9月28日
週末家にこもってると何かと気が塞ぐ。起きてすぐに、高尾山ハイキングを思い立ち、夫婦で多摩モノレールに乗った。
高幡不動で京王線に乗り換え。乗り換え通路に和洋中の外食屋さんがずらりと揃ってて楽しい。
準特急の高尾山口行きは、老若男女、アマチュアからプロはだしまで、ハイキング客多し。
この10年間で2回ほど登っているが、どちらも途中まではリフトを使ってる。上り下りすべて徒歩というのは今回が初めて。
登り始めてすぐに汗だくになり、足が重くなって、リフトに乗らなかったのを後悔したが、先日の統計セミナーのときもそうだったが
頭や体(足)が慣れてくると、だんだんときつくなくなってくる。
というわけで、1号路→3号路のルートで山頂着。簡単なお弁当と麦茶で休憩ののち、帰りは4号路→1号路と
比較的観光客の少ない3・4号路も織り交ぜて完歩。
手元のiPhoneでは13.5km超、登った階段100階分。人間やればできるもんだ。
それにしても、外人観光客の多いことよ。中国・台湾・欧米人に加えて、韓国からの若いグループも多かったような気がする。
9月28日
昨日の朝、吉祥寺駅で、国分寺に向かう元営業部のKさんとぱったり出会った。お元気そうでなにより。
昨日のよみた屋は、
ロバート・P・クリース&チャールズ・C・マン 鎮目恭夫他訳 『素粒子物理学をつくった人びと』上・下(ハヤカワ文庫、2009年) 50円×2
スチュアート・ホリングデール『数学を築いた天才たち』上 (講談社ブルーバックス、1993年版) 100円
カバーなしとはいえ、200円でこんな名著が3冊も!(笑)
9月27日
小寺平治『ゼロから学ぶ統計解析』(講談社、2002年版)100円 @よみた屋
殊勝にも先日のセミナーのテキストを復習してたりしている。
Macbook Air に組み込んだ R Studio 上で、テキストのR スクリプトを打ち込んだりしている。
ほんとは、もっと密度の濃い学習をすべきなんだが、まあ、はんぶんは趣味だから。
25日(水曜)は、近くの国立音楽大学の無料コンサートに夫婦ででかけてきた。
指揮と司会:中島大之氏
グリーグの<2つの悲しい旋律>より第2番 過ぎし春 グリーグ最晩年の佳品
ラヴェル <マ・メール・ロア>より第2曲 親指小僧
の二曲がとくによかった。
9月24日
63歳の誕生日。特別な感興もなし。札幌のMさんからLINEでメッセージをいただく。
よみた屋にて、
B・ファリントン 出隆訳『ギリシヤ人の科学』上・下(岩波新書、昭和30年版) 100円×2
なんとなく買いそびれてきた本だが、このところ古代の天文学や数学がマイブームなので。
著者は1891年アイルランド生まれの古典学者・科学史家の由。
9月21日
秋分の日は台風の余波で天気が悪そうなので、前倒しで舅のお墓参りにでかけることにした。
高田馬場・品川と乗り継いで、京急線で六浦(金沢文庫の次駅)へ。
品川から乗った快速急行(?)は、ボックス席仕様で、夫婦でちょっとした旅気分を楽しんだ。
途中、高田馬場の西武線改札口にある崎陽軒の売店で弁当を買い、墓参のあと、陸浦の丘陵に建つ霊園のゲストハウスでいただいた。
9月21日
6日ぶりにオフィスへ。IさんやMさんのおかげで懸案も進行してた。
ひさしぶりのよみた屋で、
グラハム・ハンコック、ロバート・ボーヴァル『創世の守護神』下巻(翔泳社、1996年)100円 を買う。
ピラミッドの謎もの。相変わらず。
9月20日
なんとか3日間の講座を修了した。
初日、統計脳に切り替えるのに少し苦戦して落ち込んだりしたが、さび付いた歯車もようやく回り始め、2日目以降はなんとか理解できるようになった。
古典的な統計学・多変量解析と、最近のデータサイエンス・機械学習の両方の視点から、また、統計理論とRによる実装の両面から、バランスよく構成された講座で、
どなたにも自信をもって勧められる優れた講座だと思う。
ただ、残念なことに、続編のLB1講座には、今年もまたしても抽選にもれてしまった。
もっとも、3日目最後の講座で扱われたような、線形代数バリバリの講義だと、ついてゆくのは難しいのかもしれない。
そう思って、あきらめることにした。
2019年度リーディングDAT講座 L−A データサイエンスの基礎(統計数理研究所) 500頁
3日目(木曜)の昼休みに、外にでると、雲一つない澄んだ秋晴れの空が広がっていた。写真中央のビルが統計数理研究所・国文学研究所などが入る巨大なビル。
3日間とも、ランチは立川市役所で。3日間とも、350円ですませた。安い。
9月18日
昨日から、立川の統計数理研究所で、3日間のデータサイエンスの基礎講座を受講しはじめた。
このところ、統計学そのものからは遠ざかっていたので、数式や説明が難しく、またまた凹んでしまった。
まわりの青年壮年、ちらほら参加してる若い女性がみな賢くみえるw)
昼食は、隣の立川市役所3Fのレストランで。たぬきそば350円は安い。
そういうこともあって、今朝は、殊勝にも、インストールしてあった R Studioを起動して、環境を整えたり
ドットインストールのR解説動画をみたり、三重大の奥村教授のサイトを読んだりした。
9月16日
夜明け前に起きて、昨夜のAtCoderのお題を1問解いたり、これも昨日届いた
Transcend Macbook Air専用256GB (Tポイント、Paypay、クーポン差し引き後、4960円 は安かった) を、Macbook Airに装着したりした。
その後、二度寝。
のこのこ起きて、朝食、ゴミ出し、猫の世話など。ABCをまたもう一問解いて正解。
昨夜の成績票を検索してみると、仮想ライバルHさんやM君は、なんと5問も正解してるようで、
自分の老いぼれぶりにやや凹む。
そういえば、なんだかいつも眠いけど、禁煙と薬のせいなのか・・・。
Macbook Air に、DropBoxをインストール。ローカルのHDDの容量を食わないモードがあるのを知って、導入に踏み込んだ。
Macbook Air の環境もだんだん整ってきた。
R Studio なんかも導入したままになってるので、明日からのセミナーを受けながら、活用してみよう。
昨日は、志木のいわもとさん宅を、ふるかわさんと訪問。
自宅での飲み会とあいなった。
美味なるビールと手料理で乾杯ののち、新しく買ったノートPCのセッティング。
OSの環境もめぐるましく変わっていて、なにかと苦労した。
映画の話題、読書の話題に花が咲いて、たのしいひと時だった。
いわもとさんから、大岡昇平編『日本の名随筆28 病』(作品社)をいただいた。
今回は、小川・所沢・秋津と西武線を乗り換えて、秋津駅から新秋津駅のあいだを約8分歩いて、武蔵野線で北朝霞までむかった。
秋津駅から新秋津駅にむかう通りは、外食屋・飲み屋・コンビニ・各行ATM・薬局となにから何までずらりとそろっていて、思わず苦笑。
この乗り換え道を何度も歩いたのは、もう37・8年前のことになるが、当時も妙ににぎわってたことを懐かしく思い出した。
明日からしばらく通えないから、雨があがったら、吉祥寺のよみた屋にでかけてこよう。
9月12日
よみた屋にて、
グラハム・ハンコック『神々の指紋』上・下 (翔泳社、1996年) 各100円
レニ・ノーバーゲン『消えた先史文明 オーパーツの謎』(パシフィカ、1978年)100円
『神々の指紋』は、発売当時の1996年ごろ、D銀行のM頭取が愛読している本として紹介されていた。
それもあって、当時読んでみたのだが、上巻で中断したままになっていた。
書棚を探せば、だから上巻はどこかにあると思うのだが、面倒なので、揃いで買いなおした。
毒食わば皿まで作戦、進行中である。
9月10日
よみた屋に、塚本邦雄の『清唱千首』(冨山房文庫)500円をみつけた。前から探してた本で、値段も手ごろなのだが、見つけたら見つけたで、愛蔵版(2500円くらい)のほうが欲しくなったりして、保留になってる。
ことほどさように、低調なり。
禁煙薬のせいなのかどうなのか、やたらと眠くなる。
9月7日
河江肖剰さんの『ピラミッド・タウンを発掘する』(改題後に新潮文庫入り)が届いたので、昨夜から読み始めた。
ピラミッドというと、まだまだ古代の高度な建築技術について解明されていないことが多いらしい。
ニューエイジ畑の著者が幅を利かせるわけだ。
ハンコックとか、コリン・ウィルソンとか、超古代文明にその技術の源を求める論法。
河江肖剰さんのような、正統派の考古学者でも、それに対峙せざるをえない。
そこらへんの事情も、くわしく書いてあるようなので、楽しみだ。
9月5日
昨日は、かの古ツアさんも吉祥寺にこられ、バサラブックスとよみた屋でけっこうな掘り出し物に遭遇されたようだ。ご同慶の至り。
http://furuhonya-tour.seesaa.net/article/469684769.html
同じ日、よみた屋で、朝は
NHK未来への遺産姉妹編『遺跡の旅』第1巻 エジプト・メソポタミア (学研、1976年)100円
夕方には、
A・ゴルボフスキー『失われた文明 一万二千年前の世界』(講談社現代新書、昭和47年版)100円
A・コンドラトフ『失われた都市・島・民族』(講談社現代新書、昭和49年版)100円
コリン・ウィルソンの『アトランティスの遺産』を、なんとか読み終えた。ことアトランティス南極説については説明不足で隔靴掻痒の感は否めない。
こうなりゃ、毒食わば皿までで、三部作の残りか、ハンコックの「神々の指紋」再挑戦まで、つきすすむつもり。
さて、そうこうするうちに、ピラミッド学の最新の動向も知りたくなり、日本人若手の考古学者の書いた
河江肖剰『ピラミッド・タウンを発掘する』(新潮社、 2015年) 450円
をアマゾン注文。 (いまは改題後、新潮文庫)
なにしろ、世界的権威マーク・レーナー博士に師事し、現地ギザで10年もの間発掘に携わってきたというから、届くのが楽しみな一冊なのだ。
9月3日
昨日、よみた屋店頭で、『未来への遺産』 (1976年) 5巻揃いをみつけた。大型のムック本としてはしばしば店頭でみかける本だし、何度か見送ってきたが、最近、ピラミッドや南米の古代文明にふれる機会が多く、買ってもよいかなという気になった。
それでも、なんだか持ち帰る元気がなく、代わりにといってはなんだが、姉妹本の
NHK未来への遺産姉妹編『遺跡の旅』第4巻 地中海・ヨーロッパ (学研、1976年)100円
NHK未来への遺産姉妹編『遺跡の旅』第5巻 アジア・アフリカ (学研、1976年)100円 の二冊を買った。(こちらも全5巻)
チーフプロデューサーは、吉田直哉。世界中を撮影クルーが駆け巡った壮大な企画である。
と、それにも飽き足らず、アマゾンで、同じような姉妹企画本の
NHK未来への遺産取材記 1 失われた時への旅(学研、1975年)
NHK未来への遺産取材記 2 刻まれた情念 (学研、1975年)
NHK未来への遺産取材記 3 壮大な交流 (学研、1975年)
を、全3巻揃い350円で注文。
このシリーズも、よみた屋店頭にあったのだが、状態が悪かったので、アマゾン注文となった。
これらの紀行本、今となっては写真製版の品質がチープなのが残念だが、それにしても、今、これだけ壮大な企画が、放送や出版の企画として通るだろうか、売れるだろうか?
昭和50年ごろの、日本人の屈託のない若さが、なんだか懐かしく思える。
9月1日
日曜の吉祥寺にでかけ、よみた屋で、探していた本を店頭でみつけ迷わずに買う。
井上清『天皇の戦争責任』(岩波同時代ライブラリー、1991年版)100円
米国の法廷ドラマ『The Good Fight』S1の最初の二話を夫婦で観た以外は、なんだか低調な週末だった。
薬のせいか、早く眠って、長く寝床にいることが多くなった。
8月31日
9月17日から受講するデータサイエンスの有料セミナーに先立って、統計処理言語Rの入門動画(非公開)と、配布資料が統計数理研究所から届いた。
5月の連休のときに買ったMacBook Air は、元々こうしたお勉強用に買ったので、今日は、anaconda上で R Studio を インストールし、R Studio を使える環境を構築し、
ついでに入門動画も観てみよう。
また、ついでに知ったのだが、統計数理研究所が、YouTubeで観られる講義を一部公開していた。
https://www.youtube.com/channel/UCi0d34-fr49EQC9gfIIh9_Q
ここから、『データ解析のための統計モデリング入門』(岩波書店)の著者久保拓弥さん(北大)の講義などをぼちぼちみてみよう。
この講義一覧のURLを、職場のM君やFさんにショートメッセージでお知らせしたので、おふたりも週末観てくれるかもしれない。
8月29日
昨日、よみた屋で
森浩一編 『日本の古代 1』(中公文庫、1995年)50円
大林太良編『日本の古代 3』(中公文庫、1995年)50円
森浩一編 『日本の古代 4』(中公文庫、1995年)50円
森浩一(1928-2013)の業績に疎いのを反省していたので、ちょうどよかった。ただ、刊行から四半世紀たってるのが気にはなるけど。
森浩一の著作数冊や、吉田敦彦の『縄文の神話』@よみた屋 などが、購入希望図書に加わった。
今日は休みで、夫婦で近所の図書館に顔を出した。
妻が、三国志関連の数冊を借り出し。
シニア向けの大活字本コーナーに、ずらりとシニアが好きそうな小説が並んでいて、おおよそ18pくらいはあるだろうか、とにかく大きな活字で読み易い(笑)
一字一句おろそかにしないで読めそうだ。
だんだんと、活字の大きさが本選びのかぎになってきたかも。
8月27日
よみた屋にて
スコット・スミス『シンプル・プラン』(扶桑社文庫)50円
1995年に読書界を賑わせたスコット・スミスのデビュー作とか。
あまりに評価が高く、スティーブン・キングも激賞したりして、著者はそこから一歩も踏み出すことができなくなり、第二作を上梓したのは
それから13年もたってのことだった。
8月24日
晩夏。
昨日、よみた屋にて
コリン・ウィルソン『オカルト』(上・下巻)(新潮社、1973年) 各100円
河邑厚徳・ 林由香里『チベット死者の書―仏典に秘められた死と転生 (NHKスペシャル) 』(NHK出版、 1993年) 100円
水越武『最後の辺境』(中公新書、2017年) 100円
ゆうメールで届いた『確率・統計入門』とあわせて、読む本がたくさんだなあ、と喜んでいたら、昨夜、いわもとさんから
グレイマンシリーズの新作がハヤカワ文庫からでましたよとメールが。これも買わなくちゃ。
よみた屋に留め置いている書道全集の一部巻もあわせて、なにやら読みたい本の多い夏の終わりなのだ。
8月23日
完全に煙草を断ってから3週間。体重の増加は想定内だが、なんといっても眠りが深くなった。酒といいたばこといい、しょせん神経興奮剤だったんだと、つくづく思う。
愛煙家のXさんにも、禁煙外来のしくみを講釈したりしてるところ。
お盆も過ぎ、高校野球も終わって、蒸し暑さもいくぶんか緩和されるといいのだが、どうだろうか?
8月19日
朝10時、よみた屋で、小針アキ宏(アキは日偏に見)『確率・統計入門』(岩波書店)の美本をみつけたのに、昼休みまで待ってからと迷ったのがアダで、買い逃した。がっかり。
よみた屋の店頭は甘くない。肝に銘じよう。
がっかり感を引きずりたくないので、翌朝アマゾンで、注文。
小針アキ(日+見)宏『確率・統計入門』(岩波書店、1973年) 634円
職場に留め置いていたコリン・ウィルソンの『アトランティスの遺産』を持ち帰って、夜読んだ。
アトランティス3部作の第一作で、よければ、買い進んでゆく予定。なぜか、20年ぶり位に、ハンコックの神々の指紋シリーズも気になってるので、書棚から発掘しておきたい。
目下、買いたい本としては、
(1)アルキメデス関連 (2)上のアトランティスもの関連 (3)平凡社の書道全集 中国編第4巻以降@よみた屋 (4)戦争責任論(井上清とか家永三郎とか) (5)グラフ理論の入門書
あたりがあるくらいで、読書は低調。
8月16日〜18日
鹿児島へ2泊3日の帰省。今回はお盆を微妙にずらしたが、結果的には大型の台風を回避できて正解だった。
同じく東京在住の弟と我々夫婦の3人、同じ全日空機で帰鹿。
お盆をすぎてさすがに日差しの苛烈さにはいくぶんか陰りがある。
桜島に向かうフェリーのうえで簡単に食事をすます。展望レストランと思えば、なかなか優雅なランチである。
墓参りをすませ、実家に帰って、母と連れ立って、レインボー桜島泊。
翌朝、日があまり高くない頃、車いすで海浜公園へ散歩。東屋にて写真撮影。
海釣り公園のおこぼれで、ノラ猫が何匹も棲息している。みんな暑さでぐったりだ。
エアコン効いた室内で主に高校野球を観る2日間だったが、かけがえのない家族の時間だった。
記念に宮崎さんマンゴーを7個ももらって、皆で一個いただき、二個を実家の仏壇に供え、4個を東京に持ち帰り。
8月14日
お盆に入っているが、昨日・今日と仕事をし、金曜から鹿児島へ。台風はたぶん日本海へぬけるころだろうとふんでいる。
三連休の12日は、妻とふたりで有料老人ホームへ入居した姑を見舞いにいった。
多摩モノレール・小田急線と乗り継いで、藤沢駅へ。そこからバスで15分ほどで、片瀬山の高台にあるホームへ到着。
江の島を遠望する、なかなか風光明媚な土地だった。
行きかえりの小田急線は、海水浴客で賑わってた。
8月10日
ウィリアム・ノエル、 リヴィエル・ネッツ『解読!アルキメデス写本』(光文社、2008年)341円 アマゾン注文
アルキメデスというのは、21世紀になって再び脚光を浴びた、古代の最大級の天才だ。
なぜ、21世になってからかというと、数奇なる運命をたどった写本Cという存在が1998年になって再発見されたからなのだが、今はおっくうで書けない。
他に、よみた屋で
吉行理恵『雲のいる空』(角川書店) 100円 第一エッセイ集。吉行理恵は66歳で亡くなったのか。
8月8日
昨日、よみた屋にて
Stephane Mallarme "Poesies" (Poesie/Gallimard) 1970年 100円 文庫サイズよりやや縦長、良質な紙なので経年劣化も少ない。好きなシリーズで買えて半日幸せな気分だった。
F・G・ケニオン 高津春繁訳『古代の書物』(岩波新書、昭和28年)100円
新潮社編『私の本棚』(新潮文庫、平成28年)50円 中央線帰りの車中本として買ってみたが、本棚悪戦苦闘家の端くれとしては今ひとつだった。
立川にある独立行政法人統計数理研究所の主催する「データサイエンスの基礎」講座。
先日申し込んでおいたが、定員100名の抽選に当選したので、昨日受講料30,000円をカードで決済。
実は、昨年の9月にも受講しているので、ほぼ同一内容の3日間の講座を再度受けることになる。
内容的にはかなり高度なので、二回受けてもいいとは思うが、それにしても、最近、データサイエンスまわりはほとんど本も読んでないのだ。
有料講座を申し込んで、その期間だけは真剣に学ぶというのは、ある意味、邪道だとは思うけど、歳とってくると、そうして自分を追い込みでもしない限り、なかなか進捗がないんだよね。
昨年、抽選にもれて残念ながら受講できなかった、応用編の2日間講座 統計モデリング入門(11月開講)に今年も申し込む。今年こそ当たりますように。
8月4日
斎藤憲『アルキメデス『方法』の謎を解く』 (岩波科学ライブラリー) 714円(Tポイント差引後)
15:50 神田三省堂にて、かねたくさん・かみにしさん・いわもとさんと待ち合わせ。
酔の助口開けの客として入った。
かみにしさん・かねたくさんとは、一昨年の冬以来、2年半ぶり。
近況の報告やら歴史の話題やら。
かねたくさんは、明智光秀に関する新書を執筆中とのこと。
かみにしさんは合気道一筋。わたしの競技プログラミングと同じで、この歳になると楽しむのが肝要と思います。
いわもとさんとは一昨日神田でお会いしたばかりですが、内外の映画に関して会話がはずみます。
蒸し暑いさなか、都心にでかけると妙に疲れるようになった、鄙びた多摩の住人ですが、友人たちの刺激を受けて
己の生活も有意義にしたいと思ったことでした。
8月3日
長梅雨から急に猛暑にかわったので、体がついてゆかない。暑さだけならがまんできようが加えて湿度の高さが都会の不快感をいや増す。
そんなわけで、あまり調子もでず、禁煙にはげみつつモクモクと仕事にも打ち込んだりしてる。
さきほど気づいたが、喫煙原理主義者として禁煙ファシズムに闘いを挑んできた小谷野敦さんも、最近禁煙を実行中とのこと。
ご同慶の至りである。君子豹変す。
昨日は、同級のいわもとさん・ふるかわさんと、神田カギロイで同期会。
古民家を改造したようなつくりの閑雅な料理屋。独自の各種味噌が興趣をそそります。
いわもとさんは、ちくま学芸文庫の『台湾総督府』や新潮文庫のFBI長官J・エドガーの評伝などをおすすめ。ふうrかわさんは、映画アポロ13からカプリコン1へ、はたまた往年の漫画ワイルド7のムック本を三省堂で掘り出してきたりして
そちら方面でも話が盛り上がりました。
二次会は、喫茶ミロンガで、アイリッシュコーヒー。不思議なもので非常に美味。
7月30日
昨日、よみた屋にて
山折哲雄『神秘体験』(講談社現代新書、1989年版) 100円 どこかオーラを放つ本だと、数日間様子をみていたが、やはり買うことにした。昨夜読んでみて、案の定ただならぬ本だなと。
山折哲雄は1931年生まれ、著書が多すぎて、どこに宗教学者としてのエッセンスがあるのか捉えがたいのが難点だが、昨年だったかの日経私の履歴書の連載以降、気にはなっている。
他に、
伴田良輔『巨匠の傑作パズルベスト100』(文春新書)100円 サム・ロイドと、デュードニーの傑作パズル100選。
7月27日
今夕予定されていた立川の花火大会は、昨日の段階で、台風を懸念して、日曜に順延と決まった。
昨日、よみた屋で
Three Gothic Novels (Penguin) 100円
The Castle Of Otranto 、Vathek , Frankenstein の三編を収める。マリオ・プラーツの巻頭解説つき。
オトラント城奇譚にせよ、ヴァテックにせよ、訳者平井呈一や矢野目源一は、荘重な擬古調で訳しているが、今回原文を眺めてみると、当時の読書愛好家であった貴族階級の婦女子が読めるような
平易な英語であることに気がついた。
そりゃそうだよね、当時の娯楽小説なわけだから。
4日前の火曜日に、東大和市の某医院で禁煙外来を受診し、目下治療中。
チャンピックスというやや高価な薬は、ニコチンが脳内の受容体と結合し、快楽物質ドーパミンを生成する機構を阻害し、吸いたいという気持ち・吸ったら美味いという悪循環を断つ。
ただ、これだけでは、禁断症状に負けてしまうので、この薬が代わりに脳内の受容体と結合し、少量ながらドーパミンを放出させて禁断症状を緩和するのだそうだ。
治療は三か月続き、その間、処方に従って薬を飲み続けるらしい。先日の初回受診を含め、計5回の通院が必要。
保険が適用されるが、それでもそこそこの費用はかかる。
しかし、この薬の効果は絶大で、確かに喫煙しなくとも、イライラや落ち着かない気持ちが不思議と起きない。
無事、禁煙に成功したら、自分へのご褒美に、MacBook Air用のメモリーカード 256GBを買ってあげることにしたw。
7月26日
昨日、よみた屋で
堤直+野谷文昭訳 ジョルジュ・シャルボニエ『ボルヘスとの対話』(国書刊行会、1978年) 500円
永井荷風『罹災日録』(扶桑書房、昭和22年)100円 店頭で著者自序をよむと断腸亭日乗から昭和20年の日記を抜粋したものとあったので
いったん見送ったのだが、この罹災日録という書物、国会図書館のデジタルアーカイヴにも登録されて終戦直後の記録文献として評価が高いうえ
断腸亭日乗とは多少の異同があるとのことなので、買っておいた。(ほかに、「為永春水」一編を収める) 著者自装
7月23日
昨日、いつものよみた屋で
長谷川泉『川端文学の機構』(教育出版センター、昭和59年)100円
ブックス・エゾテリカ『ヒンドゥー教の本』(学研)100円
La Rochefoucauld "Maximes et Reflexions diverses" (Folio classique) 100円 箴言と省察の原書
『海を越えた縄文人―日本列島から太平洋ルートで南米まで1万6000キロの壮大な旅』も届いて、ゆうべからさっそく読んでるところ。
それにしても、縄文人が太平洋を越えて、中南米までたどり着いていたなんて、
にわかには信じがたいけど、類書は何冊かある。
下図は、C・L・ライリー他編『倭人も太平洋を渡った』(1977年)
まあ、壮大なロマンを感じる一冊だ。
7月20日
休みの日はよく昼寝するようになった。この夏に満16歳(誕生日不詳、推定)を迎えたわが老嬢も一日のほとんどを眠って過ごすようになった。
日没後にぼんやり起きて、寝床のなかでぐったりしていると、ふと、朝方躓いたAtCoderの旧問の実装法が、ひらめいた!
布団の中でいくつか数式を暗算してみると、あっているっぽい。
のこのこ起きだして、朝方のソースコードをちょんちょんと修正すると、おお見事AC(正解)。
https://atcoder.jp/contests/code-thanks-festival-2018/submissions/6445427
うれしいので、書いておく。
で、古ツアさんはこのごろどうしてるんだろうと、ブログをチェックすると、
(江戸川)にゃん歩という猫の話題。
そうそう、いい歳したおじさんが町中で猫と戯れるの、恥ずかしいんだよね。
http://furuhonya-tour.seesaa.net/article/468100110.html
もう一つは、吉祥寺から。
先日クラウドファンディングで話題になってた、古本屋の新しい試み。
出資額に応じて、自分流儀の古本コーナーを開設できるという、まあ手芸なんかで似たような店はありますが、そういうこと。
(吉祥寺ブックマンション)http://furuhonya-tour.seesaa.net/article/468029009.html
古ツアさん、さすがに情報がはやい。
この業態、軌道に乗るといいですね。
明日にでものぞいてこよう。(東急デパートの脇を三鷹方向とのことです)
なんやかんやと、うれしくなって、
テレビ東京編『海を越えた縄文人―日本列島から太平洋ルートで南米まで1万6000キロの壮大な旅』(祥伝社、1999年) 356円@アマゾン 注文。
今月はじめ、古代の航海を再現すべく台湾から与那国島へ漕ぎだした丸木舟のことがニュースになってたが (国立科学博物館のプロジェクト)
https://www.asahi.com/articles/ASM7934MPM79ULBJ006.html
そんなこともあって、買いたい本リストにあった上の一冊を注文した次第。
7月20日
映画寸評、というほどのこともなく、ただの感想。
トニー・スコット監督の『アンストッパブル』。 デンゼル・ワシントン、クリス・パイン主演の暴走機関車もの。機関車といってもディーゼル車か?学生時代に観た大陸横断超特急という映画が個人的には記憶に残っているが、このジャンルでは他にも傑作はいろいろあるだろう。スパイ合戦だの銃撃戦だのが加わらない純粋な暴走機関車ものの、これもまた傑作。
シャープなカメラワーク、きびきびした演出。無駄口をたたかない主人公デンゼル・ワシントンなど、冒険活劇の名に恥じない。トニー・スコットの遺作とのこと。燃える男(Man On Fire)やサブウェイ123 激突も調子が良ければ観てみたい。
実話に基づくお話とのことで、映画の終盤で懸案がきちんと回収されるのも良い。
是枝裕和監督の『万引き家族』。薄汚れた貧乏家族がけものの穴倉のように集う家が、観終わってみると妙に懐かしい。なぜかエミール・ゾラの居酒屋という小説を思い出したりしたが、この万引き一家、誰も根っからの悪人ではなく、むしろ虐待にあえぐ少女をかくまったりするような優しいひとたちなんだが、生活力ゼロで、負の連鎖にずるずる堕ちてゆくさまが哀しい。しかし、観終わってなにかしら救いのようなものは感じる。
『誰も知らない』は、2004年のドキュメンタリー風の作品。秀逸なカメラ、入念な演出で世評高い作品だが、観るのが辛い。こういう、ハッピイエンドではない、すっきりしない終わり方の作品は観るのがつらい。というわけで、目下途中で休止中。
7月16日
無為にすごしがちな連休だったが、それでも
2回職場に足を運び、T君の提案に耳を傾け、
ひさしぶりに経堂に住む弟と連絡をとって、お盆(正確にはお盆直後)の兄弟そろっての帰省の段取りを決め、宿や飛行機の手配をとったりしたので、
まあよしとするか。
映画は、是枝裕和監督の『万引き家族』を観、引き続き、旧作『空気人形』や『誰も知らない』を観たりしてるところ。
昨日は、よみた屋にて
Henry David Thoreau "Walden; Or, Life In The Woods " (Dover) 100円 unabridged と書いてあるので、縮刷版ではなさそうだ。
まあ、本気で読むなら、電子版のほうが辞書アプリが使えて便利なのだが、やっぱり紙で持っておきたいね。
AtCoderの過去問も、この4日間で11題ほど解いた。グラフ理論や、動的計画法(DP)などのめざましい進展はないものの、
着実に実装力はついている、ような気がする。
今朝、いつものように夜明け前に起きて、つらつら考えるに、60代半ばの目標は健康の維持なのかもしれない。
消極的運動ではなく、なにか積極的な運動。(ジムとか) そして、なにより禁煙外来。
7月13日
世間は3連休だが、日曜・月曜と少しの時間職場に顔をだしてT君の提案につきあうつもり。
へんなことを書くようだが、3日も4日もひとりきりでいるとメンタルがおかしくなる時がある。
いろんな夾雑物が沈殿して、やや濁った上澄みのようなものができるのだが、いろいろ己を問い詰めて、
にっちもさっちもいかなくなることが、あったりする。
昨日は、よみた屋にて、
耕治人『天井から降る哀しい音』(講談社、1986年) 100円 函つきで買い増し。
ゆうべ寝床で、自伝的な短編「海からくる風」を読んだ。ここにも、千家元麿や、かつて私淑した中川一政、武者小路実篤が登場する。
耕治人は、豊かで恵まれた生活を送ったわけではないが、かけがえのない師には恵まれ、そして出版人にも恵まれたなあ。
晶文社からでた立派な全集、編集者が精魂こめて上梓した自選作品集などを手に取るとそう思う。
そして、なんといっても中川一政の絵と独特な題字。
よみた屋では他に、
岩波講座 現代数学への入門 俣野博『微分と積分 3』 100円。
アマゾンで、同じく
砂田利一『曲面の幾何』、(著者未詳) 『現代数学の流れ2』 (2分冊で533円)を注文。
7月12日
昨日、よみた屋にて
岩波講座 現代数学への入門 から 各100円
上野健爾・砂田利一・深谷賢治・神保道夫 『現代数学への流れ1』
深谷賢治 『双曲幾何』
砂田利一 『幾何入門2』
砂田利一 『行列と行列式1』
なぜか数学づいてる。内容も高度で、全部理解できるはずもないが、まあこれもはずみなので。
古代の天才アルキメデスのことが気になってる。いずれ、買いたい。
昨日は、元教務部のUさんとも、ぱったり井の頭通りでお会いした。
お元気そうでなによりです。お互いぼちぼちいきましょう。
7月10日
仕事の都合で、昨日・今日と休み。本日、鎌倉へ帰る妻は、途中藤沢で二か所有料老人ホームを見学し、一か所(片瀬山の近く)で仮申し込みをすませた。
数年間にわたり、ショートステイと自宅介護を繰り返すスタイルを続けてきたが、体力的にも限界のようだ。
最新作万引き家族がプライムビデオ(無料)に加わったのをきっかけに、是枝裕和監督の旧作も無料になったので、妻と二人で
『歩いても歩いても』を観た。こういうゆっくりとした映画を家族とふたりで観るのも良いものだ。登場人物たちへの共感を共有するというよろこび。
同じく、今週末の『天気の子』封切とあわせて、新海誠監督のj旧作もプライムビデオに加わった。
『秒速5センチメートル』や『雲のむこう、約束の場所』を、繰り返し観られるのはうれしい。
かつて久世光彦は、隠れ野菊の墓(ファン)と称したが、かねたくさんと私は、さしずめ隠れ『秒速5cm』といったところ。
日曜・月曜と、12題ものAtCoderの過去問を解いて気をよくし、自分へのご褒美にとコクヨのA5版方眼ノートをアマゾンに注文。(5冊で791円)
A5版という通常のノートより小ぶりな大きさが気に入った。かばんにもしのばせやすく、電車のなかでも広げやすい。
また、ハンガリー法をPythonで実装する方法を書いた@m__k氏の投稿をみつけ
https://qiita.com/m__k/items/8e2cb9067ec5d720c30d
これを機にと、Qiita にも登録。
高速フーリエ変換について詳述した上原 賢祐氏のレポートもtwitter経由で知った。
https://kenyu-life.com/introduction/
7月7日
図書館から今度は、J.A. Bondy、 U.S.R. Murty 『グラフ理論への入門』(共立出版)を借りてきた。
よい本なら、買うつもりで借りてきたが、難しくて頭に入らん。
ダイキストラ法とかハンガリー法をマスターして、停滞しているProjectEulerを前に進めたいのだが。
このところ、総じて、頭に入らない本が多く、いささかへこむ。
小雨のなか、吉祥寺まででかけ、よみた屋にて
寺阪英孝『幾何とその構造』(筑摩書房、1971年)100円
を買って帰った。
7月6日
近所の図書館から借りてきた加藤文元の数学史を読み終わった。
もとより、近代以降の数学発展の概要を理解できるほどの頭はないが、それでも現代に至る数学の広大な俯瞰図を把握できたのはよかった。
このあたりの領域については、私はやはり文系頭であって、天文学でも数学でも、古代史にとてもロマンを感じる。
今回の読書でも、あらたに購入希望図書が加わって、目下検討中だが、たとえばアルキメデスについて
解読! アルキメデス写本
天秤の魔術師 アルキメデスの数学
アルキメデス『方法』の謎を解く (岩波科学ライブラリー)
あたりに、なにかワクワクするものを感じている。
ところで、昨日驚きの体験があったので、書いておこう。
昨日の朝、この加藤氏の数学史228頁本文中に、射影幾何学の参考図書として、Coxeterとならんで、
弥永昌吉、平野鉄太郎 『射影幾何学』 朝倉書店 1959年 が薦めてあった。これは自宅でのこと。
中央線に乗っていつものように吉祥寺。オフィスの途中でよみた屋に立ち寄り、店頭均一本の新着本に目をやったところ
まっさきに目に入ったのが、この
弥永昌吉、平野鉄太郎 『射影幾何学』 (朝倉書店 1959年) 100円 であった。
セレンディピティ(英語: serendipity) などという言葉が、頭に到来したりした。
この偶然はなんと説明したらよいのか。やはり、よみた屋は、私にとって、神・古本屋だと信じる次第。
7月4日
昨日、よみた屋にて
耕治人『詩人に死が訪れる時』(筑摩書房、昭和46年) 100円 題字・装幀は中川一政。表題作は、師として仰いだ詩人千家元麿の晩年を描く。
千家元麿の清貧生活を扱ったものとしては、
上の他に、「この世に招かれてきた客」「詩人千家元麿」がある。
ゆうべから、耕治人の遺作となった『そうかもしれない』を、すこし読み直しているところ。
7月1日
昨日、よみた屋にて 鴻上尚史 『不死身の特攻兵 軍神はなぜ上官に反抗したか』 (講談社現代新書) 100円
国分寺まで引き返して、北口の七七舎を訪問。なぜか新しいお客さん大勢で賑わっていた。品ぞろえもいくぶんかよくなっているようだ。
しかし、とくに買わず。