11月29日(水) 曇り

先日読んだ谷口ジローのマンガが心に残ったので、『父の暦』(小学館、615円)も注文しておいた。

11月26日(日) 曇り

午後、神田のKさんオフィスで数時間。自宅そばのBookOffで、谷口ジロー『犬を飼う』(小学館文庫、200円)と平安寿子『素晴らしい一日』(文春文庫、200円)を買って、神田への車中で読む。『犬を飼う』に涙がとまらなくなる。齢15になろうという老犬の最期を介護する夫婦のはなし。老犬の亡くなった後、しばらくしてころがりこんだペルシャ牝猫の出産の顛末を描く作もよい。

神田で用を終えたあと、吉祥寺の職場にいく気力もなくなり、そのまま帰宅。チュウハイをのんで、早く眠った。

11月25日(土) 晴れ

晩秋らしい青い澄んだ空がひろがる好日。やや寒い。

朝方、Amazonで注文しておいた収納家具が到着。CD棚、次男用の本棚につづき3つめ。自分で組み立てる必要があるが、その分近所の家具屋にくらべると格段に安い。

2時、銀座三越前で Iwamotoさんと待ち合わせ。銀座はほんとうにひさしぶりだ。奥村書店3店を案内してもらう。歌舞伎専門の本店のdeepさに驚く。

銀座から八重洲地下街に移動。ここで長年懸案だった八重洲古書館に。東京の表玄関のような場所で健闘している、立派な古本屋だ。『読書清談 谷沢永一対談集』(潮出版社、500円)と、大村彦次郎『文壇うたかた物語』(筑摩書房、1000円)を買う。店頭で手にとってほしくなったクルティウス『ヨーロッパ文学評論集』(みすず書房)。定価6000円のところ4000円の美本で、迷った末に見送り。E・ウイルソン『アクセルの城』(せりか書房、1000円)他いくつか気になる本があった。クルティウスのほうは抄訳の紀伊国屋書店版を若い頃に読んでいるが完訳で欲しい。ついにこらえきれず、今(日曜朝)、Amazonで古書注文。3280円。

さて、そこから日暮里に移動。谷中銀座の散策。中野屋で名物の佃煮購入。600円。谷中霊園。幸田露伴旧居跡。

次に、京成電車に乗りこみ、青砥駅乗換えで、四ツ木下車。Iさんお薦めの居酒屋ゑびすにて歓談。

11月24日(金) 晴れ

今日は次男の17歳の誕生日。

11月20日(月) 

昨日から雨が降り続く。高校同級のY君がF市長に当選。

昨日、中村正則『戦後史』(岩波新書、882円)@大泉英林堂。バス・電車で読み継ぐ。

連投の疲れが色濃いが、今日もまたやっかいな用件を片付けねばならぬ。

昨日、電車での帰り、岡崎武志さんがブログで紹介していた、東中野駅そばのBookOffに立ち寄った。なるほど古書店らしいこだわりのある、なかなかの店だ。雨に閉口していたこともあってなにも買わず。

11月18日(土) 晴れ

斎藤環『心理学化する社会』(PHP、1155円)、斎藤環『社会的ひきこもり―終わらない思春期』(PHP、413円) 『広域首都圏地図』(昭文社、2400円)

職場にいきがてら、石神井公園と善福寺で数葉撮影。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

11月17日(金) 曇り

肌寒い朝。今日は関西出張、といっても新幹線で往復する、とんぼ帰りの出張になる。昨日あたりは種種雑多な用事が舞い込み、とても落ち着いて仕事をする雰囲気ではない。いったんリセットするための出張として前向きにとらえよう。新規模試のPRでいくつかの高校をまわるのだが、日頃内勤で営業活動とは遠いので、これまたよい機会としたい。

大澤真幸『戦後の思想空間』(ちくま新書、200円)@藤井。

週末は、やっと落ち着いてゆっくり仕事ができそうだ(苦笑)


明石までの電車に揺られながら、瀬戸内海に入る夕日をみていた。三宮、兵庫。旅先でみる娘たちは美しい。二度と会えないとわかっているから。

11月14日(火) 晴れ

中央公論社120周年記念で、中公文庫からも大岡玲編『文芸誌「海」精選対談集』(わたしも、フーコーと吉本隆明の対話をかの蓮実重彦が同時通訳したという伝説の対談が載ってる『海』をもってます)など何冊かの新刊がでている。http://www.chuko.co.jp/bunko/ それにしても芸のないHP。目次くらい載せて欲しい。

昨夜も荻窪から自転車で帰宅。とりたてて面白いこともありません。格差社会の議論が喧しいようだけど、時間貧乏だったら私もそうとう下流(笑)。岡崎さんがブログを閉じる由。

11月12日(日) 晴れ

一転して快晴。晩秋の良き休日なれど仕事山積。

日経朝刊書評欄で、筑摩書房版立原道造全集全5巻の刊行開始を知る。数年前から稀こう書ファンの集うサイトでうわさにのぼっていた企画だ。第1巻は、詩・短歌・戯曲などを収録。7600円。他巻の構成は不詳だが、なにしろ筑摩の全集だ、建築家としての業績についても綿密なテキスト・クリティクが施されることだろう。ちょっとうれしい。

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昼寝ののち、夕方やおら身を起して職場に。吉祥寺で機材をそろえ、荻窪に向かう。途中、西荻窪音羽館で店頭の3冊を急いでピックアップ。佐藤信『推計学のすすめ』(講談社ブルーバックス、100円)、『キイランド短編集』(岩波文庫、100円)、二宮清純『超一流の自己再生術』(PHP新書、100円)。荻窪で仕事を終え、環八を自転車で帰宅した。

 

 

 

 

 

 

 

11月11日(土) 

amazon経由で買ったのが縁で、博多で古書店を営むあしび文庫さんのブログを時折読ませていただいているそのあしび文庫さんの最新の日記で知ったのだが、AmazonがISBNのついてない、いわゆる純然たる古書を扱うようになったとのこと。さっそく、Amazonで稲垣足穂や結城信一・小沼丹・小山清など長年気になっている作家を検索してみると、なるほど、1948年桜井書店刊の『彼等 THEY』など、戦後のほとんどの著作が、DBに加わっていて、なかなか錚々たるものである。そしてまた、すでに相当数の出品があるようだ。いったい、いつのまに、書籍情報の広大な拡張をおこなったのか。おそるべし、Web2.0(いまひとつ実体のわからない標語だがとりあえず使っておく)の旗手。

朝方は、雨模様なのでバスで職場へ。帰宅は9:30ごろ、億劫になってタクシーで帰宅。文春新書編集部編『論争 格差社会』(文春新書、750円+税)を買い、バス車中で読む。

11月9日(木) 晴れ

模擬試験の成績処理が続く。油断できない状況である。週末も仕事か。今月は関西出張も入ったし。

11月3日にフジテレビで放映された『泣きながら生きて』。携帯HDDに3GBの映像を収めて、観ている。息子どもにも是非みせたいと思うが、DVDに焼く閑がない。

11月5日(日) 晴れ

次男が、さいたま新都心駅そばのK高校浦和運動場でサッカーの試合があるというので、朝早くでかけた次男を追いかけて、夫婦で応援にいくことにした。

昨日届いた『ある文藝編集者の一生』と、カメラを携えて、10時過ぎに家をでた。車中の読書は捗ることだ。巻半ばの竜肝寺雄「M・子への遺書」の件から、終戦直後までを読みすすめた。大村彦次郎のファンは、須らくこの「新潮」編集者楢崎勤の評伝からはじめて、『栄華』『挽歌』へと向かうべし。伊藤整『日本文壇史』中絶の渇きを癒すには、この書がよいと思う。

池袋から赤羽まで埼京線、そこから高崎線へ乗り換えて、さいたま新都心駅まで。なぜここが新都心なのかいまひとつ釈然としないが、ともあれ何棟かの高層ビルや工事中の高速道路をわき目に、駅から15分歩いて目的のグラウンドへたどりついた。試合は4−0で完敗。ま、しかし躍動感あふれる写真も撮れたのでよしとしよう。ランチは駅前の居酒屋「かっぽうぎ」で。

 

11月4日(土) 曇り

朝のテレビは、昇仙峡や那須塩原の紅葉を伝えている。いってみたいな、紅葉ツアー。

岡田晴恵・田代眞人『感染症とたたかう -インフルエンザとSARS』(岩波新書、354円)、河岡義裕『インフルエンザ危機』(集英社新書、439円)、本田由紀・内藤朝雄・後藤和智『「ニート」って言うな!』(光文社新書、250円)、友部正人の初期CD『にんじん』(1696円)。友部正人の特集番組を昨夜NHK-BSでやっていて、たまたま観た。ゲストとして招かれた谷川俊太郎がデビュー当時からの彼への熱い思いを誠実に語っていて、よかった。岡崎武志さんも同じような感想を持ったみたい。きっとあの「一本道」を歌うだろうと、最後まで観ていたがついに歌わず。それで今朝、衝動買いしたわけ。届いたら長男に聴かせてやろう。

11月3日(金) 晴れ

祝日だが、本日は出勤。明日・明後日は休むつもり。

マイクル・コーディ『メサイア・コード』上・下(ハヤカワ文庫、400円)@藤井書店。買ってみたらなんとダブリ。『イエスの遺伝子』(徳間書店)の改題作らしい。巻末の解説にちょこっと書いてあるだけだもの。ま、裏表紙のあらすじ読んでも気づかない私も私だが。気を取り直して昨夜から着手。他に、三浦展『下流社会』(光文社新書、250円)@BookOff。

 

11月2日(木) 曇り

大村彦次郎『文士のいきかた』(ちくま新書、530円)@Amazon。

白川静逝去。「芸に遊んだ」(論語)人生。これを大往生というのだろう。

 

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