9月27日(日) 買った本

濱嘉之『警視庁情報官』(講談社、341円)、村山恵一『IT帝国の興亡 スティーブ・ジョブズ革命』(日本経済新聞出版社、1418円)、徳永恂『現代思想の断層』(岩波新書、819円)は、かつてアドルノに師事したこともある哲学者による、ウェーバー・フロイト・ベンヤミン・アドルノの精緻な解読。

9月26日(土) 多摩湖サイクリング

先日は吉祥寺からの長いサイクリングをはたしたばかりだが、今度は夫婦で多摩湖畔サイクリングに挑戦した。

といってもふたりともママチャリ。多摩湖を一周する自転車道は自転車専用道で、玄人筋にも評判がいい。ロードバイクやマウンテンバイクに専用の装備をつんだプロ?の合間をママチャリでのんびり走った。

季節はずれの汗とともにストレスもふっとんだようで、夕刻はよく眠れた。 

 

 

 

9月24日(木) 

日経朝刊文化面の小田久郎『現代詩手帳50年の歩み』は貴重な寄稿であった。

88歳の天寿を全うして庄野潤三逝去。

 

9月21日(月) 

鬱々と楽しまず、職場にゆく。数時間作業をして、HDDと資料を持ち帰り。吉祥寺駅前の交番で、こないだ高円寺から引き取った自転車の盗難届の解除手続きをする。そして、この自転車を、自宅まで乗って運ぶことにする。

成蹊大学の裏手を走り、新青梅街道にたどりつく。あとはここを西に進めばいい。iPhoneのGPSつきMAPがあるので安心だ。

新青梅を東大和まで。いまを去ること14年前の春、私立F高校を卒業したばかりのWさんと一緒に、東大和市役所のそばの都立H高校の校門配布にと、同じルートで車を走らせたことがある。その春の、美しい娘をつれてのピクニックめいた楽しさが思い出された。Wさんは気立てのよい女の子で、しばらく職場6号館でアルバイトをしたこともある。短大だったから、2年で卒業し、銀行に就職した。いまはどうしてるだろう。もう結婚したかしら?

新青梅を西進してゆくと、ずんずんずんずん、風景が武蔵野の色に染まってゆくのがよくわかる。生きて再び、この道を通ることがあるかしら。

小平霊園をすぎたあたりで、さすがに疲弊し、サイゼリヤでスパゲッティとグラタンを食して休憩。

そのあとも、延々と漕いで、さすがにすこしばてて、道のむこうに一昨日も買い物した新青梅ぞいのニトリがみえたときはほんとほっとした。

松本清張『西郷札』(新潮文庫、100円)@ブックセンターいとう。

 

夜は黙々と仕事。未知との遭遇をBSで観る。同年代の妻は、学生時代は見ていなかった由。

9月20日(日) 

次男のpcの無線LANの子機を買い求めさせた。無事開通。

 

9月19日(土) 

連休初日。いちおうカレンダー通り5連休にはしてあるものの、明日以降、ややこしい業務がいくつか残っているので、完全にやすめるのは数日になる。

朝方は、夫婦で玉川上水の散策。散歩道沿いのCAZE CAFEでコーヒーとケーキセット300円。2Fのテラス席は四方を緑にかこまれ、まるで避暑地にでもきたかのよう。

玉川上水駅南口の古書店清水書店があいていたので、記念に野口冨士男『わが荷風』(中公文庫、200円)を買う。和漢の歴史書の専門店だが、一般書はかように安い。

午後は、これまた夫婦で、次男のノートPCを買いにゆく。

新青梅街道沿いのPCDEPOTで、HP製の17インチノート ProBook 4710sを購入。税込44800円で17インチノートが買える時代になったのだ。細部はコストをきりつめたようすがうかがえるが、かといって安っぽいつくりでもない。

帰路、ニトリで、愛猫用のベッド799円と造花599円(ローズフラワー)を求める。店をでたころにはあたりはまっくら。隣店のBookOffで、松本清張『或る「小倉日記」伝』(新潮文庫、400円)を。大きな活字版で買い直し。

(さっそくお気に入りに場所に)

(とても599円とはおもえません。水滴まで付着してます)

夜は、もちかえったHPノートPCのセッティング。

 

 

9月12日(土) 

昨夜遅く西武線で帰宅するその車中で、平原綾子のJupiterをYoutubeで聴いたのだが、疲労がつのっていたせいか妙な高揚感に襲われた。

今朝はまた、森田童子やちあきなおみ喝采を聴いたりしている。

水曜日は、渋谷のセルリアンタワーで長いイベントに参加。弁当が抜群に美味であった。

渋谷のこの界隈にくると青春の日々を思い出す。あの坂のむこうにはなにがあるのか。いまはもうなにもないのを知ってるのだが、それでも胸がかすかにときめいてしまう。

夜、桜ケ丘で同僚とわかれ、久しぶりに東急プラザ裏の古書センターに立ち寄る。

この古書センター、30年以上もかわらず営業を続けている。孤塁を守る、といった感じだ。

2Fは、Flying Booksというお洒落な店に変わっていた。

ここで、吉田秀和の単行本3冊、『音楽の時間 CD25選』『レコードと演奏』『このレコードがいい 25選』(すべて新潮社、各500円)を買う。

 

話はかわって、今月の日経私の履歴書、槇原稔(三菱商事相談役)を毎日愛読している。成蹊人脈、ハーバード留学時の人脈の錚々たること。西洋古典学の碩学久保正彰は成蹊・ハーバード同窓で、物理学からの転身であったと知った。

 

9月6日(日) twitter

しばらく前にTwitterのクライアントのひとつTwincleをダウンロードして遊んでいたのだが、正直twitterというものがよくわからず、すこし触ったあとで放置しておいた。

ここにきて、やはりtwitterについて生理的にも理解しておきたく、あらためてTwitterFon という無料だが世評のたかいアプリをダウンロードして遊んでみた。

ブログにもmixiにも縁のなかったわたしで、遺跡のようなBBSを運用しているのがせめてもの誇りなのだが、このところメールは夥しいスパムに汚され、ひらいてみるきもしなくなっていた。

ところでtwitterっていったいなんなんだ?

すこし使ってみて推察するに、フラグメントのような無数のブログ(自己発信できる)の、ゆるやかで柔軟な集合体(まるで生物の生態系のような)じゃないかと、ぼんやり考えて、それなりに感心しているのだが、

実はぜんぜん違うのかもしれない。

 

このtwitterに関する考察をはじめとして、池田信夫氏の最近のブログは冴えまくっている。

民主党政権の今後の課題などについてのコメントも適切でかつ迅速だ。http://blog.goo.ne.jp/ikedanobuo

 

 

上石神井経由で残務整理に職場へ。移転後の碩文堂(駅から歩くと、もとのお店のひとつ先の角を左に曲がったところ)で、S・ホリングデール『数学を築いた天才たち』(上・下)(講談社ブルーバックス、200円)。帰路では、上石神井BookOffで、松本清張『張込み』(新潮文庫、105円)、T・R・スミス『チャイルド44』(新潮文庫、400円)を買う。帰りの電車で読んだ清張の表題作で、涙腺がゆるんだのだった。

 

 

 

9月5日(土) ぱっとしない日々

 

風は秋めいてすがすがしいが、陽は変わらず晩夏のよう。

駅前のこじんまりとした本屋で、新刊チェック。チャイルド44の続編、『グラーグ57』は買うべきだろうか?最近のカッスラーの作は面白いのか?1984は新訳で読むべきか?開高健の『人とこの世界』(ちくま文庫)、元本には古本屋で何回もめぐりあってるのに買ってない。オペラDVDシリーズ、初回のカルメン(メリメ+ビゼー)は半額980円と安いので迷った。

それで結局なにも買わずに店をでて、近くのいなげやでラーメンの食材とビールを買って帰った。

最近買ったのは、

小島寛之『統計学入門』(ダイヤモンド社、1890円) 松本清張『駅路』(新潮文庫、320円)

 

 

9月1日(火) Breadという奇跡

日曜の夕刻、残務整理から帰りついて、玉川上水駅前の光進堂という本屋で本を探していた時に、有線で流れた曲。すきとおった美声と繊細なメロディに一聴、はるか昔のブレッドを思い出したのだが、はたしてほんとにBreadなのかどうか自信が持てなかった。

ふつうならこれだけで終わってしまうのだが、いまや私にはSHAZAMというアプリがある。さっとiPhoneを天井埋め込みのスピーカーにかざすと、すぐに BreadのAubreyという曲だと教えてくれた。

このSHAZMというアプリは、YouTubeの該当曲も教えてくれるので、その夜さっそく聴いたのだった。

 

15年ほど前だと思うが、光が丘西武デパートの催事場で中古レコードセールをやっていたことがあり、そこで、EL&Pの4枚目といっしょに、Breadのベストオヴを、当時としてもすでに珍しいレコードで買い求めて、いまも所蔵しているが、そこにはこの曲は収められていない。

BreadはIfという名曲でよくしられていて、7・8年前だったか、山崎パンのCFにも使われたことがある。

Breadを聞いたのは、昭和47年だと記憶している。あの当時は、このBreadやcat Stevensなどメロディアスな佳曲が多かった。

ああ Bread。BreadのIfを聴いたのは私が満で15歳のこと。もう30年以上も会わない初恋のひとは高校をでたばかりの18歳だった。

そんな時代もあったのだ。

 

 

 

 

8月29日(土) iPhoneで読書

これまで意図的にモバイルでの読書には手を出してこなかったのだが、電車の中でふと本を読みたいときに、なにかと便利だろうと思い、電子書籍リーダー豊平文庫(450円)を購入してみた。

操作はいたって簡単で、iPhoneから青空文庫の作品を自由にダウンロードできる。吾輩は猫前編が10秒足らず(WiFi環境)

伊東静雄の詩集もとりこんでみたが、大きい活字で、携帯端末で読むというのも意外に新鮮な体験だ。

今回あらためて、青空文庫のコレクションを眺めてみると、岡本綺堂の怪談(翻訳含む)や神西清の短編、葛西善蔵や織田作之助など、けっこう意欲をそそる作品も多数おさめられているのに気がついた。

これまで忌避してきた携帯端末読書という流儀だが、案外つぼにはまるかもしれない。寝床で灯りなしでも読めるしね。

松本清張『黒地の絵』(新潮文庫、400円)@上石神井Bookoff

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

8月27日(木)

今月の日経私の履歴書、服飾デザイナー芦田淳の自伝を愛読してきた。先月の加山雄三といい、晩年にいたってポジティブに人生を回顧できるひとはすばらしい。今朝の一文は元駐日大使マイク・マンスフィールドとの親交をつづったもの。幼くして父を亡くした芦田淳が、心の父と慕ったマンスフィールドの人柄に、私自身も惹かれるところがあり、『マンスフィールド20世紀の証言』(日本経済新聞社、489円)(1999年に日経に連載された記事の単行本)をAmazon注文。

 

8月23日(日)

そういえばこの夏は行楽らしい行楽には無縁だった。夏の終わりの思い出にと、夫婦で高尾山にでかけることにした。

モノレールで高幡不動まで、そこから京王線で高尾山口まで。車中快適。リフトには初めて乗ったが、爽快かつ多少スリルもあって、ケーブルカーよりいいかもしれない。

結局、高尾山頂上まで登り切ったが、帰路腰を痛めたらしく、いまも痛い。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

8月22日(土)

マンモスうれぴーで有名な某アイドルが潜伏していたのは、わが町の、自宅から自転車で7・8分のところにあるとあるマンションであった。

 

 

8月18日(火)

朝は、次男の退院手続きのため立川の某病院に。別れて、中央線で高円寺まで。先日盗まれた自転車が高円寺駅でみつかったのだ。盗難届はだしてあったが、申請が数日遅れたせいで、免除はされず、撤去料3000円を支払う。ここから、この自転車を上石神井まで運ぶ。環七を南下、青梅街道とクロスするところで右折して、青梅街道をひたすら自転車を走らせる。JRの線路を越える荻窪附近の長い陸橋を急スピードでこぎのぼったせいか、荻窪駅をすぎたあたりで立ちくらみでふらふらする。こりゃ熱中症で倒れたりしたらいい笑いもんだなと猛省し、環八をすぎたあたりのコンビニでお茶をかって休憩。

高円寺から上石神井まで、休憩をまじえて約50分かかった。

8月16日(日)

次男が入院中ということもあり、遠出もできず、静謐な日々をすごしております。すきなときに眠って、すきなときに起きて、全米プロゴルフの録画を観たり、刑事コロンボをみたり。セミが賑やかで、リビングを風がよく吹き抜ける夕方は、どこかの避暑地でゆっくり静養しているような気分。

散歩がてら近くのスーパーまで安い食材を買いにゆく。夫婦で食べる。安いビールを買ってきては、飲む。ただそれだけの、ある意味では贅沢な休暇。

 

このところ本は買わず、かわりに今朝もAmazonでCD注文。(今月は、Brahmsの全集もふくめて、CD55枚計16000円購入ずみ)

ジャン・ユボー『フォーレ:ピアノ作品全集』第1集・第2集(各2枚組)(3760円)@Amazon   『Debussy歌曲集』(1340円)も。

『フォーレ:歌曲集(4枚組)』(エリー・アメリング(Sop) ジェラール・スゼー(Br) (2660円)

岡田暁生『音楽の聴き方』(中公新書、812円)@光進堂

 

8月13日(木)〜14日(金)

休暇一日目。立川の大病院に、手術のため入院した次男を見舞う。手術といっても難しいものではないが。

立川までは夫婦で自転車に乗った。いったん別れて、単独でビックカメラ、オリオン書房へ。ビックカメラでヘッドフォンを視聴。FOSTEXの安めのヘッドフォン、T5MやT7Mの音に好感をもつ。

オリオン書房で幅広く新刊チェック。ひさしぶりに飢えをしのいだ感じ。音楽書では、フォーレに関する浩瀚な研究書3冊が書棚に並んでいたのはうれしかった。ジャンケレヴィッチの大著『音楽から沈黙へ フォーレ―言葉では言い表し得ないもの』はAmazonでしっていたが現物を手にとるのは初めて。また、金原礼子『 フォーレの歌曲とフランス近代の詩人たち』(藤原書店)は初めて知った。どちらも高価ですぐには手が出ない。残りの1冊、ジャン=ミシェル ネクトゥー『ガブリエル・フォーレ 1845‐1924』も三千円超だ。

半藤一利他の『東京裁判を読む』、平凡社ライブラリーに入った『昭和史』、梯久美子の新刊『昭和二十年夏、僕は兵士だった』。村上春樹論の各種(川本三郎編とか)、ハイデガーのニーチェ論(平凡社ライブラリー)、岩波文庫に入ったボルヘスの『続審理』(これは晶文社から昔でていた『異端審問』の改訂版らしいのでいったん保留)などを閲覧したものの、なにも買わず。

 

日本時間で木曜の夜9時頃始まった、PGA championship。iPhoneに米国ミネアポリスの時計を追加し、現地時間を把握できるようにし、 PGA championshipのHPで知ったiPhone用のソフトを購入(230円)。全選手のスコアがリアルタイムで表示されるなかなかすぐれもののツールだ。まだ日本人の評価コメントもなく、ブログでも話題になっていないようだ。まるでわたしが発見したソフトのようで愛着をおぼえた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

8月8日(土)

グレッグ・イーガン『ひとりっ子』(ハヤカワSF文庫、861円)、『祈りの海』(ハヤカワSF文庫、390円)。近年のハードSF(というのだそうだ)に疎いことにはたと気づき、Greg EganやTed Chiangを読んでみることにした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

8月6日(木)

ずっと迷っていた、46枚組のブラームス『Complete Edition』(8240円)を遂に購入。職場のFさんはすでに購入ずみかしらね。最近買い求めたブルックナーやワグナーの全集もほとんど聴いてないのでいささか気が引けるのだが、この安さ・演奏の質の高さを考えると、品切れになるまえに買っておかなくてはと。(すでにAmazonの在庫は切れており、しかたなく中古で買いました)   http://blogs.dion.ne.jp/php/archives/8341435.html

週刊ダイヤモンド「上場企業3000社最新株価診断」特集(690円)を駅の売店で。

 

8月2日(日) 

宮里藍、石川遼につきあったゴルフ三昧の週末だった。全英女子オープンで優勝した、C・マシューといい、さきの全英オープンで惜しくも優勝を逃した59歳のトム・ワトソンといい、アングロサクソンのベテランはみないい顔をしているなあ。どんな事態になっても落ち着いていて、じつに風格がある。

 

8月1日(土) 

テッド・チャン『あなたの人生の物語』(ハヤカワSF文庫、987円)はくまざわ書店で。

ほかに、講談社現代新書『これがニーチェだ』、岡田暁生『音楽の聴き方―聴く型と趣味を語る言葉』、新潮文庫の新刊 手塚正己『軍艦武蔵』上下巻が気になった。近日買おう。

イーガン 村上春樹の国際シンポジウム(文春文庫) 精神病理学原論 ハイデガーのニーチェ論 梯 久美子『 昭和二十年夏、僕は兵士だった』

 

 

 

 

 

 

 

 

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