3月27日(日) 曇り

3月末。人生の越し方行く末を想う季節だ。人事異動に関するMLが同期の間で交わされている。戯れに観るTVCFでは木の家の閑雅な生活を流している。齢五十に近いというのに,この閑雅で藝術てきな生活から程遠い。

きさらぎ文庫の荷風全集(14巻欠)5000円は安いので,いますぐにでも買ってよいのだが,先日トランクルームを借りたばかりの身,肩身が狭いので,ぐっと我慢してるところ。そのきさらぎ文庫店頭で,薄田泣菫『完本 茶話』(上・中・下)(冨山房百科文庫,600円)購入。出勤途中の善福寺湖畔で少し読む。桜はまだ。

昨夜,雲ひとつない夜空に満月が煌々と輝いていた。

ケリー・グリーソン『だから,仕事がうまくいく人の習慣 その差は,整理力・デジタル力だったのか篇』(PHP文庫,100円),小暮規夫『あなたとねこの快適生活講座』(徳間文庫,100円),澤田昭夫『論文の書き方』(講談社学術文庫,100円)を買う。

3月23日(水) 曇り

稲垣足穂『僕の”ユリーカ”』(南北社,2800円)@光芳書店。電子辞書Canon V30 (18585円+送料)。空気清浄機 東芝CAF-D3-W(12800円)@Amazon。 

   メモ(大全2 岩波文庫復刊 フォンターネ 笛師のむれ 荷風全集 荷風全集14巻)

左の写真は,国土交通省が昭和49年のある日に撮影した我が郷里の島の航空写真。日本全土の当時の航空写真が,http://w3land.mlit.go.jp/WebGIS/index.htmlで公開されている。(探すのがちょっと大変だけど)このHP用には低解像度(50dpi)をDLしたが,高解像度のバージョンもDLできる。

3月19日(土) 晴れ

今日は完全に休むことにした。どうもこのところ切れが悪い。頭が鈍い。一度リブートしたほうがよさそうだ,頭の中にガベージがぐったりとつまっていて,メモリが断片化してる。ガベージ・コレクションっていい得て妙だね。

S予備校のN氏急逝の報に接して愕然とした。S毎日の座談会で何回かご一緒にさせていただいたこともありD通信のI氏が知らせてくださったのだ。私よりも4歳年下だから驚くのも無理はない。もとS予備校職員で,最近も何度かお会いしているSさんにメールで連絡。今朝お返事が届いていた。ご冥福をお祈りしたい。

広島の英語科S先生は,月曜のNHK総合でテレビ出演。広島のレポーター嬢が紹介するには,「こちらが広島の伝統漁法”かぶせ釣り”の大家S先生で〜す」。いつのまにか英語でなくつりの名人になっておられるらしい。職場で観たのは私だけのようだった。

鬱蒼とした森林のようだったわが書庫が乱伐の跡のようなありさまになっていて,どうも調子が狂う。いつの日か郷里の小高い丘にでも隠棲し,大きな作り付けの書棚をつくって,生涯に買い集めたガラクタ本を,一冊一冊ていねいに並べてみたい。

春めいた昨日。花粉が飛びまわっているようで皆さん苦しんでいるが,職場のそばを自転車で通り過ぎたお嬢さんの超ミニスカートにどきっとしたのが私である。デートのときのキュロット・スカートはなんだか興ざめだと,詩人の荒川氏が本音をこぼしていたな。

シンさんの"Big Bang"読書中。その関係で,電子辞書を検討している。

3月15日(火) 曇り 宇宙論入門

長年の友人たちの子息がぞくぞくと大学に合格した。Fくんちのお嬢さんはW大の理工に入学。K君の息子さんは北海道のH大に合格。S君の息子さんは東京の薬科大に進学。そしてYさんのご長男は東京のR大学に入学した。みなさんおめでとうございます。

日経朝刊の私の履歴書は長年愛読しているコラムだが,今月の石坂公成氏(免疫学者)もなかなかおもしろい。叔父はあの石坂泰三で,基礎医学へ進むのを後押ししてくれたのも泰三だという。

斉藤孝『増補学術論文の技法』(日本エディタースクール出版部,200円)@藤井。サイモン・シンさんの新刊がでたのでAmazonに注文。"The Big Bang : The Origin Of The Universe"(2299円)。宇宙論に再挑戦だ。

(晩に書く) シンさんの新刊が届いた。ハードカバーで500頁を越す大著。わたしの貧弱な英語力なら数ヶ月はたっぷり楽しめそうだ。最近ではホーキング博士の『胡桃の中の宇宙』,昔日なら稲垣足穂『宇宙論入門』『僕の”ユリイカ”』以来の宇宙論再挑戦になる。そういえば,アーレニウス『史的に見たる宇宙論の変遷』(寺田寅彦訳,岩波書店)も昔読んだっけな。

3月13日(日) 

朝,トランクルーム行きの軽トラックが到着。20箱分の本が第二の棲みかに向かった。トラックチャーターと梱包資材一式で約24000円也。なんだかむなしいなり,哀しい也。

で,性懲りもなくというか,今日もまた古本買い。荻窪ささま書店店頭では,エラリイ・クイーンやヴァン・ダイン,E・S・ガードナー,D・フランシスの文庫コレクションが放出されていたが,これはさすがにぐっと我慢。店内でこらえ切れなくなり,ゲーテ『イフィゲーニエ』『恋人の気まぐれ・同罪者』,シルレル『ヴァレンシュタイン』(すべて岩波文庫,630円),常田書店で,金子光晴『西ひがし』(中公文庫,100円),西荻窪音羽館で,ルネ・ラルー『フランス詩の歩み』(文庫クセジュ,100円)。職場で残務をちょっとすませて,帰路は突然石神井のきさらぎ文庫が閃いて石神井へ迂回。動物的な勘はまさしくただしく,店頭に古い文庫の大コレクションが放出されていて胸躍る。ここで,ニュートン『光学』,レスコーフ『真珠の首飾り』,イエイツ『隊を組んで歩く妖精達』,サンド『魔の沼』,シェリダン『悪口学校』(すべて岩波文庫,まけてもらって500円)を購入。昨日の晩は,上石神井せきぶん堂で,トウェイン『トム・ソーヤーの冒険』(新潮文庫,100円),ヘッセ『湖畔の家』(角川文庫,100円)。

3月10日(木) 曇り

汗牛充棟?の書籍を暫く市川のトランクルームに預けることに決め,テキパキと手続きを進めた。倉庫への軽トラックチャーターとか梱包用の箱代を含めるとなんやかんやと10万円ほどが年間でかかる。さすがに古本を買う気力もうせぎみだ。小川登美夫『個人情報保護法 ここがポイント』(日本経済新聞社,1500円)。個人情報保護法の検討着手から成立まで事務方の中心的役割を果たした方による詳細な解説。実はこの方は郷里の1級上の先輩。たぶん中学時代寮で寝食をともにしたはず。記憶はないけど。

きんざいFPセンター編著『パーフェクトFP技能士入門3級編』(きんざい,2200円)

7日(月)日経朝刊文化面。永峰富一『詩人が夢見た希望の家』。立原道造の遺作「ヒアシンスハウス」を昨秋さいたま市別所沼湖畔に建てた建築家のエッセイ。

3月8日(火) 晴れ

春の愁いというのか,気の晴れぬこのごろだ。大きなイベントが終わって仕上がりも満足のいくものだが,仕事自体はエンドレスに流れ,ひと休みする間もない。

3月6日(日) 曇り うさぎ小屋顛末(1)

大量のマンガをどうするか?最初はBookOffにでも集荷にきてもらおうと思ってたけど,どうせ買い叩かれるのが関の山。

と思案中のところ,偶然,父さんの書庫の棚が崩落しているのを発見,ああ。調子に乗って詰め込んだのが災いして側板の留め金がダメになったらしい。

悩んだ末の解決法は,トランクルーム。自宅そばのライゼボックスは月々8400円から。保証金も3か月分必要だ。ちょっと悩ましい。ネットで探すと,市川に倉庫のある業者がみつかったのでここに決めた。http://www.maruzeng.co.jp/poc/ 引き取りは軽トラック1台16000円程度だという。この際だから当面読まない本は全部倉庫にしまおう。マンガも二束三文で売り払うよりとりあえず保管しようと決めた。

3月5日(土) 

春の雪は融けるのも速い。それでも今朝はずいぶん寒い。

次男の高校進学に伴い,兄弟で部屋の片づけをしはじめた。大量のマンガもBookOffに売るという。親父もさすがに古いPC書籍やマンガの端本は捨てることにした。それにしてもわれながら,よくもまあ,HyperTalk・Access・Lotus1-2-3・クラリスワークス・MultiPlan・通信ソフト・アシストカルク・花子など,古いソフトの解説書を後生大事に持っていたことよ。涙をのんで一括して捨てたが,HyperTalkの詳細マニュアル数巻などいまでも後悔している。ほんと,高い本を買っては読まなかったことがあまりに多い。反省しきり。

◆佐江衆一『不惑 人生の元気力』(講談社,350円),ざっと通読。少し早すぎたか(笑)60歳以降の元気の出し方とか。SE編集部編『MS‐DOSテキストデータ料理学』( 600円+送料)は職場のEさんの秘蔵本(絶版)。あっけなくAmazonで見つかったので注文。

午後は町田にある某大手塾のテストセンター見学。

3月3日(木) 曇り

夕方から雪になると報じている。昨日,杉本健『海軍の昭和史 提督と新聞記者』(文春文庫,100円),辻調理師専門学校編『料理材料の基礎知識』(新潮文庫,100円)@藤井。岡崎武志さんのネット日記を読んで,野村宏平『ミステリーファンのための古書店ガイド』(光文社文庫,270円+送料)をAmazon注文。野村氏のHP http://www.linkclub.or.jp/~k-nomura/kosho/kosho.html

3月1日(火) 曇り

藤井書店で古書発掘作業を続ける。昨日はモンテルラン『若き娘達』(新潮文庫,昭29),モンテルラン『女性への憐憫』(新潮文庫,昭28),モロワ『愛の風土(新潮文庫,昭29),ドリュウ・ラ・ロッシェル『夢見るブゥルジョア娘』(上・下)(新潮文庫,昭32)計300円。ついでに吉村昭『下弦の月』(文春文庫,100円)。今日は藤井さんはお休みなので,明日また続けるつもり。

 

 

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