[HOME]           [前月]

 

月27

森功『許永中 日本の闇を背負い続けた男』(講談社)100円 @よみた屋

なんでこんな本買っちゃったのか(笑)

そのくせ、『椎の若葉に光あれ―葛西善蔵の生涯』という鎌田慧の力作評伝はおなじよみた屋の店頭で先日買い逃した。(昼食をはさんでものの30分ためらったせいで)

なんか、ちぐはぐだ。

 

 

月25

わたしが体調をくずしたこともあって、妻は北鎌倉の特養にショートステイで実母を預け、単身わがやに水曜日に帰ってきた。

まあこうでもしないと、夫婦水入らずの生活が送れないのである。

今日(日曜)は、臨時で運行中のららぽーと立川シャトルバスに夫婦でのりこみ、立川のイケア・ららぽーと・高島屋へ。

高島屋でバーゲンの女物財布を買い求め、イケアでソフトクリームをなめたりと、つつましいデート。

イケア正面の空き地に、山羊が放牧されているのは、なにかで聞いてはいたが、直にみると、ちょっとびっくり。

(除草剤を使わないエコ除草チームとして、土地の管理会社が公式に山羊さん数十頭を雇って(?)いるらしい。)

 

帰り道、スーパーで鳥取県産らっきょう1kg(700円ほど)を買い求め、我が家としては初めてのラッキョウ漬に挑戦。

若干を生らっきょうのまま焼いて、特製たれ(醤油・酢・砂糖)で食べてみた。

ビールのつまみとしてはまあまあ。

 

昨晩のABCはリアルタイム参戦はあきらめ、今朝何問か挑戦。第C問を、アルゴリズム・実装ともなんとかこなせたのは良かった。

http://abc065.contest.atcoder.jp/tasks/arc076_a

 

月23

齋藤勇『蔵書閑談』(研究社出版、昭和58年) 100円

ジェームズ・カーカップ、徳永暢三『詩人の声 現代英詩の鑑賞的分析』(研究社) 100円

を、よみた屋で買い、すこし読む。

目下、古本控えてる。アマゾンや日本の古本屋も控え中。

 

楠木新『定年後』(中公新書) 17円(Tポイント精算後)@Yahoo!  在庫切れとかでペンディング中。

 

 

月23

東洋文庫『漢書食貨・地理・溝洫志』(平凡社、1988年)100円 @よみた屋 漢代の経済・地理・治水史。ざっと目を通した。

 

月22

いつのまにか夏至。Midsummer 。

 

抗生物質の副作用のせいで、腸内フローラが壊滅的な打撃をうけ、消化器系ががたがたになるという、苦渋苦悶の1週間だった。

オリゴ糖なぞを買い求め、ヨーグルト主体の腸内フローラ再構築にいそしむ所存。

丸1週間古本も買わずネットにも注文せず、病床では谷崎の晩年の随筆・小品を、わりと丁寧に読めたのが唯一の救いだ。

ふだんなら、渡辺たをり(渡辺清治・千萬子夫妻の娘、谷崎の晩年を直に知る貴重なひと)の著作をさっそく注文していただろうが、今はせず。

この渡辺たをりさん、1953年生まれで、日大芸術学部→院 というご経歴だから、このわたしも、昭和50年代後半に、西武池袋線江古田駅界隈で、きっとすれちがっていたことでしょう。

 

 

 

月18

なぜか体調がすぐれず、床に臥せったりしています。

金曜は、それでも職場に顔をだし、2時間デスクワークと会議に出席したのですが、昼過ぎに早退。

土曜はぐずぐず寝たり起きたりの生活でした。

 

病床での唯一の楽しみは、読書。というわけで

フォーサイスの短編集『帝王』と、谷崎の「三つの場合」(中編随筆三部作)を読了。「三つの場合」は昭和35年の作で、谷崎のなかではそれほど広く知られた作ではありませんが

太平洋戦争末期に、東京・熱海・関西・岡山と、めぐるましく居を変えながらの生活の委細がうかがえて、興味ふかいものがあります。

例の断腸亭日乗の終戦前後のくだりとあわせよむ楽しみは、これは谷崎や荷風にしたしんでいる人間の特権といってもいいでしょう。

 

 

月14

よみた屋にて、

谷崎潤一郎『三つの場合』(中央公論社、昭和36年) 300円

フレデリック・フォーサイス『帝王』(角川書店) 100円 を買う。

 

 

私が古本をみつけるのではない、古本が私を見つけるのだ。

子の苦労親知らず。 

 

 

月13

大西康之『東芝解体 電機メーカーが消える日』(講談社現代新書、2017年5月)864円 

俎上に上がってるのは、東芝・シャープ・NEC・パナソニック・日立・富士通・三菱電機・SONY。

目下の日本の電機メーカーの苦境の遠因は、高度成長期には有効であった通産省や郵政省など官主導の技術戦略のミスであることがよく判る。

 

 

月11

長年の書友いわもとさんと、国分寺・吉祥寺の古本屋をめぐった。

国分寺七七舎にて、矢野誠一『藝人という生き方 渥美清のことなど』(文春文庫) 100円

吉祥寺は、よみた屋・吉祥寺古書センター・BookOffを回る。

ジョン・ル・カレ『繊細な真実』(ハヤカワ文庫)510円 いわもとさんも、かの松浦寿輝もお薦めの一作。

いわもとさんから、大江健三郎編『伊丹万作エッセイ集』(ちくま叢書、1971年版)をいただく。

吉祥寺ダイヤ街上海料理軼菁(いじん)飯店にて打ち上げ。

 

昨夜のABCコンテストは最初の3問をバグもださずにストレートで解いて気をよくしたのだが、くたびれて第D問は降参。

このせいなのか、ランキングをやや下げてしまった。

また、同じく昨夜21:00に公開されたProjectEuler 第607問https://projecteuler.net/problem=607

は、一読して光の屈折(フェルマーの最小原理)と同趣の問題と分かった。

http://mathtrain.jp/snell

とけるかもしれないし無理かもしれない。

 

 

月8

朝、立川税務署主催の青色申告講習会に参加。

(これでもかつて税理士になろうと大原簿記学校に通ったことのある人間なのである。ならなくてよかったが)

昨日は、よみた屋にて、

『私の履歴書 長谷川如是閑 石橋湛山 小汀利得 小林勇』(日経ビジネス人文庫) 50円

 

 

月5

エリオット・エンゲル『世界でいちばん面白い英米文学講義』(草思社、2006年) 世界で一番かどうかはわからないが、確かに面白い、作家の評伝・エピソードを交えた作品論。100円

若島正『乱視読者の新冒険』(研究社)100円。 若島正の著作のなかではアマゾンでも高価な類に入る。

五味康祐『西方の音』(新潮社) 100円

 

以上、よみた屋にて。

 

月4

昨夜のABCコンテスト。今朝3問を解いて少し気をよくし、運動不足解消を兼ねて吉祥寺へ。

よみた屋、外口書店、ジュンク堂とめぐるが何も買わず。

国分寺七七舎にも寄るがここでも買わず。ただ、小さい店舗にジンメルの著作が二冊もあって驚いた。

 

フランス語を35年ぶりに再構築中。その勢いでラテン語も。

Wheelock's Latin 7th Edition (The Wheelock's Latin Series) (英語) 2336円アマゾン注文

 

月3

低調な土曜日。

昨日、よみた屋にて、

ゲオルク・ジムメル『カントとゲエテ』(岩波文庫、昭和7年)谷川徹三訳 50円 

高木茂男『Play Puzzle パズルの百科』(平凡社) 100円 第1集になるが、このあと第2集・3集と続くようだ。写真多数の楽しい本。

 

月1

郷里に住む母の89歳の誕生日。贈り物だが、毎度菓子類でも飽きるかとおもい、静岡産のうなぎ蒲焼をアマゾン経由で贈った。

昨日から、妻はふたたび実母と一緒に鎌倉にいるので、鎌倉からも祝いの電話をかけてもらった。

実の息子には遠慮があるのか愚痴めいたことは口にしない母だが、妻にはさかんに足腰の衰えを訴えていた由。

お盆には、我が家の三人と世田谷在の弟とで、帰省する。今回は袴腰(桜島港)の国民宿舎が満室で予約できなかったので、島南側中央の古里温泉に二泊する。

 

6月を迎えてHPもリニューアルしようと思ったが億劫なのでそのまま書くことにした。今、WiXというウェブサービスに注目している。

 

定年後の目標はいくつかあるが、そのうち

仏語の再学習と、機械学習(深層学習)の勉強を目下ぼちぼちやってます。

競技プログラミングは低調です。

 

先日、吉祥寺駅そばで、かつての教務部のUさんとぱったり再会。お元気そうでなによりです。

 

先月末に買った本。

稲垣足穂『遠方では時計が遅れる』(潮出版社、昭和50年) 300円 新装版(改題)『彗星問答』は所有しているが、息子にとられたので、元版で買い直し。

牛瀧文宏『なっとくする 演習・行列ベクトル』(講談社)100円 DeepLearningに線形代数は必須なので、またぞろ入門書を買ってみた。

中川正樹『弱みを強みに 手書きをデジタルに』(OROCCO、2017年) 2000円 職場のMさん経由でOさんから。アマゾンでも好評のようだ。標題に工夫がほしいかも。

 

 

月28

初夏めいた日曜の朝、吉祥寺にでかけ、よみた屋にて、

渡部昇一『続 知的生活の方法』(講談社現代新書、1979年)100円。 1976年にでてベストセラーとなった正編の新書は、もちろん当時愛読したひとりだ。以来40年、今回、虚心坦懐に手に取ってみると、意外に滋味あふれる著作だと思った。いわゆるノウハウ本は巷にあふれているが、技術の革新とともに陳腐化するのもはやい。この書の取り柄はそうした技術論を超えたところにあるように思う。著者は先月86歳で亡くなった。

フーゴー・フリードリヒ『近代詩の構造』(人文書院、1970年) 100円

 

和菓子屋小笹で、最中をお土産にして帰った。10個610円は手ごろ。

 

 

 

月26

斎藤康毅『ゼロから作るDeep Learning  Pythonで学ぶディープラーニングの理論と実装』(オライリー) 2378円(Tポイント精算後)@Yahoo!

木村徳三『文芸編集者その跫音』(TBSブリタニカ、1982年) 鎌倉文庫にて文芸誌『人間』編集長をつとめた伝説の編集者の文壇回想録。100円@よみた屋

 

 

月24

朝のよみた屋にて

藤井知昭『民俗音楽の旅』(講談社現代新書) 日本古代の音楽と答案アジアの民族音楽との比較研究によって、日本人の起源を考察する章もあり、かっておく。100円

川村二郎篇『鏡花短編集』(岩波文庫)50円 ダブリ

フォーサイス『カリブの失楽園』(角川文庫) 50円

スタンダール『南仏旅日記』は、朝いったん保留にし、昼休みに買いにでかけたが、時すでに遅し。先日の『三木卓詩集』(署名落款入り)と同じパターン。最近はなるべく古本を買わないように努力しているが、裏目にでた。

 

書友いわもとさんのお奨めで、

J・コグリン『不屈の弾道』(ハヤカワ文庫)258円をアマゾン注文。

 

 

 

 

月22

渡部昇一、ピーター・ミルワード『物語英文学史』(大修館書店) 対談形式での英文学・英国文化史通史。100円@よみた屋。

ミルワード氏は御歳90を過ぎてご健在。この対談は1985年頃のもので、お二人ともまだ若い。

自由闊達に英文学史を語りあうという書物は意外と珍しいのではないか。

 

 

月20

フォーサイス猛読中(笑)

ひろげた大風呂敷をきちんと畳んでみせる力量。脱帽です。

冷戦の終焉という時代の変遷だけをとって時代遅れのエンターテイメントにしてしまうのはあまりにもったいない。

「MI6出身の作家って、イアン・フレミング、ジョン・ル・カレ、グレアム・グリーン、そしてこのフォーサイス・・・」(アマゾン書評子)

モームやコンラッドもエスピオナージの傑作書いてるし、さすが大英帝国、スパイものひとつとっても人材の厚みが違いますな。

というわけで

フォーサイス『イコン』上・下巻(角川書店)518円 アマゾン注文。

 

月15

朝、職場につく前に、よみた屋に立ち寄るのが日課となった。

フォーサイス『第四の核』上・下(角川書店)

磯田光一『比較転向論序説 ロマン主義の精神形態』(勁草書房)

池内紀『私の人物博物館』(筑摩書房)

フーリエ『四運動の理論』下巻(現代思潮社)

稲垣足穂・梅原正紀『終末期の密教』(産報、昭和48年) カバーなし。

全6冊各100円

 

月14

昨夜、妻と姑が楽しみにしていた「のどじまん・ザワールド」(日本テレビ)、各国代表の熱唱にひきこまれついつい決勝まで観てしまった。

 

先日買った、Collins Easy Learning French Grammar (Collins Easy Learning Dictionaries) 。英語圏の仏語文法入門書を、最初から読んでる。

このスタイルでの学習が効果がありそうなので、今朝、アマゾンに

Easy Learning French Complete Grammar, Verbs and Vocabulary (3 Books in 1) (Collins Easy Learning French) 2306円を注文。

文法編がだぶってしまったが、しかたがない。

 

フォーサイスの、『ジャッカルの日』『ネゴシエーター』了、『オデッサ・ファイル』はなぜか中盤ストーリーがみえてしまい、中断。

ひきつづき、

フォーサイス『悪魔の選択』上・下(角川書店)、『神の拳』上・下(角川書店) 計516円 注文。

 

 

 

 

 

月10

よみた屋にて、

『世界名詩集大成』フランス編1・3・4、ドイツ編2、古代・中世編 各100円

フランス篇1は、40年来の探求書で、これでフランス編完揃い。残りはだぶりだが、うれしくて買占め。

 

 

月7

連休後半は、アマゾンビデオ漬け。

『ボルケーノ』、『コンテイジョン』(パンデミック物)、『ヒアアフター』。後の二作はマット・デイモン主演。特にC・イーストウッド監督の「ヒアアフター」が佳品であった。

 

月6

連休といっても遠出するわけでもなく、今日も吉祥寺へ。

よみた屋にて、

フレデリック・フォーサイス『ネゴシエーター』(上・下)(角川書店)100円×2

『世界名詩集大成 フランス編2』(平凡社) 美本なので、買いまし。40年前に買った本。 100円

店頭の、シートン動物記(集英社版の新訳)4巻ほどと、中村真一郎の『夏』『秋』などは見送り。重いので。

BookOffに移動し、

フレデリック・フォーサイス『アフガンの男』(上)(角川文庫)86円

長年の書友 I さんに勧められて、『ジャッカルの日』を40年ぶり位に再読し、緻密なストーリーテリングに感服。フォーサイスモードになっている。

 

機械学習のほうも、ぼちぼち進行中。

 

吉祥寺駅北口に、この連休中に象の花子の銅像がお披露目されてた。さすがに、等身大の像じゃないんだね。

 

 

月4

なにげなくTVをつけて番組表をみていたら、放送大学で早稲田大教授豊田秀樹の心理統計入門という講座の第一講にめぐりあい、観ながら、第5講まで予約。

テキストは、昨年でた朝倉書店版の新著と同様のコンセプトのようで、入門編ながら豊田教授の最新の知見が披露されているようだ。

http://www.ouj.ac.jp/hp/kamoku/H29/kyouyou/C/sinri/1529196.html

開講は毎週土曜午後と上記HPにあるが、今日・明日と5講程度放映されてるのは、再放送?

ともかく、豊田秀樹の最新の著作、ベイズ統計に関する3冊などをチェックした。

 

 

月3

妻を追って鎌倉へ。小町通りは立錐の余地もないひとごみ。古書藝林荘ではなにもかわず。古本屋に興味のある観光客などだれもいない。

夜更けにひとりで帰宅。

Oevres Rimbaud (Garnier 版) 100円 @よみた屋 はうれしい一冊。

 

ようやく、機械学習の入門書に着手。

 

 

 

月2

4日間休んで、昨日の月曜日に職場に顔を出し、今日から再び6連休。

去年までとはうって変わったのんびりしたスケジュールだ。

今朝は寝不足のまま起きだして、結婚30年目の5月に、さてなにか気のきいたことでもしなければなあと思ったりした。

1週間我が家に滞在した姑と妻が鎌倉にむけて発ち、午後は昼寝。

今日は、たまたまNHKBSで『のんちゃんのり弁』という映画を観、

夜は夜で、『追憶の森』というアメリカ映画をアマゾンで観たが、どちらも良作だった。

のんちゃんのり弁 緒方明監督 小西真奈美、岸部一徳、倍賞美津子他。2009年    絵沢萌子が脇役に出てた。昔、日活ロマンポルノによくでてた女優さん。

追憶の森 劇中、渡辺謙がいみじくもいう「ここ(樹海が原)は貴方たちアメリカ人にとって煉獄のようだ」。現代人の煉獄篇という難しいテーマを誠実に撮った映画だった。

ガス・ヴァン・サント監督は、『グッド・ウィル・ハンティング』を撮ったひとだった。

 

片桐直子『ことしの なつやすみ』(港の人社)100円 @よみた屋

月30

久保拓弥『データ解析のための統計モデリング入門 一般化線形モデル・階層ベイズモデル・MCMC 』 岩波書店 4104円 Yahoo!で注文。Tポイント精算。

 

Collins Easy Learning French Grammar (Collins Easy Learning Dictionaries) 2005年版  736円 注文

 

 

月29

小人閑居して不善。連休3日目になるが、木・金とだらだら過ごしてしまった。

今日は吉祥寺まで足をのばし、よみた屋店頭で、グリーン版のバルザック『幻滅』上下巻を手に取るが、見送り。

武蔵野最大の本屋ジュンク堂吉祥寺店で、理工系・IT系の書籍を念入りにチェック。

ジュンク堂さんには申し訳ないが、ソフトバンクの長期ユーザー特典とやらでTポイントが大量に還元されていたので、

Yahooショッピングにて、

中井悦司『TensorFlowで学ぶディープラーニング入門 畳み込みニューラルネットワーク徹底解説』(マイナビ出版)2905円を全額ポイントで購入。

本日ジュンク堂で手に取った、

久保拓弥『データ解析のための統計モデリング入門 一般化線形モデル・階層ベイズモデル・MCMC 』 岩波書店

斎藤康毅『ゼロから作るDeep Learning Pythonで学ぶディープラーニングの理論と実装』

2冊とも高価な本なので、一冊ずつ順次購入してゆきたい。

 

 

 

月26

村上春樹『若い読者のための短編小説案内』(文藝春秋)100円 よみた屋

 

金子拓さんから、新著『織田信長 不器用すぎた天下人』(河出書房新社)を御恵送いただきました。

 

月25

休み。

昨日、よみた屋の文庫均一棚で安く手に入れた、五味康祐の『五味康祐 音楽巡礼』『五味康祐 オーディオ遍歴(ともに新潮文庫、昭和56年・57年)各50円。

最近は別の版元から復刊もでたりしてるようだが、ひところは入手困難な文庫だった。

もう15年も昔のことになるが、拙HPを検索でたぐりあて、いっときお借りしたいというお申し出があった。メールをいただいたのは、郷里鹿児島は指宿在住の井上さんという方。

奇特な方もいるものよと、3カ月ほどお貸しした思い出がある。そのことも脳裏にあって、見つけたから再び買ったのだ。(もしまだ入手できていないようなら無料でお送りしてもよいと思った)

 

さて、今朝になって、その井上さんはその後、首尾よく手に入れたかしらと、手紙函から当時の井上さんの手紙を取り出し、NTTの104で電話番号を尋ねてみたが、

該当の方はいないとの返答であった。

鹿児島の人ではないとおっしゃっていたので、どこかに転居されたのかもしれない。でも、風光明媚な指宿がたいそう気にいっておられたご様子だったので、

単に電話番号を非公開にしておられるのかもしれない。

還暦をむかえ定年退職して、すこし時間ができると、こうした昔の交流がふと思い出されて、自分の中のなにかを<回復>したくなるのだった。

 

 

月22

運動不足解消のため、古本屋へ。

よみた屋にて、

ハンナ・アレント『暗い時代の人々』(ちくま学芸文庫)水ぬれ本 50円

ヴァッケンローダー『芸術を愛する一修道僧の真情の披瀝』(岩波文庫、昭和14年) 50円 昭和63年記念復刊版は所有している

ブックス・ルーエで

進藤榮一『アメリカ帝国の終焉 勃興するアジアと多極化世界』(講談社現代新書、2017年) 821円 この2月の刊行でトランプの大統領就任までの現状を踏まえて書かれている

国分寺七七舎ではとくに買わず。

 

 

 

 

 

月22

木曜日。よみた屋にて、

ヴィトゲンシュタイン『版哲学的断章』丘沢静也訳(青土社、1981年版)100円

中沢新一『緑の資本論』(集英社、2002年)100円

 

金曜日。

久しぶりに銀座へ。相変わらず、欧米系・東洋系の観光客で大賑わい。先日開店したGINZA SIXの外観を撮影。

夕方18:30 東銀座の歌舞伎座前で、旧友I君・Y君と待ち合わせ。歌舞伎座裏の居酒屋ねのひにて、ミニ同窓会。

新旧の話題に花を咲かせた。料理・サービスもよく、値段も手ごろだった。I君、ありがとうございました。

I君から、萩原朔太郎編『昭和詩鈔 』 (冨山房百科文庫 10) を頂き、私は日本の名随筆別巻63『芸談』和田誠編を進呈。

 

 

月18

休み。昼間のNHKBSで、成瀬巳喜男監督の『山の音』(1954年)を観る。私にしては珍しく近年何回か読み返している原作の印象が強いせいか、原節子・山村聡に違和感がぬぐえず。

原作の特徴である、初老の男性にひめられた老いとエロスの葛藤という主題を扱うのは難しいのか。

夕方、今度は、アマゾンビデオで、榮倉奈々・豊川悦司主演の『娚の一生』(おとこのいっしょう)を観る。映画は鹿児島の出水市あたりをモデルとしているらしく、榮倉奈々も鹿児島の出身とのことで、観てみた。

(もっとも、ロケ自体は京都府の田舎で撮影されたようだ。)

主演のふたりが良かった。娘の母(根岸季衣)がさかんに結婚勧めるあたり、演出に不自然さも目立ったが。

 

目下、めぼしい古本に巡り合わず。

 

月13

よみた屋にて、半年保留にしてきた本を、ふらっと買った。

『中国古代天文学簡史』(近代出版、1983年) 1000円 

イタリアントマトJr で珈琲飲んだのち、BookOffで

吉松崇『大格差社会アメリカの資本主義』(日経プレミアシリーズ、2015年)360円

高坂哲郎『世界の軍事情勢と日本の危機』(日経プレミアシリーズ、2015年)510円

 

月12

昨夜、AtCoder Beginner's Contest 第D問 正解。

着想・実装ともにわたしも意外に才能あるなあ、と、すこし気をよくしました。

解けますか?

http://abc058.contest.atcoder.jp/tasks/arc071_b

 

 

 

月7

高木廣文『ナースのための統計学 第2版』(医学書院) 100円@よみた屋

 

月6

大山定一(1904-1974)の病床を見舞った前田常作に託された遺稿数十編を加えて、決定版として編まれた愛蔵版。

 

 

 

月5

★小栗浩『人間ゲーテ』 (岩波新書、1978年) 258円@アマゾン

ゲーテ再読に入る。

 

稲垣真美『兵役を拒否した日本人 灯台社の戦時下抵抗』(岩波書店、1972年)100円@よみた屋

 

 

月4

★大山定一訳『ゲーテ詩集』(新潮社、1975年) 1009円@アマゾン注文

大山定一訳のゲーテ詩集は、同じ新潮社の世界詩人全集(黒い函)を持っていて、この1975年版との異同はわからない。

この愛蔵版は、昭和50年頃、中目黒のさほど大きくはない新刊本屋で手にとって、しばし店頭で読んだ思い出がある。

欲しかった一冊なのだが、ちょっと高価だったので、買いそびれて、40年が経ってしまった。

もっとも、近年、新潮世界詩人全集版では入手できたのだが。

 

その中目黒の本屋は、先日中目黒を訪れた際も健在だった。もっとも、ビルは建て替えたのか、近所に引っ越したのか、定かでないけど

同じ店構えじゃないような気がした。

大山定一の訳詩集を手にした夕べのことは今でもはっきり憶えている。

 

定年退職して、内省的な隠棲生活を送りたいと願っているが、なかなかかなえられない。

失われた自分を回復するために、今こそ、ゲーテ再読の季節ではないのかと、思った次第。

 

 

月3

よみた屋にて、

小島政二郎『俳句の天才 久保田万太郎』(弥生書房)100円

小島政二郎の文体は、力まずに自由闊達なところが良い。

ぱらぱらと散読して、なるほど万太郎の俳句の魅力の一端がわかった。

 

 

月1

昨日、よみた屋にて

折口春洋『鵠が音』(たづがね)(中公文庫、昭和53年) 50円 ※初めてめぐり会った。アマゾンでも2000円から。

J.-F.アンジェロス『ドイツ文学史』(文庫クセジュ、1954年) 100円

 

 

 

3月30

昨日、啓文堂書店とBookOffで、

井出穣治『フィリピン 急成長する若き大国』(中公新書、2017年)864円

中島弘象『フィリピンパブ嬢の社会学』(新潮新書、2017年) 560円

どちらも今年2月に発行された。

 

3月は休止していた日経電子版だが、今日申し込むと5月末まで無料になるというので、申し込んだ。

ただし、朝夕刊の配達はやめることにした。

月4200円。

 

 

3月27

有島行光 他『父の書斎』(筑摩叢書、1989年)100円 @よみた屋。Iさんお奨めの一冊。

 

 

 

3月26

雨の日曜日、なぜか吉祥寺へ。

古本反省モードで、よみた屋では買わず。

BookOffで

牧野知弘『2020年マンション大崩壊』(文春新書)

長島修『「空き家」が蝕む日本』(ポプラ新書)

野澤千絵『老いる家 崩れる街』(講談社現代新書) 計1128円を買う。

不動産投資をどうするか、目下思案中なり。

 

吉祥寺BookOffで本を探している間、昭和56年の秋だったかにラジオで聴いたテクノポップの曲が流れた。

長年、アーティスト不明で曲の調べのみが頭にこびりついていた曲で、当時のうっ屈した日々の思い出と重なっていた曲だ。

昔と違って、今はスマホは手元にあり、Shazam ですかさず調べると、たちどころに曲を教えてくれた。

Kraftwerk の、The model という曲だった。

今日一番の珍事かも。

 

 

 

3月25

昨日、よみた屋で

会田雄次『アーロン収容所』(中公新書、昭和37年版)100円 ざっと通読

アルグリット・リュッタン『バビロニアの科学』矢島文夫訳 (文庫クセジュ、1962年) 100円

 

 

3月23

麻布十番駅からやや急な坂を登ったところにある国際文化会館。そこのレストランさくらにてS出版H氏と会食。

六本木の雑踏がうそのような閑雅なレストランで、過去の仕事を振りかえり今後の展望を語りあった。

 

年末よりこのかた英国の怪奇小説に耽ってきたがさくらの到来を機にいったん抜けることにした。

一転、放置してきた整数論に再着手しているが、頭がついていかない。

 

古本買いも一休みといったところです。

 

 

 

3月18

よみた屋にて

トーマス・マン『ワイマルのロッテ』上・下 望月市恵訳(岩波文庫)50円×2

『ユリイカ臨時増刊 総特集ボードレール』(1973年)100円

出口裕弘・渋沢孝輔・松山俊太郎・阿部良雄の共同討議(座談会)が読みたくて。

写真をみるとみなとても若い。

それから44年がたち、近年みな亡くなられたのはさびしいことだった。

 

3月17

風邪で臥せっていた一週間だった。

本日予定していた I君・JY君とのミニ同窓会も欠席させていただくことにした。

 

R嬢は昨日正午の便で比国に帰った。

 

この間、よみた屋で買った本。

『ジャン・ジュネ全集3』(新潮社、1967年)100円

『ジャン・ジュネ全集4』(新潮社、1967年)100円

ラフカディオ・ハーン『心 日本の内面生活の暗示と影響』平井呈一訳(岩波文庫)50円 ※平井呈一関連で

 

 

 

3月11

ツイ友のT進生もジャンボ君は見事理1に合格していてわが子のことのようにうれしかった。これからはtwitterはほどほどに学業に精進してほしい。

 

よみた屋にて、

清水徹『書物について』(岩波書店、2001年) 1200円

よみた屋の残りの懸案本は、荷風全集・鏡花全集・中国の古天文学史となった。

 

★平井呈一編訳『こわい話 気味のわるい話 』第1輯 (牧神社、1974年) 1070円 アマゾン

★平井呈一編訳『こわい話 気味のわるい話 』第3輯 (牧神社、1974年) 1250円 日本の古本屋

実はこれ、創元推理文庫版でもってるのだが、牧神社の元版で買い替え。全くもって趣味の世界だ。第2輯は探索中。

 

 

 

 

3月10

東大の合格発表の日。わがもジャンボ君は合格するであろうか?

 

翻訳家平井呈一に魅されたこの冬だった。

たとえば、下記のサイトでひととなりをうかがうことができる。

http://amadeushoffmann.com/dialogue18.html

 

 

★『秘書綺譚―ブラックウッド幻想怪奇傑作集』南條竹則訳  (光文社古典新訳文庫) 590円 @アマゾン

 

こわい話・気味のわるい話〈第1輯〉 (1974年) − ? 古書, 1974 平井 呈一 (著) 1057円

3月8

岡松和夫『断弦』(文藝春秋、1993年) 377円 @アマゾン

平井呈一の姪の夫である岡松和夫が平井をモデルとして書いた小説。

 

 

 

 

3月7

よみた屋にて

中村稔『私の昭和史』(青土社) 100円

A・L・リーバー『月の魔力』藤原正彦・藤原美子訳(東京書籍)100円

L.-P.Fargue " Les Quat' Saisons " 100円

 

正午までオフィスで会議を精力的にこなし、退社。その後、打ち合わせを一件こなし、

湘南新宿ラインで鎌倉へ。

藝林荘に立ち寄るが、とくに買わず。

夜、帰宅。

 

メモ

月の魔力 に関連して、

地震と潮汐

http://www.bosai.go.jp/press/pdf/20100128_01.pdf

 

 

 

 

3月5

よみた屋にて

加藤周一『私にとっての20世紀』(岩波書店、2000年版) 100円

日本の名随筆別巻63『芸談』和田誠編(作品社)100円

塚本邦雄『非在の鴫』(人文書院、昭和52年) 100円

塚本邦雄『煉獄の秋』(人文書院、昭和49年) 100円

 

鏡花・荷風の二全集は保留。店内のいくつかの注目本も保留のまま。

 

3月4

まったく度しがたい古本バカの自分である。

神曲 大冊3巻も、昨日買った4冊も、あまりに重いので、職場に置いたまま。

それなのに、鏡花全集にも荷風全集にも、またまた食指を伸ばしてる。

どうせ買っても読まんに決まってる。

ただ、あの鏡花全集や荷風全集の、本としての存在感に、惹かれてるだけだ。

せめて己の古本ブログに、こうして書き出してしまうことで、己のばかぶりを償却してしまおう。

 

村上春樹新作を読む 『騎士団長殺し』3識者に聞く (日経のコラム)

鴻巣友季子さんや清水良典氏のコメントが参考になった。

(つまり、自分のなかでも、物足りない思いと、感心した部分が同居しているということ

一気に読了してしまったのだから、読み物としてはよくできていると思うが。)

K君も読んでるということなので、同期のMLにも送信してみた。

 

 

 

3月3

 

日本の名随筆34『老』堀秀彦編(作品社)100円

日本の名随筆3『猫』阿部昭編(作品社)100円

ウラジミール・ナボコフ『ヨーロッパ文学講義』野島秀勝訳(TBSブリタニカ、1992年版)300円  これは掘り出し物だった。

江上治『一生かかっても知り得ない年収一億円思考』(経済界)100円

GuideLine 2017年度購読料 7360円 振込

 

 

3月2

『騎士団長殺し』第二部 了。 

 

よみた屋に、先日から、鏡花全集全29巻が8700円、荷風全集全29巻が2900円で置いてある。

うむ・・・。お金はともかく、置き場の問題と、あとは買ってのちに読むのかどうかが我ながら自信がなく、とめおいてある。(今夜もうないのかも)

 

 

 

3月1

よみた屋にて、

寿岳文章訳『神曲』全3巻 (集英社、1974年) A4の大型本 1500円

大岡昇平『ミンドロ島ふたたび』(中央公論社、昭和44年) 100円

 

2月28

村上春樹『騎士団長殺し』第二部(新潮社)1800円+税 @東大和くまざわ書店

ただいま、上巻の終わりあたり。

 

2月27

神田東京堂書店そばの上海庭にて、嵯峨景子さんの出版記念会。

https://www.amazon.co.jp/dp/4779122759/

出版記念のトークショー(4/9 秋葉原)や日比谷図書館での企画も進んでいるそうだ。

集まったのは、嵯峨さんを囲んで、かねたくさん・やっきさん・熊襲さん・私の5人。

みなさん、お元気そうで、また、新たな出版の企画をみなさんお持ちのようで、ほんとうにうれしかった。

 

 

会の前に、I さんお奨めの、三省堂8F、4Fの古書展・古書部をそわそわとチェックするが、時間があまりなく、何も買わず。

夜更けに帰宅。

 

 

 

 

2月27

休みなのになぜか吉祥寺界隈に出没。

高橋康也編『シェイクスピア ハンドブック』(新書館、1994年) 100円 よみた屋。

実は、このとき、所持金が500円しかないことに気づき、寿岳文章訳の神曲大冊揃い1500円が買えず、M銀行のATMから引き返したときには既に売り切れだった。あゝ無念。

ジュンク堂にて、嵯峨景子さんの『コバルト文庫で辿る少女小説変遷史』(彩流社)1800円+税

百年 にて、加藤郁乎『かれ発見せり 加藤郁乎評論集』(薔薇十字社、1972年) 756円

ゴシック・ファンタジーの大家 タニス・リーの文庫は見送り。

 

2月。

退職して、時間が自由になって、ひとは海外に旅したりするものだと思うが、わたしは結局古本屋に通う回数が増えただけだった。

 

2月26

村上春樹『騎士団長殺し』第一部(新潮社)1800円+税 @東大和くまざわ書店

さて、新作はどうであろうか?

 

ランチは、Rさんと一緒に散歩がてら歩いて、芋窪街道の回転寿司 魚路屋へ。皿の色など気にせずにじゃんじゃん食べてたらふたりで4000円。

玉川上水の橋のたもとには、早咲きの八重桜が、もう咲いていた。

 

ダーク・ファンタジーの女流作家タニス・リーに注目した。

明日にでも、BookOffなどをチェックしてみよう。

 

 

2月25

 

騎士団長殺しだが、吉祥寺啓文堂にうず高く積んであって、手にはとったもののレジに運ぶ気力がなかった。(仕事の合間だったこともある)

 

仕事をはやく切り上げて、国分寺に立ち寄り。七七舎で、『野呂邦暢作品集』文芸春秋、小説とエッセイの代表作がよくまとまっていて、版型もよく、迷ったのだが、今は読む気がなく、見送り。

高橋健二の戦中のナチス礼讃など、独文学者の戦争責任を追及した、関楠生『ドイツ文学者の蹉跌 ナチスの波にさらわれた教養人』 (中央公論新社)も手に取ったものの、見送り。

それで、ふいに、騎士団長殺しを買うことに決め、国分寺駅南口(に移転した)三石堂(昔昔、Yさんと何度かいった本屋)の平積みコーナーを探したが、既に売り切れとのこと。

新刊をあまり買わない日頃の罪滅ぼしに、縁のある小書店で買おうと思ったが、残念だった。新刊の流通も、やっぱり大手優先なのね。

 

家に帰って、しばらくして、牧神社版が届いた。

熊本の古書店じざい屋から。送料込で9970円。

今は沖積舎の復刊でも手に入る本だが、どうしても、牧神社の1973年版で手元におきたかった。

このパラノイアめくおどろおどしい装丁。平井呈一自装だという。

代表作は文庫でも読めるし、先日ダウンロード購入した電子書籍版なら原書の全集が数百円で買えるというのに

原文ですらすら読めない悲しさ。趣味に走った買い物だった。

年末だったかに、よみた屋店頭で買った創土社版のM・R・ジェイムズ全集1の怪奇譚が、年末年始とその後の繁忙期に

妙に枕頭の書にしっくりきて、マッケン・ブラックウッド・WHホジスンと、4人の英国の怪奇小説作家に親しんでいるこの冬だ。

精神的にもちょっと凹んだ季節に、温かい窪地にはまりこんだような読書がぬるく続いている。

それにしても、M・R・ジェイムズ、マッケン・ブラックウッド・WHホジスンと、文学史的にはけっして一流とはいいがたい作家群だが

若い日の乱読期とことなり、それなりに丁寧に読むと、なかなか捨てがたい作品の数々ではある。

さすが英国だなあとつくづく思う。

というわけで、シェリー夫人までなんとか遡りたいのだ。

シェリー夫人といい、バイロンの娘エイダといい、英国浪漫派は、一筋縄でいかないな。

 

それにまた、平井呈一(1902-1976)の訳がすばらしい。自由闊達な翻訳ながら文体に文人の風格がにじんでいる。

若き日に永井荷風と佐藤春夫に師事し、いろいろとスキャンダラスなこともあったけど、孤高で異色の翻訳家として名をなしたことに、あらためて敬服するこの頃だ。

門下に、紀田順一郎・荒俣宏・由良君美と、錚々たる研究家がいるのもうなづける話だ。

最晩年の恐怖小説コレクション『こわい話・気味のわるい話 第1-2輯 訳編 牧神社 1974』は、いまは創元推理文庫上下巻におさめられているけど、

元本全3巻(揃いで5000円くらい)も欲しくなってしまったのだ。

と、ここまで書いてきて、

平井呈一『真夜中の檻 』(創元推理文庫、2000年) 436円 アマゾン注文。

アマゾン書評子から転載させていただく、この書の内容は

序 平亭先生の思いで 荒俣宏   
真夜中の檻   
エイプリル・フール   
海外怪談散歩    
『魔人ドラキュラ』あとがき    
怪奇小説と私    
お化けの三人男    
ブラックウッドのことなど    
J・S・レ・ファニュ    
ウォルター・デ・ラ・メア    
ビアスとラヴクラフト    
アーサー・マッケン    
デニス・ホイートリ    
M・R・ジェイムズ、その他の怪談作家    
海外怪談散歩    
はじめに――「こわい話・気味のわるい話」第一輯
西欧の幽霊    
西洋ひゅーどろ三夜噺   
私の履歴書――英米の怪異小説を中心に   
解説 紀田順一郎  
 Lovely Waters――平井呈一とその時代 東雅夫   
平井呈一著訳書一覧(東雅夫編)   
解題   
付・『真夜中の檻』序跋    
序 江戸川乱歩    
跋 中島河太郎

となっており、書評子礼讃のとおり、ちょっとした個人全集の扱いである。さすが東京創元社である。

 

 

 

 

西内啓『統計学が最強の学問である』(ダイヤモンド社、2013年) 100円 @よみた屋

 

2月25

国公立大 二次試験のため仕事にいく。

騎士団長殺し 買うべきかどうか思案中。

 

塚本邦雄の和歌・俳句の鑑賞(といった生易しいものではないのだが)に驚嘆し、今朝6時台にアマゾンで三冊注文。

塚本邦雄『王朝百首』(文化出版局 、1974年) 1137円

塚本邦雄『王朝百首』(文化出版局 、1974年) 1135円

一冊は、札幌のYoさん宛に贈呈用として直送。

塚本邦雄『残花遺珠 知られざる名作』(邑書林、1995年) 署名入 1257円

実は、『清唱千首 愛蔵版 』も、某サイトで、署名・落款入をみつけているのだが、高価なので思案中。

興がのれば、ひきつづき塚本邦雄を集めるつもり。

 

二十代後半から30年以上も購読してきた日経新聞を紙・電子版ともいったん休止することにした。

 

 

 

2月23

またしても、よみた屋にて。

清水哲男詩集『雨の日の鳥』(アディン書房、昭和53年) 瀟洒で可憐な冊子。この装丁が気に入って買った。100円

塚本邦雄『秀吟百趣』(毎日新聞社、昭和53年) 100円

塚本邦雄『定家百首 良夜爛漫』(河出書房新社、昭和48年) 100円

いい本を安く買えて、今日も幸せだった。

 

 

2月22

『アーサー・マッケン作品集成』平井呈一訳 全6巻 牧神社、1975年 日本の古本屋注文

ブラム・ストーカー 『吸血鬼ドラキュラ』 平井呈一訳 (創元推理文庫) 407円 注文

イギリス怪奇小説(恐怖小説)の耽読が続いている。

メアリ・シェリーまでたどり着くつもり。

 

よみた屋にて、

『文芸読本 川端康成』(河出書房新社、昭和52年版) 100円

『国立西洋美術館名作選』 1989年印刷 100円

を買う。

 

R嬢再訪。J大学医学部向けのプレゼンテイションの日本語訳を手伝う。

 

 

2月21

朝早く起きて、西武・JR・井の頭・東横と乗り継いで、都立大学駅へ。

昨秋、姑は鎌倉からここへの移住を図ったが、結局、もとの古巣へ戻ることとなり、今日は、その引っ越しの手伝い。

妻とその母は鎌倉で待機しているので、A引っ越しセンターの荷物搬出を見届ける役目だ。

待つ間、『わが父草田男』を読む。

帰り道、ふらりと中目黒駅で途中下車。

先日の高円寺といい、若い日の思い出の街を再訪したくなるのは、人生をなかば降りた心境によるものか。

さて、中目黒だが、ぐるりと街を一周したものの、昭和50年春から昭和54年冬まで住んだその思い出の店店に

たったの一軒もめぐりあわなかったのだった。

スイスとかニューペアとかいった洋食屋、珈琲の美味かった瀟洒な喫茶、上京した夜父親といったラーメン屋、

とんかつ屋、レコード屋、JAZZ喫茶、何軒かの思い出の定食屋、銭湯、酒屋、立ちくい蕎麦屋、etcetc。

ただの一軒も、記憶にあった店店は姿を消していた。

40年もたてば、そんなものなのか。

 

唯一、昔日のままの店構えで、生き残っていたのは、古本屋杉野書店だった。

商店街の外れで、店構えもそのまま。おそらく改装すらしていないのでは。

店頭本をみてみると、R・D・レインの著作が何冊もあったりして、いちおう気骨ある古本屋のままなのはうれしかった。

ご店主は二代目だろうか、40年前の白皙の青年には見覚えがある。お互い老けたのだ。

店内は買い取り本がうずたかく積まれ、足の踏み場もない。

南方熊楠全集揃い14000円は手ごろな値段だと思いつつも、ご店主に挨拶する気迫もなく、何も買わずに退出した。

上京して初めて巡り合ったのが、この古本屋なのは間違いない。

昔も今も、古本ずきだったんだなあ。

 

 

 

2月20

T・I 君の強いすすめもあって、ジュンク堂に赴き、

TensorFlowで学ぶディープラーニング入門 ~畳み込みニューラルネットワーク徹底解説

ゼロから作るDeep Learning ―Pythonで学ぶディープラーニングの理論と実装

Python機械学習プログラミング 達人データサイエンティストによる理論と実践

あたりを検討するが、どこから着手すればよいのか、いまひとつわからず、とりあえず今日のところは保留。

2月19

またしても、中央線の古本屋へ。

ひさしぶりに高円寺に降り立ち、藍書店と名前の変わった都丸書店支店を訪問するが、特に買わず。昨年だったかに観た苦役電車というつまらない映画で、前田敦子が店番をやっていた店。たしかその時も映画に映っていた稲垣足穂大全揃い8000円が今もあって、これはとても安いと思った。

都丸書店本店、大石書店、青木書店あたりは休みで、球陽書房は姿かたちもなかった。

まあ、今書いたような店を熱心に巡ったのは、昭和54年頃の話で、以来38年ほどの歳月が流れているのだから、落胆も無理からぬ話ではある。

さしたる収穫もなく、駅前で冨士そばをたべて撤収。

西荻窪盛林堂にて、

中村草田男『蕪村集』(大修館書店、1980年) 100円 

永井龍男『東京の横丁』(講談社、1991年)100円 を買う。

相変わらず老若の客でにぎわってた。

本拠地吉祥寺に移動して、いつものよみた屋で、

マシュー・アムスター=バートン『米国人一家、おいしい東京を食べ尽くす』(エクスナレッジ)100円

これが今日の一番の収穫かも。中野駅北口摩訶不思議な料理屋の立ち並ぶ一角に、1DKのアパートを借りて、短期滞在した米国人一家の痛快な東京食べ歩きエッセイ。

 

昨夜のABC/ARCは、3問を解いて、いささか気を良くした。

https://atcoder.jp/

ProjectEuler 493番は、制約のある重複組み合わせに対処する方法が見えない。

https://projecteuler.net/problem=493

 

 

 

2月17

モノレールで高松駅まで、そこから歩いて、立川税務署へ。確定申告でごった返すなか、個人事業主の申請・青色申告の登録を完了。

M銀行T支店に赴き、事業用口座の開設を申し込んだが、あまりメリットがないため、申し込んだ後に、電話で取り消し。別の手を考えよう。

国分寺にでむき、七七舎で昨日保留にした

中村弓子『わが父草田男』(みすず書房、1996年)を500円で買う。

中村弓子氏は、1944年生まれ、お茶の水女子大名誉教授(現在)

 

退職して自由になったおかげで、同窓生との交流も盛んになってきた。

1) かつても今も理系の秀才で鳴らすT・I 君から、Googleの深層学習 TensorFlow の勉強会を紹介された。光栄だが、わたしについてゆけるかどうか・・・。

2) 嵯峨景子さんの『コバルト文庫で辿る少女小説変遷史』(彩流社)出版を祝う会が、27日神田で催される。やっきさん・かねたくさんなどかつてのネット書友の集いになる。K君は、近くの事務所から駆けつけるとのこと。I 君は所用のため不参加の由。

 

 

 

 

2月16

休み。隣町にて、散髪をすませ、I 税理士事務所にて30分間の無料相談をお願いした。

個人事業主の基本スキーム・青色申告について丁寧に教えていただいたのはありがたかった。

 

国分寺にでて、北口の七七舎にて

加藤郁乎『旗の台管見』(コーベブックス、昭和52年) 毛筆署名入 1200円 ※書評集

吉田敦彦『小さ子とハイヌウェレ』(みすず書房、1976年) 100円 

を買う。中村草田男の句集ならびに中村弓子『わが父草田男』はいったん見送り。

つい先日まで、比国からのお嬢さんや、鎌倉の姑などが滞在していててんやわんやだったのがうそのように

宏大な邸宅(笑)に猫一匹とわたしだけの静かな夜だ。

 

 

2月15

仕事。

よみた屋にて、

蓮実重彦『映画狂人日記』(河出書房新社、2000年) 100円 を買い、帰りの電車で読む。

モノグラフ24『公式集 4訂版』(科学新興社、1988年版)100円 は、1975年版からの買い直し。

 

 

2月14

朝、歯医者。午後から税務署にでも出向く予定だったが、寝不足のせいか調子が悪く、中止して午睡。

 

Delphi Complete Works of Arthur Machen (Illustrated) (Series Four Book 4) Kindle Edition $2.14 アマゾンUSA

Arthur Machen "The Hills Of Dream " @iBooks 無料

Arthur Machen "The Willow" @iBooks 無料

を、買う。

夜は、河盛好蔵のボードレール評伝などを読む。

 

 

2月12

神田にて、同窓3人での還暦祝いの会。I 君、T・F君と。

上海庭にて飲み放題、二次会は昭和24年から続くシャンソン喫茶ラドリオにて、ウインナーコーヒー。

例によって、読書・映画の話題に花が咲く。また、還暦後の自身の生き方、親の介助についても。

 

会に向かう途中、吉祥寺よみた屋、神田で4・5店を巡るが、この日は特に買わず。

I 君から、陶芸の近作一品をいただき、わたしは日本の名随筆『家族』を進呈。

 

比国の若い女医Rさんは、明日からのJ大学での研修にそなえ、17時ごろ目黒に向けて帰った。

 

 

2月11

運動不足の解消をかねて、古本屋へ。

国分寺七七舎、なにも買わず。

吉祥寺よみた屋にて、河盛好蔵『パリの憂愁 ボードレールとその時代』(河出書房新社、1991年) 100円 500頁近い大著なり。

西荻窪盛林堂にて、梶山季之『せどり男爵数奇譚』(夏目書房、1995年) 100円。ちくま文庫版からの買いなおし。

西荻窪音羽館、花鳥風月ではとくに買わず。

西荻窪から吉祥寺まで歩いて帰った。

 

 

 

2月8日〜10日

R嬢、再訪。ひきつづき、3世代5人と猫一匹の賑やかなマイホーム。

水・金と歯医者。木は仕事。

 

 

 

2月7

アマゾンに注文した世界名詩集大成3冊が届いた。

吉祥寺勤務 10:30-18:30

 

 

2月6

朝、比国のR嬢が我が家を訪問。

私夫婦と長男、妻の母、猫一匹に、Rさんまで加わって、リビングは賑やかで華やいだムードになった。

先日まで、英国怪奇小説を耽読する主だけの孤独な家だったのに、なんでこうなるのか。

 

ランチはお好み焼きとナポリタン。

デザートを供して、録っておいた嵐の番組を観、iPhoneで記念写真1葉。

 

夕刻、市役所まで歩き、退職後の各種手続きの第一段をすませた。

 

 

1000未満の例証までは正解をはき出せるのだが、10の12乗ともなると手が出ない。もう一段の工夫が必要。

https://projecteuler.net/problem=346


 

Living Room Songs Olafur Arnalds \1350 注文

For Now I Am Winter Olafur Arnalds ¥1404 注文

http://olafurarnalds.com/

2月5

性懲りもなく、吉祥寺へ。

ベックフォード『ヴァテック』矢野目源一訳 生田耕作補訳・校註(牧神社、1974年) 1080円 @百年

 

妻と姑のふたりが帰ってきた。

 

2月4

朝、昨日に引き続き、

『世界名詩集大成〈第12〉ロシア篇』 (平凡社、1959年) 1050円

アマゾン注文。

 

週末の運動不足を解消するため、玉川上水沿いをウォーキングでもと思ったが、結局

電車に乗って、国分寺と吉祥寺へ。

七七舎にて、

ピーター・ゲイ『ワイマール文化』(みすず書房、1970年) 100円

『ユリイカ 古書の博物誌』(青土社、1977年6月号) 300円

よみた屋にて、

Georges Bernanos " Journal d'un cure de campagne " 100円

コリン・ウィルソン『迷宮の神』(サンリオSF文庫、1980年) 50円

 

なんか、退職してから、古本ばっかり買ってるなあ。

 

 

 

2月3

石神井書林の目録第100号。特集 練馬区関町

小山清、木山捷平、小沼丹、井伏鱒二、太宰治、上林暁、尾崎一雄、庄野潤三、檀一雄 など、練馬区関町から石神井公園に所縁のある作家たちのコレクション。

どのようにしてこれらの本・雑誌を集めたのか? 

ボン書店の幻・石神井書林日録・古本の時間 という内堀弘さんの三著作に親しんでいる自分にも、まったくもって不思議でならない。魔法のようだ。

(目録の写真はクリックすると大きくなります)

 

 

 

2月3

今日は一日フリー。

朝。 そうか、アマゾンという手があったか。

40年もかけて、9巻(10冊)しか集まっていない世界名詩集大成から、

『世界名詩集大成〈第9〉イギリス篇1』 (平凡社、1959年) 337円

『世界名詩集大成〈第11〉アメリカ篇』 (平凡社、1959年) 941円

注文。

 

快晴の一日、気ままに古本屋でも巡ることにした。

よみた屋にて、

笠原嘉他編『青年の精神病理 1』(弘文堂、昭和51年版)100円

Albert camus "La Peste " (Folio) 100円。

アンリ・エーの意識1&2、ベルナノスの原書は見送り。

吉祥寺啓文堂にて、いただいた図書券で

渡辺守章訳『マラルメ詩集』(岩波文庫、2014年版)1200円+税 ※そのあと、西荻窪盛林堂で800円新品同様をみつけがっくり

池田直子・小澤薫『個人事業のはじめ方がすぐわかる本』(成美堂出版、2016年) 1300円+税

ところで、岩波文庫の富士川義之訳ナボコフ『青白い炎』はちくま文庫(<筑摩文学大系)版とどう違うのだろうか?

西荻窪盛林堂に移動して、

谷崎潤一郎『雪後庵夜話』(中央公論社、昭和42年) 100円 帯つき美本が安く買えた。

由良君美『みみずく古本市』(青土社、1984年) 800円 

この店の幻想文学系はやはり充実している。他にもいろいろあったけど・・・

荻窪ささま書店では、なぜか買わず。

青梅街道沿いの駅から離れたところにある(新刊)本屋 Title まで歩いて、

『石神井書林 古書目録100号』頒価 324円。特集:練馬区関町 ※これの入手が今日の目的。都内2か所のみで頒布中とのことでここまで買いに来た。

 

 

 

 

2月2

よみた屋にて、

ミンコフスキー『精神分裂病』(みすず書房、1954年版)100円。この、後に、『生きられる時間』を書いたミンコフスキーと、ミンコフスキー光円錐で知られる数学者ミンコフスキーとは、はたして兄弟であろうか?とは

わが二十代のささやかな謎であった。

以来40年、調べれば分かる時代になったが、今は調べない。(⇒wikipedia で調べたら、兄弟ではなかった)

他に、

オックスフォード大学出版局『ミル自伝』 100円 ※ Autobiography Of John Stuart Mill (Oxford)

を買う。

 

10:40-18:30 仕事

 

2月1

比国からのお客さんR嬢の短期滞在も今日まで。朝、朝食の食材を買い出しにBigAへ。スクランブルエッグ・ウインナー・ヨーグルト・スープ・ロールパンなどをすばやく用意し、皆で朝食。

ランチは、近所の木曽路まで歩いて、松花堂弁当+デザートアイス。

夕刻、R嬢は、次のホームステイ先(目黒区柿の木坂)へむけて長男の車で出発した。

 

 

 

 

 

 

2月1

退職にあたり、職場で、豪奢な花束2束、記念品2つ、焼酎伊佐美(一升瓶)。職場のチームのみなさんから図書カードを贈っていただきました。

さすがにこの花束2つをかかえては通勤電車に乗れないので、鎌倉からの帰路の途中で長男に寄ってもらい、上記のこれらと、職場にあった資料・書籍の残りを積み込んでもらいました。

花束はさっそく花瓶に差し、生花活性剤を入れたところです。

 

 

 

 

よみた屋にて

木村敏『自己・あいだ・時間』(弘文堂、昭和56年)100円

木村敏『分裂病と他者』(弘文堂、平成2年)100円

 

 

 

1月31

疾風怒濤の1月もようやく終わる。

昨日は、勤め先の社長への挨拶もすませた。今日は身辺の資料・本の残りを、鎌倉からの帰路の途中で、長男が車で引き揚げてくれることになっている。

センター試験がらみの仕事もほぼ完了し、退職手続きも完了した。

2月以降は月12日程度、主に後進の指導・育成を中心に、同じ職場に残って勤務するが、完全な個人事業主の立場になる。

だから、2月は、保険や年金、税金といった諸々の手続きが待ち構えているのだが、時間的にはかなり自由になるので、郷里の母のところへも

足しげく帰ることも可能になる。

まあ、呆けず衰えず、ぼちぼち生きていこう。

 

夕刻の井の頭公園で、三日月と宵の明星の美しさにみとれた。めずらしくもiPhoneのカメラでピントがあってくれたので、載せてみた。

 

 

1月29

午後、国分寺の七七舎を訪問。今回はなにも買わず。いい本はいろいろあったが。

国分寺丸井1F樫の樽にて、職場向けの御礼の品2函を買う。

そこから立川駅南口のドクター・ホームネットに向かい、修理済みのLenovoマシンを受け取る。

HDDの換装・OSの再インストール・初期設定、旧HDD内のデータの復旧と再格納、おまけに4GBのメモリ増設までで一式84,200円。

職場でこの金額をいうと一律驚かれるが、メーカーサポートでは、データ復旧は無理だということが、今回のトラブルでよくわかった。

1月のセンター試験がらみの巨大なデータ一式が復旧できたと思えば、安いともいえる。

( Core i7、1TBHDD、メモリ8GB だから、まんざらでもないマシン)

 

立川から吉祥寺の職場へ。よみた屋に立ち寄るがさすがに買わず。

処理中の模試の判定ラインのうちあわせをすませ、早々に帰宅。

Rさんがフィリピンの家庭料理をふるまってくれた。

 

 

 

1月28

今週の月曜から我が家に短期滞在しているフィリピンの女医の卵Rさんと一緒に、立川パレスホテルのレストランへ、長男の車で。

彼女は奇しくも、私の郷里の母校と同じくL会が経営している大学の出身である。

 

 

 

 

1月27

朝、立川駅南口にある、パソコン救急ショップ ドクター・ホームネットに、デスクトップの重い筐体を運び込んだ。

専門的な診断の結果、約8万円で、HDDのなかのデータの復旧(約10GB)とHDD交換・OSの再インストールまでやってくれるというので、頼むことにした。

散財だが、しかたがない。わがPCも、センター試験のハードな業務に疲れ果て、終わったその翌日にお休みになったということだ。

この手の店を利用するのは初めてだが、なかなか信頼できそうな若い店長さんだった。

 

よみた屋で、

『一条ゆかりの食生活 少女漫画家の煩悩キッチン』(集英社文庫)50円

太田尚樹『パエリャの故郷バレンシア スペイングルメ紀行 下』(中公文庫、1996年) 50円

W・H・ホジスン『幽霊狩人カーナッキ』(国書刊行会、昭和51年) 100円

川本静子他編訳『ゴースト・ストーリー傑作選』(みすず書房、2009年) 100円

池内紀新訳『カフカ小説全集3 城』(白水社、2001年) 100円

を買う。

 

 

 

1月26

栗原克丸『日本浪曼派・その周辺 文学者の戦争賛美はいかに準備されたか』(高文研 1985年) 労作。よみた屋店頭でしか出会えない著作。

紀田順一郎 訳『M・R・ジェイムズ怪談全集〈2〉』 (創元推理文庫) 1256円。

 

 

1月25

Insel 版ゲーテ作品集 第2巻(戯曲・小説) 100円@よみた屋。1970年ドイツ。

これまでも、独英対訳本(リルケ、ロマン派詩集)、西英対訳本(ボルヘス)、伊英対訳本(ダンテ)などは買ったことがあるが、全く読めないドイツ語の原書を買うのは生まれて初めてである。

生きてるうちに、このゲーテの原書に親しむことができるであろうか。

 

1月25

佐治芳彦『超古代の謎をとく13の鍵』(トクマブックス、1986年)100円。 昨年だったか、地球ロマン揃い@よみた屋を買いそびれ買い逃して以来、どうも気になってる日本超古代史もの。

 

ARNALDS, OLAFUR  "LATE NIGHT TALES " 1233円。

 

Project Euler の最新問題 587番が解けたのはうれしかった。私でも解けるのだから、易しい部類にはいるのだろうが。

https://projecteuler.net/problem=587

早々と解いたひとの解法自慢のコーナーを読むと、積分をつかって説いたひとが多い。私は、愚直に、円との交点の座標から、Python の arcsin に持ち込んで解いた。

それでも同じ精度で同じスピードで正解に至るわけで、そこらへんが、計算機数学の面白いところだと思う。

 

1月22

センター試験も終わって、受験生はいよいよ二次試験にむけて最後の追い込みにはいっている。こっそりtwitterをマークしているT進生モジャンボ君も、昨日・今日と、T大模試に果敢に挑戦している。

半年がかりの複雑・難解な仕事をようやく終えたものの、おもったほど達成感や解放感はない。

むしろ、例のごとく、燃え尽きた感がいなめない。

この一月でいったん退職することになり、社内の手続きはほぼ終えたものの、次にどう仕事にかかわるかそのスキームが自分自身で整理できていないし、税金や年金・保険などの各種手続きも煩瑣そうだ。

また、次第に介助の必要性が増してきた姑のことや、郷里にひとりで住む母のことなど、思いはつきない。

収入の減る分を投資で補おうと考えてるが、そちらもどうなることか。

つくづく、まあ、自分の生き方の不器用さが情けない。

気分一新、西欧にでも、夫婦で旅行にいっちゃうとか、そういう磊落な切り替えができないものか。

そういえば、職場のPCが起動しなくなってそっちも頭が痛いし、来週は、比国から不思議なお客様も来たりするので、なにやら落ち着かないのだ。

 

古本だけは、忙しくとも暇だろうとも、せっせと買っている。

昨夜はよみた屋店頭で、まったく読めぬ原書のゲーテ全集やら、英訳のイリアスに手を出しかけたが、さすがにぐっと我慢した。

 

というわけで、今月買った本を昨日に続き、撮っておく。(文庫や新書の一部ははぶく)

1月21

センター試験も終わり、試験がらみの複雑で長かったしごともほとんど終了した。

 

安堵の気持ちで、少し財布のひももゆるみ、よみた屋にて

ジョセフィン・テイ『時の娘』(ハヤカワ文庫)50円

北杜夫『どくとるマンボウ航海記』(新潮文庫)200円

北杜夫『どくとるマンボウ回想記』(日経文芸文庫)200円 ※ダブリと判明

井伏鱒二編『読』(日本の名随筆36)(作品社)1985年 100円

平山三郎『詩琴酒の人 百鬼園物語』(小澤書店、昭和54年) 100円

野口冨士男『相生橋煙雨』(文藝春秋、昭和57年) 100円  

柏倉康夫『生成するマラルメ』(青土社、2005年) 2400円 

を買った。

他に、

荒俣宏編『怪奇文学大山脈 (1) (西洋近代名作選 19世紀再興篇) 』 (東京創元社)1292円 @アマゾン

 

 

 

職場においてあるデスクトップPCが起動しなくなり、

完全データ復元PRO15 [ダウンロード版] 2546円 を買って復旧を試みているが、いまだ起動できていない。

 

1月19

昨日(水曜)は、朝3時にセンター試験がらみの仕事を終え、昭和レトロの哀愁漂う吉祥寺M旅館にて短く眠った。

 

よみた屋にて、

北杜夫『巴里茫々』(新潮文庫)50円。 若き日の巴里における辻邦生夫妻との交遊の回想など

呉茂一『花冠』(紀伊國屋書店、1973年)100円

川村二郎・清水徹・丸谷才一他『世界の新しい文学の展望 (新しい世界の文学 別巻〉』(白水社、1967年) 100円

を買った。

 

1月16

『秋山清自選詩集』(ぱる出版、1984年)限定500部 100円@よみた屋

 

 

1月15

竹内均『アトランティスの発見』(ゴマブックス、昭和53年)100円 よみた屋

東大理学部教授(当時)の竹内均は、アトランティス大陸とは、現在のサントリーニ島だと結論付けている。

戯れにGoogleマップで今のサントリーニ島を調べてみると、なるほど、陥没して海面に没した大カルデラを擁する活火山であったことがひとめでわかる。

わが郷里桜島も、大昔の阿蘇カルデラが沈降し、大昔の火口周辺のみが島として鹿児島湾に浮かんでいるのだという。

アトランティス大陸が、急に身近に感じられたのだ。

サントリーニ島は、イタリアの有名なヴァカンス地らしい。

 

 

1月14

センター試験初日で仕事。明日も続く。

よみた屋で物色するが、なにも買わず。

退職後の生き方に悩んでいる。いったい、隠棲したいのか、続けて仕事したいのか。

もうすこしわがままに自由気楽にエゴむきだしでいきてもいいのかと思ったりする。

 

アルゴリズムの学習だが、この一年たいして進歩していない。

本による独習よりも、講義形式がいいかもしれないと、ふと思い立ち

iTunes U から、MIT のコースウェア他をダウンロードしてみた。さて、どうだろうか?

 

1月13

昼休み、よみた屋にて、瀟洒な大冊 柏倉康夫『生成するマラルメ』 2400円をみつけ、う〜む、いよいよ、マラルメと向かい合う時が来たかと感慨深いものがあったのだが

ちょっと頭を冷やそうと思い、冨士そば(温泉卵無料のクーポンのおかげで、410円で天玉そばが食せた)で昼食ののち、イタリアントマトで220円の珈琲を飲みながら、

アマゾンで、菅野昭正を検索してみると、意外なことに安く、

菅野昭正『ステファヌ・マラルメ』(中央公論社、1985年)が入手できることがわかり、念願だった大著を、1591円で注文した。

『生成するマラルメ』 は、よって、保留になったが、いずれ買うのではないか。

 

夜更けは夜更けで、同じよみた屋で、

気谷誠『愛書家のベル・エポック』(図書出版社、1993年)署名入り を100円で買った。

著者は、西洋の書籍の蒐集家として名をはせた方だそうだが、近年亡くなられたことをネットで知った。

 

 

 

1月12

西崎憲編『怪奇小説の世紀』 第1巻・第3巻(国書刊行会、1992年) 計788円 @アマゾン

 

1月11

『現代思想 精神医学の23人』(1981年) 100円@よみた屋

 

 

1月10

"Oeuvres completes Moliere " (Garnier ) モリエール全集下巻 100円 @よみた屋

 

1月8

土曜日は隣町の病院に薬をもらいにいった。その帰り、不動産屋の店頭で手ごろな投資用マンションの広告を目にし、午後は物好きにも夫婦で2か所ほどマンションを見て歩いた。

ひごろ歩かない界隈を夫婦水入らずで散歩できたのはよかった。

 

昨晩は早々に眠り、夜更けに起きだし、ちょっとややこしい仕事をテキパキとこなした。

朝8時、姑と妻を乗せて、長男が車を運転し、新小平駅まで約20分ほど。西国分寺駅で、ホリデー快速鎌倉号にのりこむ妻と姑を見送り、国分寺経由で帰宅。午後、午睡。

 

 

 

 

1月7

このところ、よみた屋店頭に良書が多い。(ただし、回転は非常に速い)

買いだすときりがないのだが、

合田正人『レヴィナスを読む』(NHKブックス)100円

寺田透『入谷雑談』(筑摩書房、1975年)限定1000部のうち577番 100円

野上素一訳 ボッカチオ『デカメロン』4・5・6巻(岩波文庫、昭和49年頃)50円×3

 昭和50年上京したての頃、パゾリーニの同名映画を渋谷道玄坂の名画座で観、買い求めたのが第2巻・3巻で、残りは第1巻のみとなった。よみた屋店頭で、目を皿のようにして第1巻を探したが、見つからなかった。アマゾンでも高価で、全巻揃いはまたしても後日にくりこし。

 

日経からのメールで、健康年齢を手軽に診断できるサイトを教えてもらい、

https://kenko-nenrei.co.jp/

※保険のPRとセットになっているが、個人情報は入力不要で、健康診断(人間ドック)の結果表があればものの数分ですむ

今朝起きて、入力してみたところ、実年齢より3歳若い判定が出て、気をよくした。

適度な運動と、夜間の食事、休日の酒を控えれば、もっと改善するとは思うが。

 

 

 

 

1月6

昨日、よみた屋にて、

藤井旭『天体観測図鑑』(河出書房新社、1981年) 100円

ヒルベルト・コーン−フォッセンの『直観幾何学』2800円はいったん保留。

 

 

1月5

歳末にゴリオ爺さんを読み終え、年末年始で、米中開戦第4巻を完読。

『米中開戦』は、T・クランシーとM・グリーニーの共作になっているが、ディテールはグリーニーがばりばり書き上げたのではないか。

プロットの細部も精密で、全体として破たんがない。飽きることがなく読み進めた。

ここで、米露開戦や米朝開戦に突き進むのかどうか、目下思案中。

 

昨日は、よみた屋で

高津春繁『ホメーロスの英雄叙事詩』(岩波新書、1966年版) 100円 やっと買えた。

アリストファネース『アカルナイの人々』(岩波文庫)50円

『福永武彦詩集』(麥書房、昭和48年) 100円 40年ほど前、渋谷のぽると・ぱろうる(?)で買い求めた本だが、その後の経緯が不明なので買い直し。

S・T・コルリッヂ『文学的自叙伝』(Biographia Literaria) (篠崎書林、昭和42年) 100円 原典と詳細な注釈・索引つきの本で、翻訳ではない。

 

 

 

1月1

謹賀新年。

日の出のころ、iPhoneでパノラマ撮影。

正月に楽しむ本。エンターテイメント中心。