9月30日
岩波書店編集部編『翻訳家の仕事』(岩波新書)100円 @よみた屋 16
9月29日
一昨日、本棚(小)が届いた。山善製で7400円くらい。汗だくで組み立てたが、同価格帯ではニトリのほうに軍配があがるような気がしないでもない。
新書専用にするつもりなので棚数が8段なのが気に入って買った。
リビングの書棚全景を写した。(クリックすると縮小前の画像1.6MBになる)
左端が今回の山善製。とりあえず、最近買って平積みになってた本を仮置きしてある。
古本自粛モードなのだが、昨日は懲りずに、よみた屋で、
国原吉之助訳『カエサル文集 ガリア戦記・内乱記』(筑摩書房、1981年) 100円 15
古本買うのが、いかにも楽しそうな初老オヤジと思われるだろうが、
ほんと、落ち込んでるときも多い。
日暮れて途遠し。
しかしまあ、見方を変えれば、いまなお、こんなに学ぶべきことが多い(しかも大半の領域で初学者)ということは、すばらしいことかもと
気を持ち直して、己を慰めてみたりする。
9月25日
久しぶりに職場へ。
朝、恒例のよみた屋にて
C.L.リウ『組合せ数学入門 1』(共立全書、昭和47年版) 100円 14
46年前の本だが、いささかも陳腐化していないところが数学の奥深さだ。
それに、著者(当時MITの教授)はご健在で、今は台湾で悠々自適の老後を送っておられるらしい。
なにか不思議な縁を感じる。
こういうのを読書の醍醐味、古本探しの醍醐味というのだろう。
9月22日
3日間の集中講義を終え、3連休。職場からは遠ざかっている。
土曜日は、妻と、調布の深大寺・神代植物園へでかけた。
途中、吉祥寺のよみた屋に寄って、吉祥寺の丸井前から、小田急バスで調布へ。
神代植物園は、ちょうど春夏の百花繚乱がおわって、秋の花々が咲く前の季節だったようで、ちょっとがっかり。
しかし、大きな温室のなかは、熱帯植物、ラン、熱帯スイレンなどが咲き乱れ、なかなかの壮観であった。
深大寺に詣でたのち、参道にひしめく蕎麦屋から門前そばという店を選んで、昼食。
帰りは、三鷹駅に直行。
妻が三鷹駅北口を散策したいというので、それならばと、水中書店へ。
堀多恵子『返事の来ない手紙』(文京書房、1979年) 100円 13 を買う。
9月22日
昨日まで3日間の講習を修了し、なんとか統計学の概要が把握できた。
今回の講座では、古典的なP値中心の統計学(重回帰分析などの多変量解析をふくむ)にくわえ、
ブートストラップ技法による標本加工や、GLM(一般化線形モデリング)、ベイズ統計の基礎なども加わっており、
最新の潮流もふまえたものになっている。
今後、まず、統計解析用言語Rを導入しよう。あわせてPythonの統計ライブラリーpandas の情報を得よう。
と思って今朝方サイトを探していたら、
Wes McKinney さんの Python for Data Analysis 第2版のPDFがみつかったので、ダウンロード。
また、
Jake VanderPlas さんの Python Data Science Handbook: Essential Tools for Working with Data
は、以下にWeb版が公開されているのがわかった。nkmk氏のブログによる。
https://jakevdp.github.io/PythonDataScienceHandbook/
Wes McKinney Python for Data Analysis 第2版 11
2018年度リーディングDAT講座資料 L-A データサイエンスの基礎 (統計数理研究所編) 12
(写真)
統計数理研究所のほか、極地研究所、国立国語研究所が同居する研究棟の威容。
立飛アリーナでは大阪なおみの試合が行われていた。(モノレール車窓から) 19日夕
3日間ともランチは立川市役所3階の食堂で。半熟卵つきたぬきそば・たぬきうどん 350円は安い。
9月19日
今日から三日間、立川の統計数理研究所主催のデータサイエンスセミナーに参加する。
果たして三日間ついてゆけるかどうか・・・。
このところは、普段の読書をやめて、東大出版会の『統計学入門』やら、スネデカー・コクランの『統計的方法』などを読んではいるが、
如何せん、線形代数とか確率とか、かけてるものが多すぎる。
日暮れて途遠し。
しかしこれもまた、楽しい境地といえよう。
そういえば、会場(統計数理研究所)からほど遠くない隣駅の立飛東レアリーナで、話題の大坂なおみが帰国後初の試合に臨む。
モノレールの車窓から、狂騒ぶりが眺められるかもしれない。
9月16日
志木のいわもとさん宅へ。行きはいつものとおり、萩山・青梅街道・新小平と乗り継いで、新座駅で合流。帰りは、朝霞台経由。
青梅街道駅から新小平駅まで、それこそ青梅街道沿いに10分ほど歩くのだが、ちょうどいい運動になる。
部屋の模様替えなどを手伝って、ビールと手料理で乾杯。
お疲れ様でした。
カポーティ・川本三郎訳の『夜の樹』(新潮文庫)、和田誠『お楽しみはこれからだ Part5』(文藝春秋)をいただいて帰った。
帰宅したら、樹木希林さんの訃報に接した。長く病を患っているということは知っていたものの、訃報に接すると早い死が残念でならない。
最近は、是枝裕和監督の映画、『海よりもまだ深く』『奇跡』『歩いても歩いても』で親しんでいた。
9月15日
昨日、よみた屋で
小川和佑『伊東静雄』(講談社現代新書)100円
大久保増太郎『日本の野菜』(中公新書)100円 中公新書の自然科学本には良書多し。
佐々淳行『私を通りすぎた政治家たち』 (文藝春秋) 100円
河合塾からは
ガイドライン(Guideline) 9月号 2019年度入試科目配点日程一覧 10 が届いた。
わたしも今この関連で苦労してます。
今朝の日経書評。トム・ハンクス『変わったタイプ』(
(新潮クレスト・ブックス)
トム・ハンクスって才人なんだね。処女作にもかかわらず大変評判が高い。読んでみたくなった。
「著者は大スターだが、その心根は善良な米国人なのだろう。本書からはその心の声が聞こえてくる。次の作品をすぐにも読みたくなった。」(書評より)
今月の日経私の履歴書は、すかいらーく創業者横川竟。創業のドラマは何を読んでも面白い。
9月12日
工藤綏夫『キルケゴール』(清水書院、1966年) 100円 @よみた屋
録りためておいた『社長シリーズ』から、社長行状記などを観ている。社長行状記の続編中、旧制四高で学生時代をすごした金沢に出張した社長(森繁久彌)が、金沢大のキャンパスに建てられた銅像でかつての青春時代をおもい、中国戦線で戦死した同級生を偲ぶシーンがある。
監督の松林宗恵は、このシリーズの監督を続けるべきか一時思い悩み、事実、しばらくメガフォンをとらない時期も続いたのだが、あるとき、現代喜劇においても、仏教に根ざした人間味あふれる映画はとれるのだと思いをあらためたのだという。(wikipediaによる)
いつもドタバタのドラマだが、社長の森繁以下、常連の重役・秘書が人間味あふれ、今となっては世相もほのぼのと懐かしく、観終わって不快な気持ちにならない良作ぞろいだ。
男女雇用均等法以前の男性中心主義や、やたらとタバコをふかすのを、いまさらせめるのは野暮というものだろう。
どの作を観ても、フランキー堺の怪演ぶりに舌を巻く。
※BS11で春から放映されてきたが、次週終了とのこと。
9月8日
埼京線十条駅そばの東京家政大で開催された、日本テスト学会大会の公開シンポジウムに参加してきた。
東大の南風原氏、慶応大の繁桝氏、立教大の豊田氏、大学入試センターの前川氏などテスト界の錚々たるかたがたとお会いできた。
『日本テスト学会第16回大会 発表論文抄録集』2000円 をわけて頂いた。
9月7日
5日に、母の姉が亡くなった。すぐ上の姉をなくした哀しみもさることながら、足が悪く葬式にひとりで参列できないことが母の嘆きを深くした。
急きょ帰省して母と一緒に参列をとも考えたが、葬式の日どうしてもはずせぬ仕事があり、断念した。
弔電の手配の関係で、母の妹(つまり私の叔母)その娘(わたしの従妹)と数十年ぶりに電話で話をした。
従妹とは小学校の同級で、ちいさいころ近所で遊んだこともある。数十年ぶりの会話であったが、すぐ打ち解けて話ができたのはうれしかった。
よみた屋にて、
紀田順一郎編『大漢和辞典を読む』(大修館書店、1986年)100円
『西洋の書物 エズデイルの書誌学概説』(雄松堂書店、1973年) 100円
このところ古本自粛中だったが、いい本買えて気をよくし、
仕事を早く切り上げて、国分寺の伊勢丹系モールで開催中の古本市に顔をだしてみた。
わりとよい本があったのだが、日ごろよみた屋・アマゾンで買いなれた身には、いまひとつ気が乗らず、なにも買わずに帰路に着いた。
アルニム『エジプトのイザベラ』(国書刊行会)800円 位は買ってもよかったのだが。
9月7日
昨日、夜明けに起きて北海道の地震を知った。
札幌在住のMさんのことが気遣われたが、おそらく問い合わせも殺到しているだろうと思い、遠慮していたところ、ご無事と知って一安心。
この日は、妻といっしょに、妻の父の墓まいりと、京急線まぐろツアーを計画していたので、予定通りでかけた。
京急線六浦にある霊園でおまいりをすませたのは正午ごろ。そこから、いったん、金沢文庫に戻り、ふたたび下りの快急電車で終点三崎口駅まで。
バスに乗り換え、三浦半島南端の漁港三崎港に着。
鮨処魚音 で、マグロ三昧丼をいただき、港に隣接した市場にて、冷凍のメバチマグロ切り落としを二塊購入。
せっかくだからと、そこから再度バスに乗り、城ヶ島へ。
生まれてはじめての城ヶ島でとくべつの考えもなく、終点で下車したが、城ヶ島南端は、猛烈な海風の吹くリアス式の海岸がひろがっているだけだった(付近に食事のできるお店もいろいろあったようですが)。
吹き飛ばされそうな風にもめげず、iPhoneでパノラマ撮影。
京急の発売するまぐろきっぷは、鉄道・バスの乗り放題、食事券、おみやげ券がセットになってたいへんお得。
品川駅で購入すると 3500円 だが、往復の電車賃、バスの運賃で、ほとんど元がとれそうだ。
帰宅して後、メバチマグロをうすくスライスしてシソ・海苔をふりかけ、漬け丼にして夫婦で食べたが、実に美味だった。
この間、買った本。
『ブックマップ プラス』(工作舎、1996年)100円 @よみた屋
よみた屋で、見送ったか、保留の本、
新書版漱石全集 35巻そろい 3500円
中勘助全集(岩波書店)ほぼ揃い 各100円!
岩成達也の詩集『森へ』1800円 他いろいろ。
9月2日
昨日、吉祥寺まで。一日家にこもっていると運動不足がはなはだしいので。
よみた屋にて
Bruce Alberts、 Dennis Bray 他 『Essential 細胞生物学 原書第3版』(南江堂、2011年版) 100円
A4版 フルカラー、総頁数860頁にも及ぶ大冊。
縄文時代の考古学や、中国の漢字の発生などについて読んでいる。
この夏飲んだ飲物やら、最近観た映画のことなど書こうと思ったが気乗りせず。
妻は鎌倉の実家にいっていて、猫とふたりぼっちの週末だが、孤独に家にこもっていると、精神的にあまりよくないなあ。
8月30日
ディスプレイが故障して、更新がストップしてました。
今朝方、DELLの24インチディスプレイ到着。大は小を兼ねるかと思って買ったが、ちょっと大きすぎたかも。
この間、
よみた屋にて
村上重良『国家神道』(岩波新書、1970年) 100円 22
『近代の超克』(冨山房文庫)100円 23
『書道全集 第3巻 三国・西晋・十六国』(平凡社、昭和34年版) 300円 24
アマゾンにて、
『書道全集 第1巻 殷・周・秦』(平凡社、昭和29年版) 1064円 25
『書道全集 第2巻 漢』(平凡社、昭和34年版) 423円 26
書道全集の第一巻を飾る巻頭論文群。神田喜一郎、小川環樹、貝塚茂樹ほか、錚々たる京大の碩学が、甲骨文・金文の漢字世界を中心に精密な解説を書いている。
先日、藤枝晃の『文字の文化史』を読んで以来、射程に入っていた全集だが、やはり求めて正解だった。
8月24日
よみた屋にて
村上重良『天皇の祭祀』(岩波新書、1977年) 100円 19
ゴービ・クリシュナ『クンダリニー』(平河出版社、1980年)100円 20
G・R・Norman 、D・L・Streiner 『論文が読める 早わかり統計学』第2版(メディカル・サイエンス・インターナショナル、2005年)100円 21
8月23日
マーク・グリーニー『暗殺者の潜入』 下 (ハヤカワ文庫) 928円 地元のくまざわ書店にて。
台風による風雨の強い夜、読んでるところ。
8月21日
十条の斉藤酒場にて、いわもとさん・ふるかわさんと、同期会。
ここにくるのは12年ぶりです。
例によって、映画や小説の話題が中心。
会話のスピードが速く、酒の席の会話は忘れてしまいがちなのが難点。
次回からメモとるか。メモメモ・・・。
二次会は近くの中華料理香港亭にて。
ふるかわさんからは、映画ウインド・リバーをお勧めいただき、いわもとさんからは欧州旅行の奥義を聞かせていただいた。
8月20日
下出積與『道教と日本人』(講談社現代新書、昭和50年) 100円 17
岡崎武志さんが、最近再読してみて、あらためて、金子光晴『どくろ杯』と野口冨士男『私のなかの東京』に舌を巻いていると書いている。わたしはどちらもていねいに読んでない。
読んでみたくなった。
http://d.hatena.ne.jp/okatake/20180816
http://d.hatena.ne.jp/okatake/20180815
8月17日
今朝起きると室内の湿度が55%まで下がっていてびっくり。急に秋めいた今朝の空。
昨日は、猛暑のなか、ふたつもめんどうな会議に参加し、ぐったり疲れて帰宅。
夏の疲れと会議の疲れがどっとでた。
昨日、よみた屋にて
古田武彦『盗まれた神話』『「邪馬台国」はなかった』『日本列島の大王たち』『『風土記』にいた卑弥呼』(すべて朝日文庫)50円×4 13-16
先頭の二冊は別版でもっているし、なんとか読んだ本だが、朝日文庫版で揃ってたので、買い増した次第。
8月15日
よみた屋にて、
ブックスエソテリカ『古代秘教の本』(学研) 100円
ブックスエソテリカ『キリスト教の本』 上 (学研) 100円
ブックスエソテリカ『キリスト教の本』 下 (学研) 100円
『ボードレール全集』第1巻(人文書院) 100円 第1巻は、詩集「悪の華」「パリの憂鬱」他。40数年かけて、ようやく完揃い!
8月13日
植村和秀 『折口信夫 - 日本の保守主義者』 (中公新書) 479円@アマゾン 6 販売元は石神井公園の草思堂。昔足しげく通った店だ。
政治学者の手になる新しい折口信夫像を期待して。
よみた屋にて
山田宗睦著作集『日本神話の研究』上巻 ヤポネシアの神話学(三一書房、1977年) 100円 7 還暦を迎えるあたりから、リベラル派の哲学者が、日本神話の研究をライフワークとして、いくつかの大著を上梓しはじめた。
アプローチの方法としては、神話学者の吉田敦彦に近いのか?
著者は1925年生まれ、93歳の今もご健在である。
『バイロン詩集』(新潮文庫) 50円 8 書棚のどこかにあるが、安いので。
先日、『マディソン郡の橋』で、写真家(イーストウッド)の遺品にあった私家版写真集の献辞に引用されていたバイロンの詩は、長詩チャイルド・ハロルドの巡礼の一節であることが判明。しかし、この訳詩集には載ってない。
バイロン。今日読んでもなお感興があるなと思った。
8月12日
お盆休み風の3連休。支離滅裂に映画を観たり、なぜかドイツゲームCatan に再びはまったりと、適当な休日を楽しんでいる。
総じて読書は低調。中条省平『クリント・イーストウッド アメリカ映画史を再生する男』は、小冊子(文庫で300頁ほど)ながら、評伝と作品論のバランスがよく、一気に読んだ。
初期の俳優・監督作品も、観てみたくなった。ダーティーハリーの数作や『ガントレット』は、封切の当時観てはいるが。
マーク・グリーニー『暗殺者の潜入』 上 (ハヤカワ文庫) 163円(Tポイント差引後) @yahoo 予約注文 5
8月9日
久しぶりによみた屋で
南山宏・幸沙代子・鈴木旭・高橋良典『世界超古代文明の謎』(日本文芸社、平成7年) 100円 3
中条省平『クリント・イーストウッド アメリカ映画史を再生する男』(ちくま文庫) 400円 4 2007年版の文庫化にあたって近年のイーストウッドの映画の作品論が追加されている。いい本みつけた。
聞けば、クリント・イーストウッドは、この7月から、The Mule という犯罪映画の撮影に入っているという。監督のみならず、90歳の老兵役も演じているというから恐れ入った。共演は、Bradley Cooper というから、公開が楽しみなのだ。
https://en.wikipedia.org/wiki/The_Mule_(upcoming_film)
8月5日
アマゾンビデオや Netflix で気軽に映画が観られるようになって、今年はクリント・イーストウッドの近年の作品をぼちぼち観続けている。
ただし、映画通いわもとさん・ふるかわさんお勧めの、(また、蓮実重彦お勧め※の) 『チェンジリング』『ミスティリバー』『父親たちの星条旗』は今後の楽しみにとってあって、未見のまま。
※『現代アメリカ映画談義』(青土社)所収 黒沢清との対談
今週末は、『ジャージー・ボーイズ』『マディソン郡の橋』、『J・エドガー』の三作をみる予定。
『マディソン郡の橋』は、日本でもベストセラーとなった原作もふくめて、これまであまり興味はなかったのだが、
アイオワ州の広大な自然をていねいに撮ったカメラワーク、主役のイーストウッド、メリル・ストリープの演技が光っていた。
『ミリオン・ダラー・ベイビー』と同様、ここでも Yeats の詩が主人公たちを結びつける。
詩といえば、もうひとつ。
物語の終章、弁護士から女性のもとに届けられたイーストウッドの遺品のなかに納められていた私家版の写真集。
その献辞は、バイロンの小詩。
今朝方、バイロンの訳詩にあたろうと思ったが、果たせていない。
8月3日
S出版との提携が決まった。来週から忙しくなりそうだ。T進にとっては歴史的な提携ともいえる。あくまでわたしのかかわってる範囲の中でだが。
P・D・ウスペンスキー『奇蹟を求めて』(平河出版社)300円 @よみた屋
神秘思想家グルジェフの行状記
8月2日
昨日、よみた屋で
ジョン・C・リリー『意識の中心』(平河出版社、1991年) 300円
LSDとアイソレーション・タンクによる変成意識の体験記。まるで、ケン・ラッセルの映画『アルタード・ステーツ』の原作本みたいだなと思ったら、ほんとうにそうだった!
7月31日
今朝あらためて気づいたが、夜明け前から鳥はぼちぼち鳴き始めるのに対して、セミは夜明けをまって一斉に、おびただしく鳴き始める。
今朝の東京の日の出は4:47 だが、セミは4:30位に一斉に鳴き始めた。
小笠原諸島から北上して、関東・関西・中国地方・福岡・鹿児島と、異例の逆走をした台風。
相変わらず、高温多湿の日々がつづき、まったく調子がでない。
先日、よみた屋でみつけた、藤枝晃『文字の文化史』(岩波書店、昭和46年)。岩波現代文庫を経て今は講談社学術文庫に収まっているようだが、昭和46年の元版で読了。
古代から近世に至る中国の文字と書籍の歴史をまとめた本で、これが予想以上に面白く、引き続き、これまたよみた屋で買っておいた、
銭存訓『中国古代書籍史―竹帛に書す 』(法政大学出版局、1980年)に移って、読書中。銭氏は、シカゴ大の名誉教授(当時)。
これもまたなかなかスリリングな本である。
殷周時代の中国史を把握するため、貝塚茂樹の『中国の歴史』にも着手していて、新書版とは思えない緻密な記述に舌を巻いている。
ただし、初版が1964年と古く、最近の考古学的知見に乏しいのはやむをえない。
というわけで、今検討している本は、
図説中国文明史シリーズ
中国の歴史シリーズ 講談社版
中夏文明の誕生
夏王朝は幻ではなかった
中国書道史のどれか一冊、あるいは平凡社版書道全集のどれか
あたり。
昨夜観た『エンド オブ キングダム』 (監督 ババク・ナジャフィ 主演 ジェラルド・バトラー, アーロン・エッカート, モーガン・フリーマン)
SP役のジェラルド・バトラーの無敵振りがここまでくると心地よく、8月に新刊のでる暗殺者グレイマンシリーズを映画化するとしたらこんなかなと思ってみたりする。
7月25日
三谷太一郎『日本の近代とは何であったか−問題史的考察』 (岩波新書) 747円 20
ディミトリ・マークス、ポール・ブラウン 『データ・サイエンティストに学ぶ「分析力」』(日経BP社) 457円 21
イアン・エアーズ 『その数学が戦略を決める』(文藝春秋) 351円 22 以上アマゾン注文
日本テスト学会大会(9/8・9@板橋東京家政大学、統計数理研究所の新しい公開講座(9/19-9/21)などの情報を職場の有志に発信。
一方で、世田谷区赤堤のS出版H氏と、新たな提携スキームについて情報交換。
8月・9月はなにかと忙しい月になりそうだ。
7月23日
『チベット密教の本―死と再生を司る秘密の教え』 (学研 Books Esoterica 11号) 465円 16 注文
よみた屋にて
日夏耿之介『明治大正の小説家』(角川文庫、昭和29年)50円 17 珍しいから買った。
外山滋比古『思考の整理学』(ちくま文庫)50円 18 3冊目。2冊目は長男に進呈しよう。
清水勲編『ビゴー日本素描集』(岩波文庫)19 50円
猛暑のせいか、仕事も生活も低調。しかし、今日の真昼の猛暑(おそらく40度近い)にいたっては、湿気が少なかったこともあるが、もうここまでくると、一種南国のリゾート地にいるかのようなすがすがしい気分さえ覚えた。
とうとう熱にやられたのであろうか。
7月20日
西澤弘毅・森田光『Pythonで体験してわかるアルゴリズムとデータ構造』(近代科学社、2018年) 1933円(Tポイント差引き後) 15
7月18日
丸一週間ぶりのよみた屋。
目をつけておいたいくつかの本はすでに売り切れ。
谷崎潤一郎『當世鹿もどき』(中央公論社、昭和36年)題字武者小路実篤 挿絵横山泰三 100円 13 はうれしい掘り出し物。
村上春樹『’THE SCRAP’ 懐かしの1980年代』(文藝春秋) 100円 14 はダブりだった。
7月13日〜16日
13日金曜日、全日空機で夫婦がさきに鹿児島入り。
ランチは、ラーメンのこむらさき、黒豚しゃぶしゃぶのいちにいさんなどいくつか迷ったが、結局ラーメンくろいわ。
20年ほどまえに夫婦と息子2人で入ったことがある。
ラーメン780円は高くはないが、しかし安くもない。
わけぎは普通の葱に変わり、やや塩分が大目のスープであった。
炎暑にやられて市内観光どころではなく、そのままフェリーに乗って、桜島の実家に。
埠頭そばのニシムタで生活用品を買い揃え、先日届けておいたTVをセット。
この日は、天文館のリッチモンドホテルに滞在。
土曜日の朝の便で、弟と次男が鹿児島入り。
すでにわれわれ夫婦は実家で簡単な掃除とTVのセッティング(続き)をすませて
タクシーで実母を連れてレインボー桜島へ。
桜島港で弟・次男と合流し、道の駅でうどんでランチ。
満90を祝って、夕食会。ビール・焼酎で乾杯。
日曜日。母を宿において、兄弟夫婦で墓参り。
次男は単独でJR指宿線に乗って、開聞駅から開聞岳に登った。
まだ陽のあかるいなか、夕食会。
月曜日、帰京。
7月12日
明日から3泊4日で鹿児島に帰ります。妻と次男が一緒。長男は残って猫の面倒をみます。
7月9日
またぞろ、古本嗜好の虫がさわぎだした。
よみた屋にて、
カズオ・イシグロ『わたしを離さないで』(早川書房)100円 10 単行本で買い増し。文庫はM夫人に進呈する予定。
赤坂憲雄編『日本再考 東北ルネッサンスへの序章』(創童舎、2003年) 100円 11
網野善彦・上野千鶴子・宮田登『日本王権論』(春秋社)100円 12
7月8日
運動不足解消のため、吉祥寺よみた屋と国分寺七七舎へ。
二店めぐって買ったのは、
服部正明・上山春平『認識と超越<唯識>』(角川文庫)50円 9 のみ。
これとて、昭和50年ごろに買った同書店版『仏教の思想』第4巻の文庫版である。
生命史の観点から、ふたたび唯識に関心がある。しかし、昔も今も、ちょっとかじった程度では、よく分からん。
7月6日
遠山茂樹『明治維新』 (岩波全書、1972年) 330円@アマゾン 6
NHK「ゲノム編集」取材班編『ゲノム編集の衝撃 「神の領域」に迫るテクノロジー 』(NHK出版、2016年) 1247円 5
よみた屋にて、
ブックスエゾテリカシリーズから
『神道の本』(学研)500円 7
『密教の本』(学研)100円 8
7月4日
よみた屋にて、
外山滋比古『思考の整理学』(ちくま文庫)50円
安いので二冊目を購入して、ちょっと読んだが、これは確かに名著だ。
馬齢を重ねて読書50年、やっとこの書の良さが分かるようになったか。
最近の行き詰まり感を打破解消してくれるかも。
藤村道生『日清戦争』(岩波新書、1973年版)100円
近代日本の過誤はこれが端緒だった。とすれば明治維新をどう評価するか?
7月2日
藤枝晃『文字の文化史』(岩波書店、昭和46年)100円@よみた屋 2
7月2日
山田孝雄校訂 平田篤胤『古史徴開題記』 (岩波文庫) 556円@アマゾン
「霊の真柱」ほか、主要著作はそろえたので、篤胤関係はこれにていったん終わりの予定。
リクルート スタディサプリの読書案内
https://shingakunet.com/library/
むむ、この選書のセンスは! やっぱり編集工学研究所、松岡正剛か。
あんたにゃ、負けたよ。
7月1日
昨晩は、早めに夕食を終え(ビールロング缶・ショート缶の2本を飲んだのでご飯ぬき)、早めに床についた。
夜中に目覚めて、満月(正確には月齢17)とひときわ明るい木星(たぶん)が南中している様に見とれ、月の明かりを楽しんだりしたが
再び眠って、すでに燦々と明るい6時前に起床。
まるで縄文人のような生活だ。
平田篤胤関連を数冊買ってみたものの、いまひとつぴんとこず、ここから国家神道や明治維新の廃仏毀釈に向かうのかどうか、決めかねて
ずるずる本を読まないこのごろだ。
ほそぼそと、再び、人類移動史を読んだりしてる。
映画もけっこう観ているが、(アマゾン&Netflix)、若いころと違って、魂を揺さぶられるほどの傑作にはさほどめぐり合わない。
途中で放棄した映画はともかく、最後まで観た映画は、いちおう、★3つ以上ではあるんだけどね。
70代半ばまで精力的に映画時評を書いた蓮実先生は、やはりたいしたものだと思う。
6月23日
子安宣邦 校注 平田篤胤『仙境異聞・勝五郎再生記聞』 (岩波文庫) @yahoo 442円(Tポイント清算後) 15
フィリピンから来日している女医の卵Rさんの慰労のため、夫婦で渋谷へ。
渋谷東急東横9Fの下高井戸旭鮨総本店で寿司ランチ。
ヒカリエを上から下まで見学。なにやらシニアじいさんの居場所がなく、プラネタリウム・東急名画座・三省堂書店とそろっていたかつての東急文化会館を懐かしく思い出す。
公園通りを散歩して、坂を上りきる手前のサンマルコカフェで、アイスコーヒーとパフェで休憩。
NHKスタジオパークを見学に訪れたら、ちょうど西田敏行の生番組収録中で、ラッキイだった。(西郷どんナレーションの苦労話など)
※写真は渋谷ハチ公銅像と猫2匹。どうやら物好きな飼い主さんがここでお披露目しているらしい。
洋の東西・老若男女ひとしく猫が大好きなんだなと感心した。それくらい多国籍の観光客が大勢待ち合わせに集まっているハチ公前であった。
6月19日
田原嗣郎ほか『日本思想大系〈50〉平田篤胤・伴信友・大国隆正』 (岩波書店、1973年) 677円@アマゾン
6月17日
よみた屋にて
室生犀星『生きたきものを』(中央公論社、昭和35年) 100円
日影丈吉『恐怖博物誌』(東都書房、昭和36年)100円
日影丈吉は読むのは初めて。中井英夫を読んでるころになぜか読みそびれてしまった。
6月16日
昨日は朝出社したものの、仕事がすぐに完了したので、すぐに退社。
どんよりとした雨模様だが気持ちは晴れて、ジュンク堂にて
蓮実重彦『映画時評 2012-2014』(講談社、2015年) 2160円を買う。
アマゾンビデオやらNetflixの映画観放題、いわもとさんやふるかわさんの挑発もあって、近年にない映画モードだ。
映画批評では、町山智浩を一冊買ってはみたものの、やはり40年来の師匠蓮実重彦先生(注 ブログのノリ。実際は師匠とか先生と呼べる身ではなし)
にとことんつきあってみようという気持ちになっている。
(蓮実重彦の映画批評を初めて読んだのは、1978年3月の雑誌エピステーメー上であるから、丸40年)
今朝は今朝で、
蓮実重彦・黒沢清『東京から 現代アメリカ映画談義 イーストウッド、スピルバーグ、タランティーノ』(青土社、2010年) 1428円(▲110円割引?)
蓮実重彦『ハリウッド映画史講義―翳りの歴史のために 』(筑摩書房、1993年) 700円 をアマゾン注文。
昨日買った時評2012-2014所収の三浦哲哉との対話編で、テキサス出身の若き映画作家ウェス・アンダーソンを知ったのだが、
アマゾンでいくつか無料または安価で観られるようなので、またしても楽しみがひとつ増えたのだ。
※『グランド・ブダペスト・ホテル』(100円) 『ムーンライズ・キングダム』(無料) 他
6月14日
午後、職場でかんたんな打ち合わせを終えた後、神田へ。
三省堂地階放心亭にて、Iさん・Fさんと同期会。
芳醇なるドイツビールで乾杯の後、Wカップの歴史、新旧の映画の話題が花咲く。
二次会は、近隣の焼き鳥億萬。安価なわりに美味。
イーストウッド監督の近作のお薦めをおふたりからいろいろと教えてもらったので、楽しみがまたひとつ増えたのだ。
Iさんから、矢野誠一『文人たちの寄席』(文春文庫)を恵んでいただく。
6月12日
鎌田東二 『平田篤胤の神界フィールドワーク 』(作品社、2002年) 1257円 @アマゾン
6月10日
雨模様の吉祥寺・国分寺に繰り出したが、なにも買わず。
読みたい本がすぐに見つからない乱雑な書棚に辟易し、全書籍のたな卸しを構想したりした。
井上清の西郷隆盛伝(中公新書 上下巻)がようやく書棚の奥からみつかったので、夕方から読み始めた。
人民史観によるお堅い伝記を想像していたが、思いのほかに読みやすく、西郷像も生き生きしているのはうれしい。
6月6日
佐藤弘幸 『富裕層のバレない脱税』(NHK出版新書、2017年) 560円@BookOff
6月5日
蓮実重彦『映画に目が眩んで』(中央公論社、1991年) 500円+送料510円 @古書ワルツ(日本の古本屋)
西郷信綱『日本古代文学史 改稿版』(岩波全書、1963年) 100円@よみた屋
佐藤弘幸 『国税局資料調査課』(扶桑社、2015年) 512円@アマゾン
6月2日
昨日、よみた屋にて
『ポオ全集』全3巻(東京創元社、1970年)計900円。
ポオは、昭和50年頃、創元推理文庫版の全集で熱中した時代があって、第3巻(詩・評論)以外はほぼ文庫版と同じなので
半日迷ったが、安いので買っておくことにした。
ポオ再読の機が熟してきたかも。
クリント・イーストウッド監督の『硫黄島からの手紙』。
戦争映画は観るのがつらいので見過ごしてきたが、これには感服。
渡辺謙以下錚々たる日本の俳優陣を、これほど精緻に演出するとは、イーストウッドお見事としかいいようがない。
日暮レテ途益々遠シ、という心境。
妻が不在だといっそうその感が強い。(ひとりで思いつめるから)
もっと気楽に生きてみたい。
限られた残りの人生、同じ生きるなら、楽しく豊かに生きるほうがなんぼかいいだろう。
今朝方、早朝に起きて、つらつら考えた。
今朝の日経書評で、驚いたのが、時ならぬ平田篤胤ブーム。
仙境異聞・勝五郎再生記聞 (岩波文庫) が、なんとTwitter上で拡散したという。
しかし、また、今なぜ平田篤胤なのか。
かくいう私も、先日、竹内健「神字論」の載った46年前の雑誌をみつけたばかり。
偶然とはいえ、面白いものだ。
(以下、日経新聞 6月2日朝刊より) https://www.nikkei.com/article/DGKKZO31255370R00C18A6MY5000/
きっかけはインターネットのツイッター。あるアカウントが2月12日に「『天狗?に連れられて太陽に近づいたら炎の波が出てた』ってフレアじゃねえかみたいな話が面白い」とつぶやいたところ、瞬く間に広まった。同書は5刷約2万部で品切れ中。2日後には古書がネットで6万円台に高騰する事態に至る。
版元の岩波書店もネット上の騒ぎにすぐ気付き、1週間後には増刷を決めた。同社営業局の堀内まゆみ氏は「岩波文庫は少しずつ息長く売れるのがふつう。ツイッターで一気に注目されて復刊を決めるのは珍しい」と話す。増刷の告知をツイッターに載せると、リアル書店の関連ツイートも増え、さらに話題が広がった。5月末時点で10刷に到達し、3万部を超えるところまで売れている。
また、昨日は実母の満九十の誕生日。
私と、私の妻と、実弟が、それぞれ、違う場所から、祝いの電話を入れた。
7月には、兄弟で郷里に帰り、ささやかながら祝宴をと、計画している。
5月30日
よみた屋にて、『パイデイア』季刊第12号(竹内書店 1972年) 100円
主に西洋の文学・哲学を特集してきたパイデイアは、この号から、日本オカルティズムへ急転回してゆく。
竹内健は「神字論」に加え、巻末の詳細な文献案内も執筆している。
竹内書店社主とどういう関係だったのか、気になる。
(2017/08/07日記 再録)
新進気鋭の仏文学者として上梓した『ランボーの沈黙』から、一転して古代日本の神話篇『邪神記』へ。
昨夜、ネットでその後の消息を調べてみても、Wikipedia すら項目が立ってません。 唯一、 不二本蒼生氏のブログで、2015年12月に80歳で亡くなられたことを知りました。https://bit.ly/2LHfeqF
5月29日
中学以来の友人いわもとさん・よしながさんと、神田で同期会。
焼き鳥の秋吉。改めてコスパの高さに感心。ネパール出身の若い店員がきれいだった。
二次会は天津飯店で。
また会いましょう。
クリント・イーストウッド監督の『ハドソン川の奇跡』、トム・ハンクスの演じた初老のベテラン機長がよし。思うところあり。
続いて、『パーフェクト・ワールド』視聴中。
5月28日
蓮実重彦『映画への不実なる誘い 国籍・演出・歴史』(NTT出版、2004年) 1287円@アマゾン
大庭みな子『楽しみの日々』(講談社、1999年) 100円@よみた屋
5月27日
届いた『映画崩壊前夜』と、『映画時評2009-2011』の二冊で蓮実重彦の近年の映画評論をちびりちびり読んでる。
立石勝規『東京国税局査察部』(岩波新書、1999年)100円@七七舎。
5月24日
蓮実重彦『映画崩壊前夜』(青土社、2008年) 1009円@アマゾン注文
是枝裕和監督『そして父になる』を夫婦で鑑賞
5月22日
西谷修『不死のワンダーランド』(青土社、1990年)100円 @よみた屋
是枝裕和監督の『海よりもまだ深く』(2016年)を夫婦で鑑賞。@ネットフリックス
5月21日
見田宗介『現代社会の理論』(岩波新書、1996年)100円 @よみた屋
『荷風全集』揃い全28巻(ただし別巻欠け)2800円は見送り。収納の目処たたず。
そのほか、何冊か見送ったが、明日買うかも。
高山宏・巽孝之の新刊『マニエリスム談義: 驚異の大陸をめぐる超英米文学史』 (フィギュール彩)は買いたい。
最近は、生田耕作・由良君美など見送ることばかりなのだが。
5月18日
よみた屋にて
中尾佐助『栽培植物と農耕の起源』(岩波新書、1966年版)100円
人類移動史、航海史などの文脈で。
刊行後半世紀もたって今なお色あせぬ名著。
5月16日
結城浩『暗号技術入門 第1版』(ソフトバンククリエイティブ)100円
Norman Lewis "Word Power Made Easy " 100円 昔買った本のようだ
仕事ははかどったが私生活は低調なり
5月14日
日の明るいうちに退社できるようになったのはうれしいことだ。
帰宅途中に国分寺で街に出、七七舎にて
アリストテレス『形而上学』上・下(岩波文庫)計200円 を買う。出隆の畢生の訳業。しかしまあ、生きてるうちに読むのであろうか?
解説ぐらいは読んでおこう。
同じ七七舎で日曜に買った、フェイガンの人類航海史をぼちぼち寝床で楽しんでいる。
フェイガンというひとはなんとなく好感の持てる学者だ。御年80歳とのこと。
最近買った本。目下古本買いを控えてるところ。
町山智浩の映画批評は、引き続き数冊読んでみるつもり。
5月14日
クリント・イーストウッド製作・主演『人生の特等席』 2012年。イーストウッド82歳の年の映画で、wikipediaで調べた限り、このあと俳優としては映画に出ていないようだ。
めずらしくハッピイエンドで終わっている。佳品。娘役にAmy Adams、写真中央はJohn Goodman
町山智浩『今のアメリカがわかる映画100本』(サイゾー、2017年) 1500円 注文
5月13日
玉川上水沿いに鷹の台駅まで6.7km 9700歩歩く。
公園で一休みした後、国分寺線で国分寺まで。
七七舎は、なぜかいい本が多かった。
塚本邦雄、生田耕作、永田耕衣などの署名入り限定本で目の保養。
実に塚本邦雄にいたっては、署名・落款すら芸術のようであった。
それらやアリストテレス形而上学(岩波文庫)は我慢して、
ブライアン・フェイガン『海を渡った人類の遥かな歴史 古代海洋民の航海』(河出文庫)800円 ※歴史時代のみならず先史時代(おそらく旧石器時代)までスパンを広げた航海史。
服部研二『謎の古代遺跡を歩く』(中公文庫)100円
を買う。
5月12日
昨日、よみた屋で
Fernando Pessoa " le marin " (Jose Corti) 100円 ペソアの散文詩。ポルトガル語ー仏語 対訳本。
フランス装、アンカットのまま。
twitterのあるスレッドからお借りした写真。
最近、なぜ新刊書店から足が遠のいているか、やっとその理由がわかった。
帯の惹句やら、書店員のポップやら、やたらと押し付けがましいのだ!
自分の読みたい本くらい、自分でゆっくり決めたいのだ!
ついでに書くと、やたらと薄暗い古本屋も嫌いだな。
暖色系の間接照明でほの暗く、古本臭を消すために芳香剤を撒いてるような古本屋。
たとえば、三鷹の水中書店、吉祥寺の百年、西荻窪の音羽館とか・・・。
まあどれもなかなかいい本屋ではあるのだが、老眼の身には、吉祥寺よみた屋とか荻窪のささま書店とか
蛍光灯が燦々と照ってる古本屋のほうがありがたい。
相変わらず、洋画モードで、今はクリント・イーストウッドの近年の作を観ている。
下は、『ミリオン・ダラー・ベイビー』の結末部。
イーストウッドが朗読している詩の出展は、Yeats と判明した。(詩集『薔薇』から、「イニスフリーの湖の小島」)
先日観た『チャリングクロス街』でも、アンソニー・ホプキンスがYeatsを朗読してた。
Yeats は人気があるんだね。
しかし、わたしは、この世評高い映画の結末は好きではない。痛ましくて観ていられないのだ。
なにもそこまで主人公たちに不幸を与えなくともよいではないかと、作品をうらめしく思う。
同時に観た『グラン・トリノ』(この結末には感心した)でもそうだが、主人公が通う教会や神父が重要な役を演じている。
この悲しい結末にも、キリスト教による魂の救済は果たして可能なのか、というイーストウッド監督の深い問いかけがあるのだろうが。
5月8日
アリストテレス『ニコマコス倫理学』上・下(岩波文庫) 50円×2
早瀬耕『未必のマクベス』(ハヤカワ文庫)50円
今月になって、上記3冊150円しか本買ってない。
かなりの数を見送ってる。
すこし減量して、本の整理整頓をしようと想う。
立川のPCサポート会社に何度か足を運んで、不調はなはだしい仕事用のHDDのバックアップ業務を委託。
いちおう、全データを別のHDDに移し替えて、本夕完了。今後1年のサポート会員になって、その会費もふくめて69000円を支払う。
痛い出費だがやむをえない。
マイクロソフトのOne Drive か、DropBox とかの、クラウドストレージへの移行を本気で検討中。
5月5日
連休中も、吉祥寺やよみた屋には時折足を運んでるが、古本は買わず。
『ニコマコス倫理学』『太陽の都・詩篇』あたりを見送り。
書棚がだいぶぎちぎちになっていて、職場に古本を留め置いてるありさまだから、ちょっと自粛モードなのだ。
TVや録画用HDDを大型・大容量に買い換えたり、今朝はまた、GW値下げ中のAmazon Fire TV (6980円 ▲2000円)を買い変えたりして
目下 なぜか洋画三昧。
競技プログラミング用に、アルゴリズムの本を読んでるが、なかなか頭に入らない。
そうこうするうち、T予備校出身・T大理1のモジャンボ君は、AtCoderでぐんぐんスコアを伸ばし、
ついにアルゴリズムメモ用のブログまで立ちあげてしまった。
ぐぬぬ。
くやしくて少しやる気がでてきたのだ。
5月1日
昨日は振替祝日だったが、職場で仕事。
よみた屋で、例のごとく
小牧治『カント』(清水書院)100円
すが秀実『探偵のクリティック―昭和文学の臨界 すが秀実評論集』(思潮社、1988年)100円 すがは糸へんに圭、機種依存文字なのかエディタから貼り付けできない。稲垣足穂論のために購入
キケロ『義務について』(現代思潮社) 古典文庫版 100円
石原慎太郎『国家なる幻影』(文藝春秋)100円