4月29日(火) 晴れ

やっかいな仕事がいくつも残っているのに、夫婦で玉川上水へ。7・8万円のハウス・クリーニングを浮かすため、夫婦でお掃除だ。床を拭いてワックスがけ。そうこうするうちにヤマダ電機から証明器具4基が届いた。夫は近くのイトーヨーカドーで脚立2680円を買ってき、全部屋の照明をセットする。ランチは近所のガストで。午後は東京ガスの係員がきてガス開通。

帰宅して、チュウハイ飲んでると、またしても睡魔にかてず、夜9時まで眠る。

 

仕事では難題山積。老いの影は忍び寄る。日暮れて途遠しという心境だ。ローンも再び抱えてしまったし、新居(中古だが)の欠点もいくつか目につきはじめた。なんのかんのいいながら、一抹の後悔の念も去らぬ。

岩波新書の新刊、『反貧困』『高度成長』『不可能性の時代』『金融権力』。4冊も読みたい本があるのは、唯一ボケていない証拠か。落ち着いたら買って読もう。

 

4月27日(日) 晴れ

昼過ぎ、近所のヤマダ電機で照明器具4基などを買う。その後、バスで職場に向かう。荻窪で、岩森・ささま・竹中の3古書店を巡る。荷風全集揃い5250円など良い本がいくつかあったが買うに至らず。

職場でどんよりと仕事。難題がいくつか残っている。夕方、HDDに仕事をコピーして職場を辞し、在宅で続きをやるが、猛烈な睡魔に襲われてダウン。

4月26日(土) 曇り

飛び石連休中はぼちぼち引越しの準備でもと思っていたのに、5月下旬のイベントのための仕事が急に割り込んできたのでそうものんびりしていられない。

本は直前に一気に整然と詰め込むつもりだったが、次男が小学校入学かた使ってきた学習机を買い換えたいというのでその机を粗大ゴミに出そうとしたが、廊下に置いた書棚のせいで出すことができない。しかたなく、廊下においたいくつかの書棚の本をつめたが、これがまたかさばること。つくづく業の深さを思いしるのであった。

目下本は極力買わないようにしているが、それでもリュシアン・ギュイヨ『香辛料の世界史』(文庫クセジュ、300円)@藤井書店あたりはさっと買ってしまう。

4月25日(金) 曇り

長い友人であるもうひとりのIさんが、統計解析ソフトJMPとその参考書を送ってくださった。お心遣いに感謝。ちょっとは勉強しなくてはね。

 

4月22日(火) 晴れ

不動産契約のため、休みを振り替えてもらった。朝は、春日町法務局のそばのT司法書士事務所で書類受取。高松から春日町にいたる環八ぞいのサイクリングが快適だった。

のち、大泉学園のM銀行で売主・D不動産のA氏、司法書士・銀行のMさんと最終契約完了。鍵を受け取り、我が家となった。

バスで武蔵関まで出て、そこから玉川上水駅に向かう。

駅前のいなげやでチュウハイとつまみを買い、誰もいない何もない新居で、ひとり祝杯をあげる。

家財搬入のため、あちこち写真撮影と寸法計測。11階からの眺め。

よく晴れた日には富士山が眺望されるという。今日は地平付近は曇ってみえないけど。

駅前を散歩。近くのT付属高校の女子高生やK音大の学生が多く、意外に若々しいのだ。

玉川上水付近は散歩・ウオーキングしている中高年が目につく。

帰りは新宿線で井荻まで、そこからバスで帰った。

なぜか疲労が深く、夕食のあと、風呂にも入らずに眠りこけてしまった。

往復の車中、狐の書評(ちくま文庫)を拾い読む。実に上手い書評だと舌を巻く。

 

 

 

4月20日(日) 晴れ

金曜の夜に東芝の液晶TV 37インチハイビジョン 37Z3500が届いた。いままでブラウン管のTVを観続けてきたので、満を持して良いのを買った。配送料・代引き手数料こみで139800円。

感嘆するほどの精細な映像。HDDをぶらさげて自前で予約録画もできるのが面白い。LAN対応のHDDなら家庭内LANのもとPCで管理もできるらしい。

在野の民俗学者吉野裕子さんがなくなった。91歳。特別にのめりこんだことはないが、ずっと尊敬する女性だった。民族学を志したのが満50歳のときだというから、私だってもう一花咲かせることだってできるわけだ。

 

4月19日(土) 曇り

原武史『昭和天皇』(岩波新書、105円)。ざっと目を通す。昭和天皇は戦前戦後一貫して生物学を研究されたが、これが天皇の祭祀に影響を与えたと。佐伯彰一『作家論集―島崎藤村から安部公房まで』(未知谷、1204円)。

鎌倉の義母さんが高島屋の帰りに立ち寄った。新居のことなどをしばし話す。

4月17日(木) 曇り

扇千景の私の履歴書を毎朝愛読している。

新宿や池袋などの繁華街で、おじさんが売ってるビッグ・イシューという雑誌。http://www.bigissue.jp/index.html そういうことだったんですね、眼からウロコ。ひさしぶりにホノボノとした気分です。ささくれだった心に。

 

4月16日(水) 曇り

キース・デブリン/ゲーリー・ローデン『数学で犯罪を解決する』(1995円)面白そうだな。米国人気ドラマ「NUMB3RS」の原作だとか。他に、泉昌之『豪快さんだっ! 完全版』(河出文庫)など、買いたい本もあるが、引越し前のいまはガマンガマン。

4月14日(月) 雨

昨夜は夕食のあと、すぐに爆睡してしまい、朝まで眠ってしまった。今朝は雨、また5日間忙しいな。そして引越しの算段、諸手続き・・・。

昨日は、マンガ48冊をBookOffに持っていったが、これが1160円になった。夕食は、カツオのたたき。

4月13日(日) 曇り

新潮社の季刊雑誌、考える人。このテの雑誌は極力買わないようにしているのだが、かわうそ亭さんや晩鮭亭さんのブログの記事を読んで、どうしても欲しくなり、ついに大泉の英林堂で買い求めた。

全体に、なんというか、昨今の流行が反映されているのは当たり前だろう。ドストエフスキー再評価、ジョイスやプルースト、ナボコフなどの評判がいいのも優れた新訳や個人全訳が書肆を賑わしているから。ラテンアメリカ文学の人気も30年来継続しているようだ。私の若いころにくらべると、西欧に比べてアメリカ文学の人気が高いのは、グローバル化時代におけるアメリカの文化的地位向上を反映していよう。

丸谷才一や池澤夏樹のインタビューも興味ふかく読ませていただいた。

さて、せっかくだから、ついでに、私のベストを(笑)

1、ノヴァーリス『青い花』 ドイツロマン派の精華。 2、『千夜一夜物語』(マルドリュス版かバートン版) 3、ホフマン『悪魔の美酒』(さいきんちくま文庫で復活) 4、ネルヴァル『シルヴィー(火の娘より)』(これもちくま文庫に入りました) 5、スタンダール『パルムの僧院』 6、フロベール『感情教育』 7、トルストイ『戦争と平和』 8、ボルヘス『伝奇集』(短編集ですが) 9、エミリ・ブロンテ『嵐が丘』 10、ハーディ『日陰者ジュード』

1、3、4と、最近ちくま文庫に入った本が並ぶ。ちくま文庫には、シュティフター『晩夏』も入ったし、どうも私の好みと符牒があうみたいだ。いっそ、メーリケ『画家ノルテン』なんてどうだろうか。

すべて若いころ読んだっきりの長編ばかり。この十年は、心底心酔した長編小説にめぐり合えていません。というか、読み通す気力が失せました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

4月11日(金) 曇り

日経文化面。扇千景の私の履歴書。今日は、川口松太郎に説かれて、彼の媒酌で結婚式を挙げた日々。村岡花子の孫にあたり赤毛のアン記念館・村岡花子文庫を主宰する村岡美枝氏が、祖母の生涯を回顧している。赤毛のアンは、中学2年のときに愛読して、1級下の美少年U君に進呈したのを覚えている。別のコラムでは、先日亡くなった吉野在住の歌人前登志夫を俳人の黒田杏子さんが偲んでいる。


明日と振り替えて休日をもらい、各種手続きに動くことにした。

まず、春日町練馬法務局のそばのT司法書士事務所で登記の手続き。自転車で環八を北上したが、雨もあがって爽快だった。

つぎにちょっとした事情で、麹町につとめる妻のところへ、往復。ゆきがけに駅前のookOffで、矢部正秋『プロ弁護士の思考術』(PHP新書、350円)

麹町から地下鉄で戻って、大泉学園のM銀行でローン手続き。

北口英林堂で、『考える人』(新潮社、1400円)を買う。たったいま思い出したが、ここの店主のご子息をその昔教えたのだった。また、かねてより気になっていた中華料理ロンファンでランチ。蟹豆腐セット900円。

引きかえして石神井公園の庁舎で転出手続き。

さらに下りの電車を乗り継ぎ、東大和市駅からバスにのって、東大和市役所で転入・印鑑登録手続き。

帰路も同じなのもつまらないので、市役所前から東村山ゆきのバスに乗り、そこから西武線で帰った。6時帰宅。

 

4月10日(木) 雨

日経夕刊の書評で、L・D・ランダウ、E・M・リフシッツ『力学・場の理論』(ちくま学芸文庫、1500円)を竹内薫氏が激賞していた。待望の復刊・文庫化だという。ちょっと気になる。買うかもしれない。

雨。

 

4月9日(水) 晴れ

春の嵐が過ぎ去った。

小川国夫氏、逝去。80歳。昨年、日経夕刊のコラムが連載されて初めてこの伝説の作家の文章を読んだのだった。

不動産契約のため、いろんな書類を取り寄せたりしている。

4月8日(火) 雨

激しい雨が降っている。

川内康範氏、逝去。88歳。中河与一に師事した元日本浪曼派ということになるのだろうか。

4月6日(日) 晴れ

やっかいな仕事が週明けに残っているというのに、残務を片付ける気力もなく、昨日は泥のように眠り、ゆっくりと起きる。引越しの算段。

第二の故郷練馬を去ることが決まってより、心のなかにかすかに虚ろな気持ちもあるのである。桜も昨日あたりから散り始めたというのに、おそい花見を夫婦で楽しむことにした。

毎年一度は花見にでかけた石神井川沿いの河岸に、オリジンでかった弁当を持参して花見。最後に家族4人そろって花見をしたのはいつだったろうか。

帰りは石神井池まで散歩。草思堂・きさらぎ文庫などこの十年ゆかりのあった古本屋を覗いてはしばしの別れをつげた。 

 

日経書評、ボードリヤールの遺作『悪の知性』、エンリーケ・ビラ=マタス『バートルビーと仲間たち』(新潮社)は作家が筆を絶ついわゆるバートルビー症候群に関する小説だという。

 

4月5日(土) 晴れ

次男の大学が始まり、少し興奮気味に履修のことを妻と相談している、その声で目覚める。なんとまだ6時過ぎだった。まあやる気になっているようで父親としてはうれしい。なんせそのためにわざわざ引っ越すんだからね。

というわけで次男は多摩の大学に、長男はバイトにでかけてしまったので、夫婦でお花見散歩がてら近所の桃太郎寿司に。ちらし寿司880円と上ちらし寿司1480円。コストパフォーマンス高し。

BookOffで、半藤一利・保阪正康『昭和の名将と愚将』(文春新書、350円)を買い、午後読む。

チューハイの名品「本搾り」を近年愛飲してきたが、この度メルシャンの事業譲渡により、キリンから新しいパッケージで販売されることになった。レモンの果汁が2%減り、炭酸が増えてドライ感がアップしたようだが、人口甘味料・着色料・保存料無添加のコンセプトは少なくとも継承されたようでひと安心。

 

 

 

 

 

 

 

 

4月4日(金) 晴れ

昼休み、善福寺池の南端に自転車ででかけた。法政一高の跡地は更地になってた。長谷工が買い取ってマンションにするらしい。東京女子大は入学式。善福寺池の畔で弁当食す。池に懸かった桜。散りゆく花びらが美しい。

さてそこから西荻窪に遠征。花鳥風月と音羽館を覗き、店頭で丸谷才一・木村尚三郎・山崎正和『固い本 やわらかい本』(文藝春秋、100円)を買ったが、のち調べるとダブリだった。でもこれはなかなか秀逸な読書鼎談集だ。西荻駅前のドトールで少し読んで、職場に戻った。

 

4月3日(木) 晴れ

昨日は入学式の後、親子で新橋・天国の天丼を食したという。親子といっても妻とその母。

新居でネコの爪とぎ被害を防ぐため、ソフトクローお試しキット1472円、ラシーヌ『ブリタニキュス ベレニス』(岩波文庫、987円)を注文。ラシーヌは渡辺守章の新訳で注釈が充実している。

4月2日(水) 晴れ

今日は次男の入学式が新橋の東京国際フォーラムで催されるというので、妻と母が参加する。

 

 

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