8月31

8月も終わり。月曜の朝はブルーである。

 

Allen B. Downey "Think Python How to Think Like a Computer Scientist "

も、無償ダウンロードできた。

Paizaのtwitter配信のコラムで教えてもらった。

 

 

8月30

Project Euler から、会津大学オンラインジャッジへ、AtCoder へと流れ、今日はまた、Paiza で遊んでいた。

Paiza は、ITエンジニアの求職情報サイトとも連動したサービスで、それこそこのオンラインコンテストで腕を上げれば、それなりの企業への就職への道が開けようという

なかなか分かりやすいコンセプトのITサービスである。( 他に CodeIQ なども同様のサービス主体)

PHPの動画レッスンやPHPコーディング道場などもあり、なかなか面白いサイトだ。

ほぼ毎日受講しているドット・インストールなどとあわせて活用してみたい気になる。

 

今朝がた数問挑戦したばかりだが、現在の求人応募ランクは、D。期待できる年収は300万円台後半。

ま、これはあながちジョークではなく、目下私が応募できる企業のリストも閲覧できるのだが、それとも連動していて、まあそんなもんなのかなあと。

 

twitter で、競技プログラミングとかAtCoderとかで検索すると、けっこうたくさんの若いひとのつぶやきを読むことができて面白い。

 

8月30

昨朝、聖蹟桜ケ丘駅ちかくの次男のアパートを、夫婦で訪問。

ランチは、聖蹟桜ケ丘駅駅ビルC棟にあるどん亭 聖蹟桜ヶ丘店で、すき焼き鍋ランチ 810円(税込)

 

 

昨夜は、AtCoderビギナーズコンテストに参戦。表面的には第A問のみの正解で、惨敗だったが、B問は出力フォーマットにてこずったせいだし、C問は2時間枠の終了後、正解を導いているので

自分としては、次回に希望をもてる結果ではないかと評価している。

http://abc028.contest.atcoder.jp/assignments

 

 

片野善一郎『数学を愛した作家たち』 (新潮新書)258円 注文

 漱石の猫に、懸垂線に関する面白い会話があったのを思い出した。

 

8月29

たっくさんの書いた『『プログラミング超初心者が初心者になるためのPython入門』が予想以上に良書で、この調子なら

電子書籍でプログラミング本を読むのも悪くないかも、と思っていた矢先、Kindle端末かつプライム会員なら、月に1冊無料で読める特典ありと

アマゾンがPRしているのを知り、それだったら高価な本1・2冊で元とれるじゃないかと、下手な算盤弾いてみたが、

さすがにアマゾンとはいえ、そこまで大盤振る舞いではなかった。指定された本のなかから選ぶ方式で、それほど高価な本はなさそうだ。よってKindleは延期。

田舎ぐらしの母親のために、iPad mini2 (4Gつき)も考えているのだが、本体と2年しばりの通信費で10万円近くになるので、これも保留。

JoJoさんお勧めの珈琲メーカーGUSTOにも惹かれているのだが、これも買うに至っていない。

 

今朝は、ネットで調べ物をしていたら、ひょんなことから

Pythonの電子書籍の良書を紹介したサイト にたどりつき

Eli Bressert "SciPy and NumPy: Optimizing & Boosting Your Python Programming" 2012/11/22 が無償で公開されているを教えてもらった。

さっそくダウンロードして、DropBoxに放り込んだところ。

たまにはいいこともあるじゃないか。

さらに調べると

Wes Mckinney "Python for Data Analysis " も無償! 邦訳『Pythonによるデータ分析入門 ―NumPy、pandasを使ったデータ処理 』は4000円近くする。

なんて太っ腹なんだ!

 

 

8月28

アーシュラ・K・ル・グィン『ロカノンの世界』(ハヤカワ文庫) 50円

たっく『プログラミング超初心者が初心者になるためのPython入門(1) セットアップ・文字列・数値編』 [Kindle版] 250円

たっく『プログラミング超初心者が初心者になるためのPython入門(2) リスト・タプル・ディクショナリ・if・for ループ編』 [Kindle版] 250円

 

 

 

8月26

アーシュラ・K・ル・グィン『世界の合言葉は森』(ハヤカワ文庫)、『幻影の都市』(ハヤカワ文庫)各50円

ミラン・クンデラ『存在の耐えられない軽さ』(集英社)千野栄一訳 500円 以上よみた屋。

 

8月24

ミラン・クンデラ 菅野昭正訳『不滅』(集英社)500円

ジャック・ヒギンズ『死にゆく者への祈り』(ハヤカワ文庫)50円 以上よみた屋。

 ※クンデラの『存在の耐えられない軽さ』は、火曜にでも買おう。

 

エーミール・アルフレート・フェルマン 『オイラー その生涯と業績』(シュプリンガー・フェアラーク東京)414円

W・ダンハム 黒川信重訳『オイラー入門 』(シュプリンガーフェアラーク東京)1269円

高橋直大『最強最速アルゴリズマー養成講座 プログラミングコンテストTopCoder攻略ガイド』(ソフトバンククリエイティブ、 2012年) 1971円

 ※『オイラー探検-無限大の滝と12連峰』 (シュプリンガー数学リーディングス) は、次回へ繰り越し

8月23

 

あまり、というか、ほとんど本を読んでない。

この夏、記憶に残ってるのは、梨木香歩の『海うそ』(鹿児島は甑島をモデルにした、良質のファンタジー)と、村上春樹の紀行『辺境・近境』くらいかも。

村上春樹の紀行文にしても、肩ひじのはらないアメリカ横断紀行とか、讃岐うどんディープツアーとかが面白かった位で、ノモンハン旅行記などには引いてしまう。

金子兜太や永田耕衣の句集にしたところで、買ったはいいが、ほとんど手に取っていない。

 

一方、ハマっているのが、プログラム・コンテスト。

下手の横好きである。

ちょっとtwitterで検索するだけで、世の中にはこんなに熱心にプログラム・コンテストに挑戦している方が多いのかと、驚かされる。

もちろん、これからコーディング一丁で世の中にでていこうという、野心ある若い理工系の学生が多いのだが。

でも、そういう人生の目標がある若い方に共感してしまう自分がいる。

 

昨夜は、AtCoderの、天下一プログラマーコンテスト予選Bに初めて参戦?してみた。(問題文は左サイトの上のタブにあり)

土曜の夜、かっきり21:00から23:00までの2時間がコンテスト枠で、それが過ぎると、プログラムの提出はクローズされて、以降は過去問の扱いになる。

案の定というか、予想通りというか、解けたのは5問中1問のみ。

 

第A問 トリボナッチ数列の平易な問題。項数を取り違えて1回ミスったが、修正して正解。

第B問 第D問 配列の検証。文字列の組合せ操作。 この手の配列・文字列の扱いは、Pythonでは未だ不得意。パス

第C問 条件にかなう擬似二等辺三角形の個数を求める。わりと緻密にロジックは考案してみたが、実装は断念。

第E問。整数論、剰余系の問題で難問。modeに習熟していないと解けないだろう。コンテスト終了後、解説スライドがただちに公開された。

 

で、結果は、279名中221位。(解くまでの時間や間違えた回数も得点/減点化されるので、1問のみ正解者にも順位がつきます)

まあ、こんなものでしょう。

初老おやじの趣味なんで、懲りずに次週も挑戦します。

 

 

 

 

8月22

ロジャー・ゼラズニー『キャメロット最後の守護者』(ハヤカワ文庫)、J・G・バラード『時間の墓標』(創元SF文庫)各50円@よみた屋

よみた屋文庫均一棚からSFをぼちぼち買ってるが、あまり読んでない。

 

 

 

8月21

お盆明けの今週1週間、JRでもトラブルが多く、タクシーやバスを乗り継いでの帰宅が2回もあった。

夏の疲れとでもいうのか・・・週末はゆっくり、こころとからだを休ませたい。

 

アーサー・C・クラーク『10の世界の物語』(ハヤカワ文庫)、レイ・ブラッドベリ『華氏451度』(ハヤカワ文庫) 各50円@よみた屋

村上春樹『東京するめクラブ 地球のはぐれ方』(文藝春秋、2004年)353円

村上春樹『シドニー!』(文藝春秋、2001年) 335円

 

8月20

 

プログラミング・コンテストは、AtCoder に拠点を移し、毎日少しずつ解いている。

過去問が一覧でき、IDをログインすると、一覧表上で自分の進展がすぐにわかるサイトをみつけて便利になった。

http://kenkoooo.com/atcoder/index.php?name=koshin&rivals=&category=1

Project Eulerで苦労したおかげで、素数の判定・完全数の判定・トリボナッチ数列などの整数論がらみの問題は、それなりに速く解くことができるが、

各種のアルゴリズムや離散数学関連の問題は、Pythonの配列(リスト)の扱いが不得意なこともあって、まだこれからである。

 

 

8月19

稲村博『思春期挫折症候群』(新曜社、昭和58年)100円

 

サンダーバード コンプリートボックス PARTI [DVD6枚組] 11041円 アマゾン

土曜にNHKで放映された新・サンダーバード には正直がっかりした。二流アニメのようなつくり。今どきの子供にはこのほうがいいのかもしれないが。

職場では某専務が金にあかせてBlue Ray盤のセットを大人買いし、JoJoさんは、今を去ること47年前の小学生のころ映画館で劇場版を観たとか、ほとんど神でしょう。

Shiokawaさんも長年の蘊蓄を熱く語ってたし、いやあ、これほどたくさんの隠れサンダーバード ファンが身近なところにいたとは!

というわけで、私も中古のDVDセットを購入。

 

8月17

オフィスに復帰。いくつものややこしい会議をこなす。

 

村上春樹『辺境・近境』(新潮社)100円@よみた屋

松村映三・村上春樹『辺境・近境 写真編』(新潮社)257円 アマゾン注文

サミュエル・R・ディレイニー『アインシュタイン交点』(ハヤカワ文庫)50円@よみた屋

 

 

8月16

15日(土)の朝8時のバスに乗り、鹿児島空港に向かった。途中、天文館のドトールで一休み。

空港に着いて東京の家族に電話をしたら、桜島で避難指示が出てると大騒ぎしている。

あわてて空港そなえつけのTVをみると、なるほどNHKが、一部の町村に避難勧告をだしたと報じている。

灯台元暗しとはこのことで、この数日間というもの、目立った噴火も降灰もなく、いたって平穏だったので、まったく気付かなかった。

嵐の前の静けさ、ということだったのだろうか

火曜日に泊ったレインボーも予約客へのキャンセルの電話に追われているというし、この夏目立った欧米系や中国系の観光客もフェリーで島を離れるらしい。

まあ、母のすんでいる地区には避難勧告はでておらず、母はいたって鷹揚にかまえているが、油断大敵、用心するに越したことはないと思う。

 

AtCoderのプログラムコンテストでも一問進展あり。テスト得点の条件付き変換の問題で、テスト屋としては面目躍如というところ。

http://arc043.contest.atcoder.jp/tasks/arc043_a

 

 

8月15

13日だったか、午後8時ごろ、日本標準子午線よりもずいぶん南西に位置する鹿児島では、まだかすかに西の地平線に陽の名残が認められる時刻、

用あって過疎の村で唯一稼働しているコインランドリーの店で、下着を乾かすあいだ、戸外にでて星空を眺めた。さいわい街灯がほとんどない界隈、珍しく晴れ渡った夜空に

星が煌めいていた。(目がよければ天の川も判別できたかもしれない・・・)

そういえば、ペルセウス座流星群がピークを迎えるって先日日経の記事をtwitterしたことを思い出したが、はてペルセウス座とは天空のどの方角かわからない。

そこで、手元のiPhoneで、Star Walk というアプリを夜空にかざすと、おお、天秤座や大熊座の星座の絵柄と、天空の星とがシンクロしあって、なかなか素敵であった。

郷里の島に帰って、感動するのは、この星空の煌めき・漆黒の闇で仰ぐ天の宝石である。

(肝心の流星群はみられなかった。もっと遅い時間帯だったのかもしれない)

 

8月12

桜島港(袴腰)の国民宿舎レインボー桜島に母と一泊。海側の洋間。夕食・朝食ともに美味。

早朝に起きて、母と周辺を散策。

海沿いの公園では、ノラ猫数匹が棲息していたが、国民宿舎でめんどうをみてもらっているせいか、みな妙に人懐こい。愛嬌があって、親子ふたりで和んだ。

梅崎春生の文学碑。名作「桜島」の一節。たしか、短編の舞台は、ここ袴腰である。

 

 

 

8月10

今日から夏季休暇、明日から鹿児島に帰ります。

 

『ビアス選集』5 (東京美術、昭和48年)484円アマゾン注文。先日の欠巻

戦後70年記念企画 半藤一利・佐藤優 初対談 あの戦争を知るために今こそ読むべき本はこれだ! 【文春e-Books】 [Kindle版]199円 機中で読むKindle本。

 

 

会津大学のオンラインジャッジで、初歩的な問題を多く解いたおかげで、Pythonもようやくまともなプログラムを書けるところまできました。

下図は、与えられた整数未満の、互いに素な整数の個数( 例 与えられた整数が10ならば、{1、3、7、9}の4個)を返すプログラム。(=Eulerのトーティエント函数)

<たわいないと思われるでしょうが、たとえば、9,458,746,805,000 未満の互いに素な整数は、3,783,498,720,000 個あると、1秒未満で答えを返します。>

さすが、Project Euler で鍛えられたこともあり、我ながらエレガントなアルゴリズムになっています。

(もっとも、5行目は、 while i *i <= n: と書けば、一行目のmath ライブラリの導入は不要。)

 

今日は、仕事の残りを自宅でこなす予定でしたが、あまりの暑さに夏バテて断念。

まあ、今度の日曜からがんばりましょう。

 

というわけで、C言語の本を読んだり、昼寝したりして、休暇一日目は終わりそうです。

 

 

8月8日 

昨夜、よみた屋にて

金子兜太『現代俳句叢書 金子兜太』(綜合美術社、昭和55年)限定750部の内、33番。毛筆署名入り。1000円。

金子兜太、1919年生まれ。御歳96歳でご健在である。

これに気をよくしてか、今朝、日本の古本屋経由で、大阪天牛書店に

永田耕衣『非佛』(冥草舎、昭和48年) 1200円+送料300円 を注文。6月によみた屋で見送った本。

 

杉山隆男『兵士は起つ 自衛隊史上最大の作戦』(新潮文庫、637円)を駅前本屋で買い、半分ほど読んだ。

 

頭も夏バテか、Eulerも会津大もはかどらず。

 

それにしても夥しい蝉の鳴くことよ。先日は朝の5時まえだったか、一斉に鳴きはじめた蝉の大音声で目覚めたことがあったが、今(午前2時)窓下ではさかんに蝉が鳴いている。

芭蕉の有名な俳句であるが、蝉は生命の過剰の象徴ではないかなどとぼんやり考える。

はたまた、俳句とはアルゴリズム(argolithm)なり、などとわけのわからぬことを考えたりしている。

 

 

8月7日 

陽美保子さんから、俳句批評を載せた『泉』8月号と、詩歌文藝誌『GANIMEDE』Vol64をご恵贈いただきました。GANIMEDEには、「天日 五〇句詠」が掲載されています。

井の頭池の湖畔で、ふと空を見上げると、つきぬけるような青い空。爽やかな一陣の風

 

 

消息不明のマレーシア航空機の残骸と思われるものが見つかった仏領レユニオン島。マダガスタル島の東に位置する島であるが、いやあ調べてみるものである、高踏派の詩人ル・コント・ド・リールはこの島で生まれたのだった。

 

阿川弘之、94歳で逝去。

 

 

8月3日 

中野好夫集第9巻『蘆花徳冨健次郎 第一部』(筑摩書房、1984年)100円@よみた屋

単行本ではよくみかけるが、この瀟洒な選集本の装丁も好ましい。

 

8月1日 

渡部有隆『プログラミングコンテスト攻略のためのアルゴリズムとデータ構造』(マイナビ)3866円。電動歯ブラシパピカの替ブラシ2個と一緒に注文。

 

Project Eulerは行き詰まり、進展がない。

昔取った杵柄とやらで、十進BASICを用い、力任せ・総当たりで遮二無二解いてきたが、さすがにそれも限界にきた。

ここはひとつ、PythonやC言語を、丁寧に初歩から学びながら、問題を解いてゆくことにし、

会津大学のオンライン・コンテストに登録し、一から出直すことにした。

オンライン・コンテストは、プログラムのソースを所定の窓にコピペで貼り付け、言語のタイプを選んで送信するしくみ。

受信したサーバーは、なんらかの仮想環境で、プログラムを自動的に実行し、正解不正解を判定する。

オンライン・ジャッジ(コンテスト)は世界中に様々あって、賞金付きのものもあれば、プログラマの登竜門になっているものもある。

わたしは他に、

Sphere Online Judge にも登録しておいたので、PythonやCの進展にあわせて、またまた問題を解き進めてゆく愉しみが増えたのだ。

 

 

 

7月30日 

『ビアス選集』1〜4(第5巻欠)(東京美術、昭和48年)各100円。よみた屋にて。

 

7月29日 

部落問題研究所編『部落の歴史』(上・下)(三一書房、1960年)各100円

 

7月28日 

 

栗原謙三・明石吉三『経営情報処理のためのオペレーションズリサーチ』(コロナ社、2000年)709円

これは、Euler 対策本。

旧友 Iさんが、川本三郎の新刊『映画の戦後』を褒めているので、近々買おう。

 

目下買いたい本リスト。

梨木香歩の単行本

大君の都 揃い1000円@よみた屋

映画の戦後 川本三郎

文学と旅 クルティウス みすず 1200円@よみた屋

擬制の終焉

山下光雄 大学入試の数学(ブルーバックス)

実践C言語

ダンテ・神曲 地獄篇・煉獄篇・天国篇 一函三冊入り 4500円@よみた屋

 

最近は、古本も買い控えている。

永田耕衣の句集三冊や加藤郁乎の初期句集は買いそびれてしまった。

 

相変わらず、通勤電車でドット・インストールを観つづけている。

PHPや、PHPによるデータベース運用、さくらのVPS入門、CSSあたりに関心が移っている。

 

 

 

 

 

 

 

7月26日 

ハリス『日本滞在記』中巻(岩波文庫) 707円@アマゾン 注文

 

7月25日 

ハリスの日本滞在記が意外に面白い。よみた屋の文庫均一コーナーで1冊50円で、ペルリ提督『日本遠征記』 ・ハリス『日本滞在記』(ともに岩波文庫)を揃いで買ったつもりが

なんとハリス『日本滞在記』は中巻を見落としていた。明日、念のためもう一度棚を確認しておこう。

やはり、日記という形式は面白いなあ。今を遡ること約160年前の、下田から三島に至る一日の道中が、まるで帯同しているかのように髣髴として甦る。

(中巻をスキップして下巻の初めの条)

翻訳も丁寧で、原著の註に加え、当時の日本の史料も註として併記されている。

 

 

7月25日 

https://projecteuler.net/problem=512

Project Euler 第512問。この冬、Project Euler に着手しはじめた頃には全く歯が立たなかった種類の問題だが、今朝がた、g(100)までのテストループを回すと

あらかた問題の構造が見え、今までのプログラムを手直しして、正解を得る感触を得た。

ただ、なにしろ、5億までループを延々と回さなくてはならない。(もっとエレガントな方法があるのかもしれないが、いまはわからない)

手になじんだ、十進BASIC ではあるが、さすがにもっと高速な処理がしたい。

そこで、十進BASICのホームページのガイドに従い、十進BASIC Accelerator と、Pascal の実行セットの環境を構築し、なんとか走らせるところまでたどり着いた。

 処理時間を計測してみると、(10000までのテストラン) <手元のCore2 Quad マシン>

  十進BASIC (十進1000桁モード) 100秒

  十進BASIC (2進モード)      13.4秒

  十進BASIC Accelerator      6.95秒 

と、2進モードの約2倍の処理速度までは高速化できたようだ。

ただ、ネット上のベンチマーク測定結果などを参照すると、(http://yosgspec.blog103.fc2.com/blog-entry-2599.html)

C言語では、この Accelerator モードの、さらに60〜70倍高速になるようだ。

やはり、C言語でコードを書けるようにしておきたい。  尚、5億までのループはまだ実行していない。

 

 

 

 

 

 

7月25日 

渡辺守章の新訳マラルメ、まだ買ってない。

 

昨日、よみた屋にて、

ペルリ提督『日本遠征記』1〜4 (岩波文庫)

ハリス『日本滞在記』上・下(岩波文庫) 各50円×6

アマゾンで

梨木香歩『家守綺譚』(新潮社、2004年) 386円

Skiena, Steven S. "The Algorithm Design Manual "(Springer 1997年) 3500円。1997年の旧版原書のしかも中古。新版の邦訳書は倍以上するので、ひとまず旧版入手。

 

 

 

 

7月24日 

梨木香歩は『沼地のある森を抜けて』を中断して、もし新作『海うそ』が合わなかったら、読むのをやめるつもりだったが、

さすが世評にたがわず傑作である。(目下1/3程度読んだところ)

どうも鹿児島県甑島群島がモデルのようだ。

 

そういえば、と、早朝に思い出したのだが、以前職場につとめていた女性が甑島の出身だった。兄弟が優秀で、T大に進んだと誇らしげだった。

さらにそういえば、

先日K印刷の営業担当の方とお話しした際、わがS島出身のMさんという女性(三十代後半?)が職場におられるとのこと。

世間も意外にせまいものである。

 

 

7月23日 もうひとりの又吉さん

 

今度の日曜が仕事なので、今日は休み。

Project Eulerは、またしても壁にぶつかり、進展なし。

 

いましがた、yahooで、又吉さんの芥川賞受賞で喜ぶ家族の記事を読み、又吉さんの郷里が沖縄であることを知った。

はたと思い出したのは、又吉栄喜さんのこと。「豚の報い」(文芸春秋)は、このHPを始めたころ、たしか石神井の古本屋で買ったのだった。

あのころは沖縄に惚れ込んでいたので、沖縄関連の本をたくさん買ったのだった。

残念ながら、「豚の報い」は最後まで読みとおせなかった。でも、又吉栄喜さんのご活躍も、陰ながら祈っています。

 

B.W. カーニハン・D.M. リッチー『プログラミング言語C 第2版 ANSI規格準拠』(1989年、共立出版)452円

 

7月22日

 

梨木香歩『海うそ』(岩波書店、2014年)924円

7月20

今日は仕事。

ころあいよく、よみた屋に、梨木香歩『沼地のある森を抜けて』(新潮社、2005年)100円をみつけて、ためらわず買う。

 

他にもいろいろと買いたい本もあるのだが、買っても読まない己の悪徳を知っているので、我慢しているのである。

Project Eulerに進展あり。我ながらそこそこエレガントだなと思うコードが書けて、一問正解!

https://projecteuler.net/problem=231

平易そうに見えるが、普通にアプローチすると、くだんの組合せは約488万桁におよび素因数分解には宇宙開闢以来の時間がかかるはず。

 

 

7月20

一日パソコンにかじりついて、整数論の本などを読んで過ごした土曜日だったが、てきめん痛風が再発することになった。

これはいかんと、日曜は、花小金井のBookOff(駅から多少歩く)まででかけてみたものの、

お目当てだった島本理生や梨木香歩の文庫を眺めるうちに、買う気がどんどん失せてしまったのは、どうしたわけか?

何も買わず、駅前ドトールで珈琲を飲み、家に戻った。

梨木香歩は昭和34年鹿児島生まれというから、大昔すれちがっていたかも。近作『海うそ』あたりは近々買ってみようと思う。

 

 

 

7月18

 

久しぶりに少し気の楽な週末である。

まあ無理して定年まで働かなくともよいと決めてからすこし気分が楽になった。

LISPの処理系をインストールし、(Windowsなら http://www.gnu.org/software/gcl/ から、 gcl_2.6.7.mingw32_cltl1_japi_20080106.exe をダウンロードして実行するだけでOK)

岩波の Common Lisp 入門 を手に、ちょっと動かしてみた。

中村修太『 Guide to ScalaーScalaプログラミング入門』 [Kindle版] 100円 も買ってみた。

 

台風(熱帯低気圧になったが)のせいで、ぐずついた天気の週末である。

 

7月16

http://odz.sakura.ne.jp/projecteuler/index.php?cmd=read&page=Problem%20351

六角形という図形の形状に惑わされなければ、問題の本質は、Eulerのトーティエント関数に帰着することは容易に理解できる。

ただ、それにしても1億(=10の8乗)ともなると、アルゴリズムを工夫しなければ、厖大な時間がかかってしまう。

あれこれ考えた挙句、それなりにエレガントな計算法を考案して、なんとか正解。

なにしろ、明け方の夢にまでみる始末だった。

正解にたどりついた者のみがアクセスできるフォーラムで、複数のアルゴリズムの優劣を周到に検討した論文を発見。精緻精密な論文に舌を巻く。

 

7月15

 

彌永昌吉『若き日の思い出 数学者への道』(岩波書店、2005年) 800円 よみた屋にて。

 

 

 

7月13

晦冥なほのぐらい道をゆくのか、平凡な市民として耐え忍ぶのか・・・

 

『ボクは算数しか出来なかった―小平邦彦・私の履歴書』(日経サイエンス社) 258円 注文。よみた屋よりも安かったので、アマゾンで注文。

よみた屋では、彌永昌吉『若き日の思い出 数学者への道』を、近日買おう。

 

 

7月12

土曜は妻が鎌倉の実家に帰っている場合が多く、昨夕はひとりでYESを聴いてChrisを偲んだりして過ごした。

YESWORLDの追悼文から写真をもらった。

 

今日は職場に顔を出してこよう。

よみた屋にて、林健太郎訳『ランケ自伝』(岩波文庫)、フレデリック・フォーサイス『ジャッカルの日』(角川文庫)※40年ぶりの再読に挑む 各50円

 

 

 

7月11

長谷川泉・鶴田欣也編『「山の音」の分析研究』 が予想以上のよい批評集だったので、

武田勝彦他『魔界の彷徨―みづうみ・眠れる美女・片腕・たんぽぽ』 (川端康成研究叢書〈9〉(教育出版センター、1981年)1657円注文。

 

休日。一日中、プログラミングで数学に奮闘。一銭の足しにもならぬ趣味。

まあ、それでも本日は二問「ご名算」(算盤かい?)

http://odz.sakura.ne.jp/projecteuler/index.php?cmd=read&page=Problem%2070

 

 

7月9

アマゾンのリコメンドで、”危機&こわれもの”完全再現ライブのBlue Ray(2014年収録)発売を知ったのだが、そこのユーザー氏のコメントで、ベース Chris Squireがこの6月に急逝したのを知って悲しかった。満67歳という若さで。

昨年11月のNHKホールのライブでは、観客やメンバーにあれこれ気配りを忘れない優しい彼を生身で観て、その夜、わたしはこのHPに、一期一会の出会いと書いたのだが、図らずもそれが真実となってしまった。

 

今夕の日経では、沖浦和光の逝去も知らされた。享年88歳。『竹の民俗誌』他。

 

村上春樹『もし僕らのことばがウイスキーであったなら』(平凡社、1999年) 100円@よみた屋。

 

 

 

7月8

森有正『バビロンの流れのほとりにて』(筑摩書房、昭和43年版)500円

常盤新平『ニューヨークの古本屋』(白水社、2004年)100円 ダブリ。読んだことすら忘れていた。

 

7月7

堂場瞬一『親子の肖像 アナザーフェイス0』(文春文庫)50円 →そつなく読ませる。

 

7月6

可もなく不可もないブルー・マンデーをやりすごし、帰路、よみた屋にて

谷崎潤一郎『新槧 春琴抄』(創元社、昭和16年)を300円で。奥付には鉛筆で購入日が2602年と記されている。

 

 

7月5

Project Eulerはまたしても壁にぶつかっているが、ドット・インストールのプログラミング講座は電車のなかでよく視聴している。

いわゆるWeb技術まわりは、データベースも含めて、ずいぶん前に習得をあきらめ、CSSはおろか、HTMLすらまともに理解していないのだが、

ここにきて、ドット・インストールのおかげで、関心が再燃している。

 

レスポンシブWebデザインという技術も初めて知った。スマホ・タブレット・PCというブラウズ環境にあわせて柔軟にスタイルを生成するWebデザイン。

 

 

7月5

今月の私の履歴書は、女優浅丘ルリ子。

今日の記事は、日活のオーディションで2700名の応募者から大抜擢され、銀幕スターとしてデビューするまで。

(選考は、中原淳一 水の江瀧子プロデュース・井上梅次監督)

満州国の高級官僚を父として、満州は長春に生まれる。父と甘粕正彦が正装で並んだ写真がいまも手元に残っているという。

終戦後、バンコク郊外の連合軍収容所に収容され、46年に日本に引き揚げる。

幼年時代は、茨城の大津や千葉館山で貧しくも心楽しい田舎暮らし。

やがて、一家は東京神田の場末の借家に仮住まい。この神田で、貧しくとも 「きっぷが良くて飾らない姉御肌――。そんな江戸っ子気質が私の心に自然に芽生えていた」

日活のオーディションを薦めてくれたのは、父の経営していた雀荘の常連客だという。

林真理子に、そのものずばり『RURIKO』というモデル小説(評伝?)があるのをはじめて知った。

 

 

 

長谷川泉・鶴田欣也編『「山の音」の分析研究』 (南窓社、1980年)  1756円を注文。

 

 

 

7月4

ひさしぶりの穏やかな休日。朝、隣駅の整形外科にでかけ処方箋を書いてもらい、薬2カ月分を購入。

職場のある吉祥寺に夫婦ででかけ、よみた屋(古文のI先生にふたたび遭遇)や藤井書店などをめぐるがさすがに買わず。

五日市街道(サンロードの終点交差点の真向かい)にあるイタリアンレストラン ナポリでピザランチを優雅にたべる。いわゆる口開けの客で、2Fを貸切のように楽しんだ。ここは20年前、わたし他の歓迎会をひらいてくれた店だ。それを懐かしく思い出す。

先日は、阿佐ヶ谷で紅矢のハンバーク・ミニステーキを楽しんだばかり。なぜか夫婦で格安ランチがブームになっているのだ。

井の頭線・東横線・湘南JR・横須賀線を乗り継いで、鎌倉の姑宅へ。鎌倉駅前の東急ストアで、お土産にうなぎ2パックを買う。

夕方、小雨の降るなか、ひとりで同じルートで帰宅。

 

夜は寝床で、ドイツ文学史 ロマン派の章を読む。ノヴァーリス・アルニム・ブレンターノ・アイヒェンドルフなどの収集欲が再燃。

 

 

7月3

停年を迎えて6月末に退職した職場のYさんの送別会。会議が伸びに伸び、かけつけた時はもうラストオーダー。会費を払って飲み食いしたのは、生ビール(中)一杯のみ(苦笑)

よみた屋で、耕治人『天上から降る哀しい音』(講談社、1986年)、相良守峯『ドイツ文学史』(上・下)(春秋社、昭和44年) 計700円。

 

 

 

7月1

津島美知子『回想の太宰治』(人文書院、昭和53年)、清岡卓行『詩集 西へ』(講談社、1981年)、長谷川泉『川端康成燦遺映』(至文堂、平成10年)献呈署名・落款いり 各100円@よみた屋

 

 

6月30

行きつけの古書店よみた屋で、今日は古文科のI先生と御一緒だった。お互い、声もかけぬ。実は気心がしれているのだ。

Jacques Derrida " La dissemination"(Edition du seuil ) 100円 を買う。邦訳は『散種』(法政大学出版局)

邦訳でも読めぬ本の原書を買ってどうする?と、自分でツッコミをいれながら。

でも、いいのだ。

 

 

6月28

 

栗田哲也・福田邦彦『マスター・オブ・整数 大学への数学』(東京出版)1998年  738円

宮原繁『整数 (モノグラフ) 』3訂版 310円

 

 

6月27

やがて雨はあがるだろう。気晴らしに妻と阿佐ヶ谷まで格安グルメと古本屋をひやかしにでかける予定。

Project Eulerにもいささか疲れて、想は練るもののコーディングまで食指が伸びない。

数学(離散数学や整数論)をきちんと学べばよいのだがそれも億劫になっている。

 

このところ、仕事にもトラブルが多く、環境の変化もあいまってかなり疲弊しているから、新しいことを学ぶ気力も衰えているのだろう。

仕事もいつまでもつのかなと正直思う。

 

今朝は、高見順の『闘病日記』上巻昭和39年のあたりを読んでいる。

高見順の日記はなかなか読ませるが、病状の記述は痛ましい。

 

 

 

6月25

木村俊一『数術師伝説』(平凡社、1617円) 同じ著者による『連分数のふしぎ』を買おうとしていてついついこちらを注文。

 

6月23

休みを振り替えてまで、自宅で<仕事>に集中しようと思い立ち、早朝から環境構築とデータ整備にとりかかったが、中途で、致命的な不備を発見し、あえなく断念・燃え尽きた。

 

酒量が増える。

 

ブランキ 天体による永遠  S・ヴェイユ 自由と社会的抑圧 (岩波文庫)   ウッドコック アナキズム〈2〉運動篇 あたりをマークしたものの、この情勢下では、アナーキズム文献狩猟に向かう気力と体力はない。

手をださず、一旦ゆるく退散しよう。

 

Project Eulerは、格子点の問題を、brute-forceで解ききり、いささか気を良くした。このProject Eulerだが、よくあるcode contestのようにプログラムの品質を問うものではない。紙と鉛筆を使おうが、excelやaccess を援用しようが、一昼夜かけてPCを駆動しようが、とにかく答えさえ合えばいいのである。ただし、この答えを導いた者にのみ、掲示板へのアクセスが認められ、そこで、より高度な解法で解いたひとの解法の披露などもうかがい知ることができるのである。

この乾いた、厳正な落差のゆえに、Project Eulerにハマってしまったということかもしれない。

https://projecteuler.net/problem=504

 

 

 

 

6月21

よみた屋にて、浅羽通明『アナーキズム 名著でたどる日本思想入門』 (ちくま新書) 350円、埴谷雄高『埴谷雄高作品集 3 政治論文集』(河出書房新社、1971年)300円

終日、仕事。

 

6月20

繁忙の極みで、週末も仕事。内憂外患がひしめきあい、さすがにもうダメだと、しばしば心萎え、心折れ、心病んでいるが、あまりに忙しいせいか、今は小康状態である。

はやく隠棲して、方丈記後半のような生活がしたい。

よみた屋にも、日本古典文学大系美本があまた店頭にあって、心惹かれるものがあるが、このところ古本かう気力すらなし。

辻潤は衝動買いしたものの、よむ気力おこらず。しかし、欠巻であった『唯一者とその所有』は気になり、辻潤訳か、岩波文庫版か、古典文庫(現代思潮社)版かで、いささか迷っている。

というわけで、深夜、アマゾンを遊泳していたら、先日よみた屋で買いそびれた、『アナーキズム』(ちくま新書)の著者の

浅羽通明『教養論ノート』 (リーダーズノート新書) 405円を注文。こちらもそうとう奇書っぽい。

『アナーキズム』(ちくま新書)のほうも、明日よみた屋店頭を確認したうえで、よみた屋かアマゾンで買おう。

深夜、なぜか内外のアナーキズムの基本文献を揃えようという気になってしまった。

 

Project Euler は、スランプながらも2題の進展あり。

押してもダメなら引いてみな、の喩えどおり、逆のみかたからプログラム書いてみたら、長らく苦戦していた2題があっさり解けた。

この、行き詰った人生の逆解としても、示唆深いものがある。

http://odz.sakura.ne.jp/projecteuler/index.php?cmd=read&page=Problem%20119

http://odz.sakura.ne.jp/projecteuler/index.php?cmd=read&page=Problem%20125

しかし、我ながら、よく解けたなあ。自分で自分を褒めたい気分である。

 

 

 

6月16

カント『道徳形而上学原論』(岩波文庫、1976年版)50円 書き込み本 よみた屋。

 

6月14

朝、よみた屋で辻邦生『詩への旅 詩からの旅』(筑摩書房、1974年)を100円で買った後、職場へ。いくつか仕事をこなしたあと

1時、神田三省堂地階の放心亭で、今年2回目の「歴史と学芸を語る会」。

Iさんから、東海林さだお『漫画文学全集』第1巻〜第3巻(文藝春秋)を買ってきていただく。あと、陶芸の近作もわけていただく。

Iさん、T大のKさん、弁護士のKさんの三人と酒をともにすると、どうもわたしが一番迷い多い日々だといえなくもない。

 

6月13

よみた屋で、古山高麗雄『妻の部屋 遺作十二篇』(文春文庫、2005年)と、安生正『生存者ゼロ』(宝島社文庫)を各50円で買う。仕事の帰りの車中で、表題作「妻の部屋」を読む。佳品。

 

Project Eulerは、またまたスランプ。週末も仕事が忙しく、進展がない。今は、アルゴリズムの本などをよんでいるところ。まあ、そんな高度なことが課題なのではなく、基本的なプログラミング技法すら習得していないのが問題であるのはわかっている。通勤電車での帰路、ドット・インストールで毎日数コマ(各2〜3分)を視聴している。

 

 

6月11

なにをトチ狂ったか、日本の古本屋で、『辻潤著作集』(オリオン出版社、1970年)第1巻〜第5巻+別巻(第6巻欠)を1300円+送料610円 で注文。

第6巻(唯一者とその所有)が欠けていて、めっぽう安かったので。

この著作集 大昔に、目黒は大橋の図書館で手にしたことがある。

山頭火といい、辻潤といい、目下、風狂のひとに憧れる自分である。

 

辻潤のひびき 詳細極まりない年譜を含む辻潤研究のサイト発見。

「 世の中が不景気で大多数の人達が困っているのに、自分がなんにもせずに毎日酒を飲んでアフラアフラしているように思われることはあまり愉快なことではない。しかし、私はそう思われても別段たいして苦にはならない。自分は夙に人生に対して「白旗」を掲げて生きている人間だからである。」(辻 潤) HPより引用させていただいた。

 

6月10

1)体調が悪く、早く帰宅した。

2)よみた屋においてあった(?)加藤郁乎のえくとぷらすむは売れてしまった。お洒落な装丁でひかれることの多い本だったが、いまさら前衛俳句を読んだところでなにか得るところがあるだろうかという疑心をふりきれなかった自分が悪いので、だれをうらむまでもない。

 永田耕衣の句集三冊はいまだ書棚にある。

3)同じくよみた屋で、吉野朔実『お母さんは「赤毛のアン」が大好き』、『お父さんは時代小説が大好き』(本の雑誌社)各100円。たまにはこういう本をと思って買ったのだが、俗流でつまらぬ本だった。しかも、赤毛のアンはダブリというありさま。運気低し。今夜、帰りがけに草野心平のエッセイ集をみつけたのだが、こっちを買うべきだった。明日、再度書棚をみてみよう。

4)対馬在住のY君が、同期生MLで、7年前に同期のA君が亡くなっていたことをしらせてくれた。

 A君のことは、このボロブログでも、何度か書いたことがある。

 忘れられぬ友人のひとりだが、お互い25歳ごろを境に交信が途絶えた。

 無理からぬことで、当時は電話か手紙くらいしか交流の方法はなかったし。

 稲垣足穂も、中河与一『天の夕顔』も、彼の影響で読み始めた作家であり、当時の購入書籍一覧を調べれば、もっとくわしく当時のいきさつを思い出すかもしれないが、いまはしない。

 昭和47年ごろ、当時存命だった中原中也のお母さんに、郷里山口で会ったんだよと、夏休みの終わりに彼からきいたことがある。

 

 さようなら、A君・・・。

 

 

 

 

6月10

宮田毬栄さんの評伝『忘れられた詩人の伝記 - 父・大木惇夫の軌跡』がとうとう出た。かねたくさんのtwitterで教えてもらった。

待望の一冊というべきだろう。

 

 

6月10

半世紀も前の、当時の反動学者や文学者を批判した一冊のペーパーバックなんて、とうの昔に用済みとなった、一読の価値ない著作と思われても仕方がない。

しかし、山田宗睦『危険な思想家』(カッパブックス、昭和40年)は読みごたえのある本のようだ。

アマゾンで、書評を寄せているのは、かの小谷野敦ただひとりであるが、好意的な書評となっている。

竹山道雄の一節を写す。

 

アマゾンで、Access2013 パッケージ版 7337円を注文。

 

6月9

よみた屋にて、

玉川信明『ダダイスト辻潤』(論創社、1984年) 300円

山田宗睦『危険な思想家』(カッパブックス、昭和40年)100円を買う。

いまとなってはそれなりの奇著二冊。今宵、店頭には、石田波郷全集全9巻が各100円でおいてあった! すぐ売れるだろう。わたしは以前買い求めている。

 

 

6月8

ヤマダ電機吉祥寺店にて、Lenovo製デスクトップPCを買った。 108,864円(税込)ポイント残 7888円 魚沼産コシヒカリおまけつき

Lenovo H30-50シリーズ 90B9 Core i7 -4790 3.6GHz 4GBメモリ 1TBのHDD 光学ドライブはDVD-RW USB3.0 Windows8.1 Office365 つき

と、なかなか高スペック。ただし、Access2013がついていないので、これはなんとかしなくてはならない。

職場の隠れ家的な場所に仮置きして、大量データを処理してみるとなかなか快適だ。いずれ一段落したら家に持ち帰り、開発のメインマシンにしよう。

 

 

6月7

仕事の日。

 

よみた屋で、

『イサム・ノグチ 生誕100年』(エクスナレッジ、2004年) 600円。当時の東京都現代美術館のイサムノグチ展のパンフレット数葉や、入場券も挟まっていて、古本ならではのたのしさだ。

サミュエル・R・ディレーニ『エンパイア・スター』(サンリオSF文庫、1980年) 50円。状態は悪いが、アマゾンでは、4000円程度の値がついている。

アマゾンで、

マーク・ルッツ、デイビッド・アスカー『初めてのPython 第2版』 2004年版、362円。現行は第3版。安いので買っておいた。

 

と、まあ、楽しそうに書いているが、毎日つらくてしかたがない。

肝心の、永田耕衣 『非佛』、『葱室』(毛筆書名いり)、『冷位』(限定1000部)、加藤郁乎『えくとぷらすま』『姦吟集』などはすべて保留。

藝術も、仕事も、コンピュータサイエンスも、華やかな楽しみも、すべて、とおく過ぎ去った影法師のようで、帰り道のくらがりで、三善英史の少年記などを唄っていたりしたのだった。

 

夜は、浅川マキ『赤い橋』、森田童子のメドレーを聴いて過ごした。YouTube

男のくせに泣いてくれた 森田童子 能年玲奈

早春にて/君は変わっちゃったネ 森田童子 能年玲奈

 

 

6月6

私の履歴書より 、前京大総長・理化学研究所理事長の松本紘氏

私のテーマは特殊な数値計算法の開発だった。少し勉強したところ「これは本質的に無理なアプローチ」と思えた。そこで津田先生に「こんなんできません」と申し出ると、「そこを考えるのが工学研究や」と一喝された。  工学は真理を追究し証明する物理学や数学とは違う。厳密なアプローチでは不可能でも工夫して可能にするとか、組み合わせて新しいものを創造していく学問だ。厳密解を求めて不可能と判断するより、近似解で可能にすることを是とする世界ともいえる。  今だからそう言えるが、その時は悩み抜いた。四角を円にしろという命題に思えたのだ。寝ても覚めても考え続けていたと思う。お正月に電車に乗ると着飾った着物姿の若い女性たちが楽しそうにおしゃべりしていた。その着物の模様を見ていてひらめいた。「こうしたらいいんじゃないかな」というアイデアだ。詳細は省くが、そのひらめきを元に、先生に「インチキ(近似)でもいいんですか」と聞いたら、「大いに歓迎する。ある程度予測ができればいいんだ」と言われた。  この卒業論文を書く際、曲線を描く雲形定規がなかったので、代わりに母が使っていたクシを使ったことを覚えている。論文はその後、英国の専門誌に掲載された。

メタ・ヒューリスティックスということばを思い起こす。

6月6

一億までの素数リストを作った。

Pythonで。驚異的な速さでファイルが生成された。

参考にしたのは下記サイト

http://cocodrips.hateblo.jp/entry/2014/02/02/011119

移植するのにはあれこれ手間取ったが、これは上のサイトのせいでは全くなく、もっぱら初心者のわたしのせいである。

いちおう、こうなっては、ファイルを添付しておきます。

一億までの素数リスト Zip圧縮、ウイルスチェックずみ

 

 

 

 

 

 

6月4

総当たり、またはしらみつぶしのことを、英語では、brute-force と呼ぶらしい。Eulerの公式掲示板でしばしば目にする。

この問題も、題意自体は平明で、サンプルのような小セットなら小学生でも解ける。しかし、本題のような15×15の行列になると、総当たりの回数は、

15!=1,307,674,368,000  約1.3兆通りにも及ぶ。

エレガントな解法があるのだろうが、見当がつかない。

https://projecteuler.net/problem=345

 

後記 Hungarian algorithm 参照

 

 

PyCharm 導入した。Pythonの総合開発環境。

 

6月4

今度の日曜はなんと4種もの模試がある。代休と通院で今日は休み。すがすがしい五月晴れの一日である。

よみた屋に、永田耕衣 『非佛』、『葱室』(毛筆書名いり)、『冷位』(限定1000部)、加藤郁乎『えくとぷらすま』の四冊を保留にしたまま、最近はほとんど文藝から遠ざかっている。

最近手もとに置いているのは、新旧(30年前の数学教師時代に買った本もある)の以下の本たちだ。

 

1)アルゴリズム関連

2)プログラミング言語関連。でも最近は、オンライン講座ドットインストールのほうが有益に感じる。ネット上でも良い情報が多く、紙にこだわることもないのだが。

3)コンピュータ数学関連。左端の赤い本は、職場の畏友Sさんの愛読書でもある。離散数学や格子点問題など多彩。

4)整数論関連。良書が多いのだが、なにぶん頭がついてゆかない。若いころに学ぶのは大事なことだとつくずく思う。

これらすべては、なんと Project Euler の問題を解くためだけに買い込んだり、書棚から発掘した本なのだ。

畏るべし、Project Euler。

 

へぼなプログラミングとへぼな数学、酔いどれの頭で、どこまでゆけるのだろうか?

 

 

 

6月3

今月の日経私の履歴書は、前京大総長・理化学研究所理事長就任予定の松本紘氏。

少年時代の赤貧のようすが綴られていて驚く。

 

 

6月2

 

職場のPCがお亡くなりになり、急きょ新しいWindows7のマシンに乗り換えた。奇跡的にHDDのなかの重要なファイルはすべて救出できたのは、10年ほど前に買った『WindowsXPの再インストール』という本のおかげである。用済みの本もすてずに持っておくと効用があるのだ。

ただ、Office2010が使いづらい。AccessやExcel。いろいろ思案した末、今朝、アマゾンで中古を注文してしまった。

Office Professional Edition 2003 中古版 6250円

なんだか、わたしも、10年前の環境に固執するようになったわけ。

 

よみた屋の

永田耕衣 『非佛』、『葱室』(毛筆書名いり)、『冷位』(限定1000部)、加藤郁乎『えくとぷらすま』 あたり、目下思案中。どうしようか。

 

https://projecteuler.net/problem=114

難しい・・・・

 

6月1

昨日のこと。

Euler のほうは、スランプを脱し、週末で4問正解に導いた。総当たりと、理詰めの解法の、中間にあたるアプローチ、すなわち、得られたサンプルの解から、あれこれ帰納的に解の構造を推測するというアプローチで、何問かの進展があった。Wolfram Alpha (リンクはPCサイト、iPhone/iPadアプリ有)の有益性にいまさらながら気付いた。

夕方、多摩湖(人造湖)湖畔の、掬水亭の6階レストランで、夫婦で食事。某クレカのポイントで食事券を得ていたので。

風景は絶景だが、料理は普通。まあ、しかし、夫婦で静かな時間を楽しむことはできた。山口線(レオライナー)で行き来したが、この電車は開通30周年だという。乗るのは始めてかも。昔々、前身の小電車に乗ったような気もするが、くわしくは思い出せない。

 

痛風で体調かんばしくなく、早く寝た。

 

男はつらいよ 寅次郎と殿様の、江戸川川岸の別れのシーン。このとき、渥美清 49歳、倍賞千恵子36歳、 真野響子25歳、 嵐寛寿郎は75歳であった。

 

 

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