7月30日(水)

日経のHPはなかなか読ませるコラムが多い。早稲田大学のR.グルムルティ氏が書いた「21世紀はインドの世紀となりうるか?」という連載中、インドの古代科学にふれた箇所があった。

アリヤバータ(紀元前5世紀のインドの天文学者/数学者)は天体の食(日食・月食など)を解明し、当時広く信じられていた天動説を否定し、引力の法則と楕円軌道についての仮説(アリヤバータは1年を365日と6時間12分30秒と計算しており、これは現在の計算と数分しか違わない)を示した。

サイモン・シンの『ビッグバン』は上巻のほうが興味深く読めた。ただ、やむをえないことだが、西欧以外の古代天文学にはまったく言及されていない。このコラムで教えてもらった、アリヤバータについて、Amazonで調べてみると、The Aryabhatiya of Aryabhata: An Ancient Indian Work on Mathematics and Astronomyという著作が安価で入手可能だとわかった。さすがにここまでは踏み込めないや。でも興味はある。

藤田田『Den Fujitaの商法〈1〉頭の悪い奴は損をする』(ワニ新書、560円)なんて本も注文してしまった。サンデー毎日の佐野眞一の連載で藤田田が気になったので。真偽のほどはともかく、太宰治が入水自殺するその前の晩に、三鷹の一杯飲み屋で、太宰を挑発したのは、学生時代の藤田田だという。

7月29日(火)

ダニエル T・マックス『眠れない一族―食人の痕跡と殺人タンパクの謎』 (紀伊國屋書店、2285円)を注文。 シンさんの『ビッグバン』は、下巻は流し読みで、読了ということにした。

 

 

 

 

 

 

 

7月27日(日)

母の帰鹿の日。朝8時過ぎに、タクシーで立川パレスホテルに向かう。ロビーで少し待ったあとで、羽田行きリムジンバスに。日曜日ということもあって高速が空いており、1時間少々で羽田についたのはよかった。

羽田空港で弟と合流し、ビル5Fのあずみ野でそばセットの昼食。見送ってのち、モノレール・JR・西武を乗り継いで帰宅。チュウハイのんで昼寝。

目が覚めたら、激しい夕立の去ったあとだった。驚くべきことに、幻想的な富士山が出現しているのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

200mmの望遠で。

南の空には虹までも。虹をみるなんて何年ぶりだろうか。

そんなふうにして、母と一緒の飛び石休暇は終わったのだった。

 

 

 

7月26日(土)

母が鹿児島から上京し、わが家で4泊(その前に立川のホテルで1泊)。近所を散歩したり、TVで大相撲を観るくらいののんびりした滞在だ。

息子のほうも、火・木と飛び石で休みをもらってミニ休暇のような気分。

練馬の旧宅を見学したいというひとがあるとのことで、いちおう夫婦で立ち会うことに。音響メーカーP社のわかいご夫婦。あまりお気に召さなかったのか、ものの4・5分で閲覧終り。

帰宅して、母を交え、一家5人+猫でとろろソバを食べる。夕食は夏野菜カレー。

昭和記念公園で年一度恒例の花火大会。ごく近くで観れるとあってベランダで一家で期待して待ったが、始まると意外に距離感があるのに気づいた。初めての花火写真も失敗の連続。来年はもっと近くに繰り出して、写真も研究してから臨むことにしよう。

息子2人の部屋にエアコン設置工事Byヤマダ電機。

 

7月22日(火) 

今日は、母親が鹿児島から上京する日なので休みにしておいたが、喫緊のデータ作成が数件あったので、自宅でこなす。4時、立川駅北口のホテルで、羽田からタクシー・南武線でたどりついた弟・母親と合流。1年ぶりの家族再会を祝いビールで乾杯。妻・息子2人と合流し、6時過ぎから立川伊勢丹8Fの吉兆で会食。一家で繰り出してお一人1万超の出費が痛い。ホテルに戻りロビーで記念撮影。

サイモン・シン『ビッグバン宇宙論』(下)(新潮社、1238円)。

7月19日(土) 

ただ今、20日の午前0時30分。久しぶりに家族4人がリビング・ダイニングに打ち揃って、長男は鹿児島産うな丼を食べた後、ニコニコ動画に興じ、次男は駅前のコンビニのバイトから帰ったばかりで、もらってきた売れ残りのスパゲティを食べてる最中だ。

厄介な仕事が山積していて予断を許さない状況だが、週に1回は完全OFFとしたい。今日は、高野台の旧宅で内装進行のうちあわせ。S不動産リース部のF嬢(独身?既婚?不明)と、賃貸借の打ち合わせ。ヤマダ電機で、クーラー2基購入。これはいまの住まいの子ども部屋用。あまりに暑いので、電車で石神井まで移動し、またまた駅前のさつき寿司で寿司ランチ680円。

 

桐野夏生『OUT』(新潮社、200円)@荻窪BookOff。結城信孝編『結城信一評論・随筆集成』(未知谷、2440円)@Amazon。

7月18日(金) 

斎藤精一郎『大転換 日本経済・2007年〜2015年』(PHP研究所、458円)、サイモン・シン『ビッグバン宇宙論』(上)(新潮社、1289円)。

 

 

 

 

 

 

 

 

7月16日(水) なぜかミトコンドリア

ニック・レーンの大著『ミトコンドリアが進化を決めた』は3800円と高価で、もし積読のままとなったらその損害が大きい。先日近所のイトーヨーカドー2Fにあるくまざわ書店で、このみすず版の大著が平積みになっていて、大書店なみの懐の深さに驚いたものだが、さすがに買うのは躊躇した。

そこでまずは読みやすい入門書からということで、瀬名秀明・太田成男『ミトコンドリアのちから』(新潮文庫、590円+税)を買ってみた。

今年になってから、三村芳和『酸素のはなし』や丸山茂徳・磯崎行雄『生命と地球の歴史』など、真核生物誕生のいきさつについてはいちおう予備知識を仕入れてきたつもりだ。

さっそく昨晩から通勤電車で読んでるところだが、平明な説明でわかりやすく、なかなかの好著とみえる。

そういえば、日本語学の大野晋が亡くなったが、日本人の起源・自分自身の母系の起源も、ミトコンドリアの分析で追跡できるという。

実弟は今日からサハリン視察とのこと。来週は母親が鹿児島から上京する。

 

7月13日(日) 

武蔵村山の日産跡地に2006年に誕生した、イオンモールにでかけてきた。草原のまんなかに幻のように聳える楼閣。なにも買わずに退散。夫婦でバスで往復したので、バス代880円がもったいなかった。

休日はよく眠った。

7月12日(土) 

今月の日経私の履歴書は、平岩弓枝。戸川幸夫に師事したデビュー前のころのエピソードがたのしい。

岡崎武志さんがブログで激賞しているので、三木卓『わが青春の詩人たち 』(岩波書店、940円)を注文。

また、晩鮭亭さんのブログ晩鮭亭日常では、『もっと、狐の書評』(ちくま文庫) がでたことを教えてもらった。これは今日にでも駅前の本屋で買おう。

いま手すきだったので、狐名義の山村修氏の本を並べてみた。並べていて気づいたが、『狐の読書快然』(洋泉社)がまだ入手できていない。Amazonの古書価がむちゃくちゃ高い。

狐の書評は、ほんとうに上手いといつも思う。

 

 

 

 

昨日は、近所の本屋光進堂で、開店直後に山村修『もっと、狐の書評』(ちくま文庫、861円)。西武線の車中で目を通しながら、練馬旧宅の内装うちあわせにゆく。石神井公園まで歩いて、駅前の寿司屋さつきでランチ。一人前680円(税込)ととても安いが、なかなか旨いのに感心。駅南口の某不動産会社にでむいて、若い店長と、賃貸借のうちあわせ。鍵を委託した。

夜は、夫婦で上北台駅までサイクリング。夜風にふかれて気持ちも晴れた。

 

7月10日(木) 

瀬川幸一編『石油がわかれば世界が読める』(朝日新書、350円)@荻窪BookOff。石油高騰の時機を得た好著。石油学会の記念事業の一環で編まれた、一般向けの啓蒙書であり、石油業界寄りではあるが、環境破壊の悪玉=石油、原油高騰=原産国のボロ儲け、といった常識?を明瞭に論破してゆく。そのうえで、地球温暖化を防ぐための石油の活用法を丁寧に説いている。

 

7月6日(日) 

キャンペーンで安くWOWWOWを契約したせいか、なぜか家族で映画づいている。トランスポーター2、レインメーカー(マット・デイモン好演、コッポラ監督の、弁護士映画)。

中沢新一『古代から来た未来人 折口信夫』(ちくまプリマー新書、735円)。南方熊楠といい、折口信夫といい、中沢新一の筆は、自由で、軽やかで、わたしたちを遠くに運んでくれる。有益な一冊であった。

午後、玉川上水沿いを、夫婦で散策。1時間半、かれこれ6kmは歩いたろうか。南仏の田園地帯をバカンスに訪れているかのような、ちょっとした小旅行のような気分で、浮世の憂さをしばし忘れることができた。

7月5日(土)

朝、練馬にて旧宅内装打ち合わせ。長命寺まえの寿司駒一にて、ランチ&ビール。石神井公園駅前の不動産二社を訪問。そこからバスで荻窪移動。午後8時退社。

7月2日(水) 

仕事を抱え込んで、にっちもさっちもいかない状態。 孤独な処理を続けている。

NHK特集、城山三郎〜亡き妻への遺稿 を録画しておいた。週末にでも観てみよう。

熊襲さんお薦めの本など、買いたい本はけっこうあるが、このところ本を買うのを控えている。

積読人生丸40年、ある種の転機かとも思う。

昨晩は、荻窪で仕事を終え、ああ練馬の旧宅ならここからタクシーで10分なのになあ、と環八のそばで嘆息し、時間も遅かったので

上石神井までタクシーを飛ばし、10:31発の急行に飛び乗ったのはよかったが、小平で約10分拝島行きを待ったのは悲しかった。

まあそれでも11時ちょうどには駅にたどり着いたので、よかったのだが。

 

 

6月28日(土) 生活雑記

朝11時、練馬の旧宅でS不動産A氏と内装打ち合わせ。来週から内装にはいる。ここでまた結構なお金が吹っ飛ぶのだ。

旧宅ソバの寿司屋『桃太郎寿司』まで夫婦で歩き、夫婦で寿司ランチ&ビール。

ぼちぼち帰ってきて、今度は玉川上水駅南にあるという洋菓子店シャロンを訪問。安くて美味しいというネットの評判をききつけ、ケーキ4個購入。

(こないだ職場のEさんが食べたという回転寿司の店の北です)

帰り道、駅前の野菜即売所で立川野菜をいくつか買う。枝豆・トマト・キュウリ・ジャガイモ。

 

小谷野敦『日本の有名一族』(幻冬舎新書、350円)@荻窪BookOff

S・ハンターの傑作『極大射程』の映画版をWOWWOWで観た。録画しておいたのをひとりで観ていたら、なんとなく家族が集まってきて映画鑑賞会に。あまり話題になっていないようだが、アクション映画好きにはなかなかの快作。

6月25日(水)

今度は荻窪にひきこもって、厄介な仕事をひとつひとつ片付けている。

門倉貴史『立食いソバ1杯が1000円になる日』(宝島社新書、300円)、團藤重光・伊東乾『反骨のコツ』(朝日新書、350円)@荻窪BookOff。齢95歳を迎えた天才法学者團藤重光と、52歳も若い異色の学者(物理学の学徒から作曲家へ転身)の対話編。死刑廃止論の哲学的歴史的考察が中心か。まだ読んでないけど。

6月22日(日)

昨日。残留物の整理と掃除のため、夫婦で練馬旧宅へ。新副都心線の開通で、所沢からも渋谷行きの直通電車が走ってるのが奇異な感じ。

 

6月21日(土) 新しい書棚

引っ越して1ヶ月半がたったというのに、いまひとつ片付けが進まない。

天井の高さにあわせて準作り付けのような書棚が構築できる、充英アート製の書棚を、この度の引越しで3セット購入した。

これは幅60cmタイプで、約2万円した。最上部は天井にぴったりとくっつく耐震構造になっている。オプションの棚を買い足せば、もう少し収容能力はアップするだろう。奥行29cmなのでたいていの本は前後2列に収容できる。

手前が幅88cmタイプで、約3万円。写真奥は、幅60cmタイプ。つまり3台で約7万円かかったことになる。

書庫の入口から撮った。最初の写真の書棚は奥に隠れてみえない。正面奥の棚と、右の2つの棚は文庫専用で収容能力は高いが、前後に3列も重ねているので、みつけるのが大変だ。画面右手前は古い食器棚を使いまわしていて、稲垣足穂などのコレクションがはいっている。

まだ未整理の雑誌・雑本が床にころがっているものの、とりあえず本の類は今朝すべてここに収まった。

ただ、分野別の整理はこれからといった状況だ。

専用の書庫ができて、サラリーマンとしては恵まれた環境になったが、最近の心境はといえば、長年買いためた未読本のあまりの多さと、雑本ですら処分できない煮え切らない自分に、いささか嫌気がさしているといったところなのだ。

しばらくは本を買うのは控えて、買った本はきちんと読もうと、殊勝な気分になっているのだった。

 

6月20日(金)

休みの日だったが、朝、はずせない用件でいつもよりはやく出勤。11時ごろ終えて、吉祥寺駅前で、山村修『<狐>が選んだ入門書』(ちくま新書、360円)、佐々木倫子『Heaven?3』(小学館、350円)を求める。ヤマダ電機で、プリンタインク2100円。競合ヨドバシを意識してるせいか、妙に親切だ。帰り際、ポイント500円相当が当たったのはラッキー。

西武バスで上石神井駅にむかい、そこからこの度新設された拝島急行で帰路。すごく速いのに感動。

玉川上水駅に降り立つと、都心の喧騒はとおく、みなのんびりとしているのが良い。駅前の床屋で久しぶりの散髪、4410円。

チュウハイを飲んで、しばらく昼寝し、起きて仕事を1つこなす。

久しぶりに深々と眠ったことだった。

6月19日(木)

このところひきこもって仕事をしていたので、職場のIさんからおお生きていましたかと感動された。マーラーに私はこの世に忘れられ・・・という歌曲があって、亡くなった川村二郎がエッセイを書いていたっけ。

新聞の訃報記事で、川本三郎さんの奥様(服飾評論家の川本恵子さん)が亡くなったことをしって驚いた。まだ57歳という若さで。川本さんの落胆を想う。

吉祥寺の台湾料理の店で読んだ、スピリッツの新連載、佐々木倫子『チャンネルはそのまま!』に、ほのぼのとした笑いを誘われた。佐々木倫子『動物のお医者さん 1』(白泉社文庫、341円)をAmazonに注文しておいた。

 

総じて低調なこのごろ。テスト理論や数学や、ちょっとヘヴィーな読書に、そろそろ復帰したいものだ。

iPhone 買うかも。

 

6月15日(日)

数日間、自宅に引きこもって早朝から深夜までPCに向かった。某社に委託している処理に多量の漏れが発覚したときは、またしてももうダメかと思ったが、職場のF君が急きょ市川市に飛び、トラック数台で荷物を引き上げる手配をしてくれたおかげで、なんとか難所を乗り切れた。データ処理の深々とした孤独を味わう。

この間。東京メトロ副都心線は開通し、岩手・宮城を地震がみまい、自宅にソファが到着した。はたまた、練馬の旧宅の内装業者が決まり、妻は内装打ち合わせのため練馬に向かい、ついでに、目白で友人とランチをたのしんだことだった。(イタリア料理の”SHARK”+和菓子”志むら”)(※例のごとく、東京ウエストManoaさんのご教示による、Manoaさんのお薦めの店にははずれがない) 

五木寛之・香山リカ『鬱の力』(幻冬舎新書、777円)@くまざわ書店。企画倒れの空虚な対談なのか、鬱をあつかって昨今の世相を超越する好著なのか、いまは読みかけなのでわからない。


躁と鬱がはげしく行きかう5日間をほぼ在宅勤務で過ごした、その反動で、放心状態に陥った。今日はほとんど仕事をしないことにする。

長年通勤に愛用してきたボロ自転車を、次男が立川で乗り捨てて、撤去か盗難にあった。今朝は泉町にある回収所までサイクリング。このあたりは緑が多く、見晴らしも良い。爽快だ。だが、広大な回収所を探したが、ついになし。長年の友人に別れを告げた。

そこから、幸町のホームセンターまですすみ、買い物1つ。

はやい時間にチューハイを飲み、午後はぼんやりと過ごす。仕事の電話が数件はいる。

実弟と連絡がとれたので、子会社役員就任の祝いと7月の母の上京について電話でうちあわせる。7月上旬はサハリン視察だとのこと。

ベランダから夕景を撮る。

夜、古本市場に息子たちの捨てた文庫や雑本を売りにゆくが、悲しいほど買い叩かれた。手間賃にもならない。百円均一で売るとしても原価はその5%ということになる。馬鹿馬鹿しいかぎり。

ダイエーで鰯やブリが値札の半額ででていたので、ネコ草(100円)と一緒に買って、妻とふたりで帰った。

明日からまた、別な仕事が山積みである。

6月11日(水) 晴れ 清水書店@玉川上水

昨日。一日在宅で仕事。早朝から夜更けまで延々とPCに向かったのだが、こういう長丁場の仕事は在宅が向いているのを痛感。疲れれば少し横になれるし、家族との団欒も気分転換になる。

昼休み?、ネットで評判らしい駅南のケーキ屋を探してみたが、移転していたもよう。同じく駅南の古書店清水書店が珍しく店を開けていたので、ひょっこり入ってみた。東洋史専門の古書店のようで、古典籍が整然と並べてあるのに加え、白鳥倉吉や宮崎市定の全集も揃っている。ほ〜う、という感じであった。ただし一般書はほとんどなし。

珍しく平日の夕べに家族揃って夕食をたべた。ベランダからみえる上弦の月がきれいだった。ささやかな人生の幸せを感じるのだった。

 

6月10日(火) 晴れ 高橋信行『稲垣足穂 未知との出会い』

昨晩の雨は凄かった。中央線も一時ストップ、その後も間引き運転で大混雑が予想されたため、仕事をはやく切り上げ、職場のEさんと、タクシーで上石神井駅へ。そこから新宿線で一緒に帰った。

今日から3日ほど小学生テストの処理を突貫でおこなう。

今朝の日経文化面、美術家高橋信行氏の『稲垣足穂 未知との出会い』が目をひく。氏は関西学院中等部時代の作文からはじまりタルホデビュー前後から中期に至る作品を多数発見している。その成果は近年、筑摩書房版全集からユリイカ総特集号、そして今年刊行された青土社『足穂拾遺物語』に発表されている。

 

6月8日(日) 晴れ

今日は一日仕事だった。

キース・デブリン、ゲーリー・ローデン『数学で犯罪を解決する』(ダイヤモンド社、1995円)をようやく買った。巻末に、訳者山形浩生氏による、もっと知りたい読者のための読書ガイドがついているのがうれしい。

K塾からGuideLine6月号が届く。

サッカー好きの次男のために、WOWWOWのキャンペーンに申し込み。7月末まで1200円ポッキリ。UEFA EURO 2008が全試合中継で観られるというので。

6月7日(土) 曇り

充英アーツから、3セット目の本棚が届いたので、設置した。そしてせっせと本を詰めたのである。

一段落して、気分転換に、今日は、玉川上水を上流のほうへサイクリング。

まあ、こんなような林のなかをのんびりと進む。

隣の武蔵砂川駅にたどり着くまえに、BookOffを発見し、そこでしばし書棚チェック。

そこからぼちぼち引き返したことだった。

 

6月6日(金) 曇りのち晴れ 玉川上水遡行サイクリング

公休だが、日曜から始まる小学生テストの準備で、朝は職場。意外に仕事が捗り、職場においてある自転車を自宅まで運ぶことにした。鍵を失くしていたので、職場近くの親切ショップマツモトで錠を交換。1350円。

井の頭通りの某研修センターをスタートし、井の頭通りを西にすすむ。武蔵境北で五日市街道に合流し、そのままずっと西に一本のサイクリングコースだ。五日市街道は、玉川上水沿いにずっと走っている。江戸時代の人と物の流れが推察できるようだ。武蔵関とか武蔵境とかいう地名も、いままであまり気にも留めなかったが、江戸から明治にいたる郷土史の観点からも面白そうだ。

三鷹駅をすぎたあたりから、緑は濃く、空気は爽快で、意外に快適なサイクリングだった。約1時間20分程度で、自宅着。

6月4日(水) 曇り

疲れたからだを中央線のガラス扉に凭れかけ、車窓にうつる疲れた顔を眺める。老けてしまったなあ。

車中で、『世界の十大小説』を読み継いでいる。ブロンテ姉妹の短い人生。文学史上にも稀な天才姉妹の幸うすい人生に驚く。

 

あまり心楽しいことのない最近の日々だが、石神井在住のManoaさんのブログはいつも楽しい。この数年、毎日愛読している。この前の、よく晴れた日曜日は、羽村まで足をのばして、まだあまりひとに知られぬイタリア・レストランで食事をされたらしい。Manoaさんのお薦めにははずれの店がない。今度、休みの日に、夫婦でいこうときめた。ここからは、拝島線終点から青梅線に乗ることになる。

6月3日(火) 

昨日の夜は帰りが遅くなったので、吉祥寺駅前からタクシーで武蔵関駅まで。約8分程度で割り増し1340円。そこから下りの拝島直行電車に坐れたので、快適だった。

慢性寝不足。またひとつ、仕事の夜明けが見えたので、いよいよ小学生向けのテスト処理の準備にはいる。

6月1日(日) 晴れ

ようやく6月までたどり着いたか。そして久しぶりの良い天気。

ごくわずかの友人たちのために更新しているようなこの日記。この12日には満十年になるのだが、それまでもつかどうか。

 

今日は、鹿児島の母の満八十歳の誕生日。引越しの繁忙にまぎれて特段祝いはしていないけど、7月下旬には東京に招き、しかるべき祝いの席を設ける予定だ。

その母から、実弟が勤務先の関連会社の副社長に内定したことを教えてもらった。兄としてもうれしいかぎり。

 

今冬、書店で立ち読みした月刊PLAYBOYの書斎小特集でしった、鹿島茂教授ご指南の書棚、カシマシステム。その製造元充英アートから、同種の書棚2セット(40000円程度)を購入しておいたので、今日はこれを組み立て、段ボールづめになったままの書庫の本を整理する予定。そのまえに、東大和駅前のホームセンターにでかけて、電動ドライバーと自転車を買ってこよう。

日経書評、気になる本。サーシャ・アイゼンバーグ『スシエコノミー』、小林達雄『縄文の思考』(ちくま新書、700円)。

 

 

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