3月5日(曇り

 随分と春らしくなって、昨日はしっとりと雨が降った。久しぶりの雨なので、植物たちはうれしかったろう。このところ買った本、「Internet Magazine 5月号」(インプレス)、中島史雄「時には薔薇の似合う少女のように」1巻・2巻。このところ読んでる本、池波正太郎「剣客商売」第4巻〜第5巻。「剣客商売」の人間模様が面白く、哀しい。季節感あふれる江戸の描写が素晴らしい。また、ひとりの父としては小兵衛の言動に思うところも多い。再読しても楽しめる本。

 3月は慌ただしい。仕事・渡米、子供の卒業・入学。かたやPS2も発売されたりなんかして・・・。

3月9日(晴れ

 このところ買った本、キャサリン・ネヴィル「8」(上下巻、文芸春秋)500円は上石神井にて。中島史雄「時には薔薇の似合う少女のように」3巻・4巻。トラベル英会話(日本文芸社)。

 都内某所にて、USAから来日した教育関係者と会合。教育にかける情熱の源泉は、自分の息子の自己実現を助けたいということ。

3月11日(曇り

 石神井公園にて、巌谷大四「物語文壇人国記」(六興出版)、水上勉「私版東京図絵」(朝日新聞社)計900円。はたまた週刊グレート・アーティスト第1巻〜第20巻、バインダー付で計2000円。これは最近絵に興味を持ち始めた長男のために。帰り道、Nさん母娘と会う。近くで西友開店。長蛇の列ができた。日経エレクトロニクス3-13号「ポストパソコン時代のマイコン像」。小特集としてPS2分解記事。コンパクトな筐体に完璧な防磁技術・放熱技術が施されていること感嘆に値すると。午後は、西友探訪。徒歩1分のところに大型スーパーができてうれしい。そこで買ったサーロインを親父自ら焼いて家族で夕食。そんでもって、駅前ピーコックにて「漢字ランド Vol9」。漢字検定をテーマにソフトを考えてるんで、買ってみたが意外に面白い。漢字嫌いの息子どもも躍起になるところをみると、子供向けにこの手の漢字パズルを作ると喜ばれるのではないかしら。

 日経朝刊、「交遊抄」は立松和平氏が福島泰樹氏との早稲田大学時代からの長い交遊を書く。歌人福島氏は、現在下谷の法昌寺の住職。

3月12日(雨後晴れ

 教育センター付属図書館にて久世光彦「死のある風景」(新潮社)を借りてきて読んでるところ。週刊新潮の末頁あたりに連載されていたエッセイだ。ひとつひとつの文章が心に沁みます・・・。このひとが好きです・・・。

3月15日(晴れ

と、いうわけで、吉祥寺さかえ書房にふらりと寄ったら、ぱっと目に入ったのがまさに求める久世光彦「悪い夢」(紀伊国屋書店)1300円(税込)。新宿の雑踏で幼なじみの初恋のひとに巡り会うような奇遇がうれしく、そのままレジへ。このひとが好きになりそうで怖い。深夜のツタヤにて、小浜逸郎・佐藤幹夫「中年男に恋はできるか」(洋泉社新書)660円+税。他、日商簿記3級問題集(一橋書店)。

3月18日(晴れ

 亡き父の姉が昨夜亡くなったと母から電話があった。弔電を打った。ご冥福をお祈りします。

 夜更けのツタヤにて、DVD-video「MATRIX」3969円。このコンセプトで、教材を作ることを秘かに決めた。

 化学式の3D表示に関するサイト、http://www.nhk.or.jp/dna/ http://www2d.biglobe.ne.jp/~chem_env/moldic/

3月19日(曇り

 朝、PS2が届いた。家族でMATRIXを見る。まずまずの映画。まずまずにとどまる理由は、機械と人類の争闘というプロットがT1・T2他、類似のものが多いから。サイバーパンクの映画としては、"Blade Runner"や"Altered States" などの方が自分は好き。午後は、池袋サクラヤに次男と一緒にリッジレーサー5を買いにゆく。コンビニより安い。(5980円税別から10%P還元) 子が子なら親も親だ。西武リブロにて関川夏央の新刊などを立ち読み。夕方妻と近所の西友へ。ハウスフルーチェ。亡くなった岡田有希子のCFを思い出した。亡くなったのはいつだったろう?生きていればもういくつなのだろう?

 と書いた後、あの事件のあともずっとファンであり続けてきた奇特な方々のHPで確認してみると、件のCFはハウスフルーチェではなくグリコのカフェゼリーのようだ。と、こんなことを連綿と書くのも、久世光彦を読んでいるこの頃だからか?

3月20日(晴れ

 風が猛烈に吹いた日だった。満月がとくに今夜は大きく見えるのは何故だろう?うさぎさんが餅をつく様がはっきりと見えた。5月のTOEICをオンラインで申し込んだ。いささか寒い春の宵。なぜか人恋しい夜だ。

3月23日(曇り

 昨日から国会図書館の蔵書220万冊の検索が可能になった。書籍の大を前にして、取りあえず「稲垣足穂」で検索をしてみた。

3月26日(晴れ

 ヘンリー・ジェイムズ「アスパンの恋文」(岩波文庫)250円。

3月27日(晴れ 中年の鬱を超えて・・・

 河盛好蔵氏、97歳の大往生。直木賞を受賞した、なかにし礼氏、日経浦田編集委員のインタビューに答えていう、「僕の歌はすべて昭和という時代への愛と恨みの歌です。」 昭和50年頃、渋谷のぽるとぱろうるで、氏の訳詩集をみて以来、たんなる作詞家じゃないと信じてここまできたので、このひとを慕う久世光彦氏の言をまつまでもなく、このひとの咲かせた遅咲きの薔薇が、ぼくにはうれしい・・・。

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