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10月31日  -62-

土曜日、国分寺 早春書店にて

バナール 鎮目恭夫訳『歴史における科学』第1分冊・第2分冊・第3分冊(みすず書房、1972年) 100円×3

シンガーの西洋科学史が実に面白く、このバナールの名著も、すべて読むとも思えないが、一気に買っておいた。

半年に一度、科学史モードになる。

あまり、発展はないが、まあ、面白いのだから良しとしよう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

10月31日  -59-  近況

先日、妻と立川市幸町のスシローにいった帰り、その近くの古民家を見学。

江戸末期の豪農の家らしいです。保存・運営もすばらしい。

 

 

カゴメからは、株主10周年記念のグラスとともに優待品着。今回は特製ノートも。

以前、郷里の母とのコミュニケーションに活用していた iPad mini の4G契約を解約。吉祥寺ヨドバシカメラにて。丸4年目の更改期間で手数料は無料でしたが、それでもSIMロックの解除には、別途申請と手数料がかかるとのこと。

ソフトバンクは長い付きあいですが、ほんと姑息ですね。総務省というか菅さんがかみつくわけです。

iPhone12が販売されて賑わってましたが、次回買うならSIMフリー版にしようと思ってます。

 

 

妻への誕生日プレゼントは、完全ワイヤレスのBlueToothイヤフォン。Ear Fun Freeというブランドで、4,580円なり(アマゾン)

 

 

統計数理研究所の公開講座、毎年データサイエンスまわりがボケないように受講してきたのですが、今年はコロナのせいで延期が続いていたのですが、結局とうとうZoomのオンライン公開講座になってしまいました。

総時間も短縮されて、丸2日間で受講料は16,000円。12月17日・18日の10:00〜17:30です。 さて、どうしたものか? 結構なお値段です。

 

松岡正剛の千夜千冊の最新の公開は、東浩紀の巻。

やってることは近しいと思うのですが、直接正剛が浩紀について語るのは珍しいのでは。

https://1000ya.isis.ne.jp/

またぞろ、東浩紀に関心が高まってきました。

 

 

10月29日  -59- 

昨日。秋も深まり、こころにあいた虚ろな穴。これを埋めるのは、よみた屋で古本買うしかない。

(11月17日(火)NHK 趣味どきっ! で、よみた屋の様子が、紹介されます。 国分寺七七舎の放映(クレジットなしの収録ですが)に続き、NHK登場です)

 

 

ガリレオ・ガリレイ 今野武雄・日田節次訳『新科学対話』上・下(岩波文庫、昭和42年) 55円×2 なにしろ昭和12年の訳のまま、古色蒼然とししてますが、他にめぼしい新訳はないようです。昨年からずっと探してた本。うれしい。

鈴木牧之編撰 岡田武松校訂『北越雪譜』(岩波文庫、1978年) 55円 北国の風俗と民話譚

室生犀星『我が愛する詩人の伝記』(中公公論社、昭和35年) 110円 元版(昭和34年再版)とあわせて記念撮影。新潮文庫版は発掘できず。

親族のクレームで単行本に掲載できなかったという佐藤惣之助の章は、下図の二版には未掲載です。新潮文庫版で復活したのかどうか気になりますが、確認できず。

 

カバーを外してみて、大発見。この昭和35年版の新書サイズの小冊子は、昭和48年に刊行された中公文庫の前身でした。背に中央公論文庫と小さくクレジットがあり、表紙の装丁はそのまま13年後の中公文庫です。

帰宅時に再訪。

新潮日本文学が大量に売れ残ってるので、『梅崎春生集』(新潮社、昭和48年) 110円 下図のように後期のユーモア湛える短編群を読むため。

林芙美子集は見送りですが、よく考えたら、おふたりは郷里桜島に文学碑をもつ作家です。これも縁だと思い直し、次回買うかも。

エヴリマンズライブラリ スウィフトの二冊(ガリバー旅行記と、桶物語・書物戦争他)は見送り。生きてるうちには読まないかもと自粛。しかし、次回買うかも。

 

 

玉川上水で水浴びして遊ぶ鴨。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

10月27日  -54- 古本自粛宣言

昨日、よみた屋では

室生犀星の我が愛する詩人の伝記、中公の新書版(昭和35年ごろ)が瀟洒で愛らしいので、買いたくなったが、なにしろ昭和33年ごろの元版を持っているので、がまん。

その他、新潮日本文学の、林芙美子の巻や梅崎春生の巻を買っておきたくなったが、

林芙美子の代表作以外の中短編も梅崎春生のボロ家の春秋などの後期の一連の作も、青空文庫で読めるではないかと思い直し、見送ったことだった。

ここにきてはたと悟った。

行き場のない古本が、リビングの机上にうず高く積まれ、心楽しいどころか、ユーウツな昨今、

 

1)図書館で読める本は極力買わない。津野海太郎氏のような学者でも、鎌倉(?)市の図書館ネットワークを活用して、中央図書館から取り寄せて読んでいるとのこと。私の近所の図書館(支所)は蔵書数万冊?のごくごく小さい図書館で、わたしが買いたい/読みたい図書はほとんど置いてないが、中央図書館からの取り寄せを視野に入れれば、カバーできないこともない。

2)青空文庫で読める小説類は極力買わない。活字の大きさも自由にコントロールできるし、ほんとは老眼にもやさしい電子書籍だ。活用しない手はない。

 

さてどうなりますことやら。

 

それにしても、買いたい本は増え続ける。

今朝がた、読書系ブログひとでなしの猫 で教えてもらった、ミロラド・パヴィチ  『ハザール事典 ― 夢の狩人たちの物語  [女性版]』  工藤幸雄 訳。これの創元文庫版でない元版のほう。

Ch、シンガーの科学思想のあゆみがなかなか面白いので、バナールの歴史における科学(これは国分寺の某所に安くあり)や、マクミランの世界科学史百科図鑑(第1巻)原書房 あたりを検討したが、マクミランは意外に高価で手が出ない。

これらは、Evernote 上の入手希望図書にせっせとメモされている。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

10月25日  -54-

日曜の朝のよみた屋へ。

ノヴァーリス 小牧健夫・渡辺格司訳『断章 上』(岩波文庫、昭和16年) 55円。たしか、中巻以降は途絶してしまったはず。

だから、定期的な復刊からも除外されているのだと思う。

これも、45年来の探求書で、今朝ようやく悲願が叶った。

ついでに、ノヴァーリス・小牧健夫関連書を、書棚から掘り出してみた。

 

由良君美が責任編集したという牧神社版全集。全3巻。1977年ごろ。第3巻(研究篇)未入手。

今泉文子訳のちくま文庫版作品集。全3巻。3巻目を買いそびれているうちに古書価が騰がってしまった。

 

小牧健夫の随筆集。角川書店、昭和35年

 

今日のもう一冊は、国分寺七七舎にて

森口繁一『応用数学夜話』(日科技連出版、1978年) 100円

光の最短コースに関する計算方法を参考にするため。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

10月25日  -52-

チャールズ・シンガー『科学思想のあゆみ』を黙々と読んでいる。今、ローマ時代の章で、そこでプリーニウスやルクレティウスが扱われている。

そして、届いた『酉陽雑俎 5 』。

全5巻揃えるのに丸40年もかかってしまった。

巻末の精緻な解説のなかで、訳者今村与志雄(1925-2007)は、南方熊楠を経てプリーニウスの文業に言及している。

揃えた酉陽雑俎と、よみた屋で眠っているプリーニウス全3巻、南方熊楠の英文論考第二集が、わたしのまわりでコラボしている。

人生の来し方行く末を思い、あまり楽しまぬ今日この頃だが、この時空を超えた風雅な三角形には静かな慰めを感じている。

 


話はかわって、古典文法。

萬葉集の大野晋による精密な校注を読んでいて、文語文法へ目覚めた(笑)

 

中高時代に学んだ教科書は先年よみた屋でみつけて買っておいた。(下左)

高校時代の恩師の著作も十年ほど前買ってあった。(鮫島正英先生)(下右)

今年の冬には、時枝誠記の文語篇・口語篇を買ってあった。(下)

大野晋の岩波新書は書棚から見つかったが、古典文法質問箱(角川文庫)は見つかっていない。

まあ、寄せ集めですが、勉強します。

 

 

 

 

10月24日  -52-

 

昨日のよみた屋。

『世界名詩集大成 <11> アメリカ篇』(平凡社、昭和37年) 110円 ひょっとするとダブリかとも思って買ったが、案の定ダブリだった。反省。

刊行当時は、ロバート・フロストもエズラ・パウンドも存命だったのだな。

 

年末年始にかけて厄介な仕事が目白押しで、はたして残り2か月半でやり遂げられるのかどうか・・・。

悩みの深い秋である。

 

 

10月22日  -51-

昨日、よみた屋。

野間宏・沖浦和光『アジアの聖と賤 被差別民の歴史と文化』(人文書院、1983年版)110円 今は河出文庫。聖と賤三部作の一冊。対談形式で、インド・中国・朝鮮・日本の差別史を徹底討議している。

もう一冊は、村川堅太郎訳『エリュトゥラー海案内記』(生活社、昭和23年) 110円 当時の定価150円。カバーはずいぶんくたびれているが、きらりと光るものを感じて購入。

実は、エリュトゥラー海案内記というのが、貴重な古代航海記だということを初めて知った。アマゾンで検索すると、この村川堅太郎訳が、中公文庫として近年まで版を重ね、東洋文庫では新訳完全版が最近刊行されている。

そんなこともつゆ知らず、70年以上前の古本で巡り合ったところが面白いと思った。大判の地図が付録としてついている。

 

よみた屋の新着本として、プリーニウスの博物誌全3巻(縮刷版でない方)が目に飛び込んできて驚いた。大冊を手に取ると、揃いで18,000円。

縮刷版でも全5巻を揃えると3万円以上するわけだから、お買い得といえよう。

しかしそれにしても値段が値段なので、購入予定図書に追加して今日のところは退散。

南方熊楠の英文論考第二集 約9000円とあわせて、購入を検討する。

 

博物誌を手に取ったのは、20年前の練馬図書館以来のこと。

妙に、東西の博物誌のことが頭に残り、そうだ、酉陽雑俎 の5巻目が未入手だったとはたと思いつき

Amazonにて

段成式 今村与志雄訳『酉陽雑俎 5 』(平凡社 東洋文庫)462円を注文。

2000円くらいはするかと思っていたが、安く入手できた。

この酉陽雑俎もまた、昭和56年の秋ごろ、小平図書館で第一巻を手に取って以来だから、全5巻を揃えるのに39年かかったことになる。感無量。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

10月21日  -48-

昨日、国分寺七七舎にて

伊東俊太郎・木村陽二郎・平田寛訳 チャールズ・シンガー『科学思想のあゆみ』(岩波書店、昭和43年版) 100円

オーソドックスな科学史入門書で、図版も多し。昨夜から読み始めましたが、読みやすいです。

ただ、中国やインドの数学・自然科学にはまったくふれていません。

チャールズ・シンガー(1876-1960)は英国の科学史家。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

10月20日  -47-

今朝の日経で知ったこと。テスラの時価総額>トヨタ+独フォルクスワーゲン+独ダイムラー+米GM 。

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO65178640Z11C20A0TCR000/   (有料記事)

いっぽう、三鷹の学習塾探究学舎。まるでTEDのようなプレゼン動画だけの授業で、小中学生とその父母に絶大な人気を誇るのだとか。

https://xtrend.nikkei.com/atcl/contents/18/00362/00003/?n_cid=nbpds_top3

 

昨日のよみた屋。

秋の夜長にたまには海外ミステリでもと思って買ってみたが、アマゾン読書子の書評を読むと、いたく複雑な褒め方をしている。

う〜む、ちょっと読めないかも。

ドロシー・L・セイヤーズ『ナイン・テイラーズ』(創元推理文庫)55円 1934年の作とのこと。セイヤーズを読むのは初めて。

サラ・ウォーターズ『半身』(創元推理文庫)55円 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

10月18日  -45-

鬱々とした気分と、ある種のしずかな高揚が交互に訪れる。

でも総じていえば、沈んだ気分です。

日曜の朝、吉祥寺へ。

アトレ1Fの人気コーナー コダマパンの詰め合わせ。540円(税込)で十個入ってました。

よみた屋では

多田富雄・中村桂子・養老孟司『「私」はなぜ存在するか 脳・免疫・ゲノム』(哲学書房、1994年)110円

中村桂子『自己創出する生命 普遍と個の物語』(哲学書房、1994年)110円

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

10月17日  -43-

昨日のよみた屋。

長谷部日出雄『桜桃とキリスト もう一つの太宰治伝』(文藝春秋) 110円 

アマゾン書評で小谷野敦さんが、太宰伝として奥野健男や猪瀬直樹より傑作だと激賞してるし、なにしろ、この著作で、大佛次郎賞・和辻哲郎文化賞をダブル受賞している。買っておかねば。

『ジュリアングリーン全集13 悪所』(人文書院)110円

『ジュリアングリーン全集14 日記2』(人文書院)110円 月報付きの美本です。ジュリアングリーン全集は福永武彦の責任編集であることを買ってのちに知った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

10月15日  -40-

夫婦で秋のハイキングにでもと考えないこともないが、ひょっとすると雨になるかもしれないような曇り空では遠出はできない。

家でゲームDiabloに興じるくらいしかやることもなく、国分寺七七舎へ。

津野海太郎『百歳までの読書』(本の雑誌社、2015年) 300円。

同じ著者の『最後の読書』も、老境の読書家群像を描いてよい本だとは思うが、新潮社のサイト考える人の連載(ネット公開中)との差異もわからないので見送り。

また、 チャールズ・シンガーの『科学思想のあゆみ』(岩波書店)も安かったのですが、見送り。

七七舎、こないだのNHKの収録(匿名収録ですが)以来、ますます磨きがかかったようで良書が多いです。

近くの早春書店にも立ち寄りましたが、ここも店頭本がなかなか素晴らしい。けど買わず。

 

老境読書術 

気になってるのは、上記2冊の他に

永江 朗 51歳からの読書術―ほんとうの読書は中年を過ぎてから

鶴見俊輔 『読んだ本はどこへいったのか』 よみた屋にあり

蔵書はなぜ増え続けるか 紀田順一郎 あたり。

 

なんだかんだと楽しそうに書いてますが、本を買っても本を読んでも、気の晴れないこのごろです。

津野さんも書いておられるように、いっそ大きな図書館の近くにでも住めば、購書欲も少しは鎮静化するのでしょうか。

 

 

 

 

 

 

 

 

10月15日  -39-

昨日のよみた屋。

日本古典文学大系4 高木市之助・五味智英・大野晋 校注『萬葉集 1』(岩波書店、昭和33年)110円 。

萬葉集は、手元に新潮日本古典集成版を4巻ほど持っているが、それには原文がついていないので、おくればせながら岩波版でも揃えてみようと。

1巻のみ店頭にあったので買ってみたが、もちろん2〜4巻もいずれ目についたら買う予定です。

西郷信綱の萬葉私記もぼちぼち読んでます。

 

 

 

 

 

 

10月13日  -38-

昨日のよみた屋。朝・昼と2回訪問して買う本なく、まあそういう日もあるかと思っていたら、暗くなった帰宅時に立ち寄って

日本古典文学大系2 秋本吉郎校注『風土記』(岩波書店、昭和33年)110円 を見つけた。

昨日のお昼のお弁当。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

10月12日  -37-

昨日、よみた屋にて。

里見とん『八畳記』(小山書店、昭和17年) 110円 当時の定価2円60銭 戦時中の印刷で紙質は悪いですが、造本は瀟洒で金がかかっています。

 

 

今日は仕事です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

10月10日  -36-

昨日、図書館で借りた。

小谷野敦『芥川賞の偏差値』

中山康樹『マイルス vs コルトレーン』

松岡正剛・佐藤優『読む力 現代の羅針盤となる150冊』 どれも力作です。

 

台風の近づいてきた土曜の正午ごろ。よみた屋店頭の定時観測(クリックすると拡大します)

あいかわらず濃い・・・

で、結局買ったのは

Charles & Mary Lamb "Tales from Shakespeare "(Everyman7s Library )110円

春日武彦『不幸になりたがる人たち 自虐志向と破滅願望』(文春新書、平成12年) 110円

 

今日は、台風の近づきつつある雨の土曜日ですが、次男とそのお嫁さんになるかた、われわれ夫婦で吉祥寺で昼食。

椿屋珈琲 花仙堂(公園通り、丸井脇)にて。

両家親睦会の段取りやら、いろいろ。

コロナのせいで若いふたりも大変です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

10月9日  -34-

左のリポスミン。睡眠改善薬。薬局では薬剤師の指導が必須で、店頭で直に手に取れないようです。

ところが、アマゾンでもPayPayモールでも、ネットでさくっと注文できたりします。よくわからないけど、値段はネットの方がはるかに安いので、

送料無料の業者を選んでPayPayモールで注文。12錠入りで430円ほど。

私は寝つきは非常に良くて、数学の本のような硬めの本を寝床に持ち込んだ夜には数ページで寝落ちするくらいなのですが、

夜中に老猫が鳴き騒ぐと目が覚めて再びねつけません。

このリポスミンを1錠飲んで2夜ほど過ごしてみましたが、確かに夜中に目覚める頻度は減ったようです。

ただ、この第2類医薬品というのは、アマゾンでも口コミ欄が閉鎖されていて閲覧できないようになってるみたいで、あまりネットで使用後の感想を書くのはよくないのかもしれません。

 

右の、ハイビタオール4000。昨日、吉祥寺のココカラファインで970円(税込)ほどで買いました。

ハードワークで疲れがたまってるとtwitterでこぼしていたEndoさんと、Kubotaさんに、一本ずつ進呈。もちろん私も一本。

ガラス瓶で重たいので、持ち帰らずに職場に置いて帰宅。

寄る年波のせいか、半日働いてるとぐったり疲れるときも多いので、当面オフィスで愛飲するつもりです。

 

昨日のよみた屋で

橋爪大三郎・大澤真幸『ふしぎなキリスト教』(講談社現代新書、2011年)110円

橋爪大三郎・大澤真幸『ゆかいな仏教』(サンガ新書、2013年)110円

橋爪大三郎・大澤真幸・宮台真司『おどろきの中国』(講談社現代新書、2013年)110円

同じシリーズの対談本『げんきな日本』は店頭で見送り。それにしても、各々のテーマでその道の専門家を招くわけでもなく、丁々発止としゃべりまくり。たいしたもんですが、どこまで本当?といいたくもなります。

 

 

 

わが師松岡正剛の最近の動画から。世田谷区赤堤の例のオフィスで撮ってるのでしょうが、なにがうらやましいって、立派な本棚。

わたしも、何不自由なく本を並べてみたいもんです。

https://www.youtube.com/watch?v=GYvLfqSX5a0

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

10月8日  -31-

昨日のよみた屋。

松山巖『うわさの遠近法』(青土社、1993年) 110円 この書で、サントリー学芸賞を受賞しています。松山巖は読むのは初めて。

風間喜代三『言語学の誕生 比較言語学小史』(岩波新書、1993年) 110円 印欧語の故郷を探る は、読みかけ。

西郷信綱『萬葉私記 第一部初期萬葉』(東京大学出版会、1958年) 110円

西郷信綱『萬葉私記 第二部人麿から家持まで』(東京大学出版会、1958年) 110円 昨夜は、山上憶良の章を読みました。先行研究を入念に検討したうえでの新たな理解の試み。読みやすい。

 

 

 

この十月、江東区大島に引っ越した長男からは、南砂のたなべ書店のレポートが届きました。かねがね金子さんから伺っていますが、なるほど圧巻ですね!

一度ゆかねば。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

10月7日  -27-

仕事の量が増えていささか閉口している。

いったいいつまで仕事を続けたものやらちょっと悩んでいる。

今週は、火曜から木曜まで3日連続で働き、土曜は、次男とその彼女、われわれ夫婦の四人で吉祥寺で会う予定。

 

そういえば、先週は横浜からの帰り、中目黒に途中下車したことだった。上京した昭和50年に住んだ中目黒で、初めて通った東京の古本屋が、中目黒商店街はずれの杉野書店で、

この店のことは、先日、ミステリ評論家の杉江松恋さんがブログで書いておられたが、先週わたしが訪問した際は、なにやら落莫した侘しい感じの佇まいで、店に入るのがためらわれた。

しかし、それにしても、広い中目黒をぐるりと一周してみて、45年前に覚えている店は、この杉野書店たったひとつだった。(あとは東急ストアとりそな銀行(当時の協和銀行)くらい)

わたしの寂しい青春の思い出の古本屋なので、ながく続けてほしい。

 

 

昨日のよみた屋。

一昨日に手に取った『中国医学史』(正確な書名と版元失念)、『松本清張傑作総集』1・2 はすでに売り切れており、朝に注目した、現代ラテンアメリカ短編集(白水社、1970年代)も東京大空襲の写真集(こちらも版元、書名失念)も

昼には既に売り切れていた。

迷っているなら買えばいいのだが、これ以上古本を増やしたくない思いとの葛藤がある。

今月もすでに相当数買ってしまったが、ひきつづき、ネット書店(アマゾン、PayPayモール)、新刊書店(ジュンク堂)、新古書店(BookOffなど)、その他の優良古本屋(国分寺七七舎、西荻窪盛林堂、古書ワルツ荻窪店、三鷹りんてん舎など)はすべて自粛し、

よみた屋でもなるべく買わないようにしてゆきたい。

 

なぜかレトロゲームでほそぼそと遊んでいる。

不健康このうえなく、不良老人の極みのようで、やさぐれた憂愁気分がすこし忘れられる。

今はなぜかDiablo 1 。 書庫を整理しているときに、Windows95時代のCDROMを発見し、手元のサブマシン(Windows7)では動くことを知った。

23年前にハマって、当時、毎夜毎夜魔物うごめく地下のダンジョンを徘徊していた。

今やっても、のめりこむ。傑作ですね。

(メモ) Diablo奮戦記

http://lesyn.com/nikki/2019/03/diablogog.html

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

10月5日  -27-

というわけで

日本古典文学大系71 空海 渡辺照宏・宮坂宥勝校注『三教指帰・性霊集』(岩波書店、昭和40年)110円

誰かにさらわれなくてよかった。

今度は、『中国医学史』?、『松本清張傑作総集』1・2 あたりが気になった。後の本は明日はないだろうけど、前の本は明日買うかも。

 

妻は、Go To キャンペーンを利用して、藤沢駅そばのビジネスホテルに一泊。翌日早朝に、本鵠沼の施設に実母を迎えにゆく関係で。

泊まった日の夕方には、大船で中学以来の友人Midoriさんと食事を楽しんだとのこと。

買い物に使えるクーポンも千円分ついてご機嫌でした。(クーポン券は、結局、藤沢では使う暇がなく、自宅に帰ってから自宅そばのドラッグストアで使いました)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

10月4日  -26-

よみた屋にて

集英社版日本の歴史13 高埜利彦『元禄・享保の時代』(集英社、1992年)110円

帰りの電車に乗ってから、買っておけばよかったと悔やまれる本がでてきた。明日もまた買いに来るか。

 

 

 

 

 

 

 

10月3日  -25-

土曜の朝もよみた屋へGo。

日本の歴史の続き巻を買おうと思っていったのだが、折口信夫全集がほぼ全巻放出されているのを発見し、急きょ折口全集に切り替え。

iPhone でEvernoteを呼び出し、欠けてる巻をチェック。中公文庫版でしか持っていない巻も含めて、下記の7巻を購入。

『折口信夫全集』15巻、23巻、24巻、28巻、29巻、30巻、別巻 110円×7

昭和50年に中公文庫で出始めた全集を数冊買った日から、なんと45年。ついに全巻が揃った記念すべき日です。

尚、前所有者がヘビイスモーカーだったのか、函は夥しく焼けていますが、本冊は月報もそろっていたって美麗です。

他に、竹内廸也訳 ロベール・ド・ラ・クロワ『海洋奇譚集』(白水社、1987年) 110円

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

10月3日  -17-

昨日、職場近くで長年の同僚 Fujimura さんとぱったり遭遇。ブログ(本欄)読んでいただいてるらしい。たいした記事なくてすいません。

 

よみた屋にて

集英社版日本の歴史4 栄原永遠男『天平の時代』(集英社、1992年)110円

集英社版日本の歴史5 瀧浪貞子『平安建都』(集英社、1992年)110円

集英社版日本の歴史6 朧谷寿『王朝と貴族』(集英社、1992年)110円

集英社版日本の歴史7 入間田宣夫『武者の世に』(集英社、1992年)110円

集英社版日本の歴史9 今谷明『日本国王と土民』(集英社、1992年)110円

集英社版日本の歴史10 池上裕子『戦国の群像』(集英社、1992年)110円

集英社版日本の歴史11 熱田公『天下一統』(集英社、1992年)110円

集英社版日本の歴史12 藤井譲治『江戸開幕』(集英社、1992年)110円

高橋哲哉『国家と犠牲』(NHKブックス)110円

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

10月2日  -8-

昨日、よみた屋にて

柄谷行人『探究 I 』(講談社)110円

ピエール・ガスカール『探検博物学者フンボルト』(白水社)110円

柄谷行人『倫理21』(平凡社)110円

上山春平『神々の体系』(中公新書)110円 続編も買おうと思っていたのに先を越された。凄まじいスピードで売れてゆく。争奪戦である。隣の客は敵と思え。

下村寅太郎『精神史の森の中で』(河出書房新社)110円 またやらかしました。ダブリです。

丸山眞男『自己内対話』(みすず書房)110円 没後に遺された手記・手帖類を、高弟がまとめたもの。隅々まで立派な本です。カバーなしなので安いが、この本が一番うれしい。

夕方にもう一度立ち寄り、

集英社版日本の歴史3 吉村武彦『古代王権の展開』(集英社、1991年)110円

集英社版日本の歴史8 伊藤喜良『南北朝の動乱』(集英社、1992年)110円 すでに刊行後29年を経ているので、考古学的には古いよなあと迷ってるうちに売れ出したので、あわてて2巻ゲット。今日(金曜)も仕事なので、今朝も残り巻を買います。全頁フルカラーで巻末資料も充実したなかなかの叢書です。こちらもカバー欠けで安い。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

10月1日  

昨日、帰り道の渋谷で、高層ビルを見上げて写真撮影。 

最後に渋谷に来たのはいつだったか?そう昔ではないと思ったが、あっという間に、ビルがいくつも建ってる。

正面が、渋谷スクランブルスクエア。これはニュースで読んで知ってた。

今、wikipediaで調べると、そびえたってるのが東棟。地上47階地下7階。このほかにもまだ工事中の中央棟(地上10階、地下2階)・西棟(地上13階、地下5階)ができるらしい。(2027年完成予定?)

手前の茶色いビルは、昔からある普通のビルで、その間に見える、青いピーナッツのようなビルが、渋谷ストリーム。旧東横線渋谷駅の線路跡地に建ったビルのようです。(地上35階、地下4階)

 

少し移動して、ヒカリエ(旧東急文化会館)を撮影。東急文化会館の上の階にあった東急名画座で洋画をいろいろ観たのはもう45年前か。

目を転じて、旧宮下公園にできたという宮下パークという複合ビル。これは、先日、TVもしもツアーズで観て知ってた。

旧東急プラザ跡にできたという新生東急プラザ。これも昨年末に完成してたんだね。そういえばTVやネットのニュースでオープンの様子をやってたな。これが、渋谷フクラスビル(地上19階、地下5階)か。 駅をぐるっと回って見ておけばよかった。

 

 

まだまだ終わらない!渋谷の再開発プロジェクト全部見せます→2027 から、地図拝借。

この他にも、すでに竣工済みのビル、今なお工事中の高層ビルが目白押し。いやはや、近々再訪して、いちどちゃんとチェックしておかねばなあ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

9月30日   -45-

今日は京急線六浦まで、義父の墓参に出かける予定。帰りは東横線・井の頭線と乗り継いで、よみた屋にでも立ち寄るか。


で、よみた屋で

野口武彦『荻生徂徠 江戸のドン・キホーテ』(中公新書、1993年)110円

買いたい本がいくつか見つかったので、明日もあるようなら、明日(10/1)に買おう。

 

9月に買った本 45冊で、しめて5,665円。冊数・金額ともに相当減りました。やればできるじゃないか。

ただ、読書のほうは低調です。

10月は、仕事も読書も古本買いも、ピッチを上げるか?

 

9月29日   -44-

今月は、ひたすら古本を自粛したから、今月は古本買いがかなり減った。でも、買いたい本リスト@Evernote が増殖していて、反動がこわい(笑)

年内残り三か月の仕事をどうやりくりするか思案中。

 

 

昨日のよみた屋。

河合彦充『督乗丸の漂流』(筑摩書房、昭和39年)110円 著者は海事史の草分け。グリーンベルトシリーズはちくま新書の先祖様か。

呉澤森『鍼灸の世界』(集英社新書、2000年)110円 サイン入り 漢方とか鍼灸とか気とか、若いころからずっと気になってる。

石田英一郎・伊東信雄・井上光貞・江上波夫・小林行雄・関晃『シンポジウム 日本国家の起源』(角川新書、昭和42年) 110円 先日かった角川文庫版の元本。こちらのほうが状態が良いので買い増し。

大林太良『葬制の起源』(角川新書、昭和40年)110円 先日、もっと状態の良い角川選書版で見送ったばかりだが、結局、古びた元本で買ってしまった。

高史明『歎異抄のこころ』(NHK出版、1996年) 55円 ようやく親鸞に近づいてきた。高史明も初めて。

夏石鈴子『家内安全』(マガジンハウス、2002年) 110円 著者サイン入り。短編集他。

 

 

 

 

 

David A. Sinclair PhD "Lifespan: Why We Age - and Why We Don't Have to " 1546円をアマゾンで予約注文。ペーパーバック版の発売は来年の4月1日とのこと。7か月も先なんだが、まあいいか。

邦訳は、『LIFESPAN(ライフスパン): 老いなき世界』(東洋経済新報社)2640円で発売中。

仲野徹 : 大阪大学教授 による書評は下記。

https://toyokeizai.net/articles/-/375773

結局、気が向いたら邦訳で読むかもしれない。そのときは原書の予約はキャンセルしよう。

 

 

9月27日   -38-

よみた屋にて、

北杜夫『マンボウ哀愁のヨーロッパ再訪記』(青春出版社、2000年) 110円 このところ読書がスランプなので、寝床で読める本を。

恋塚稔『みかんの花咲く丘 川田正子 歌とその時代』(東京書籍、1984年) 110円 川田正子女史の葉書一葉が挟まれていた。

『私の履歴書 文化人1』(日本経済新聞社、昭和58年)110円 重くて迷ったが、収録されてる作家のあまりの豪華さに圧倒されて買いました。この手の本は古本屋でもたまに見かけますが、いざ買おうとしてアマゾンや日本の古本屋で調べるとけっこう高価です。

 

 

市民センター備え付けの専用の廃棄ボックスに、不要になった電化製品やケーブル類を投入。

図書館では、『素数大百科』(共立出版)、すが(糸+圭)秀実『吉本隆明の時代』(作品社、2008年)、黒川信重『オイラーとリーマンのゼータ関数』(日本評論社、2018年)

洋泉社編集部編『村上春樹全小説ガイドブック』(洋泉社、2013年)を借りてきた。買うとけっこう高い本が多いです。なるべく図書館で読もうと、たまには殊勝に。

 

 

今朝のNHK 中井貴一の「サラメシ」。小特集は南島パラオの日本人移住者の食事事情(withコロナ)編。

たまたま中島敦の全集を繙いていて、あまりの偶然にびっくり。78年前中島敦が働いていたという建物は今も現存しているのだろうか?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

9月27日   -35-

よみた屋以外の古本屋・新刊書店・ネット書店(新刊・古書系)での書籍買いを自粛しているので、9月の本の増加は抑制されています。ただ、狭いマンションにあふれかえった古本の類を抜本的にどうするかの目途は立っていません。

タモリがCMにでているメルカリ、あるいはPayPayモールにでも不要本を出品することも検討中です。書友いわもとさんからは、セカンドハウスに蔵書を移してはどうかという提案もいただいてますが、車を運転しないわが夫婦には、移動のコストや手間を考慮すると、なかなか難しい面もあります。

(ブログを愛読させていただいている、武蔵野日和下駄の著者の方は、群馬?の山荘に、膨大な蔵書を移して晴耕雨読の毎日を過ごしておられます。引退後の生き方としては、ひとつのあこがれではありますが・・・。)

なにしろ、貧乏性のわたしは、古本に限らず物を捨てるのが苦手で、古いPCなんぞも、ついついとっておく性分で、目下は、古いPCの廃棄にもしぶしぶ取り組んでいます。

 

(揃った中島敦全集、ただし函欠け)

 

 

 

 

昨日は、近所のバーミヤンで夫婦でランチ。そのあと、これまた近所の図書館へ。

すが(糸+圭)秀実の吉本隆明論や、『素数大百科』といった、買うと高価な本もありましたので、今日(日曜)に借りてくる予定です。

というわけで、昨宵は、wikipedia で吉本隆明の章を読んでたりしたわけです。

吉本ばななのお姉さん マンガ家のハルノ宵子さんのことは、今年になってはじめて知りました。

天然生活 の記事では、姉妹と父隆明が食卓を囲む風景や、吉本隆明の遺された書斎などが公開されていて、生活者吉本隆明のことがしのばれて興味深いものがあります。

(おそらく文京区千駄木だと思います)

晩年も精力的に著作を書いていました。先日よみた屋でたまたま手にとった『老いの流儀』や  『ひきこもれ ひとりの時間をもつということ』(ともに2002年)などの著作は、かつての吉本のスタイルとは遠い、あるいは読みやすい書物でしょう。それを老いの衰えとみる向きもあるようですが、必ずしもそうだとは思いません。

87歳でなくなってから早8年。仰ぎ見るようなカリスマだった吉本隆明の、等身大のすがたが、ようやく私にも見えてきました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

9月26日   -35-

雨の朝、吉祥寺駅公園口、某マックの正面にある某ビルで、F君と打ち合わせ。

おかげで仕事がはかどりました。

 

よみた屋では

小島信夫・浜本武雄訳 アンダソン『ワインズバーグ・オハイオ』(講談社文芸文庫)55円 新潮文庫版に加えて、買い増し。

『古書店地図帖 関東・甲信越・東海・関西』(図書新聞社、1968年)110円 私が小学6年の時の古書店地図。当時の東京のことなど当然知る由もないのですが、7年後の昭和50年に上京していくつかの古本屋を巡ったころの思い出と重ね合わせると、懐かしい。

当時、ネットもスマホもSNSもブログもなかった時代には、古書ファンにはこうした地図帖が必須アイテムだったんですね。それはそれで懐かしい時代ではあります。

『中島敦全集 第3巻』(筑摩書房、1976年) 330円 函が破損していましたが、セロテープできれいに補修できました。月報付きの美本ですが、端本なので安いのか。ちょうどよいことに、第1巻・第2巻とも、函なしですが入手済みでしたので、見事全

3巻完揃いです。ただし、別巻中島敦研究は未入手。 

今回、中島敦の日記やノートなどを拝見するにつけ、若き秀才の旺盛な知識欲にあらためて驚かされます。山月記・名人伝などの短編の精緻な職人芸だけではない作家・中島敦の全貌が、この全集で窺えそうです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(wikipedia)

クマムシの中には、周りに水がなくなっても生き延びることができる陸生のクマムシもいる。水のない場所では、乾眠(かんみん)と呼ばれる脱水した仮死状態となり、全ての代謝をストップさせる。クマムシがその“最強”の威力を発揮するのはこのときだ。マイナス273℃から100℃の温度、真空から75,000気圧までの圧力、数千グレイ※1の放射線、実際の宇宙空間に10日間曝露した後も生存が確認されるなど、乾眠状態のクマムシが私たちの知る地球生物の常識を超越した環境への極限耐性を持つことが確認されている。

 

 

 

 

 

9月24日   -32-

昨日、よみた屋にて

ジョージ・オーウェル『動物農場』(角川文庫、昭和51年) 55円

一昨日、いわもとさんが読んだという角川文庫版が、ひょっこりよみた屋均一本コーナーに現れたので、これも縁とおもい、買い求めた。

なるほど、伺った通り、開高健のエッセイが十頁ほど。開高健らしいシャープなエッセイがオーウェルの本質をずばり見抜いている。

そして、訳者による60頁の解説・オーウェル年譜。時代は経ってるが、立派な訳書だなあ。

 

 

 

 

 

 

 

9月23日   -31-

昨日、中高時代以来の友人いわもとさんと田端文士村ツアー。

近藤富枝の同名の書(中公文庫)も持ってるのですが、長年未読。というわけであまり予備知識なしにのんびり歩きました。

田端駅前の大きなビルが全館計画停電中で、田畑文士村文学館も臨時休館でがっかり、みずほ銀行のATMもつかえなくて閉口しました。

それはさておき、室生犀星の旧邸数か所、中野重治、萩原朔太郎、小林秀雄、田河水泡の旧宅跡を巡りましたが、さすがに戦時の空襲・高度成長期の宅地造成・バブル期の大変動など一世紀近くを経て、

ゆかりの旧宅そのものが保存されているわけでもなく、当たり前といえば当たり前ですが、ちょっと寂しい思いもしました。

 

BookOffなどをひやかしつつ、ぶらり散歩の旅を千駄木駅まで。

そこから日比谷線で日比谷へ。

日比谷公園内の和洋の庭園を楽しみながら、オープンテラス日比谷サローで乾杯。

フィッシュ&チップスなどの料理もGoodでした。

 

iPhoneアプリ Paper Camera でパステル画風に加工

二次会は、有楽町駅そばの屋台で、酎ハイと焼き鳥。

オーウェルの1984、動物農場、中公文庫からでた評論集他、20世紀英文学の話題と、蓼科高原や河口湖の避暑物件の検討など、話はつきませんでした。

またお会いしましょう。

 

 

 

 

 

 

 

9月22日   -31-

読書や各種のお勉強は、このところ低調ですが、仕事がぐんぐん捗っているのが唯一の救い。

今年は、疫病の流行が、入試に大混乱をもたらした年として、長く記憶に残るでしょう。その入試情報のデータベースを構築しているところです。

 

よみた屋にて、

ジョン・クリモ プラプッダ(星川淳)訳 『チャネリング 1 饒舌な宇宙』(ヴォイス、1991年) 110円 ニューエイジ、スピリチュアル系の本を買うことが増えているのです。

 

デイヴィッド・ハルバースタム『ザ・コールデスト・ウインター 朝鮮戦争』上巻(文藝春秋、2009年)110円 ハルバースタムの遺作。

ロバート・シャーロッド 中野五郎(編)『記録写真 太平洋戦争』(光文社、昭和31年) 110円×2

 

 

 

ところで、国勢調査。我が家の不肖デジタル大臣がちゃちゃっとすませました。

 

 

 

 

 

9月21日   -27-

昨日。福永武彦『意中の画家たち』(人文書院)110円

 

今月は、読書や各種のお勉強は、とても低調ですが、仕事のほうはデジタル職人の本領発揮といったところで案外はかどっているのが唯一の救いです。

 

 

夜明け前、悪戦苦闘して、みつけだした伊達得夫関連書。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

9月20日   -26-

昨日の土曜、そして今日と、4連休中は閑散としたオフィスで仕事をします。

 

昨日のよみた屋で

阿部勤也・網野善彦・石井進・樺山紘一『中世の風景』上・下(中公新書、1981年) 110円×2 世界史・日本史それぞれふたりの碩学が自由闊達に討議するという貴重な本。

網野善彦『異形の王権』(平凡社、1986年) 110円

L・ザイトレル『アトランチス大陸』(大陸書房、1975年)110円 なんで買ってしまったか?まあ、いいか。

中村真一郎『中村真一郎評論集成2 私の西欧文学』(岩波書店、1984年)110円 こんな選集が出てたのは知りませんでしたが、目次を見ると、私の趣向にぴったり。

調べてみると、中村真一郎、福永武彦ともに1918年(大正7年)の生まれですから、生きていれば今年102歳、私の長命の叔母のひとつ下になります。

私の西洋文学の趣向は、この世代の強い影響下で培われたものと思われます。

 

家に帰ったら、河合塾のガイドライン2020年9月号が届いていました。2021年度の入試制度の一覧表、大冊です。

 

 

仕事が忙しいとついついストレス解消に古本を買ってしまいます。

今日(日曜)も、きっと買うことでしょう。

 

 

 

昨日の昼食は、富士そばでかき揚げ蕎麦 430円。

近年このかき揚げが若干胃にもたれるようになりました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

9月19日   -20-

今日明日と仕事。

妻が、実母の介護の関係で、10月上旬、藤沢駅近くのホテルに一泊する。昨日のGotoキャンペーン東京追加を受けて、今朝、先日済ませておいたBookingcomの予約をいったんキャンセルし、じゃらんで再度Gotoプランで予約し直し。35%の旅行代金割引と15%の地域クーポン(これは現地のホテルで受け取るらしい)の手続きが完了。

 

昨日は、よみた屋で

中村稔『回想の伊達得夫』(青土社、2019年) 880円 不遇の時代の稲垣足穂と伊達得夫の交流を描いた一章あり。足穂関連書として購入。

中沢新一『僕の叔父さん 網野善彦』(集英社新書、2004年)110円

読書は全くはかどらず、寝てばかりの毎日。体力気力その他の衰えを痛感して侘しいなり。

でも、よみた屋では、昨日気になった本を今日もチェックするのだ。

 

 

 

 

 

9月18日   -18-

朝、iOS14 にアップグレード。30分ほどで無事完了。

ただ、電池の減りが速いように感じます。マイナーな更新が近々あるかも。

 

 

9月17日   -18-

夫婦でサイクリング。桜街道を西に下って、武蔵村山市のしゃぶ葉(すかいらーく系)で豚しゃぶランチに大満足。

天乃屋やカステラ文明堂の工場直営店で煎餅や切り落としのお徳用カステラを買ったのち、イオン・モールの各階を見学した。

 

 

 

 

 

 

9月16日   -18-

亡くなられた岸部四郎さんの、古書蒐集家・文藝愛好家としての意外な一面を、エッセイスト荻原魚雷さんが書いています。

http://gyorai.blogspot.com/2020/09/blog-post_16.html

<意外な>と書きましたが、単に私が知らなかっただけかもしれません。

 

新潮社のサイト考える人。

津野海太郎さんの連載コラム 最後の読書

けっこう読ませますね。先日よみた屋で手に取ったのは、『百歳までの読書術』だったのか、それともこのコラムが書籍になった『最後の読書』だったのか、はっきりしません。

 

郷里の母へ、敬老の日にちなんでという訳でもありませんが

カステラ切り落としの詰め合わせと、資生堂パーラーのサブレ2缶を送りました。

サブレ缶のほうは、今回の台風で避難する際にお世話になった近所の方への御礼を想定して送りましたが、もってゆくのが大儀なようであれば、母に召し上がってもらってもいいと思っています。

 

 

 

 

 

9月15日   -18-

昨日、三鷹のK大学附属病院に通っている妻と、吉祥寺で合流。

椿屋珈琲 花仙堂(吉祥寺公園口、丸井脇)にて一緒にランチ。紅茶シフォンケーキとあわせて1500円ほど。

 

 

 

 

遅ればせながら、映画『マッドマックス 怒りのデスロード』 を観た。(アマゾン)

1979年の第一作は、池袋文芸坐で封切の年に観ている。

「核兵器による大量殺戮戦争勃発後、生活環境が汚染され、生存者達は物資と資源を武力で奪い合い、文明社会が壊滅した世界を舞台とする」(wikipediaから転載)

このコンセプトは、この映画で一般的になった訳だが、第一作目は特別感銘を受けた映画だったわけではない。

実は、2015年の第4作目の監督が、第一作の監督ジョージ・ミラーと同じだということを知らず、観終わってのちに初めて知った次第。

1979年 監督34歳 (私23歳) →→ 2020年 監督 75歳 (私64歳)

初志貫徹というか、41年もかけて4作も作り続けるなんて、えらいですね。(続編も企画中とのこと)

今回の『マッドマックス 怒りのデスロード』、物語が重層的で、全編フェミニズム映画として観ることもできる。

私は、第4作目をおおいに楽しみました。

 

 

 

 

 

蓮實重彦ロングインタビュー 

韓国の映画誌FILO に今年連載された、メールによるインタビューを、新潮社のWebサイト「考える人」に転載したもの。

蓮実重彦の今がわかり、とてもありがたい。

 

この1年ほど、映画からは遠ざかっていましたが、黒沢清監督に加え、蓮実重彦の注目する日本映画の若手

濱口竜介監督(寝ても覚めても

三宅唱監督(きみの鳥はうたえる

あたりをアマゾンで観てみようと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

9月13日   -18-

よみた屋にて

佐藤優『世界観 地球規模の動乱を生き抜くために』(小学館新書、2016年) 110円

佐藤優・宮家邦彦『世界史の大転換 常識が通じない時代の読み方』(PHP新書、2016年) 110円

丸山敏秋『気 論語からニューサイエンスまで』(東京美術、昭和61年) 110円     湯浅泰雄「気」とは何か―人体が発するエネルギー (NHKブックス)を見送ってこちらを選択。両方買ってもよかったのだが。

 

 

 

黒沢清監督がNHK-BS 8K(4K?)のために撮った映画が、ヴェネチア映画祭で銀獅子賞(最優秀監督賞)を受賞した。大坂なおみの全米オープン二度目の優勝とあわせて今朝のうれしいニュースだ。

Yahoo!ニュース

映画批評家蓮実重彦の門下といってもいいの?違うの? 詳しく知らないが、蓮実との対談を以前読んで、映画も見てみようと思ったこと数回に及ぶのだが、ちゃんとは観ていない。近々旧作を観ます。

 

 

 

 

 

 

 

 

9月13日   -15-

昨夜も、数学書を寝床に持ち込んでみたものの、ページをめくる前に寝落ち。

職場のSさんが、この九月で還暦を迎え、先日、定年延長の手続きをしたとのことであった。このSさんとは、丸4年ほど歳が違うわけだが、この4年で私もずいぶん衰えたなあと思わないでもない。

Sさんと私は、きたる1月の新テスト入試のプロジェクトの実働部隊の中核に位置するわけだが、新型コロナ禍のさなかで、老年二人組、これを遂行するのも骨の折れることだ。

若手の俊才M君も辞めてしまい、今月からの残り4か月は、けっこう厄介な仕事もいくつか抱えていて、はて来春以降どうしたものかと考え込んでいる。

 

小谷野敦さんのブログの最新記事、とても良かった。

豊田正子の戦中と戦後   諸君! 2007年4月

豊田正子という作家の戦中戦後の生涯を追いつつ、日中戦争の実像・日中共産党の虚妄まで書ききって、さすが小谷野敦だと思う。

ところで、「諸君! 2007年4月」とあるのは、雑誌発表の文を再掲したということ?

 

 

 

 

 

 

 

 

9月12日   -15-

昨日、

よみた屋にて

柄谷行人『日本近代文学の起源』(講談社、1980年) 110円 現在は、岩波現代文庫版が「定本」とされており、講談社文芸文庫版が、別の「原本」として存在する。今回買った初版との異同については詳しくわからない。

職場への道すがら、よみた屋で均一本を買うのだけはおのれに許しているが、それ以外は、ネット書店・リアル書店いずれでも、本の購入は控えているところ。

 

情報システム部との少人数の打ち合わせに際して、MacBook Air を自宅から職場の会議室へ持参したが、とっても快適&有能。

仕事のエレガントな秘書役です。(会議室のwifi 接続も簡単でした)

この打合せに先立って、DropBox 年額 14,400円(税抜)を再契約。 この春に契約が切れてから半年近く、アマゾンやマイクロソフトのクラウドサービスと併用して経費を抑える道を模索していたが、結局有料サービスを再契約し、DropBoxに再度一元化することにした。

容量は2TB。職場のデスクトップの仕事で使う全ファイルが悠々格納できる。

手始めに、来冬のプロジェクト関連のフォルダを丸ごとDropBoxに移し、デスクトップ機にはショートカットのみをおくこととしてみた。

これでうまく機能するのか、しばらく様子をみてみよう。

 

 

 

 

 

 

 

 

9月11日   -14-

昨日、今日と連続で仕事。

昨日、よみた屋にて

高階秀爾『ルネッサンス夜話』(平凡社、昭和54年)110円

グレアム・グリーン『二十一の短編』(早川書房、昭和37年) 110円

グレアム・グリーン『第三の男・落ちた偶像』(早川書房、昭和37年) 110円

 

廣松渉+柄谷行人+市川浩+浅田彰 座談会「<近代の超克>をめぐって」(1989年)を、マーカー片手に読んでいる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

9月8日   -11-

昨日のよみた屋にて、

佐藤優・佐高信『世界と闘う「読書術」 思想を鍛える1000冊』(集英社新書、2013年) 110円 いわゆる入門書をあれこれ挙げてお茶を濁す、というたぐいの対談ではない。書籍リストも、濃密。

佐藤優『世界史の極意』(NHK出版新書、2015年)110円

佐藤優の新書が大量にでていたので、あと何冊か買うかも。

廣松渉『今こそマルクスを読み返す』(講談社現代新書、1990年) 110円 ソ連の解体、ベルリンの壁の崩壊など、歴史的な転換点となった年に書かれた、マルクス再評価の本。

諸富祥彦『トランスパーソナル心理学入門』(講談社現代新書、1999年) 110円  二冊目。今度は読むかもしれない。

笠井嘉『退却神経症』(講談社現代新書、昭和63年) 110円  著者は1928年生まれというから、私の母と同じ歳。ご健在です。

 

 

 

 

 

 

9月6日   -6-

よみた屋にて

イリヤ・プリコジン/イザベル・スタンジェール 伏見康治他訳『混沌からの秩序』(みすず書房、1996年) 110円 鉛筆で書き込み多数。

今井良『内閣情報調査室 公安警察、公安調査庁との三つ巴の闘い』(幻冬舎新書、2019年) 110円

 

新刊、準新刊、古本(古書) それぞれ買いたい本が溜まってきてるが、月の始めは自粛中。

 

 

 

 

 

 

9月5日   -4-

子どもたちにとっての夏休みは幻のように過ぎて、すでに秋。短くなった昼に秋を実感するものの、昼間の暑さは相変わらず。

職場では、僚友M君が去って、実は今年後半の4か月はけっこう大変なのだ。

コロナ禍のなかの新テスト実施も、1月に控えてるし。

 

よみた屋にて

橋爪大三郎・佐藤優『あぶない一神教』(小学館新書) 110円

ホフマンスタール 富士川英雄訳『詩集・拾遺詩集』(平凡社) 55円 美本だが、反っている本。二冊目。昭和30年代の元本「世界名詩集大成」や河出版の選集も持ってるのだが。

井伏鱒二『釣師・釣場』(新潮社、昭和35年二刷)110円 新潮文庫版では持ってる本。22年前、石神井公園で買い逃したのを思い出して、買い増し。函の絵は、岸波白艸居。

 

今月は、古本買いはできるだけ控えるようにします。なに、よみた屋の均一を控え、アマゾンのポチっとクリックを控えればいい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

9月3日

9月から始まったマイナポイント制度。前からPayPayで登録してあったので、今朝ためしに

PayPayに1万円チャージしてみると、残高が 12,500円増えていました。(25%分のポイントがチャージ時に加算)

この、チャージ時に即ポイント加算というのが分かりやすくて良いですね。

わが地元東大和市では、9月は30%ポイント還元キャンペーンも始まってます。(期間は1か月間のみ)

東大和市に本社(本店)のある地元企業(店舗)のみのキャンペーンですので、使えるお店が限られてるのですが、

近所の米屋さんが加盟店になってますので、お米はここで買うことにします。

(例えば2000円のお米を買うと、600円分のポイントが後日加算されます)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

9月2日

ビアトリクス・ポター 作・絵 いしいももこ 訳『ピーターラビットの絵本 1』(福音館書店) 55円 @よみた屋

山の中腹にせり出した太古の岩盤のうえに立って、遠く山々を眺望しているのは、ロバート・レッドフォード(撮影当時79歳)とニック・ノルティ(同 75歳)。

妻が観ていた映画『ロング・トレイル!』(2016年)のエンドシーンで、アメリカらしい雄大な風景に目を奪われた。

アマゾンの批評子によれば、「アメリカ東部アパラチア山脈に沿って14州3,500kmのロングトレイル」とのこと。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

8月31日   - 76 -

アマゾンにて注文

鐘江宏之『律令国家と万葉びと (全集 日本の歴史 3) 』(小学館、 2008年) 446円

よみた屋にて

宇佐美蓮『W 警視庁公安部スパイハンター』(文春文庫)55円 文庫オリジナル短編集です。雑誌発表や単行本を経ずにいきなり文庫。匿名作家ですね。

8月の家計簿。

1)55円均一(よみた屋) 8冊 440円

2)110円均一(よみた屋) 52冊 5720円

3)アマゾン他 16冊 9,571円

合計で、76冊 15,731円

金額・冊数ともに7月とほぼ同じ。

 

 

 

8月31日   -74-

昨日のよみた屋で

福永光司・上田正昭・上山春平『日本古代史・新考 道教と古代の天皇制』(徳間書店、昭和53年)110円

目次見開き。目次の3頁目は略。

 

 

 

 

尾関宗園『ウジウジするな!くよくよするな!あんたが一番えらいんや!』(KKロングセラーズ、平成16年)110円 俗流禅の説教本。俗臭芬々たる凡作だった。

 

 

 

 

 

8月29日   -72-

朝夕はいくぶんか過ごしやすくなったが、その分真昼の残暑の苛烈さがいっそう身にこたえる。

朝、よみた屋へ。

現代思想 2018年1月号 特集=現代思想の総展望2018 所収の中沢新一レンマ学論文に圧倒されて、レジまで運びかけたが、いったん保留。ただ、単行本版「レンマ学」購入には拍車がかかりそうだ。

この論文の冒頭は、映画「メッセージ」に登場する、異星人の言語翻訳にまつわるエピソードから始まる。こういう中沢新一の衒学趣味は昔から好きだ。

 

結局、西沢夢路『基礎からのMySQL』(ソフトバンク・クリエイティブ、2007年第1版)110円 この書籍好評で版を重ねて現在は第3版とのこと。だからまあ、この第一版はあまり価値がないのだが、ざっと目を通して概要が理解できれば元はとれる。

 

英国から、コリンズのドイツ語会話CDも届いた。注文から到着まで約3週間かかったわけだが、コロナ禍による国際空輸システムの疲弊が関係しているのか、それはわからない。

さっそく、iPhoneに保存して、電車のなかでも聴いてます。

 

夕方、夫婦と長男、長男の彼女Yさんの四人で、国分寺駅南口「北海道」にて会食。個室でしたので、静かにゆっくり食事と会話が楽しめました。

駅ビル1階名店街で買っておいた、お土産のクッキーを渡して、解散。

9月中旬には大島駅近くの賃貸マンションに引っ越す由。

 

 

8月27日   -71-

昨日は仕事。情報のKoさんと打ち合わせ。

 

『現代思想 現代思想の316冊 ブックガイド2018』2018年4月号 (青土社) 110円 表紙が一部破れているが気にしない。糊で補修。なかなかスリリングなブックガイド。巻末に詳細な索引あり。316冊中、持ってるのはたったの9冊くらいです。

白洲正子・加藤唐九郎『やきもの談義』(駸々堂、昭和51年)110円 題簽は加藤唐九郎

wikipedia に、「1960年に永仁の壺事件で古瀬戸の大規模な贋作を行っていたことが発覚し・・・」とあるが、対談中ではどのように話されたのか?

カラー写真7頁。他、写真多数。

 

 

 

 

 

 

8月26日   -69-

 

Bluetooth完全ワイヤレスイヤホン Anker Soundcore Liberty Neo アマゾンで購入。500円引きクーポンやらを駆使して4395円。Anker 社のSoundcore というブランドで

google出身の中国系アメリカ人が起業した会社のようだ。

今使ってる final 社の E-3000という有線イヤホンも悪くないのだが、通勤電車で装着する際の煩わしさがイヤになった。

YAMAHAのTW-E3A とか、今朝yahooの記事で知った AVIOT製の TE-D01g とか、7000円台の競合品と比べてどうであろうか?明日届くので、楽しみ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

8月25日   -69-

よみた屋へGo。

小鷹信光訳 クレイグ・ライス『時計は三時に止まる』(創元推理文庫)55円

小鷹信光訳 クレイグ・ライス『死体は散歩する』(創元推理文庫)55円

たまには、ユーモア・ミステリでも読んでみようという気になった。

 

ロブサン・ランパ『第三の眼 秘境チベットに生まれて』(光文社、昭和32年)110円

帰り途、wikipediaで調べると、下図の著者略歴は、完全なインチキであることが、この本の刊行後暴かれてしまったそうな。つまりこの本トンデモ本だった。トホホ。

 

井之頭公園の畔で、アイスコーヒー飲んで帰りました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

8月25日   -66-

早朝に起きて、書く。

今朝の東京の日の出は 5:09、日の入は18:19とのこと。夏至から二か月たって、昼もずいぶん短くなった。

炎暑もようやく一段落し、セミの鳴き声にもなにやら哀愁めくものを感じる。

 

昨日は仕事。よみた屋にて

網野善彦『無縁・公界・楽 日本中世の自由と平和』(平凡社、1978年) 110円 やっと買えた。初版のほうで、増補版ではない。

 

阿部謹也『ハーメルンの笛吹き男 伝説とその世界』(平凡社、昭和49年)110円 こちらもようやく買えた。

他に、

森山朋絵(企画・編著)『映像体験ミュージアム』(工作舎、2006年増補版) 110円 高山宏・坂根巌夫などの執筆陣 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

8月23日   -63-

深夜にのこのこと起きだして、ブログ類チェック。

わたしが知らないスゴ本は、きっとあなたが読んでいる 最新記事を読んで

http://dain.cocolog-nifty.com/myblog/2020/08/post-102adf.html

植芝理一『大蜘蛛ちゃんフラッシュ・バック』 第1巻(講談社) 351円を 注文。

 

 

 

『21世紀の新しい数学』 なんとかかんとか読了。もちろん理解できてるわけじゃありません。小島氏曰く、それで良いそうです。

メルセンヌ素数が無限に存在するか否か、証明するにはあと500年位かかるだろうと。

まあ、あまり関係ないですが、囲碁や将棋でコンピュータ・プログラムが人間を負かすのはとうめん無理だろうとは、前世紀末の大方の予想でしたが、

21世紀になってあれよあれよという間に、AIが進化して、囲碁や将棋の世界レベルの名人を負かすようになったわけで、

数学についても、現時点で想像もできないようなブレークスルーが開けるかもしれないですね。

 

昨日観たアマゾンプライムビデオ

● 嘘を愛する女   監督: 中江和仁  出演: 長澤まさみ, 高橋一生, 吉田鋼太郎  みな好演。つまり演出がいいということ。

●ジェーン・ドウの解剖 妻が観てた。 昔読んだ、ペトリュス・ボレルの「解剖学者ドン・ベサリウス」という短編を思い出した。オチは旧約聖書ネタでした(レビ記 20章27節)。私はそういうのは根が好きなほうです。

●シャイニング キューブリックの名作。妻が観てた。

 

 

 

8月22日   -62-

夫婦それぞれの父親の命日。

 

昨日は、よみた屋で

村上春樹訳 スコット・フィッツジェラルド『グレート・ギャッツビー』(中央公論新社、2006年)110円 ロバート・レッドフォード主演の映画は、40年ほど前に観ていますが、あらすじは忘れました。

島尾敏雄『日の名残り』正・続や、長くつ下のピッピ三部作は見送り。

 

河上肇の戦時中の日記や紀田順一郎『日記の虚実』を読んで、太平洋戦争中の文化人の日記に関心がふたたび増しています。

山田風太郎の日記6冊のうち、最初の2冊は持っていますが、未読。終戦後の残り4冊(小学館→小学館文庫)でも探してみますか・・・。

 

 

 

8月20日   -61-

昨日は10:30から18時すぎまで仕事。

よみた屋では、

ビジュアル版世界の歴史1 江坂輝彌・大貫良夫『文明の誕生』(講談社、1984年版)110円 旧石器時代から新石器時代までの人類史をふんだんな図版とともに詳述している。申し分のない一冊なのだが、如何せん、出版は36年前と、そうとう古い。

最近も気をつけていると、ナショナルジオグラフィックなどのWeb記事で、毎月、人類考古学の興味深いトピックが紹介されていて驚かされることが多い。

人類学・考古学は日進月歩だから、ほんとは最新版の書籍がほしいのだが、アマゾンでは手ごろな本がみつけられない。こんど、ジュンク堂にでもいってみるかな。

 

そしてもう一冊は、

紀田順一郎『日記の虚実』(ちくま文庫、1995年) 55円 近代日本の作家の日記研究。樋口一葉、蘆花、荷風、岸田劉生・野上彌生子・伊藤整(太平洋戦争日記)、古川ロッパ 他。

小冊子ながら、紀田順一郎らしい綿密な考察、暖かい人間理解が光る一冊です。好著。

尚、この本で、南方熊楠日記の存在を教えられ、購入希望図書に加わりました。(八坂書房版、全4巻)

 

よみた屋では、アストリッド・リンドグレーンの長くつ下のピッピ3部作を見送り。

古本が増えないように気をつけています。荻窪の古書ワルツ・西荻窪の盛林堂・三鷹のりんてん舎/水中書店・国分寺の七七舎(18日・19日のNHKドキュメンタリー「世界の夢の本屋」、ドラマパートの撮影で俳優さんを入れてロケがあったようです。番組のクレジットでは非公開とのこと。民放のドラマと扱いが違いますね)

あたりに足を運ぶとまたまた買い込みそうで、自粛中です。

 

 

 

近所の野球グラウンドで。

散歩でよく聴いているのは、Chick Corea のReturn To Forever 。 その昔、吉祥寺のJAZZ喫茶 西洋乞食(すでに閉店)でMさんと一緒に訊いたアルバムだ。

こういうパーカッシヴなJAZZを、コロナ自粛の春以来、なぜか多く聴いている。

 

妻に頼まれて、吉祥寺ダイヤ街の大黒屋で、小田急線のフリー乗車券。

11月末期限の全線フリー切符が 1枚350円です。

 

 

 

8月19日   -59-

昨夜、寝床で

岩波明 『発達障害』 (文春新書、2017年) 326円注文。サヴァン症候群などについても最新の精神医学の知見が披露されているようだ。

 

これまた、昨夜、届いた『21世紀の新しい数学』を読んで、

オイラー→リーマン→ラマヌジャン という流れの現在の位置に、日本の数学者 望月新一や黒川信重がいるのでは、という壮麗な<ゼータの夢>に感動し、

『ラマヌジャンζの衝撃』 や、『ゼータへの招待』『オイラーとリーマンのゼータ関数』 (ともに日本評論社)を、衝動買いしそうになったが、さすがにこらえた。

しかし、近日、買う予定である。

私の生きているうちに、リーマン予想やABC予想といった世紀の難問を、人類が解く日がくるに違いない。

 

 

 

 

 

 

 

 

8月18日   -58-

朝5時、窓のそとでは夥しいセミが鳴いている。

昨日のよみた屋では、

丸山真男(眞男)『日本の思想』(岩波新書、1998年刷)110円 若いころに買った本は、郷里に置いてあるのか、ここ(自宅)にあるのかはっきりしない。今度こそ読む気になってきた。

成瀬治監修 ヘルマン・キンダー/ヴェルナー・ヒルゲマン『カラー世界史百科 増補版』(平凡社、1991年)110円 新書サイズではあるが、フルカラーで図版がふんだん。アマゾンの古書価が異常に高い。

細谷行輝責任編集『パスポート独和辞典』(白水社、1996年)110円 独和辞典探してた。渡りに船とはこのこと。

河合隼雄・長田弘『子どもの本の森へ』(岩波書店、1998年)110円 自由闊達に語った対談。脚注充実。

半村良『戸隠伝説』(講談社、昭和52年)110円 アマゾンの書評子の評判がよくない。まあ、このころは乱作ぎみだったものなあ。

昭和52年の風俗が懐かしい。物語冒頭にでてくる図書館はカード式検索だし、煙草はすぱすぱ吸ってるし、携帯電話なんぞもちろんないし、パソコン(コンピュータ)も市中どこにもない。

でもけっこうみんな幸せそうに生き生きとしてる。(追記、結局凡作だった。出だしはなかなか良かったのだが、尻切れトンボ。)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

8月17日   -53-

残暑厳しいこのごろ、晩酌はもっぱらチョーヤの梅酒。

梅酒(15%):炭酸水= 4:6 くらいで割ります。

糖分の取りすぎには注意したいですね。カロリーオフの「さらりとした梅酒」( 700円くらい)に切り替えたほうがいいのかな。

(今は約1000円くらいのシングルイヤー )

山形県鶴岡市の阿部Q書店から、木下杢太郎日記揃いが届きました。1980年版ですから、丸40年たっているわけですが、函の背が焼けているくらいで状態は良です。

阿部Q書店。いままで存じ上げませんでしたが、明治20年創業の老舗古書店で、かの赤坂憲雄氏も足繁く通ったことがあるとか。

ホームページなどを拝見すると、風格のある古書店ですね。

 

血液内科医の職を捨てて、ITの世界に華麗に転身したLillianさんの昨日のtwitter。

親子ほども歳は違うはずですが、なぜか共感します。

わたし= もう還暦をすぎて人生の残り時間も限られてきましたが、毎日を大切にして、学問の面白さを追究してゆきたいです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

8月16日   -53-

4時前に目覚めて布団のなかでうつらうつらしていたら、猫がさかんに鳴き出してしぶしぶ起床。

このころの猛暑で休みの日は家にこもりがちで、運動量も減ってます。

今朝は殊勝にも早朝(5:30頃)散歩。

駅前のこじゃれたカフェ&レストランに閉店の貼り紙が。コロナのせいで1・2か月休業してたし、そのあとも客が減ってたものなあ。残念です。

近所の公園は、主にシニアがたくさん歩いてます。犬の散歩もちらほら。のどかです。

約2km歩いて、朝の珈琲。

味の素の優待で送ってくれた、パルスイート&オリゴ糖。近所のヤオコーでは270g入りで400円しないみたい。

一回ごく微量でいいので、みかけよりも安いのです。

最近は、砂糖の代わりに使ってます。

おくればせながらダイエット。こちらはリピートする予定です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

8月16日   -53-

黒川信重・小島寛之 『リーマン予想は解決するのか? 絶対数学の戦略』(青土社、2009年) 396円 坂戸市のゆずの木書店に注文(アマゾン)

昨日の、『21世紀の新しい数学』に続いて。

 

昨日は、仕事。閑散としたオフィスで、長年のつきあいであるF君と、今年後半の業務について討議。

コロナ禍のなかで、プロジェクトの強靭性をいかに担保するか?早い話が、だれか罹患しても動くチームにしておかないと、プロジェクトが破綻する。

 

よみた屋では特に買わず。

島尾敏雄の『日の移ろい』正・続 を買うべきか否か迷う。買ったところで読むであろうか?ここが問題だ。

 

 

 

 

 

8月15日   -52-

『木下杢太郎日記』全5巻(岩波書店、1979年) 2257円 @山形あべQ書店 注文。

 

 

 

 

8月14日   -47-

昨日は仕事。今年のお盆は例年ほど電車が空いてないような気がします。旅行や帰省を控えたひとが多いせいかも。

かくいう私も、お盆には弟といっしょに鹿児島に帰る予定でしたが、コロナのせいで断念しました。

 

よみた屋では特に買わず。

森銑三『明治東京逸聞史 1・2』平凡社〈東洋文庫〉(ただし函なし)は、迷ってるうちに他の人の手に渡ってしまいました。

まあ、私が買って積読本になるより、愛読する人の手に渡るのが良かったのかも。

 

目下、買いたい本は、

木下杢太郎の日記全5巻(岩波書店)と、こんどでた村上春樹の短編集二冊、エッセイ集一冊くらいでしょうか。

(ほかにもたくさんあって、evernote には一覧があるのですが、いますぐ読みたいのは上くらいか)

 

なぜか、25年ぶりくらいに、Lemming にハマり、お盆はレトロゲームモードです。

 

(追記)

 

黒川信重・小島寛之 『21世紀の新しい数学  絶対数学、リーマン予想、そしてこれからの数学』(技術評論社、2013年)1054円   アマゾン(もったいない本舗)で安かったのでぽちっと注文。

→ 売り切れにつきキャンセルさせてほしいとメールがきた。どこか別なところへ再注文しようとも思ったが、なんだか気勢をそがれてしまって休止中。

→ HONWAKADO へ再注文 1043円

 

 

 

 

8月12日   -46-

■昨日買った本(すべて よみた屋)

吉行淳之介『懐かしい人たち』(講談社、1994年4月) 110円  同年の7月に満70歳の誕生日を前になくなっていますので、生前最後の著作になります。

目次は下の写真2葉。文壇回顧録、追想録になります。

 

中村真一郎『眼の快楽』(NTT出版、1996年) 110円 図版多数。なかなか豪奢な本です。

澤地久枝『画家の妻たち』(文藝春秋、1993年) 110円 これまた図版多数の豪奢な本。澤地久枝の意外な側面です。

石井孝『人物叢書 勝海舟』(吉川弘文館、平成3年版) 110円

窪田般彌『一切合財みな煙』(河出書房新社、2002年) 110円 近代翻訳者列伝。なんとダブリでした。反省

Sir Arthur Conan Doyle " The complete Sherlock Homes " (Barnes & Noble 版) Volume 1   110円

706頁に及ぶ大冊。下巻(Vol.2)もアマゾンで買えるようですが、よみた屋でしばらく様子をみます。

国松孝二訳 シュトルム『遅咲きの薔薇』(角川文庫、昭和47年) 55円 表題作を読みたかった。更年期を迎えた夫婦の愛のものがたり。掌編です。

昨夜読みましたが、まあ特別な名作というほどのことはなかったです。

石田英一郎・伊東信雄・井上光貞・江上波夫・小林行雄・関晃『シンポジウム 日本国家の起源』(角川文庫、昭和47年) 55円 元本は角川選書あたり?シンポジウムの詳細は未詳。

 

■レトロ・ゲーム

残暑厳しい折柄、なぜかレトロゲーム熱復活(笑)

Lemming 100面以上あるフルセットが、Windows の公式アプリサイトで無料で入手できるんですね。ちょっとうれしい。

25年ほど前ハマってました。

https://www.microsoft.com/ja-jp/p/lemmings/9wzdncrfjcdm?activetab=pivot:overviewtab

スマホゲームにも移植されてますが、そちらは操作性やゲームコンセプトが微妙です。

 

Lode Runner は有料(350円)とのこと。Lode Runner は、iPhone アプリにも移植されてますけどね。

https://www.microsoft.com/ja-jp/p/lode-runner-classic/9wzdncrcx4m1?activetab=pivot:overviewtab

Dongleware というソフト会社が27年ほど前に販売していた Oxyd という名作パズルが、フリーになって登場。

けっこうファンが多いみたいです。

http://www.nongnu.org/enigma/

往年遊んだゲーム(主にPC系)で、記憶に残るのは

Castle (Excellent版もあり)、Lode Runner 、サムライメック2(mac)、プリンス・オブ・ペルシア1&2、Lemming (+Oh! No! more lemming) 、Diablo1 など。

 

 

■真夏の夜の枕頭JAZZ

4・5年前に買ったBlueTooth無線スピーカー、小さい筐体で音はそこそこ。最近は寝床で寝る前にjazz聴いてます。コルトレーンのバラードとか、Bill Evans とか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

8月9日   -38-

連日の暑さでぐったりです。

よみた屋では、

澁澤龍彦『幻想の画廊から』(美術出版社、1968年10月三刷)110円

 

 『十五少年漂流記』は、今ひとつ面白くなく、途中から流し読み。数十年間孤独なサバイバル生活を送ったロビンソンのほうが内省的で性に合います。ヴェルヌの物語設定は1860年ごろ、ロビンソンの書かれたのはそのおよそ200年前になるわけです。

 

 

 

話はかわって、おみた屋と同じ界隈(井の頭通沿い)にある、割烹黒ねこ。

入り口もこじんまりしていて、なにやら常連客相手の小さなお店だと勝手に思っていましたが、吉祥寺でもよく知られた老舗だとか。

長年のブログ友、家飲み一人酒日記の ponkichiさんの記事を読ませていただきました。なにかの機会には入ってみようと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

8月9日   -37-

昨日は仕事。よって、よみた屋にも朝・昼・夕と足繁く通った。

ヴェルヌ 波多野完治訳 『十五少年漂流記』(新潮文庫)55円 調べてみたら同じ新潮文庫で3冊目だった。さすがに反省して、昨夜から読んでます。

長谷川宏『新しいヘーゲル』(講談社現代文庫、1997年版)110円 歴史哲学講義(岩波文庫)の平明な翻訳で定評のある長谷川宏氏(1940年生まれ)のヘーゲル入門。

『漱石全集 第6巻 坑夫』(岩波書店、昭和31年)110円 35巻揃いで3850円(税込)という値段で、まさに買い時だったのですが、ちょうど折口信夫全集で取り込んでました。記念に文庫で持ってない「坑夫」を。

村上春樹の新作短編集が書店に並んでますが、アマゾンの書評子が、漱石の「坑夫」とくらべてどうたらとか書いてたので、気になって買ってみました。

 

『折口信夫全集』 7・21・22・25・26・27巻 110円×6 で、よみた屋プロジェクトいちおう終了。未入手の巻は、28・29・30・別巻の4冊。文庫版でのみ持っているのは、15・23・24巻。まあ、日本の古本屋で該当巻をまとめ買いしてもいいのですが、気長に待つのもいいかもしれません。

堀辰雄全集の未入手巻とあわせて、evernote にメモしました。

 

 

 

 

 

 

 

8月7日   -28-

よみた屋にて

太平洋学会編『太平洋諸島入門』(三省堂選書、1995年四刷)110円 ポリネシア、ミクロネシア、メラネシア 3圏にわたってよくまとまった入門書だが、如何せん、古すぎた。

 

『折口信夫全集』 11・12・13・14巻 110円×4   残り巻は明朝に賭ける。(明日は仕事)

 

 

 

 

信岡先生のドイツ語文法入門、CD付が書棚からみつかった。けっこうわかりやすい構成で、CDもついている。

これはこれでよかったのに、collins のCDなんぞも注文してしまった。

 

 

 

8月6日   -23-

よみた屋にて

三好達治『午後の夢 自選詩集』(白水社、1953年) 110円 

他に、

『折口信夫全集』 4・5・6・10・17・18・19・20・31巻 110円×9 こうなりゃできる限り全集を揃える。文庫版で持ってる巻も買い増す気になってきた。

 

よみた屋店頭では、漱石全集(新書版)35巻、武田泰淳全集(筑摩)まで登場してるが、さすがに折口信夫で手いっぱいだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

8月6日   -13-

昨日は仕事。情報システムのFさんと打ち合わせ。コロナ禍のさなかでプロジェクトの強靭性をいかに担保するか、難しいテーマです。

 

さて、先月の爆買いはおおいに反省するところなのですが、減速中とはいえ、店頭でみかけるとつい買ってしまいます。

 

昨日は、よみた屋店頭で、

『折口信夫全集』 1・2・3・9巻(中央公論社、昭和40年)110円×4 函は強く日に焼けていますが、本冊は美麗です。古代研究は、中公文庫版で持ってはいるのですが、なんと購入から45年後に元の全集版を買ってしまいました。

 

家に帰りつくと、もったいない本舗から一冊が届いていて、柄谷行人の対談・鼎談・座談会 最近注文していた計6冊が揃いました。でもまだ4冊ほど残っています。

 

 

 

 

 

Collins Easy Learning German - Easy Learning German Grammar は、先日家に届いていて、文法・重要単語・動詞の活用がコンパクトにまとまった良書なのですが、如何せん、発音がわからん(笑)

書棚から近年買ったはずのドイツ語入門書2・3冊を発掘する気力もなく、ならばと、

Easy Learning German Audio Course: Language Learning the Easy Way with Collins (Collins Easy Learning Audio Course)  1956円 をアマゾン経由で英国の業者に注文しました。CD3枚組とのこと。2週間ほど待つのでしょうか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

8月4日

よく眠ったせいか、今朝はわりと精神的にも清澄な気分です。

昨日は仕事してましたが、知力・体力・気力の衰えを痛感し、終日どんよりとしてました。

昨日のよみた屋で

ロアルト・ダール『王女マメーリア』(ハヤカワ文庫、1999年)55円 表題作は帰りの電車のなかで読みましたが、特別唸ったわけでもありません。でもまあ、暇なときにでも。

似たような作風の作家で、ロバート ブロック『血は冷たく流れる』も、よみた屋に眠ってるので、近日買うかも。

茂木健一郎『脳を活かす勉強法 奇跡の強化学習』(PHP研究所、2007年)110円

 

家に帰りついたら、ドイツ語の入門書と、柄谷行人がたくさん届いてました。ドイツ語入門のCD検討中。

 

 

 

 

 

 

8月2日

長梅雨+コロナも鬱陶しかったが、一転、真夏+コロナのモードに切り替わり、これもまた鬱陶しい。

日曜の休日、朝方は、Windows上でiTunes の音楽メンテナンス。

手元のiPhoneXに、Bill Evans と、アメリカンカルテット時代のKeith Jarrett を残し、ロックの大半をいったんリムーブ。

電車のなかでは、上記ピアノ・トリオ(+パーカッション)を聴いてます。

午後は、吉祥寺→国分寺 といういつもの流れ。

よみた屋では、たまたま何も買わず。Bill Evans の浩瀚な評伝(1600円)があったが見送り。

サンロード商店街の外口書店では、廣松渉の講談社新書が売り切れてた。残念。

BookOffは見送り。

東急デパート脇を2Fにあがって、百年へ。

柄谷行人(編著)『シンポジウム3』(太田出版、1998年) 開店14周年記念の20%オフで、880円が704円に。PayPayで払った。

国分寺は、いちおう七七舎へ立ち寄るが、何も買わず。

 

夕食のあとは早々に寝床に就いて、河上肇の日記(昭和15年頃)を読むが、寝落ち。

夜中にのこのこ起きだして、これを書く。

 

・・・

長らく、訃報のことは書かないできたが、実は60代の方の訃報に接するとどきっとする。

ドラマ(映画)深夜食堂の主題歌を唄っていた鈴木常吉さん。65歳で病に倒れた。

https://www.tokyo-np.co.jp/article/45578

グラフィック・デザイナーの戸田ツトム氏も早世ではないか。69歳。

 

いそがいさんのtwitterではじめて知った作家 三輪正道さん。

https://twitter.com/ISOGAI_1/status/1288325753130557440?s=20

なかなか入手するのが難しいようだなと調べていたら、すでに近年、60代なかばで亡くなられていたのだった。

https://sumus2013.exblog.jp/29666855/

 

自分だってあと何年生きるか、これは神様ですらわからないんじゃないか。

老いに抗して、未来に己を投げかける企て。

 

 

 

 

 

 

 

 

8月1日

先月買った古本の集計をしてみて驚いた。

1) 55円文庫均一 18冊  990円

2) 110円均一(単行本、新書) 45冊 4,950円

3) 均一本以外 13冊 9,769円

しめて76冊 15,709円

まあ、古本以外は趣味らしい趣味もないし、煙草も1年前に止めたし、酒だって控えているこの頃だから、出費のことはいい。

しかし、76冊のうちいったい何冊読んだであろうか? リストアップする気力もない。

第一、このうち、職場に留め置いている本がけっこうある。持ち帰ってすらいないありさまだ。

 

というわけで、些か反省し、よみた屋では朝・昼と買わず。

しかし、夕方、均一本のなかで掃き溜めに鶴のようにひっそりと眠る

ヘルダーリン全集 第1巻 を手に取ってみると、ここでこれを買わないと、もう一生ヘルダーリン全集の原書などと巡り合うこともあるまいという思いにかられ

ドイツ語まったく読めないままに購入してしまった。110円

天金をあしらい栞紐も2本ついてる上質本です。

家に帰って、はたと気付いた!

そうだ、ドイツ語を勉強すればいいんだ。

ドイツ語も知らないままで、この生を終えるのも悲しいではないか。

ドイツ語の入門書は数冊買ってあるから、発掘すればでてくるかもしれない。

しかし、どうせなら、まったくしがらみのない環境で学んでみたい。ということで、

Collins Easy Learning German - Easy Learning German Grammar 778円 をアマゾンに注文。

近年買ったはずのCDつきドイツ語入門書はおいおい書棚を探してみよう。

 

以下の本もアマゾンに注文。

柄谷行人『ダイアローグ 2 (1980‐1984) 』(第三文明社、1990年) 416円

柄谷行人『ダイアローグ 3 (1984-1986) 』(第三文明社、1987年) 348円

柄谷行人『シンポジウム〈1〉 』(太田出版、1994年) 550円