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7月31日

月末の金曜だが、今日は休み。ただ、8月は情勢次第では忙しくなるかも。

 

荻窪のささま書店跡地に、あたかもささまを継承するかのように開店した古書ワルツ。

従来は、青梅の山奥に広大な倉庫めく店舗を構えていたが、都心近くに店をだすことになったのだろうか。

これまでも日本の古本屋経由で何度も本を注文したこともあり、期待は大きい。

というわけで、正式に開店する本日、でかけてきた。

 

ひとまず、吉祥寺に立ち寄り、よみた屋で

松村一人・和田楽訳 フォイエルバッハ『将来の哲学の根本問題』(岩波文庫、昭和44年)55円 を買う。

 

中央線で2駅。荻窪の古書ワルツ前に到着。店頭の均一コーナーはささまとほぼ同じ。(写真は拡大します)

店内の様子は、かつてのささまとちょっと異なり、鬱蒼とした古本の森といった感じです。まだ、陳列整理中だと思いますが、

いちがいに乱雑ということもなく、古本の波にうまく乗れれば、探しやすいのかもしれません。

総じてお値段も安めです。

 

井伏鱒二『焼物雑記』(文化出版局、昭和60年)220円 いわもとさん所有の短編集です。状態良好。

福永光司『道教と日本文化』(人文書院、1982年) 330円 新装版は現在も版を重ねていますが、高価です。去年から探究書にはいっていた本。

『丸山眞男座談 6』(岩波書店、1998年) 880円 先日買い逃した『丸山眞男対話篇 2&3』(岩波現代文庫) の元本です。捲土重来、元本で購入です。ただ、この本はアマゾンのほうが安かった。

開高健『ロマネ・コンティ・1935年 六つの短編小説』(文藝春秋、1978年) 220円 いつでも買えると思いつつ買いそびれていた名短編。ようやく機が熟しました。

 

西東三鬼の全句集や、室生犀星の全詩集(1巻本)など、どれもお安く、まだまだ買いたい本はあるのですが、今日のところはこれにて退散。

9月の通勤定期更新時に、吉祥寺から荻窪まで区間を伸ばして買おうかしら、などと真剣に悩んでいます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

7月31日

N社のDさんという方から4・5年前にいただいた提案が今になってがぜん復活し、今週ひさしぶりにお会いした。

なんとか結実するといい。

ビジネスも結局ひととひとの縁であり、それは大事にしておきたいと思う。

 

もうひとつ、次男は日本橋の某社で働いているのだが、昨日、メールで巡り合ったQiitaのコラム

@karamage 氏の「エンジニアの劣等感との付き合い方」

https://qiita.com/karamage/items/771b633c3243989418a2

を、メッセージアプリで送ったところ、めずらしくお礼のメールが来、あわせて

私の勤めてる会社の本社ビル4Fのオフィス内装の設計をしたことを報告してくれた。妙にうれしかった。

 

 

柄谷行人『シンポジウム』(思潮社、1989年) 248円をアマゾン注文。

この二か月、延々と、柄谷行人・蓮実重彦・三浦雅士・浅田彰の座談会に舌を巻いてきて

もうすこし、彼らの語ったことばを読んでみようと思う。

40年前、30年前に語られたことばであるが、かえって当時のことが生々しく想起されるのが興味深い。

 

 

 

 

7月30日

人文系の古本買いからいったん撤退を決めたものの、「車は急に止まれません」!

昨日のよみた屋では

山本光雄訳 アリストテレス『政治学』(岩波文庫、1981年)55円 図書館除籍本、でも綺麗です。

高取正男『神道の成立』(平凡社、2009年) 55円 書き込み有。

高取正男『日本的思考の原型』(平凡社、2006年) 330円  数か所書き込み有

高取正男は55歳くらいで夭逝しています。惜しまれて世を去ったのですね。没後著作集全5巻がでています。

斎藤環『OK?ひきこもりOK!』(マガジンハウス、2003年)110円 上野千鶴子、宮台真司、東浩紀などとの対談も満載。読み応えありそうです。

 

吉村作治監修 ロバート・ボーヴァル、エイドリアン・ギルバート『オリオン・ミステリー 大ピラミッドと星信仰の謎』(NHK出版、1995年) 110円

どこかでみた著者だなあと思ったら、先日買ったグラハム・ハンコック『創世の守護神』の共著者でした。ちょっとかぶったかも。

でも、トンデモ本でもそうでなくても、この手の本は好きです。

昨日、よみた屋で見送ったのは、アルチュセールのマルクス論。あまりにも難しそうなので。

広松渉の晩年のマルクス入門書も、外口書店で保留になっています。どうしたものか?

 

 

家に帰ったら、柄谷行人『ダイアローグ』が届いていました。

「サイトは非公認、書誌情報は私家版」と断ってありますが、浩瀚な著作一覧サイトがみつかったので、これを参考にしながら、対談集(「ダイアローグ」シリーズ)、座談会集(「シンポジウム」シリーズ)を集めてゆくつもりです。

http://karatani-b.world.coocan.jp/old/index.html

 

 

 

 

 

 

 

 

 

7月28日

柄谷行人『ダイアローグ』(冬樹社、1979年) 335円 @アマゾン注文。

たった今気付いたが、これら一連のダイアローグ(柄谷行人対話篇)は、その後著者によっていったん絶版とされ、新たな編集を加えて、再刊されている。

アマゾンの書誌データベースはおかしくなかった。こちらの認識が混乱していたのだ。

まあ、いいか。

 

昨日は、妻と一緒によみた屋にでかけ、均一本のなかで

『現代日本の革新思想〈上〉―丸山眞男対話篇 2 』(岩波現代文庫) と対話篇3 の揃いをみつけた。その場で即買えばよかったのに、一瞬ためらったのが命取りとなり、買い逃した。

廣松渉の『今こそマルクスを読み返す』 (講談社現代新書) も、外口書店でみつけて保留になってる。

 

それやこれや、6月頭以降、日本の<批評>に延々と付き合ってきて、東浩紀など気鋭の若手の言説にも触れられたし、まあよかったのだが、

いったん退却・撤収する時期かなと、ゆうべつらつらと思った。

読みかけの雑誌ゲンロンもあるし、注文中の柄谷もあるし、買いそろえたい本もあるにはあるが、いったんゆっくり撤退しよう。

 

 

 

 

 

 

 

 

7月26日

日曜の朝、いつものように吉祥寺へ。

鶴見俊輔『戦時期日本の精神史 1931-1945年』(岩波同時代ライブラリー、1991年) 55円 @よみた屋

よみた屋を出たところで、11:20。

噂の荻窪古書ワルツは、昼過ぎにオープンとのこと。とても一時間も待ってられないので、今日は見送り。

久しぶりに、国分寺七七舎へ。柄谷行人『ダイヤローグ 2』には惹かれたが、今日は保留。

そうこうするうち、またもや雨が降り出したので、早々に帰宅。

 

 

 

 

 

 

 

 

7月25日

仕事。

よみた屋にて

隔月刊『こころ Vol.6』(平凡社、2012年)110円 日記小特集を読むため。坪内祐三+出久根達郎の対談、菅野昭正+池澤夏樹の対談(福永武彦戦後日記について)他。

宇野鴻一郎『鯨神』(中公文庫、昭和56年)55円 珍しいので。

それにしても、宇野鴻一郎(86歳)、菅野昭正(90歳) ともにご健在で、なによりです。

坪内祐三+出久根達郎の対談を読んで、私の知らない日記の名作がほかにもたくさんあるのを知った。

河上肇の昭和18年から昭和21年1月までの日記(下巻)は読了。

 

 

 

 

 

7月24日

オリンピックのためにせっかく用意された四連休に、外出自粛とはなんとも皮肉なことだ。

家にこもっていると気が塞ぐので、よみた屋に向かう。

 

Christina Rossetti "Poems" (A. R. Mowbray & Co. London ) 110円

J・ラヴロック 星川淳訳『ガイアの時代』(工作舎、1989年) 110円

東浩紀『新対話篇』(株式会社ゲンロン、2020年) 1760円

 

この調子で、吉祥寺のBookOffや、営業形態がまだよくわからないささま書店跡地の古書ワルツ、国分寺七七舎あたりに繰り出すと、またしても買い込みそうなので、

古本屋めぐりは早々に自粛して帰宅。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

7月23日

昨夕もまた、早めに寝床について、

河上肇の昭和18年の日記を黙々と読み、

『ゲンロン2 慰霊の空間』では、現代日本の批評 20世紀末編を、マーカーつけながら読んだ。

 

東浩紀責任編集『ゲンロン9 第I期終刊号』(2018年) 664円を アマゾン注文(愛知県買取王子)

柄谷行人の主要著作を買いそろえて、遅ればせながら読んでみようとおもっていたが、もうそこはスキップし、

一気に、東浩紀に向かいつつある。

昨日はまた、職場のSさんから電話で依頼があって、急遽、週明けにN社のDさんとの会合をセットした。5年ほど前の案件が復活した格好。

週明け、これはこれで慌ただしくなりそう。

 

 

92歳で一人暮らしを続けている郷里の母に、毎朝電話をかけているが、その際にいつも利用しているのが

南日本新聞のライブカメラ。(と、Yahoo!天気の雨雲レーダー全国版)

https://373news.com/_sakucap/

東京がどんよりとした雨模様でも郷里が晴れ渡っていると、なんだか爽快な気分になります。

 

 

 

 

 

 

7月21日

昨夕、よみた屋にて

『露伴全集』(岩波書店、昭和53年第二刷)第5巻 昭和53年当時の価格は2600円。 110円 他の、小説の巻をどうするか、思案中。

 

他に、河上肇『晩年の生活記録』上・下(第一書林、昭和33年)110円×2 古風な装幀の函だが、昭和33年の出版である。

河上肇は昭和21年1月30日に66歳で病没しているが、その十日ほど前まで綴られた、戦中・戦後の窮乏の日々の日記である。

太平洋戦争中の作家の日記を読むのが好きなので、昨晩はさっそく読んでみたことだった。

『自叙伝』や貧乏物語は、これまで見送ってきたが、機会があれば読んでみるかもしれない。

 

 

 

 

 

 

7月19日

日曜だが、仕事。閑散としたオフィスで、F君・T君・K君といったベテラン社員と共に仕事をする。

よみた屋にて

増田弘『石橋湛山 リベラリストの真髄』(中公新書、1995年) 110円 

『露伴全集』(岩波書店)のうち、第6巻、第14巻、第18巻、第27巻、第41巻、附録 の6巻を買う。各110円×6

写真で見ると函が経年劣化してるようにみえますが、美本です。本冊にいたっては、開いたことがないかのような新品状態。

土曜の雨の朝、一括購入を断念したので、一夜明けた朝には当然のことながら、目ぼしい巻がすでに買われており、残った巻から気になる巻を買いました。

まあ、これはこれでよかったかも。露伴に親しむきっかけになれば。

 

 

妻が鎌倉の友人から貰ったあまびえの飴。一円玉サイズですが、よくできているので、写真撮影。

ORIXの株主優待で届いた鎌倉ハムの詰め合わせ。鎌倉グルメの番組などでしばしば紹介される鎌倉ハムですが、これまで縁がなかったそうで、妻のリクエストで注文した次第。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

7月19日

昨日の朝、開店早々のよみた屋で

露伴全集 揃い全43冊が棚に並んだのを発見。いや、正確には 全41巻+別巻上+付録(別冊) の43冊で、別巻の下がないみたいだ。

あとで、日本の古本屋を確認すると、まったく同じセット(つまり別巻下の欠けた全43冊)で12000円+送料 が最安値のようで、もちろんそれの半額か1/3 である。

う〜む、大いに迷ったが、結局見送り。

理由1 書棚に空きがない。

理由2 読むかどうかわからない。

今日(日曜)は、たまたま仕事でこれから吉祥寺にゆくが、果たして売れているだろうか?

売れてなければ、衝動買いするかもしれない。

 

昨夜、ロビンソン・クルーソー 読了。小学生の時以来だから、半世紀ぶりの再読だ。

やっぱり、無人島サバイバル生活(なんと28年もの長きに及ぶ)の記録が面白いんだね。

平井正穂の詳しい解説や、疫病小説『ペスト』、スウィフトに向かうかどうか、まだ決めてない。

 

昨日の夕方、小田急線・JR東海道線藤沢駅徒歩数分のところに、3面バルコニーの物件発見。これまた思案中。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

7月17日

仕事は休みだが、朝方吉祥寺にでかけ、よみた屋にて

国木田独歩編 西園寺公望 『陶庵随筆』(中公文庫、1990年)55円

西田幾多郎『続思索と体験 「続思索と体験」以後』(岩波文庫、1980年) 55円 標題が入れ子になってるんだ。

『堀辰雄全集 第4巻』限定版(角川書店、昭和38年)110円

『堀辰雄全集 第6巻』限定版(角川書店、昭和38年)110円  店頭でみかけた8巻はすべて購入完了。全10巻中、9巻(書簡)10巻(堀辰雄研究)は欠け。日本の古本屋でもアマゾンでも、角川書店版限定版で該当巻だけを買うのは難しい。まあ、よみた屋でもどこでも、店に出てくるのを気長に待っていよう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

7月16日

吉祥寺駅公園口から徒歩15秒の某ビルにて、若い社員のみなさんと打ち合わせ。

新テスト制度への移行にコロナウイルス感染症の混乱が加わって、来春の入試は混とんとしている。

なかなか静かな生活は訪れそうにないなあ。

よみた屋にて

酒本雅之訳『エマソン論文集 上』(岩波文庫)55円  下巻を買ったのは40年以上前。やっと上下巻が揃った。多少の感慨あり。

西田幾多郎『思索と体験』(岩波文庫)55円 解説=下村寅太郎

 

『堀辰雄全集 第7巻』限定版(角川書店、昭和38年)110円

『堀辰雄全集 第2巻』限定版(角川書店、昭和38年)110円

『堀辰雄全集 第1巻』限定版(角川書店、昭和38年)110円

『堀辰雄全集 第3巻』限定版(角川書店、昭和38年)110円

店頭の8巻のうち、6巻まで買いそろえた。あと2巻。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

7月15日

吉祥寺で仕事。

このところ日参しているよみた屋にて

松村達雄訳 ウィリアム・モリス『ユートピアだより』(岩波文庫、1986年) 55円 原題は、News From Nowhere (1890)

鵜飼信成訳 ロック『市民政府論』(岩波文庫、1981年) 55円 原題は、Two Treatises Of Government (1690) John Locke

 

斎藤環『母は娘の人生を支配する なぜ「母殺し」は難しいのか』(日本放送出版協会、2008年) 110円

 

 

『堀辰雄全集 第5巻』限定版(角川書店、昭和38年)110円

『堀辰雄全集 第8巻』限定版(角川書店、昭和38年)110円 当時の定価は各巻1500円、大卒初任給が2万円程度だったというから、今でいえば各巻1万円以上するのだろうか。

輸送用の外函(今回はついておらず)、漆黒の内函、本冊は背が革という瀟洒な造本に惚れた。店頭でみつけたときはすでに全10巻揃いではなかった。初めから欠けていたか、どなたか第9巻書簡か第10巻(堀辰雄研究)を買われたのか、それは不明。

明日も、引き続き残り巻を買う予定。

 

愛書家が、堀辰雄全集の想い出を語っている。

時里二郎氏の 森のことば、ことばの森     https://loggia52.exblog.jp/26330964/

神谷武夫氏の、『 堀辰雄全集 』         http://www.kamit.jp/15_kosho/18_hori/hori.htm

 

 

家に帰ったら、ゲンロンの3冊も届いていた。浅田彰ロングインタビュー、中沢新一インタビューなど満載。やはり、単行本でなく、ゲンロン3冊揃えるのが正解だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

7月14日

またしてもよみた屋で。

上田閑照編 西田幾多郎『西田幾多郎哲学論集1 場所・私と汝 他六篇』(岩波文庫、1994年)55円

上田閑照編 西田幾多郎『西田幾多郎哲学論集3 自覚について 他四篇』(岩波文庫、1989年)55円

なんだか、積読バカが加速してきた。まだ、たくさんの購入候補がよみた屋に眠ってる。それはまた明日だ。

ひさしぶりにジュンク堂吉祥寺店へも顔を出した。

店内在庫の検索機で棚の場所を調べ、理工系のコーナーに直行。

理工系の棚で、『データ分析のための数理モデル入門』を手に取る。

初めから本文の重要な箇所に黄色いマーカーでアンダーラインしてあったり、学生の使う参考書のような作りになんだかなあという気がして、見送り。

しかし、良書ではあるので、近々買おうとは思う。

それにしても、ジュンク堂の品ぞろえの凄さよ!ここまでくると一種の藝術だよ。

 

 

 

 

 

7月13日

よみた屋にて

ルカーチ 平井俊彦訳『歴史と階級意識』(未来社、1962年版)110円 白水社の城塚登他訳のほうが完訳で世評も高いのだが。

佐藤優 聞き手:姜尚中 『国家のエゴ』(朝日新書、2015年)110円

ヘーゲル 武市健人訳『歴史哲学』上・中・下(岩波文庫、昭和48年) 55円×3 実は、目下読んでいるところの『歴史哲学講義』と同一著作ということを知らずに買ってしまった。

石橋湛山『湛山回想』(岩波文庫、1985年) 55円 石橋湛山評論集、日経私の履歴書などは所有しているが未読のまま。日清日露の戦勝に浮かれる世相に敢然と反旗を翻した気骨あるジャーナリストを、すこし読んでみようと。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

7月13日

荻窪ささま書店跡には、古書ワルツという古書店が開業するのだそうだ。青梅の古書ワルツ? だったら、日本の古本屋などでネット購入したことが何度もある、相性の良い本屋なのだが。

 

鹿児島県知事選は、現職・前職ふたりの県知事に競り勝って、新人の塩田氏が当選。L高校の後輩にあたる。今朝、母親に電話したが、TVのニュースで観て、恰幅のよい好男児という印象を持ったようだ。(足が悪いので投票はできなかったもよう)

ともかく、快挙を祝いたい。

 

東浩紀の日本批評史下巻を読了したので、上巻にあたる雑誌群が届くまでの間、昨日買ったロビンソン・クルーソーを読むことに決めた。

最後に読んだのはいつのことだったか?ひょっとすると小学生の頃か?だとするともちろん子供向けにリライトしたものだったろうし、所有している岩波文庫版(上下2巻)は読みとおした記憶はない。

10年近く前に買ったままになっている大塚久雄の「社会科学の方法」では、経済人ロビンソン・クルーソーに一章をあててあるので、こちらも読むのが楽しみになってきた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

7月12日

日曜の朝、懲りずに吉祥寺へ。

よみた屋にて、

世界文学大系15 平井正穂訳デフォー『ロビンソン・クルーソー』『ペスト』、中野好夫訳スウィフト『ガリヴァ旅行記』、ハックスリのスウィフト評論等を収める巻(筑摩書房、昭和34年)三段組で510頁もあります。コロナ禍の今、関連書として書店で平積みになっている中公文庫版の『ペスト』と同じ平井正穂訳です。

『石田英一郎全集 5』(筑摩書房、昭和45年)110円

『石田英一郎全集 6』(筑摩書房、昭和45年)110円

第5巻は、『新版 河童駒引考』とその関連論文、第6巻は、『桃太郎の母』とその関連論文を収めます。

河童は、岩波文庫版で、桃太郎は、講談社文庫版で、各々所有していますが、全集が安く出ていれば買っておきたくなります。

 

今日見送った、石田英一郎全集の残り巻、小川国夫の『血と幻』(小澤書店)、『萩原朔太郎全書簡』(人文書院)などは、明日もあれば、明日再検討します。

重たい本を抱えてひいひいいいながら、アトレ吉祥寺1階 新宿中村屋で、郷里の母とお世話になっているHさんに、お中元を購入。同一の和洋菓子撰を二箱購入し、それぞれ熨斗と手提げ袋をつけて、一個口で発送。

 

 

 

 

 

 

 

 

7月12日

東浩紀・市川真人・大澤聡・佐々木敦・さやわか『現代日本の批評 2001-2016』は、なかなかスリリングで、今世紀の日本の思潮をよくまとめあげた座談会だと思う。

この二日ほど寝床で熱心に読んだ。自然科学・科学技術の進歩について言及されていない、中国の台頭やアジアの動向・EUの現在など、総じて国際情勢についての言及が少ないなど、もちろん欠点はありますが、それでも現代日本の思潮をよくまとめあげた一冊です。

当初の予定を変更して、

『ゲンロン1 現代日本の批評』(株式会社ゲンロン、2015年)1170円

『ゲンロン4 現代日本の批評』(株式会社ゲンロン、2016年)789円

『ゲンロン2 慰霊の空間』(株式会社ゲンロン、2016年)1252円

を注文。 単行本には収録されなかった付帯論文や付帯インタビューなど、幕の内弁当のような雑誌の賑やかさに惹かれて。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

7月11日

昨日、よみた屋にて。

小川国夫『定本 海からの光』(沖積舎、昭和63年)110円 

小川国夫『逸民』(新潮社、昭和61年)110円  川端康成賞受賞の短編集。12作を収める。

吉村武彦『シリーズ日本古代史2 ヤマト王権』(岩波新書、2010年)110円 書き込み多し。

上野千鶴子『ナショナリズムとジェンダー』(青土社、1998年)110円 

19:30頃、自宅そばの駅に降り立った。まだ明るい。妻が迎えにきてくれた。

東浩紀・市川真人・大澤聡・佐々木敦・さやわか『現代日本の批評 2001-2016』(講談社、2018年) が、小樽市の古本屋から届いていたので、寝床でこれを読んだ。

この座談会の前編を、単行本版で買うか、初出の雑誌で買うか、まだ迷っている。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

7月9日

昨日は、仕事。よって、よみた屋にも、朝・昼・晩と3回訪れた。

開店直後に、ひとまず

谷沢永一・山野博史編 薄田泣菫『泣菫随筆』(冨山房百科文庫、1994年)110円

ところが、これがなんと、ダブリ。

昼休みに捲土重来。

薄田泣菫『艸木蟲魚』(創元社、昭和8年) 55円

中野三敏編 斎藤緑雨『緑雨警語』(冨山房百科文庫、1991年)110円

さらに、夕方。仕事を終えて・・・。

小川国夫や開高健のコレクションが放出されている。小川国夫など、買い占めれば、ちょっとしたコレクションになる規模だ。

小川国夫『止島』(講談社、2008年)110円 遺作短編集。この書の上梓ひと月まえに亡くなっている。小川国夫を知って50年近くになるが、読むのは初めて。

江藤淳・開高健『対談 文人狼疾ス』(文藝春秋、1981年)110円

小宮一慶『松下幸之助パワーワード』(主婦の友社、平成27年)110円

 

夕方、急な仕事の依頼をさっと処理し、いつもと違う電車で帰宅。

途中、萩山駅で、夕日を撮影。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

7月8日

朝、3時すぎに目が覚めて、そのまま起きる。

アマゾンで、

東浩紀・市川真人・大澤聡・佐々木敦・さやわか『現代日本の批評 2001-2016』(講談社、2018年)を 1571円で注文。

様子をみて、これの前編にあたる『現代日本の批評 1975-2001』も注文するつもり。

この企画が順次発表された雑誌ゲンロンの、創刊号・第2号・第4号を買うことも考えたが、これはこれで意外に値が張るので、まずは様子見ということで。

 

柄谷行人+浅田彰+蓮実重彦+三浦雅士(+野口武彦)の『近代日本の批評』明治・大正篇、昭和篇上・下、さらには再考編を読了し、さらに

竹田青嗣+笠井潔+すが秀実+島弘之 の共同討議『ロマン主義批判の帰趨』(この座談会は、上の『近代日本の批評』の総括にあたる)まで熱く読了しちゃったので、

この勢いで、東浩紀になだれ込むのであります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

7月7日

昨日、zoom によるオンライン会議初体験。蒲田にあるシステム開発会社R社本社と、某社吉祥寺・本郷各オフィスをつないで3元中継。

たしかに、メンバー全員がどこか一か所にわざわざ参集するよりはるかに合理的だ。

ポスト・コロナという言い方はあまり好きではないが、オンライン会議自体は今後の標準になりそうだ。

オフィスに持参したMacBook Air もこうした用途にはとても便利だった。

 

よみた屋にて鷲田小彌太『学者の値打ち』(ちくま新書、2004年)110円

実名をあげての独断と偏見(?)による学者談義が小気味好い。でも与太本ではありません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

7月5日

昨日の土曜日は仕事。よく考えれば、電車も空いてるし、オフィスも静かだし、土曜の仕事も悪くないな。

よみた屋で

リチャード・ドーキンス『利己的な遺伝子 増補新装版』(紀伊國屋書店、2006年)110円

北大路魯山人『魯山人の料理天国』(文化出版局、1980年版)新装復刻版。110円 中公文庫版の魯山人味道とかなり重複しているようです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

7月3日

昨日は10時から6時まで仕事。入試制度の大掛かりな変更に加えてこのコロナ禍による混乱で、来年冬の入試は混乱必至です。

 

よみた屋にて

渡部昇一・林望『知的生活楽しみのヒント』(PHP研究所)110円 渡部昇一の本は煮詰まった頭をほぐしてくれます。

高田宏編『「あまカラ」抄』1・2・3(冨山房百科文庫、1995年) 110円×3 食にまつわるエッセイの集成。

 

 

 

 

 

 

 

7月2日

昨日は、高校同期のいわもとさん・ふるかわさんと、同期会。淡路町の北陸料理しんえつと南国亭にて。

読書と映画の話題などに花咲きました。

話題になった、森鴎外の渋江抽斎、徳田秋声のあらくれ、藤村の夜明け前などは、いずれも私は中断(中)のものばかり。気が向けば、再開したいと思ってるのですが。

 

 

 

 

キャッシュレス決済のキャンペーンが、7月1日からマイナnバーカードを使った制度に切り替わるというので、

総務省提供のiPhoneアプリ(マイナポイント)をインストールし、PayPayのアプリとマイナンバーカードを用いて、紐づけ申請を行いました。

マイナンバーカードの上にiPhoneXを載せるだけで読み取りができるのですね。

以前、eTAX用に、NTT製のICカードリーダライタを購入して、5月の給付金申請の際にも使っているのですが、iPhoneでも簡単にできるのであれば、このほうが簡便です。

ところで、マイナポイントが発効するのは7月1日ではなく、9月1日以降? 実のところ、仕組みがよくわかってません(笑)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

6月29日

よみた屋にて

内村鑑三 鈴木俊郎訳 『余は如何にして基督信徒となりし乎』(岩波書店、昭和10年)110円

『HOLY BIBLE』(印刷USA 印刷年不詳)110円 KING JAMES Version 欽定訳

七七舎に移動して

内村鑑三 『後世への最大遺物 デンマルク国の話』(岩波文庫)100円

 

 

 

 

 

 

6月28日

中野坂上駅付近の蕎麦屋で、夫婦、次男と天そばランチ。ジョナサンに移動してスイーツと珈琲。

帰りは、そこで妻や次男と分かれ、単独で荻窪に出、中央線で吉祥寺へ。

よみた屋で

生松敬三『社会思想の歴史 ヘーゲル・マルクス・ウェーバー』(日本放送出版協会、昭和44年)110円を買う。

一見地味な教養書に見えますが、今は岩波現代文庫に収められ評価も高い一冊のようです。

 

早く床につき、夜9時前にのこのこ起きだして、AtCoder Biginners Contest 172回に参加。約一年ぶりの実戦参加で調子がでず、苦戦しました。

 

 

 

6月27日

昨日のよみた屋で

内村鑑三『内村鑑三聖書注解全集』第17巻 ロマ書の研究(下)・総索引 (教文館、昭和37年)110円

全17巻にも及ぶ内村鑑三の聖書講義の最終巻。

 

 

職場も自宅もCANONのインクジェットプラインタを使用してます。相互にインクの互換性があるタイプ。

長らくサードパーティ製の格安インクを使ってきましたが、トラブルが多く、なんのかんのといいながら、安物買いの銭失いじゃないかといたく反省し、

ヤマダ電機でCANON純正品の5色セットを購入。

 4880円(税込)のうち、2000円をヤマダの株式優待券でまかない、残りをPAYPAYで支払い。

ヤマダの会員券もPAYPAYの支払いもiPhoneなので、iPhone大忙しです。残金2880円に331円のポイント(ヤマダ+PAYPAY)がついて実質2500円程度。当然必要経費にします。

 

コロナで外出の自粛がいわれて以来、この3か月ほど頻繁に散歩してきた近所の公園。

夏場は、水路に水が流れ、子供たちの恰好の遊び場になる箇所です。

このところ、散歩のお供はKeith Jarrettのアメリカン・クインテット時代のアルバム。

約13枚ほどあるのですが、とっかえひっかえ、聴いてました。

パーカッション多用のJAZZは好むところです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

6月25日

ふと気がつけば、すでに夏至は過ぎていました。

一年でもっとも昼の長い日がすでにすぎて、徐々に衰えに向かっていることを、なんだか寂しくおもう気持ちがあります。

私もまた、そのような衰微の長い坂を下っているので。

 

 

昨日、よみた屋にて

日本経済新聞社編『私の履歴書 第50集』(日本経済新聞社、昭和49年)110円 三遊亭円生、塚本憲甫、前尾繁三郎、武蔵川喜偉の4名の連載。

村上重良『神と日本人 日本宗教史探訪』(東海大学出版会、1984年版)110円 岩波新書三部作を揃えたものの未読のままの村上重良。これは読み易い本なので、昨夜から読み始めました。神道史・仏教史・近世以降の新宗教と、横断的にまとめた日本宗教史は意外に少ないのでは。

藤井孝一『読書はアウトプットが99%』(三笠書房)55円 (36)

 

 

 

 

 

 

 

 

6月24日

河合塾のGuideLine6月号着。今年から、専用サイトで資料(主にPDF)がダウンロードできるようになった。10年近く定期講読しているが、こうした試みは大歓迎。

 

昨日は、武蔵小金井駅におりて散髪と銀行の所用をすませ、国分寺駅に途中下車。11時に開くまでしばらく待って七七舎へ。

内村鑑三の岩波文庫 後世の最大遺物 たった100円なのに迷って買わず。

内村鑑三でも、漱石でも、たいていの著作は青空文庫で読めるのは事実。あえて青空文庫に徹するのもひとつの流儀であるとは思います。

 

 

柄谷行人編 浅田彰+蓮実重彦+三浦雅士(+野口武彦)の『近代日本の批評』明治・大正篇、昭和篇上・下、さらには再考編を読了し、

竹田青嗣・笠井潔・すが秀実・島弘之 4氏の共同討議『ロマン主義批判の帰趨』に着手。

 

 

6月23日

昨日は、よみた屋で

ハイディ・グラント・ハルバートン『やり抜く人の9つの習慣』(ディスカバー・トゥエンティワン)110円 (33)

なにかヒントになることがひとつでもあれば元はとれます。

 

 

 

 

 

 

 

 

6月21日

日曜朝のよみた屋で

野々上慶一『さまざまな追想 文士というさむらいたち』(文藝春秋、昭和60年)110円

網野善彦・鶴見俊輔『歴史の話』(朝日新聞社、1994年)110円

どちらも状態の良い本で、それぞれ35年、26年経ったとはとうてい思えません。

人のほうが、老いるのか。

またまた買い込みそうなので、国分寺七七舎には立ち寄らずに帰宅しました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

6月21日

土曜日の昨日は仕事。例によって、職場近くのよみた屋の書棚を熱心にチェックしましたが、買う本なし。

今月の始め、よみた屋店頭で買った

『季刊思潮』1990年 第7号・8号 以来、

延々と、蓮実重彦・三浦雅士・浅田彰・柄谷行人の4氏による共同討議を読んでいて、時々

柄谷行人や佐藤優まで手を広げてます。

 

漱石全集・荷風全集・露伴全集。いずれも所有してません。

漱石の入手しやすい全集はどれかな、などと

今朝は早く起きて、ネットで調べてました。

いっそ、青空文庫で一作一作読んでゆくのが、私にはふさわしいのかもしれませんが、さてどうなりますか。

 

コロナの活動自粛が終わって、昨日の吉祥寺も人や車が溢れてましたが、私はなんとなく気鬱が去らず、

低調です。

 

 

 

 

 

 

 

 

6月17日

仕事。よみた屋にて

佐藤優・魚住昭『ナショナリズムという迷宮』(朝日新聞社、2006年)110円

考えてみれば、この対談集も、柄谷行人と同じ文脈の本という訳だ。

引き続き、明治・大正の批評史をめぐる対談集を読んでいるわけだが、

本を読む時間

本を収納する空間

ともに有限で、人生の残り資産を大切に使うしかない。

的を絞らなくちゃなあと、つくづく思います。

 

 

 

 

 

6月16日

妻の父の墓参。高田馬場・品川を経て京急線六浦から徒歩15分ほど。

墓参を終えて、丘陵地帯から眼下を見下ろす、霊園内の東屋で小休止。

西武高田馬場駅の駅ナカの売店で買った崎陽軒のお弁当を夫婦でいただきました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

6月15日

仕事。よみた屋にて

『おうちでカクテル』(池田書店、2010年)110円 (29) を買う。カクテルを研究しよう。

帰りがけ、自宅そばのいなげやでトニックウォーター探したが、おいてないみたいだった。

 

 

 

 

 

6月13日

土曜だが、仕事。人気の少ないオフィスで黙々と仕事を進める。

妻は、鎌倉の母親が大船の病院に入院したので、見舞いに向かった。

 

朝、よみた屋で

歴程同人編『現代詩集 歴程編』(角川文庫、昭和27年)55円

丸山静雄『インパール作戦従軍記』(岩波新書、1984年)110円

黒潮文化の会編『新・海上の道 黒潮の古代史探訪』(角川選書、昭和54年) 110円 (25)

午後から雨が一段と強くなったので、これらは職場に留め置き。

 

 

5時半ごろ退社。

ふたたび、よみた屋へ。

朝、目をつけていた ペートル・ベックマン『πの歴史』(蒼樹書房、1973年)110円 今は、ちくま学芸文庫か。

わたしの書棚には大野栄一『パソコンで挑む円周率』(講談社ブルーバックス)や野崎昭弘『πの話』(岩波科学の本)などの書籍があるが、ここにまた名著が一冊加わった。

よみた屋の均一本書架のこの本の下段に、

長沢工『天体の位置計算 増補版』(地人書館、1985年版)110円 (27) をみつけ驚いた。先日来、探究書に加わっていた本だが、とうていリアルでお目にかかるとは思ってなかったので。

家に帰りついたら、

Arthur Koestler "The Sleepwalkers: A History Of Man's Changing Vision Of The Universe " Penguin Modern Classics 1897円 (28)  が

英国の uk_books_and_music という業者から届いていた。4月上旬にアマゾンに注文したが、折からのコロナ禍のせいか、国際物流に遅延が生じ、2か月近く待たされたので、いったんアマゾンの注文をキャンセルし、再度アマゾン経由で英国の業者に注文しなおした。そこからは1週間ほどととても速かった。

このケストラーの大著には完訳がない。ケプラーの章のみ邦訳があるが、いっそ原書でと思い、注文した次第。さて、読めるかな?

 


 

 

先日、妻と散歩した、玉川上水南側の立川農地。改めて広さに驚嘆。

自宅そばの公園の緑地。コロナ禍の2か月間、頻繁に散歩しました。

 

 

 

 

 

 

 

 

6月12日

休み。吉祥寺よみた屋と、国分寺七七舎を訪問するが、特に買わず。

角川文庫 現代詩集(歴程編)が明日もあれば買っておくぐらいか。

コロナの営業自粛はほぼ解除されたが、私の方は古本自粛モードにはいったみたいだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

6月10日  

朝10時過ぎから6時過ぎまで仕事。

よみた屋にて、

『大木実詩集』(思潮社、1989年) 440円  写真右は、数年前に買った詩集。共著者の献呈署名入り。 大木実(1913〜1996)は、私が小学校時代の教科書で読んだ数少ない詩人のひとり。他に宮沢賢治や山村慕鳥を覚えている。

柄谷行人『柄谷行人インタヴューズ2002−2013』(講談社文芸文庫、2014年) 550円 (22) 写真右は、今日届いた明治・大正篇。

柄谷行人、どこまで読み込むべきか、迷う。とりあえず、最近の著作を上梓するにあたってのインタヴューを読んで、柄谷行人が生涯の思索と行動で到達した思想的境地とは何か学んでみたい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

6月9日  

休み。

朝、近所の公園まで散歩してみたが、つい先日まで小さい子供連れや高校生であふれかえっていたのがうそのように静まり返っていた。

最近は、CHOYAの梅酒をよく飲んでる。1年物720ml アルコール度数15%で税込1000円程。

氷と炭酸水で割って、晩酌に嗜む程度だから、1週間はもつ。

 

今朝書棚を探していたら、わりとすぐに見つかった。昭和篇上・下巻

21年前の正月に石神井公園のきさらぎ文庫で800円で買ったものだ。

やっと腰を据えて読む気になったか。

座談会から30年、この福武版の単行本を買ってから20年もたってしまった。

 

福武版再発見に気をよくして、

柄谷行人編 浅田彰+蓮実重彦+三浦雅士『近代日本の批評〈明治・大正篇〉』(福武書店、1992年)を677円で大阪の桜井開明堂というところに注文。(20)

また、『批評空間』1991年第3号に、<再考>編という追加の討議が開かれたようなので、明日よみた屋でチェックしてみよう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

6月9日  

昨日は、10時過ぎから6時まで仕事。

朝、よみた屋で

『千家元麿詩集』(一燈書房、昭和24年5月)110円 編纂:武者小路実篤 序文:長與善郎 表紙:梅原龍三郎 題字・扉:中川一政 小伝:千家潔(次男、後年画家)

千家元麿は昭和23年3月、終戦直後の混乱のなかで亡くなっている。武者小路実篤の発起のもと、友人たちが手分けしてこの詩集の刊行に尽力したのだろう。

友人たちにいかに敬愛されていたかがわかるというものだ。

 

他に、五島勉『エドガー・ケーシーの最終予告 1998年”裁きの救世主”』(青春出版社、1992年)110円

なんでこんな本買ったかというと、旧石器時代の人類に、隕石の衝突があたえた衝撃について書いてあるので。

 

 

次に、昼休み。ふたたび、よみた屋で

芝不器男(遺著)『芝不器男句集』(現代俳句社、昭和22年)110円

昭和9年に発行された句集を、石田波郷のはからいで、再刊したもの。

まさか新書均一コーナーで芝不器男に巡り合うとは!

丸山薫『仙境』(青磁社、昭和23年)110円 これも装幀は中川一政

 

夕方、仕事を終えて、夏至前の明るい6時台。ふたたびよみた屋へ。

安部公房『飢餓同盟』(講談社、昭和45年)110円 

吉本隆明『擬制の終焉』(現代思潮社、1962年版)110円 (19)

 

『季刊思潮』第7・8号の昭和批評の諸問題を読み終え、今度は、同号併載の竹田青嗣他の共同討議を読み始めた。この竹田青嗣編は、蓮実重彦他の共同討議自体への批判・再検討となっている。こちらも重厚。

メモ↓

20年前に買った福武書店版 近代日本の批評 昭和篇上・下 を発掘すること

近代日本の批評 明治・大正篇 を、福武元版か、講談社文芸文庫版で入手すること

 

柄谷行人の著作群については、よみた屋・七七舎などで手に取って購入を検討しているところ。しかし、あまり触手が伸びない。

 

先月、コロナ禍のさなか、惜しまれて閉店した荻窪ささま書店の跡地に、再び本屋ができるらしい。ささま復活か、はたまたどなたかが店舗跡を引き継ぐのか?

 

 

 

6月7日  

日曜のよみた屋で

グラハム・ハンコック『神々の世界』上下巻(小学館、2002年)110円×2 原題はunderworld 世界中の海底遺跡を巡る旅。下巻で、沖縄の慶良間諸島の海底遺跡の調査が大きく扱われてるので、購入を決意。

グラハム・ハンコック ロバート・ボーヴァル『創世の守護神』上巻(翔泳社、1996年)110円 これで上下巻揃った。

たった330円でいったい何グラムあるのか?またしても書棚を圧迫してしまったことを反省しつつ、国分寺途中下車。

コロナのせいもあろうか、伊勢丹系駅ビルの1F箱根ベーカリーが閉店していた。

七七舎で、柄谷行人の著作群、磯田光一のイギリス・ロマン派詩人の評伝、フレーザーの旧約聖書フォークロアの本など閲覧。

どれも良い本ではあったが、上述のように携行本の重さにおそれをなし、いったん保留にして帰宅。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

6月7日  

いつものように早朝に目覚めて、今朝は妻と近隣の散歩。早朝6時でも、シニア中心に大勢のひとが歩いたり走ったりしている。

今朝はひとまず2.4km。

 

 

昨日は、朝の7時から5時間かけて、第3回アルゴリズム実技検定(AtCoder社主催)にオンライン参加。

通常は8800円もかかるのだが、コロナ禍の現況を鑑み第3回検定は無償公開された。

書籍やネットは自由に使ってよいが、他人との相談や、試験中に感想をSNSに上げたりするのは禁止されている。

なにしろ5時間もある。仮に50分解いて10分休憩を繰り返すとしても5コマ連続。

とうてい気力・体力・知力の続くところでないのは、目にみえていたが、案の定、途中でぐったり疲れ果て

不本意な出来で終了。

もっと腕を磨かねばと痛感したことだった。

 

蓮実重彦・三浦雅士・浅田彰・柄谷行人の共同討議『昭和批評の諸問題』が、なかなかスリリングで

季刊思潮第7号・8号(1990年)を通読しているところ。

30年遅れで読んでることになる。

福武書店の柄谷行人編 浅田彰+蓮実重彦+三浦雅士「近代日本の批評 昭和編(上)(下)」も持ってるのだが、例によって書棚から

発掘できないでいる。

明治・大正篇(福武書店版を経て今は講談社文芸文庫)も購入希望図書に加わった。

メモ

季刊思潮(思潮社) 総目次

http://web.archive.org/web/20130707040127/http://www.logico-philosophicus.net/resource/shichou/index_shichou.htm

批評空間 目次 (熊本の古書店じざい屋さんのHPから)

http://jizaiya.main.jp/list/magazin/hihyoS/9104.html

柄谷行人とか、東浩紀とか、微妙に避けて生きてきたが、読んでみるか。

(1990年から1995年頃までは、私はちょうど子育てと仕事に埋没していたころで、『季刊思潮』や『批評空間』に目をくばる余裕もなかったころだ。アスキーとかMacPowerとか、パソコン雑誌は愛読していたけど)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

6月6日  

昨日の金曜は10時過ぎから6時まで仕事。

通勤電車も中央線はだいぶん混んできた。西武線は比較的すいている。

よみた屋にて、

加藤秀俊『独学のすすめ』(ちくま文庫)55円 ぱらぱらと拾い読みすると、今特別興趣を覚える本ではなく、職場留め置き。

ラフカデイオ・ヘルン 十一谷義三郎、三宅幾三郎訳『東西文学評論』(岩波文庫、昭和13年)55円 ハーンの近現代小説批評ってどんななのか、興味があって。十一谷義三郎(じゅういちや ぎさぶろう)は新感覚派でデビューしたが、結核で早世した作家・翻訳家。

三宅幾三郎も同じく作家・翻訳家で、私の持っている岩波文庫版嵐が丘やサッカレ『虚栄の市』は氏の翻訳。

水上瀧太郎『貝殻追放』上・下(改造文庫、昭和9年) 110円×2  当時人気を博したエッセイ集。

現在入手しやすいのは、三好行雄が42編を精選した岩波文庫版だが、この昭和9年の改造文庫版は、現代の視点から<精選>されたものではない、当時の生のままのもの。

 

 

以上の4冊は朝と昼に買ったものだが、夕方に再び訪問して、

ジャリ 澁澤龍彦訳『超男性』(白水社、1975年) 330円  若いころに買い逃していた一冊。いま、シュルレアリスムに再突入する気はないが、これだけは読んでもいいかも。

ミュラー・リヤー『婚姻の諸形式』(岩波文庫、昭和13年) 55円 (10)

今日は6冊、715円(税込)PaPayポイント20円相当

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

6月5日  

古ツアさんこと小山力也さんが、昨日もよみた屋の店頭均一コーナーで大物を発掘しておられる。

http://furuhonya-tour.seesaa.net/article/475447747.html

よみた屋ファンの端くれとして、ご同慶の至りです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

6月4日  

3か月ぶりくらいに、団地内の図書館が再開したので、妻が長らく借りていた本を返し、かわりに3冊借りてきた。

(新聞の閲覧席が利用できないなど、まだ制限付きの再開だ)

市の中央図書館ではないので、蔵書量はそれほど多くはないが、それでも気の利いた本もおいてある。

黒川信重教授の2冊と、金子務『江戸人物科学史』(中公新書)を借りてきた。

■ゼータへの招待 ■オイラーとリーマンのゼータ関数 →購入検討書籍に追加

 

とまあ、なんのかんの書いてるが、まとまりのないぼんやりとした休日であった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

6月4日  

昨日のよみた屋で、

『季刊思潮』1990年 通巻第7号

『季刊思潮』1990年 通巻第8号 各110円。

蓮実重彦・三浦雅士・浅田彰・柄谷行人の4氏による共同討議『昭和批評の諸問題』を読むため。

実は福武書店の柄谷行人編 浅田彰+蓮実重彦+三浦雅士「近代日本の批評 昭和編(上)(下)」は20年ほど前に入手していたのだが

思潮社の季刊誌だから、これとは別物かと勘違いしてしまった。

ま、しかし、竹田青嗣・笠井潔・すが(糸へんに圭)秀実・島弘之の共同討議『ロマン主義批判の帰趨』なんていうスリリングな小特集もあるので、これはこれでよしとしよう。

 

囲碁有段シリーズ 石田芳夫解説『有段者の問題集』(山海堂、昭和54年)110円

私は、万年へぼ碁で、おそらく5・6級くらいかと思う。

例えば、下図のような問題も、とても正解のような応接を想定できない。

やっぱり囲碁は無理だなと、改めて思うのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

6月4日  聖書再び

iPhoneアプリ 対訳聖書。

英訳は、KJV(ジェームズ王/欽定訳 ) BBE(ベーシック英語(Basic English)訳でロンドン大学のフック教授(S.H.Hooke)が850語のベーシック単語と詩文を理解するために役立つ100語および聖書単語50語を使用)

WEB(世界英語聖書) の3種類が選択可。日本語訳は、口語のみです。

 

 

 

6月3日  聖書再び

日本聖書協会『アートバイブル』

旧約聖書・新約聖書の物語が、西洋の名画とともに鑑賞できる。

聖書図像学・西洋美術史の理解にかかせない一冊。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

6月2日  雑記

BookOffなど新古書店系ユーザーの必須アイテム シールはがし液。

ダイソーで安く見つけたので買っておいた。110円(税込)

安いけどちゃんと剥がれる。

 

 

 

 

6月2日 英訳聖書

自宅の机周辺が古本でとっちらかり、職場に留め置いた本の持ち帰り作業も休止した。

住友林業が注文住宅の小冊子数冊を送ってくれるというので、申し込んでみた。

いつの日か、本の収納に悩まない家に住めるであろうか?(たぶん無理だろうが)

 

というわけで、なるべく不要不急の古本は買わないことにしたい。

数日前も、岸田劉生の絵日記揃いや、種村季弘の晴浴雨浴日記を、見送った。

絵日記揃いは、昨日みたら、無事嫁ぎ先が決まったようで、一安心であった。

 

Holy Bible: New King James Version, Burgundy, Leatherflex, Gift and Award, Red Letter Editon 828円アマゾン注文。

実は、ほぼ同じ聖書がよみた屋にあって、若干調べさせてもらった。

新欽定訳/新ジェームス王版聖書 New King James Version という翻訳の特徴についても、Wikipediaで調べて、一応の知識を得た。

アマゾンの方が安かったので、よみた屋さんには申し訳ないが、アマゾンに注文。

(同じ本なのか、若干異なるのか、着いてみないとわからない)

なぜ、英訳聖書を買ったかというと、最近ブラウン神父シリーズ(BBC)をアマゾンビデオでぼちぼち観ていて、神父さんが引用する聖書に関心がでてきたため。

(実にたわいない動機だ)

昔、高校生のころ、どういう経緯か忘れたが、小さなギデオン版の新約聖書を貰ったことがあり、しばらく大切に読んでいた。(いまも実家にあるはず)

以来45年、ようやく英訳の新旧約聖書を手元に迎えることになった。多少の感慨がある。

 


さっそく届いたので、写真撮影。

 

 

マタイ伝13章の 該当ページ。本文は7.5ポイントとのこと。決して大きい活字ではない。新約聖書ではキリストの言葉は赤い活字になっている。

 

ついでに我が家の聖書2冊を撮影。

 

左が文語訳聖書。USAで印刷された旨記載がある。ヴァージョンR53W。印刷年は不詳。前の所有者が購入したのは1948年である。

右は、口語訳聖書。日本聖書協会1983年版。ヴァージョンはJC53 JC55 JC53P JC59QS と記されている。

文語訳聖書 雅歌の冒頭。太宰や大岡昇平が引いたエピグラムを鑑賞するには、文語訳が手元に欲しい。

口語訳聖書の、同じく雅歌冒頭頁。