5月30日(水) 曇り

午後から雨になるという。

『細雪』を読みついでいる。友人のIさんからメールをいただいた。小説の舞台となった阪急電車岡本駅に先日出張でいかれたそうだ。偶々激しい雨に遭遇し、細雪の有名なエピソードを思い出したとのこと。わたしの妻も小学生のころ岡本駅そばの公務員宿舎に住んでいたことがある。わたしも昨秋の日帰り出張のさいここに通りかかったのだった。

『細雪』、市川昆監督の映画も評判が良いので、こんど借りてこよう。

月末で、あわただしく、仕事がたまっており、会議やミーティングが多い。

5月29日(火) 晴れ

小出楢重の挿絵ほしさに買った中公日本の文学谷崎の3巻をぼちぼち拾い読む夜。三十余年ぶりに『細雪』を読む。

5月28日(月) 晴れ

亡くなった大庭みな子さんに作家黒井千次さんが追悼文を寄せている。96年に脳溢血で倒れて以来、ずっと介護を続けてきた夫の大庭利雄氏には『終わりの蜜月―大庭みな子の介護日誌』という本もある。この献身的な介護から、『浦安うた日記』といった新たな境地の作が生まれたのだそうだ。(日経朝刊)

5月27日(日) 晴れ

暑い。駅前へ数回往復するだけのつつましい休日。朝、2時間ほど分析の仕事をこなし、あとはoff。

昼寝。夕食の買出し。夕食のしたく。

長男の大学もはしかのせいで3日まで休校中である。

チュウハイのんで寝るだけの、しょうもない一日であった。ま、いいか。

5月26日(土) 晴れ

○初夏のように暑い日だ。昨晩は荻窪での仕事が夜半に及んだので、荻窪からタクシーで帰宅。1700円。いまや嫌煙は全土に及び、一服するのも楽でないご時世だが、乗り込んだタクシーの灰皿には吸殻がたくさん。おもわず初老の運転手さんに許しを得て深夜の一服。環八のトンネルを静かに疾走するクラウンの後部座席でゆるゆると紫煙をくゆらせてしばしエグゼクティブの気分(笑)。

平岩外四氏、長逝。今朝の日経では細川護煕氏が弔文を寄せている。財界の重鎮には似つかぬつつましい寓居だったが、唯一の贅沢として自宅の地階に数万冊の書庫をこさえていた、とは日経記者による別コラムで知った。かように財界屈指の読書家で知られた。これはもう城山三郎さんの世界じゃないのと、amazon,googleで調べてみると、なるほど、おふたりで世界の古典を語り合った対談集がでている。幼くして父を亡くし、母ひとり子ひとりの貧しいくらし。中学の入学の祝いとして、母親は漱石全集を贈ったという。秀才のほまれ高かったが貧しく旧制高校へ進学する際に、親戚一同はみな反対した。たったひとり母だけが息子を応援してくれたという。(以上日経の記事やネットの情報から)

大庭みな子さんが亡くなった。

○日本の文学『谷崎潤一郎集1・2・3』@BookOff(315円)。『蓼喰う虫』(岩波文庫、370円)@amazon。

○近所のイタリアレストラン「ボラーレ」にて一家で夕食。

5月24日(木) 晴れ

イベント関連の分析作業と、模試の仕事が昨晩一段落。

 

5月23日(水) 晴れ

昨夜は急なしごとが深夜に及んだのでタクシー帰宅、2740円。今朝は朝から帝国ホテルに直行だ。

5月20日(日) 晴れ

なんともあわただしい一日だった。朝、丸の内線で淡路町まで。Kさんオフィス。JR神田から吉祥寺に直行。11時出社。きたる大会に向けてのデータ分析。4時に退社して、予備の自転車で帰ろうと思ったが、鍵がない。しかたなしにバスで大泉経由で帰宅。5時、高野台2丁目の中古一戸建てオープンハウス見学。S不動産の若い社員が熱心に勧めるが、気に入らず。老後のローン試算に気がめいるなり。帰宅して、長男とネット麻雀しばし。ふたたびデータ分析にとりくんだ。

小池昌代『黒雲の下で卵をあたためる 』(岩波書店、1840円)を注文。『感光生活』を電車やバスで読みついだが、こころに残る短編が多かった。

5月19日(土) 晴れ

近所のBookOffで、『小出楢重随筆集』(岩波文庫、105円)、『近世畸人伝』(岩波文庫、105円)※ダブリ。BookOffでは中公の日本の文学ほぼ揃い?が百円均一で放出されていてなかなか圧巻。小出楢重の福々しい挿絵が懐かしくなって、谷崎の巻3巻を無性に買いたくなったが、これは実家に眠っているはずなので、じっとじっと我慢。

近所の中古一戸建て(土地51m2、建物90m2)3890万円を夫婦で見にゆく。『深夜特急3』をビデオで。『中華人民共和国史』をざっと読了し、小池昌代『感光生活』を拾い読む。

5月18日(金) 晴れ

天児慧『中華人民共和国史』(岩波新書、350円)は吉祥寺の外口書店でみつけて、昼食時に読んだ。この本と、小島晋治・丸山松幸『中国近現代史』を併せて読もう。どちらもしっかりした記述である。

知的能力の鈍麻というのか、なにしても切れ味わるい。帰宅後のネット麻雀も4着ビリ。週末も仕事モードになりそうだ。だらだら仕事が続く・・・。

5月16日(水) 晴れ

今いちばんうらやましいのは古本エッセイスト山本善行さん(本2冊読みました)の生活。古本ソムリエの日記 ご自身も日記で言い訳をしておられるが、毎日古本屋三昧とはなんとのんきな生活であろう。どこかに書いておられたが、いま善行さんは学習塾で国語を教えているらしい。夕方からの仕事だから日中はヒマなんだろう。実にうらやましい生活ではないか。

 

5月15日(火) 晴れ

岩波新書の中国関連の2書を通読中。小島晋治・丸山松幸『中国近現代史』は、アヘン戦争から天安門までの通史。恥ずかしながら、高校で世界史を勉強して以来の近代史の復習。

興梠一郎『中国激流 13億のゆくえ』は、2005年に書かれた現代中国の様々な問題をあぶりだす好著。しかしまあ、こんな国でビジネスとは。同級生にも、JY君や新日鐵の現地法人でトップをつとめるK君など、活躍中のひとは多いが。

天児慧『中華人民共和国史』(岩波新書、550円位)@e-BookOff amazon店に注文。(→書き込みありとのことでキャンセル)

5月14日(月) 曇り

高橋英夫『ロマネスクの透明度』(鳥影社、1540円)が練馬一信堂から届いた。島村利正他の作家論集。小島晋治・丸山松幸『中国近現代史』(岩波新書、350円)、興梠一郎『中国激流 13億のゆくえ』(岩波新書、250円)を、上石神井せきぶん堂他で。

今週も無理難題があまたあるが、なんとかしのいで週末までもちこたえよう。

5月13日(日) 曇り

相変わらずこころ晴れない日曜の朝に、ふるい友達からメールをもらうのはありがたい。映画の情報にかけては天才的なカンをもつIさんは、昨朝、TVで深夜特急1〜3を通覧したとのこと。なるほど今朝、JCOMのTVガイドを調べてみると、たしかにスカパーで連続5時間放映されていたが、あとの祭り。さすがにDVD(セットで8000円位)はいまちょっと我慢してる状態。

今朝は、NHKのBSで、詩人の小池昌代さんや、岡崎武志さん(週間ブックレビュー)のお顔を拝見したり、そのあと題名のない音楽会で、あのゲド戦記でデビューした手嶌葵さんと中孝介さんの蘇洲夜曲のデュエットを聴いたりできてすこし心安らいだ。中孝介さんって、はてどこかで聞いたことがあるなと思ったら、案の定、これまたふるい友人のKさんが、奄美大島か鹿児島市内に出張した折、デビュー当時の中孝介のCDをわたしにプレゼントしてくれていたのだった。数年前かな。いやあ、驚いた。人気がでたんですね。番組中聴いた彼のうた『花』もなかなかよかった。

日経書評欄。池澤夏樹個人編集の新文学全集24巻(河出書房)。旧来の世界文学観からはずいぶんかけ離れた企画だが、今の流行はこんなのだろうか。

5月12日(土) 晴れ

昨晩は荻窪の分室で打ち合わせがあるので、吉祥寺から荻窪まで自転車を走らせた。吉祥寺で働いているビジネスパーソン(笑)あまたあれど、社内の打ち合わせのため自転車で荻窪までゆく酔狂は少なかろう。五日市街道が中央線とクロスする、そのあたりで、中央線の高架の真下に入ると、薄暗い道がまっすぐ通っている。そう、ここは秘密の抜け道。人も車も街灯もない、西荻窪まで一本道の闇の道路である。(良い子はまねしないように)

西荻の音羽館で、店頭本チェック。開高健全作品(新潮社)バラだがほぼ揃いが各100円。著者失念したが『中国文学における孤独感』(岩波書店)元本100円など、いつものように気合が入った店頭均一本に感動する。調子がよいときは十冊でも買い込むのだろうが、最近はとんと元気がなく、狭いマンション(66平米)には本をおく場所ももうないので、なくなく断念。

昨夜は、荻窪から高野台まで自転車で帰宅したので、風の強い一日にも関わらず、練馬高野台→吉祥寺→荻窪→練馬高野台と、大三角形のサイクリングをこなしたことになる。我ながらたいしたもんだ。最近は、練馬にかえるにしても、環八を北進せずに、一本裏の道を進む。車がすくなく信号もすくない、閑静な住宅街を走るのは爽快だった。


今朝は良い天気。というわけで、またまた大泉の中古マンションを見にゆく。南向き四部屋といういまどき珍しい物件。3320万円也。はてどうしたものか。それはともかく、そのあと、夫婦で大泉桜並木通りを北にすすみ、沖縄創作料理の店ゆうばんたでランチ。早い時間だったせいか、他に客もいず、貸切のような優雅な空間で寛いだ。2400円。そのあとは恒例になった、ケーキ工場直販アンダンテでケーキを買って帰る。夜は近所のイタリア料理ムッシュガーデンで一家四人で食事。6500円也。母の日サービス也。

小池昌代『感光生活』(筑摩書房、100+340円)@Amazon。篠田一士がかつてロレンス初期のイタリア紀行と詩を絶賛していたと知り、なるほどむべなるかなとひざを打ち、さきほどさっそくamazonで、D.H. Lawrence and Italy: Twilight in Italy, Sea and Sardinia, Etruscan Places を買い物籠にいれたが、読む自信がないので保留中。そういえばロレンスの詩集も長年の懸案だ。紀行文も詩も、ネットで読めるにはちがいないが、やっぱり書籍で読んでみたい。

 

5月11日(金) 晴れ

昨夜の帰宅時、まるで寒冷前線の通過時のような強い風が吹き始めたので、タクシーで帰ることにした。

目覚めて今朝、やはり強風が吹き荒れている。

・・・・

こころのなかの虚ろ・むなしさが去らない。カーネギーの『道は開ける』をバッグにしのばせている。今日一日が無事でありますようにと、祈りたい気分だ。

ふと、宗教ということが思われる。

カトリックか、仏教か・・・

大泉学園に素敵な中古マンションをみつけた。3320万円。週末もなにかと気ぜわしい仕事が山積しているが、どこかで見にゆこう。

高橋英夫『ロマネスクの透明度』(1200円+340円)を注文。Amazonで1200円で数社から出品されてたが、練馬駅そば一信堂に注文した。ここの店主のお嬢さんは昔わが塾に通ってくれた縁があるので。岡崎武志さんのブログで推してあったので読んでみようと。

5月10日(木) 晴れ

連休が終わっても、調子がでない。いくつかの厄介ごとをかかえて鬱々としている。人生50年を節目として第二の人生をあゆむべきか、悩む。

沢木耕太郎『無名』(幻冬舎文庫、280円)『彼らの流儀』(新潮文庫、270円)@りぶる・りべろ。

5月6日(日) 

神田のKさんオフィスに伺う。車中で、『深夜特急』読了。ヨーロッパへの憧れ再燃。金はともかくいまは時間がない。いつの日か、夫婦でイタリアやフランスを巡ってみたい。

5月5日(土) 晴れ

結婚二十周年記念日。

朝、新聞のチラシに入っていた大泉町3丁目の一戸建てを現地にみにゆくことにした。それと、工場直販のケーキ屋さん アンダンテ探訪を兼ねて、夫婦でサイクリングにでかけた。

緑の多い大泉学園の郊外をサイクリングするのはきもちがよい。下の写真は持ち帰ったケーキ。しめて1360円(一個平均220円ちょい)

5月4日(金) 晴れ

妻は昨日から鎌倉の実家に帰っているので、ひとりでゆっくりと、昨晩ツタヤで借りてきた『深夜特急1・2』のビデオを観た。長男を巻き込んでの、『深夜特急』ブーム。沢木耕太郎のルポルタージュは、26歳のときの体験を、十数年かけて醸成したすぐれたものであることはいうを俟たないが、実写ロケで原作を忠実になぞって制作した、このドラマもなかなか見ごたえがある。

5月3日(木) 晴れ

今月の日経私の履歴書は新藤兼人監督。実家の破産・母親の窮死という苦しい少年時代を経て、映画監督を志す。

5月1日(火) 曇りのち雨

今日は休みで、Kさんのオフィスに出向く予定。明日はめんどうな会議が1つ。明後日は、模試の処理が1件。GWといってもなにかと慌しいのは例年通り。

沢木耕太郎『深夜特急4』『深夜特急5』(新潮文庫、計880円)@啓文堂。


午前中に、自宅のPCで仕事を2つほどこなし、丸の内線淡路町駅からKさんちに向かう。秋葉原まで歩いて富士通製PC1台を買い、ふたりで持ち帰り。OSはWindowsVista。

ビールで歓談中に、先日のIさんからも電話が入る。そののち、Kさんとふたりで近所のフランス料理万惣へ。歓談つきることなし。

 

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