4月30日(金) 晴れ

昨日は,藤井書店で,山崎幹夫『毒の話』(中公新書,180円)。昭和60年の本なので,当然品切れかと思いきや,Amazonで在庫がありました。ロングセラーになるのもむべなるかな,実に面白い本です。状態は悪い古本ですが,拾ってよかった。わたしもまんざらじゃありませんね(笑)マルコ・ポーロ「山の老人」の記録〜インド大麻,フグ毒,古代の覚醒剤ハオマ酒〜エフェドリン,”悪魔の贈り物”〜ニコチン,ナポレオン毒殺事件〜コカイン,踊った尼僧たち〜幻覚性キノコ毒,怪僧ラスプーチンの謎〜青酸カリ,などなど。古今東西の著作から歴史のエピソードを自在に引用しつつ,著者専門の薬学・化学の観点から周到な検証をしています。なかなかの本。

他に,早乙女勝元『東京大空襲』(岩波新書,150円)。これも状態難あり。中学時代に読んだのですが,再読したくなった為。

4月29日(木) 晴れ

今日も仕事。天気が良いのが救い。

昨日は,西荻窪音羽館にて,古井由吉『全エッセイ2 言葉の呪術』(作品社,500円)。ヘルダーリン→川村二郎ときて,つながりで古井さんのムージル・ブロッホあたりの論考を読みたいのだが,この全3巻のエッセイ集のなかで肝心の第一巻がみつらない。第3巻『山に行く心』は以前吉祥寺で手に入れた。アドルノやベンヤミン,あのへんにもう一度挑戦したいと思いながら,早二十年が過ぎ去った。

ところでこの音羽館。いつもいい音楽がいい音で鳴ってる。昨日はさすがに気になってこっそりスピーカをみてみると,NHTというメーカー製。玄人好みの艶やかで優しい音で鳴ります。http://www.j-voxx.com/nht1.html 要調査。

4月27日(火) 曇りと雨 風の強い日

SUNDAY毎日の座談会は,御茶ノ水山の上ホテルにて。かの山口瞳が愛用したホテルですね。その一室で,大手S・K・Y・Bの四氏と座談会に出席。T進代表の私ですが,自分の評点は55点くらい。なんだかなあ,太平洋戦争中の竹槍とブルドーザ位の差があって落ち込みました。ま,落ち込むのは毎度のことですが。座談会後,ビールと和食の夕食がでまして,みなで,なぜか小難しい話題に花咲かせながらも和気藹々と食べたことです。

4月25日(日) 晴れ

風の強い朝。上空のスモッグが吹き払われて,木々の陰影が濃い。こんな朝は遠い昔を思い出す。すると,現状の生活の味気なさと進歩なき人生が悲しくなるのだった。

藤井書店2Fで,読売新聞社版『タルホ・クラシックス』全3巻が8000円。保留。値札が見えなかったので店番のお兄さんに尋ねたところ,買う意思ありと思われたので,あわてて今度買いに来ますとお茶を濁した。美本の揃いは相場2万円ほどなので安い買い物なのですけどね,実は今夜は下北沢で元社員のSさんに会う用があったもので。そのSさんと飲み食いして約5000円。決してSさんにうらみはないが,う〜む,買い逃した長年憧れのタルホ・クラシックスのことをちまちま思い出すのでした。

その藤井書店では,かわりといってはなんですが,川村二郎訳『ヘルダーリン詩集』(岩波文庫,200円)。精神分裂症と思しき長い晦冥な後半の人生の闇のなかで書かれた短い詩に幽かな戦慄を憶えた。こんな詩は,日本人にも中国人にもイスラム教徒にも,はたまたイギリス文人にもラテン民族にもUSAの詩人にも書けぬ。そんなことを帰りの井の頭線で思ったことだ。

座談会迫る。わたしは孤独。

4月24日(土) 晴れ

寒気団が日本上空に到来したとかで,一転陽気は逆戻り。世間はGW目前で,気分もそわそわ仕事どころじゃないひともうようよいるだろうに,こちとら公休の昨日も職場を出たのは夜中の1時だよ。家に帰り着いたのが1時半。来週はSUNDAY毎日の座談会も控えていてその準備もしなくちゃいけないし,日曜はリサーチ兼ねて下北沢で元同僚のSさんとも会わねばならぬ。まことにげっそりである。Bookishからご依頼を受けた書評のほうも未だだし,ああ,引き受けるんじゃなかったと後悔することしきり。楽になりたい。最近ボケ気味で,今日もTVを観てて優香の名前がでてこない。そういえば,その優香が司会やってるTV番組の名前も思い出せない有様。ああ,王様のブランチか,やっと思い出した。

そんなボケ気味の四十後半に,なぜか学問に目覚め,線形代数(何の役にたつのか,いまだわからん)やら統計やらプログラミングやら齧ってみたりする。一方,イラクの動向につくずく辟易し,そういえばイスラム教のことをよくしらなんだな,と反省し,岩波新書のイスラム関連の本を手にとって踏み込もうか迷ってるところで,ついでに多木浩二『戦争論』やら『人間はなぜ非人間的になれるのか』,『なぜ宗教は平和を妨げるのか』といった新書を手にしてみたりするが,深く思索する暇などあるわけもない。『完本・太平洋戦争』(文春文庫)を読んでは,かつてのわが国の陥った泥沼戦争のことに思いを致したりしてるところだ。

話は変わって,先日,数学のK先生から唐突に,30の階乗っていくつですかと訊かれて驚いた。ええっと,30×29×28×27・・・って,バカな,暗算するわけないでしょ(笑)。Vector覗くと,ありますよありますよ,MathCalcとかの高精度計算ツールが。ま,それはそれで一件落着したのですが,(なんでも千葉大の数学の問題らしい。末尾にならぶ0の直前の数字はなにかという問題。) それで,暇なときに,十進BASICというフリーのBASICのことを思い出し,DLして,ちょこっと,遊んでみると,おおお!

LET fact=1
 FOR K=2 TO 30
  LET fact=fact*K
  PRINT K;"!=";fact
 NEXT K
END

変数の定義もなにもない雑なプログラムで,

2 != 2
3 != 6
4 != 24
5 != 120
6 != 720
7 != 5040
8 != 40320
9 != 362880
10 != 3628800
11 != 39916800
12 != 479001600
13 != 6227020800
14 != 87178291200
15 != 1307674368000
16 != 20922789888000
17 != 355687428096000
18 != 6402373705728000
19 != 121645100408832000
20 != 2432902008176640000
21 != 51090942171709440000
22 != 1124000727777607680000
23 != 25852016738884976640000
24 != 620448401733239439360000
25 != 15511210043330985984000000
26 != 403291461126605635584000000
27 != 10888869450418352160768000000
28 != 304888344611713860501504000000
29 != 8841761993739701954543616000000
30 != 265252859812191058636308480000000

あっという間にこれだもんね。内部演算は十進で1000桁というから凄いです。200の階乗なんかも一瞬だからね。

788657867364790503552363213932185062295135977687173263294742533244359449963403342920304284011984623904177212138919638830257642790242637105061926624952829931113462857270763317237396988943922445621451664240254033291864131227428294853277524242407573903240321257405579568660226031904170324062351700858796178922222789623703897374720000000000000000000000000000000000000000000000000

それと手書き入力ができる数式ソフト。infty Editor 。6000円です,安いです。それでTeXやMathMLにも対応していて,数式をHTMLに書き出せるという。まだ遊んでませんが。数式を変換できるOCRソフトもオプションでついてます。

■買った本。倉橋由美子『アマノン国往還記』(新潮社,100円)。デュマ『三銃士 下』(岩波文庫,100円)。三善里沙子『中央線なヒト』(小学館文庫,150円)。文藝春秋編『完本・太平洋戦争 4』(文春文庫,350円)。小説が全く読めなくなった。そろそろ小説から引退しようかなと考えている。 といいながら,目下,由里葉さんお薦めのホジスンを探している。

4月20日(火) 晴れ

昨夜。降り始めた激しい雨にげんなりしながら,バスで帰宅。吉祥寺BookOffに立ち寄って,車中の本を求める。『完本・太平洋戦争 2』(文春文庫,100円),『高橋是清自伝 下』(中公文庫,100円)。そういえば,岸田劉生の娘の書いた評伝(中公文庫)もあったな。帰宅を急いていたので買わなかったけど。ついでに書くと,先日荻窪ささま書店で,中村真一郎『頼山陽とその時代』(中公文庫)揃いが3150円位,塩谷賛『幸田露伴』揃いが3600円位で置いてあったな。中村真一郎の件の本の揃いをみるのは初めてかも。岸田劉生の評伝といい,『頼山陽とその時代』といい,買っておけばよかったと些か悔やまれる

ダヴィンチ編『中央線 カルチャ魔境云々』を新刊本屋店頭で手に取った。三善さんの『中央線のヒト』『中央線の呪い』など,中央線文化論に惹かれる今日この頃です。

他に,義家弘介『ヤンキー母校に生きる』(文藝春秋,500円)fromかんたんむは,家族のため。

4月18日(日) 晴れ

その後買った本。ツヴェンタン・トドロフ『幻想文学論序説』(創元ライブラリ,400円@草思堂),多木浩二『戦争論』(岩波新書,100円),畑中正一『現代ウイルス事情』(岩波新書,100円ダブリ),デュマ『三銃士 上』(岩波文庫,100円)はBookOff。さすがに課題本多く,自粛中。

結婚のとき以来17年間使ってきた冷蔵庫が壊れ,新しい冷蔵庫の購入と相成った。三菱製5ドア75000円くらい。新旧の冷蔵庫の出し入れのため,廊下の書庫をいったん移動するはめに。半日かかった。 線形代数の本と,多木『戦争論』などを読む週末であった。

4月17日(土) 晴れ 川仁宏追記

http://www001.upp.so-net.ne.jp/gem7/ で,前衛芸術家・川仁宏の壮絶な生涯を知った。工事中のまま放置?されたHPのプロフィールを読んだのだ。2002年に亡くなられたらしい。大全刊行前後の現代思潮社の刊行物のもの凄さは,彼の賜物なのだとあらためて知った次第。

4月16日(金) 晴れ

イラクの3人の方が解放され,ひとまず安堵。イスラムのことをもっと知らなきゃなあと痛感してる。週末はBに岩波新書新赤版を買いに行こう。

羊頭書房より,『稲垣足穂大全V』『稲垣足穂大全VI』(各3500円)着。これでやっと全巻揃った。昭和47年の秋ごろ,岩波の『図書』の広告でみたのが初めだから,以来32年かけて揃えたことになる。感無量。当時現代思潮社編集長川仁宏氏のこの当時の活躍は今や伝説だ。あの『吉田一穂大系』(仮面社)の編集に参画したのち,この大全に携わったというから驚く。最終巻Vの函カバーの完結の辞を見よ!

 

 

 

 

 

 

 

 

4月12日(月) 晴れ

「世の中,データとダンドリだ!」って,なかなかの名言ではないでしょうか,Eさん。泉昌之『ダンドリくん』の帯コピーです。実にしょうもない庶民的なダンドリの連続でして,名著名作というわけでもないんですけどね。でもついつい2回読んじゃいました。

 

4月11日(日) 晴れ

昨日。志木の Iさん宅で元同級生の焼酎パーティ。たかが焼酎と侮る勿れ,一升瓶2万円?の森伊蔵でございますぞ。F兄弟,T君,K君,そしてなによりもご主人Iさんお疲れ様でした。まあ,なんといいますか,われわれ,<失われた十年>の後を懸命に生きているわけです。一方,人生を楽しむ余裕も持ち合わせた世代。映画といい音楽といい,そして読書といい,みんな幅広い教養をお持ちで,心底感動。U銀行のF君からは色川武大の旧約聖書に関する本(中公文庫)を薦められ,いたく感心。同じくU銀行T君は,昼休み近隣の書店での20頁立ち読み読書法を教えられ,これまた感動。彼は,毎日毎日,職場近くの書店で平積みの新刊の群れから,約20頁ずつ読みついで,新刊本のエキスを抽出しているとか。なかなかビジネスマンのできることではありませんよ。K君の奥さんは我が郷里の出身と知って,約30年ぶりに謎が解けた思いもしたのですが,メモした手のひらの旧姓は昨晩の風呂で溶けてしまい,再び記憶の彼方に。

大江志乃夫『凩の時』(筑摩書房,800円)@東西書房。このところちょっと本買いすぎなので自粛モード。

届いたデジカメであそんだり,近くの本屋でデジカメの本を立ち読みしたり,近くのヤマダでデジカメ関連グッズを眺めたり,などとしょうもない日曜であった。

4月10日(土) 晴れ

今朝方,スーパー源氏で大全を探してみたら,あっさり羊頭書房の出品で見つかったので,即注文。大全V,大全VI各3500円。これはお買い得。悲願の6冊揃いのメドがたってきたぞ。この勢いで,南北社版『僕のユリーカ』(4000円)・仮面社版『ヴァニラとマニラ』(3000円〜)も衝動買いしそうになったがぐっと堪えた。(当方所有の『ヴァニラとマニラ』は函なしの普及版で状態はよろしくない。) タルホについてそれなりに蒐めてきたのだけど,元来ケチだから,角川文庫で持ってる『少年愛の美学』は徳間書房版をもってないし,『ライト兄弟に始まる』も大全版でもってるので単行本は未所有。けっこう基本的なところが欠けてます。

吉行淳之介『女のかたち』(集英社文庫,80円)@藤井書店。

4月9日(金) 晴れ

昨日は仕事は休み。練馬高野台→荻窪→阿佐ヶ谷→(中杉通り北上,鷺宮経由)→中村橋→(千川通り西進)→練馬高野台と,ママチャリでサイクリング。およそロの字型に周回したことになる。それでもって買った本は,自宅そばのBookOffで,『折口信夫全集24』(中公文庫,100円),松本清張『或る「小倉日記」伝』(新潮文庫,100円),阿佐ヶ谷ブックギルド2で,泉昌之『ダンドリくん 1』(双葉社,300円)のたった3冊。まあ,各地の春の風物を楽しむことができたのでよしとしよう。荻窪竹中書店で,現代思潮社版『稲垣足穂大全6』の値付を確認したが,8000円もするのがわかったので思い切ることができた。いずれネットで注文しようと踏ん切りがついた。

デジカメをネットで注文。ミノルタのX20 DG-20S。アマゾンでも売り切れ,自宅ソバのヤマダでも売り切れ。やっと某ネットで注文。18600円(税込)−ポイント3720円。

また今日は忙しい。忙しさにまぎれて己を失って,なんだかぼんやりと追憶のなかに生きているような気がするこの頃だ。寂しい。

熊襲さんから上西俊雄『英語は日本人教師だから教えられる』(洋泉社新書)を送っていただいた。

4月7日(水) 晴れ

案の定4月になればなったで雑用山積の慌しい毎日。それでも昼休みは西荻窪に出張。安岡章太郎『父の酒』(文春文庫,50円),セネカ『人生の短さについて』(岩波文庫,50円)@花鳥風月は安い。西荻窪界隈はT女子大の新入生で華やいでいる。

35年来の腐れ縁N君から数年ぶりの電話。27歳になった息子(福岡在住)の就職探しを頼まれる。つってもねえ。一方,15年前の教え子(当時小6)Y・Nさんがたまたま営業でわたしの職場にきていたことを職場のHさんからメールで教えてもらった。Yさん(わたし)に宜しくとのこと。懐かしいなあ,きれいになったのかなあ(笑)小6のころ,優香をちょっと上品にしたような子でした。

歳をとるわけだよねえ。昔教えた小学生が,今やITの先端企業に勤めていてバリバリ働いているんだから。ああ,もうおじさんは引退したいよ。

4月6日(火) 晴れ

河野多恵子『秘事』(新潮社)を読み始めた。幸福この上ない人生に恵まれた老夫婦には,結婚の前たったひとつの痛ましい事件があった。この事件が不吉な通奏低音のように鳴りながら,物語は進む。さすが,河野多恵子。というわけで,『みいら採り猟奇譚』(新潮社,600円+340円)を古書かんたんむ(Amazon経由)に注文。ようやく,河野多恵子に踏み込む元気がでてきた。

4月5日(月) 晴れ

仕事漬けの日々の後の週末の休養。月曜の朝もなんだか放心状態。

雨模様の昨日は,都内某所でPCの修復作業。おかげでXPのトラブルシューティングに詳しくなった。帰りがけにBookOffにて松本清張『点と線』(新潮文庫,100円)と河野多恵子『秘事』(新潮社,100円)。大村彦次郎『文壇栄華物語』読了。素晴らしい本だ。

4月4日(日) 雨 (寅さん+高倉健)÷2

昨日の花見日和が,一転して花冷えの雨になる。

☆厄介な仕事が金曜の深夜にやっと終わりほっと一息ついた。昨日はのんびりネコとイグアナの世話。ネコは術後の腹帯をとりはずし毛に絡みついた絆創膏を丁寧にとってやる。そして丁寧にブラシングしてやる。イグアナは日光浴をさせた後,お風呂にいれる。そののち小松菜の夕食。写真は仲良く?陽だまりで日光浴中の2匹。

☆デジタルカメラを買い換えようと思い立ち,AmazonのサイトでミノルタのX20 DG-20Sやら富士のFinePix A210あたりに白羽の矢をたて近所のヤマダ電機に買いに行った。ところがなんとなく気後れがし,見送り。Amazonの売値とヤマダのポイント差し引き後の値段とほぼ同じ。Amazonも安いですよ^^。それにしても,メモリカードもいつの間にか世代交代してるみたいで,ミノルタ製はSDカード,冨士製はピクチャーカードを使う。カメラ本体は安いけど,64MBから128MB程度のメモリカードと,USBマルチカードリーダ&ライタで約1万円はみなくてはいけない。このところカテゴリを問わずハードウェアまわりの進歩や流行にとんと疎くなってしまったのを痛感する。

☆泉昌之『新さん』(新潮文庫,460円)@三省堂。どこかで見た名前だなと思ったらあの『ダンドリくん』の著者なんですね。それもあって即購入。酎ハイのみながら寝床で読んだが,涙と爆笑の連続。家族に怪しまれるぐらいに大笑いした。声高に嫌煙権を主張する若いカップルや,日本酒やラーメンに薀蓄を傾ける世の流行を哂うシーンが冒頭にあって,ふ〜ん,こういうのもまあたまには愉しいよねえ。にしても,いちいちそんな世相を一喝するかよ,おいおい。と思って読みすすめてゆくと,巻半ばから,うってかわって純情恋愛ドラマになるじゃありませんか,それもあれよあれよという間にテンションが高まってゆく。 いっけん純情で過剰な中年男「新さん」をめぐる人間喜劇,と思わせつつ,実はそれらすべてをパロディとして眺める作者がいる。なぜか傑作マンガとみた。(好みはわかれるでしょうが) ※そういえば主人公愛用のサングラスはさとうまさあき堂とのこと。ほんとにあるの,このブランド。佐藤まさあき『野望』は,高校生時代に貸し本屋で読んだ。寮生活をしていた郷里の町のはずれにあった貸し本屋で。いっしょにそこに通ったNoguchi君はいまや郷里を代表する名医のひとりとか。その佐藤まさあきも先日亡くなった。

☆埴谷雄高『死霊3』(講談社,1100円)はAmazon経由で大牟田古雅書店から。他に綱淵謙錠『刑(けい)』(文春文庫,100円)@藤井書店。

☆日経朝刊文化面,辻井喬『春・汀女と久女』。先週は吉田喜重が書いていたっけ。

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