7月31日(火) 曇り

来月の日経私の履歴書は、俳人の森澄雄氏だという。ニコンの会長や長嶋茂雄のあとだけに、ちょっと意外である。

やれやれといった感じで今月も終わる。今度の週末は、西武新宿線不動産巡りの旅に出よう。

7月29日(日) 夕立

この7月から開通した練馬高野台ー荻窪直行バスに乗り、荻窪経由で吉祥寺へ。午後2時に友人のIさん・大学生のOさん・Sさん一家と打ち合わせ。このころ、激しい夕立。

荻窪で途中下車し、ささま書店で野口冨士男『感触的昭和文壇史』(文藝春秋、1050円)を買う。Iさんは駅の手前、岩森書店で中野重治の小説を購入。稀こう本とのことですが表題を失念。

夕立のあがった荻窪界隈を散策ののち、居酒屋駒忠で乾杯。戦利品をひろげしばし歓談。お疲れ様でした。

7月28日(土) 曇り

とにかく暑い。知的活動ゼロ。

朝、DHLからBILOG-MGが届く。日本の消費税と消費税申請手数料で2000円を支払う。本体は250$+送料50$。なるほど届くのは速い。にしても散財しちゃったな。せめて活用しなくては。札幌から『文庫で読めない昭和名作短編小説 』も届いたので、ぱらぱらめくる。

高橋哲哉『靖国問題』(ちくま新書、350円)@BookOff。あとはゴルゴ13を山のように買いこんでは読んでいる。

7月26日(木) 曇り

このところ、山本善行さんや魚雷さんのブログで話題になっている新潮の臨時増刊『文庫で読めない昭和名作短編小説1946-80 』(昭和63年、1000円+送料)を札幌の北天堂書店に注文。荒川洋治さんの編集になる一冊である。

吉祥寺の藤井書店で、『20世紀 日本の経済人』(日経ビジネス人文庫、200円)を買う。渋沢栄一や益田孝から、本田宗一郎、井深大まで総勢52名の政財界人の評伝とエピソード。この手の本が欲しかった。

ミネソタ州のAssessment Systems に、BILOG-MGというソフトを注文した。紆余曲折はあったものの、じぶんの書いた拙い英文もどうにか通じ、prep schoolのfaculty staffとしてアカデミック・プライスで買うことができたのはよかった。もう2年も前に、東京外語大のN教授に国内の購入ルートを紹介して欲しいと依頼して以来、ずっとペンディングになったきりだった。やっぱりこういうことは自分で切り拓くしかない。無謀にも個人輸入に近いかたちでの購入になったが。国際宅急便DHLで発送されたようだ。さて肝心のソフトの処理方法のほうだが、和書には参考図書もほとんどなく、ウェブ上のリソースだけが頼りになる。

7月22日(日) 雨のち曇り

辰濃和男『四国遍路』(岩波新書、105円)@BookOffを読む。

 

7月21日(土) 曇り

三菱ホーム エアロテックのCM『図書館のある家』 筑摩のヴァレリー全集、澁澤龍彦のコレクションなどなかなか趣味の良い本が並んでおりますな。こんな家に住みたい(笑)http://www.mitsubishi-home.com/cm/

E.M.ラペルーザ『死海写本』(クセジュ文庫、300円)@藤井書店。『ゴルゴ13』26&27(600円)@BookOff。

新戸雅章『バベッジのコンピュータ』(筑摩書房、1009円)@Amazon、これはやっぱり買っておこう。<英国ヴィクトリア朝の数学者が残した二十数枚の設計図。それを元に、百五十年の時を隔てて復元された史上初のコンピュータは、現代によみがえった。コンピュータの父・バベッジと少女・エイダの物語。>

メモ:東北大学村木英治教授の研究に注目している  http://wmurakie.ei.tohoku.ac.jp/

 

7月19日(木) 曇り

不調である。アイディアも枯渇し、精密な作業には根が続かない。

窮状を打開すべく、ミネソタ州のAssessment Systems に、BILOG-MG というIRTのソフトウェアを発注。Web上で注文をかけた。時差の関係で、今朝返事が来たが、アカデミック版の購入権利をqualifyしてほしいとのこと。困ったな。いちおう、拙い英文で、non-academic 版の値段を訊いておいた。academic版で250$ DHLの配送料が 50$ 。これだってけっして安くない。どうなることやら。

 

7月17日(火) 雨

台風と新潟の地震。さんざんな3連休。いつも朝書いているので、一日遅れになるが、昨日は気の利いたことをなにもせず、だらけた一日になってしまった。ごみ捨て、食器洗いなど家事少々。息子どもがベトナム戦に歓声をあげてる最中はやく床について、夜明けまで眠った。

朝おきると、Mさん・Iさんからメールが届いていた。些か気が晴れる・・・。

3連休のあとで、仕事もいっぱいたまっていることだろう。今日からまた、ぼちぼちこなしてゆくのだ。

反省 小人閑居して不善をなす。

『ゴルゴ13』(リイド社文庫版)18・20巻(600円)@BookOff。

7月16日(月) 晴れ

台風一過の青空が広がる朝。一昨日・昨日と悪天候にも関わらず動き回った。

土曜。Iさんと神田三省堂で待ち合わせ。小宮山書店ガレージ会場で、福永武彦『意中の文士たち』(上・下)(人文書院)にIさんのみつけた谷崎潤一郎『幼少時代』(文藝春秋、昭和32年?)の函入美本(今調べたら岩波文庫版あり)を加えて500円。他に5・6店を回る。久しぶりの三省堂・神田古書店で感興深し。神保町駅から東武伊勢崎線曳舟まで電車に乗って、三祐酒場(京島1−7−2)にたどりつき生ビールで乾杯。帰りは京成曳舟から永田町経由で帰宅。

日曜。風雨いよいよ強いというのに、夫婦で鎌倉行きを決行。妻の母の75歳の誕生祝いで食事でもということだ。ところが池袋駅で湘南新宿ラインの運休をしり、がっくりしながら山手線・東海道線・横須賀線を乗り継いで鎌倉着。妻の母と3人でかまくら峰本で会食。鎌倉駅前で記念のスナップを撮り、私だけ帰宅。帰りは湘南ラインが復旧していて戸塚からは快速に乗れたのは幸いだった。往復の電車で、小寺平治『クイックマスター線形代数』(共立出版)を読む。

デ・シーカ監督の『ひまわり』@ツタヤ。『ゴルゴ13』(リイド社文庫版)1・2巻(700円)@BookOff。

7月13日(金) 曇り

昨夜は遅い退社になったのでタクシー帰宅。仕事のほうは一進一退が続いている。まあ、冴え渡るときもあるのだが。

今日からミニ夏休みのつもりで4連休をセットしておいたのだけど、今日は積み残した仕事をこなすことにした。

面白いこともとくにない。丸谷才一・山崎正和の対談集『見わたせば柳さくら』を毎晩少しずつ読んで、舌を巻いていることぐらいだ。

7月11日(水) 曇り

昨夜は雨の中、荻窪から自転車で帰ってきた。環八の一本奥の閑静な住宅街を。帰ったら、IさんにたのまれたEydie GormeのCDがHMVから届いていた。

7月8日(日) 曇り

早朝にネコに起こされる。一家で一番早起きのこのネコは、家族のだれかが目覚めるのを察知するのに聡く、さっと枕元に寄ってきては、鳴いたり噛んだりして起きるのを促すのである。

のこのこと起きて、日経朝刊の書評欄などを読む。

若い頃はそれなりに波乱万丈で、夢もあり、はたまた鬱屈も激しかったが、相応の歳になって、諦念とともに、ある種しずかな生活をいきることもできるのだった。

世田谷在住の弟と連絡をとりあい、鹿児島の母の上京の段取りをつける。

正午頃、夫婦でサイクリングに旅たつ。今日は荻窪方面。環八の脇道を南下。車も少なく快適也。荻窪でラーメン、という算段だったが、以前荻窪のM女史に連れられていったラーメン屋漢珍亭の周辺は自転車を停めるのも一苦労で、ここは断念。地下道をくぐって南口の某所にあるイタリア料理店ドラマティコにたどり着き、勇躍門をたたくが、予約客で満席とのつれない返事。しかたなく、すずらん通りにあるル・クール・ピュールに旅装を解き、ランチ。819円×2。こののち、常田書店の店頭をひやかし、レストランハシモトを探しながら(みつからず)、ささま書店にたどりつく。『中央公論社の八十年』(中央公論社、非売品、昭和40年)を105円で買った。杉森久英がものしたこの社史は、多士済々・波乱万丈で手元においておくのに値する。函が汚れているがまあよい買い物かしら。読売の傘下にはいり中央公論新社となってよりの委細は知らないが、中公文庫の最近の新刊には胸が痛む。

※山本善行さんのブログを読むと、関西から上京して、土曜・日曜の2回、このささま書店で本を買われたそうな。

 

7月7日(土) 曇り googleのブック検索

googleのブック検索β版が日本語でも利用できるようになったとニュースで読んで、さっそく使ってみた。

日本の書籍のデジタル・アーカイヴ化はまだスタートしたばかりだという。「稲垣足穂」とかで試してみたが、たしかにいまひとつだ。

本領を発揮するのは、もちろん英米の書籍において。

ためしに、Coventry Patmore の"The Toy"という詩を探してみる。拙HPのトップに飾ってある詩で、その昔、ニコラス・ブレイクの『野獣死すべし』で引用してあったのを読んでそれ以来気に入っているのだ。

検索結果 2冊目の茶色い本の表紙をクリックすると、該当書籍の該当頁が示されて、検索語はハイライトされている。書籍をまるごとスキャンした後、OCRかなにかでテキストデータに加工されているのだろう。ただ、著作権保護のためか、コピー&ペーストや印刷はできないみたいだ。

収益はどこからあげるのかといえば、頁最下部に表示される広告によるのだという。Amazonや紀伊国屋のネット書店へのリンクも提供されて、実に便利だが、web2.0互恵的なアフィリエイトのやりとりはないらしい。

従来も、書籍のデジタル化というこころみはアカデミー中心に推進されてきた。英米のありとあらゆる古典はデジタルアーカイヴとしてだれでも利用できる。

Googleの壮大なプロジェクトが、これら従来の取り組みとどう違うかといえば、汎用の検索エンジンで書籍の全文検索ができるということだ。従来も、特定のアーカイヴのなかの閉じた全文検索は可能だったし、googleをはじめとする検索エンジンが書籍アーカイヴ中のキーワードにヒットすることもあったわけだが、googleのブック検索は、書籍全体を包括するてんで一歩先に進んでいる。

それともうひとつ。各方面からいろいろと反対も多いようだが、現在流通しており著作権のある書籍も、アーカイヴの対象になっていること。ヒットした頁の前後を、まるで図書館で閲覧するかのように読むことができるのはすばらしい。旧来の著作権のありかたも変わらざるをえないだろう。

GoogleやAmzonのとりくみからはやはり目が離せない。

 

郷里の母に電話。お中元が届いた。冷蔵庫が壊れた。この夏は上京したい、などと話す。


朝方は恒例のBookOff&三省堂めぐり。梅田望夫・茂木健一郎『フューチャリスト宣言』(ちくま新書、735円)。梅田氏の『ウェブ進化論』同様、示唆に富む。

石神井公園トラットリア・ラ・テラにて長男をくわえ3人でランチ。3950円。

7月6日(金) 晴れ

生野幸吉・桧山哲彦編『ドイツ名詩集』(岩波文庫、735円)を啓文堂で買う。これは息子に。対訳詩集は貴重だ。そのそばのBookOffで本宮ひろ志『国が燃える』1・2(集英社、655円)。7/1から割引券が発行されなくなるとは聞いていたが、そのかわり貯まったポイントのぶんだけレジで値引いてくれるようになったみたい。ちょっと安心(笑)

寝不足・疲労堆積頭で、なんとか今日を乗り切ろう。

7月5日(木) 晴れ

昨夜はタクシー帰宅。2090円。

ドイツ語の冠詞とやらを少し勉強しただけの長男が無謀にもドイツ語原典の詩集はないかときいてきたので、95年の夏にウイスコンシンの本屋で買った、ドイツ語ー英語の対訳本を貸してやる。今度、岩波文庫の原文対照訳でも買ってやろう。

 

7月4日(水) 雨

最近は古本屋も遠のいてしまって、なんだかいまひとつ元気がないのもそのせいか。

関西在住の古本エッセイスト山本善行さんのブログ、相変わらず味があるなあ。古本ソムリエの日記。7/3条、村松梢風の掘り出し物を掘り出す件、思わずにやりとしてしまう。

そういえば、昨日の日経夕刊文化面は、「古書店主、俳優や版画家で活躍」と題して、映画「殯(もがり)の森」の主役を演じた宇多滋樹さん(奈良「古書喫茶ちちろ」店主)や、西荻窪の「興居島屋」(ときどき覗くけどあまり買ったことがないな)ご店主尾崎澄子さんのシルクスクリーン作家としての活躍などをレポートしている。

今月の日経私の履歴書は、長嶋茂雄。これがきっかけでなんでも他の野球人の履歴書も読みたいとの問い合わせが新聞社に寄せられているそうだ。日経ビジネス人文庫からも、野球人の一巻がでましたね。

 

7月1日(日) 曇り

ニューヨーク5番街での i Phone 狂騒曲。わたしも欲しい。そうえいば、先週金曜日は、吉祥寺のヨドバシカメラが、旧近鉄デパートビル(近年は三越+大塚家具)にオープンした。朝9:30過ぎ、オープンの瞬間に長蛇の列が動き始めるのを、遠巻きにみていたのはこの私である。

最近、休日は夫婦でサイクリングすることが多い。今朝も、大泉のスーパーバリューという大きなホームセンターに、先週買ったテラスデッキを買い増しにいった。今回は、石神井公園の西友前の通りを北上することにする。長年すんでいる石神井だが、この道路を目白通りまで北上するのは初めて。目白通りに出て、西に折れれば目的地だ。テラスデッキ8片(3200円)のほか、暖簾2枚、布団収納袋などを買い込んだ。帰路、土支田方面に寄り道し、ランチが評判の鮨屋を目指す。鮨政というお店はやがてみつかったが、日曜はランチはやってないようで、今回はパス。土支田から真東に笹目通りに向かい、光が丘のホテルの北にでる。ここから笹目通りを南進して帰宅。さいとうたかお『大宰相』(第5巻、490円)@石神井MIC。

予算関係の仕事をこなすつもりだったが、明日の朝はやくおきてやることにしよう。夕食はうなぎ。

 

 

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