2月28

散歩がてらに国分寺まで。なにしろ休日は家にこもることが多く、運動不足ぎみなので。

七七舎。長谷川郁夫の第一書房社主評伝、『超人南方熊楠展カタログ』(朝日新聞社)、つげ義春の作品集などを手に取るが買わず。

古本・雲波。なにも買わず。上の店もここも、なぜか藤枝静男小コレクションあり。ただ、Borgesのペンギン版選集2000円には惹かれた。近日買うかも。

まどそら堂。大通りに移転していた。瀟洒な店内ではあるが、波動が合わず、ここでも買わず。鈴木翁二の作品集サイン入り25,000円には恐れ入った。

中央書房。なにか負のオーラが漂っていて入れず。こっちも気力ないので。

古本・雲波の斜め向かいにある古本屋(名前失念) ここはそれなりに良さそうなのだが、なにしろどこから入ればいいのか・・・。そもそも営業中なのかすらわからず。

 

なにか散々なようですが、それでも楽しい散策でした。

 

2月27

いわもとさんお奨めの『六月燈の三姉妹』観たさに、Netflix 再加入。月額950円(税抜)(HD対応)

久しぶりに大笑いしましたよ、鹿児島弁。

真砂町を訪れたのは、母の長姉宅に伺ったときだから、もう30年近く前が最後になる。新婚の妻を同伴しての帰省のときだった。

優しかったその叔母さんも世を去って久しい。

 

松浦寿輝の詩集やらエッセイ・小説やらに関心が再燃して、あれこれ買いたい本が増えたのもうれしいことだ。

松浦寿輝夫妻は、どうやら吉祥寺のZ池付近にお住まいらしい。川の光日記というブログをみつけた。

 

ガムラン音楽やら古本蒐集やら日本映画やら、競技プログラミング(アルゴリズム研究)やらと、つまらん日々と言いながら、結構楽しんでるな。

 

しかし、映画の冒頭、なぜ吹石一恵は桜島フェリーに乗ってるのか?

 

2月26

長谷川郁夫『知命と成熟:13のレクイエム』(白水社)1700円 注文。

 

つまらぬ経理計算に身をやつした日、夜のよみた屋で

塚越一雄『決定版 はじめてのC++』(技術評論社)100円

『松浦寿輝詩集』(思潮社、現代詩文庫101、1992年版)500円。

 

よみた屋で、中村真一郎の『恋の泉』『秋』『冬』、さらには、国書刊行会の、ベルナノス『悪魔の陽の下で』、ドールヴィイ『魔性の女たち』、S・モーム『魔術師』あたりを、すべて見送り。

 

 

 

 

2月24

木下杢太郎『藝林間歩』(岩波書店、昭和11年) 函なし 300円 @よみた屋

一回同じよみた屋で常連さんに先を越されたいわくつきの本。

近年、岡井隆 『木下杢太郎を読む日』 幻戯書房(2014) や岩阪恵子 『わたしの木下杢太郎』 講談社(2015)など評伝の類が出ているし、講談社文芸文庫からもこんど随筆集がでるようだ。

良い本に巡り合った。

たまにはいいこともあるのだ。

 

2月23

仕事の調子が乗らず。去年の今頃もそんなことを書いていた。

1行に1700ものカラム(列)があり、20万行もある巨大なテキストを整形する必要があり、Pythonであれこれやってみたが、エンコード(UTF8とかシフトJIS)の扱いでどうしてもエラーが出、悩んでいた時

ふと昔の杵柄十進BASICを思い出し、ネットでUTF-8の対処方法を調べて、動かしてみると、おおっ、見事整形できた。

 

 

2月21

神田放心亭(三省堂書店BF1)にて、旧友 I君、TF君と早春同期会。

昨年11月の同窓会の話題に花が咲く。TF君が持参してくれた写真集を囲んで、同窓生の名当てクイズ。これが難しい。

みんな老けたが私も老けた。このところ、諸般疲れ気味で同期生が大勢集う会合には顔を出さないが、錚々たる同期生の活躍をみるにつけても、もうひと花咲かそうかと思ったりする。

二次会は、ギャラリー喫茶古瀬戸にて。映画・読書の話題ひとしきり。TF君・I君 さすがですよ。

I君お奨めの映画『六月燈の三姉妹』は鹿児島市内の懐かしい界隈が舞台とのこと。観てみたい。

 

会の前、神田では小宮山書店3階も覗いたが、なにも買わず。かつて江古田にあった西洋文学専門の風光書房も発見できず。(記 11/20に閉店したとのこと。残念です)

 

 

2月21

土曜・日曜朝と、だらだらと Code Forces のコンテスト問題を解いた。

時差の関係で、日本時間での開催時間が、深夜になるのが残念だ。よっていつも、終了後の過去問に参考参加している。

http://codeforces.com/contest/629/problem/A

 

 

Thomas H. Cormen 他の『アルゴリズムイントロダクション 第3版 総合版』 (世界標準MIT教科書) の

introduction-to-algorithms-3rd-edition PDF入手。

 

2月20

下の記事が新聞に載ったその日、津島佑子さんの訃報に接した。まだお若かったのに残念だ。

また、ウンベルト・エーコの死去も報じられた。晩年の対話篇で、アタナシウス・キルヒャーの原著作のコレクターだと知って、ヨーロッパの学者の、学識の深さに

あらためて驚いたことがある。考えてみれば、東京が大地震や空襲で惨憺たる被害をこうむったのと異なり、ヨーロッパの諸都市は近世以降壊滅的な打撃を被ったことはないわけで

書籍蒐集ひとつとっても、格段の年月の差があるのは当たり前なのだが。

 

ノンサッチ ミンゾクオンガクシリース『≪バリ≫ガムラン&ケチャ 』 CD 796円

 

2月19

中村稔『私の昭和史 戦後篇』 上・下巻(青土社) 949円+517円 アマゾン注文

伊達得夫伝つながり。

長谷川郁夫の力作『吉田健一』も買いたいが、高価なのでいったん保留。

 

吉田秀和『この一枚』 『この一枚 Part2』 (新潮文庫)50円×2

リチャード・マシスン『地獄の家』(ハヤカワ文庫) 50円 以上よみた屋

 

 

2月18

金子兜太『私はどうも死ぬ気がしない』(幻冬舎、2014年) 100円 よみた屋。

御歳95歳のときの著作。

以下、メモ。

1919年(大正8年生まれ) 帝大経済学部を出て、日本銀行入行。海軍主計中尉に任官、トラック島で200人の部下を率いる。餓死者が相次ぐなか、2度にわたり奇跡的に命拾いする。1946年、捕虜として春島(現モエン)アメリカ航空基地建設に従事したのち[4]、11月に最終復員船で帰国。1947年2月、日本銀行に復職。1949年から翌年末にかけて、日本銀行労働組合の専従初代事務局長を務める。(Wikipedia) 日銀のエリートコースから外れ、福島・神戸などの支店を転々としつつ、55歳の定年まで勤め上げた。

 

今、読んでる伊達得夫伝から。

 

昭和21年創刊の雑誌『世代』に集った当時気鋭の学生たちのうち、

いいだもも 1926年(大正15年)生まれ。昭和22年、東大法学部を首席卒業して日本銀行に入行。まもなく結核のため退職し、茨城県で療養中、新日本文学会などに参加。いわゆる残飯闘争を指導した。(wikipedia)

遠藤麟一朗 府立一中・一高・東大で「秀才」の名をほしいままにした、同世代のシンボル的存在。昭和21年夏、学生たちが創り上げた総合雑誌『世代』の伝説の初代編集長・エンリンこと遠藤麟一朗。彼は無名のサラリーマンとして逝った。(アマゾン)

「エンリンこと遠藤麟一朗氏は、東大卒業後住友銀行に入社、労働組合運動に参加後に5年半の左遷時代を経て、アラビア石油に入社した。志願してクエートの砂漠にあるカフジ基地に11年勤務した後、本社に戻って昭和53年に胃潰瘍のため死去した。」 

  出典 http://mugentoyugen.cocolog-nifty.com/blog/2008/05/post_46e0_1.html

 遠藤麟一朗の評伝である、粕谷一希『二十歳にして心朽ちたり―遠藤麟一朗と『世代』の人々』は、10年ほど前、いわもとさんに譲っていただいた。

 

 

 

2月16

 

バリ/バトゥール寺院のゴングデ バリ・バトゥール寺院のガムラン 1242円 (いったんキャンセル)

≪ジャワ≫ジャワの宮廷ガムラン1 ノンサッチ ミンゾクオンガクシリース

≪バリ≫バリのガムラン2 ガムラン・スマル・パグリンガン ノンサッチ ミンゾクオンガクシリース 以上1687円

 

村上春樹のラオス紀行を読んで、いよいよ秘教Gamelan音楽に突入。既に、アマゾンミュージックで少し聴いてみたりしている。

 

 

2月14

春一番の風雨が過ぎ去ったあとは、春めいた陽の降り注ぐ日和になった。

懸案事項がひとつあって、職場に。

途中、国分寺の七七舎にたちより、またしても古本ライターOさんに遭遇。

田中栞さんの書肆ユリイカ書誌(青土社)も手にとって、まあ買ってもよかったのだが、今日もまた懸案事項が頭から離れず結局買わず。

3時間ほど職場でデータ処理し、鎌倉の実家から帰路の途中の妻と吉祥寺で待ち合わせし、冬物のコートを紳士服の青木で購入して、家に帰った。

よみた屋店頭で、G・ポリア他『組合せ論入門』(近代科学社、1986年版) 100円

よみた屋の店頭には、ほんとに毎日毎日良い本があるなあ。

 

 

2月14

夜中から夜明けにかけて、春一番の突風と横なぐりの雨。

 

やっぱり二月の中旬は、虚脱感に襲われる。

 

長谷川郁夫『われ発見せり 書肆ユリイカ・伊達得夫』(書肆山田)は、買った甲斐があった。

稲垣足穂との出会い以降の後半部を熱心に読んでるところ。

田中栞さんの書肆ユリイカ書誌(青土社)も手にいれたくなった。

 

 

2月11

最近挑戦してる競技プログラミングが、ロシア発のCodeForces 。なにしろ問題文が英語で書かれてるので、題意が正確にとれないこともある。そういうわけで、それほど正答率も高くないのだが、なんとなく性にあうというのか、毎回取り組んでる。

ただ、時差の関係で、日本での開催タイムが変則なのはつらい。

昨夜も、夜10時に帰宅し、食事や酒や風呂などひととおりすませて、PCに向かったのが深夜0時。0時〜2時の開催だが、12時間に及ぶ仕事を終えて酒まで入っているので、もう脳はヘロヘロ(笑)

英文の問題を追いかける気力もうせて、ログインしたまま撤退。

問題

一夜明けて、祝日の今朝は、それなりに気分も爽快で、いちおうA・Bの2問を正解に導き、第3問は処理時間切れアウトだが、それなりのコードを書いたりできたので、良しとする。

 

長谷川郁夫『われ発見せり 書肆ユリイカ・伊達得夫』(書肆山田、1992年) 2000円@国分寺・七七舎

 

村上春樹の紀行文集新刊は、短編小説風の味わいもあったり、過去の作品の舞台裏を明かしてくれたりと、ゆっくりと楽しめる一冊。お勧めです。

 

 

 

2月11

昨日よみた屋にて、西條八十『アルチュール・ランボオ研究』(中央公論社、昭和43年) 500円。

高踏的な詩を書く一方、歌謡曲や軍歌はたまた俗謡(東京音頭)まで手を染めた二律背反の詩人が、晩年書斎にこもり畢生の作としてうちこんだランボオ論。はたしてどうであろうか?

村上春樹『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』(新潮社) 1024円

●村上春樹『村上朝日堂 夢のサーフシティー』(朝日新聞社) 1998年 CD-ROMのおまけが面白いらしいが、起動するんだろうな?   317円

村上春樹『レキシントンの幽霊』(文藝春秋) 258円

村上春樹『うずまき猫のみつけかた―村上朝日堂ジャーナル』(新潮社) 258円

以上、息子に譲った本の買いなおし。アマゾン注文

 

2月7

職場に向かった。

国分寺駅で、北口の古本屋ら・ぶかにすと跡に、新しい古本屋が開店しているはずだと思いたち、途中下車。

案の定、店舗の前には蘭の鉢なども飾ってあったりして、開店祝いモードだ。

狭い店に入ると、いきなり岡崎武志さんと鉢合わせ。開店祝いで立ち寄ったとのこと。

いわゆるセレクトショップとでもいうのか、ご店主厳選の、古本屋ならではの良書が多い。

長谷川郁夫の書肆ユリイカ伊達得夫伝とか、同じく書肆ユリイカの写真付きの書誌(田中栞、青土社)など良い本がいろいろとあったのだが、

とりあえず、店頭均一本から、

カール・ケレーニー、ユング『神話学入門』(晶文社、1975年版)※書き込み少あり 90円 を買う。

開店祝い10%オフとのこと。それなら、さっきの長谷川郁夫や田中栞をとも思ったが、なにしろ職場に行く前なので見送った。

新しいお店は、新進気鋭の七七舎といいます。

古ツアさんによる紹介ページ

 

 

で、吉祥寺に着いて、恒例のよみた屋へ。

村上春樹『象の消滅 短篇選集1980-1991』(新潮社、2005年) 100円

村上春樹・河合隼雄『村上春樹、河合隼雄に会いにいく』(新潮文庫) 200円

村上春樹『夢を見るために毎朝僕は目覚めるのです 村上春樹インタビュー集 1997-2009』(文藝春秋、2010年) 500円 ※文春文庫版のほうが2011年の増補版で、ほんとは文庫のほうがいいのだが、元本だし、こっちを買っておく。

 

職場で、3時間ほどデータ処理をしたのち、ヤマダ電機で、パナソニック製フード・プロセッサMK-K81-W を買う。昨年PCをかった際に残っていたポイントを精算して、残りをカードで7321円(新規ポイント611円)払う。

 

 

 

 

 

2月7

首都圏も雪の予報だったが、目覚めると昨夜の雨もあがって快晴日和だった。

昨夜は、21:00からAtCoderのビギナーコンテストに参加。

4問中3問半(最後の第4問は中間点)解けたのはうれしかった。

 

T・S・マイケル『離散数学パズルの冒険 3回カットでピザは何枚取れる? 』(青土社、2012年) 1849円 注文

 

 

 

2月6

加藤典洋『村上春樹は、むずかしい』(岩波新書)は、期待した通りの好著とみた。

最初のほうを読んで初めて知ったが、初期の2作が芥川賞を逃したのには、多くの選考委員の否定的意見が幅を利かした事情があったらしい。

その委員のなかには、大江健三郎や中村光夫もいた。「浅薄な眼」(中村)

中村光夫の初期の代表作のひとつ『志賀直哉論』は、今となっては、教科書的教条的な志賀批判で、皮肉なことに全く面白くない。

口直しに、加藤典洋の新刊を読んでいる。

 

 

村上春樹『村上さんのところ』(新潮社) 1001円

村上春樹『ラオスにいったい何があるというんですか? 紀行文集』(文藝春秋) 1185円 以上アマゾン

 

 

 

2月6

久しぶりにTVを観る。NHK-BSのグレートレース モンゴル編2時間。

地平線の彼方までの大草原。なんといっても、自転車一丁というのがいい。頼れるのは、自分の肉体と疾走器械のみという潔さ。

 

久しぶりに新刊本屋をゆっくりチェック。東大和イトーヨーカドー2Fのくまざわ書店。

日経の書評やアマゾンで、デジタル的には知っている本でも、手に取るのはやはりうれしいし、新しい発見もある。

・ニコラス・マネー『生物界をつくった微生物』(小川真訳、築地書館・15年)

・米軍が見た東京1945秋

・離散数学パズルの冒険(青土社) あたりをメモ。

水声社という書肆が、J・P・リシャールなどといった高踏的でエレガントな本をたくさん出しているのを知ったりと、収穫はあった。

加藤典洋『村上春樹は、むずかしい』(岩波新書) 864円を購入。

 

昨夕の桜島の大噴火。職場から母に電話したが、いたって平静。しかし、油断はできない。

 

5惑星の直列。Sky Walk というiPhoneアプリが、教えてくれた。

夜明けに目覚めて快晴ならば、今度東の空を眺めてみようと思った。

 

 

 

 

 

 

2月4

真夜中に仕事の夢で目を覚ますとしばらくの間再び眠りにつけないことがしばしばだ。

ゆっくり本を読むようなゆとりはないが、古本は買う。よみた屋で、

Stendhal " La Chartreuse de Parme" (Classiques Garnier)

Stendhal " La Rouge et le Noir" (Classiques Garnier)

赤と黒は、すでにGF版で持っていることが判明した。でも、いい。どちらもアンカットのフランス装版。各100円

同じくよみた屋で、新潮世界詩人全集から、

『エリオット詩集』(西脇順三郎・上田保訳)、『オーデン・スペンダー・トマス詩集』(中桐雅夫他訳)、『キーツ・シェリー・ワーズワス詩集』(安藤一郎他訳)、『ゲオルゲ・ホーフマンスタール・カロッサ詩集』(川村二郎・富士川英郎・高安国世訳) 各100円

この黒い函の、一世を風靡した訳詩集たちは、長男に進呈する予定。

 

 

2月2

黒井千次『銀座物語』(文藝春秋、1989年)100円@よみた屋。銀座百点などの雑誌に書いた掌編コレクション。

 

中村光夫『志賀直哉論』(文藝春秋新社、昭和29年)100円

マイケル・クライトン『アンドロメダ病原体』(ハヤカワ文庫)50円 ※だぶりだった @よみた屋

 

 

日経記事。

第67回読売文学賞(読売新聞社主催)が2月1日付で発表された。賞金は各200万円。贈賞式は19日、東京・内幸町の帝国ホテルで。各賞の受賞者は次の通り(敬称略)。

 小説=古川日出男「女たち三百人の裏切りの書」(新潮社)▽戯曲・シナリオ=荒井晴彦「この国の空」(原作・高井有一、「シナリオ」2015年9月号)▽随筆・紀行=別所真紀子「江戸おんな歳時記」(幻戯書房)▽評論・伝記=宮田毬栄「忘れられた詩人の伝記 父・大木惇夫の軌跡」(中央公論新社)▽詩歌俳句=小池光「思川の岸辺」(KADOKAWA)▽研究・翻訳=沓掛良彦訳「黄金の竪琴 沓掛良彦訳詩選」(思潮社)〔共同〕

小谷野敦が、アマゾンの書評で、宮田毬栄による父の評伝を、今年(2015年)一番の収穫として褒めている。ただ、高価で買えない。

 

 

1月31

 

E・サバト『トンネル』(国書刊行会、1977年) 100円@よみた屋。図書館廃棄本。

石村園子『やさしく学べる微分方程式』(共立出版) 100円

 

1月30

センター試験関連の大がかりな仕事を終えて、去年は根深い虚脱状態に陥ったものだが、今年はさほどでもない。

雨模様の今日は休み、明日明後日は再び記述系模試4つを片付けねばならない。

 

土曜の朝、ロシア発のプログラミングコンテストCordForcesに遅れて参加。

呆けた頭で時間がかかったものの、わりとましな解法を考えつき、一発正解したのはうれしかった。

http://codeforces.com/contest/618/problem/A

 

import math
a=[]
n=int(input())
amari=n
while amari != 0:
= a.append(math.floor(math.log(amari,2))+1)
= amari -= 2**math.floor(math.log(amari,2))
print(' '.join(map(str,a)))

 

まあ、海外の他の方の解法をみると、もっとエレガントな書き方もあるようですが・・・。でも、いいの。

今日は天気も悪いし、ぼちぼち残りの問題を解いたり、フロスト警部を読んだりして過ごしましょう。

 

1月28

竹内洋『学問の下流化』(中央公論新社、2008年)100円@よみた屋。雑誌発表の論文・エッセイの集成。

 

1月27

昨日、よみた屋にて

柴田泉・高橋健二・櫻井寛『ヘルマン・ヘッセへの旅』(新潮社)、在間進『話すためのドイツ語入門』(白水社)各100円。

去年はプログラミング言語再入門の年だった。今年はドイツ語入門あるいは仏語再入門とでも思ってるのだが・・・・たぶんダメだろう。

なにしろ還暦後の生き方そのものが決まっていないというありさまなのだから。

 

1月24

日経読書面 小特集「微生物の多様な役割に光」に挙げられた書目

・別府輝彦『見えない巨人―微生物』(ベレ出版・2015年)

・ニコラス・マネー『生物界をつくった微生物』(小川真訳、築地書館・15年)

・ポール・G・フォーコウスキー『微生物が地球をつくった』(松浦俊輔訳、青土社・15年)

 46億年前に地球が生まれ、38億年ほど前に最初の生物が誕生した。ごく早い時期に真正細菌と古細菌が分かれ、かなりたってから、複雑な内部構造をもつ真核生物が生まれたらしい。現在の高等生物の細胞内で、エネルギー生産を行うミトコンドリアと光合成を担う葉緑体は、ある時点でその先行形態の細菌を取り込んだものであるのは確実なのだが、あまりに古いことで詳細は不明である。  とはいえ、地球の歴史の大半は微生物だけの世界だったのであり、これは今でも変わらない。たとえば、海洋微生物による二酸化炭素の固定量は、植物が行う分をはるかに凌駕し、全地球の機能の半分を占めている。意外なことに、海の中はウイルスに満ちており、これによって海洋微生物のバランスも保たれているらしい。(科学史家 米本昌平)

 

姫野カオルコ『すっぴんは事件か? 』(筑摩書房、342円)

姫野カオルコ『ああ、禁煙vs.喫煙』 (講談社文庫) 307円

姫野カオルコ『コルセット』(新潮社)258円

姫野カオルコ『リアル・シンデレラ 』(光文社)258円

 

1月23

R. W. CHAPMAN "Jane Austen Facts and Problems " (Oxford UP) 1948年

"Jane Austen A collection of Critical Essays " Edited by Ian Watt (1963年) 各100円@よみた屋。

 

1月23

ようやく夜明けが見えてきた。

すこし古本屋気分も復活して、

よみた屋で、

稲垣足穂+中村宏『機械学宣言』(仮面社、1970年) 2000円。状態は並下だが、とにかく安い。状態が良ければ1万円はする本。

さらに、

Wordsworth " The Poems, Volume One "" The Poems, Volume Two " (Penguin Classics) 各100円

さらに、

ユッシ・エーズラ・オールスン『特捜部Q ―檻の中の女―』〔ハヤカワ・ミステリ文庫〕 530円をアマゾン注文。

 

昨夜から少し観はじめた『苦役列車』(山下敦弘監督)で、古本屋でバイトしている前田敦子。稲垣足穂大全が揃いで12000円とか、プルーストの揃いとか、映画にしてはなかなかとうなっていたら、ロケ先は高円寺の都丸書店(分店)だった。

10年ほど前、書友のいわもと君と、ここで数冊買ったことがある。

 

1月22

昨日、ひさしぶりによみた屋で、奥野健男『現代文学風土記』(集英社、昭和51年) 100円

 

 

1月21

大雪の日は、Tホテル泊。翌日は、井の頭池そばのM旅館泊。といっても、仕事を終えたのは朝6時。ひと眠りしようと朝7時にベッドにもぐり込んだものの1時間後にD印刷からの携帯でたたき起こされ、いったん職場に戻り対処。すぐに旅館に戻ったものの、寝つけずに寝床でぼんやりと2時間ほど過ごした。

1700カラムもある、巨大なCSVファイルの扱いに困っている。

昨夜、帰り道で、そうだPythonがあるじゃないかと。http://docs.python.jp/3.3/library/csv.html

競技プログラミングで鍛えた(笑)腕をふるってみよう。 (結局、情報システムの俊英T君が加工してくれた)

 

 

1月18

眼が覚めたら大雪。

業務に支障がでること必須だ。

といっても悲愴なものではない。

今夜は職場近くのTホテルに宿泊予定。

 

1月17

センター試験2日目の朝。

相変わらず、難しい仕事をふたつほど抱えて悪戦苦闘している。

 

昨夜は9時過ぎに職場を出て、タクシーで上石神井駅に向かったが、寸前で急行電車を逃し、各駅停車を乗り継いで帰宅。

プログラミングコンテストARC(夜9時〜10:30)には、帰宅してのちは間に合いそうもない。

しかたなく西武線の車中で、iPhoneアプリPython3を立ち上げ、ちいさい画面でタップしながら第A問のソースコードを記述。

テストラン1回のみデバッグもなしに、一発で正解したのは、この日一番の欣事であった。

しかし、第B問は方針立たず。アルゴリズムの方針すら見えない。

帰宅して、藤沢周平原作山田洋次監督の、『隠し剣 鬼の爪』を途中まで観た。

 

1月16

今日からセンター試験。水曜日までが山場になる。

 

昨夜は少し早く帰宅して、『たそがれ清兵衛』の残りを観た。間然することのない佳品。

真田広之、宮沢りえ、田中泯(舞踏家)。

 

藤沢周平原作の三部作『武士の一分』 [DVD] 658円を注文。

1月14

伊藤信吉編『現代名詩選』上・中・下(新潮文庫、昭和44年頃)50円×3 よみた屋。長男に進呈。

 

帰宅して、山田洋次監督の『たそがれ清兵衛』を観はじめる。まだ途中だが、面白い。

続編の『隠し剣 鬼の爪』や、昭和に舞台を移しての『母べえ』『小さいおうち』など、山田洋次の近作がアマゾンビデオで無料で観られるのはうれしい。

楽しみがひとつ増えた。

 

1月12

 

ヘーゲルについては、中公新書の一冊を概ね読了してみて、今は踏み込む必要なしと判断した。

 

よみた屋にて、

John Donne "Poems" (Everyman's Library) 867 100円

Everyman's Libraryを買うのは、人生初めてである。

遅咲きの薔薇の喜びといえようか。

 

1月11

職場に2時間半。興が乗らず午後退散。

 

帰って、「雨あがる」(2000年) 寺尾聰・宮崎美子。一服の清涼剤のような映画。あるいは一編のファンタジー。黒沢明が遺した脚本が色濃く反映されている。

 

たったいま、デビッド・ボウイの訃報に接した。ボウイが主演した伝説のカルト・ムーヴィー『地球に落ちてきた男』(監督ニコラス・ローグ)は、その昔中野にあった武蔵野推理劇場?で観たことがある。

 

 

1月10

この週末、うつうつとした気分を、酒と映画で紛らわせているのだ。

博士の愛した数式 目下、途中まで。寺尾聰,深津絵里、浅丘ルリ子 他。

夕方観はじめた、天国のスープ(2008)。主演の国仲涼子・時任三郎がすばらしく、脇を十朱幸代・丘みつ子・神山繁・伊東四朗といったベテラン陣や井川遥が固めている。

メロドラマ仕立てが見え透いているようで観る前はあまり期待してなかったのだが、引き込まれて観つづけた。心に傷をもつふたつの家族の、交差する点がようやくひとつになったとき、思わずもらい泣きした。

 

 

1月10

岡崎武志さんが、特捜部Q ―檻の中の女― 〔ハヤカワ・ミステリ文庫〕 ユッシ・エーズラ・オールスン をブログのなかで褒めてたので、今度チェックしてみよう。

 

昨夜は、AtCoderのビギナーズコンテストに参加。4題中、2問半正解で順位も真ん中ぐらい。あまり進歩がありません。動的計画法とか幅優先探索とか、アルゴリズムの常套手法を理解しようにも頭がついてゆかない。

 

小説読むのにも些か疲れて、正月に撮りためておいたNHKBSの映画やアマゾンビデオで、日本の近作映画をぼちぼち観てます。

・センセイの鞄(川上弘美の原作を久世光彦が演出した12年ほど前の映画。小泉今日子と柄本明。) グロテスクな駄作なのか、グロテスクさを通り越して清澄な域に達した作なのか、ちょっとずつちょっとずつ観てますが、未だに判断できない。原作では70に手の届く元高校教師を、撮影当時55歳の柄本明が演じていて、そこにもまた違和感はあるのだが。

・マザーウォーター、プール。 NHKBSで正月に録画しておいたのを、これもちまちまと観てみた。環境映画のようにほんのりと楽しめばいいのか、しつらえられた静謐さに反発すべきなのか・・・、これまた未だによくわからない。

 

 

 

1月9

今週は忙しかった。そして、連休明けも、難解かつ煩瑣な仕事がふたつほど待ちかまえている。

仕事人生、残りいくばくもないが、みすぼらしいながらもせめて花道を、と、プライドにかけてやらねばいけないのである。

 

で、3連休の初日。

早朝に起きて、ロシアの競技プログラミング Code Forces に挑戦。

このところ仕事漬けで、だいぶ鈍っていたのだが、なんとか一問目を正解。つづいて第4問は、かいつまんでいえば、与えられた整数の全ての約数の積を求める問題で、

これの解法を歯科医院の診察台のうえでおおむね着想し、帰ったのち、やおら実装して走らせてみたものの、テストケースNo5で不正解になってしまう。

 

昨春結婚した甥っ子(妻の姉夫婦の長男)夫婦に、めでたく長女が産まれ、今朝は、アマゾンで、カタログセットを注文して、甥っ子のマンションに直送した。

私の若い時分には、産着かタオルセットかあるいは幼児用のおもちゃ等と、相場が決まっていたものだが、いまや、カタログ贈呈の時代なんですね。

ともあれ、本日中に、甥っ子宅に直送できるということで、妻も喜んでました。

 

ヘーゲルと、ヘルダーリンと、シェリングとが、大学の同窓(同級)で、青年の日に親交があったことを初めて知った。

ゲーテとヘーゲルは、ともに1830年代の初めに没している。

これら、19世紀初頭のドイツの哲学・学芸の興隆は、中野肇の筆によれば、当時のドイツの後進性に起因しているのだと。

 

Cord Forcesの整数問題を解く過程で、Wikisourceというサイトを知り、

高木貞治の初等整数論の原著作が公開されているのを知ったのは、新年の収穫でした。

https://ja.wikisource.org/wiki/%E5%88%9D%E7%AD%89%E6%95%B4%E6%95%B0%E8%AB%96%E8%AC%9B%E7%BE%A9

 

1月6

中埜肇『ヘーゲル』(中公新書)昭和43年版 100円

 

1月5

古本始めは、恒例のよみた屋にて。

東京大学教養学部統計学教室編『統計学入門』(東京大学出版会)100円

佐伯胖・松原望『実践としての統計学』(東京大学出版会)100円 ※ベイズ統計の概要あり

吉村和昭・倉持内武・安居院猛『よくわかる最新 電波と周波数の基本と仕組み』(秀和システム)100円

呉智英・適菜収『愚民社会の暴走』(講談社) 500円

最後の本はトンデモ本だったかも。呉智英とは、昭和48年(たぶん)ちくまの『終末から』という雑誌のコラムで惚れ込んで以来の長い付き合いだから、まあいいかなあと許してしまうのだが。

 

 

 

 

1月3

姑と夫婦の三人でホリデー快速鎌倉号(西国分寺8:41⇒鎌倉9:56)で鎌倉へ。西国分寺までは、長男の車で20分ほど。

駅伝も復路は青山学院独走で盛り上がることもなく、さほどすることもないので、昼食を食べた後は、夫婦で鎌倉散歩。

古書・藝林荘は意外に賑わっていたが、なにも買わず。

『青春の賭け 小説織田作之助』 (青山光二、中公文庫)が目に留まったが。

 

妻を鎌倉に残して、ひとりで帰る。横須賀線・東横線・井の頭線で吉祥寺まで。後は通勤ルート。

夜は早々に床に着き、昏々と眠った。

 

1月2

謹賀新年。

大晦日から宿泊している鎌倉の姑に加えて、元旦は、聖跡桜ケ丘から次男がやってきて、人間5人・猫一匹の大賑わいになった。

元旦の夕食はすき焼き。長男のカメラのセルフタイマーをつかって記念撮影。(もちろん猫も抱っこして)

 

フロスト警部ものも、短期間で4作も読むとさすがに食傷気味になって、北側の洋間に布団を敷いて逃げ込んだ仮寝室では、

年末に届いたPythonのリファレンス本をちびちび読んだ正月であった。

先月解法を着想したものの忙しさに紛れて放置していた、Project Eulerの第82問。今日こそはとPythonで実装してみたが、いまだ完動せず。

(元旦の朝7時ごろ、朝日を浴びる富士山)

 

 

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