本まつりにひけをとらないと思います。
黒っぽい本、今回はとくに仏教関連の書籍が目につきましたが
今世紀になってからの流行りの文芸書などはあまりなく(文庫本をのぞけば)
理工学の本も少ないです。
(写真は、青空が映えて美しい、くすのきホール外観です。)
福原鱗太郎『野方閑居の記』(新潮社、昭和39年) 330円@鷺ノ宮大村書店。
これ、ブログ愛読している魚雷さんの愛読書で、以前から惹かれていた本ですが
今日これを買ったのは、
巻末に、故鎌田要人氏のサインがあったため。
鹿児島県知事、のちに参議院議員だった氏。
この方のご家族と、青年期ご縁がありました。
それを懐かしくも思い出したため。
しかも、氏がこれを買い求めた店は、荻窪南口の竹中書店だという。
この奇遇さに、なにかの縁を思い、求めた次第。
ほかに
オブジェマガジン遊 第一期10剛(工作舎、1977年) 1100円 松岡正剛追悼のため。(1977年に買った本)
中国古典文学全集27・28 『官場現形記 上』 『官場現形記 下 老残遊記』(平凡社) 50円×2
12月5日 ぼんくら読書日記
縄田一男編『維新の群像』(新潮文庫) 284円 @Amazon
縄田一男編『戦国英雄伝』(新潮文庫) 284円 @Amazon
縄田一男編『時代小説・十二人のヒーロー』(新潮文庫) 売上金で支払@メルカリ ※ダブリだった! 30年前に買っていた。
全12巻+別巻 揃った。
昨夜は、半七捕物帳からの一篇を読んでみた。
半七捕物帳の魅力を再認識。
十年ほど前手に取ったことのある筑摩の愛蔵版。詳細な注釈がついていてそそられる。
買うかも。
コクセターの幾何学入門は、ふたたび巻冒頭に戻り、わりとじっくり読んでいるところ。
昔取った杵柄と言いながら、たとえば余弦定理はどう証明するのか・・・
ヘロンの公式の導出は、流れはわからなくもないが、細部は自信無し。
昨夜は、正弦定理とこのあたりまで。
幾何学再構築は、鈍行列車で進行中。
稲垣足穂『タルホ・クラシックス』全3巻(読売新聞社) 欲しくなった。
これも松岡正剛若き日の立派な仕事。
約50年経ってる。工作舎=松岡正剛 時代に、刊行予告がでたこともある
『タルホニウム放射圏』(松岡正剛との対話篇)、『ハイゼンベルグ変奏曲』(ハイゼンベルグ部分と全体(みすず書房)の読書記)
ついに幻の本となったのか、それとも筑摩書房版全集でなんらかのかたちで収録されたのか、不明。
昨日から始まってる。しかし、行けばまた買うよなあ・・
12月4日
昨夕、いわもとさん、ふるかわさんと恒例の同期会。
神保町の中華料理秋にて。飲み放題食べ放題で3380円/人。個室なので喧噪なしなのが良。
いわもとさんの英仏旅行記を写真付きでくわしく聞かせてもらう。
ロンドン、パリの街歩き、食事の実際。ダンケルクやノルマンディ訪問記等々。
わたしも、元気なうちに欧州にいきたいものです・・・
日本古典文学大系 78 阪倉篤義校注『夜の寝覚』 220円@一誠堂書店
日本古典文学大系 79 三谷栄一、関根慶子校注『狭衣物語』 220円@一誠堂書店
日本古典文学大系 96 中村幸彦、野村貴次、麻生磯次校注『近世随想集』 300円@一心堂書店
神田の古書街めぐり、途中でいわもとさんに遭遇して、一誠堂書店や澤口書店の棚をみる。
一誠堂書店では、なかなか堅牢な紙袋をつけてくれた。前回の澤口書店もそうだった。
さすが老舗はサービスが違う。
古典文学大系も、1期コンプリート、2期も残り10冊ほどとなった。
今回の一誠堂書店の店頭が、どうも神田で一番安くて綺麗なようだ。
某書店の店頭で、ライプニッツ著作集の一巻数学・数学論 3000円(少痛み)を迷って買えず。
小林昭七『なっとくするオイラーとフェルマー』(講談社)も買わず。
帰宅して調べると、ライプニッツは Amazon 日本の古本屋、どこも高価なり。
多少値が張っても、迷ったら買い、の鉄則をわすれずに精進しよう。
ご高齢のお母様と一緒に鹿児島に住んでいる同い年の従妹Mちゃん宅へ、お歳暮を届けた。
この夜、御礼の電話をいただいた。
神田で、93歳になる叔母さんの元気な声を聞けてよかった。
鎌倉の、妻の友人 Mさんに、NHK語学講座の音声データダウンロードアプリの
更新版をUSBメモリで郵送した。
今日、御礼のメールをいただいた。
12月3日
縄田一男編『波涛風雲録』(新潮文庫) 300円
縄田一男編『魔界への招待』(新潮文庫) 292円
縄田一男編『大江戸指名手配』(新潮文庫) 258円 以上を注文
このシリーズ 残り3冊。
12月2日
よみた屋にて。
新潮社時代小説の楽しみから
『剣に生き、剣に死す』
『 八百八町捕物控』
『江戸市井図絵』
『 関八州の旅がらす』
『闇に生きる 』
『秘剣、豪剣、魔剣』
『 仇討騒動異聞』 の7冊。 55円×7
全12巻+別巻の構成なので、残り6冊は様子をみて集めるつもり。
山本周五郎『おごそかな渇き』(新潮文庫) 55円
山本周五郎『つゆのひぬま』(新潮文庫) 55円
井上靖『おろしや国酔夢譚』(文春文庫) 55円 大黒屋光太夫の漂流記もの。吉村昭はこの先行作をうけて
より史料探査に注力した『大黒屋光太夫』を書いた。
吉野せい『暮鳥と混沌』(彌生書房、1975年) 110円
吉野せいの夫である農民詩人混沌と山村暮鳥の魂の交流をえがく評伝。
混沌没後に書かれた。草野心平が跋文を寄せている。
新潮日本古典集成『建礼門院右京大夫集』(新潮社) 110円 ダブリであった。
12月2日
ジョン・バンヴィル 高橋和久・小熊令子訳『ケプラーの憂鬱』(工作舎、 1991年) 577円@Amazon 注文
ケプラープロジェクト 進行中。年内に、主著(大著)三部作まで手が届くかどうか?
いっぽうで、コクセターの幾何学入門、読み進めている。
手を動かしながら精読するのではなく、ざっと概要を把握する読み方。
一見古典的な標題の著作であるが、実は古典的なアプローチではなく、
射影幾何学、非ユークリッド幾何学、位相幾何学、解析幾何などを
俯瞰したうえでの統合的なアプローチとなっている。
なので、たとえば、合同変換などの、中学生でも習うような事柄も
深い考察が与えられている。
なかなか、これは。 初学者向けの本ではなかった。
昨日の日曜は、夫婦で次男の練馬の家を訪問。
練馬駅で乗り換えのため下車して、西友にて
京樽や新宿さぼてん、西友などでしこたま買い込み。
寿司、ショートケーキ、とんかつなど。
春日町の駅前でも、サミットでノンアルなどを買い込み。
お孫ちゃんもずいぶん成長し、元気いっぱいであった。
帰路、妻と別れて、桜台周辺をセンチメンタル・ジャーニー。
ちょうど40年前まで7年間ほど住んでいた界隈で、
一番つらかった時代、非モテの時代と重なる。
当時の店などほとんどなくなっており、浦島太郎の如し。
感傷深し。
この街も老いたなあ、
この街だけでない、日本全体が老いたのだ。
わたしも老いた。
あの当時は、薔薇色ではなかったにせよ、未来の時間だけは
ふんだんにあった。
今はもう、十年先すら定かではない。
12月1日 すきなTV番組
15年ほど続けてきた X(旧twitter)をいったんスマホから削除してみた。
感覚的なものだが、近年ブログは低調で、そのぶんX(旧twitter)は活気にあふれている。
ブログの更新がごくまれになり、日々 Xを更新している方が多い。
ただ、このところ見たくもない投稿や記事につきあわされるのが不快になってきた。
そうしたものからいったん引退したい。
昨日はだらだらとTVを観、ゲーム(Catan)などに興じて、数時間を過ごしてしまった。
地元の中華料理屋が紹介されたこともあり、このところは
町中華で飲ろうぜ(BS-TBS アマプラ) や、ラーメンを食べる。(同) を観ることが多い。
町中華、ビール大瓶(633cc)へのこだわりは共感できるが、ロケ役のかわいいお嬢さんが
あんなの全部飲めるわけがない。まあ、グルメ番組はどこもそうだが。
ラーメンを食べる。は、単なるラーメンマニアの蘊蓄ものではなく、店主のラーメン作りにかける執念に密着してるのが見もの。
あと、
憧れの地に家を買おう(これも BS-TBS アマプラ) も好き。
お手軽に海外旅行気分を楽しめ、豪奢な不動産も見学できる。