月29日(月) 曇り

ようやく枕を高くしてよく眠った。今日からまた6月の模試にむけてがんばろう。

月28日(日) 雨のち曇り

このところ本当に雨が多い。通勤のほうも、地下鉄やバス、タクシーを頻繁に使う。出費多し。

花の写真を撮るようになってから、近所の花々がしきりに気になる。気取らずにパシャッと撮ればいいのだが、気恥ずかしくてなかなかそうもいかない。そうこうするうちに、この雨のせいで階下の薔薇も散ってしまった。

神田のKさんオフィス。そののち残務整理で吉祥寺へ。妻は某資格試験で池袋の立教大へ。

日経書評欄で知った宮嶋康彦『脱「風景写真」宣言―二〇一〇年の花鳥風月』(岩波書店、1800円+340円)をAmazonで。石川雅之『もやしもん 1』(講談社、350円)は由里葉さんのご紹介で。岩波新書新赤版で気になっていた見田宗介『社会学入門』(岩波新書、819円)は、中央線の車中でざっと通読。期待したほどのインパクトなし。氏の社会学の広大なパースペクティヴはわかったが。

月23日(火) 曇り

昨夜は11時過ぎに荻窪のオフィスをでて帰宅は12時。もちろん自転車を飛ばして。

左は日曜に石神井池で撮った菖蒲。忙中閑有り。三宝寺池と善福寺池の両方で、睡蓮が咲きはじめていて、これはちょっとうれしかった。

松浦寿輝『散歩のあいまにこんなことを考えていた』(文藝春秋、2400円-250円)@Amazon。同『映画n−1』(筑摩書房、2700円+340円)。

 

 

 

 

 

 

 

 

月21日(日) 晴れ

松浦寿輝の十年来のエッセイを集めた『青の奇蹟』(みすず書房)が天牛書店から届いた。新品とみまがうほどの綺麗な本で、それと、ブーニンの『たゆたう春/夜』(群像社)を、疲れ果てて帰宅した夜に手にとって並べると、ささやかなしあわせを感じるのだった。

ブーニンのほうは読むのがもったいないような佳作ぞろいのようで、今は眺めるだけ。『青の奇蹟』のほうを、一編一編拾い読みしてるところ。

昨日は夕立。そのまえも雨が降ったりやんだりで、先週は二回タクシー帰宅となった。

他に、木村久邇典『山本周五郎 青春時代』(福武文庫、200円)、三浦清宏『長男の出家』(福武文庫、100円)は藤井書店で。

月16日(火) 曇り

昨夜の帰宅は11時。突貫作業がつづいている。

川成洋編『世界の古書店』『世界の古書店 2』(丸善ライブラリー、600円)@藤井、大岡昇平『姦通の記号学』(文藝春秋、100円)、谷沢永一『読書人の壺中』(冬樹社、100円)は西荻窪音羽館で。安価で予約をかけておいた松浦寿輝『青の奇蹟』(みすず書房、1780円+340円)はAmazon天牛書店で無事手に入れた。未着のブーニンとあわせてこれも愉しみ。

月13日(土) 

このところ雨が多い。今週は何回か雨にうたれながら帰宅するはめになった。仕事も山積。難題と雑用。

中国哲学者の金谷治氏、ドイツ文学者の国松孝二氏がなくなった。金谷氏の岩波文庫版論語は中学時代愛読した。国松氏にはシュトルムの訳書を通じて若い頃から親しみをいだいてきた。享年99歳、なんと白寿の大往生であった。

老いてますます溌剌としているのは加藤周一氏(86歳)。「中村真一郎の会」の会長に就任との報が日経夕刊のコラムにあった。中村真一郎再評価の気運があることは先日も日経のなにかの記事で読んでいた。『頼山陽とその時代』の大冊はGW中、鎌倉の木犀堂に飾ってあった。というわけでわたしのほうも気運が満ち、数日前に吉祥寺りぶる・りべろでいったん手に取って保留にしていた中村真一郎『文学としての評伝』(新潮社、1992年、840円)を昨日買い、さっそくすこし読んでいる。

夜更け、『ニュー・シネマ・パラダイス』を観た。

月9日(火) 曇り

昨夜は荻窪の分室からタクシーで帰宅。タクシーだと10分程、実に快適なり。1540円。環八の開通も目前で、トンネル道もほぼ完成しているのがわかった。

藤井書店で、松居竜五他編『南方熊楠を知る事典』(講談社現代新書、500円)を発見、これは 即、買っておく。講談社現代新書のなかでも入手困難な本の1冊では。1993年初版。

岡崎武志さんのブログを読んでいて、詩人小池昌代批判の文が『文学界』1995年11月号に掲載されているのを知る。そして小池さん擁護の内田樹さんのブログへと移動。「『冬ソナ』と村上春樹の世界性」など興味深い記事が多い。詩人擁護の小論は、2005年11月の「オリジナリティについての孔子の教え」という標題でみつかった。

それにしても、こころの奥深いところで、ぽっかりと穴があいたような寂しさを感じるこのごろ。

月8日(月) 曇り時々雨

さても楽しいGWは終わった。自分のことよりも、忙しくなる妻を気遣う。仕事は山積しているが、仕事自体はやりがいがないわけではない。雑務が多すぎるのだ。その縺れた糸をほぐす気力が失せつつある。歳をとったなとさびしくおもうこのごろ。世間のわずらわしさにほとほと疲れるようになった。しかしあと十年余、なんとか俗世にしがみつかねばならぬ。

月7日(日) 曇り時々雨

4日は自宅で静養。5日(こどもの日)、秩父の芝桜を夫婦でみにゆく。6日、仕事。7日、残務整理3H@吉祥寺。のち、荻窪。ささま書店・岩森書店・竹中書店・常田書店・BookOff荻窪・草思堂(石神井公園)とひさしぶりに古書店をはしごする。いろいろと良い本があったけど、ふんぎりがつかず。ささまで島村利正『青い沼』、ネルヴァル『幻視者』(上下)、遊1013号、写真術の本多数、由良君美のみみずく古書エッセイ2冊。岩森書店で『素数の音楽』『素数に憑かれたひとびと』、島村利正の遺作あたりが気になったが、結局買わず。荻窪BookOff他で、上坂冬子『遺された妻 BC級戦犯秘録』(中公文庫、105円)、長島修『住宅購入学入門 いま、何を買わないか』(講談社α新書、200円)、東海林さだお『誰だってズルしたい!』(文藝春秋、550円)を買っておく。日経の書評欄で作家の辻原登さんがロシアのノーベル賞作家ブーニンを激賞していたのを思い出し、Amazonで、イワン・アレクセーエヴィチ ブーニン『たゆたう春、夜』(群像社、2415円)を注文した。これは楽しみに待つことにする。

夜、吉行理恵さんの訃報に接す。

月5日(金) 晴れ

3日。湘南ライナーで江ノ島・鎌倉行。長男・次男をつれて4人。こうした家族旅行も今年あたりが最後かも。

ただしどちらもひとが多すぎてげんなり。江ノ島で空いてたのは浜辺のみ(写真)。鎌倉に至っては、江ノ島電鉄駅前に長蛇の列ができてるありさま。小町通もたいへんな賑わいでこちらも空いてたのは鎌倉木犀堂の店内のみ。静謐な店なり。ただし何も買わず。交通費そのほか家族で散財が痛い。

田中博『デジタル一眼レフ・ネイチャーフォト撮影入門―花撮影編』(学研、1680円)、『あなたも撮れるきれいな「花」写真―花の特徴をいかした上手な花写真の撮り方』(学研、1470円)@Amazonで注文。ギフト券2000円を消化する。このところ、写真術の本にやたら目がゆく。

日本の古本屋HPで、長崎のあ〜る書房より『稲垣足穂大全 II 』(現代思潮社、2100円)を注文。同巻はその昔図書館からの流出本を古本屋で入手しているが状態が悪いため買いなおし。

月1日(月) 晴れ

連休の前半は、近所の川沿い散策(写真撮影)、富士見台牛蔵にて家族で食事、石神井池や善福寺池の散策。昨日の日曜は午後から夜8時まで残務整理。しかしまだいくつか片付けなければならない仕事が残っている。

後半は、鎌倉探訪を予定している。『不思議な数πの伝記』(日経BP社、1000円+340円)、竹内敏信『風景写真術』(学研、495円+340円)、田中達也他『図解 光の選び方』(学研、105円)を購入・発注済。

 

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