10月30日(木) 晴れ

秋晴れ。アマゾンより,大友 賢二・中村 洋一『テストで言語能力は測れるか〜言語テストデータ分析入門』 (桐原書店,3500円)テストデータ分析プログラムTDAPのCD-ROM付属,豊田 秀樹 『項目反応理論 入門編―テストと測定の科学』(朝倉書店,3200円)が着く。勉強せねば。

辻嘉一『辻留・料理のコツ』(中公文庫,200円),ドビュッシー/ラヴェル『弦楽四重奏曲』(500円)@吉祥寺よみた屋。

10月29日(水) 晴れ

超繁忙の日々。妻と子の為に,母の為に,そして自分らしく生きるために,生活の原点に立ち返りたいと切に思う。

隠棲に憧れる。方丈記。森の生活。開高健の釣り紀行(カナダ編)。つげ忠男『舟に棲む』。つげ義春。永井荷風→川本三郎の都会の隠棲。

中川一政『モンマルトルの空の月』(中公文庫,200円)@藤井書店。

芝不器男の俳句世界についてYさんに喚起さる。ネットでいろいろと探す。生誕百年とのこと。探求書?に加えた。

Yahooオークションで落札した釣りバカ日誌40巻がど〜んと届く。落札価格より着払い送料のほうがはるかに高い(笑)鵠沼海岸在住の某氏より購入。息子は古本マンガ,親父は古本文庫の蒐集ときたもんだ。

10月25日(土) 曇り

セアラ&デイヴィッド・フラナリー『16歳のセアラが挑んだ世界最強の暗号』(NHK出版,950円),細川護貞『細川日記』(上・下)(中公文庫,計500円),半藤一利『永井荷風の昭和』(文春文庫,300円),笠智衆『俳優になろうか(私の履歴書)』(朝日文庫,200円),文藝春秋編『なんだか・おかしな・人たち』(文春文庫,100円※贈呈用)

Bフレッツ(マンションタイプ,我がマンションはLAN設備がないので,マンション内はVDSLというアナログ技術で電話線を経由する方式になる)開通。VDSL方式とはいえ,本日の最高値は38Mbpsに至っている。さすがじゃ。申し込んだお宅の数は不明だが,もし少ない場合,接続料は端末装置のレンタル料を含めて月約4000円になる。プロバイダ料金も従来のADSLよりアップして毎月1480円。初期工事費約1.2万円は電通主催のモニターに参加できたので電通様に負担していただけることになった。

夕方は家族の誕生祝のため一家四人武蔵関のレストラン・サンマルコで食事。行き帰りは自転車というのが我が家らしい。おかげでへそくりが吹っ飛んだ。Yahooオークションで息子のために釣りバカ日誌40巻分を落札。520円也。以上親バカ日誌。

夜,Mさんより新著のご案内のお電話をいただく。

10月24日(金) 晴れ オヤ今日は古本買ってないわとこうしん云い

秋晴れ。公休だが仕事が若干残ってる。石神井公園で老眼鏡を受け取り,近場の古本屋二軒を覗く。きさらぎ文庫店頭ではグラムシ関連の著作がごっそり均一本に並んでる。相変わらずはげしい本屋だな。ネルヴァルの旧版全集を探すが,本の山に埋もれて見えぬ。はて老眼鏡・・・。近場の本を読むにはいいが,電車の向かいの席の美少女を眺めやるとき上目遣いになってこりゃいかんと自戒する。オヤジそのものやん。さて電車を乗り換えたとき,はてくだんの美少女には昔の教え子の面影があるのに気づいた。つぎに,乗り換えた電車で同じ車両の斜め向かいに坐っている女性も,はてな昔々教えた中学生の名残がある。電車を降りた後,ひょっとしてほんとに二人ともOBかもしれぬと思ったりした。

そんなことをツラツラ書くのも馬鹿馬鹿しいと思われるだろうが,教師というのは意外に昔教えた子をとことん忘れないものである。そして最後まで味方であろうと努めるものである。思いのほか純朴な憧れを持ち続けるものである。教えた子が,たとい人生を転落しようが,道を誤ろうが,最後までファンであろうと努めるものである。(・・・と書いてきて,志水辰夫の『行きずりの街』やらをふと思い出してしまった。) 

 というのも昨日は,職場になんと22年前の教え子A君(こちらは当年とって35歳の男性)から電話が掛かってきて,ちょっとした相談に乗った。そんなことはお安い御用でちっとも気にしないのだけど,彼が昔々のわたしの教え方を賞賛するようなことをチラッといってくれたのでそのことを彼の徳として恩義に感じたのだった。彼はその後T大の数学科に進み,その方面では一種の天才肌なのだが,ふるい私の教授法の利点(それが試行錯誤だったが)をまめに覚えていてくれて,私はそれを多としたのである。

今日はそののち,神田はKさんの事務所でまたしても?,秘書のK嬢が私の勤めるTハイスクールOBであることが判明。彼女はその後,なんとわたしの33年来の旧友Sさんの授業をK塾で受けているのだから驚きも二倍である。その彼女がこれまたわたしの35年来の友人K君の事務所で働いているのだから(そしてそこで私は彼女と再び縁を持つわけだ),ひとの縁とはなんと不思議なものだなと,つくづく思う今日でありました。

残務処理にしてはあまりに慌しい今日という日の終わり,吉祥寺BookOffにて,J・C・ポロック『樹海戦線』(早川文庫,100円)。どなたかがHPで激賞の本書,確かにワクワク読めそうだなという予感がする。

10月23日(木) 晴れ

この間,秋雨や落雷を伴う夕立?があった。いっそ落雷で都下全面停電になればいい,と願うほど静寂が恋しいときがある。

辻嘉一『味覚三昧』(中公文庫,250円),西田龍雄『アジア古代文字の解読』(中公文庫,350円),西川一三『秘境西域八年の潜行』(全3巻)(中公文庫,1200円)

アマゾンにばしばし注文中。ワンクリック設定が恐い(苦笑)
中村 洋一・大友 賢二『テストで言語能力は測れるか―言語テストデータ分析入門』 ,豊田 秀樹 『項目反応理論 入門編―テストと測定の科学』 ,内堀 弘『ボン書店の幻―モダニズム出版社の光と影』

10月21日(火) 晴れ

S・ヘディン『チベット遠征』(中公文庫,650円)とネルソン・デミル&トマス・ブロック『超音速漂流』(文春文庫,50円)@花鳥風月。塩倉裕『引きこもり』(朝日文庫,600円)。このところ西域史に関心が向いている。

10月19日(日) 晴れ BookOff中毒

土曜。近くの病院に通院した後,残務整理で職場に。途中,上石神井せきぶん堂,BookOffなどを覗くがさしたる本なし。このままでは寂しく,武蔵関駅まで赴き,駅北口のたんかく書房を冷やかす。ここのご店主は猫とパソコンが好きな由。清沢洌『暗黒日記』(評論社)3冊揃い1500円に大いに惹かれたがついに買わず。仕事を早々に終えて帰宅途中,自宅そばBookOffで,ジョン・ダワー『敗北を抱きしめて』(上)(岩波書店,100円),松前健『日本神話の謎』(大和書房),S・ハンター『狩りのとき』(上・下)(扶桑社ミステリー文庫)すべて各100円を買う。夜はやく眠り,夜更けに起きてAudioのサイトなどを覗く。買った本を交代交代読んだ。深夜,日常生活の雑用諸々が沈殿し果て,行く末来し方を思い,侘しい気持ちになった。

日曜。ヤマダ電機にてBフレッツ用にルーター買い替え。コレガ4800円也。そののちK事務所に赴く。最近のK君の読書趣味やよし。帰路神田に寄るも古本屋街おおむね休みで寂しい。とある古書店店頭で,吉田健一『ヨオロツパの世紀末』(岩波文庫)他,数冊の岩波文庫をチェックしたのだが,我ながらあきれ果てたことにそれら皆,架蔵してるか否か解らんのだった。このところ多少とも鬱々とし,ボケが始まったのかと愕然とし,己の限界を思い知らされる。

夕食の後,夫婦の散歩コースにBookOffがある。ここでまた性懲りもなく,庄野潤三『うさぎのミミリー』(新潮社,2002年,100円),東海林さだお『タケノコの丸かじり』『ケーキの丸かじり』『猫めしの丸かじり』(朝日新聞社,各100円)を買う羽目に。とどのつまりBookOff三昧の週末であった。

 

10月16日(木) 晴れ あいも変わらず・・・

このところ買った本といえば・・・,辻嘉一『包丁余話』(中公文庫,100円),『史記列伝(三)』(岩波文庫,100円),この二冊は夜更けのバスの車中読書用。韓信の股くぐりで有名な韓信のくだりなどをうす暗いバス車中で読む。瀬沼茂樹『日本文壇史 19』(文芸文庫,600円)@音羽館。全巻揃いまで残り僅か。奥村土牛『牛のあゆみ』(中公文庫,360円),芝木好子『鹿のくる庭』(中公文庫,50円)は西荻窪花鳥風月にて。芝木好子はIさんに進呈か。ボルヘス『夢の本』(国書刊行会,1200円)は西荻窪興居島屋にて。この界隈夢が棲んでいます。エスニックな料理店多し。『世界の歴史 4』『世界の歴史 5』(中央公論社,各100円)は地元BookOffで世界史のおさらいのため。相変わらず駄本多し,と卑下しておく。

10月15日(水) 晴れ

バスが来ないのでしかたなくタクシーで出勤。散財痛し。

「先日は古本屋で見つけた島村利正の『妙高の秋』を読んで,なぜもっと早くにこの傑作を読んでおかなかったのかと自分を恥じた。」(常盤新平「地下鉄人生」,日経夕刊より) 常盤新平さんはこのところ本を読むためにわざわざ地下鉄に乗っているという。川本三郎さんもそんなことを書いていたっけ。(先日わたしも上石神井の古本屋でこの本をみつけた。冒頭を読んだところで休止中。読まなくては・・・。)

10月13日(月) 大雨 近場のBookOff探検

どしゃ降りになる前に帰ってきた。石神井公園でデスクワーク用の老眼鏡をこさえた。35000円也。笑う勿れ,かの鹿島茂氏も『成功する読書日記』で,照明や椅子に先立って眼鏡の大切さを説いておられる。

同じく石神井公園にて,『イサム・ノグチと北大路魯山人』(発行セゾン美術館他,1996年,1800円)


どしゃ降りが止んで,晴れ間がひろがった。そこから遠出をする気力もなく,Nervalの原書を掘り出してちょっと眺めたあと,性懲りもなく駅前のBookOffにでかけた。今日は相性がよかったようで,高山文彦『運命 アクシデント(文藝春秋,100円)はサイン入り。このところご無沙汰気味だった関川夏央は『石ころだって役に立つ』(集英社,650円)をチョイス。冒頭「なぜ私は本を読むのがやめられないのか」を立ち読みして胸に迫ったから。ここいらで飛び石連休の購書は終わるつもりだったが,階段そばの特設100円コーナーに昭和50年代の集英社世界文学全集揃いを発見。なんと,約半分がもう人の手に渡っているではないか!どうも抜き方が怪しい。犯人(笑)は相当のテダレと観た。近年文学全集の類はとんと企画に上らないようだが,この当時の文学全集は,従来の文学全集の陋を破ろうと,それなりに意欲的な新訳を加えた巻が多い。この集英社版だと,例えばシュティフターの『晩夏』などがそれにあたる。という訳で全巻揃いとなるとそれなりに様々な発見があるのであります。ところが前述のように約半分がもう既に売約済みではないですか。しかたなく,二十年前購入リストに入っていた,マイヤー『ペスカラの誘惑』・ペイター『架空の人物画像 他』所収の巻のみを購入,(100円)。それにしてもゲーテ『ファウスト』100円,『戦争と平和』300円,『アンナカレーニナ』200円,そのほか諸々の世界の名作が100円から300円程度で購入できるなんて考えてみれば夢のような話。このところ小説はとんと疎ましく,挑戦する気力も失せているが,なるほどBookOff侮りがたしと,再度思うことでした。

追記:集英社版世界文学全集への思い断ち切れず,夕食の後,BookOffまで夫婦で散歩。『偉大なるギャツビー他』『劇場/ハワーズ・エンド』『怒りの葡萄』各100円。

10月12日(日) 小雨のち曇り

模擬試験の日で出勤。しかしいまひとつ仕事に乗れない。やはり老眼やからだの不調が影響しているのだろう。

吉祥寺よみた屋で,小倉豊文『絶後の記録 広島原子爆弾の手記』(中公文庫,50円)著者献呈署名と原著(昭和23年刊)の刊行記念絵葉書入り。戦後最初に公刊された原爆体験記の由。帰路,上石神井に寄り道し,せきぶん堂書店にて,白崎秀雄『北大路魯山人』(上・下)(中公文庫,計960円)を見つける。他に阿川佐和子『無意識過剰』(文春文庫,100円),美本。

10月11日(土) 晴れ

『獅子文六集』(集英社,100円)「青春怪談」のほか,8つの短編を収める。鹿島茂『成功する読書日記』(文藝春秋,600円),山本夏彦『「社交界」たいがい』『世は〆切』(ともに文春文庫,各250円),井伏鱒二『珍品堂主人』(中公文庫,476円),なかにし礼『てるてる坊主の照子さん (上)』(新潮文庫,438円)。長男のために,『はじめてのWindowsXP』『はじめてのEXCEL2002』(秀和システム,880円×2)。

なかにし礼原作のNHK朝ドラ『てるてる家族』にすっかりはまった。四姉妹(子役)の可愛いこと。さっそく原作本購入。

Chick CoreaやKeith Jarrettを秋の夜更けに聴いている。端正な音をだすアンプが欲しくなった。

10月9日(木) 晴れ

右足に激痛が走ったのが今週の初め。自宅そばの整形外科に這うようにたどり着いて診察をうけた。生活習慣病ということなのでただ今節酒と食餌制限の毎日。すこしスピードを落としてのんびり生きたい。

本日公休。神田某所のKさん事務所。行きと帰りで池袋リブロとパルコの古本市を覗く。買う気おこらず。北園克衛再評価の動きありや。リブロ4F詩の本の店『ぽえむ・ぱろうる』?にて藤富保男「近代詩人評伝 北園克衛」(1983 有精堂→ 沖積舎から改訂復刊)などを閲覧。サイトも今見つかった。生誕百年とのこと。わたしは中学2年のとき、(Kさんと一緒の寮に住んでた頃だ)、北園の詩を読んで驚き、小学校以来の教養主義的詩観(大木実などを信奉していた)が一挙に崩壊した体験を持つ。

やっきさんかねたくさんルートで、NHKBS2の小津安二郎現存全作品一挙放映の快挙を知る。情報深謝。サイトはこちら。来週から始まる。こちらも生誕百年記念ですね。

NTTのBフレッツが我が老朽マンションにも開通した由。さっそくNTTに申し込んだ。各戸までLANが敷設されているわけじゃないので、光ケーブルはマンション入り口まで、その後はVDSLという方式で銅線の電話線を経由して各戸に至る由。それでも公称50Mbpsなのだが実効は15Mbpsくらいらしい。KさんとこもBフレッツを検討しよう。

からだもやられ眼もやられのボロボロモードで、本買う気力も失せているが、たまった本をぼちぼち読んでる。山本夏彦、保守主義とロマン的心性について。レーモン・ジャン『ネルヴァル 生涯と作品』ほぼ読了。火の娘のなかの代表作シルヴィ。ちくま文庫の帯に「奇跡の名作」とあるはプルースト由来なりや。レーモン・ジャンの筆もこの作品の時間構造を分析するに及んでいよいよ冴えわたる。そういやちくま文庫でもこの作品の時間構造について詳細な解説が施されていたな。立ち読みしたのみだけど。秋の夜、彼の分析に導かれて四半世紀前の読書体験が甦る。そうか、私という読者は、この作品を読んだ四半世紀前の中目黒ぼろアパートの一室の追憶からはじまり当時郷里の初恋のひととの悲恋(笑)までを、今ここに想起している。するとこの作品の時間構造は、いま読む読者、かつて読んだ読者の時間にまで外延的に広がっているわけだ。新発見。

10月5日(日) 晴れ

Kさんの事務所用にPC購入@ヤマダ電機。Office2003がついた富士通FMVCE30E5。生じたポイントで、『EXCEL関数ハンドブック』(エクスメディア、1980円)、『パソコンとパソコンのつなぎ方』(エクスメディア、1680円)購入。

『夏彦の影法師』昨夜了。稲垣足穂と似通った心性に気づく。急きょ夏彦蒐集モードに入り、『毒言独語』(中公文庫、100円)、『百年分を一時間で』(文春新書、250円)購入。

他に、レーモン・ジャン『ネルヴァル 生涯と作品』(筑摩叢書、350円)、モリエール『スカパンの悪だくみ』、ロマン・ロラン『愛と死との戯れ』(岩波文庫、各0円)@草思堂。

10月4日(土) 晴れ

平日は家と職場の間を往復するだけのいたって平凡な生活である。唯一の救いは自転車で往復していること。誰にも拘束されない、本も読めない携帯も鳴らないフリーな時間。 とはいえそれだけでは寂しいので職場の昼休みは古本屋に行く。このところ西荻窪界隈がいい。自転車で6・7分たらずで西荻窪駅前にたどりつく。ここではなにをしようと勝手気まま、駅前の牛丼屋で牛丼を食そうが隣のドトールで珈琲片手に統計の本を読もうが誰に遠慮するわけもない。そういえば職場の誰とも会いませんな(笑) しかもここは今をときめく古本屋のメッカ。昼下がりの古本屋でひとり書棚を眺めていると、なにやらひとの道からズルズル滑り落ちてゆくような、さびしい気持ちになってこれがまたいい。

先日は、興居島屋(ごごしまや)にいってきました。北口の花屋の間の小道を北に入る。古びた雑貨屋のような店であります。先日の王様のブランチで紹介されたお店とのこと、興味津々だったのが仇になり、些か拍子抜け。でもまあいいんです。ボルヘス『夢の本』1200円は安いのでまた買いにこよう。

山本伊吾『夏彦の影法師』(新潮社、920円)@外口書店。早速読書中。ヘイエルダール『コン・ティキ号探検記』(ちくま文庫、100円)Chick Corea"Return to forever"(1250円) DVD『トゥーム・レイダー』意外にメリハリのついた好編。劇中、Blakeの詩〜一粒の砂の中に宇宙を見・・・〜が朗読されるシーンがあって良。

10月1日(水) 晴れ 一色次郎『青幻記』と荻窪でめぐり合うの記

月末の購入本。山本夏彦『つかぬことを言う』(中公文庫、100円)、丸元淑生『図解豊かさの栄養学』『悪い食事とよい食事』(共に新潮文庫、各100円)、玉村豊男『食の地平線』(文春文庫、100円)、北大路魯山人『魯山人陶説』(中公文庫、400円)、柳宗悦『蒐集物語』(中公文庫、300円)、A・S・バイアット『抱擁』(I・II)(新潮文庫、計500円)

◆都民の日。息子たちも休み。たまたま私も休みなので、三人で部屋の掃除。午後から長男を連れて例によっての荻窪自転車行。荻窪BookOffにて、木村久邇典(くにのり)『帝国軍人の反戦 水野広徳と桜井忠温』(朝日文庫、250円)、理工系の数学入門コース1・和達三樹『微分積分』(岩波書店、1250円)。地下道をくぐって次なるささま書房(妻曰く先日のTV「王様のブランチ」で紹介された由)店頭で、一色次郎『青幻記』(筑摩書房、昭和42年初版、100円)をみつけ感動。(角川文庫版は映画公開ののち昭和49年頃にわたしの弟が買ったことがあるが現在の所在は不明) 他に、手塚伸一訳『ジャム全詩集』(版元失念、限定800部番号入り、8000円?)、青土社のジャム自伝(青土社版全集未収録)、稲垣足穂、野口冨士男などで目の保養。この後、岩森書店・竹中書店・常田書店などを冷やかす。常田書店にて、中公文庫武井武雄『本とその周辺』元定価240円のところ7000円には恐れ入った。

◆こののち、またまた息子を引き連れ性懲りもなく西荻窪へ。ブックスーパーいとう→音羽館→花鳥風月→(名前不詳)→森田書店と、次々に店を覗く。最後は、北口の比良木屋。異様にテンションの高い店内に多少辟易(笑)ご店主さん、すこし気配を殺したほうがいいですぜ、って余計なお世話か。イサムノグチ+北大路魯山人展のパンフレット8000円には驚く。吉祥寺りぶる・りべろでは2000円ですぜ(キープしてあったが急に買いたくなった)。

 

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