9月29日(木) 晴れ

秋晴れの朝。昨日は,大塚駅そばのFG社訪問。高度な自動組版技術をもつ。

野田又夫『ルネサンスの思想家たち』(岩波新書,200円)@りぶるりべろ。ルネサンス期の天才たちといい,のちの西洋の数学者たちといい,なんと多才な天才たちなのだろう。ケプラー,ガリレオ。フーリエ・ラプラス。そして往々にしてその人生は不幸である。アーベル,ガロア。

K塾から,『GuideLine 10月号』の大冊が届く。

9月27日(火) 曇り

日銀エコノミストで森鴎外の研究家で著名な吉野俊彦氏逝去,90歳。エコノミストとして名を馳せながら百冊を超える著作があるという。

理工系の数学入門コース,引き続き『複素関数』『フーリエ解析』の2冊を注文。こうなりゃ完揃までつっぱしるか。

往年のMacのパズルゲーム"Oxyd"。開発元のDonglewareがゲームから撤退して後,幻のゲームであったが,志を継いでWindows&Mac両方に対応したフリーウェア"Enigma"として復活したのは喜ばしい。http://www.nongnu.org/enigma/ 

9月23日(金) 晴れ

勤労感謝の日ぐらい休んでもバチはあたらんだろう。せめてもの気晴らしに,曼珠沙華の群生で有名な巾着田にでかけた。西武秩父戦高麗駅まで約50分。車中で,線形代数の本を読む。まだ三分咲きと聞いていたがなるほどその程度で,これがその,観光バスで乗り付けて鑑賞するほどのものとも思えないが,すでに相当の人出。普段は閑散とした高麗駅前は,ヤンキーズ戦終了直後のヤンキースタジアムとみまがうばかりの賑わいであった。

森毅『一刀斎の古本市』(ちくま文庫,350円)@りぶるりべろ。遠慮気兼ねなしに書かれた書評。なかなかの人物であります。書評に惹かれて中井久夫の文章が読みたくなったので,今日も石神井公園の二店で探してみたが,ない。

9月19日(火) 晴れ

吉祥寺藤井書店で,島尾敏雄・吉田満対談集『特攻体験と戦後』(中公文庫,70円)。芳崎せいむ『金魚屋古書店』1・2(小学館,600円+340円)@Amazon。

9月18日(日) 晴れ

Iさんからお誘いがあったのだけど,時間の都合がつかず延期させていただいた。残務整理に向かう道すがら,荻窪に立ち寄り。ささま書店が11:30開店とは知らず,はやく着いたので,荻窪近隣をサイクリング。ようやく開いたささまで,中河与一『天の夕顔・失楽の庭 他』(旺文社文庫,105円)を買う。作家案内や永井荷風の書簡もついていて貴重な一冊。他に,小寺平治『クイックマスター線形代数』(共立出版,1365円)。数学づいたついでに,『常微分方程式』(理工系の数学入門コース,1120円)もAmazonで買っておいた。

 

9月16日(金) 晴れ

あっという間に9月も月なかば。7月の初めにNYCにゆき,帰ってきてぶっつづけに働き,今度は鹿児島に飛んで,旧友たちと飲んで,母親とその姉さんに孝行して,とんでかえって,またぶっつづけに働いて,今日になった。この間,炎天に炒られるは,雷雨に打たれるはで,心身ぼろぼろ。せめて最近は早く帰宅し,早く眠ることにしている。

古本買いも一服の感。なにしろ置く場所がないし,買っても小説の類はほとんど読まないので。

9月11日(日) 晴れのち小雨

富士見台駅北口,焼肉の「牛蔵」で食事会。8500円。

9月10日(土) 晴れ 秋・・・

昨晩おそく,吉祥寺から荻窪まで自転車を走らせた。進行中の模試の最終チェックのため。途中,西荻窪音羽館に立ち寄り,店頭で,石原八束『駱駝の瘤にまたがって 三好達治伝』(新潮社,100円)。深夜に仕事をおえ,環八を北上して1:30帰宅。さっそく終章あたりを読む。硬質かつ典雅な文体が良い。萩原葉子『天上の花』も入手せねば。他は,古代の奇談集『異苑』を拾い読む夜々。

今日はさすがに休むことにした。完休は8月14日以来。おかげさまでややこしい模試2つ,特別研修会分析資料,S毎日座談会などは片付いた。9月は模試3つの処理,大学DBの2006年度改訂,上期経費の把握。項目反応理論のほうも,東京外大のN教授のご支援で,日本では入手しづらいソフトウェアBILOG-MGの購入のてだてや,テスト分析研究会への参加がかないそうだ。

秋・・・。Marieが火星にいってから私は孤独を愛した。BOSE125のならし運転のため,King Crimsonの初期のアルバムをたてつづけに聴く朝。

鹿児島つながりで思い出したことを書く。先日の御茶ノ水山の上ホテルのS毎日の座談会で,S台予備校のBさんと雑談していたら,なんとboさんは鹿児島出身とのこと。幼少のころは指宿,長じて鹿児島市内で育った由。こういうとき,異郷でめぐりあった同郷のひとに親愛の情をしめして妙にはしゃぐのが鹿児島人のいけない心性かも。わたしは桜島出身で,かのゆとり教育推進のTerawaki氏や,文科省のnakayama大臣と同窓のむねぽろっとしゃべってしまってしまって,慧眼のSa氏(Yゼミ)に,委細を悟られた。ま,それはどうでもいいんだが,Be社気鋭のK氏にも,ちょっとネットではかけない心配りをいただいたりした。

岡崎武志さんも,ブログを再開されたようで,妙にしあわせ。

9月5日(月) 

昨夜の豪雨は凄かった。職場で残務整理して,同僚のJさんに自宅まで送っていただいた。そのときも凄まじい降りだったが,のち,自宅前の道路が冠水しはじめ,川の濁流のようになった。無理に渡ろうとしてエンコするトラックやタクシーもでる始末。石神井川も水位が河岸ぎりぎりまで上がり危険な状態。近所の一戸建てやマンション1Fの住人が不安そうに外で佇んでいた。

『六朝・唐・宋小説選』(平凡社,中国古典文学大系24),『中国古小説集』(筑摩書房,世界文学大系71)@上石神井けんぶん堂,500円。『捜神後記』『異苑』『述異記』『遊仙窟』,唐代の各種伝奇,『世説新語』などひろく収める。

9月3日(土) 晴れ 破船も楽し

柴田英寿『会社というおかしな場所で生きる術』をチラチラ読んでは少し元気がでている。表紙と標題はよろしくないが,書いてあることは至極まっとうな本。

仕事漬けの年中無休の日々。しかしここからも,私はヒントを得つつある。難破船も楽し。いずれ,生きるにせよ死ぬにせよ。

母親に電話。とある田舎の,(九州のはずれの),バス停で,佇んでいるお嬢さんがいたそうな。「あなたは桜島のひとじゃないようですが,どこのひとですか?」。近くに住む祖母を訪ねての夏休みの旅行だったらしい。法政大の女学生とのこと。その祖母は,わたしの母の友人で,はなしがはずんだのかもしれない。しかし,ここからは私も驚いた。お嬢さんは,いま吉祥寺に住んでいて,なんでもT進ハイスクールの卒業生だそうな。ひととひとはどこでつながるかわからないものだ。じつに奇遇を大切にしたいものだとしみじみ思う。

 

 

 

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