8月30日

日本テスト学会第12回大会に参加するため、朝いつもと同じころに、多摩モノレールで高幡不動駅、そこからバスで、帝京大学多摩キャンパスへ向かう。

会場で、会費7000円を払い、いただいた『日本テスト学会 第12回大会発表論文抄録集』(非売品)は貴重。

また、繁桝算男(編著)『新しい時代の大学入試』(金子書房、1994年)3100円(割引価格)を買う。

ふたつのシンポジウム・1セッションを聴講して、夕方終了。

東北大のM氏、教育心理のN氏、テスト学会顧問格のI氏など、錚々たる方々もみえていた。

 

多摩丘陵にひろがる帝京大キャンパスの風光が懐かしかった。

 

8月26日

有吉佐和子『女二人のニューギニア』 (朝日新聞社、1969年)  272円 注文。

私が中学に入学した年にでた本。

なぜか、いまごろ、有吉佐和子に関心がいっている。

 

 

日曜夜の、よみた屋新刊記念パーティで、あまりに濃い人たちに、アテられ、(つまり、けっこう繊細なんだ、自分は)

今週は、よみた屋に踏み込む勇気がない。

いずれ、近々、御礼を述べたいとは思っている。

 

長男と、吉祥寺でおちあい、息子はよみた屋店頭で数冊を買い、ラ・パウザにてパスタランチ(職場のMさんと遭遇)、BookOffで別れた。その後、夕方には、丸井正面の中華料理谷記(クキ)で友人とビールで乾杯したもよう。

父親と、息子と、行動パターンがそっくりなのだ。

 

 

 

 

8月24日

夜7時より、よみた屋にて、新刊発行記念パーティ。

西荻窪の音羽館店長 広瀬さん(『西荻窪の古本屋さん 音羽館の日々と仕事』(本の雑誌社)の著者)、二手舎、星雲舎など古本屋関係の方も多し。

 

澄田喜広『古本屋になろう!』(青弓社) 1550円(割引価格)、有吉佐和子『三婆』(新潮文庫)50円 を買う。

 

 

 

 

8月24日

新刊の話題その1

ネット書友としておつきあいさせていただいている金子拓さんから、新刊をご恵贈いただきました。

一般の読者向けに、最新の研究成果をおしげもなく披露した、志の高い本とお見受けしました。

一生懸命読んでみたいと思います。

http://www.amazon.co.jp/dp/4062882787/ref=cm_sw_r_tw_dp_JFs-tb19FSVJW

 

新刊の話題その2

毎日、昼休みと帰宅時の2回必ず訪問している、吉祥寺の古本屋よみた屋。その代表者澄田喜広さんによる

『古本屋になろう!』(青弓社)が発売されました。

その刊行を祝って、本日(8/24)午後7時より、よみた屋にて記念会が催されるとのことです。

本の内容は、こちら。

http://www.seikyusha.co.jp/wp/books/isbn978-4-7872-9223-0

記念会の内容は、

https://www.facebook.com/yomitaya

 

里見とん『道元禅師の話』 (岩波書店、1953年) 317円

里見とん『五代の民』(読売新聞社、1970年) 258円 以上アマゾン

 

すでに先日から新聞記事になっている、北條民雄の実名公表。川端康成の誠実さがうかがい知れる文学史上の謎のひとつが、北條民雄生誕100年の節目の年に公開された。

8月20日

ハイデッガー選集 『野の道・ヘーベル 家の友』(理想社、1960年版)400円 へーベル論である。

ハイデッガー選集 『乏しき時代の詩人』(理想社、1958年版)500円 リルケを論じているようだ。

古典日本文学全集34『本居宣長集』(筑摩書房、昭和35年)現代語訳で、主要著作を幅広く網羅している。100円

以上 よみた屋にて。

 

 

8月19日

久しぶりに出社。

 

根本橘夫『人と接するのがつらい』(文春新書) 100円を買うが、10年前に購入していた。

よみた屋店頭に、ハイデッガー選集(理想社)函なし300円〜が大量にでていたので、明日いくつか買おう。

 

8月18日

昨日は、夕方、隣駅の韓国家庭料理ソウルにて、次男と3人で食事。

私としてはまずまずかなと思ったのだが、妻の口にあわず、残念。

チジミ、サンギョプサル(豚バラ肉の焼き肉)などを食す。

 

注文。

潮田健次郎『熱意力闘―私の履歴書 』(日本経済新聞出版)258円

鶴見俊輔『思い出袋 』 (岩波新書)  258円 

8月16日

里見とん『秋日和 彼岸花』(夏目書房、1995年)268円@アマゾン

収録 活弁と思はれる.截紙刀.洋傘と襟巻.縁談窶.T・B・V.自惚鏡.晩年の癇癪.ひと昔.彼岸花.秋日和. 解題 武藤康史

 武藤康史の企画・編集になる本。武藤康史は、こののち、講談社文芸文庫版の短編集刊行にも貢献した。

 

8月16日

今朝の日経文化面。

今月の私の履歴書は、東大寺長老森本公誠。仏教一筋の人生かと思いきや、日本におけるイスラム学の泰斗だというから東大寺の懐の大きさにも驚かされる。

(千年単位の国家安泰のためには、確かにイスラム教との共存は不可欠の課題だろう)

偶然だろうが、その下欄交遊抄は、作家坂上弘が、イスラム学の世界的権威故井筒俊彦の夫人とのこと。

文化面メインの特集は、有吉佐和子没後三十年の復活・再評価。記念刊行された初期作品の文庫版が、新しい視点で読まれていると。

 

 

8月15日

研修で都心にでかけていた妻と、夕方国立駅で合流。

国立駅北口のうなぎ処「天好」で、うな重を食す。

2900円(肝吸い、漬物つき)

焼きあがるまで30分は待ったろうか。その間、ビールでのどをうるおしつつ待つ。

今年の盆休みは、帰省はおろか、どこにも遠出しないので、これは夫婦のささやかなぜいたくであった。

国立駅北口には、東京居酒屋の蘊蓄を語っては第一人者のM・モラスキー先生のお薦めである鰻の串焼き専門「うなちゃん」もあるのだが、今日はお盆のせいか休み。

 

実は、ひとあし先に国立について、南口の3古本屋を巡った。

南口すぐの、国立古書センター(たいそうな名前だ)では、地階に専門書のフロアがあるのをはじめて知った。昔からあったけな?

そのかびくさい地階には、谷崎順一郎の生前の単行本のコレクション。安いのもあったがあえて買わず。

次に、駅南口を線路沿いに下り方向に歩いて、西書店。洋書専門。なぜか気後れがして店頭本を眺めたのみ。

さらに、南口新宿寄りの谷川書店を探すが、店舗が見つからず。お盆休みか?

 

 

※ 中国古代の百科事典 淮南子に関するwikipediaの記述により、中国版グーテンベル・プロジェクト ctext.org を知る。

論語は、まあ、有名な章句はいちおう読み下せる。

東洋古典学の基礎である漢文の知識のありがたさを、改めて思い知った。

 

 

 

8月14日

休暇三日目。在宅で模試の処理一件をこなす。

あとは可もなく不可もない一日。

 

なんとなく、未読本の山に辟易とする。読書のスキームを見直したいとつくづく思う。

だいたい、ついつい古本を買ってしまうのには、過去に買った本が書棚で見つけられないというヂレンマがあるからだ。

探したい本がすぐに見つかる工夫をせねばならないなあ。

 

といいながらも、夜は、日本の古本屋に

中国古典文学大系6『淮南子・説苑(抄)』(平凡社) 2000円+送料450円

を注文。

8月13日

夏季休暇二日目。

国分寺と吉祥寺の古本屋を覗いたのみ。

国分寺北口のら・ぶかにすとにて、川村二郎(ドイツ文学にあらず)の大野晋評伝に惹かれたが買わず。

よみた屋にて、淮南子の訳書さがす。楠山春樹『淮南子』 (中国古典新書) が700円と安かったが、目的にかなわず見送り。

 

残暑でのろのろ、まあ、それでも吉祥寺3店、国分寺1店を巡ったのだ。

ながく未着手だった、伊藤整の太平洋戦争日記を読んでいる。戦争の進捗に関する著述が精緻なのに驚いている。

 

8月12日

夏季休暇1日目。降ったりやんだりの一日で、終日自宅周辺ですごす。

 

上野千鶴子『女ぎらい ニッポンのミソジニー』(紀伊國屋書店) 598円

上野千鶴子『セクシィ・ギャルの大研究―女の読み方・読まれ方・読ませ方』 (カッパ・サイエンス)  320円

上野千鶴子『スカートの下の劇場―ひとはどうしてパンティにこだわるのか』(河出書房新社)298円 注文

フェミニズムの考察に向かう予定。

 

8月11日

柴田翔『されど われらが日々―』(文春文庫)、里見とん『多情仏心』(新潮文庫) 各50円@よみた屋

 

 

8月9日

台風もようの週末は、ゆっくり本でも読みましょう。

さきほど、小谷野敦さんのtwitterで、森本穫 『魔界の住人 川端康成』という本を教えてもらいましたが、 上下巻各10000円超の高額な本でした。残念。

朝方は、隣町で散髪のついでに、隣町のBookOff&ブックセンターいとうへ。上野千鶴子『対話編 性愛論』(河出文庫)250円。

今宵は、TVの男はつらいよを観つつ、『男流文学論』村上春樹編を読んだが、上野千鶴子の発言は予想以上に精密である。

今までわりと遠ざけてきたが、『スカートの下の劇場』や『セクシー・ギャルの研究』あたりは購入候補にあがっている。数日前、よみた屋で『スカート』を買い損ねて、気になっているのだ。

8月7日

八重洲に本社のある一部上場のSB社(宋文洲氏創業)S氏により、営業支援クラウドサービスのデモ実施。

 

帰宅途中によみた屋にて、

川端康成『婚禮と葬禮』(創林社、1978年)、100円

ハーバート・ビックス、吉田裕監修『昭和天皇』(上・下)(講談社、2002年) 各100円

 

 

8月6日

よみた屋では、山内志朗『ライプニッツ―なぜ私は世界にひとりしかいないのか』 (シリーズ・哲学のエッセンス) を、ぐっと見送り、中国古典文学大系 (4)『 老子 荘子 列子 孫子 呉子』(平凡社)函なしを300円で買う。

アマゾンでは、カナダにArvo Part”Alina - Arvo Part” [CD, Import] を、1379円で注文。到着まで十日ほどかかるはず。

 

 

8月4日

ろくに聴きもしないCD・積んだままの古本・たいして観もしないDVD、今月こそはむだに買うまいと誓うのだが、相変わらず古本以外に楽しみもなく、ついついよみた屋店頭やアマゾンで買ってしまう。

 

大野晋『日本語の源流を求めて』(岩波新書、2007年)、大野晋『日本語の起源 新版』(岩波新書、1994年) 各100円@よみた屋。

Keith Jarrett "Dark Intervals" [CD, Import] 1330円 @アマゾン。

 

目下、keith jarrett と、その関連で、現代音楽家アルヴォ・ペルト。古本のほうはいつも通り手当たり次第。映画は、ヒッチコックと寅さんというところか。

 

8月3日

 

 

 

シレンシオ -沈黙- ~ ギドン・クレーメル/クレメラータ・バルティカ 1605円。(国内盤)明日着

Very Best of Arvo Part 1182円 UKに注文。到着に2週間はかかるので、気長に待つ。

Keith jarrettの、No End の評のなかで、voodootalk氏の一節を引用させていただくと、

 ・・・・この『1986年』の頃のキースを振り返ってみると、ECMのクラシック部門であるECM New Seriesの創設され、その第一弾であるアルヴォ・ペルトの『タブラ・ラサ』のレコーディングに参加した時期と重なってくる。キースの最初の本格的なクラシック・現代音楽作品の録音だ。このアルバムで、クラシック界ヴァイオリニストの最高峰ギドン・クレーメルと『フラトレス』で共演している。そして1987年には、J.S.バッハの『平均律クラヴィーア曲集第1巻』をリリースしている。

この一節で、現代音楽家アルヴォ・ペルトを知り、昨日に続き急きょ2枚のCDを注文することになった。

他にも何枚か気になるアルバムがある。

 

8月2日

Arvo Part "Spiegel im Spiegel " 1220円。(エストニアの作曲家、アルヴォ・ペルト(Arvo Part 1935-)が1970年代に作曲した室内楽曲集。) 

 

里見とんの『彼岸花』、昭和30年代初めの風俗と家族が生き生きと描かれ、今日読んでも面白い。

小津のDVDも揃えたくなるのだが、この前買ったヒッチコックもいっぱい残ってるので、がまん。

 

夜は、男はつらいよ 寅次郎心の旅路(1989年)を家族で観る。ウィーンロケ。竹下景子と淡路恵子のおかげで単なる観光映画でなく、しっとりとしたドラマになっている。

 

 

8月2日

アマゾンで注文した里見トンと、よみた屋で買った古本。(『里見トン随筆集』 (岩波文庫) は未着)

7月も買いすぎた。まあ安い本ばかりなので、懐は痛まないが、未読本が増える一方だ。

8月もまた、当面、古本自粛を誓っておこう。

ということで、池井戸潤の新作も、ちょっと様子見なのだ。

 

 

7月31日

明日は、池井戸潤の新作『銀翼のイカロス』がでる日だ。半沢直樹シリーズの4作目。発売前から既に大増刷が決まっているという(予約をさばききれないらしい)

池井戸潤も、こうした大儲けに奢らず、筆を荒らさないでほしいと切に願う。

 

7月30日

なぜか古本ばかり注文している。

一段落するまで、里見とんを買う。(”とん”という字は、所謂NEC外字で、Windowsと他のOSとで互換性がない)

里見トン『里見トン随筆集』 (岩波文庫) 258円

里見トン『彼岸花』(角川書店、1958年) 258円

里見トン『怡吾庵酔語』(中央公論社、1972年) 以上アマゾン注文中。

貴田庄『小津安二郎文壇交遊録』(中公新書、100円) 志賀直哉、里見とん、谷崎潤一郎、川端康成などの章がある。(よみた屋にて)

Keith Jarrett ”At the Deer Head Inn” 967円 これはUSAに注文。

 

今日は、よみた屋で。

河野多恵子・富岡多恵子『嵐ヶ丘ふたり旅』(文藝春秋) 二人の多恵子のイギリス文学紀行

富岡多恵子『当世凡人伝』(講談社)

上野千鶴子・小倉千加子・富岡多恵子『男流文学論』(筑摩書房)、 村上春樹メッタ斬り他

新潮日本アルバム『川端康成』(新潮社)  各100円×4

 

 

7月28日

 

里見とん『唇さむし―文学と芸について 里見とん対談集』(かまくら春秋社、1983年) 842円 注文

金井美恵子『タマや』(講談社、1987年) 257円 注文

 

7月27日

昨日、Iさん宅で手に取った本をアマゾン注文。古本バカだ。

『東海林さだおの満腹大食堂 「丸かじり」グルメガイド』(朝日新聞社、728円) 料理写真・お店ガイドつきのカラー豪華本なり。

里見とん『私の一日』(中央公論社、1980年) 258円 最晩年の随筆集。

 

この猛暑のなか、今日も残務整理にでかけるので、またまたよみた屋でなにか買うかもしれない。

 

(午後)

午後に夕立が来るというので、あわただしく、夏休みモードで閑散とした職場にでかけてきた。

 

いつものようによみた屋で、

阿部良雄『ひとでなしの詩学』(小澤書店、昭和57年) 100円

『この一冊でわかる昭和の文学』平成元年二月臨時増刊 100円 

 

たった今、夕立が到来した。

 

7月26日

志木の Iさん宅訪問。国分寺から西国分寺を経て新座駅へ。はやく着きすぎたのでドトールで珈琲。コジマ電機でノートPC購入につきあう。

里見トン他の本の話題に花咲かす。Windows8.1の設定をすませて、帰宅。

吉村昭『お医者さん・患者さん』(中公文庫)、日本の名随筆別巻52「学校」をいただく。私はダブりだった耕治人(講談社文芸文庫)進呈。

 

7月25

小谷野敦編・里見トン『木魂・毛小棒大 里見トン短篇選集』(中公文庫、366円)注文

ギャビン・ライアル『本番台本』(ハヤカワ文庫)50円 よみた屋

 

最近買った古本など。 小島政二郎の随筆集『場末風流』が掘り出し物。

 

7月24

猿谷要『物語アメリカの歴史』(中公新書、1991年)100円

現代日本文学大系37『里見トン・久保田万太郎集』(筑摩書房、昭和47年版)100円 @よみた屋。

 

 

7月23

小島政二郎『場末風流』(旺文社文庫、1978年)50円 よみた屋にて。掘り出し物なり。

小谷野敦『里見とん伝 「馬鹿正直」の人生』(中央公論新社、2008年) 2257円注文。

 

7月23

かねたくさんがこの8月講談社現代新書から、『織田信長  <天下人>の実像』を上梓される。950円。最新の研究にもとづく信長の全貌ということで期待が高まる。

以下、アマゾンより転載

内容紹介 「戦国大名は天下統一の為に競い合っていた」という戦国大名観は近年では否定されていますが、信長だけは例外と見做されてきました。しかし著者が発見した書簡を初めとする史料から見えてくる客観的な信長像は、他の戦国大名とさほど違ったものではありません。有名な「天下布武」の印章も、信長が「天下を取る」ことを宣言したものではありません。天下とは日本「全国」ではなく、京都を中心とした畿内のことに過ぎません。「天下布武」とは、畿内の秩序維持を、足利将軍をサポートして自分が執り行うという意味なのです。秀吉が行ったのはまさに「全国統一」でしたが、信長にはそういう意志はなかったのではないでしょうか。 しかし『天下布武』の構想も信長の言うなれば「脳内」のものに過ぎず、「大義名分」として説得力のあるものではありません。信長が足利義昭になりかわって事実上の将軍の職務を担っているからといって、他大名には信長の「言い分」に従わなければならないいわれはないのです。結局、信長は武力で「言い分」を認めさせるしかなくなります。自称「天下をおおせつかっている」信長は、かくして諸大名との衝突を繰り返します。例えば上杉氏とは当初、良好な関係にありましたが、信長の版図が拡大し直接境を接するようになると両者は戦争になります。そのような行動が後世の目で見ると、着々と諸勢力を征服して「天下統一」へと邁進していたかのように見えたのです。そもそも信長は、組織的な「政権」は作りませんでした。征服した領土の経営も家臣に丸投げで、支配の方式に革新的な面はありません。その点でも秀吉に比べ信長の「権力」は中途半端な中世的な段階に止まっていたと見做した方がよいのです。 しかし、そのような信長も、最後には「全国統一」という野望に目覚めたのではないかと思われる節もなくはありません。四国攻めなど最晩年の軍事行動には以前とは性質を異にした所があり、もしかしたら本気で全国制覇をする気になっていたのかも知れないと著者は考えます。光秀に殺されたために、その真意がどこにあったのかはわかりません。しかし光秀の謀反自体が、このような信長の豹変が惹起させたものである可能性さえ考えられないことはないのです。本書は一切の先入観を廃し、確実な史料だけに基づいて信長の行動を解釈すればどうなるかを解明し、最も新しい知見に基づいた最新の信長像を提示します

 

ラス・カサス『インディアス史』第3巻(岩波書店)  500円

庄野潤三『鳥の水浴び』(講談社、2000年) 100円

F.W.クロフツ『クロイドン発12時30分』(東京創元社、昭和33年)100円  以上よみた屋にて。

 

 

7月22

ヒッチコック・コレクションBOX II [DVD] 3250円 「鳥」「マーニー」「引き裂かれたカーテン」「トパーズ」「フレンジー」「ファミリー・プロット」「めまい」の7作品を収める。

7月21

三連休の残り二日間は自宅周辺で過ごした。

買ってきた廉価版DVDでヒッチコック『海外特派員』『バルカン超特急』(1938年〜1940年)を観る。

ともに何度見ても傑作で、飽きることがない。観終わったのち、『映画術』や『ヒッチコックに進路をとれ』で、山田宏一・和田誠のウンチク対談や自作自解で、再度楽しむことができる。

 

7月19

昨日が鎌倉に住む姑の82歳の誕生日だったこともあり、鎌倉は浄明寺町の鮨屋席和さびでささやかな誕生祝い。

観光地鎌倉駅前の喧騒から遠く、隠れ家のような寿司屋だ。

昼間のおまかせは一人5000円+税。期待にそぐわぬ上質なひとときがすごせた。

 

 

夕刻、妻を実家に残しひとりで帰る。鎌倉・大船・藤沢・新百合ヶ丘・多摩センターと首都圏の周縁をめぐって帰宅。

帰りの車中は、めずらしくPink Floyd のメドレーを聴いて、懐かしく少年時代の思い出にひたった。

 

鎌倉には、この七月に店を閉じるという木犀堂の閉店セールにひょっとしたら間に合うかと思ってでかけたのだが、今朝は既に店主が最後の荷づくりに精をだしていられて、店内にははいれず。

ホフマンスタール選集揃いはすでに店内にはなかったようだ。

鎌倉の灯が消えたようなさびしい思いで、雨に煙る鎌倉の市街を藝林荘、游古洞とめぐるが、買いたい本はなし。

(藝林荘で駒井哲郎の版画カタログ2500円、游古洞で福永武彦ほかの深夜の散歩1000円をみつけるが、ふんぎりがつかず見送り)

 

夜、帰宅したら、郷里の実母から電話があって、さほど上等でもない中元の礼をいわれて、うれしかった。

 

 

7月19

トリュフォー・ヒッチコック『映画術』(晶文社、1981年)1500円 @よみた屋。定本版にあらず、よって安い。

ジョン・フォード監督『駅馬車』(DVD,1939年)100円 もついでに買った。

 

7月18

例によって不快極まりない中央線の車中で、疲れはててぼろぼろになった心身で聴いたヨーロピアンカルテット時代の秘蔵蔵出しライブ(東京 中野サンプラザ、1979年)Sleeper があまりに素晴らしく、

Keith Jarrett "Belonging" 1560円

Keith Jarrett "Nude Ants" 2246円 を注文。

 

7月16

ヒッチコック セット サスペンス ミステリー 傑作集 DVD20枚組 3150円

1. レベッカ ( 131分 / モノクロ / 1940年 ) 2. バルカン超特急 ( 98分 / モノクロ / 1938年 ) 3. 海外特派員 ( 120分 / モノクロ / 1940年 ) 4. 逃走迷路 ( 109分 / モノクロ / 1942年 ) 5. 疑惑の影 ( 107分 / モノクロ / 1942年 ) 6. ロープ ( 80分 / カラー / 1948年 ) 7. 見知らぬ乗客 ( 90分 / モノクロ / 1951年 ) 8. 汚名 ( 101分 / モノクロ / 1946年 ) 9. 断崖 ( 99分 / モノクロ / 1941年 ) 10. 白い恐怖 ( 111分 / モノクロ / 1945年 ) 11. 私は告白する ( 94分 / モノクロ / 1953年 ) 12. 山羊座のもとに ( 117分 / カラー / 1949年 ) 13. 舞台恐怖症 ( 110分 / モノクロ / 1950年 ) 14. 三十九夜 ( 86分 / モノクロ / 1935年 ) 15. 救命艇 ( 96分 / モノクロ / 1944年 ) 16. サボタージュ ( 76分 / モノクロ / 1936年 ) 17. 暗殺者の家 ( 75分 / モノクロ / 1934年 ) 18. 間諜最後の日 ( 86分 / モノクロ / 1936年 ) 19. 第3逃亡者 ( 82分 / モノクロ / 1937年 ) 20. 恐喝 ( ゆすり ) ( 85分 / モノクロ / 1929年 )

既に持っている

北北西に進路をとれ、 海外特派員、 めまい、 裏窓、 鳥 (すべてDVD)

や、NHKBSで録った後期の何本かとあわせて、

ようやくヒッチコックを楽しむ素地が整ったわけだ。

 

明日は、トリュフォーによるヒッチコック『映画術』を買うかも。

 

7月15

『ジャン・ジュネ全集 第1巻』(新潮社、1969年)100円

蓮実重彦『映画時評 2009-2011』(講談社、2012年) 1000円 以上よみた屋にて

 

 

7月15

最近買った本。(キース本は別)

 

7月13

休日の古本屋巡り。

吉祥寺よみた屋にて、蓮実重彦『映画狂人、小津の余白に』(河出書房新社、2001年)900円、

日本詩人全集12『野口米次郎、川路柳虹、佐藤惣之助、千家元麿』(新潮社)100円   

 ※帰宅して調べたら、3年前と11年前に同じ巻を買っていた。トリプルだぶりとは!千家元麿の解説・資料をひととおり読んで、今日の巻は息子に進呈。

  長男千家宏は太平洋戦争で戦死。次男潔は在野の画家として戦後ながく活躍したことがWikipedia等で判明した。

国分寺北口の古本屋 ”ら・ぶかにすと”にて、

現代日本文学7『上林暁集』(筑摩書房、昭和52年)500円。三段組400頁超 一巻まるごと上林暁という扱いは文学全集では珍しい。

 

蓮実重彦『映画狂人、神出鬼没』(河出書房新社)  864円 注文ずみ。

蓮実重彦の最近の著作に俄然興味がわいてきた。

 

7月12

休み。

 

まのとのま『無敵の台湾』(アスペクト) 417円 注文。

 

ジャズ ベーシスト Charlie Haden 逝去。この春以降、うっ屈した思いを抱えて帰る中央線の不快な車中で、ひたすら聴いてきたアメリカン・カルテット時代のKeith Jarrett。強靭なベースで挑発しつづけた若き日のヘイデンが偲ばれる。

Keith Jarrett "The Carnegie Hall Concert" (2005, ECM, ライブ) 1750円

 

7月10

草森紳一・四方田犬彦『アトムと寅さん 壮大な夢の正体』(河出書房新社、307円)@アマゾン

佐伯有清『邪馬台国論争』(岩波新書、2006年) 100円@よみた屋

 

経堂駅から歩いて10分 S出版をF君と訪問。大学DBのシステム見学。

 

7月8

安岡章太郎『ヨーロッパやきもの紀行』(平凡社、昭和51年) 100円

渋澤龍彦『異端の肖像』(河出文庫)50円 @よみた屋 長男に進呈

Keith Jarrett "Expectations" [CD, Double CD, Original recording remastered, Import] 1355円 これはUSAのCDショップに注文。

 

7月7

よみた屋にて

難波江和英・内田樹『現代思想のパフォーマンス』(光文社新書)400円

日本の詩歌『山村暮鳥・福士幸次郎・千家元麿・百田宗治・佐藤惣之助』(中央公論社)100円

7月6

ひさしぶりにBookOff詣で。

花小金井BookOffで、シュミット・村木眞寿美『クーデンホーフ光子の手記』(河出文庫)、上田紀行『生きる意味』(岩波新書)、小谷憲一『DESIRE』2nd Season Vol.1 計321円

 

 

7月6

昨夜観た、NHKのドラマ『55歳からのハローライフ』(村上龍原作)。リストラの憂き目にあった初老の男(小林薫)。古本買うのが唯一の愉しみになる。

古本屋で出会った謎めいた女性(安田成美)に惹かれるうちに、深い恋におちるが・・・。

この、古本屋のロケがすばらしい。だいたい、ドラマで古本屋がまともに扱われることは少ないのだが。

ネット探索すると、八千代台駅そばの某古書店(たぶん雄気堂だとおもう) がロケ地と判明した。

 

最後の恋を失い、うちひしがれる小林薫。だが、このあと、ふとしたきっかけで、しぶんにしかできない仕事に気づく。

 

 

7月5

中野南口丸井脇を入ったところにあるビストロ・トランクにて家族3人の食事会。

マネージャーSさんともすっかり顔なじみ。

LUXAのクーポンを使って、美味なる夕食会となりました。

 

さきだつこと、北口のブロードウェイとその新宿寄りの小路にならぶエスニック・多国籍の食堂街も夫婦で散策したことだった。

ブロードウェイ2Fの古書うつつにも例によって顔を出したが、3回訪問して一冊も買わなかったところをみると、私にとっては縁薄い古本屋といわざるをえない。

しかし、この小さな古書店の、奥まった一角には、驚くほど厖大な三島由紀夫コレクションが眠っていた。都内でも有数の三島コレクションなのは間違いない。

三島ファンであれば、一度はこの聖地を巡礼したほうがよかろう。

 

7月5

昨晩は、先月末で定年退職されたOさんの送別会。

古くからのメンバーが多く集まって、自然と昔の話題が花咲いた。

酒の力を借りて高揚した宴のあとには、疲労がくる。

いささか疲れた。

 

今朝、古いアルバムを書庫からとりだして、一葉の写真を iPhoneでスキャン?してみた。

中央に写っているのが、当時31歳の気鋭の経営者AN氏である。ながく敬愛するAN氏は数年前に病気をめされこのたび相談役に退かれた。

右はじにたっているのが当時25歳の私。この社内旅行の5か月前、クリスマスのころAN氏に拾われて入社したばかりだった。

写真前列左でプレートをもっていらっしゃるのが、AN氏のお母様。

先月末に天に召された。 なくなられたあとで私の母と同じ昭和3年生まれとはじめて知った。この写真の日は、だから50代半ばということになる。

今になって気づくことであるが、お歳のわりに若々しくいらっしゃる。

後列中央付近の怪しげなひとはTさんである。実は、私が上京してまもないころ、中目黒のぼろアパートにすんでいた時代に

東横線をくだって自由が丘のJAZZ喫茶に何回か足を運んだことがある。

(当時は、電車に乗ってわざわざJAZZ喫茶に通ったのだ)

たまたまコルトレーン忌の日だったかで、後期の得体のしれぬフリージャズを延々と聴いたのを思い出すが、このT氏はこのJAZZ喫茶の店主であったと

これは、この会社に入社してのち、はじめて知った。

(Tさんからは、20年ほど前、マイルス・デイヴィスのLPレコード(Relaxing )を頂いた) Tさんは定年後の今も某部署で嘱託で働いておられる。

後列のうら若き女性は、著名な詩人TKのご子息と、後年結婚されたが、残念なことに40歳になるころに、病気でなくなられた。

 

 

 

 

7月2

日経夕刊読書コーナーから。陶山幾朗『「現代思潮社」という閃光』にはちょっと驚いた。

 

 

7月1

 

是枝裕和監督、阿部寛、夏川結衣、YOU、樹木希林、原田芳雄他の『歩いても 歩いても』をNHKBSで観た。期待以上に良かった。

イギリス・ロマン派。ワーズワス、コウルリッジ、T・グレイなど。山内久明・阿部良雄・高辻知義『ヨーロッパ・ロマン主義を読み直す』で復習。

 

 

 

6月29

今日も仕事。

よみた屋で、松浦寿輝『方法叙説』(講談社、2006年) 100円はうれしいではないか。

中野のY塾に届けモノがあって、中野駅でIさんに手渡し。不穏な空をよそめに、ブロードウェイ2Fの古書うつつに向かう。

ブロードェイ3Fで、英語科のNさんご夫妻に遭遇したのにはびっくりした。

だが、古書うつつではとくに買う本なし。

ロッテリアで一休み。

ブロードウェイをでたら、雷雨。

中央線で西進してゆくうち、やがて雨はあがった。

 

6月28

Keith Jarrett "Somewhere Before"(1968年)870円

Keith Jarrett "Ruta & Daitya"(1971年) 895円 注文。

 

Stendhal "Le Rouge et le Noir " (赤と黒)(GF) 100円@よみた屋。

 

 

6月26

さまざまな雑務が重なって、心も折れはてた。

 

病気のように古本を買う。すべてよみた屋。

岩波講座 宗教と科学10『人間の生き方』(岩波書店、1992年) 300円

山田宏一・和田誠『ヒッチコックに進路を取れ』(草思社、2009年)100円

種村季弘『楽しき没落 種村季弘の綺想の映画館』(論創社、2004年) 100円

山内久明・阿部良雄・高辻知義『ヨーロッパ・ロマン主義を読み直す』(岩波書店、1997年) 100円

 

楽しき没落か・・・。それもいいような気がしてきた。

 

 

 

 

6月25

岩波講座 宗教と科学3『科学時代の神々』(岩波書店、1992年) 300円

岩波講座 宗教と科学別巻1『宗教と科学基礎文献 日本編』(岩波書店、1993年) 300円 @よみた屋。

他の巻もあるので、明日買い増そう。

 

明日は、クラウド・ソリューションのSF社のプレゼンも控えている。今夕S氏とうちあわせをした。

6月23

実家に元の新潮文庫版があるので、再読したくてもがまんしてきたが、ついにこらえきれず

ルシアン・ネイハム『シャドー81』 (ハヤカワ文庫)294円 注文。37年ぶりの再読に挑戦。

ついでに、よみた屋にて

早川書房編集部編『ミステリ・ハンドブック』(ハヤカワ文庫、1991年) 23年前の本だが、かえって新鮮な編集になっていたりする。

 

6月22

6月は、小・高あわせて9本もの模試があって、土・日もほとんど職場に顔を出している。ただ、用がすんだらすぐ帰る。

よみた屋にて、大航海時代叢書 ラス・カサス『インディアス史』第2巻・第4巻 (岩波書店、1990ごろ)各100円

重たい本をかかえて帰った。

 

 

6月21

よみた屋にて、

Stendhal "De l'amour " (folio) , Racine "Andromaque , Iphigenie Britanicus " "Berenice , Phedre ,Athalie " 各100円。

 

 

6月20

今枝愛真『道元 その行動と思想』(評論社、昭和45年) 100円@よみた屋

 

 

6月19

蓮見重彦『光をめぐって 映画インタヴュー集』(筑摩書房、1991年) 100円 水ぬれ本

アンゲロプロス、ベルトルッチ他

 

 

6月17

吉田健一『交遊録』(新潮社、昭和49年) 100円@よみた屋。

 

6月14

小谷野敦の谷崎評伝がなかなか読み応えあり。戦後の谷崎の芳醇な制作と生活ぶりを髣髴とさせる好著。

そこで、

『谷崎潤一郎=渡辺千萬子 往復書簡』(中央公論社、2001年) 258円

谷崎潤一郎『台所太平記』(中央公論社、1963年) 346円 注文。

 

最近買った古本。(未着を除く) よみた屋・アマゾン・日本の古本屋。

 

 

6月12

雨ニモマケズ、風ニモマケズ

三木成夫『胎児の世界』(中公新書)、林屋永吉訳『コロンブス航海誌』(岩波文庫)、村上春樹『海辺のカフカ』(上・下)(新潮社)計350円 @よみた屋

小谷野敦『聖母のいない国』(青土社) 740円 アマゾン注文

 

6月11

雨・雨・雨で、うんざり。

古本依存症も、そのせいで、多少気勢をそがれている。

 

辰野隆『忘れ得ぬ人々』(講談社文芸文庫、1991年)500円@よみた屋。

 

6月9

太田治子『明るい方へ 父・太宰治と母・太田静子』 (朝日文庫)356円 注文

『名演Jazz Standards』(1989年、講談社) 100円@よみた屋

 

 

6月8

 

門脇芳雄編『詰むや詰まざるや』(東洋文庫 )900円 注文。

今朝の日経書評欄で、若島正のコラム中

 「詰将棋創作を始めて半世紀近く経った今になって、ようやくその真価がわかりだしたのである。逆に言えば、人が一生かかってようやく到達した場所から眺めてみないと、この二つがどれくらいの高峰か実感できないほど、『将棋無双』と『将棋図巧』は桁違いのレベルにある作品集だったのだ。」 に触発されて注文してしまったのだ。

 

6月7

大雨のなか、吉祥寺と自宅の間を往復する日々が続く。

 

柴田翔『贈る言葉』(新潮社、1966年)

村上春樹『1Q84 Book3』(新潮社)各100円 @よみた屋。

 

 

6月4

日経夕刊の連載コラムに魅力をかんじて、マイク・モラスキー『日本の居酒屋文化 赤提灯の魅力を探る』(光文社新書)780円+税 @吉祥寺ルーエ

著者は、比較社会学が専門、一橋大教授を経て現在は早稲田大・院の教授。

ざっと通読したが、期待したほど興趣覚えず。よく考えたら、私は家飲み中心で、あまり外(著者いわく第3の場)で飲むことがない。

国立駅そばには、うなぎの串焼き専門の、夕方5時になるとあっという間に常連で満席になる店があるというが、しいていこうとも思わない。

 

夜、届いていた岩阪恵子『木山さん、捷平さん』(新潮社)はぐんぐん読ませる。

目下、これと鏡花評伝の並行読み。

 

 

6月3

昨夜、よみた屋店頭で、『夢声戦争日記』第5巻(昭和20年)(中公公論社、昭和35年)100円で。装丁武者小路実篤、当時の定価290円

 

今日は今日で、

マイクル・クライトン『スフィア 球体』上・下巻(ハヤカワ文庫)50円×2

水波誠『昆虫 驚異の微小脳』(中公新書)300円

 

 

6月2

耕治人『一条の光・天井から降る哀しい音』 で、認知症に苦しむ妻をみとるまでの三部作、師千家元麿の三部作を読了。

辛気臭いテーマで、昨年よみかけになっていたのだが、意外に読後感はすがすがしかった。

 

岩阪恵子『木山さん、捷平さん』(新潮社)344円 注文

 

6月1

いくつかの模試があり、5時間ほど職場にでる。

角川書店版『立原道造全集』第5巻(書簡) 1000円+送料460円 注文。

 

よみた屋にて、耕治人『一条の光・天井から降る哀しい音』 (講談社文芸文庫) 500円

五味彬写真集『YELLOW 2.0』(風雅書房、1993年)450円@吉祥寺古書センター

 

5月31

よみた屋で先日見つけた山村暮鳥全集全2巻(2000円、保留中)。 ここから

千家元麿に思いが至った。全集はこれも全2巻で日本の古本屋7000円から。

千家元麿については、耕治人に、『詩人千家元麿』があり、これを読むために昨年耕治人全集第1巻を買った。

今日あれこれ調べるに、耕治人には、最晩年の千家をかいた『詩人に死が訪れるとき』という短編もあったのだった。

この作は、講談社文芸文庫に収められている。

室生犀星の『我が愛する詩人の伝記』千家元麿の章が読みたいが、書棚から発掘できない。

千家元麿といい山村暮鳥といい、あるいは八木重吉も、わたしが若いころは、その詩風が平明すぎて軽んじていたのだが、

最近は惹かれるようになった。

 

詩人中村剛彦氏のブログで、秀逸な千家元麿論をみつけた。

http://takeandbonny.tumblr.com/poetics16-20

 

(ついでに書く。

中村剛彦氏の立原道造論中、

立原22歳のときの習作の一節

  岩よ しづかにしてゐてくれ

  僕は今では遊ばないのだ

  僕は水に彫らねばならぬ

 

  谷が年とり老ひぼれたのか

  千年の雲は流れて歸らずと

  これが僕の墓碑銘だ    (角川書店版全集第2巻 284頁)

について、氏は、

「「水に彫らねばならぬ」ものが「墓碑銘」であるというやや無理のある表現は、単に目の前に眺めている川の流れを見入っていたために出てきた偶発的表現であるとは言えない。詩としてはあまり優れた修辞ではないが、その意識のみを辿れば、本来ならば石に彫られ永遠に消えることのない「墓碑銘」を、「水に彫らねばならぬ」と自己規定している姿勢は、明らかに何かの「企図」が込められていると言える。」

と書いておられるが、 http://www.midnightpress.org/

この一節はあきらかにキーツの墓碑銘にキーツ自身が刻んだ詩句

"Here lies one whose name was writ in water"

を意識したものであろう。)

 

 

 

今夜観た、『男はつらいよ 口笛を吹く寅次郎』(昭和58年) 竹下景子との別れのシーン(柴又駅)がよかった。

5月30

日本幻想文学集成1 須永朝彦編『泉鏡花』(国書刊行会、1991年)100円 @よみた屋

村松定孝『あぢさゐ供養頌 わが泉鏡花』新潮社、1988年 286円  アマゾン

鏡花の評伝にトライする。到着まち。

こうなってくると、岩波版の鏡花全集も視野にはいってくるのだが。日本の古本屋で揃い14000円位から。

 

 

5月29

二日ほど前、日経電子版の「鈴木幸一氏の経営者ブログ」で、良寛にまつわるエピソードが縷々語られていて、

     ・・・・

     来てみればわが故郷(ふるさと)は荒れにけり庭も籬(まがき)も落ち葉のみして  

     良寛が、長い漂泊の末、故郷に帰った時の歌である。故郷というのは、昔もそんなものだったようだ。・・・

という一節で、良寛に寄せるわが関心が、数十年ぶりに甦った。(かつて紀野一義の禅家評伝とか、水上勉の良寛伝を買い求めた時代がある)

今夜、疲れ果てて帰宅する途中、職場そばのよみた屋で、星野清蔵『良寛の詩境』(弥生書房、昭和41年)100円が店頭本の片隅で目をひいて、これも縁だとおもいただちに買った。

ところが、ユングのいうシンクロニシティ(共時性)は、まだつづいた。

今朝目を通す暇のなかった日経朝刊文化面は、良寛の生涯を苦心惨憺のすえ創作落語につくりこんで、闘病に苦しむ方々へ披露している方の記事だった。

 

ひょっとすると、いまは良寛の時代なのかもしれない・・・。ちょっと驚いたけど、ふしぎにうれしかった。

 

 

5月28

 

夕刻、新人研修で二時間話す。疲れた。

村上春樹『東京奇譚集』(新潮社)、『アフターダーク』(講談社)各100円@よみた屋。息子にあげたので買い直し。

厨川文夫訳『ベーオウルフ』(岩波文庫、1977年復刊)50円  ボルヘス『アトラス 迷宮のボルヘス』(現代思潮新社、1600円)@よみた屋。

 

寺島靖国『辛口!JAZZ名盤1001』 (講談社プラスアルファ文庫) 421円 注文

 

 

5月27

ゴンチャロフ『オブローモフ』全3巻(岩波文庫)800円+送料600円@日本の古本屋八王子まつおか書房 息子の為。

 

クラウゼヴィッツ『戦争論』中・下巻(岩波文庫)計100円(やっと揃った)、ひろさちや『人生の「お荷物」を捨てる方法』(青春出版社)100円@よみた屋

 

 

5月25

マーク・グリーニー『暗殺者の復讐』 読了。期待を裏切らない出来。次作が楽しみ。

健気な女性のためにどんどん窮地に追い込まれるという、ある意味主人公の喜劇的なところが作品の隠し味になっている。

 

小平の都立薬用植物園を夫婦で散策したのち、わかれて残務整理で吉祥寺に。よみた屋とくに買わず。夕方より爆睡。

5月24

マーク・グリーニー『暗殺者の復讐』(ハヤカワ文庫)1231円 をさっそく読み進めてる。

母校の同窓会(総会、二次会)には結局いけず。

 

今日、ふと気づくと ボールペンで、nostalgie ということばを書きなぐっていた。

書いてのち、そうかこれが私のこころの深いところの、支えでもあり悲しみのもとなのだと、悟った。

いずれ、また書こう。

 

 

5月23

いわもと君、ふるかわ君、ふじむらさん。今日ですよ(笑)

私は原書("Dead Eye")で脱落してるだけに、喜びもひとしおです。

 

5月21

Keith Jarrett "Impulse Years 1973-1976" [Import] 5999円 CD9枚組

生田耕作編『愛書狂』 (白水社、1980年) 1247円@amazon

よみた屋にて、

霜山徳爾『人間の詩と真実』(中公新書、1978年)、木村敏『心の病理を考える』(岩波新書、1994年) 各100円。

 

5月20

寺島靖国『辛口JAZZノート』(日本文芸社、昭和63年)100円@よみた屋。著者は、吉祥寺の老舗ジャズ喫茶メグの店主。(吉祥寺のジャズ喫茶では、パルコ裏手にあったFunkyに何回か通ったことがある。懐かしい思い出だ。あとはこれももうなくなってしまったが、西洋乞食という、当時としては珍しく会話もお酒も自由という洒落た店があって、ここで聴いてReturn To Forever が好きになった。)

 

 

 

5月18

週末は、矢野久美子『ハンナ・アーレント 戦争の世紀を生きた政治哲学者』を読んで過ごす。

 

よく晴れた日曜、運動不足の解消を兼ねて、物好きにも立川のIKEAまで歩いていった。

途中、BookOff立川に立ち寄り。トム・クランシー マーク・グリーニー『ライアンの代価 1』(新潮文庫)108円のみ買う。

IKEAは巨大な店舗の中を端から端まで歩いてみたが、とくに買わず。

 

huluで、『深夜食堂』全20話をあらかた観た。

弁当屋で働く青年が、ソープ嬢に純情を貫く話など、いくつか心に残った。

5月16

渋澤龍彦『幻想博物誌』 (河出文庫)  50円@よみた屋。息子用。

ところで渋澤もしばしば典拠につかうプリーニウスの訳書って少しは安く手に入るようになったのだろうか。

調べてみると、雄山閣版の全3巻揃いで中古が約3万円から。買ってかえないこともない。

 

他に、

矢野久美子『ハンナ・アーレント 戦争の世紀を生きた政治哲学者』(中公新書、886円)

小谷野敦『面白いほど詰め込める勉強法 究極の文系脳をつくる』 (幻冬舎新書) 401円

小谷野敦『病む女はなぜ村上春樹を読むか』 (ベスト新書) 657円。しかし、相変わらず毒のある、また節操もない表題であることよ。

 

 

 

5月15

朝 帝国ホテルへ直行。いつもは有楽町駅で降りて歩くが、今回は新橋で降りて、珈琲屋で一休み。

夜は、中野駅南口ビストロ トランクにて、4月に引き続き学生チームの慰労会第二弾。この店には4月に下見と称して家族で訪れているが、今夜は

うら若き美しい娘たちを大勢引き連れていったので、マネージャーS氏も俺を見直したようだ。

 

 

5月14

渋澤龍彦『ドラコニア奇譚集』『東西不思議物語』『エロスの解剖』(以上河出文庫)、『ヨーロッパの乳房』(中公文庫) 各50円×4 @よみた屋

これは長男へ進呈。

 

5月13日

河出の『ホーフマンスタール選集』は、第2巻のみを所有している。

近年、鎌倉小町通りの木犀堂や吉祥寺よみた屋で揃いをみたことがあって、いささか惹かれてはいるものの、どうもふみきれない。

今日もまた、よみた屋で、第3巻(函よごれ)2000円を手にとって、またまた迷ったことだった。

 

 

 

5月12日

朝、池袋西口 NI社直行。18年前初めて大久保の本社を訪問した際の、当時本部長 I氏が社長に就任されており、久闊を叙したことであった。

 

 

5月11日

志木のIさん宅訪問。2年前と同じく、新小平駅から新座駅まで武蔵野線で。

2年ぶりの志木になる。さっそく蔵書拝見。

昼間からビール・チュウハイが加速し、ドラマ『深夜食堂』にほろりとする

小林信彦『日本人は笑わない』(新潮文庫)をいただき、帰りの車中ですこしよむ。

 

夜、Huluを再契約し、深夜食堂シーズン1を観る。まとめてみると、けっきょくメロドラマだなと思ったり。

 

5月10日

安藤百福『魔法のラーメン発明物語―私の履歴書』 (日本経済新聞社) 384円

チキンラーメン誕生秘話など、すいすい読めた。92歳の時の履歴書になる。96歳で長逝した。

 

5月6日

午後、吉祥寺よみた屋。とくに買わず。新規オープンした吉祥寺駅ビルKirarina 7階啓文堂書店へ。硬めの本も多いが、総じて今風の店舗デザイン。

帰路、国分寺駅北口の古本屋”ら・ぶかにすと”初訪問。小さい本屋ながら良書多し。谷崎源氏揃い1000円、ケプラーの夢(講談社)、サミュエル・ジョンソン伝(岩波復刊)揃い他いろいろあったが、ここでも買わず。

 

ところで、昼過ぎ、NHKにて立川の農家のウド栽培を中継で伝えていた。

どうやら私の自宅から徒歩15分足らずの、玉川上水林道ぞいの畑のようだ。この放送が終わった直後、よみさしの断腸亭日乗をぱらりと開いたら、栞をはさんだ次の行に、市川農家で採れる独活(うど)を愛でた文があってびっくり。実話です。

  http://www.nhk.or.jp/hirubura-blog/ 

5月6日 書友 I さんへ

史伝『渋江抽斎』にさっそく着手している。(以前、鴎外選集版で中絶していたので)

ただ、目下、こころは断腸亭日乗のほうに惹かれている。戦後まもない昭和21年、市川隠棲時代。書中荷風が訪れた神社他を、GoogleMapで確認しながら、まるで美酒を愉しむように読んでいる。

神社仏閣は時代が変わっても廃れないので、そうした記述から荷風散策のあしどりが辿れる。

 

鴎外全集。6000円。送料3000円(古本屋ご店主が500円ほどマケてくれたらしい)

6000円はもちろん安い。日本の古本屋最安値だった。

 

昭和46年刊行開始昭和50年完結。当時の定価は各巻2000円であった。いまでいうと7000円くらいの感覚か?

当時としてはもちろん高価な本には違いないが、LPレコードが1枚2000円〜2500円していたことをおもうと、特別高価な値段ではない。

今回入手した揃いは、函の背こそ日焼け・煙草焼けがおびただしいが、函そのものや本冊はいたって美麗である。

やはり、半世紀ちかく保管するには、堅牢な函とパラフィン紙・布装は効果抜群ということだ。

 

周知のとおり、このところ、この手の個人全集の古書価の値下がりが著しい。

著作権の切れた作品が青空文庫で電子化され、Kindleなどで二次利用されるようになった今、こんごとも、値上がりする余地はすくないだろう。

そのような出版事情にあっては、このような完全な個人全集のたぐいはますます出版されなくなるだろう。

岩波書店のこの数十年の刊行物をみても、荷風・鏡花・露伴・鴎外・漱石など、かつての完全版を再編集再構成した選集ものはでていても

内容を一新した新版の刊行は少ない。(荷風は新版のほうに最近の研究成果が反映されているのか?不詳。)

このような情勢が今後とも続くと、やがては、かつての個人全集に希少価値が生じるかもしれない。

ペーパーレスで読むのが慣れっこになり、新しい紙の全集が刊行されなくなればなるほど、出版黄金期の豪奢・堅牢な全集で読むことは

一種贅沢な体験にならないか。

 

と、まあ、いろいろと考えてみるのだ。

車にせよ不動産にせよ、購入後、資産価値は逓減してゆくのに比して、

本そのものの価値は減じることがない。(テキストをよむという意味において)

この鴎外全集も、あと5・6年たって出版後半世紀に到っても、書籍としての価値は、半世紀まえと同じだといってよい。

 

 

以上、つらつら考えるに、古書価の値崩れ著しい今こそ、若き日に手の届かなかった全集ものを揃える契機かとも思ったりする。

 

5月5

鴎外全集全38巻が今朝届いた。

日本の古本屋最安値で大分の本屋から買った。状態が若干心配だったが、函の背が煙草?で焼けている以外はいたって美本である

さっそく、研究余録 〜全集目次総覧〜 で、総目次を印字して、検索可能にした。

ありがたや、鴎外全集揃いが、送料含め9000円。大分の飯沼書店に感謝である。

5月4

妻と長男は、鎌倉の実家へ。夫は半日書棚の整理に明け暮れる。

夜、断腸亭日乗を読む。

 

5月3

連休初日は、長男の車で、武蔵村山の文明堂へ、妻の買い物につきあう。

 

夜更け、

Keith Jarrett "Standards in Japan" [2 DVD] 2890円 を注文。1985年・1986年の東京公演。

5月2

古本病が治らない。

吉野俊彦『虚無からの脱出 森鴎外』(PHP)、金井美恵子『本を書く人読まぬ人 とかくこの世はままならぬ』(日本文芸社、1989年) 各100円@よみた屋

 

 

5月2

早川書房の新刊予告

マーク・グリーニー『暗殺者の復讐』 1,231円 刊行日: 2014/05/23

話題沸騰! グレイマン・シリーズ最新作 グレイマンを襲う精強な殺人集団。その一人の取った行動が、さらに大きな戦闘を生む!

これは第三作目で、原題は”Dead Eye” だろうか。

 

5月1

SF社のSさんから、吉越浩一郎『一流の上司 二流の上司』(三笠書房)をいただく。先日の講演会の著者。

しごくまっとうなことが書いてあって、二流人間には耳が痛い。

 

朝、日本の古本屋にて『鴎外全集』(昭和48年、岩波書店)を衝動買い。

全38巻揃いで6000円と格安だったので、大分の書店に注文した。

送料は3000円位になるとの連絡が入った。そりゃそうだろう、これだけの分量だもの。

本の状態が気にはなるものの、到着が楽しみだ。

 

 

4月29

『大東京ビンボー生活マニュアル』は、バブル華やかなりしころ、モーニングに連載されたマンガだ。

わたしもぼちぼち愛読し、1987年だったか、奇特にも単行本になった際に第1巻を買った覚えがある。

今回27年ぶりに最終回までの全話を通読してみたが、記憶のなかほどの名作ではなかった。

無為に日々を過ごしている二十代後半の男とその女ともだちの風雅な日々、といえばきこえはいいが、

セックスや性欲は暗黙のうちに捨象されてあとかげもない。

なんだか、うそくさいと思ったのだ。

 

飛び石連休だが、一日家で過ごす。あまり気が晴れぬ。

 

4月28

 

よみた屋にて、竹内照夫訳『春秋左氏伝』(平凡社、昭和53年)100円。

前川つかさ『大東京ビンボー生活マニュアル』(上・下) (講談社)2480円なんてのも注文してしまった。

 

夜は、吉祥寺のパブ麦犬にて、情報Mさんの送別会。ビールも料理も良。

 

4月27

青梅線河辺駅から徒歩30分。塩崎観音寺にてつつじ鑑賞。まだ五分咲きというところか。年配の参拝客多し。(iPhone パノラマ撮影)

4月27

今朝の日経書評。加藤典洋が、村上春樹の新短編集を評して、「木野」以外は凡庸だと。同意。しかし、木野のみは傑作だと思う。

他に、富士川義之『ある文人学者の肖像』(新書館、3600円)が気になった。亡父富士川英郎の評伝。

4月26

難しい仕事がいくつか残っていて、大型連休の始まりといった実感はない。

中野駅南口そば イタリアンビストロ トランクにて、夕方、家族4人の食事会。

LUXAで買ったクーポンを使用。

次男は上石神井から沼袋まで西武線、そのあと沼袋から中野まで歩いたという。

 

夫婦はひとあし先に中野に着いて、北口のエスニックでディープな飲み屋街(インド・台湾・韓国・中華などが密集)や

いまやオタクの聖地と化した中野ブロードウェイを上から下まで探検。

ブロードウェイ2Fに、古書うつつを発見。なにしろ、飾り窓に、エピステーメー揃い44000円やパイデイア揃いなどが飾ってある店だ。

いやがうえにも期待がたかまるではないか。

店内に100円均一コーナーもあるが、どれも丁寧にカバーがかけてあって、ほんとに100円かよと驚かされる。そんな店だ。

現代詩の浩瀚なコレクションなどみどころはたくさんあったが、目下古本自粛中につき、残念ながら買わず。

 

 

 

4月25

後藤雅洋、村井康司、 中山康樹『JAZZ“名盤”入門! 』(宝島社新書) 467円 注文。

Miles Davis "Get Up With It" (2CD) 1,167円

Keith Jarrett "El Juicio" (1971, Atlantic) 

Keith Jarrett "Birth" (1971, Atlantic)   計1886円

Keith Jarrett "Life Between the Exit Signs" 867円

 

4月24

 

Eric Dolphy "Seven Classic Albums"(4CD) 1167円

Ornet Coleman "Six Classic Albums"(4CD) 1173円

 

 

村井康司『ジャズの明日へ』を再読中。モダンジャズ史の好著。油井正一の世評高い本も買いたいが、高価なり。

 

萩原葉子『天上の花 三好達治抄』(新潮社、昭和41年) 100円@よみた屋

 

 

4月20

村上春樹『女のいない男たち』(文藝春秋、1700円)@玉川上水光進堂。

ひさしぶりの短編集を購って、中央線で職場に向かう。

車中で数編を読む。

 

職場ちかくのよみた屋で、新着チェック。

樺山紘一他編集委員『クロニック世界全史』(講談社、1994年)を500円で。20年前に定価17,000円もした大冊。

 

 

 

4月18

私としては珍しく都心でセミナーを受講することにした。SalesForce.comの営業担当S氏から薦められて、たまには気分を変えようと。

会社の命で参加するのではないので、気楽である。

主たる講演者は、吉越浩一郎氏。(株)トリンプの元社長。はて、どこかで聞いたことがあるなと思ったら、4年前に買った『残業ゼロの会社・・・』の著者であった。

なかなか良くまとまった意義ある講演であった。帰路、雨に煙る八重洲のグラマラスな高層ビル群にみとれつつ、八重洲ブックセンターへ。

お目当ては今日出たばかりの中山康樹『キース・ジャレットを聴け』(河出書房新社、2052円)

八重洲ブックセンターで本買うなんて、何十年ぶりだろう。ひょっとしたら数十年前の開店当時以来かも。

 

他に、よみた屋で、バタイユ著作集3・5『眼球譚・太陽肛門 他』『C神父』500円×2

 

4月16

古本自粛中にも関わらず、

生田耕作『滅びの文学 バタイユとセリーヌ』(白水社)100円@よみた屋。

『永田耕衣九十二短冊』 (沖積舎)1200円 アマゾン

4月14

世田谷区赤堤S出版社のH専務からうける厚情がつづく。

長男は、郷里鹿児島に旅立ち、国民宿舎レインボー桜島にて、祖母すなわち私の実母と一泊。

 

よみた屋にて、ブラントーム、小西茂也訳『艶婦伝』上・下巻(新潮文庫)各50円 小西茂也は戦後動乱期に自らすすんで永井荷風の面倒をみた奇特の仏文学者である。早世した。

伊藤漱平全訳の、『紅楼夢』(全3巻)(中国古典文学大系 44・45・46)(平凡社) 大阪の古書店よりメールで連絡をうけ、どうやら日本の古本屋のメール障害だと判明した。明日、郵便振替で代金+送料2850円を振り込もう。

こうなりゃ、いっそ金瓶梅まで手をだすかな。

 

石川桂郎『俳人風狂列伝』の影響で、西東三鬼、永田耕衣の全句集にまで関心が広がっている。

 

 

4月13

林浩平『ブリティッシュ・ロック 思想・魂・哲学』 (講談社選書メチエ) 957円 注文。

午後、残務整理のため吉祥寺に。

またしても、よみた屋で古本を買う。

和田芳恵『樋口一葉伝 一葉の日記』(新潮文庫)、マルセル・レイモン『ポール・ヴァレリー 精神の誘惑』(筑摩叢書)、木田元『ハイデガー拾い読み』(新書館) 計250円。

しかし、この愛すべきよみた屋だが、新装開店後、こじゃれた雰囲気になったのはいいとしても、西洋文学の棚などずいぶん手薄になったな。児童書・絵本なんてコーナーつくらんでいいって。そんな一角など誰も寄りつかんじゃないか。

 

石川桂郎『俳人風狂列伝』 なかなか面白い。西東三鬼、種田山頭火の章を読む。

 

4月12

長年の友人 I 君を拙宅にお招きした。武蔵野線新小平駅までお迎え。そこから徒歩で10分も歩いて多摩湖線青梅街道駅に乗り換えるという変則だが、

まあ、こういう鄙びたコースもたまにはいいんじゃないでしょうか。

鬱蒼たる古本棚にあきれられつつ、ビール・チュウハイで乾杯。時間をわすれて歓談。

日本の名随筆『散歩』『老』の二冊をいただきました。

 

 

4月11

紅楼夢 平凡社中国古典文学大系版は、日本の古本屋の注文障害なのか、どうも注文に失敗したようだ。これも縁がなかったということなのか、いったん中止。

古本を断って、5日目になる。

リバウンドで、鴎外全集なんぞを、ポチっと買わないように気をつけよう。


夜は、データベースチームの学生14名を囲んで慰労会@吉祥寺ラ・パウザ。F君も一緒。

将来ある若い男女と話すのも楽しいことだ。東大独文、東外大→東大院仏文、東外大で、スペイン語の子、タイ語の子、ベトナム語の子と意外に語学・文学系が多い。

あとは北里・東京薬・武蔵野の薬学系。一橋の社会、F通に就職の決まった子、早稲田の教育・院で学びなおしてる子、等など。

 

石川桂郎『俳人風狂列伝』(角川書店、昭和48年)100円@よみた屋。

 

 

4月6

アメリカンカルテット時代のKeith への感興が尽きず、

Keith jarrett "Backhand" (1974, Milestone) 1091円

Keith jarrett "Eyes of the Heart" (1976, ECM,ライブ)  1250円

Keith jarrett "Byablue" (1976, Impulse!)

Keith jarrett "Bop-Be" (1977, Impulse!) 計1926円

Keith jarrett "The Mourning of a Star" (1971, Atlantic) 1076円 UKへ注文

4月6

・昨日は近所の公園で夫婦で花見。スーパーヤオコーの寿司詰も案外美味なり。

・姑の長姉が満90でなくなった。鎌倉に住む姑が日帰りで入間市まで往復するのはきついので、わたしの家に前泊。

 昨夕、近所の木曽路で松花堂弁当。

 今朝、妻とふたりで告別式にでかけた。私も入間市まで往復。

 

花小金井BookOffにて、黒川博行『てとろどときしん 大阪府警捜査一課事件報告書』(講談社文庫)、ギャビン・ライアル『もっとも危険なゲーム』(ハヤカワ文庫)、スティーヴ・ハミルトン『解錠師』(ハヤカワ文庫)、山内昌之『歴史学の名著30』(ちくま新書)各108円

 

4月6

長年の書友K君が教えてくれた、岩波『図書』4月号に掲載された中国文学者井波陵一さんの紅楼夢全訳秘話。

実は井波さんはわたしの中学・高校の数年上の先輩で、わたしと同じ寮でかつて学んだということを今回知った。

その井波さんが、かの紅楼夢を個人全訳してこのたび岩波から上梓なさった。

岩波文庫には、つとに小野忍・千田九一による全訳があるが、それとは別に、今回全7巻(各巻4000円超)の豪華本として刊行されたという。

 http://www.iwanami.co.jp/moreinfo/028661+/top.html

紅楼夢は、昨年よみた屋店頭で、昭和30年代の平凡社中国古典文学全集版揃いを見送ったことがある。

もし、寝食を忘れるほどの中毒性があるなら、仕事に支障が出る。そうでなければ、積読本がまた増えるだけ。

しごくもっともな上のような理屈をつけて自分を納得させた。

 

しかし、こういう奇縁があっては、私も買わざるをえない。

K君はこの新訳全巻をすでに購入したという。

井波先輩の新訳は優れたものに違いないが、目下3万円もだす気力なく、かつて井波さんが中学生時代に寮で読破したという

伊藤漱平全訳の、『紅楼夢』(全3巻)(中国古典文学大系 44・45・46)(平凡社)を

日本の古本屋(大阪古書楽人館)で、2300円+送料で今朝がた注文。

 

 

 

 

4月4

よみた屋にて

『新訂 小林秀雄全集』第3巻・第4巻・第6巻・第8巻 (1978年、新潮社)各300円×4

渋澤龍彦『毒薬の手帖』『妖人奇人館』(以上河出文庫)『エロス的人間』(中公文庫)各50円×3

これらすべて長男に進呈。先日の免税品土産の礼として。

4月2

秋庭太郎『考証永井荷風』 (岩波書店、昭和41年)300円、篠田一士編 幸田露伴『露伴小説』〈第2冊〉(風流仏 対髑髏 一口剣 五重塔 艶魔伝 ひげ男 二日物語)(岩波書店、1988年)100円 @よみた屋

 

4月1

陽春。できるだけ、からだと心を動かして、目下のスランプを脱したいと思っている。

川嶋至『川端康成の世界』(講談社、昭和44年版)100円@よみた屋 を買って、後半部を読む。

 

 

 

 

 

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