5月31日(土) 雨

雨宮昭一『占領と改革』(岩波新書、380円)。敗戦後の戦後改革の萌芽は戦時総力戦のさなかに生まれていたことを様々な論点で検証する。

最近の日経文化面から。哲学者坂部恵の近況、ファーブル再ブーム。

5月29日(木) 雨

体調が芳しくないので休みを振り替えてもらった。

朝、NHKBSハイビジョンで8時前に放映されている「山川草木」。映像ももちろん素晴らしいが、音楽が素敵だなと、先日来気になっていた。テロップをたよりに、作曲家石川泰さんのHPをみつけ、そこから三協石油の運用するサイトしあわせミュージックで、CD『Life Symphony』(2500円+送料300円)を注文。届くのが楽しみ。深い安らぎと癒し、生の奥底から甦る遠い昔の懐かしい思い出 ・空の手紙。http://sound.jp/anonymousview/

 

5月25日(日) 雨のち曇り

終日、職場にいたのでとりたてて書くこともなし。モーム『世界の十代小説』(上・下)(岩波新書、720円)を注文。新潮の「考える人」特集以来、気になっていた本だ。約40年前の中学生時代、読む機会を逸した本なので、昔昔の岩波新書版を注文したわけ。でもよく考えると、菅野昭正の解説つきの文庫のほうがよかったかも。

4月末以来、引越しと仕事で、のんびりと過ごした日は数えるほど。できればゆっくりと郊外の初夏を楽しみたい。

 

5月24日(土) 曇りのち雨

先週初めに抱えていた仕事上の難題のうち、2つが片付いてすこし余裕ができた。

届いたテレビ台を組み立てて、ビデオ・オーディオまわりを再構築。東芝のTVとDVDレコーダの接続は、LANのクロスケーブルが必要だとわかって、近くのイトーヨーカドーに買いにゆく。しかし現時点で、お互いを認識せず、TV側からの制御ができないでいる。

午後から天気が崩れるという予報だったので、朝、自転車に乗って玉川上水駅を芋窪街道沿いに北上。モノレールの終点、上北台まで十分たらず。爽快だ。モノレールを過ぎると、商店やレストランの類が急に減り、畑と住宅・学校のみになる。青梅街道にたどり着き、左に曲がると、例の巨大な貯水池への上り坂がみつかった。百メートルほど上ってみたが、さすがにママチャリでは無理だと断念。次回はここで自転車を停めて、歩けばいいか。

帰路、ダイエーの裏の古本市場という新古書店に立ち寄り、文庫の書棚を細かくチェック。時折良い本も混じっているようだ。何はともあれ、古本人間としては助かる。

武田晴人『高度成長』(岩波新書、819円)@啓文堂。

中沢新一の新刊・折口信夫論。ちくまプライマリー新書。今度買おう。

 

5月19日(月) 曇り

なにかと慌しかった週末が過ぎてしまい、またまた繁忙にちがいない1週間がはじまる。

木曜:妻は練馬にでむき旧宅でS不動産氏と内装打ち合わせ。

金曜:鎌倉の母来訪。2泊。

土曜:朝のチラシで立川市幸町に家具店をみつけ、開店時刻にめどに夫婦と母の3人で、タクシーでかけつけた。ゲタ箱購入。ソファーをきめて、私は職場に向かう。

日曜:昨日きめたはずのソファーだったが、迷って保留になっていた。今度は夫婦のみ自転車で向う。立川のこの辺を自転車で散歩するのはもちろん初めて。甚五郎という蕎麦屋やえるく書房という古本屋をみつけてうれしい。ホームセンター八坂で、水道栓などこまごまと購入。M家具店を再訪し、ソファー購入。帰りは玉川上水の遊歩道を自転車で戻る。緑深く爽快。午後、西武新宿線の田無まで母を送って、武蔵関からバスに乗って職場へ。

 

5月15日(木) 晴れ

谷川健一の私の履歴書は、柳田国男や宮本常一との邂逅をつづっている。

5月13日(火) 雨

ただもう、生きている証のように日記をつける。

2年ほど前の初夏つまり今頃だったが、花の写真に興じたりネコと遊んだりした、そういう、いわばボロ家の春秋が、いまは懐かしい。

夫婦で自転車に乗って、安いグルメを楽しんだりといった日々も。

 

公私とも、変化が著しく、ひとつひとつの用事をこなすのにひどく疲れる。

大澤真幸『不可能性の時代』(岩波新書、430円)を買って車中で読む。

谷川健一の私の履歴書では、平凡社入社前後の、弟谷川雁や林達夫との交遊の回顧。

5月12日(月) 曇り

昨日はそれから、夫婦で練馬に出向き、駅前の不動産屋で周旋の相談ののち、旧宅で業者と内装の打ち合わせ。見積もりが近日あがってくる予定。

 

5月11日(日) 雨のち晴れ

電車通勤になったので、車中で本山美彦『金融権力 グローバル経済とリスク・ビジネス』(岩波新書、819円)を読み継いでいる。

引越しの日だったろうか、ベランダから富士山が眺望できたので200mm望遠で撮っておいた。ただし他の日はもやのせいかほとんど見えない。

つくづく本を整理できない自分がうらめしい。やはり読まない本は買うべきではないのである。

引越しの前日からこの方ずっと、仕事の日以外はすべて、荷物の整理や庶務・買出しに追われている。近隣のEさんお薦めの昭和記念公園や玉川上水散策、はたまた人造湖多摩湖への冒険など、なにもできていない。

息子どもは、親父より暇なので、自転車であちこち探検しているようだ。

 

5月3日(土) 雨のち晴れ

井上清『西郷隆盛』(上・下)(中公新書、400円)@藤井書店。

1週間ほどお休みします。

5月2日(金) 曇り

やれやれ、今日のやっかいな会議をこなせば、楽しいGW、じゃなかった、引越しの準備だ。明日一日で厖大な本をつめこみ、明後日引越し。

1冊1冊には愛着が深いのだが、それにしてもこれだけあるとね。私の場合、駄本を捨てるのも忍びない人間なので、ますます増え続けてきたのである。嘆息。

 

昨日から日経新聞を仮止めしている。その関係で、今月始まった谷川健一の私の履歴書が読めない。昨日、高校同期のMLで、朝刊文化面に同級生のコラムが載ったときいて、職場近くのコンビニで140円だして買った。「交遊抄」に昨年秋急逝した大先輩の徳について書いたのは、現福岡市長のY君。その大先輩の思い出を、やはりMLで熊襲さんが書いて送ってくれた。経団連の前事務局長Wさんの磊落にして繊細な魅力を偲んで、なかなか読ませる文章になっている。私もまた、コラムの切抜をPDF加工して、みんなに読んでもらったことだった。PDFはこちら

鹿児島の母は、年賀状で当たったというなだ万の瓶詰めセットを送ってくれた。どうやら私の出した年賀状が当たったらしい。律儀な母親がありがたい。

鎌倉の母は、布団輸送用の布団袋を宅急便で送ってくれた。これもありがたい。

昨日、電話をとめてしまったので、そうした連絡が私の携帯に入ったりする。

なんだか坂道を転がり落ちるような、最近の心身の不調で、どうも悲観的になる。新宅でもいくつか気がかりなこともあるし。

ながらえば、またこんな日々のことを懐かしく思うこともあるのだろうか。

 

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