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12月31

元旦に、BSフジで、森繁久弥主演の『社長外遊記』正・続が放映されるのがわかって楽しみなのだ。

先日同じチャンネルで、植木等主演『ニッポン無責任野郎』も観て、これも面白かった。

ずいぶん遅ればせだが、今年は、昭和30年代高度成長期の日本喜劇の面白さ・痛快さに目覚めた年だった。

 

昨日、よみた屋にて、古本納め。

生田耕作訳 マンディアルグ『ビアズレーの墓』(奢霸都館 1976年)300円

堀田義衛(文)・田沼武能(写真)『カタルーニア讃歌』(新潮社、1984年)100円

トム・クランシー、グラント・ブラックウッド『デッド・オア・アライヴ』1〜4(新潮文庫)50円×4

を買う。

 

トマス・ブラウンの『壺葬論』、バートンの『憂鬱症の解剖』(抄訳)等を収めた本(書名は内緒) 500円

中国古代天文学史 1000円 は、来年に持ち越すことにした。

 

来年は、仕事を辞めるので、よみた屋日参というわけにもいかなくなる。古本購入も激減するだろう。

なにしろ四十年来の未読本が山のようにあるので、そっち方面にも目を向けよう。

 

 

 

 

 

12月30

今日が職場の仕事収め。

昨日、よみた屋で

トム・クランシー&マーク・グリーニー『米中開戦』1〜4(新潮文庫)50円×4

A・デーケン『改訂新版 第三の人生』(南窓社、1984年版)100円

アマゾンで

紀田順一郎『書物愛 [海外篇] 』(創元ライブラリ) 文庫 332円 を注文。

 

さて、古本納めとして今日何を買うか、思案中(笑)

 

 

12月29

昨日、よみた屋にて

Rudyard Kipling " The Jungle Book"

Rudyard Kipling " The Second Jungle Book" 英国マクミラン版 1961年頃 各100円

キプリングの父が描いた挿絵全葉いりの、もっていてうれしい二冊。

 

 

12月28

書籍の総売り上げ高は、1980年に逆戻りらしい。(毎日新聞記事)

ネット閲覧の文脈や履歴に応じて、最適な広告を載せるという、Google の戦略のまえには、雑誌が凋落するのも時代の趨勢なのか。

パラダイムシフトにのりきれず、某巨大広告代理店がブラック呼ばわりされる時代だ。

遠い昔のことを思い出せば、本屋すら近くになかった鹿児島の寮生活時代(1972年頃)、毎月定期購読していた岩波の「図書」で

筑摩のネルヴァル全集や現代思潮社の稲垣足穂大全の広告を目にし、まだ見ぬ書物への夢をつのらせていた時代もあったのだ。

 

 

12月26

『現代思想 2004年9月臨時増刊 ブックガイド60』(青土社)100円@よみた屋

 

 

12月25

隣町で散髪をすませ、国分寺へ

七七舎にて、

紀田順一郎『四季芳書』(実業乃日本社、平成4年) 署名入り 500円

江國滋『旅券で俳句 スイス吟行』(新潮社、1993年) 署名入り 100円

週末は良い天気に恵まれ、南側のリビングにいると、ぽかぽかと暖かい。

ただ、休日は昼間から酒を飲む癖がついて自分でもいかんなあと反省している。

 

夜9時開始の、AGCに参加。一問もとけぬ惨敗。(翌朝、はたと解法を思いついたが)

休日は酒ばかり飲んで、勉強に手がつかない自分を反省。

 

 

 

 

 

 

 

12月24

水曜によみた屋で買ったガリマール版のネルヴァル作品集 だが、本国フランスのアマゾンでは揃いで80ユーロの値が付いていた。

まあ、新しい全集もでているので、それほどの価値はないと思うが。編者は、アルベール・ベガンとジャン・リシェだ。

今朝は年賀状を印刷する合間に、破れた背表紙の補修をした。

大切にしたい。

 

 

12月23

3連休の初日は仕事。吉祥寺はすっかりクリスマスモードの賑わい。

そんな若やいだ華やぎとはほど遠く、よみた屋では今日も年配の熱心な客が本を漁っている。

川崎修『現代思想の冒険者たち17 アレント 』(講談社、1998年)300円

岩崎日出俊『定年後 年金前』(祥伝社新書、2011年)100円

L・K・ウェッブ『チャールズ・ディケンズ』(西村書店、1989年)100円

の三冊を買う。

他にアマゾンで

ムー特別編集『世界超文明大百科 復刻版不思議百科シリーズ3』(学研)327円

高野智弘『年収400万円からの区分不動産投資で億万長者にあなたもなれる』(すばる舎)253円

を注文。

 

仕事上、巨大なテキストファイルを扱うことが多いのだが、カラム(列)が2000近くもある化け物テキストを整形するツールをPython で開発できた。

また、このホームページ内を検索するツール mamas をネットでみつけ、移植を試みたが、これはまだ上手く動作していない。

 

 

12月23

最近買った本。

荻野恒一監修『現代精神病理学のエッセンス』(ぺりかん社、1979年版) は、ビンスワンガー、M・ボス、ヤスパース、アンリ・エー などの精神医学者の梗概がまとめてあって、便利。

『M・R・ジェイムズ全集』上巻(創土社、昭和48年)は、創元推理文庫上巻と同一内容だった。訳者も同じ。まあしかし、創土社だからうれしいではないか。ちなみに、下巻はアマゾン他でも高価。

ガリマール版『ネルヴァル作品集』2冊だが、いまだに全何巻なのかわからず。3巻目以降があるとすれば、入手は困難だろう。(フランスのアマゾンに注文するくらいか)

 

 

 

 

12月21

こういうのを、ダイエットではリバウンドというのだろう、上旬に古本買いを自粛した反動が、下旬にきてしまった。

 

紀田順一郎訳『M・R・ジェイムズ全集』上巻(創土社、昭和48年)100円。 ※この本を元本とした創元推理文庫の第1巻は持っているのだが。全集の構成や所有している文庫の収録作は不詳。

荻野恒一監修『現代精神病理学のエッセンス』(ぺりかん社、1979年版) 500円

ガリマール版『ネルヴァル作品集』第1巻・第2巻 計600円 以上 よみた屋。

George T. Heineman・ Gary Pollice『アルゴリズムクイックリファレンス』(オライリージャパン)1656円 アマゾン注文。

他にも買いたい本を自粛しているのはもちろんである。

 

 

 

12月18

妻は、先日天寿を全うした叔母の告別式に参列するため、白金高輪の病院に入院中の(といっても重篤ではないのだが)別の叔母を迎えにゆき、そこから新横浜の斎場まで新幹線で往復した。

 

週末は、若島正の書評集を読んだ。気になる本を、さっそくアマゾンに注文した。

シオドア・スタージョン『不思議のひと触れ』(河出文庫)497円

シオドア・スタージョン『海を失った男』(河出文庫)457円

デイヴィッド・イーリイ『タイムアウト』(河出文庫) 367円

 

 

12月18

昨日、森繁久弥主演の『社長漫遊記 正・続編』 が録れたのはよかった。ちびちび観て楽しもう。

 

昨日はまた、玉川上水駅北口の古書店 清水書店が開いていて、なかをのぞいた。岩波文庫のコレクションが、数は多くないけど、充実している。

ここは日本近世の文献・古文書などが専門で、目録売りが主体の店のようだ。

 

若島正『乱視読者のSF講義』国書刊行会、2011年  1257円をアマゾンに注文した。

今朝の日経書評。『狂うひと  「死の棘」の妻・島尾ミホ』の書評に驚いた。

 

 

 

12月17

昨日、

若島正『乱視読者の帰還』(みすず書房、2001年) 1500円は昨日よみた屋にて。

若島正の、将棋やチェスに関する本を除いた著作は以下のとおり。

 

『乱視読者の冒険 奇妙キテレツ現代文学ランドク講座』自由国民社1993年

『乱視読者の帰還』みすず書房、2001年 ★

『乱視読者の英米短篇講義』研究社、2003年

『乱視読者の新冒険』 研究社、2004年

『殺しの時間 乱視読者のミステリ散歩』バジリコ、2006年

『ロリータ、ロリータ、ロリータ』作品社、2007年

『乱視読者のSF講義』国書刊行会、2011年

気に入ればぼちぼち買い足していこう。

 

自宅のプリンタを丸10年ぶりに買い替え。CANON MG6930 10,980円@アマゾン。

コピーやスキャナの機能もついた福合機。しかも、プリンタ自体がwifi に接続できるので、PC2台・iPhone3台・iPad と、家族の計6台がケーブルレスで印刷できることになった。

多機能なので、使いこなすまでにはいろいろと研究しないといけないな。

 

郷里の母にお歳暮。今回は、ハムの詰め合わせにしてみた。2708円なり。

 

 

12月15

よみた屋にて。

ウンベルト・エーコ『エーコの文学談義』(岩波書店) ※岩波文庫の元版で買い替え

大塚久雄『社会科学と信仰と』(みすず書房、1994年)

金塚貞文『オナニスムの秩序』(みすず書房、1982年)

アンドレ・モーロワ『読書案内 文学の楽しみ』(紀伊國屋書店、昭和36年)

フックス『画集 風俗の歴史』(光文社、昭和42年)

宮部みゆき『ペテロの葬列』(集英社) ※ダブリと判明   以上各100円

 

 

12月13

久しぶりに、よみた屋で古本。

(もっとも、昨日も、外口書店や吉祥寺BookOffなどで、バルザックを探してたりはしてるのだが)

吉田健一『英國に就て』(筑摩書房、昭和49年)100円

吉田健一『新編 三文紳士』(筑摩書房、昭和49年)100円

広瀬正『ツィス』(集英社文庫、昭和57年)50円

広瀬正『エロス』(集英社文庫、昭和57年)50円 早世したSF作家広瀬正にようやく接点をもてた。

 

 

 

12月12

Algorithms in a Nutshell, 2nd Edition By: Gary Pollice, Stanley Selkow, George T. Heineman のPDFを入手。β版の注記がある。

第2版の邦訳は近日発売される。

 

それと、もうひとつ。

昨夜、ポケモンGoのアップデートを確認するため、AppStoreをのぞいてみたら、

アルゴリズム図鑑(無料、完全版は360円)というアプリを発見。

さまざまなアルゴリズムの理論を学んだり、実験できるアプリ。図解がわかりやすい。

いいアプリを見つけたな。

 

 

 

 

12月10日〜11日

昨日は、小金井市の病院で人間ドック。

朝8時に着いて、終わったのは2時過ぎだった。

経口の鎮静剤で朦朧としながら、左手には点滴を打たれ、心電図で己の鼓動を聴きながら。

前と後ろから、太いパイプや管を咥えこむ。

さながら足穂のAO円筒と化した自分だ。

まあ、看護婦さんたちが優しいのが救いだが。

終了後は、

鎮静剤から醒めるまで、陽のあたる控室でぼんやりと一時間を過ごす。

寝不足なのに眠れない。仕事のことまで考えてしまう。

 

診察の結果、大腸ポリープを切除したので、当分の間アルコール禁止を言い渡される。

おまけに、当日は飲むゼリー食品のみ、翌日もお粥やうどん類などの食事を勧告された。

せっかくの週末なのに、酒なし・御馳走なし・女っ気なし(妻は実家)とはまことに侘しい限り。

森繁久弥・フランキー堺等錚々たる面々の『喜劇駅前弁当』『喜劇駅前競馬』の2作を観て、気を紛らわした。

 

昨日は人間ドックを終えて、小金井の中央書房、国分寺の七七舎を絶食中のからだでよろよろと訪れたが、さすがになにも買わず。

この週末は、古本買いを極力自粛し、積んであった本にとりかかる。

バルザックのゴリオ爺さんを読み始めた。

40年前、新潮文庫で挫折し、今回は、岩波文庫の高山鉄男訳。

 

土曜の夜の、ARC/ABC は3問正解。まずまずというところ。

再び、アルゴリズム研究への意欲がわいてきた。

 

 

 

12月8

『文學界』(文藝春秋) 2016年9月号。100円@よみた屋。蓮実重彦の対談「大学で『文学』は学べるか」が読みたくて。

 

SKさん退職。

 

 

12月5

目下、禁・古本中。

 

 

 

12月4

土曜日は、自宅周辺で過ごした。

日曜の今朝は、東横線都立大学まで、姑宅に。帰りは姑を連れて、戻った。

行きは高田馬場・渋谷経由のいつものルートだが、帰りは足の弱い姑と一緒だったので、

都立大学から石神井公園まで直行する新副都心線で進み、所沢・小川と乗り継いで帰宅した。

車中、リョサの緑の家を少し読むが、興がのらず。

 

夜、ABCコンテストの2問を解く。

 

Olafur Arnalds。北欧の若い音楽家で、その領域はポストクラシカル・アンビエント・エレクトロニカと、さまざまに呼ばれる。

静謐なロマン主義とでもいえようか。

今、一番気になっている。

 

 

 

12月1

仕事も残り2カ月となった。

夜、よみた屋にて、

ヘルマン・ヘッセ『人は成熟するにつれて若くなる』(草思社)100円 晩年のエッセイを編んだもの

樺山紘一編『世界の旅行記101』(新書館)100円 どちらかといえば歴史学的観点からの選出で、固めの本が並んでいる。

 

 

11月29

桜井邦朋『天文考古学入門』(講談社現代新書、258円) アマゾン注文。

信岡資生・ドイツ語学院ハイデルベルグ『イラストでわかるドイツ語文法』(ナツメ社)100円 @よみた屋

 

仕事のうえで、18万行 横に1700程度のカラム(列)をもつCSVファイルを加工する必要にせまられ

はじめてPython で仕事につかうプログラムを書いてみた。

日本語の扱いに苦慮したものの、動き出したら、あっという間に処理が完了して、とてもうれしかった。

 

 

11月27

職場ですこしの残務整理をするついでに、国分寺・吉祥寺の古書店に立ち寄った。

半世紀越しの再開発が進む国分寺駅北口の工事現場を過ぎて、七七舎へ。

36階建ての高層ビルが2棟建つらしい。

昭和40年に再開発が決定したそうだから、以来丸50年が過ぎているわけだ。

 

 

 

 

加藤郁乎の毛筆署名入り書評集(1500円)など、良い本がいくつもあったのだが、なぜか興がのらず見送り。

吉祥寺よみた屋にて、

色川大吉『ある昭和史 自分史の試み』(中央公論社、昭和50年版)100円

森健『グーグル・アマゾン化する社会』(光文社新書、2006年)100円 を買う。

そのまま帰るのもなんとなくさびしく、東急デパート脇の「百年」へ。

こちらは久しぶりで、あれこれ良い本があったのだが、買ったのは、

バルガス=リョサ『緑の家』(上・下)(岩波文庫、2010年版) 972円

ブック・ファーストアトレ店で、2017年の手帖1058円を買って、帰路についた。

 

 

 

ロバート・バートン『憂鬱症の解剖』アーカイヴ

http://www.gutenberg.org/cache/epub/10800/pg10800.txt

 

飼い猫も、寒くなったせいか、膝のうえに乗ってくる。

 

11月26

休み。

 

辻邦生 『美しい夏の行方―イタリア、シチリアの旅 』(中央公論社、1989年) 単行本で買い直し。158円@アマゾン

木村栄一訳フリオ・コルタサル 世界幻想文学大系〈第30巻〉『秘密の武器』 (1981年)  784円 @アマゾン

どちらも文庫版からの買い増し。(下はいくつかかぶっているということ)

読書自体のエネルギーは衰えているので、こうした買い直し本が最近はとみに増えている。

せめて、読書くらいは、贅沢なきままな趣味として楽しみたいのだ。

 

11月24

丸二日空けて、雪の日のよみた屋。

さすがに、100円均一の美本『川上澄生全集』は、あとかたもなかった。しかたがないね。

久世光彦編 日本の名随筆別巻42『家族』(作品社、1994年)100円 は、いつものごとく書友 Iさんへの進呈用。お持ちでなければ。

加藤郁乎『江戸の風流人』(小澤書店、昭和55年)献呈署名入 300円 を買う。

 

 

 

11月23

勤労感謝の日。

昼過ぎに妻を駅で迎えて、近くのいなげやで買い物。

 

昨晩、遅い帰宅とコンサートの余韻のせいでなかなか寝付けず、今朝は今朝でいつもどおり早く目覚めたので

疲れがぬけない。

朝、森繁久弥 他『社長洋行記 正・続篇』 の続編を観て、時折屈託ない笑いに誘われる。

いやあ、こんな面白いシリーズを長年見過ごしていたとは・・・。

 

 

YESを初めて聴いたのは、昭和47年(1972年)の夏だったと思う。

作曲家柴田南雄が司会を務めていたNHKFMのクラシック音楽の番組で、

『こわれもの』所収の Cans&Brahms を聴いたのだった。

この夏に聴いた音楽といえば、Pink Floyd の "Summer'68' も忘れがたい。

人生最良の夏だった、満15歳の夏休み。

 

今年69歳を迎えた、YESのギタリスト Steve Howe に、昨夜なぜか懐かしい親しみを覚えたのも

ひとつはこうした原体験があるせいなのだ。

 

 

 

11月22

朝、川崎駅にて物件見学。

南武線・武蔵小杉経由で、東横線都立大学駅前にて妻と合流。

自由が丘駅そばのヤマダ電機まで散歩して、LED電球1個を買う。

夕方、夫婦で渋谷の道玄坂をのぼり、東急本店併設のBunkamura オーチャードホールにて

YESの日本公演第二夜を観る。

2年前の同じ11月ごろのNHKホールでの公演につづき、夫婦そろって2回目。

プログレなどあまり興味がない妻を誘ってみたが、けっこう楽しかったようで一安心。

席も1F14列目なかほどで、前回よりもはるかに良い席だった。

(初日の公演のようすは、ロッキングオンですでにアップされていた)

http://ro69.jp/news/detail/151844

 

夜10時過ぎ、渋谷駅にて別れた。

 

11月21

森繁久弥 他『社長洋行記 正・続篇』 [DVD2巻] 3350円

『川上澄生全集』第3巻(中央公論社、昭和53年)100円@よみた屋。残り巻も買うつもり。

 

 

11月20

朝11時過ぎ、荻窪駅で Iさんと待ち合わせ。古本ツアー。

岩森書店・竹中書店ではなにも買わず、いい感じで自制しようと思ったが、

ささま書店の外国文学棚に魅せられ、

M・A・アストゥリアス『グアテマラ伝説集』(国書刊行会、1977年)840円

大岡昇平『成城だより』(1・2・3)315円 買い増し

西荻窪に移動し、

盛林堂書店にて、

野口冨士男『かくてありけり』(講談社、1978年)100円 

ホルヘ・ルイス・ボルヘス『永遠の薔薇・鉄の貨幣』(国書刊行会、1989年)400円

コルタサル『悪魔の涎・追い求める男』(岩波文庫)400円

を買う。つまり、目下、ラテンアメリカ文学モード。

ラテンアメリカ文学では、盛林堂・ささまともに他にもいろいろとあったので、近々また来てもいいかも。

ささまでは、鈴木信太郎訳のヴィヨンの限定1000部にも惹かれたが、今回は見送った。

 

西荻窪の串揚げ屋にてうちあげ。

トレヴェニアン『シブミ』(上)(ハヤカワ文庫)他をいただき、阿川弘之の南蛮阿房列車2集と『美談』進呈。

また、Iさんから、ヨーロッパ旅行の心得帖をいただいた。

西欧旅行未体験の夫婦なので、とてもありがたい。

 

 

 

 

11月19

囲碁電王戦 第一局

趙治勲名誉名人が、うんうんぼやきながらも最後がヒューリスティックに中押し勝ち。

日本棋界の若き寵児だった趙治勲も、今年は還暦を迎えた。私が彼を驚嘆のまなざしでみていたのは、彼も私も二十代のころだった。

さて、第二局(明日)はどうなるか?

囲碁とAIを熱く語る職場のJoJoさん(アマチュア高段)も興味津々だろう。

 

 

アマゾンビデオで『人生劇場 飛車角』の冒頭部を観た。若き鶴田浩二と佐久間良子が共演している。

BSでは、森繁久彌の社長シリーズ『社長洋行記』を観た。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A4%BE%E9%95%B7%E6%B4%8B%E8%A1%8C%E8%A8%98

いずれも、高度成長期に向かうころに作られた映画で、いっぽうは影、いっぽうは陽であるが、ともにていねいなつくりの映画で、

当時の映画の興隆が実感された。

 

11月18

やれやれ、やっと週末だ。

小川環樹選訳『蘇東坡詩選』(岩波文庫、昭和50年) 50円 @よみた屋。

アマゾンで、

霜山徳爾訳 V.E.フランクル 『死と愛 実存分析入門 』(みすず書房) 539円

山田邦男他訳 V.E.フランクル 『それでも人生にイエスと言う』(春秋社) 1050円

注文。

 

 

 

11月17

で、結局買ってしまった。

三宅卓雄他訳 T・ピンチョン『V.』(国書刊行会、1979年版) 第1巻・第2巻 1500円@よみた屋

買うまでに、36年もかかってしまったのか。

アマゾンでも、個人の書評系ブログでも、はたまた松岡正剛でも、

読んでる人はみな激賞している。

というか、並みの人間は最後まで読破できないだろうから、たどり着いたひとのみ絶賛しているのだといえなくもない。

Vの書評もとめてネット徘徊中、キリキリソテーにうってつけの日、という

http://owlman.hateblo.jp/

なかなかすばらしいブログに巡り合い、とりあえずtwitter でフォローしておいた。

また、そのブログのリンクから

わたしが知らないスゴ本は、きっとあなたが読んでいる

という、素敵なブログにも巡り合い、ここでも著者をフォローした。

 

 

仕事はようやく一段落して、いよいよ最後の決戦(1月中旬)に向けての準備が本格的に始まる。

精神も小康状態といったところ。

古本買うしか楽しみのない日々なのに、古本積んどくだけの自分にいやけがさし、落ち込むなんて

まったくバカじゃないかと、またまた落ち込む。

悪循環だ。

 

疲れてるんだろうなあ、と自分で自分を慰める。

仕事を辞めた後のことはあまり考える余裕がないが、

辞めたらこのひととも一生会えないだろうなあ、と

美しいプロフィールを眺めていたひとときもあった。

 

 

 

 

11月16

毎日古本買うだけが楽しみの古本バカである。

今日は、よみた屋で、T・ピンチョンの『 V. 』上下巻を手に取り、35年来懸案だったピンチョンをいよいよ買うかに思えたが、大冊をめくる頁めくる頁

どこをとっても私にはとうてい読破できるとは思えず、私にしては賢明にも見送った。

しかし、ピンチョンの謎めいた磁力圏に深くはまりこんでしまい、

志村正雄訳 ピンチョン『競売ナンバー49の叫び』(筑摩書房、1992年)500円をとりあえず購入してみた。

 

場所は秘すが、イーブイが大量発生した場所に遭遇し、大量ゲット。

イーブイの三変化がついに揃った。

 

 

11月15

鹿児島の母にiPad mini を贈ってから半月。電話連絡を欠かさないようにして、遠隔サポートをしているが、なかなか大変だ。

今度、帰省した際に、TeamViewer でもインストールしてそれこそ遠隔操作できるようにしておこうとも思っている。

(TeamViewerがアップデートして、スマホやタブレットの遠隔操作ができるようになったのは、iPad mini を送ったそのあとだった。)

まあ、喜んであれこれ挑戦してくれているのが救いなのだ。

11月14

平川祐弘訳 ダンテ『神曲』(河出書房新社、1992年新装版)300円 @よみた屋。

この新装版では、ドレの有名な版画130数点は収められておらず、かわりにブレイクなどの挿絵が11葉が収められている。

ドレの版画集については、数年前、入手しているので、あわせて手に取ればよいのだ。

 

 

11月13

今日は仕事。

ホルヘ・ルイス ボルヘス ・アドルフォ ビオイ・カサーレス『天国・地獄百科』 (叢書 アンデスの風) 』水声社  757円

ホルヘ・ルイス ボルヘス ・アドルフォ ビオイ・カサーレス『ドン・イシドロ・パロディ 六つの難事件』岩波書店 533円 を注文。

 

よみた屋にて、

宮下志朗『書物史のために』(晶文社、2002年) 100円

加藤典洋『小さな天体』(新潮社、2011年) 100円

平川訳『神曲』は、明日買うかも。

 

AtCoder系の、AGCやABC、Disco などの最近の過去問を何問か解決できてうれしかった。

11月12

休み。都立大学駅から姑が我が家に遊びにきていて、賑やかだ。

鹿児島の母は、iPad mini を楽しんでくれている。なんでも、私の従姉がいろいろと知っているらしいが、従姉の息子さんが近々結婚するので、一段落した後に使い方を教えてもらうのだとはりきっている。

 

寺尾隆吉『ラテンアメリカ文学入門  』(中公新書)を読了し、

カルペンティエール アストゥリアス カサーレス オクタビオ・パス コルタサル フエンテス ジョサ(リョサ) マルケス ドノソ プイグ あたりの邦訳書をアマゾンでざっとチェックした。

40年近くまえのラテン・アメリカ文学ブームの際に、何冊か買ってはあるのだが、ボルヘス以外はことごとく未読である。(それでも百年の孤独は半分は読んだ)

いまさら買ってもどうかと思うのだが、けっこう惹かれてはいる。

 

 

 

 

11月11

Picking a Python Version: A Manifesto

Functional Programming in Python

、ePub形式でダウンロード。

http://www.oreilly.com/programming/free/

O'Reilly のサイトから。

 

日経マネー編『不動産でお金持ち 「年収500万円」から億万長者になる方法』 (日経ホームマガジン) 2015年版 439円注文。

 

アンビエント/エレクトロニカの音楽家 aus の、静謐な音楽が、帰路の満員電車で、疲れた身にゆっくりと優しくしみ込んだ。

CDは意外に高価だが、アマゾンミュージックでは無料で聴ける。

デジタルストリーミングではタダなのに、箱ものでは高価ということに妙な違和感をおぼえる。

ややこしい時代になったものだ。

 

 

11月10

よみた屋にて、

志賀直哉『映山紅』(全国書房、昭和21年)300円。夫婦函、フランス装。ただし、終戦後まもない書籍で、紙質は粗。

中村光夫『旅の断章』(筑摩書房、昭和61年) 100円。 西洋紀行。新字旧かな。中村光夫に紀行文集があるのは知らなかった。

 

 

 

11月9

村上春樹・佐々木マキ『不思議な図書館』(講談社、2005年) 100円 @よみた屋。

帰路、疲れ果てて立ち寄ったよみた屋で、ひょこっと巡り合った。可愛らしい本なのでつい。

安東次男 『芭蕉七部集評釈』 (1973年) なども手に取ると、おおっと思うのだけど、どうせ読まないしねえ。

ラテン・アメリカ文学の概説書も、二冊ほど買ったし、ぼちぼち読んでるが、

カルペンティエールやドノソなどの長大・濃厚な小説を読破する気力と時間など、どこにもない。

とにかく仕事で精いっぱいの現状だ。

 

 

11月8

エーリッヒ・フロム『自由からの逃走』(東京創元社) 100円

エーリッヒ・フロム『悪について』(紀伊國屋書店) 300円 @よみた屋

フロムは他の書もあったので、明日も買うつもり。

こうした啓蒙書がひところ売れたこともあって、ともすれば俗流精神分析の一角に数えられがちであるが、

今一度ていねいにフロムを読む必要があると思っている。

 

木村榮一『ラテンアメリカ十大小説』 (岩波新書)333円をアマゾンに注文した。

 

 

11月7

5時半に猫に起こされた。

仕事を振り替えて休み、姑の引っ越しの手伝いに、朝早く東横線都立大学駅に向かった。

目黒通り沿いのマンションの3Fで、A引っ越しセンターの兄さんたちに交じって、

TVのアンテナケーブルの引き回しや、電話の設営、電化製品のアース線の接続など主に電化部門を切り盛りした。

妻とふたりで、都立大学駅から自由が丘まで歩き、ヤマダ電機で買い物をしたのは楽しかった。

自由が丘で買い物をするなんて、それこそ40年ぶりで、当時私は中目黒に、妻はこの都立大学駅のマンションに住んでいたので

通学時東横線で一緒になったこともあったに違いない。

君の名は。のようにすれ違っていたのだと思うと、この目黒区の界隈が不思議に懐かしく、ロマンティックな気分になった。

物干し竿と化粧板一枚をアマゾンに注文。

駅前の八雲堂書店で、寺尾隆吉『ラテンアメリカ文学入門 - ボルヘス、ガルシア・マルケスから新世代の旗手まで 』(中公新書) 780円+税を買い、

一仕事終えてのち、チュウハイ飲みながら、ボルヘスの行や巻末の書誌に目を通す。

夕食後、東横線・井の頭線・中央線・西武線と乗り継いで帰った。

 

最近仕事が忙しく、競技プログラミングに参加する暇がない。

 

11月6

全国模試の日で、仕事。

朝、日経書評でチェックした

寺尾隆吉『ラテンアメリカ文学入門 - ボルヘス、ガルシア・マルケスから新世代の旗手まで 』(中公新書) を、

仕事を終えての帰路、吉祥寺駅2Fの書店で買おうと思ったが

下り電車の時間が迫っていて、見送った。いずれ買おう。

 

時限爆弾のタイマーよろしく、残り時間をカウントしながら、もろもろ業務にあたっているが、

いつもせかされて、これはこれで辛い。

いや、単に体力気力の衰えもあろうと思うが。

 

 

 

11月5

久しぶりの休日。

 

昨日は、よみた屋・外口書店・ブックオフと回って、外山滋比古『思考の整理学』(ちくま文庫)208円。

職場で話題になったので。

あまり期待していたわけでもないが、手に取るとそれなりの良書のようだ。

最近、やることなすこと裏目に出る、というほどのこともないが、なにか思いつめて空回りしている気もしなくもない。

いつも自分を責めている。

案外、この長年のベストセラーが、<窓>を空けてくれるかもしれない。

著者は、今年93歳だがご健在である。

 

 

 

11月3

祝日だが、全国模試の日でもあり、出勤。

 

よみた屋にて、

シムノン『モンマルトルのメグレ』(河出文庫)

シムノン『メグレと殺人者たち』(河出文庫)

シムノン『メグレと口の固い証人たち』(河出文庫)

シムノン『メグレと火曜の朝の訪問者』(河出文庫) 以上各150円

福原麟太郎『英文学を如何に読むか』(研究社、昭和2年) 献呈署名入 100円

 

F君へせっかちなメールを送ってしまったことを深く反省していたのだが、返事をもらってとりあえずほっとした。

 

 

 

11月2

35年来音信が途絶えていた青年時代の友人F君と連絡が取れた。

書いたメールが、当時の情念そのままの、荒削りでむき出しのままの内容になったことを、送信した後、悔いた。

F君もずいぶん当惑したことだろう。

 

2001年の5月に設置した、掲示板(BBS)を完全に閉鎖した。

もうずいぶん長い間、スパム投稿の巣と化していたので。

さかんに投稿していただいた時代の過去ログはすべて保存してあり、プログラムごと再移植は可能にしてある。

 

 

11月1

山下武『古書発掘』(青弓社、1989年)

阿川弘之『南蛮阿房第2列車』(新潮社、昭和56年) 

蓮実重彦・柄谷行人『闘争のエチカ』(河出書房新社、1988年)

以上よみた屋にて。各100円

 

 

 

10月31

なにやら身辺があわただしくなってきた。

今日付けで、妻が某行のパートを退職する。

毎朝早く荻窪に向けて出勤するのにくわえ、最近は鎌倉の母の介助も忙しく、負担が日増しに大きくなっていた。

退職にあたって同僚チームへのお礼の品を買うため、昨夕は国分寺の丸井や隣接するビルのLOFT/無印商品などを一緒に回った。

次に、その鎌倉の姑であるが、来週日曜に、鎌倉から目黒区八雲に引っ越すことになった。

昨日はその引っ越しの準備で、私も都立大学駅の近隣マンションに同行した。

いっぽう夫のほうといえば、11月はかなり忙しく、目下もいくつか懸案を抱えている。

なんとか乗り切って、来年1月の最終決戦に向かう予定だ。

 

久野収『神は細部に宿りたまう』(三一書房、1977年)

久野収『久野収 世界を見つめる』(自由国民社、1995年) 計789円注文

 

10月30

全国模試の日なので、職場に数時間顔を出した。

 

よみた屋で、中河与一『定本 天の夕顔』(雪華社、昭和45年)100円を買い求めた。職場に向かう道すがら、よみた屋の澄田社長さんとすれちがい、軽く笑顔で会釈。

さてこの天の夕顔であるけれども、還暦を過ぎてすっかりすれっからしになった私の感想としては、

惚れた女がいるならば現世で幸せにさせるのが男の務めでしょうよ、それを天女のように崇めるばかりで、幾歳月も徒に老いるにまかせるのは・・・

などと思うのであるが、

なにしろ初読が昭和47年のことであり、高校時代にこの本を勧めてくれた山口出身のA君が50代初めで早逝していたこともあわせて

ある種の、どうしても捨てられない感傷や懐旧のせいで、またしても今朝も買うのであった。

 

 

 

 

10月29

アマゾンビデオで、ノルウェーの映画『ビッグゲーム 大統領と少年ハンター』を観た。

13歳の通過儀礼(成年式)で深い森にたったひとりで狩りに向かった少年と、航空機テロで森に不時着したアメリカ大統領が、ともにテロリスト集団と闘うという映画。

映画通にいわせるとツッコミどころ満載らしいが、まあ映画って荒唐無稽なのは当たり前。けっこうおもしろく観た。

 

ハロウィーンの1週間ほど、ポケモンGoもいろいろとサービス満載で、たとえば連れ添うポケモンと歩く際に手に入るアメがいつもの4倍になる。

久しぶりに自転車に乗って、近所の公園のあたりをぐるぐる周回し、悲願のシャワーズに進化させることができた。

 

10月29

我ながら何故こんな本を買っているのか不思議なのだが、最近古代天文学の本が増えてきた。

プトレマイオス  wikipedia http://bit.ly/2eWtsVb は、天動説や占星術の権威として十数世紀にもわたって西洋文明に君臨した古代(1世紀ごろ)の天才である。

邦訳もあるが高価なため、アルマゲストは、英訳のペーパーバック版を購入した。

 

このあとも、興が続けば、

ケプラーの夢、ケプラー『宇宙の神秘』、古代中国の天文学史である『中国古代天文学簡史―日訳版 (1983年)』  などをよみた屋で買ってゆく予定。

 

 

 

10月28

 

William H. Donahue 編 Claudius Ptolemy "The Almagest: Introduction to the Mathematics of the Heavens " 2509円 @アマゾン

 

10月27

仕事が多い。

 

郷里の母に、iPad 講習 2日目。

今朝は、写真付きのショートメッセージの受信・閲覧法を説明した。

 

10月26

昨晩、郷里の母のもとに無事 iPad mini 一式が届いた。

昨晩は、電源のON/OFF 、充電のしかた、ホームボタンの機能などを独習したようだ。

わが母ながら立派なものである。

今朝、電話で、講習1日目。

写真の観かたを説明した。(この夏郷里で撮った家族写真などを予め収めてある)

 

10月25

よみた屋店頭には、いつもきらりと光る一冊がある。

今日は、久野収(1910-1999)、鶴見俊輔(1922-2015)の対話篇『思想の折り返し点で』(朝日新聞社、1990年) 100円。

つまり、久野収80歳、鶴見俊輔68歳頃の対話である。また、刊行から25年以上たっている。

しかし、古さを感じさせない。今日的なテーマについて自由闊達縦横無尽に語っている感がある。

尚、近年、岩波現代文庫に収められている。

 

 

 

 

10月23

というわけで、鹿児島の母に iPad mini 34GB一式を、もろもろの設定を終えて、出荷した。

本体・赤いカバー・外箱・入門書・イヤフォン(iPhone用)・ACアダプタ・画面拭き用のメガネふき・手紙(簡易マニュアル)一式。

この試みが成功するかどうか、わからない。

もし、成功すれば、88歳の母、しかも苔むす鹿児島の片田舎に独居する母が、ガラケー+iPad mini の両刀使いと相成るわけである。

もちろん、さまざまな初期設定・必要なアプリのインストールなどはすべてすませてある。

またその画面も写真にとってあるし、各種設定は、本体のメモにもコピーしてある。

ただ、本来は、使い慣れたひとが逐一教えてあげるべきところなのだが、それを電話でこなそうというのだから、やはり壮大な挑戦ではある。

 

 

で、この一式を宅急便で送ることになったのだが、手近に手ごろな函がない。

思慮のあげく、隣駅から徒歩10分以上あるヤマト運輸の営業所に向かうことにした。

適当なサイズの箱が140円。鹿児島までの送料が1300円程。

駅に引き返すのもバカらしく、玉川上水緑道沿いに鷹の台駅まで散策することに決め、秋の小旅行となった。

私にとっては幻の、小平市古本ゆめやにもめぐりあった。昔々の古本屋らしい棚づくりで、それなりに良い古本屋なのだが、手ごろな本がなく、なにも買わず。

鷹の台駅から電車で国分寺へ。

七七舎(本店・支店)をめぐり、

竹内健『ランボーの沈黙』(紀伊國屋新書、1970円) 100円

有本芳水『笛鳴りやまず ある日の作家たち』(中公文庫、昭和61年) 100円を買う。

特に竹内健の伝説の書であるが、近年ソフトカバーで復刊されているが、元の新書自体は約40年買いそびれていた本なので、ある種の感慨が深かった。

同店では、中村真一郎『わが点鬼簿 (1982年) 』や、粕谷一希の内藤湖南伝、ボルヘスの詩集などを見送り。次回の楽しみにでも。

 

 

 

10月23

のこのこ起きて、実家の母に送る iPad mini の設定を完了した。

これから手紙を書いて補足し、字の大きい超入門本とあわせて宅急便で送る予定。

いったい喜んでくれるのかどうか・・・・。

もし、埃をかぶってしまうようなら、いずれ引き取って、自分の仕事用に回すつもり。

 

愛書狂や書痴談義には限定特装本もあるそうだが、古書価数万円もする。

 

10月22

G.サートン 『古代中世科学文化史〈1〉 ホメロスからオマル・ハイヤムまで 』(岩波書店、1951年) 1256円

G.サートン 『古代中世科学文化史〈2〉 』(岩波書店、1951年) 526円

 これの揃いをよみた屋でみつけたが揃いは高価で見送ったので、とりあえず第1巻・第2巻 注文。

中国古代天文学簡史―日訳版 (1983年) 1000円 よみた屋 も近日中に買うつもり。

※ケプラー『月』『宇宙の神秘』(工作舎)もよみた屋にあり。

10月19

休み。自宅で、母に送る iPad mini の設定などをした。

 

生田耕作訳 P・ルイス『書痴談義』(白水社、1983年) 700円+送料250円 @クラリスブックス(日本の古本屋経由) 注文。

生田訳の3部作(白水社)が揃った。

 

昼寝もしたうえに、夜も早く床について爆睡。

 

 

10月18

生田耕作訳 アンドルー・ラング『書斎』(白水社、1982年) 500円 よみた屋にて。

先日、新装復刊版を国分寺七七舎で1000円で買い求めたばかりだが、お洒落な元本を手に取ると欲しくなってしまった。

 

他に、早川正士『直下型大地震は誰にでも予知はできる 生き残るための戦略』(OROCO)2592円 は、職場のMさんからの紹介で。

田舎の母のために、リンクアップ『大きな字でわかりやすい iPad超入門』(技術評論社、2016年)1382円 吉祥寺ジュンク堂にて。

ジュンク堂は、やはり気品ある立派な本屋だなあ。先日、立川にもオープンしてたっけ。

しかし、新刊を求めて皆が皆本屋に殺到する時代は終わったなあ。

この夏玉川上水駅前の本屋も店を閉じたし、小川駅構内のちっぽけながらそれなりにいい味をだしていた本屋も、接骨院に変わった。

村上春樹がノーベル賞でももらってくれれば、ちょっとしたブームにはなったろうに。

まあ、専ら古書店しかもよみた屋くらいしか足しげく通わない私も、いえた義理ではないのだが。

 

1)趣味の多様化 ⇒ 小さい地元の本屋では買いたい本がない

2)雑誌の凋落 (雑誌広告からネット広告へ) ※電通の<ブラック>化

3)スマホで事足りて本を必要としないひとたち 書籍費から通信費へ SNS

4)ネット書店の台頭(アマゾン一人勝ち 国内勢は不振)

5)新古書店とのパイの奪い合い(BookOff)

6)電子書籍 コミック・写真集・雑誌等読み捨ての本中心

7)少子化に伴う青年層の減少 (学参・コミック)

8)本のGlobal化 (高価な洋書専門店 ⇒ 電子書籍(学術系のアーカイヴも含め)、海外へ直接注文

挙げればきりがないね。

 

 

 

 

10月16

昨夜の、ARC。レートをあげるために、難しいほうのレギュラー編に挑戦したのだが、あえなく0完。

どうもあれだ、休日の夜9時まで、素面で気を張っていること自体がわたしには難しいようだ。

つまり、挑戦する前にもう半ば終わってるといっていい。

なんだかさびしい気持ちになる。

今朝起きて、初心者編を解いてみたところ、最初の2問はすんなりとエレガントに解けたので、すこし気をよくした。

https://atcoder.jp/post/45

 

 

今日は仕事にでかけてきます。


生田耕作 『ダンディズム―栄光と悲惨』 (中公文庫) 515円 をアマゾンに注文。数章が追加された文庫版を選んだ。

元本買うよりも約500円浮いたので、これを、『書斎』の元本にあてるつもり。

 

郷里にひとり住む母のために、iPad mini 32GB を、ヨドバシカメラで買った。

4G通信もできるので、鹿児島の片田舎でもどこでも、使える。

機器代込みの通信料で、毎月2100円ほどかかるが、私のiPhoneのモバイル通信枠5GB/月を共有するので、かなりお得なプランになった。

しかし、結局、2年縛りがあるので、いろんな機器のいろんな縛りにがんじがらめになって、ソフトバンクの思うつぼなのだ。

ともあれ、さまざまな初期設定を済ませ、つかいやすくしたうえで、郷里に送るつもり。

 

 

10月14

中山茂『占星術』(紀伊國屋書店)100円@よみた屋。

東西の占星術の歴史を科学史の立場から読みやすくまとめた好著。

中山茂の著作では、他に『日本の天文学』『天の科学史』を読んだ。

よみた屋では、ほかに、先日買ったばかりの生田耕作訳 A・ラング『書斎』のオリジナル版をみつけていて、500円と実に安いのだが、さすがに新装復刊版と二冊も買ってもいいかどうか深々と思案中。

同じ生田耕作の『ダンディズム』元本もみつけているが、これについては、中公文庫版が増補定本のようになっており、元本を買うべきかどうか、これも悩んでいるところ。

 

世界最大の音楽サービスと宣伝しているSpotifyをお試しインストールして、お試しに Demis Roussos (VangelisとともにAphrodite's Childのオリジナルメンバー。のちにソロシンガー)を聴いてみた。Wikipedia で昨年68歳で亡くなっていたことを知った。

 

新海誠の『秒速5センチメートル』は、先週長男にツタヤで借りてきてもらって、酒を飲みながら観たところ、ボロボロと泣いてしまった。

Wikipedia による紹介

http://bit.ly/1FXHbmt

この、青い、ひとりよがりな感傷。はたからみればたわいない初恋の挫折とそれによってもたらされた深い喪失の悲しみ。

私好み。

 

 

10月13

今年こそは村上春樹がノーベル賞を獲るかなとひそかに期待していたが、結果はボブ・ディランであった。

ボブ・ディランについては、片桐ユズル訳編の訳詩集と、カセットテープでコピーしたベストオブ2巻を持っているだけ。あまり熱心に聴いたわけではないが、My Back Pages は昔から好きだ。

 

 

10月12

細見和之『アドルノ 非同一性の哲学』(現代思想の冒険者たち15、講談社)300円 @よみた屋。

アドルノについては、すでに、M・ジェイの論考や小牧治の評伝などを持っているが、丁寧には読んでいない。

主要著作の詳細な解説や評伝に加え、巻末には著作解題や読書案内も載っており、丁寧な著作とお見受けした。

 

 

O'Reilly Gives Away Free Programming Ebooks

http://www.oreilly.com/programming/free/

O'Reilly が、電子書籍の一部を無料でダウンロードできるようにしたとの報を、はむ吉さんのリツィートで教えてもらい

社内の有志何名かにもメールで転送した。

とりあえずダウンロードしたのは、以下の4冊。特に最初の二冊が有益そうだ。

20-python-libraries-you-arent-using-but-should

a-whirlwind-tour-of-python

how-to-make-mistakes-in-python

swift-pocket-reference

PDFに加え、ePub や Mobi 形式でもダウンロードできるのはありがたい。

下図のように、画面サイズや用途に応じて、自在に文字サイズやフォントを最適化できる。

ePub形式のファイルを、DropBox経由で、iPhoneの iBooks に取り込んでみた。取り込んだ後は、他の電子書籍と同様にライブラリーに加えることができる。

今回、iOS10 にバージョンアップして初めて iBooks を使ってみたが、従来の<辞書>メニューが

<調べる>に変更になり、英和辞書、英英辞書に加え、WikipediaなどのWeb情報も同時に得られるように

なったのは便利だと感じた。

 

 

 

 

 

 

10月11

 

深夜に書く。昨日(10日)夕食ののち早々に眠りこけ、夜更けに目覚めて、風呂に入り、書いている。

最近も古本買いすぎ。

目下、10年ぶりに再開した『日本文壇史』、森田草平や石川啄木などのあたりを読んでる。

10年ぶりの再開だが、小説と異なり、あらすじを追う必要はないので、すんなり頭に入るのは良い。

やはりこの『日本文壇史』は、他の文壇回想録の類と異なり、作家群像を通じて、時代精神のパノラマを描くのに成功していると思う。

 

福原麟太郎のラム評伝が入手できたのはうれしいが、『エリア随筆』読んでもいまひとつ面白くない。40年ほど前、ギッシングなどと併せて

拾い読んだ書なのだが・・・当時は読んでなにか感興があったのだが。

そして、ディケンズも控えているのだが、ここにうまく入ってゆけるかどうか。

絲山秋子はひたすら読んですばやく卒業したものの、加藤周一の著作集も待ってるし、夜明け前だって休止したままだ。

いやはや、古本買いすぎだなあ。

退職したら、買う冊数は減るんだろうが、禁断症状でるかもなあ(笑

 

そして、プログラミング。

昨日の昼の、CodeFestival 予選B。第B問で題意がうまく飲み込めず意外に苦戦し、結果ランキングも少し下げてしまった。

お会いしたこともない二人のハムスター好きの青年を仮想ライバルとしてこの半年ほど競技プログラミングに挑戦してきたが、

マラソンとかに喩えれば、背中が少し遠くなったという感じかな。

なにしろ、知力・気力・体力すべての精気がみなぎってる世代だからなあ。

まあ、愚痴こぼさずに、数学・プログラミング言語・アルゴリズムに再度着手してゆこう。

 

そして、今後の人生。

今は、停年を短期延長して忙しくしているし、歳末・年初にかけて繁忙さが加速してゆくから、しばらくは考えるゆとりもないのだが、

辞めたらいったいどうするのか・・・。

夫婦仲良く海外旅行にでもと思っていたが、

鎌倉の姑さんも私の実母よりお若いのだが、なにかと娘を頼りにしている現状では、差し置いて夫婦で海外というわけにもいかないかもなあ・・・

 

 

 

 

 

10月10

仕事のスケジュールの関係で、今日は休むことにした。

最近買った本。評伝チャールズ・ラム、伊藤整『日本文壇史』など、さまざま進行中。

 

10月9

待てば海路の日和あり、とはよくいったもので、先日、いわもとさんとでかけた神田三省堂上の階で見送った福原麟太郎の著作が

今朝、よみた屋均一棚に置いてあるではないか。

『福原麟太郎著作集第3巻(研究社、昭和43年) トマス・グレイ研究 他

『福原麟太郎著作集第4巻(研究社、昭和43年) 評伝チャールズ・ラム 他 各100円

この僥倖を多として、エリア随筆で知られる文人に親しもうと思っている。

 

他に、永田広美『あなたの人生を楽園にするハワイ式風水』(サンマーク文庫)50円

江原啓之『スピリチュアルな人生に目覚めるために』(新潮文庫) 50円 @よみた屋

 

また、松村緑編『石上露子集』 (中公文庫、1994年)258円 を、再度アマゾンで購入し、札幌のMさん宅にお送りした。

もとより、読んでくださいなどとお願いしたり押し付けたりするつもりはないのでご安心を。

華奢な小冊子なので、本棚の片隅にで置いておいてください。

 

明日は休むことにした。

 

 

10月8

世間は3連休だが、私は日・月と仕事が入っている。

 

家にいても気がこもるので、近所を散歩。(ポケモン集めを兼ねて)

駅の反対側にある清水書店という古本屋が珍しく開いていたので(歴史書・古文書の目録販売専門で閉まっているばあいが多い)

なかをのぞいて、フォークナー『熊 他3編』(岩波文庫)250円 を買う。

岩波・中公などの文庫がなかなかよい品ぞろえであった。

 

 

10月7

よみた屋にて

日本の名随筆別巻61 江國滋編『美談』(作品社)100円 イワモトさんがお持ちじゃなければ次回進呈

有永弘人訳『ロランの歌』(岩波文庫)50円

麦谷眞里編著『即席マジック入門事典』(東京堂出版)100円

 

 

10月6

チャールズ・ディケンズ 石塚裕子訳 『デイヴィッド・コパフィールド』3巻(岩波文庫)679円

松村緑『石上露子集』 (中公文庫、1994年)258円 注文。 石上露子をモデルとして山崎豊子は『花紋』を書いたのだという。花紋は未読のままになっていたので、近日手に取ろう。

 

立川シネマシティ2に、『君の名は。』を観にいった。平日の午前で、六分の入りか。盛況である。

ロードショーを観に行くのは実にひさしぶり。ひょっとすると、15・6年ぶりかも。

いまや、ネットで簡単に座席まで予約できて、券の購入も予約番号を打ち込むだけ。(入替制だが、二度観ることはできない仕組みなのか、確認しなかった)

音響はなかなか迫力があるが、ハイヴィジョン見慣れた目には映像自体はそれほど精細ではなかった。

昔観たフィルム映画、たとえばベルトルッチの『暗殺のオペラ』を新宿で観た時のような、光が泡立つような映像美が懐かしく思い出された。

 

アニメ自体はなかなか素晴らしかった。

時間や場所が複雑に錯綜し、過去にいきもどり、未来に飛ぶ。

ひょっとして、複数の歴史的事実が錯綜するなかで、主人公二人の献身が悲劇的な天災から村を救うという物語なのか。(パラレル・ワールド?)

ともあれ、エピソード・シーンでは、二人は東京で<再会>する。

このハッピイエンドのおかげで、観る人はともかく幸福になるわけで、それが大ヒットの理由のひとつであれば、それはそれでけっこうなのだが、

『秒速3センチメートル』で描かれたような、思春期の深い喪失を抱えたままで大人になる哀しみはさほどは描かれなかった。

『秒速3センチメートル』は内向的な青年の深い喪失のおもいを描いて、ひとりよがりだという感想もあろうが、今回観終わってのち、妙にもう一度観てみたくもなったのだ。

 

行きはモノレール、帰りは中央線で国分寺経由。国分寺の七七舎に立ち寄ったが、先日のノディエ選集(牧神社)はすでになかった。

ひさしぶりの平日の立川。

台風一過にくわえて車の往来のない界隈は空気も澄んでとても気持ちがよかった。

 

 

10月4

チャールズ・ディケンズ 石塚裕子訳 『デイヴィッド・コパフィールド』1・2・4・5巻(岩波文庫)計1289円 第3巻のみ新刊・古本ともアマゾンになし

 

よみた屋にて、

伊藤整『日本文壇史』12・17・18巻(講談社、昭和47年頃) 各100円

瀬沼茂樹が書き継いだ巻を含め、これで、全24巻全巻が揃った(はず)。ただ、講談社文芸文庫版との混在ではあるが。

近代日本の精神史の壮麗なパノラマである。

 

還暦を迎えて、たったひとつよいことがあるとすれば、映画がいつも1100円で観られるようになったということ。

今度の木曜は、立川に、君の名は。を観にゆくつもり。

 

10月3

『ゼロからはじめる iPhone 5s スマートガイド ドコモ完全対応版』(技術評論社)455円

 

 

 

10月2

国分寺の七七舎に第2号店ができたとの情報を、古ツアさんこと小山さんのブログで知り、でかけてきた。

こちらの店は、普通の文庫本などを置かず、店主厳選の書籍のみを陳列している。

ただし値段は良心的で、意外に安い値がつけられているようだ。

わたしは基本的にはこうしたセレクトショップより、よみた屋のような総合古書店のほうが好きなのだが。まあ、ぼちぼち応援してゆこう。

 

本店支店の店頭で、ノディエ選集(牧神社)などを手に取るが、今日は見送り。

 

そののち、吉祥寺で妻とおちあい、西友脇のYモバイル・ヨドバシなどを巡り、iPhone5S契約完了。

 

 

 

10月1

仕事の日。帰りがけ、古くからのつきあいである職場のWさんと立ち話。来年1月末に辞めることを伝えたら、もったいないと慰留された。しかし、もう賽は投げられた。大泉学園から麻布に引っ越すのだという。娘さん一家の近所だとか。

帰りがけ、よみた屋にて

サッカレ『床屋コックスの日記 馬丁粋語録』(岩波文庫、昭和26年) 平井程一の自由闊達な訳。50円

Garnier版 "Racine Theatre Complet " 300円

 

帰宅したら、もう夜9時前で、疲れた心身ではAtCoderのグランドコンテストに参加する気になれなかった。(ヘタするとレートが下がるし)

しかし、今日は、正解出力にこそ至らなかったが、Project Eulerの最新作 の解法を実装できたし(サンプルケースでは正解を吐きだすので、私としては上出来)

ABCの前回懸案の1問も見事正解に導けた(しかも他メンバーの解法よりも速いみたい)ので、まあよしとしよう。

http://abc045.contest.atcoder.jp/submissions/904195

組合せ論を用いるほうがエレガントのような気もするが、愚直にすべてのケースを書き出して総和を求めた。’+’挿入のYes/Noを二進数を用いて表現できた。

また、Pythonの高速パッケージPyPyのWindows版もインストールする方法がわかったので、今度は動かしてみようと思う。

 

最近の古本。どれもこれもつまみ食いなのがくやしい。

 

『君の名は。』で大ブレイクした新海誠監督。以前、彼のアニメの魅力を、「プラトニックなエロティシズムと、コスミックなノスタルジイ」と書いたことがあるが、

君の名は。の予告編などを観ていると、加えて、世界没落感情(世界の破局への予感)も基調にあるように思えてきた。

思春期・青春期の破滅と紙一重の危うい心性、女性への憧れと性愛への怖れというアンビバレントな恋愛感情・・・

稲垣足穂やネルヴァルにも通じるところがある。

私が惹かれるわけだね。