10月31日(日) 曇り

今月もたくさん買った。読む暇がない。先日荻窪で買った夢枕獏の新装版をAmazonに出品しておいたら今朝売れてしまった。昨晩読み始めたばかりなのに。近所のBookOffで買いなおすかしら(なんのこっちゃ)

今月のトウビを飾るのは,ジョン・ダービーシャー 『素数に憑かれた人たち リーマン予想への挑戦』。今朝の日経書評で吉永良正さんが褒めていたので即買い。邦訳書(日経BP社,2730円)は高いので,久しぶりに原書に挑戦しようと,『Prime Obsession: Bernhard Riemann and the Greatest Unsolved Problem in Mathematics』 (1423円) に決めた。余った金で,Chick Coreaの『Light as a Feather』 (1352円)。

このところまたぞろオーディオ熱がぶり返していて,憧れ探求隊編『あの時代,オーディオへの憧れを今再び』(竅iエイ)文庫,650円)なんて本も買った。昨日は近所のBookOffでオーディオ雑誌のバックナンバーを2冊拾って,ちょっと読んだりしている。

10月26日(火) 

◆大岡昇平『萌野』(講談社,100円),安野光雅『算私語録』(朝日新聞社,100円)@音羽館。長谷川四郎『鶴』(集英社文庫,100円),五味康祐『五味康祐 音楽巡礼』(新潮文庫,100円)は2冊みつけてまとめ買い@藤井書店。

10月23日(土) 晴れ

午後,神田のKさん事務所に伺う。帰路は神田古書街まで歩いて,田村書店店頭で,横山秀夫『臨場』(光文社,600円)は著者サイン落款入り。夜,地震。新潟で被害多し。

◆藤沢『「分かりやすい表現」の技術』(講談社ブルーバックス,150円),内藤陳『読まずに死ねるか!Part3』(集英社文庫,100円)。

変化のない毎日だ。なんかこうワクワクするような機械・めくるめく官能が恋しい。ちょっとした旅とか。明日からまた仕事が忙しい。

10月22日(金) 曇り

渡部 洋『心理・教育のための多変量解析法入門〈基礎編〉』,『心理・教育のための多変量解析法入門〈事例編〉』(福村出版,計4380円)をAmazonに注文。〈基礎編〉のほうは随分前からマーケットプレイスに希望価格を入れて予約していたので真っ先に購入できました。他にも1冊予約しているのがあります。Sed パズルブック。数年前職場のEさんに貸してもらった本が事務所の移動でなくなった(?)。そういえばEさん,昨日はそのSedでテキスト整形をやっておられましたな。

そういえば今朝の日経に,紀伊国屋BookWebが<絶版文庫>専門店『ふるほん文庫やさん』と業務提携したという記事が載ってました。その第1弾の特選フェア「第1回ベストセレクション500」。レア文庫、おもしろ文庫を格安のお値段でご提供! とのことですので覗いてみました。旺文社文庫他のレア文庫が1冊1280円? のようです。

10月17日(日) 晴れ

やっと晴れた。昨日は久しぶりに心穏やかに休めた。ま,一日ぼーっとしてなにもしないんですけどね,秋の夜更け,いろんな古い思い出がこころの表面に噴出してきて,慰められます。(写真はキャットグラスを食べるネコ)

長男の影響で村上春樹再読モード。『レキシントンの幽霊』,表題作や「沈黙」が秀逸。

で今朝もネット買い。

芦奈野ひとし『ヨコハマ買い出し紀行 1』(講談社コミック,161円+送料)。Amazonで書評子”なら夫”さんの褒めことばを読んで衝動買い。続きはBookOffで探そう。

豊田秀樹・柳井晴夫・前田忠彦原因をさぐる統計学 ―共分散構造分析入門』(講談社ブルーバックス,945円),豊田秀樹『違いを見ぬく統計学―実験計画と分散分析入門』(講談社ブルーバックス,987円) 柳井晴夫氏は大学入試センター開発部の教授。前川真一・柳井晴夫『大学入試データの解析 ―理論と応用』(現代数学社)が仕事柄有益なので,大学入試センター開発部の教授陣の著作に注目中。(豊田秀樹氏は立教大学社会学部教授の由)


午後,天気もいいので荻窪に繰り出した。長男と一緒。(次男は英検の試験。)手始めに近所のBookOffで,『ヨコハマ買い出し紀行 2』『ヨコハマ買い出し紀行 3』(210円)。井荻近辺は環状八号と平行に裏道を走る。閑雅な高級住宅街。荻窪BookOffで妻に頼まれた松本清張『眼の壁』『ゼロの焦点』『霧の旗』(計655円)。地下道を抜けてささま書店では,夢枕獏『魔獣狩り 新装版』(祥伝社,105円),クライブ・カッスラー『タイタニックを引き揚げろ』(新潮文庫,105円)。ここいらでさすがに本買いすぎだなと反省モードに再突入。店内では何も買わず。松浦寿輝の初期詩集21000円があった。南口常田書店では,カルヴィン・C・クロースン『数学の不思議 数の意味と美しさ』(青土社,600円)。この店でオブジェマガジン『遊』第一期の4冊を発見。最近中公文庫に入った遊学の原典,遊・9と遊10の揃いが2000円は安い。但し表紙に難有り。遊・8が2000円,遊・6が1500円であった。この4冊ちょっと惹かれたんだけど(贈呈用とか),買いすぎ反省モードに入ってたので見送り。

金曜の朝から48時間+αで買った本,計22冊。うち5冊は未着。

10月16日(土) 曇り 昨日も爆買い

◆カルヴィーノ『むずかしい愛』(岩波文庫),吉村昭『冬の鷹』(新潮文庫)※前野良沢・杉田玄白伝,村上春樹『1973年のピンボール』(講談社),キャメル・ヤマモト『稼ぐ人・安い人・余る人』(幻冬舎)@BookOff。しめて420円。村上春樹『レキシントンの幽霊』(文春文庫,70円),山本夏彦『オーイどこ行くの』『世間知らずの高枕』(新潮文庫,計280円),石川淳『諸国畸人傅』(中公文庫,100円)@藤井書店。ついでにAmazonで,マイケル・バー=ゾウハー『パンドラ抹殺文書』『エニグマ奇襲指令』(ともにハヤカワ文庫,計1100円位)。これらはどこでも見つからないので。挙句に今朝は,ボルヘス『創造者』(国書刊行会,旧版 1155円+送料)を”日本の古書店”で。

10月14日(木) 曇り

矢野徹さんが亡くなった。パソコン創成期のPCに関するエッセイ群が懐かしい。読んだことはないけどなんとなく好感を持っていただけに悲しい。

内向きの時代なのを感じる。職場の近所のコンビニはゴミ箱を店内に移した。家庭ごみの有料化にあたって家庭ごみが放り込まれるのを懸念してのことだろう。我が住まいの練馬区の夕方の児童向け帰宅促進放送から,「ひとこえかけてあげましょう」やら「あしたもいい一日でありますように」のメッセージが消えたそうな。そりゃそうだろう,いまどき,見知らぬ子供に声などかけたら「うわあ,変なおじさんがいる〜」と悲鳴を挙げられかねない。

10月12日(火) 

延々と長雨が続く。昼休み,りぶる・りべろをひやかす。村上春樹『アフターダーク』840円に惹かれて,ずいぶん迷ったが,結局かわずにおいた。このところ長男の春樹傾注にあわせてぼちぼち買い込んでいるのだけど,なにしろ自分が読んだのは,ノルウエイの森やTVピープルまで。ねじまき鳥はノモンハン寓話に辟易して途中放棄。世界の終り・・・は一頁も読んでない。このところ息子がこれらや海辺のカフカをずんずん読んでるから,昨日も3冊買い込んだのだけど

小説を読むとはなんなのだろう?詩を読むとは?

なんていいながら吉村昭や志水辰夫や『フランチェスコの暗号』は読んでるんだけど。

小説から縁遠い人生を送れるならばそれはそれで幸せかもしれない。

でも若い頃読み損ねた植草甚一やカルヴィーノが復活して人気再燃すると,なんだかうれしい。ダンセイニもそうか。

ジャック・デリダが亡くなった。

10月11日(月) 曇り

一昨日の夕は,鹿児島の母校の英語科の先生と懇親@赤坂。ご紹介いただいたKさんありがとうございました。伝統ある進学校のカリキュラムをどうすべきかなんて重たいテーマですが楽しい一夜となりました。赤坂見附に着いたとたん,折からの暴風雨で地下鉄が止まるんですからね,一時はどうなることかと思いましたが,帰る時分には台風一過もう星空が見えてました。 

昨日は,自宅ソバのヤマダ電機で,USB2.0カード(バッファロー製)1480円。また,ネットで売れた本の出荷。夜更け,前川真一・柳井晴夫『大学入試データの解析 ―理論と応用』通覧。

今日は,午後から志木のIさん宅に。駅前で落ちあい,車で古書店東西書房へ。主に長男のために,村上春樹『スプートニクの恋人』(講談社,250円),『やがて哀しき外国語』(講談社,420円),『夜のくもざる』(平凡社,800円)を買う。Iさんからは,芝木好子『慕情の旅』(集英社文庫),『女の庭』(集英社文庫),伊藤整『青春』(新潮文庫),小沢昭一『しみじみくすぐす小沢昭一的こころ』『旅は青空小沢昭一的こころ』『イケイケどんどん小沢昭一的こころ』(すべて新潮文庫)の6冊をもらう。NHK想い出のメロディーに酔った。

♪走ってゆくには遠すぎる 歩いてゆくには,もう若くない・・・。

 

10月9日(土) 

1ヶ月ぶりの休み。3連休。超大型の台風が関東を直撃するとのことだが,今晩はKさんと約束が入っていてヤキモキしている。母校の英語科の先生が上京されるので赤坂の某所にて懇親会を予定しているのだがどうなることか。明後日は書友Iさん宅に訪問の予定である。

仕事の余燼が頭のなかで燻っていて,まるで頭に藁をつめこんだような気分。

◆松村劭(つとむ)『戦争学』(文春新書,240円)@藤井書店。大曲駒村『東京灰燼記』(中公文庫,190円)@外口書店。前川真一・柳井晴夫『大学入試データの解析 ―理論と応用』(現代数学社,3990円)はAmazonで衝動買い。

夜寝床で読んだ志水辰夫『男坂』(文藝春秋)。なぜか涙腺がゆるみっぱなし。静かに啜り泣きさえした。どうしたことか,酒も入っていたが。というわけで急きょ志水辰夫リバイバルムードに突入。公式HPはこちら。新作の『ラストドリーム』『生き急ぎ』と,ハードボイルド長編『裂けて海峡』『飢えて狼』あたりを探索しよう。

◆吉村昭『帰艦せず』(文春文庫,105円),同『死のある風景』(文春文庫,105円),志水辰夫『いまひとたびの』(新潮社,105円),イアン・コールドウェル&ダスティン・トマソン『フランチェスコの暗号』(上)(新潮文庫,629円)

10月6日(水) 晴れ

長雨もやっとあがって今朝はすがすがしい秋の空が広がっている。長い仕事もようやく峠を越えた。山本夏彦『最後のひと』(文春文庫,100円)@荻窪BookOffは仕事の帰りに。

10月2日(土) 晴れ

ぶっつづけ1ヶ月の仕事もようやく佳境。なにか仕事を愉しむところがなくてはとてもやりきれぬ。

志水辰夫『男坂』(文藝春秋,900円)@吉祥寺BookStation。こころがビタミン欲しがってるの。志水辰夫は珍しく好き。

H・P・ラヴクラフト『ラヴクラフト全集』(1・2巻)(創元推理文庫,計550円)@音羽館。この調子で他の巻も集めねば。30年ぶりぐらいに怪奇小説蒐集の意欲がわいてきた。M・R・ジェイムズ短編全集も買っておきたい。今朝方は,このラヴクラフトを調べていて,浩瀚なSF・推理小説の書誌を掲載したサイト『翻訳作品集成』にめぐり合った。さすがのひとこと。凄い。

ついでに花鳥風月で大野晋『古典文法質問箱』(角川文庫,500円)。大野晋の古典文法講義は大方の古文教師の陋習を破る快著だと思っている。

河合塾からは,GuideLine十月号が届く。大冊。2005年度入試の情報すべて。これまたさすがである。そういや私のしゃべった座談会の載った『サンデー毎日臨時増刊号 入試展望と対策』(10月16日号)も版元から献本されたので1冊はしっかり家に持って帰った。

10月1日(金) 晴れ

台風一過以来,秋晴れが続いている。岩川隆『神を信ぜず BC級戦犯の墓碑銘』(中公文庫,150円)と吉田茂『世界と日本』(中公文庫,200円)@藤井書店。

 

 

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