3月31日(月) 雨
昨日は、急な仕事で朝出勤。自転車で吉祥寺へ。12:30に仕事を片付け、そのまま新居へ向かう。国分寺で西武線に乗り換え。1時過ぎ、現地でD不動産A氏、妻と合流。書類4点記入。
モノレールで立川駅に降り立ち、日曜の人ごみの多さに驚く。Ecuteでワンタンメンを食し、ふたたび国分寺で西武線乗り換え。新宿線人身事故で30分ほど足止めをくらう。チュウハイ飲んではやく眠ってしまった。
というわけで土日ゆっくり桜もみられず。桜のもとで弁当をたべるのどかな楽しみも今年は無理そうだ。
3月29日(土) 晴れ
昨夜、近所のBookOffで重松清『卒業』(新潮社、598円)。巻頭「まゆみのマーチ」を寝床で読んで涙が止まらず。
3月28日(金) 曇り
やれやれやっと金曜日。ただ、明日も仕事で、片付けなければならない企画がいくつかある。日曜は玉川上水に家族ででかける。
旧友IさんからはPCの問い合わせあり。Iさんもお忙しそうで、今週末は会えないかも。
荻原魚雷さんが、彼のブログであすなひろしの漫画を激賞していた。名前も絵もよく覚えている。昭和50年代の初めだったろうか。ただ、当時はとくに感動した覚えはない。それでも気になって、昨日吉祥寺の啓文堂で、あすなひろし『青い空を、白い雲がかけてった(完全版)』(ビームコミック文庫、798円)を買い求めた。あすなひろしさんは、数年前ガンで亡くなられたという。
他に細谷功『地頭力を鍛える 問題解決に活かす「フェルミ推定」』(東洋経済新報社、1439円)
3月27日(木) 曇り
今朝ベランダにでてみると石神井川沿いの桜が一斉に咲いていて、驚いた。
気力・体力が衰えているせいか、また今年も桜の季節になったのかと感慨が深い。
昨夜は久しぶりに稲垣足穂大全(現代思潮社)を寝床で読んだ。
昭和54年の冬、越してきた桜台駅前の浅川書店という古本屋で買った本だ。その浅川書店もとうにない。
大全第4巻、弥勒作品群を懐かしく読む。魂が、そこまで傷んでいるということなのか。
3月25日(火) 晴れ
桜はまだ蕾。
中野に所用があってでかけた。なぜか中野は縁遠く、この前来たのは十数年前だ。
そしてそこから下り電車で国分寺まで。不動産の契約に赴く。
はやくつきすぎたので国分寺の北口の商店街をぶらぶらと歩く。こんなことも25年ぶりだ。懐かしい青春時代の思い出が甦る。
北口の本屋を再訪する。とある時期、ここでずいぶん立ち読みしたものだ。再訪してみて、はてこんなに小さい本屋だったけな、と拍子抜けしてしまったが、
書棚をつらつら眺めると、品のいいつぼを得た品揃えで、感心した。
妻と合流し、北口のD不動産で、売主を交え、契約を交わす。終了は10時。荻窪までJRで帰り、そこからタクシーを拾って帰宅。
3月24日(月) 雨
土曜は仕事、日曜は在宅でデータ集計。日曜ランチは、近所のイタリアレストランボラーレ。仕事のことが気になりあまり楽しめなかった。
乾坤一擲、郊外のマンション移転をきめたが、逡巡・後悔の念も去らない。この歳で10年なり15年のローンを組むというハイリスクな道を選んだことに対する後悔、いまのマンションをどうするかという迷い、住み慣れた第二の故郷を去ることへの寂しさなど。
仕事のほうもスランプだが、いずれ再起しなければならない。
三村芳和『酸素のはなし』(中公新書、200円)@吉祥寺藤井書店。
3月20日(木) 雨
金井美恵子『「競争相手は馬鹿ばかり」の世界へようこそ』(講談社、670円)、
箭内昇『メガバンクの誤算―銀行復活は可能か』(中公新書、341円)、同『元役員が見た長銀破綻―バブルから隘路、そして…』(文藝春秋、623円)をたてつづけに注文。
箭内昇氏は元長銀の執行役員にして現在りそな銀行の再建に尽力中とのこと。 メディアをにぎわす新東京銀行の諸問題についてのコラムを読んで興味をもった。
朝、散髪の後、夫婦で玉川上水へ。D不動産の担当者と現地でおちあい、物件内覧後、近くのバーミヤンで昼食+ビール。購入を決め、再び連絡をとって、モスで諸書類記入。96平米3LDK。5月から東大和市民になることが決まった。
小雨の中、夫婦で駅周辺に流れる玉川上水の畔を散策。今日は開いてなかったが、清水書店というなにやら気骨のある古本屋がみつかってうれしい。
行き帰りの車中で、今朝BookOffで買った箭内昇『メガバンクの誤算―銀行復活は可能か』を読む。
駅前から遠景撮影。これからの購入手続・転居作業をおもうといささかげんなりする。
3月18日(火) 曇り
玉川上水にもう1軒、広くて比較的安い物件をみつけて、さてどうしようかと思案中。そもそもこの人生、これから先どうなるかさえはっきりしない。いっそ鹿児島に帰ろうかなどと思ったりする今朝なのだ。
隅研吾・清野由美『新・都市論TOKYO』(集英社新書、756円)@吉祥寺ルーエ。汐留・丸の内・六本木ヒルズ・代官山・町田を、著名な建築家とジャーナリストが足を運んで精緻に検証する。都市論の会話。
3月16日(日) 曇り
荻原魚雷さんのブログで、『足穂拾遺物語』(青土社、5040円)の刊行記念イベントのいくつかを知った。コレクターのはしくれとしてはいちおうAmazonの買い物かごにほうりこんでおく。
日曜日経書評、東浩紀・北田暁大『東京から考える』(NHK出版)、若林幹夫『郊外の社会学』(ちくま新書)、隅研吾・清野由美『新・都市論TOKYO』(集英社新書)あたりをマークしておく。
今日は玉川上水のマンションのなかを見させてもらう予定だったが、気乗りがせずキャンセル。
駅前のBookOffと三省堂。午後昼寝4時間。のこのこ起きて、再びBookOffへ。スピルバーグの近作『宇宙戦争』『マイノリティ・レポート』(計1200円)を買う。西友で夕食の食材を買う。刺身の盛り合わせが家族に好評だった。夜、『宇宙戦争』を観た。
3月15日(土) 晴れ
雨があがった。
池田央『テストの科学』(日本文化科学社、1340円)をAmazonでみつけてさっそく買っておく。これは職場のSさんにお譲りすることになった。
大谷和利『iPodをつくった男 スティーブ・ジョブズの現場介入型ビジネス』(アスキー新書、200円)@藤井書店。隠れMacファンとしては通読しておきたいところ。
3月12日(水) 曇り
プレジデント誌、特集「一流社員が読む本二流が読む本」(650円)を買う。一流云々はまあどうでもよいとして、経済・会計・ITなどの好著が続々紹介されていて、実用的なブックガイドである。
昨日、妻は友人のTさんと、神楽坂を散策し、Manoaさんご紹介の「ローズルーム」というレストランにいった。
気力・体力が衰え、つらい毎日だ。
3月9日(日) 晴れ
毎朝、バスで荻窪に向かうのだが、井荻を過ぎたあたりで乗ってくるお嬢さんがいて、いつも金井美恵子『恋愛太平記』を読んでいる。文学少女だなあって思うわけだ。
というわけでもないが、金井美恵子『日々雑録』『日々雑録2』(ともに朝日新聞社、532円+690円)を注文。
日経書評ではダニエル・T・マックス『眠れない一族―食人の痕跡と殺人タンパクの謎』(紀伊国屋書店)が気になる。いちおうAmazonの買物かごにほうりこんでおいた。
今日は夫婦で家探し、玉川上水編。いつものように、所沢・東村山・小川と乗り継いで玉川上水駅到着。件のマンションは駅前徒歩3分の好立地で11階。まだお住まいなので今日はなかに入るつもりはない。仲介会社に電話して棟を確かめ、エレベーターで最上階に昇り、眺望を楽しむ。降りてのち、近所の公園・体育館・大型スーパーを散策。光が丘によく似た住みやすい街だ。
駅に戻ってマックで簡単に食事し、そこから多摩モノレールに乗って、次男の入学が決まった大学をおとずれることにする。多摩モノレールに乗るのは初めて。眼下に多摩平野を眺めながら、静かに進んでいく。ただし遅い。多摩丘陵の大学まで26分ほど。夫婦で降り立ち、無人のキャンパスを散策。帰路はゆきと同じルートで帰宅。
疲れたので夜ははやく眠った。
3月8日(土) 晴れ
夫婦で石神井川の川沿いを散歩して、桃太郎寿司にいった。夫はにぎりずし1.5人前(1000円)、妻は上ちらし寿司(1480円)。豪華なネタが山盛りの上ちらしに夫婦で感激したことだ。
その後、富士見台の件の物件をまわりから眺めてチェックしたり、西友で買い物をして帰る。午後、昼寝。夜も早く眠った。
三省堂の店頭で立ち読みした村上もとか(RONやJINなどのマンガで有名)の『私説昭和文学』(アーカイブズ出版)(1200円なので見送ったが)に触発されて、寝床で野口冨士男『感触的昭和文壇史』を読む。
『ボーン・アルティメイタム』は、期待に違わぬスリリングな映像だった。夜BSで観たアカデミー賞授賞式で、編集賞や音楽賞を受賞したのも肯けるところ。ただし、エンディングは意外に普通だったな。
季節はどんどん春に向かっているが、わたしの心は晴れない。仕事・生活・健康・・・。バランスが崩壊し、生の躍動がよどんでいる。
3月6日(木) 晴れ
それでも日一日と、春らしくなっているのが唯一の救い。桜は今月の末だという。
DVD『ボーン・アルティメイタム』(2953円)を衝動的に予約。金曜着の予定だ。近年久々のアクション快作との世評高い。週末の愉しみのひとつ。
岡本正善『逆境を生き抜く「打たれ強さ」の秘密』(青春出版社、745円)@Amazon。
3月3日(月) 曇り
昨日は、夫婦で家探し、富士見台・小川編。朝は、近所(富士見台)の高台にある某マンション。グレードの高い物件だが、追加ローン必須。迷う。そこから、長男と合流し、3人で西武池袋線下り電車に乗り、所沢・東村山と乗り換えて、小川駅に着く。実は9年前、私立明法中の文化祭に一家で訪問したとき、この駅に降り立ったことがある。そこから徒歩12分くらい歩いて、700世帯以上が住む長谷工の大型プロジェクト・マンション群に到着した。運良く、オープンハウスに出くわし、飛び込みで内覧。他にも2つ売り出し中の家があるとのことで、あわせて3軒紹介してもらった。
当のマンションはともかく、駅前の寂しいのにがっかり。駅前の唯一の喫茶店で、長男と3人でスパゲッティセット1000円×3を食べる。
小川駅で家族と別れ、国分寺経由で職場に。残務整理をして、夕方荻窪・石神井公園経由で帰宅。
予算のわりに注文が多いのか、決め手になるマンションなし。
今日からまた仕事。覇気をだしてがんばらねば・・・。
3月1日(土) 曇り
春めいたうららかな朝で、さきほどまで近所をサイクリングしてたのだが、いましがた急に不穏な風が吹き始めた。
いつものように近所のBookOffと三省堂めぐり。三省堂で、J.C.オカザワ『文豪の味を食べる』(マイコミ新書、882円)。年齢不詳のオカザワ氏。かのビートルズの日本公演で三島由紀夫とぱったり遭遇したというから、そこそこの歳か。『庶ミンシュラン―庶民のための東京グルメガイド』(よさそうな本だな)や、『ぜったい行ってはいけない有名店、行かなきゃいけない無名店』などで知られるグルメ評論家。そのオカザワ氏(NY在住経験もある経済アナリストが本職らしい)が、文豪行きつけの店に通って敢えて評価をつけた本だ。店頭でパラパラめくって、まずは及第点かと判断して購入。この種のガイドブックは最近ほかでもあったように思うが、思い出せない。人間も長生きすることは徳のひとつと思うが、なんにせよ、長年暖簾を保っている店というだけで、興味がわく。
ほかに、ヘッセ『旋風』(新潮文庫、100円)、モーム『怒りの器』(新潮文庫、100円)は吉祥寺りぶる・りべろ。『旋風』は15年前の不慮の事故で失った本の買いなおし。みつかってよかった。こういう、たわいのない、ビーダーマイヤー風の小品集は好きなのだ。
長男は苗場にスノボー小旅行。次男は妻と一緒に高校の卒業式。高校の謝恩会がホテルニューオオタニで催されるというので、妻はいそいそと出かけていった。たまには都心で気晴らししてくるのもよいだろう。
他に、三省堂で『PLAYBOY』立ち読み。有名人?の書斎拝見?とかいった小特集。鹿島茂教授の指南による書棚カシマカスタムの製造元を教えてもらったのはうれしい。いずれ本の置場にこまらない広い家に引っ越したならば、こういう特注書棚も検討しよう。山本善行さんとおなじで、いつの日か私も、もってる本全てを整然と書棚に並べてみたいと願っている。
リハウスの2氏からは、メールや電話が時折くる・・・。