8月31日(日) 晴れ

このところ夕立の降らない日はない。

ジェームズ・ロリンズ『ナチの亡霊』(上・下)(竹書房、1880円)、宮部みゆき『模倣犯』(1)(新潮文庫、42円@古本市場。

8月30日(土) 晴れ

更新する意欲が失せている。この2週間で買った本を順次メモしておく。雫井脩介『火の粉』は傑作ミステリだった。

プリーストリー『夜の来訪者』(岩波文庫、588円)。三幕の劇。後半生を社会改良に捧げたプリーストリーらしい主張がにじむ。推理小説仕立てであっという間に読んだ。

武田邦彦『偽善エコロジー』(幻冬舎新書、777円)、志水辰夫『うしろ姿』(文春文庫、350円)、斎藤綾子『ヴァージン・ビューティ』(新潮文庫、105円)、雫井脩介『虚貌』(上・下)(幻冬舎文庫、700円)、東野圭吾『秘密』(文春文庫、340円)、桐野夏生『ローズガーデン』(講談社文庫、300円)、『週刊文春傑作ミステリーベスト10』(ネスコ、341円)。

昨日は成蹊大学で開催された日本テスト学会の公開シンポジウムに参加。第6回論文抄録集(2000円×2冊)を求める。

 

8月15日(金)〜17日(日) 

休暇3日目。奥多摩周遊キップなるものを夫婦で買い求め、いざ御岳へ。拝島線下り電車で、終点拝島へ。そこから青梅線で、下り電車の待ち合わせのため、青梅駅で途中下車。赤塚不二夫が亡くなっていまや話題の駅。ふたたび下り電車に乗り継ぎ、御嶽駅到着。バスでケーブルカー麓までゆき、ケーブルカーで山頂。リフトで展望台に登り、カレーで昼食。ふたたび急な坂を上って、御岳神社。

山岳宗教の不思議。レンゲショウマ撮影。

休暇4日目。高野台旧宅で外壁修理のため、K不動産担当氏とうちあわせ。駅前のH不動産と賃貸打ち合わせ。駅前のバーミヤンで、冷し坦坦麺セット(チャーハン・シュウマイつき)やギョーザ、生ビールでささやかな休暇ランチを食す。

休暇5日目。一転曇天で秋めいてきた。これまた夫婦で、近傍サイクリング。近年TVでも紹介された寿司と仏蘭西料理融合の店、和やま田をチェック。武蔵砂川駅と玉川上水駅の中間地点で、車がないとつらい、隠れ里のような店である。なかにははいらず。近くのBookOff武蔵砂川店で、重松清『送り火』(文春文庫、200円)、雫井脩介『火の粉』(幻冬舎文庫、200円)を求め、少し読む。雫井脩介原作の映画『犯人に告ぐ』(豊川悦司主演)@WOWWOWが秀逸だったため。

 

8月14日(木) 

休暇二日目は、昨日買った自転車にのってふたたびサイクリング。玉川上水沿いを砂川のあたりまですいすい進んでいたら、遠くで雷の鳴るのが聞こえたので、いったん引き返す。しかし自宅近隣ではちょっと湿ったくらいだった。

出直して、再び同じルートで昭和記念公園を目指す。十年以上前、何度か子どもをつれてきたことがある。当時はえらく遠く感じたものだ。

当時こどもが夢中で遊んだ雲の海や霧の森といった施設を再訪。感慨ふかいものがある。当時は夫婦も若かったのだ。

日本庭園でしばし休憩し、巨大な公園をぐるりと一周して帰ったのだった。

8月13日(水) 

■草森紳一が今年の3月に亡くなっていたことをずいぶんたって日経の書評で知った。隅田川の下流、永代橋のたもとに建つマンションに住んで、「部屋には所せましと本が積み重ねられており、遺体はその合間に横たわっていた。あまりの本の多さに、安否を確認しに訪れた編集者でさえ、初日は姿を見つけることができなかった、という。」(読売オンラインより引用) 遺著『夢の展翅(てんし)』(青土社)は、頽唐期の鬼才李賀と自身の夢の体験をコラージュした畢生の作だという。

■さそうあきら『神童』(1〜3巻)(双葉文庫、810円)@古本市場。湯浅誠『反貧困』(岩波新書、777円)@くまざわ書店。オリバー・サックス『火星の人類学者―脳神経科医と7人の奇妙な患者』(早川書店、440円)

■休暇一日目は、早朝に目覚めて、WOWWOWで長男が録っておいた『神童』を観る。公式HP さそうあきらのマンガを原作として、ピアノの天才少女と音大受験の一浪生を主人公とした映画。つい引き込まれて2時間観てしまった。

10時になるのをまって近所の古本市場で原作マンガ揃いを入手。イトーヨーカドーで妻ののる自転車を買う。これで夫婦でサイクリングできるようになったので、

午後、芋窪街道を北上して貯水池多摩湖にでかけることにした。

約30年前、デートできたことがある。東西の巨大な貯水池をわかつ橋に佇んで年月の過ぎたのを思う。そのときは車はほとんど通ってなかったような記憶があるが、いまは車が多くて閉口した。あいかわらずしょぼい写真を撮って帰った。

 

8月9日(土) 

本を読む気力がやや甦ってきた。

ダニエル・ケールマン『世界の測量 ガウスとフンボルトの物語』(三修社 1995円)、リヴィエル・ネッツ/ウィリアム・ノエル『解読!アルキメデス写本』(光文社、2205円)@くまざわ書店。

前書は熊襲さんお薦めの1冊。長年敬愛するガウスとフンボルトを主人公にする小説とあれば読まずにいられない。先日やっとのこと入手した中公新書『フンボルト』は、兄のほうの評伝であるが、弟の功績にも紙面が割かれているので、それで飢えをしのいでいるような按配だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

※8月19日 岩波文庫新刊でオウィディウスの『アルス・アマトリア』。三十数年前に週刊プレイボーイ記事で知った引用句 全テノ動物ハ性愛ノノチニ悲シム の典拠をさぐるぞ(笑)

夫婦で玉川上水沿いを散策。小平市小川橋そばの農園のなかでひっそりと営む蕎麦どころ松根でせいろランチ(1000円)を食す。

8月7日(木)

最低賃金 日給240円(時給じゃありません) 教員の初任給(月)4000円 国立大の学費(年額)1200円 早稲田大の学費はその約10倍。昭和24年の世相を、今月の私の履歴書(成田豊電通最高顧問)は教えてくれる。

鬼友F君の薦めで、清史弘『駿台受験シリーズ 分野別受験数学の理論11 受験数学と教えられない数学』(駿台文庫、1052円)を注文しておく。

8月3日(日)

運動不足を痛感するこの頃。以前のように往復1時間かけて自転車通勤することもなくなったので、メタボ体質がますます進行中だ。というわけで、休日の朝起きて、近所の公園を散歩したりした。

11時、練馬高野台にて旧宅内装の最終確認。のち、同駅前の天狗でランチ&生ビール。猛暑のなか帰宅して昼寝。夜、夫婦で散歩&ショッピング。

降旗学『世界は仕事で満ちている』(日経BP社、1575円)着。

 

[HOME]           [前月]