11月29

昨夜は、喫緊の仕事につかまり、中央線の終電で立川から長蛇の列のタクシーをつかまえ、深夜帰宅。

疲労がたまると、脳内に古本快楽物質が放出されるようで、今朝

『千家元麿全集』(弥生書房、1964年〜65年) 4800円+送料300円 日本の古本屋経由で大阪天牛書店に注文。

室生犀星の愛情あふれる小伝のおかげで、ようやくふんぎりがついた。

千家元麿については、耕治人の得難い回想録も何編か読んでいる。

千家元麿や山村暮鳥は、中高時代の書友Fukumoto君が好きだったなあ。

 

で、今日も職場に顔を出しついでに、よみた屋で

鎮目恭夫『ウィーナー』(岩波書店、1983年)

ライアル・ワトソン『スーパー・ネイチャー2』(日本教文社) ※長男の為

井上靖『わが母の記』(講談社、昭和50年) ※原田眞人監督の同題の映画をアマゾンビデオで観ている為

各100円

ついでに、吉祥寺BookOffまで足を運び

篠田節子『コミュニティ』(集英社文庫) 200円。

 

 

 

11月28

今日は仕事。

昨日、よみた屋で、

室生犀星『我が愛する詩人の伝記』(中央公論社、昭和33年) 300円

新潮文庫版はもってるのだが、元本みたら読みなおしてみたくなった。

遠山啓『初等整数論』(日本評論社、昭和47年版) 100円。

 

宮原繁『漸化式 (モノグラフ 15) 』(科学振興新社、782円)

英語では、recurrence relation; 再帰関係式

プログラミングにおける再帰的な記述のために

 

Python 3 Tutorial (iBooks版) 無料 邦訳も出ており、もちろん公式サイトでも閲覧できるが、でもまあ、原書の電子書籍も貴重。

 

11月25

今度の土曜に丸ごと仕事が割り込んできたので、急きょ今日は休んだ。

『東京物語』を丁寧に観た。

 

 

 

出典 http://k2pc-hard.contest.atcoder.jp/tasks/k2pc001_h1

遥か昔に、高校時代の数II B で、この手の問題は解いたことがある。というわけで、実装してみた。

ソースコード

import math
i,j=map(int,input().split())

p=math.ceil((-1+(8*i+1)**0.5)/2)
q=(p-1)*p/2+1
y1=i-q+1
x1=p+1-y1

p=math.ceil((-1+(8*j+1)**0.5)/2)
q=(p-1)*p/2+1
y2=j-q+1
x2=p+1-y2

x=x1+x2
y=y1+y2

print(int((x+y-2)*(x+y-1)/2+y))

もう、見るからに美しくないのだが、何とか一発正解。

函数を使えばもうすこしエレガントに書けるのだろうが、Pythonについても、函数とかオブジェクト指向とかクラスとか継承とか、まだ身についていない。

 

高校の同期生たちは、この三連休、郷里鹿児島で催した卒業40周年の同窓会で盛り上がっていた。

功なり名遂げた大勢の同期生のなかに、交じる元気はなかった。

ただまあ、高校時代不承不承解いた数II Bの問題でも、こうして身についているということはいいたかったわけ。

 

 

 

 

11月23

土曜は半日人間ドック、日曜は仕事だったので、3連休の終わりにやっとフルで休めた。

寝不足のまま、早朝に起きる。

頭もさえず、競技プログラミングという雰囲気でもないので、

ラーメンランチをはさんで、昨夜届いた

Fire TV Stick  ¥ 4,980 を用いて、

山田洋次監督『東京家族』(2013年)を観た。

この映画、『東京物語』のリメイクというか、オマージュ(捧げもの)である。

期待した以上に、なかなかよかった。

山田洋次、さすがである。

小津安二郎のリメイクなんて、引き受けるだけでも大役なんだから。

妻夫木聡 蒼井優 の若いふたりがとくに光ってた。

 

 

平岩弓枝『御宿かわせみ』(文春文庫)200円@よみた屋 妻のため

 

というわけで、競技プログラミングはあまり注力できぬも、IOIer Japan Programming Contest 2015 の第一問

http://ijpc2015-2.contest.atcoder.jp/tasks/ijpc2015_b

を、サクッと解けたのには我ながら溜飲を下げた。

 

 

11月21

武蔵小金井駅南口T医院にて人間ドック。金曜の夜7時に病院指定のレトルトのクリームシチューを食べたっきり、何も食べぬまま18時間以上経てやっと無事に終了。やれやれ。

絶食のまま、武蔵小金井の中央書房まで歩いて、渡辺一夫『敗戦日記』などをチェックするが、買わず。良書多いが、やや高し。

国分寺駅北口は、何十年も慣れ親しんだ垢ぬけない一角がうがかれて巨大な工事現場と化していた。日高屋で硬焼きそば580円。北口の古本屋ら・ぶかにすとが賑わっていたが、ここでも買わず。

夜7時に寝床につき、目覚めたら深夜0時を過ぎていて、競技プログラミングABCに参戦できず。

 

のろのろと起きて、アマゾンで、是枝裕和監督の『奇跡』(2011年)を観る。同監督作品では、『歩いても 歩いても』(2008年)が好きだったので。

オダギリジョー/夏川結衣/阿部寛/長澤まさみ/原田芳雄/大塚寧々/樹木希林/橋爪功など錚々たる役者を配して、みなが現地ロケに溶け込んでいるのが良い。

スクリーンショットは、桜島桟橋の界隈で撮られた、原田芳雄・橋爪功ふたりのシーン。懐かしいのでコピーしておいた。

 

 

11月20

アマゾンが、プライムビデオに続き、プライムミュージックまでプライムサービスに追加したので、

帰りの電車のなかで、iPhoneアプリをインストールして、すこし聴いてみた。

日頃CDを買うまで至らない聞きつけないジャンルに注目。

ダンス・エレクトロニカ。

二十代のころから、ある時期にひそかに聴いている、イーノやハロルド・バッドなど

環境音楽の類は、ここに分類されているようだ。

夜更けに寝る前に聴いた、アイスランドの若手音楽家の音楽がこころに沁み

Olafur Arnalds= 'And They Have Escaped the Weight of Darkness' CD, Import  1836円を注文。

ポスト・クラシカルというそうだが、平明清澄な、ピアノと弦の響きが、夜のロマン主義というに似つかわしい。

 

 

11月19

難しい仕事が山積みで、毎日青息吐息。いつまで持つのか・・・。

 

寺内大吉『化城の昭和史―二・二六事件への道と日蓮主義者』上下巻(1988年)は長年の書友いわもと君のために注文。

洋画家絹谷幸二のお薦め本ということで、ひさしぶりに、篠田節子 『はぐれ猿は熱帯雨林の夢を見るか』(文藝春秋) 258円 注文。

 

高校の同期生へのメーリングリスト返信

T君 教えてくれてありがとう。
郷里でご活躍うらやましい限りです。
今朝、母にこの件で電話したら、情報の速さに驚いてました。
来年は喜寿を迎える満87ですが、歳のわりに元気で O陶芸(赤水)のそばで暮しています。
これからも鹿児島のためにがんばってください。


S君 古い話をよく覚えてますね!
「ユンボギの日記」は、たまたま10日ほど前、職場近くの古本屋で 数十年ぶりに再会し、手にとってみました。(買わなかったけど)
そうか、この本私が薦めたんでしたっけ? 全く忘れてました。
ありがとう。

11月18

今月の日経私の履歴書は、洋画家絹谷幸二。敬愛する師匠を訪ねての、新婚旅行を兼ねたヴェネツィア暮らし(1970年頃?)がうらやましい。

先月はJR東海会長の葛西敬之氏だった。

仕事が非常に忙しく、心労の深い毎日だが、車中ではよみた屋+アマゾンで買い込んだ初期の私の履歴書を読んでいる。

正宗白鳥、出光佐三、伊藤忠兵衛(伊藤忠・丸紅の創業者)、大谷竹次郎(松竹創業者)等々。昭和32年ごろの連載を集めた第2巻。

 

日本の名随筆88『石』(作品社、1990年)100円 @よみた屋。

貴田庄『小津安二郎をたどる東京・鎌倉散歩』(青春出版社、2003年)258円 注文

11月15

仕事。

アガサ・クリスティー『火曜クラブ』 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫) 548円注文。ミス・マープルもの。妻のために。

 

 

11月14

週日の心の疲れがまったくとれず早朝目覚めて、寝床で鹿児島の地震を知り、実家に電話。地震も島嶼部の津波もたいしたこともなくほっと一安心したところに、今度はパリの同時多発テロの報に接し、ふかく心を痛めた。

一時過ぎから、競技プログラミングCode Festival本戦に参考参加。(本戦そのものは都内で開催される) 易しめの最初の三問をすいすい解き気をよくしたものの、4問目以降には歯が立たず。気がかりな仕事の進行にも心がひどく疲れて

酎ハイを飲んで、4時から昼寝。

のこのこ起きて、小津安二郎の『麦秋』を観る。(アマゾン)

これがまた傑作で、後半は観るのがもったいないほどで、酎ハイを再び飲みつつ、随所で止めながら、届いたフィルムアートの解題本を手に、少しずつ観たことだった。

左が原節子、右が三宅邦子。鎌倉は長谷あたりの海辺にて。

 

 

 

11月13

よみた屋にて、カズオ・イシグロ『わたしを離さないで』(原題 Never Let Me Go)(ハヤカワepi文庫)50円。

私は、最近、Keith JarrettのNever Let Me Go を、思うところ不快極まりない中央線の車中でよく聴いていて、カズオ・イシグロのこの本は、この曲から知った。

しかし、この小説は、どうもとてつもなく不吉な禍々しい主題を扱っているようで、買ったはものの、よむ気力はない。

 

Apple編'Swift Programming language' 2.1 無料。iMac買いたくてしょうがない。ドットインストールのiPhone開発入門編を観つつ、iBooksで入手してみた。

 

日経私の履歴書は、石坂泰三編を読了後、新旧の本をひたすら読みたくなり、

『私の履歴書』 第10集・11集・14集 (各々298円、258円、507円)

北杜夫『どくとるマンボウ回想記 』(日本経済新聞出版社) 258円 以上4冊をアマゾン注文。

しかし、ちょっと買いすぎたかも・・・。

 

 

11月13

いまだかつてないほどの大量の仕事を回している。でも明日は休むつもり。はて、明日は競技プログラミングで自宅に籠るか、ひさしぶりにBookOffにでもでかけるか、それともどこかを散策して運動不足を解消するか・・・

貝塚茂樹と今日出海の自伝を読み終えた。

 

11月12

Jean-Pierre Richard 'Etudes sur le Romantisme ' Editions du seul 100円 @よみた屋

 

11月11

アガサ・クリスティ『おしどり探偵』(クリスティ文庫)50円 トミー&タペンス物の短編集。よみた屋

 

11月10

『秋刀魚の味』『秋日和』『彼岸花』とこの順に3本も観て、

深夜、蓮実重彦が1983年に書いた大著を30年ぶりくらいに読んでみると

多くの新しい知見が既にそこに披露されていた。

というわけで、2冊注文

 フィルムアート社 (編さん)『小津安二郎を読む―古きものの美しい復権』 (1982/6 )517円 アマゾン

 中野翠『小津ごのみ』(筑摩書房) 630円+送料 @日本の古本屋

 

11月9

和田芳恵『雀いろの空』(中央公論社、昭和53年)100円@よみた屋。長男に買ってきてもらった。昨夜気分がくしゃくしゃしていて見送った、『定本八木重吉詩集』(普及版、弥生書房)は姿を消していた由。

昨日は仕事で、今日は体調すぐれず振り替えて休んだ。

 

映画やドラマの類は、時間に拘束されるのがイヤで、普段あまり観ないのだが、アマゾンがプライム会員に無料で開放したオンデマンド映画が意外に楽しく、空き時間にときどき観ている。

最近話題になっているNetFlixも、いちおう試用期間を申し込んでみたが、品ぞろえはhuluやアマゾンとたいして変わり映えしないので、近々解約しようと思っている。

 

アマゾンでは、インディ・ジョーンズやトランスフォーマー、『スピーシーズ 種の起源』(こういうエロティックなB級SFは昔から案外好き。宇宙バンパイアとか、コクーンとか)やら、支離滅裂に観ているのだが、

今日会社を休んで観た、小津安二郎の『秋日和』(1960年)はほんとによかった。

佐分利信や中村伸郎・北竜二などが、壮年になっても旧制高校時代からの親交を保ち続けるさまも、高度成長期のただなかとはいえ、鷹揚たるものがあってうらやましく、今は亡き親友の遺した未亡人の今後と一人娘の嫁ぎ先をあれこれ世話をやくのもよい。

晩春の構図である、父―娘 と異なり、母―娘の場合は、しかし隠蔽されていたある種の禁忌が顕わになる。

母親(原節子)の再婚話を、汚らしいと母親の前で一蹴する娘(司葉子)。夫のかつての親友である大学教授(北竜二)との再婚話を、結婚なんてもうこりごりよとご破算にしてしまう原節子は、晩春のエンディングと同じく、ひとり残されて、狭いアパートの一室で寝室の灯りを消してしまうが

笠智衆ほど侘しい寂寞の感はないにせよ、秘密めいた自己犠牲の寂しさが漂うのである。

司葉子もいいが、岡田茉莉子の存在感が光ってた。

 

 

 

 

11月7

朝方職場に顔を出し、打ち合わせを終えて早々に退社。

よみた屋にて、

『私の履歴書』(第2集、第12集、第20集、第22集、第38集)(日本経済新聞社)各100円。昭和32年から44年頃

(たった今気づいたが、第22集は先日のダブリ。同一のコレクションだからダブリはないと思ったが、ひょっとして先代もダブった?笑)

他に、

高見順『詩集 死の淵より』愛蔵版 (講談社、昭和39年) 状態良 300円

福島泰樹『絶叫、福島泰樹總集篇』(阿部出版、1991年) 墨首落款、献呈署名入 1000円。

 

 

 

福島泰樹の雄渾な一首もいいが、計算幾何+アルゴリズムの世界もまた素晴らしい。

これでも私は、高校入試数学を十年以上教えていたし、某塾で難問を解かせればNo1という自負のある教師だったから、計算幾何学の様々な話題も、けっこう楽しいのだ。

 

 

 

11月7

やっかいな仕事が山積し、心労で夜明けに目覚める。これに早起きの愛猫が加わって、明け方寝床を暖めるのんびりした時間がない。

歳末の声も聞こえ始め、いよいよわが仕事人生も、ラストスパートの様相を呈してきた。

いったん燃え尽きたあと、これからの5年をどうやりすごすのか、この悩みも心労の一因となっている。

 

阿川弘之『女王陛下の阿房船』 (講談社文庫) は豪華客船ほか船旅の紀行でなかなか面白く読んだ。

文庫化にあたって併録された「ガダルカナルさよなら航海記」は北杜夫夫妻といっしょのニューギニア紀行で、これがよかった。

 

一昨日よみた屋で買い込んだ私の履歴書の、昭和43年ごろの連載をぼちぼち読みはじめた。

 

貝塚茂樹の、短いながらも堂々たる自伝はさすがである。

貝塚茂樹、湯川秀樹、小川環樹。この順に、のちの英才兄弟が生まれたのは、麻布の借家時代である。(柳宗悦の本家にあたる大邸宅の敷地内にあったという)

生年は順に、1904年(明治37年) 1907年(明治40年) 1910年。

茂樹の兄、小川芳樹(冶金学者)は 1902年の生まれで秀才の誉れ高かったが、57歳で早世している。

かれらの父小川琢治(1870年生まれ)もまた、大秀才であったが、養子に入った小川家では実業家としての大成を期待されていたようで、養母はやや失望していたという。

(のちに京都帝国大学の理学部教授)

以上メモのように書いたが、霊南坂・麻布と幼年期を山の手で過ごした兄弟たちが、そろって京大で大学者となるいきさつには、父小川琢治が紀州の生まれであることも関係しているのだろうか。

これは、貝塚茂樹の自伝を読み進めるうちにおいおいわかるのであろう。

 

 

 

 

11月5

よみた屋店頭にて、

『私の履歴書』(18集、19集、22集、29集、34集、38集)日本経済新聞社 各100円。

写真中ほどの34集は、貝塚茂樹・竹鶴政孝(まっさんのモデル)、杉村春子、堀江薫雄(当時、元東京銀行会長とのこと)

各巻ぼちぼち読むのが楽しみです。

 

 

11月3

仕事。

堀辰雄全集は、迷ってるうちに売れてしまった。

まあ、古書的価値はないのだが (第7巻欠) しかし、いささか悲しい気持ちはある。

これで、また、堀辰雄とは、遠くなってしまった。

わたしの人生のもっとも美しい年、昭和47年に、集英社の文学全集(たしか590円だった)で、堀辰雄に親しもうとしたけれど、あえなく挫折した

苦い文学体験を、ここで挽回しようとおもったが、はかなく終わった。

 

 

 

有吉佐和子『地唄』『華岡青洲の妻』(ともに新潮文庫)各50円@よみた屋

 

 

 

11月1

半日、出勤。よみた屋で、昭和28年頃刊行の新潮社版堀辰雄全集。全7巻のうち7巻欠けの1〜6巻。各300円。

ずいぶん迷ったが、結局見送り。

 

昨日、ネットでダウンロードした ビャーネ・ストラウストラップ 『プログラミング言語C++第4版』の原書PDF。

DropBoxから、iBooksに取り込んで、iPhoneで読んでる。

けっこう、電車のなかでも読めます。

訳書は1万円近くするので、なんとか英語で読めるようにしたい。尚、iBooksに取り込むと、pdfでも英英/英和辞書が使えて便利。

 

R. セジウィック  Robert Sedgewick 『アルゴリズムC 〈第2巻〉 探索・文字列・計算幾何 』(近代科学社)1287円 注文。

 

この週末は、珍しくもプログラミングに手を染めなかった。いろいろ本は読んでるが・・・。

 

11月1

阿川弘之の海外鉄道紀行を愛読するにつけ、はたと、師匠内田百間(門ガマエに月)の阿房列車や、宮脇俊三(以前 書友 Iさんにいただいた)が読みたくなり、書棚を探したが、目下みつかっていない。

阿房列車は、第一巻しか持っていないので、いっそのこと、定本阿房列車(六興出版)や、限定版阿房列車(津軽書房)あたりを、日本の古本屋経由で買ってしまおうとも思ったが、なにしろ第一巻(旺文社文庫)を

探してからだなと、己に言い聞かせている。

 

 

'The C++ Programming Language Fourth Edition' Bjarne Stroustrup PDF入手

 

10月31

届いた『 プログラミングコンテストチャレンジブック(第2版)』(競技プログラミング愛好者には、通称蟻本として親しまれている)の巻末参考文献につられて、

R. セジウィック  Robert Sedgewick 『アルゴリズムC 〈第1巻〉 基礎・整列 』(近代科学社)451円

R. セジウィック  Robert Sedgewick 『アルゴリズムC 〈第3巻〉 グラフ・数理・トピックス 』(近代科学社)1000円

浅野哲夫『計算幾何―理論の基礎から実装まで (アルゴリズム・サイエンスシリーズ―数理技法編) 』(共立出版)957円 の三冊を注文。

 

目下、他に買いたい本は

あたりか。

広瀬信義の著書は、先日のサンデー毎日に紹介されていて、<老年的超越>という境地を初めて知った。

いつも、下流老人など暗い話題ばかりの週刊誌だが、このことばには、はっと驚いた。若き日、フロイトの大洋感情とか快感原則の彼岸に驚いたのと同じ文脈だ。

東洋には、元来、老賢者や静謐な隠遁を尊ぶ根強い文化があるが、その医学的根拠を示した好著とみている。著者は、慶應病院で100歳以上の超長寿な人々を研究してきたとのこと。

 

 

世間は飛び石連休やらハロウィーンで賑わってるが、

明日・文化の日と、模試が続き、ゆっくり休めない。

今日は完全にオフにして静養したい。

 

 

10月29

よみた屋店頭に、また今日も良い本が眠っていた。

N・マルコム 他 藤本隆志訳『回想のヴィトゲンシュタイン』(法政大学出版局、1974年) 100円。

通勤電車の帰路、iPhoneでアマゾン検索してみると、

ヴィトゲンシュタインとチューリングの論争についての本がみつかった。

ヴィトゲンシュタインの伝記映画(!)がDVDでみられるのを知って驚いた。

先日、チューリングの映画を観たばかりだが、さらにアマゾンは、ハンナ・アーレントの映画のこともリマインドしてくれた。

 

 

秋葉拓哉・岩田陽一・北川宜稔『 プログラミングコンテストチャレンジブック(第2版)』(マイナビ)3142円 注文

阿川弘之『女王陛下の阿房船』 (講談社文庫) 507円注文

 

 

10月28

阿川弘之『お早く御乗車ねがいます』(中公文庫)288円注文。元本は昭和33年の刊。

同じく『空旅・船旅・汽車の旅 (中公文庫)』も、気が向いたら今日吉祥寺で買おう。

文庫化にあたって、悪路の東北を自動車で一周した「一級国道を往く」の後日談、「二十二年目の東北道」も収録されているという。

 

 

10月27

毎日、なにもよいことはないが・・・、

 

ジョゼフ・ニーダム『中国の科学と文明』(4)数学 (思索社、1991年)を、よみた屋で100円!で買えたのはうれしかった。

中国の数学というと、科学史研究以外に今日的な価値はなさそうに思うがそうでもない。

中国の剰余定理は、3〜5世紀ごろの「孫子算経」という数学書に載せられた整数論の問題及び解法で、近代になってかのガウスがとりあげて発展させたといういわくつきの定理である。

wikipedia

最近、初等整数論をかじるようになって知った。初めは兵法の「孫子」のエピソードのひとつかと思っていた。「孫子算経」には邦訳はないようだ。

 

 

10月25

 

鎌田和彦『奥さまはCEO』(牧野出版) 258円。

コレット・エスタン、エレーヌ・ラポルト 多田智満子監修『ギリシアローマ神話ものがたり』(創元社、1992年)100円@よみた屋。多田智満子の名につられて。カラー版の瀟洒な小冊子。

 

 

今日は足穂の命日。1977年、77歳で没している。

 

全国模試の日で、午後少し職場に顔を出した。今週以降、さらに忙しくなる。

 

陽が地平線に傾くころ、帰宅。酒飲んで、夕食を楽しんだのち、夕寝。

9時にのろのろ起きだして、CODE FESTIVAL 2015 予選B に参戦。

PCの起動でもたつき、寝ぼけ眼の呆けた頭で、なんだか苦戦。4問中2問半正解で、

680人中、548位という不本意な結果に終わった。ただ、解けなかった1問半は、実装力の問題である。

 

 

10月24

仕事の心労が甚だしく、夜明けにしばしば目覚めて、そのまま眠れない。

まあ、土曜日は一息ついて、競技プログラミングに取り組んだりしているが・・・。

 

最近は、Code Forces にも手を染めてる。英語の問題文が苦手だったが、だんだん慣れてきた。テストケース(標準入力で与えられる検証用のセット)とその処理結果(正誤)がわかるのは勉強に便利だ。朝はここであれこれコードを書いてみた。

そして、午後は、AtCoderサイトで

 京都大学プログラミングコンテスト2015(KUPC2015)  13:20〜 に参加。

 苦手なグラフ理論や木構造の問題が多く、苦戦。

 計算幾何的な問題Eは、昔取った杵柄ということもあり、勇んで挑戦したものの、完答に至らず。

チューハイのんで、夕寝で英気を養ったあと、今度は、初心者向けの

 AtCoder Beginner Contest (#ABC030)  21:00〜 にログイン。

2時間苦闘して、2問正解。残り2問は、なんとかプログラム書いたものの、処理時間切れ(プログラムほうり込んで、数秒で答えを吐きださねばならない) で得点に至らず。

 

気分転換には、最近、インディ・ジョーンズを観ている。アマゾンのプレミアム会員は、オンデマンドのビデオが無料で観られるようになったので。

1作目の有名な冒頭と、3作目、4作目をフルで観た。

3作目(『インディ・ジョーンズ/最後の聖戦』)1989年は、昔、TVで観たけど、今回もなかなか楽しめた。

4作目(『インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国』)2008年は、つまり約20年ぶりの新作ということになり、ハリソンフォードも67歳当時の映画ということになるらしい。

アマゾンの評をみると、老体鞭打ってのアクションに冷ややかな向きもあるようだが、まあ、観てるほうも、第一作(1981年)(映画館で楽しんだ)から34年の歳月を経ているので、

そんな酷なみかたなどてきるはずもなく、しかもまた、観てるほう自身も、60手前になっても相変わらずの心労労働に夜遅くまで苦闘していることもあり

同情こそすれ、醒めた目で、しらけた観かたなどしなかった。

まあ、いいんじゃないでしょうか。

南米のマヤ文明の謎。ナスカの地上絵。巨大なUFO。未知との遭遇オマージュ。

少年時代から、こういうのは、すきなので。

 

 

 

 

 

10月21

今朝の日経文化面で知った熊本の早世詩人淵上毛銭。今年が生誕100年とのことだが、長く病を患い1950年に35歳で世を去っている。

これも縁と思い、火野葦平による評伝を古書で注文。

火野葦平『ある詩人の生涯』 (三笠書房、1956年) 857円

※熊本近代文学館の紹介頁。

https://www.library.pref.kumamoto.jp/kindai/novelists/fuchigamimosen.html

 

× アガサ・クリスティー 田村隆一訳『秘密機関』 (ハヤカワ・ミステリ文庫) 258円 おしどり夫婦トミー&タペンス物の第一作 (⇒注文したつもりが、当方のミスだった。とりあえず延期)

 

 

 

10月18

週日の疲れがぬけない。土日は仕事から一切離れて、静養した。

 

土曜は、モノレールの隣駅にある星乃珈琲まで、夫婦で散歩がてらでかけ、パンケーキと珈琲。値段が高い。

阿川弘之の阿房列車 正続2冊を楽しんで読む。淳之介のヴェニス紀行もその繋がりで買った。

気が向いたら、阿川の他の旅行記や、最晩年のエッセイも買うかも。

あと、さきほどNHKで、クリスティの「おしどり夫婦トミー&タペンス」物のドラマを演ってたけど、原作シリーズもなかなか良さそうだ。いずれ買いたい。

 

あとは、もう、競技プログラミング三昧。

今朝は、動的計画法の例題に取り組み、午後は、IOIer有志のコンテストに参加。

1問は難なく正解し、格子点の難問に、総当たり法で果敢に挑戦するが、処理時間超過でアウト。

まあ、私としては健闘したほうだろう。

正解には至らなかったが、いちおうバグもなく、課題をコーディングし、走らせることまでできたので。

Source code

  1. import math
  2.  
  3. Q= int(input())
  4. for i in range(Q):
  5. a,b,c=map(int,input().split())
  6. total=0
  7.  
  8. for x in range(math.floor(c/a)+1):
  9. for y in range(math.floor((c-a*x)/b)+1):
  10.  
  11. total += (math.factorial(x+y)/math.factorial(y)/math.factorial(x))%1000000007
  12.  
  13. print(int(total%1000000007))

 

10月16日

 

吉行淳之介・篠山紀信『ヴェニス 光と影 ヴェニスに漂う“死の予感”と“官能の名残り” 』(2006年、魁星出版)417円

 

 

10月15日

久しぶりに読んで楽しい本に巡り合った。

開高健、遠藤周作、北杜夫、吉行淳之介。昭和50年代初めの阿川弘之の交遊録。

開高健が釣り紀行『もっと遠くへ』を書いた頃か、開高につられて、アラスカ鉄道に同行し、

サントリーのCM撮影に友情出演するまでの珍道中を書く一編。

YouTubeで、伝説のCMがみつかりました。

このころ、阿川弘之は60手前、開高健は50手前か。

10月14日

毎日、夜遅くまでの仕事がつらく、あと1年もつかもたないか、微妙な気分。

昭和50年代初めの連載をまとめた阿川弘之の南蛮阿房列車が、思いのほかおもしろく、オリエント急行最後の豪華列車編・オーストラリア編・ニュージーランド編と、

ぼちぼち読んでいる。

 

昨日の日経夕刊コラムで、下中直人さん(平凡社会長、下中弥三郎の孫)が愛読しているという、塚本邦雄の『清唱千首』(冨山房百科文庫)がほしくなり

アマゾン・日本の古本屋で探してみたが、なんと一冊もみつからない。同じ時期にでた函入り愛蔵版も見つからない。珍しいことだ。

めらめらと蒐集欲がわいてきた。

 

 

 

 

10月12

今日は仕事。

古本買うしか、もっと端的にいえば、よみた屋にいくしか、楽しみがないので、

阿川弘之『南蛮阿房列車』(新潮社、昭和52年)、『南蛮阿房第2列車』(新潮社、昭和56年) 各100円

A・E・ヴァン・ヴォークト『宇宙船ビーグル号の冒険』(創元SF文庫)50円

『俳人短冊五十筆』(五月書房、昭和50年) 限定700冊のうち、133番 500円

の4冊を買う。

 

 

 

10月11

 

宮崎県都城市(私が幼年時代を過ごした町)の私設たちばな天文台の台長が、早朝に撮影した、月・内惑星・外惑星が一堂に会した珍しい写真。(朝日新聞デジタルから転載)

空の澄んだ高原の、秋の夜明けに、こんな体験ができたなら、大方の人生の労苦は意味を失うだろうな。

尚、地平線の近傍には、双眼鏡で水星も観測できるという。

 

10月10

3連休といえども、心おきなく休めるのは土曜だけ。

購入しておいたプレミアム商品券を使い、駅前のイタリアンレストラン キサキ で親子3人でランチ。約6350円。

隣駅の整形外科へ薬を処方してもらいにゆく。

あとは、パソコンとにらめっこしながら、AtCoderの過去問を解く。数題の進展あり。

夕食・夕寝のあと、のこのこ起きだして、21:00〜 AtCoderのレギュラーコンテスト(中・上級編)にオンライン参加。

終了後他の参加者の正答率をみてみても、完答率の著しく低い第2問を、バグなく通し、約20ある標準入力セットのうち、最後の数セットが処理時間切れでアウトになったものの (なにしろ、数十万件の処理を3秒でこなさねばならない)、中間点30点を得たのは、我ながら上出来であった!

第2問

Source code

N,M=map(int,input().split())
room=[0]*N
student=[0]*M
student_no=[0]*M

for i in range(M):
    a,b=map(int,input().split())
    student[i]=a,b    
    for k in range(a,b+1):
        room[k-1]+=1


for i in range(M):
    x,y=student[i]
    for j in range(x,y+1):
        if room[j-1]<=1:
            break
    else:
        student_no[i]=1


ans1=student_no.count(1)
print(ans1)
for k in range(M):
    if student_no[k]==1:
        print(k+1)

 

 

10月7

河野与一訳『アミエルの日記』(1〜4)(岩波文庫)各50円。よみた屋にて。40年近くかけてやっと完揃い。

 

iPhoneのPython3アプリ。実質240円。

ちびっこい画面でも、コーディングやプログラムの実行が可能。十分つかえる。

新宿までの西武線の電車のなかで、AtCoderの問題を一問実装してみた。

わりといい感じなのだが、時間切れでアウト。いっそうの工夫を要す。

http://arc022.contest.atcoder.jp/tasks/arc022_2

 

10月5

よみた屋にて、

鶴見俊輔『北米体験再考』(岩波新書)※ダブリ、安岡章太郎『アメリカ夏象冬記』(中公新書、昭和44年)、小林一三『逸翁自叙伝』(阪急電鉄、昭和54年) 各100円を買う。

 

大村智・北里大特別栄誉教授のノーベル医学生理学賞受賞が決まった。

 

10月4

先週は、難しい仕事をF君チームの助けもかりてなんとか完成した。

リレーショナルDBの様々なテーブル群を、excel一丁で、DBの制約や正規性に留意しつつ作成。一か所のエラーもでず、格納できたのには

この私もちょっと自慢である。だれも感動しないが・・・。

 

昨日は、AtCoderの過去問を何問かクリアし、また何問かの課題を残した。

いま、詰まってるのは、下図のような問題で、問題の構造はたわいないのだが、集計するうちに時間制限(3秒)にひっかかってしまう。

まあ、こんなことをちまちま想を練るのが楽しいともいえる。

 

昨夜は、長男がツタヤから借りてきてくれた映画「イミテーション・ゲーム」を観た。

コンピュータ黎明期の天才チューリングと、解析機械Bombがテーマとあれば胸躍るものがある。

映画の冒頭には、実話である旨テロップが入るが、キーラ・ナイトレイ演じるオクスフォード出の美貌の才媛にもモデルがいたことを

wikipediaで詳しく知らされ、感興深い。

映画のエピローグでは、彼の作った解析機械が、今日のコンピュータの祖形であると結ばれている。

ノイマンやウイーナー、シャノンなどサイバネティクスの天才たちには言及されないが、これは映画としてはいたしかたのないところ。

ベネディクト・カンバーバッチが熱演した若きチューリングと、彼を支えた才媛ジョーン・クラーク(1996年に79歳で没)の

実らぬロマンスにほろりとしたのだった。

 

(暗号のクラッキングが成功する直前のシーン)

今、手元でみつかったチューリング関連書。星野力の好著、未読のままの『チューリングの大伽藍』原書。

サイモン・シンの『暗号解読』は、ドイツの暗号器械エニグマの原理やそのクラッキング・プロセスも詳解していて、数章ながらぐいぐい読ませる。

冒険小説系では、ロバート・ハリス『暗号機エニグマへの挑戦 』(新潮文庫)や、マイケル・バー・ゾウハー『エニグマ奇襲指令』 (ハヤカワ文庫)の二冊も架蔵しているが、暗号解読とは直接関係がなさそう。

 

Andrew Hodges " Alan Turing: The Enigma" (Updated edition with a New preface by the author edition) 2086円を注文。アマゾンさんが、Kindle版のサンプル(iPhone画面で1000頁ほど)もおまけにどうぞと薦めてくれたので、届くまでそちらを読んでみる。

 

今朝の日経書評を参考に、

水谷竹秀『日本を捨てた男たち フィリピンに生きる「困窮邦人』600円を注文。

 

 

 

 

 

10月2

大野晋『日本語の文法を考える』 (岩波新書 黄版 53) 356円

 

日本詩人全集『三好達治』(新潮社) 100円@よみた屋は長男に進呈

昨晩、よみた屋店頭に、この日本詩人全集のほぼ揃いと、新潮世界文学がごっそり並んでいた。気が向いたらなにか買うかも。

 

 

10月1

猛烈に仕事している。

スタンダール『イタリア旅日記』(1・2)(新評論、1992年) 各100円 @よみた屋

 

 

 

 

 

9月30

大野晋のいくつかの著作を、購入候補に加えた。

 

9月29

川村二郎『孤高 国語学者大野晋の生涯』(東京書籍、2009年) が予想以上に面白い。

幼年期や一高・帝大の時代も多士済々に囲まれてドラマがあるが、目下読んでる

学習院大の教授時代は、岩波書店に見込まれて『岩波古語辞典』(私も一時期愛読した)、日本古典文学大系の『万葉集』『日本書紀』の校註など

研究・教育に多忙な日々を送った壮年の時代で、これが予想以上に面白いのである。

 

大野晋は、1919年(大正8年)生まれだから、来年白寿を迎える私の叔母の2年あとの生まれ。2008年に88歳で没している。

西武池袋線の東久留米駅のそばに両親と長く住んで学習院大に通った。

 

追記:志木のいわもとさん宛にアマゾンで注文。古本ですがご笑納ください。先日の大岡昇平の御礼。

 

9月27

昨夜の競技プログラミングは、リクルート主催のCODE FESTIVAL 2015。予選を2回開催して、各回の上位者のうち、有資格者(大学生)が都内で開かれる本大会に参加できるしくみ。

私などはもちろん、参考参加ということになる。(ネット上での参戦は社会人も自由)

夜9時から11時のイベントなので、酒も飲まずにPCに向かう。

今回のお題はこの4題

Project Euler と異なり、答えがあうだけではダメで、プログラムを提出し、10〜30程度のサーバー側の仮想入力に対して正しい答えを制限時間内に標準出力として返さなければならない。

と書くと、なにやら物々しいが、手元のPCで稼働を確認したプログラムを、コピペで提出用の窓に張り付け、{提出}ボタンをクリックするだけだ。

 

相変わらず、Python3の配列(リスト)の扱いが下手で、算法の方針はたっても実装に手間取ったりしたが、

なんとか4問中3問が、正解!

正解に導くまでの時間や間違えた回数なども計算されて順位がつく。

今回は、800人程度の参加者のうち、454位だった。

第3問のコード。プログラムの体裁とか変数名とか気取ってる場合じゃないので

冗長だったりするかもしれないが、終了後の解説スライドを読むと、いちおう正しい解法のようだ。

 


今朝の日経書評では、ホッジスの大著『エニグマ  アラン・チューリング伝』上下巻が目についた。

 

チューリングを主人公とし、第二次大戦中の暗号解読をテーマにした映画ができたことは小耳にはさんでいたが

日頃洋画の新作には疎いので失念していた。

上巻の帯でもわかるように、映画の公開もあって、30年以上前の原著の完訳が完成したのだろう。

チューリングの秘かなファン?として、喜びたい。


さて、書評といえば、先週の日経書評で、詩人の松浦寿輝が、ユルスナールの自伝三部作の完結に際してすばらしい書評を書いていた。

これも、三冊すべての表紙を貼りつけておこう。

 

 

 

 

 

9月26

よみた屋店頭にて、

川村二郎『孤高 国語学者大野晋の生涯』(東京書籍、2009) 100円 ※敬愛するドイツ文学者とは別人。

檀一雄『リツ子・その愛』(新潮文庫)50円

 

 

浅田あつし『資産10億 最速達成!不動産投資』(すばる舎)1728円

内本智子『アラフォーママ“夫に頼らず”資産8億円、家賃年収5000万円! 』(ごま書房新社)1566円

 

 

9月24

生松敬三『現代思想の源流 1920年代への照射』(河出書房新社、1977年)

30年以上前に買って読んで、今は実家に眠っている本の買い直し。

 

上野千鶴子・小倉千加子『ザ・フェミニズム』(筑摩書房、2002年) 各100円@よみた屋。

 

 

9月23

好村冨士彦『希望の弁証法』(三一書房、1978年)100円@よみた屋。E・ブロッホ、ベンヤミン他。

生松敬三の、大昔に買っていまは実家に眠っている本も隣にあったが、いったん見送り。

 

9月22

今日まで四連休。明日は仕事。

休日の楽しみは、すっかり競技プログラミング一色になってしまった。思えば2月の中旬、1月の狂騒が一段落してProject Euler に手を染めて以来7カ月になる。

今日は、ぼちぼちAtCoderの過去問を解いて、夜にはHacker Rankに初挑戦。

英文の問題なので、手始めに易しい問題から。

数IAの教科書レベルの問題。コードもいたって平易。

今、みた限りでは、他の方のプログラムや、所要時間などは閲覧できないようだが、過去問は整然と分類されていて、勉強には便利なようだ。

それに、参加者のフリートーク掲示板もあって、これは楽しい。

 

 

 

9月20日〜21日

日曜 近所にあるH工の老人ホームを姑と3人で見学。入居者と同じ昼食を試食させていただいた。

月曜 志木のIさん宅を訪問。いつものように、萩山・青梅街道 徒歩9分 新小平・新座のルート。いささかの旅情あり。

    Win8のPCをWin10にアップグレードすれど不具合が発生して、元に戻す。かえって、すいません。

    新潮日本文学アルバム『大岡昇平』を譲っていただく。

 

 

 

 

 

9月20

連休。昨夕から鎌倉の姑が遊びに来ている。

昨夜はAtCoder ビギナーズ・コンテストに参加。Pythonの文字列や配列の扱いにも少し慣れてきたこともあって、全4問中3問半に正解。

他の参加者のコーディングや、終了後twitterで配信される解説などをしっかり復習すれば良いのだが、そこまではできていない。

若いひとたちのtwitterコメントをみていると、twitterもこうした点では便利なものだと実感する。

9月19

六十の手習いで、プログラミングやWeb技術・サーバー運用への関心が高まるにつれて、Macを買いたい気持ちが募ってきた。この春、Core i7のLenovoマシン(先日、Win10に更新)を買ったばかりだが。

いくつかのプロジェクトで一緒に仕事をしているiS**社のSEさんも、職場のSさんも、気の利いたプログラマは、iBookユーザーである。

 

田舎の母が、わたしの誕生祝いにかるかん菓子とさつまあげを送ってくれた由。長男こと私も、あわてて敬老の日のカステラセット(長崎)をアマゾンに注文。月曜には届くようだ。

 

 

9月17

T大名誉教授F先生の講演を聴きに、T大前の弊社オフィス訪問。本郷三丁目駅からT大正門前までけっこう歩いた。老舗の喫茶ルオーは閉店していた。ルオーの洒落た看板見覚えあり。

9月17

昨日、よみた屋店頭で川端康成の単行本をチェック、店内で鷲田清一の哲学エッセイをチェック。昼休みは気分が落ち着かないので、帰りがけに買おうと思い、退社後立ち寄ったが、両方とも売り切れ。

さすがにがっかりして、今朝、アマゾンで

●川端康成『ある人の生のなかに』(河出書房新社 、1972年) 258円を注文。

鷲田清一は、あまりにたくさんの哲学エッセイ集があり、よくまあ、阪大の総長をしながらこんなに書けるものよと感心しつつも、書きすぎではないかとの疑念もあり、目下保留とした。でも買うかも、『噛みきれない想い』は。

他にも、よみた屋には、ケプラーの『夢』など、候補が並んでいる。

 

メーリングリスト立ち上げの支援をしたり、仕事はそこそこはかどっているが、総じて生のパワーは低減している。まあ、適度に力を抜いて、流して生きているのが、かえっていいのかもしれない。

 

Pythonはそれなりに進歩している。牛歩のごとくであるが。

競技プログラミングや、ビデオ講座ドット・インストールが、この半年間のモチベーションを持続させてくれている。

 

9月16

保阪正康 戦後70年 あの戦争は何だったのか 「一億玉砕」という亡国思想―新潮45eBooklet [Kindle版] 100円。

電子書籍も、こうも安いと、ついぽちっと買ってしまうね。ただ、今みたら紙18頁の小冊子。新潮の商売がうまいというか・・

 

 

9月14

谷崎潤一郎『聞書抄』(全国書房、昭和21年)300円@よみた屋

 

夜9時ごろ、退社まぎわに、この夏辞めたO君から電話あり。吉祥寺でしばらく立ち話。CBTやIRTの研究開発を主体とするヴェンチャーに再就職できた由。

辞めた彼には申し訳ない気持ちもあるが、以前、よく、日本テスト学会や統計数理研究所の公開講座や、応用統計学会+入試センターのセミナー(@成蹊大学)や、SP手法の佐藤先生のセミナーなどに彼を誘ったことが

今回の再就職にもなんらかの縁でつながったといえるのは、せめてものことだった。

 

桜島の母に電話。風評被害で、内外の観光客はぱったり姿を消してしまったと。

 

 

9月12

長男と三人で、昭島駅森タウンに車ででかけ、センプレピザを食す。格安グルメツアーなり。

 

 

B. コルテ・J. フィーゲン『組合せ最適化 理論とアルゴリズム』(シュプリンガー・フェアラーク東京) 1800円

加藤郁乎『江戸俳諧歳時記』(平凡社、昭和58年) 500円 @よみた屋

 

 

9月11

昨夜、帰りの電車で聴いたEricDolphyがなかなか新鮮だったので、

Eric Dolphy At the Five Spot 2: Rudy Van Gelder Series 1106円 注文。

船戸与一『砂のクロニクル』(毎日新聞社) 399円。

 

 

9月10

台風のせいもあり、長雨が続く。

iPhone6s plus 発表。今回は手元の6plusを家族に譲り、買い替えることも検討する。

 

 

小嶋masa『ゼロから分かるJava』 [Kindle版] 250円

井上 信幸 『はじめてのJavaプログラム やさしいJava言語シリーズ』 [Kindle版] 100円

Patrick Niemeyer ・Jonathan Knudsen 『詳解 Javaプログラミング第2版〈VOLUME1〉 』 (オライリージャパン; 第2版)1487円

 

 

9月9

新田次郎『アイガー北壁・気象遭難』『先導者・赤い雪崩』『風雪の北鎌尾根・雷鳴』(すべて新潮文庫)50円×3

 

9月8

今月の日経私の履歴書は、荒蒔 康一郎 氏

1939年生まれ。1964年東京大学農学部卒業後、同年キリンビール株式会社入社。医薬事業本部副本部長、取締役医薬事業本部長、

専務取締役医薬カンパニー社長、代表取締役社長、代表取締役会長等を経て、2007年キリンホールディングス株式会社代表取締役会長に就任

・・・と、キリン一筋の人生。

今朝の記事は高校時代のおもいで。大学で生物を学びたいという息子に母は猛反対。生物を学びたいなら医者になれば良いと薦める叔父の助言に

従って国立大医学部に合格するまで。

この叔父の助言は理にかなったものだと思うが、著者は初志を貫き、東大農学部に進むらしい。

 

 

9月5

AtCoderの主催する天下一プログラマーコンテストに、オンラインで参加。(本戦は都内の会場で同時刻にスタートする)

まあ、参加といっても、優秀な理工系の学生・院生に交じって、親子ほど歳の違う、しかもPython初心者・下手の横好きおっさんである。

今回は、グラフ理論の出題が多く、問題文読んだだけでパスする問題ばかりで、唯一解けそうな(しかも高得点の)下図の問題に挑戦してコードを書いた。

といっても、気のきいたアルゴリズムがあるわけでなく、下図にあるような所与の条件に、三角形の成立条件を加え、総当たりでトライしてみた。

2回提出したが、時間切れ(処理は5分以内という制約条件あり)や細かいバグなどで、結局不正解。

昼過ぎには久しぶりにEulerの旧作にも挑戦しているが、これもあえなく撃沈。(答えさえあえばよいのだが)

追記: 翌朝、このHPを書いた後、ぼんやりとこの問題を眺めていて、はたと、{1:1+1/1=2}を見落としていたことに気付いた!大正解!

HPにも書いてはみるものである。

追記2:

ほぼピタゴラス三角形 の解法をあれこれ考えていて、円周上の格子点のことをネットで調べていたら、

Project Eulerのカリスマ inamori さんの、奥義皆伝のページがみつかった。ありがたや、ありがたや。

ここまできて、総当たり手法が行き詰まるなかで、ほんとうに奥義だと思う。畏るべき師匠だ。

http://d.hatena.ne.jp/inamori/20091225/p1

 

 

 

9月5

1週間の疲れがたまってよく眠れない。早朝に起きて、村上春樹のシドニー紀行を読む。本読むのは久しぶりで、楽しい。

昨日は、渋谷のSホテル、水曜は新宿のKホテルで、終日研修。9月に入り、年末までのハードな業務が一気に具体化してきた。まだ繁忙ではないが、嵐の前の静けさといったところ。

ただ、今週末は、競技プログラミングやProject Eulerの新作(明日公開)などをゆっくり楽しむつもり。

気が向いたら、『ビーグル号航海記』などもめくってみよう。

 

 

 

早朝に起きて、以下のPDFをダウンロード。邦訳はないか、高価で手が出ない。iBooks に取り込んでがんばって読んでみよう。

 

9月1

8月も終わって、なんとなく実業モードになり、猛暑のあとの長雨で、心身に張りがない。

ダーウィン『ビーグル号航海記』(上・下)(岩波文庫、昭和50年)各50円@よみた屋。中巻欠け。

 

 

 

 

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