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2月28日

昨日、迷った末に、よみた屋にて

『漱石全集』第1巻〜第11巻(岩波書店、昭和41年) 1210円 

ひいひいいいながら持ち帰った。

 

岩波の最新の版は、定本 漱石全集 全28巻 別巻1 で、2016年の刊行。

その前は・・・・ と、まとめようとして

もっといいサイト こちら がみつかったので、これからこのサイトを読みます。

 

旧版の揃いは、全17巻+別巻(昭和3年・10年の月報合本) なので、

残った巻は

6冊+別巻 ということになる。

家についてから、日本の古本屋で検索すると、この旧版(17巻+別巻)の揃いで、5000円くらい(送料別途)で手に入るみたいだ。

残りの6・7冊も、バラで注文することはできるが、どうしても各巻送料こみで1000円程度はかかるので、

実は残り巻をせっせと買い集めるよりも、いっそ揃いを買い直したほうが安くつくということになる。

そういうわけで、残りの巻は、ふたたび古本屋の店頭でバラ売りで安くめぐり合うまでじっと待つことにしようと思う。

 

実は総ルビというのは意外に読みにくかったりするのだが、まあそれはさておき、

菊版の正字旧かなの全集で、とりあえずは全作品が手元におけたので

今日のところはとてもうれしい。

(残り巻は、日記・書簡集・続書簡集・増補雑篇、総索引など)

志賀直哉全集、漱石全集、尾崎一雄の自伝文壇史、サートン女史の日記など、読む本がぞくぞく増えて幸せです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2月27日

尾崎一雄の『あの日この日』上・下巻、続巻(講談社、1975年) が、大分市ウナム書房と武蔵境駅浩仁堂から続けて届いた。

最初からきちんと読もうとすると挫折するかもしれない。まずは関心のあるところから、読み始めよう。

それにしても、尾崎一雄の博覧強記には驚かされる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2月27日

一昨日、昨日と、よみた屋で

May Sarton (1912 ―1995) の日記(原書)をみつけ、

Journal of a Solitude (1973)

Endgame: A Journal of the Seventy-Ninth Year (1992)

Encore: A Journal of the Eightieth Year (1993)

At Eighty-Two (1996)

の4冊を買った。 各110円

At Seventy: A Journal (1984) は目下見送り中。

独り居の日記(みすず書房)をはじめとして邦訳もたくさんでているが、わりと高価で、買いそびれてきた。

ちょっと眺めてみよう。

 

他に、

日本聖書協会『聖書』1979年販 55円を買った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2月25日

今日から国公立大の二次試験ですが、私は休み。

 

ついさきほど、Amazonで注文したのは

尾崎一雄『あの日この日』上・下巻(講談社、1975年) 2100円 大分市ウナム書房

尾崎一雄『あの日この日』続巻(講談社、1982年) 780円 武蔵境駅の浩仁堂(店売りは止めました)

このところ、ずっと、古本屋でないものかと探してましたが、断念しました。

日本の古本屋で3刷揃い2000円で出てましたが、配送料が不明なので結局Amazonに注文しました。

 

昨日のよみた屋では

『「そうだ、村上さんに聞いてみよう」と世間の人々が村上春樹にとりあえずぶっつける282の大疑問に果たして村上さんはちゃんと答えられるのか? 』(朝日新聞社、2000年) 110円

日本の歴史第01巻 岡村道雄『縄文の生活誌 改訂版』(講談社、2002年) 110円 例の捏造事件を受けて改訂・補筆された版です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2月23日

昨日のよみた屋。

吉川幸次郎『杜詩講義』(筑摩書房、昭和38年) 110円 特筆すべきは、ソノシート4枚(EPではなく、LP)がついてること。まだ聴いてませんが、中国語の朗読です。

これは素晴らしい。なので

小川環樹『唐詩概説』(中国詩人選集 別巻)(岩波書店、昭和33年)110円 で、中国詩の詩法を学ぶつもり。また

吉川幸次郎『陶淵明伝』(新潮選書、昭和31年)110円 も。 かつては新潮文庫、今はちくま学芸文庫に収められいるようですが、その最初の版。

 

ほかに、

村上春樹『村上かるた うさぎおいしーフランス人』(文藝春秋、2007年) 110円 肩の力を抜いて書いた、かるたに寄せた短文集。帯文がすべて(笑)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2月21日

今日は、いわもとさんと古本屋巡りですが、その前によみた屋に立ち寄り。

山折哲雄『仏教民俗学』(講談社学術文庫)55円

養老孟司・奥本大三郎・池田清彦『三人寄れば虫の知恵』(新潮文庫) 55円 虫マニア3人の鼎談。

陳舜臣『中国発掘物語』(講談社文庫) 55円 元本は1984年の平凡社版とのことで記述が古いのは否めませんが、面白そうなので。

 

いわもとさんとは、11時に荻窪駅南口 岩森書店前で。 ここから古本巡りを始める予定でしたが、あいにく開店準備中なので、

竹中書店→ 古書ワルツ → 藍書店 とめぐりました。

古書ワルツ、新規開店の時以来2回目です。値付けは強気のものと格安のものとわかれてるかな。

今日はとくに買わず。いい本もちらほらあったので、元気のいい時に再訪します。

 

元、都丸書店分店(高円寺)が、藍書店として移転したことは知ってましたが、今日散歩の途中ぱったりめぐり合いました。

 

書店巡りを終えて、荻窪駅から南方向(太田黒公園)に散策。

きけば、いわもとさんが昭和の末ごろ住んでいた街とのことで、平成の30年を飛び越えて、令和の御代に再訪となったわけです。

 

下写真は荻外荘(近衞文麿旧宅)。広大な邸宅跡です。現在は杉並区の管理のもと公園になっているようです。

ほかに角川源義の旧宅、恩地孝四郎の旧アトリエなど、現存している家屋をみることができました。

 

このあと、総武線で、阿佐ヶ谷へ移動。

アーケード街の古き良き古本屋 千章堂書店で、いわもとさんは、阿川弘之の『志賀直哉』上下巻を格安で購入。

わたしは、人文書院の『ヴァリエテ 第2巻』をみつけたのですが、自宅書庫に眠る同書が第1巻か第2巻か判然とせず、いったん見送り。

(でも確認のうえ、買いに来るかもしれません)

 

そこから、コンコ堂に移動して、

私は、

江上波夫『改版 騎馬民族国家』(中公新書、1991年)110円を購入。1967年の初版刊行後の内外の批判を受けて、改訂した版を探してました。

 

わざわざ荻窪・阿佐ヶ谷までお誘いしておいて、私はいたって低調で申し訳なかったですが、いわもとさんはけっこう買われたようです。

 

打ち上げは、阿佐ヶ谷駅南口の鮨居酒屋「杉玉」にて、ビールとお寿司で。

両手を消毒後、しずかに乾杯しました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2月20日

鮎の宿 着。 開封してみて、何度もめぐり合ってきた本だと納得。

本日は、よみた屋で

吉村冬彦『橡の實』(小山書店、昭和11年)110円 ご存じ寺田寅彦の、吉村冬彦名での遺作だそうで、小宮豊隆が序文を書いています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2月20日

夜更け、寝床からAmazonに入り、

佐竹昭広『閑居と乱世 中世文学点描』(平凡社、2005年) 1315円 注文。

ひとでなしの猫さんにご紹介いただきました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2月18日

昨日は、玉川上水の緑道を散歩。まだ裸木ですが、春の気配はそこまできています。

緑道の南にひろがる立川の農園。このあたりの農園は、TVでよく紹介されます。(先日は、ゴボウの収穫の様子を放映してました)

今日は、隣町で通院ののち、吉祥寺よみた屋へ。ここでは買わず。

武蔵小金井駅で途中下車して、昨年の10月に駅前に移転していた中央書房を訪問。

武蔵小金井駅北口から徒歩1・2分、近いです。新店舗でこぎれいです。

『室生犀星全詩集』美本ですが8000円では手が出ず。小山清全集 (増補版ではありません)は5000円。

夏目漱石全集(新書版)は揃いで4500円、まあ安いと思います。

耕治人の全詩集(武蔵野書房)なんて初めてみました。千家元麿に師事して詩を書いていたんですね。

結局何も買わず、国分寺駅で再び下車。

駅ビル内では、丸亀製麺の新店舗がにぎわってました。

七七舎にて、

瀧井孝作『釣の楽しみ』(二見書房、昭和50年) 100円 を買いました。

『無限抱擁』も『俳人仲間』も未読のままですが、これは気楽に読めそうです。

 

この他、Amazonで、

阿川弘之『鮎の宿』(六興出版、1975年) 401円 を注文。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2月16日

よみた屋にて、

三島由紀夫『評論 亀は兎に追ひつくか』(村山書店、昭和31年) 110円 あまりみかけぬ著作で、川端康成論がいくつか収められていたので、さっそく拾い読み。

かねがね三島の川端論は秀逸だと思っているので。

岩崎武雄『思想学説全書4 カント』(勁草書房、1970年版) 110円 著者は当時、東大哲学科の教授で、今に至るも定評のあるカント概説書だという。

Amazonで、

恒藤敏彦『弾性体と流体』 (物理入門コース 8) (岩波書店) 1237円注文。物理入門コースがやっと揃った。

 

 

阿川弘之の志賀直哉伝 上下巻再読了。

この3週間ほど、寝る前の至福の読書を味わわせていただいた。

こんどは志賀直哉全集をひっぱりだして、随筆を拾い読みしてます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2月14日

今朝、なか一日をあけてよみた屋を訪問したが、一昨日に買い残していたヴァレリー全集5・6・9巻は売れていた。

それでは、昨日の土曜はなにをしていたかというと、次男夫婦につきあって、再び練馬春日町駅界隈を物件見学に訪れていた。

帰りはM不動産の担当者に練馬駅まで送ってもらったので、M社の営業所で打ち合わせののち、妻と別れて、練馬駅南口の古本屋 一信堂書店へ。

15年ほど前まで時々買っていたし、そもそもご店主のお嬢さんが予備校でご縁があったのだが、すでに店舗を閉じていた。

ビルの名前には書店の名前が冠してあったし、ビル最上階にはご店主のお名前があったので、どうやらビル経営に専念することにしたらしい。

15年ほど前までは、古本・遥というこじんまりした古本屋もあったこの界隈も、とうとう古本屋無縁の町になってしまった。

20代のころ働いていた町で、往時茫々、あの当時教えていた中学生も、もう50すぎなのかと、いささか感傷的になって町を後にした。(帰りは西武線所沢経由)

 

で、今日のよみた屋では、

鈴木信太郎・辰野隆監修 アルベール・ティボーデ『フランス文学史』下巻(ダヴィッド社、1954年) 110円 函カバーこそ焼けて汚れていますが、函そのものと本冊は美麗です。上巻はみつからず。

数年前に同じよみた屋で買っていた角川文庫版の上巻・中巻。(このときは下巻なし。) 中巻に重複する章はあるが、ぶじ揃い。

鹿島茂『子供より古書が大事と思いたい』(青土社、1996年) 110円 文庫でもっていたことに気づいた。まあいいか。

 

 

 

 

 

 

2月13日

昨日のよみた屋。

『ヴァレリー全集』第8巻(作家論)(筑摩書房、1967年) 110円

バラででていた他の巻も買うべきでした。今日再度訪問するかも。

 

志賀直哉の評伝を、志賀直哉全集をそばに置きながら読んでいます。

朝夕の電車のなかでは、高見順の文壇日記を読んでます。やっぱり、この方の日記は読みやすい。昭和37年の多忙な日々がよみがえるかのようです。

 

西村賢太や藤澤清造へ踏み込むのはやめました。

 

 

 

 

 

 

 

2月10日

昨日のよみた屋で

松本寧至訳注『とはずがたり』下巻(角川文庫版) 上巻見つからず。 小冊子ながら、脚注・補注・現代語訳・年表・解説・参考文献・和歌索引など、じつに至れり尽くせりの書。

中島悦次校註『宇治拾遺物語』(角川文庫) 各55円

昭和40年代の、角川文庫黄帯、栞ひもつき。まだ角川源義が社長の時代です。

 

 

 

 

 

 

 

 

2月8日

昨日の日曜は、春めいて暖かく、心も軽やかに、

吉祥寺・三鷹とめぐりました。

吉祥寺よみた屋・外口書店では特に買わず。BookOffで

西村賢太『小銭を数える』(文春文庫)110円。

芥川賞受賞の苦役列車と、併録の「落ちぶれて袖に涙のふりかかる」が良かったので。

露悪的に自堕落な日常を描いて辟易するかと思いきやその逆で、特異な文体でぐいぐい読ませる魅力がありました。

といっても、ここに長居するつもりもないので、

気になる短編集数冊と、西村賢太が復活させたという、呪われた私小説作家藤澤清造の短編集数冊とを読んで、修了するつもりです。

次に、三鷹の水中書店とりんてん舎。

水中書店で歳末にみつけて、自分の年賀用にととっておいた

南方熊楠英文論考[ノーツ アンド クエリーズ]誌篇  6000円(税込か税別か不明)は見事売り切れてました。

このところ、迷っているうちに買い損ねる古本が多いです。

 

 

 

 

 

 

 

 

2月7日

昨日は、国分寺の古本屋3店を廻った。

七七舎では、岡崎武志さんに遭遇。ここではよくお会いします。行動パターンが似てるのかしらね。

その近くの早春書店は、店頭本をながめただけ。店内には入らず。

古本・雲波は、コロナの関係で休業中でした。

で、結局何も買わず。

3日前に、七七舎で買っておいたのは

ブックス・エゾテリカ『禅の本』(学研) 100円

この日、『南方熊楠百話』(八坂書房)を手に取ったのですが、何故かレジに運ぶ気力がなく、見送ってしまいましたが、

昨日、再訪して棚をみたらもう売れてました。残念。またの機会に。

 

西村賢太の『苦役列車』が意外によく、こうなりゃ他の単行本や文庫、彼の復刊した藤澤清造の作品集などを探してみることにしました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2月4日

朝、長男が帰ってきた。朝食食べながら歓談。

 

昨日のよみた屋にて。

近年の芥川賞受賞作品中心。いったい読むのか?

 

円城塔『道化師の蝶』(講談社、2012年) 110円

『火野葦平集』(新日本文学全集、改造社、昭和14年) 110円 土と兵隊、麦と兵隊、花と兵隊、海南島記、煙草と兵隊、糞尿譚、河豚、他

五木寛之『蓮如物語』(角川書店、平成9年) 110円

川上未映子『乳と卵』(文藝春秋、2008年) 110円

西村賢太『苦役列車』(新潮社、2011年) 110円

田中慎弥『共喰い』(集英社、2012年)110円

吉村昭『ポーツマスの旗 外相・小村寿太郎』(新潮文庫) 55円

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2月3日

日の出の直後に撮影。iPhoneX パノラマ撮影。

今朝は快晴、雲一つない上天気ですが、昨日より寒いです。

冬至から1か月以上過ぎ、ずいぶん日も長くなってきました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2月2日

休日。

矢羽勝幸校注 一茶『父の終焉日記 おらが春』(岩波文庫、1992年) 55円 ほかに、「我春集」を収録。一茶年譜つき。

春めいて暖かい一日。久しぶりに西荻窪まで足を伸ばす。

盛林堂書店にて

阿川弘之『桃の宿』(講談社、昭和57年) 100円 美本 随筆集

吉祥女子中学の受験帰りの、大勢の母娘をかき分けかき分け、音羽館に向かったが、火曜定休だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2月2日

昨日、よみた屋で買い逃した本。

『江戸名所図会』揃い(角川文庫版)、広津和郎『年月のあしおと』、井伏鱒二『人と人影』(毎日新聞社)。

千客万来で、どんどん売れてゆきます。迷ったらおしまいです。

 

 

で、買ったのは、

石田英一郎『新版 河童駒引考 比較民族学的研究』(東京大学出版会) 110円

岩波文庫版でも、石田英一郎全集版でも持っているのに、買い増しです。

古在由重『古在由重著作集』第6巻 (戦中日記) 勁草書房  110円

古在由重(1901-1990) のちに名大教授となる哲学者の、太平洋戦争中 1944年(昭和19年)の元旦から12月末までの日記を中心に戦中戦後の著作を収めた巻。

治安維持法で何度か検挙され、出獄した後の日記で、押収や家宅捜索を怖れて戦争に関する記述は抑制されています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2月1日

11月中旬から、2か月半、仕事漬けで精神的・肉体的にきつい日々を送ってきたが、2月から平常モードに戻す。

なんだか、拍子抜けしたような気分だ。

休止してきたプログラミングのお勉強なども、六十の手習い・下手の横好きではあるが、ぼちぼち再開しはじめた。

 

 

昨日の日曜は、次男夫婦につきあって、練馬某所の物件(一戸建て)見学。

西武新宿線・都営大江戸線中井駅を支点として、南の中野坂上駅・北の練馬春日町駅間を夫婦で行き来したことだった。

 

委細は近日。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

1月30日  (27、3865)

よみた屋にて

『続・高見順日記』全8巻中7巻揃(勁草書房、1975年) 770円 函こそありませんが、月報つきの美本です。

正編全8巻のあらかたを読破してしまった、奇特な読者ではありますが、正編は昭和20年前後の 、文庫でも『敗戦日記』『終戦日記』で版を重ねた、大変な時代の貴重な記録であるのに対し、

続編は

第1巻・第2巻(昭和35年〜昭和38年) 文壇日記

第3巻〜第6巻(昭和38年〜昭和40年)闘病日記 (岩波同時代ライブラリーに上下2巻構成の抄録版があり)

第7巻 (ソ連日記、パリ日記) 昭和33年の紀行編

のような構成です。

第8巻(大正3年〜昭和11年までの初期日記・断章)は買い逃し。

さっそく、パリ日記はさっと読み進めてますが、全巻読破するかどうかはわかりません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

1月29日  (20、3095)

久しぶりに国分寺七七舎へ。

 

阿川弘之『鮨そのほか』(新潮社、2013年) 300円

レジそばの岡崎武志コーナー(委託販売本)に、

生島遼一『春夏秋冬』(冬樹社、昭和54年)の美本が100円でおいてあり、喜んで買った。

生島遼一の晩年のエッセイ集は、『水中花』『蜃気楼』(ともに岩波書店)など、なんども店頭で見かけてきたのに、これまで読んでこなかったのを、つい最近になって反省し、

これらは目下優先順位の高い探求書になっている。

上記のほかに、

 鴨涯日日 岩波書店 1981

 芍薬の歌 岩波書店 1984

 鴨涯雑記 筑摩書房 1987

 鏡花万華鏡 筑摩書房〈筑摩叢書〉1992

フランス小説の「探求」 筑摩書房〈筑摩叢書〉は大昔に買って今も書棚にあるはずだが、未確認。

 

フランス近代小説の翻訳家がものした、

鏡花万華鏡という書物の魅力を教えていただいた ひとでなしの猫さんに感謝してます。

 

冬の夜、阿川弘之の志賀直哉伝を熱心に読んでいます。

年末年始の太宰治伝よりこのかた、すっかり、文藝熱再燃です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

1月28日  (18、2695)

昨夕は、62歳の若さで急逝したHirokiさんのお通夜に、職場のFujimoto君とともに参列。小平駅北口。

 

残された家族(奥様と子供二人)そしてご長寿のお父様お母様とお会いし、弔意をのべました。

以前の同僚、Isidaさん、Ishiharaさん、Yamaokaさんに久しぶりにお会いできたのが、せめてものことでした。

 

久しぶりのよみた屋で

広津和郎『続 年月のあしおと』(講談社、昭和44年) 110円 正編は40年近く前ざっと読んで今は実家に眠ってます。

目下、寝床でゆっくり読んでいる阿川弘之の『志賀直哉』の記述(戦後まもないころの熱海交友録)と符牒があう箇所があったりする、文壇回想録です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

1月24日  (17、2585)

昨朝、職場に顔をだし、若い人たちに仕事をまかせて、退社。いちおう共通テストまわりの仕事を終えた。

コロナ禍+新テストの混乱を、もろにかぶって、精神的にも肉体的にも非常にきつい仕事だった。

 

昨日は、次男とその嫁さんが、練馬での家探しを終えて、夕方訪問。

家談議に花が咲いた。

さてどうしたものか。

 

阿川弘之の志賀直哉を再読中。

尾崎一雄の『あおの日この日』全3巻なども読んでみたいが、どうしようかな。

 

 

寝床で本読む間に、iPhoneのスピーカーで聴いてるのが、北欧の現代音楽家Olafur Arnalds

暗く冷たい冬の海を、岬に立って眺めているかのような、静謐で沈鬱な音楽が、今の心象にあいます。

https://olafurarnalds.com/

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

1月22日  (17、2585)

職場へ。 今金曜17時だが、現時点で、得点調整の有無が入試センターから公表されてない。

このせいでまたあわただしい週末になるのかどうかが決まらないでいる。

もう、いろいろうんざり、げんなりだな。

 

よみた屋にて

森博嗣『すべてがFになる』(講談社文庫)、『笑わない数学者』(講談社文庫) 55円×2

ブログ「週に3日は休みたい」の同じご年配とおぼしき著者が、激賞しておられるので、買ってみた。

それにしても、読んでみようかなと思っていたちょうど矢先に均一棚に登場するとは、さすがよみた屋さんとは相性が良い。

 

工藤綏夫『ニーチェ』(清水書院、昭和51年) 110円

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

1月22日  (14、2365)

『座談会 昭和文学史』全6巻(小学館)を購入希望図書に加えた。

川本三郎の『『細雪』とその時代』もかねたくさんが褒めてたなあ。

このたび芥川賞を受賞した弱冠22歳の宇佐見りんさん。すでに前作で文藝賞・三島由紀夫賞も受賞しているというから恐れ入る。機会があれば読みます。

 

 

 

 

 

 

 

 

1月21日  (14、2365)

新テストの処理で、火曜の朝から水曜の朝まで丸24時間ぶっつづけで働いて、なんとかやり終えた。

はやく後進をみつけて隠棲したいものだが、若い人は野心があるから、成長しては辞めてゆく。

なかなか堂々たる花道というわけにいかない。

それになんだか今年は得点調整がありそうで、もしそうだとすると、また今週末は一仕事ありそうで、げんなりする。

 

阿川弘之の2015年の対談集がおもしろく、寝床で読んだ。志賀直哉の高弟は、この本の出る直前に、94歳で長逝している。

小森陽一・井上ひさしとの鼎談「志賀直哉」(1996年)はさすがにじっくりと読ませる。

阿川弘之の志賀直哉伝か志賀直哉全集に向かいたくなっている冬の夜なのだ。

 

 

 

 

1月18日  (14、2365)

昨日のよみた屋で

ベーコン『ニュー・アトランティス』(岩波文庫、2003年) 55円

『山本有三集』(角川書店、昭和27年)110円 この年、著者65歳です。

ほかに、

久米晶文『図説 異端の宗教書』(新人物往来社、2012年) 110円

 

 

 

 

 

 

1月16日  (11、2090)

今日明日と、コロナ緊急事態宣言下の、新・共通テスト。

老骨に鞭打って働いております。こんな働き方は、今年で最後にしたい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

1月13日  (11、2090)

昨日はよみた屋で、全14巻構成の井伏鱒二全集揃い(1510円税込み)をみつけたのだが、昭和50年ごろの生前全集で、しかもそれまでの全作品を網羅したわけでもないので、いったんは見送った。

しかし、魅力的ではある。

『桜桃とキリスト』は、読了したが、ここから太宰治の作品群に向かうのはやめようと思う。

 

何故か、20年前のDiablo2 に再度ハマって、少しずつ遊んでいる。Amazonで買った20年前の攻略本と

Daiblo2 wiki  https://wikiwiki.jp/d2x2ch/

あたりをガイドに。

 

 

1月11日  (11、2090)

閑散としたオフィスで数時間仕事。

よみた屋にて

関泰祐『訳詩集 風の菩提樹』(郁文堂、1981年)110円 ドイツ文学者関泰祐91歳のときの訳詩集。著者献呈付箋つき。

竹内洋『丸山眞男の時代』(中公新書、2005年)110円

大木毅『独ソ戦 絶滅戦争の惨禍』(岩波新書、2019年)110円

 

夜は、『桜桃とキリスト』を読み継いでいる。新年早々、傑作評伝にめぐり合った。

 

 

 

 

 

 

 

1月10日  (8、1760)

3連休も仕事です。まあ、フルタイムではありませんが。

 

古田武彦『失われた九州王朝』(角川文庫、昭和55年) 55円 @よみた屋

 

 

 

 

 

 

1月8日  (7、1705)

昨日のよみた屋。

涸沢純平『編集工房ノア著者追悼記続 やちまたの人』(編集工房ノア、2018年) 1100円

『現代思想 1995年2月号 メタ・ミステリー』(青土社) 110円

 

 

 

 

1月7日  (5、495)

毎日千人以上の新規感染者がでてるというのに、高校までは普段通りに通学しているし、来週末の新共通テストも決行されるという。首都圏に数万人以上の若者が入試に訪れるわけで、感染急増は避けられないのではないか。

そんななかで、例年以上に忙しく、3日から毎日働いている。

 

 

 

昨日のよみた屋で

『現代思想 1985年12月号 特集=戦争 宗教とテクノロジーの祝祭』(青土社) 110円 以前から注目していた巻で、P・ヴィリリオ他どの論文も中身が濃い。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

1月6日  (4、385)

昨日、新年二日目のよみた屋で

『露伴全集 第15巻 史伝』(岩波書店)110円

『露伴全集 第19巻 考証』(岩波書店)110円

露伴全集は、5,6,14,15,18,19,27,41、附録の計9巻集まった。

井伏鱒二『黒い雨』(新潮社、昭和42年8刷)110円 文庫は長年持ってるが、恥ずかしながら未読。単行本で挑む。函の元パラもちゃんとついた美本。『太宰治』(筑摩書房)も買わねば。

佐藤正彰訳 ネルヴァル『夢と人生』(岩波文庫、昭和12年)55円 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

1月5日

昨日からよみた屋が店を開けたので、仕事の前後に訪問したが、あいにく買う本なし。

年末年始で大量のネット注文が舞い込んでいたようで、商売繁盛お忙しそうだった。

新年早々仕事も忙しく、夜寝床で太宰治の評伝読むくらいです。

 

 

 

1月3日

元旦 次男がお嫁さんをつれて新年の挨拶。おせちとお雑煮でランチ、夕食はすき焼き。

 武蔵小金井駅から歩いて12分のところに買いたい物件があるというので、9日(土)に次男夫婦・我々夫婦の4人で内覧することにした。さて、どうなりますか。

 

2日 箱根駅伝 往路を観る。以前ほど熱く観ることもなくなった。

 

今日は、一足はやく職場で仕事をする予定。

 

『桜桃とキリスト』を夜読んでいる。

高校時代、太宰治の『人間失格』も『斜陽』も、嫌いな小説だった。それから半世紀近く経ったわけで、さていま再読したらどういう感想を持つだろう?

 

 

 

 

1月1日

あけましておめでとうございます。

 

今朝の富士山をベランダから撮影。

 

昨夜の枕頭の書。

大晦日も、閑散とした職場で黙々と仕事をしていた。

職場にたまった古本を数えてみると、143冊(年鑑・資料など仕事関係を除き)

つくづく古本の買いすぎを反省し、大晦日に開いている、古書ワルツ(荻窪)や盛林堂(西荻窪)への訪問は自粛した。

めずらしくジュンク堂へでかけてみたところ、年末年始に読む本を求める客が大勢いた。

黒川信重やラマヌジャン関連の数学書を何冊か手に取ってみたが、もちろんどれも難しく、一冊に決めかねて、結局何も買わず。

大晦日の枕頭の書は、職場から持ち帰った太宰治伝になった。