7月30日(水) 雨

いったいいつになったら梅雨は空けるのであろう。今朝も雨が降る。

今日から夏期休暇をとってあるが、今日は残務引継ぎのため職場にゆかねばならない。明日からひとりで鹿児島帰省。

先日拾った高見順の日記を、敗戦の日から最後(昭和二十年の大晦日)まで読んだ。なかなか面白い。戦後の混迷した風俗の記録。この伝で敗戦までのくだりを読もう。戦時中の日記ということで、伊藤整『太平洋戦争日記』にも関心がある。今朝方、たまたまネットで探すと、新潮社のオンデマンド復刊のサイトにいきついたが、なんと1巻5000円超!おいおい、3冊揃いで4500円位で古本屋にあるではないですか。オンデマンドだからコストがかかるのは肯けるけど、なんか違うなあ。

7月28日(月) 晴れ

本日は、高見順『敗戦日記』(文春文庫、150円)@藤井書店。昨日は、勝田龍夫『重臣たちの昭和史 上・下』(文春文庫、200円)飯尾晃一『統計学再入門』(中公新書、100円)@せきぶんどう書店。小林信彦『にっちもさっちも 人生は五十一から』(文藝春秋、450円)@石神井草思堂。

溌剌と大胆に闊歩する若き女性が眩しいのだった。

7月27日(日) 曇り

昨日。やり残した仕事を片付けるため職場に向かうはめになったが、ふと荻窪に寄っていこうと思い立った。

環八を南に下り、青梅街道に出たところで東に折れ、例のごとく駅前地下道をくぐって、南口に出る。

年配のおじさんたちが店内にひしめき合うささま書店にて、大岡昇平『堺港攘夷始末』(中公文庫、350円)。常田書店店頭にて、邱永漢『食前食後 漢方の話』『邱飯店のメニュー』(ともに中公文庫、各100円)を拾う。知的なお嬢さんが店番してた。マイヤー『聖者』(岩波文庫、800円)は断念。竹陽書房は仕入れ中で狭い店内には居場所もなくパス。西荻窪に向かう。

主な基幹道路は中央線とは約30度の角度でクロスしているので、中央線各駅間の自転車での移動は意外に難しい場合がある。難路を覚悟しつつ西に向かったが、幸い線路沿いの車の少ない路がみつかり、悠々漕ぐうちにあっさりと西荻窪商店街に着いてしまい、拍子抜け。ブックセンターイトウでは見るべき本なく、北口に引き返して音羽館にたどり着いた。以前の古本屋めぐりのルートを思い出し、花鳥風月に到着。ここで岡茂雄『本屋風情』(中公文庫、290円)、中川一政『裸の字』(中公文庫、590円)を発見。奥村土牛『牛のあゆみ』(中公文庫、290円)は何故かパス。以上、『sumus』中公文庫特集を絵に描いたような古本屋めぐりサイクリングでありました。

花鳥風月を後にし、一路吉祥寺へ。閑静な住宅街を走っているうちにやがて職場に着いてしまった。長梅雨の合間のささやかなサイクリングで少し気が晴れた。

先週は他に勝田龍夫『重臣たちの昭和史 上・下』(文藝春秋、1000円)@BookStation吉祥寺。川本三郎『私の東京町歩き』(ちくま文庫、200円)。

■日経日曜版。文化面随筆、坂上弘『団地の憂鬱』は、白樺派の作家たちの回想が興味深い。書評欄では、鈴木和成『金子光晴、ランボーと会う』(弘文堂、1800円)のタイトルに驚いた。金子の『マレー蘭印紀行』と、ランボーの「オランダの外人部隊に志願してジャワに行き、そこで脱走したという伝記的事実」が摩訶不思議に交錯しあう。久世光彦『女神』(新潮社、1500円)は、大岡昇平『花影』のモデルとして知られた銀座の女給坂本睦子をめぐる久世さん流の夢幻劇か。田邊園子『伝説の編集者 坂本一亀とその時代』(作品社、1600円)。

7月21日(月) 曇り 

土曜日に常磐線柏と綾瀬で実に濃密な半日を過ごしたにもかかわらず、日曜は石神井公園のきさらぎ文庫・草思堂をひやかし、月曜の今日は、職場の昼休みに藤井書店・さかえ書房・外口書店、さらには仕事の帰りに、上石神井せきぶんどう書店を眺めるという具合に、延々と古書店めぐりは続くのであった。そんなことなら、土曜日せっかくの常磐線行で、もっと思う存分買い込めばいいと思うのだが、生来の吝嗇がそれを妨げた様。どの店でも中公文庫の品切れ・絶版文庫をチェックする。どこもそれなりに入手困難な本を置いていて興趣深いものがある。

川本三郎『東京つれづれ草』(ちくま文庫、300円)。これは吉祥寺藤井書店にて。驚いたことに、藤井書店そばのラーメン屋でこれをちらちら眺めていると、「古書店いまむかし」(本書22頁)の条に、くだんの吉祥寺藤井書店々主藤井正氏の『私の古本人生』(1993年)という本が紹介されているではないですか。ご存知でしたか、店番のにいさん。不思議な因縁にちょっとびっくり。

伊藤整『太平洋戦争日記』全3巻揃い4500円@きさらぎ文庫。折口信夫全集バラ各300円@きさらぎ文庫、あたりが気になるこのごろ。

7月20日(日) 曇り 常磐線古本屋ツアー

昨日、かねたくさんやっきさんと、恒例になった古本屋ツアーにでかけてきた。ゆく先々の古本屋を巡りながら同時にその土地の風情も楽しもうという実に風流なツアーもこれで4回目。

今回は常磐線の柏と綾瀬がその舞台。午後1時に柏駅改札口に集った。駅の構内には、500冊ほどの文庫が陳列された一角があり、待ち時間のあいだもすばやくそこをチェックする。実はこの日は、すでに自宅そばのBookOffや池袋駅構内の古本屋もざっと目を通しており、こののち、綾瀬駅構内でも同様の棚に目を通すことになる。我ながら実に念の入ったことだと思う。(以上の場所では収穫なし)

柏や、常磐線沿線は、わが職場の予備校がこのところ盛んに教室を出しているところである。今回初めて柏駅に降り立ったわけだが、人の多さに驚いた。かねたくさんの解説によると高島屋の出店で人の流れが変わったとのこと。これなら予備校も繁盛するかも。

●太平書林 店頭本も趣味がよく、期待を抱かせてくれる。店に入ると、水上勉『宇野浩二伝 上・下』(揃1500円)と水上勉全集第16巻(宇野浩二伝)(中央公論社、1000円)が目に飛び込んだ。実はこのところ、『sumus』中公文庫特集がじわじわと漢方薬のように効いていて、中公文庫版宇野浩二伝の下巻が欠けたまま二十余年を過ごしてしまったことが心に引っかかっていたので、即購入を決めた。どちらを買うか迷った末に全集版を購入。驚いたことに、この日、この後、複数の店で複数の版の宇野浩二伝にめぐり合うことになった。

  単行本上下巻(昭45) 単行本全一冊(昭48) 全集第16巻(昭52)
太平書林
○1500
 
○1000
靄靄書房  
○3500?
 
柏林堂  
○3000?
 
デカダン文庫
○?
   

ちなみに中公文庫版(昭54)は、どこにもなかった。この浩二伝を昨夜からぼちぼち拾い読みをしている。出典を覚えていないが、宇野浩二の文学を再評価する文章で、どなたかが書いていた。「宇野の晩年の苦闘の深さは水上には到底理解できないところであろう」と。それはそれで頷けなくもないのだが、水上が生涯の師と仰ぎ親炙した作家の評伝とあれば、いつか精読したいものだと思っている。

ここでは他に、グリルパルツエル『祖妣』(岩波文庫、300円)。今思えば、阿部昭が編んだ『葛西善蔵随筆集』(福武文庫、500円)等も買っておけばよかったと悔やまれる。値段も手ごろでなかなかいい本屋だった。

●靄靄書房 板間の広い店内には高い書棚が林立している。こういう雰囲気はなぜかうれしい。整理はあまりよろしくなく、文学書の類が店のあちこちに群生している。ま、しかし、こういう群生のしかたも悪くない。ただし、値段もそこそこ高かったので、何も買わなかった。それでも一見の価値のあるお店だ。

●柏林堂 靄靄さんとはうって変わって整然とした店内である。店主の心意気や良し。店頭で、モーム『コスモポリタン1・2』(新潮文庫、計100円)を拾っておく。近代文学の評論の類や絶版文庫特に中公文庫や文芸文庫に光るものがある。ただ、絶版文庫の値段は高い。他には、檀一雄『檀流クッキング』(中公文庫、200円) ところで、かねたくさんが向井寛『建築家 岩元禄』(相模書房、3500円)※筆者献呈入をみつけたのには驚いた。ご存知でしたか?Iさん。2冊ありましたよ。

●古書森羅 奥の文庫本がすごい。なかなかの品揃えである。特に日本の作家は五十音順に整然と陳列されているので実に探しやすい。獅子文六『父の乳』(新潮文庫、800円)は迷った末に見送ったけど、買っておけばよかったと今悔やまれる。ここでは、『獅子文六集』(新潮社、100円)。「娘と私」を収める。(以上で柏駅を後にし、一路綾瀬駅に向かう)

●デカダン文庫 綾瀬駅近隣の住宅街にひっそりと佇む幻のような古本屋。店内は、近現代の日本文学書が厳かにしかも丁重に陳列されている。一冊一冊の扱いも実によい。驚くべき本屋である。実のところ私は、以上のようなことがらに圧倒されてしまって少しうろたえたりしたのだが、このお店高価な本ばかりではない。500円均一本や半額コーナーですら、立派なコレクションを成している。ここを丁寧に見れば掘り出し物もぞくぞくとあったにちがいない。ご店主と常連氏が会話を楽しんでいる一角の前だったので遠慮してしまったのだけど。神田や早稲田の古書店でもこれだけの品揃えを誇るところは少ないのではないか。

というわけで何か目に見えぬちからに圧倒されてしまい、結局のところ買ったのは、今日出海『山中放浪 私は比島戦線の浮浪人だった』『天皇の帽子』(ともに中公文庫、計300円)、川本三郎『君美わしく 戦後日本映画女優讃(文春文庫、250円)のみ。今思えば、安岡章太郎『私の東京地図』なども買っておくべきだったと悔やまれる。近々駅前に移転するということなので、機会があればもう一度挑戦したい。

 今回もそれほど買い込んだわけでないが、実に充実した半日であった。夕刻の打ち上げは綾瀬駅前串のこたににて。席上、かねたくさん→やっきさんから、丸谷才一『輝く日の宮』(講談社)を譲っていただいた。実にうれしい。この日一番の収穫かも(笑)。今度、高山文彦『火花 北条民雄の生涯』を進呈しますね。

7月18日(金) 曇り

怒涛のような一週間だった。火曜日は帰宅が午前3時。おまけに木曜日は、日帰りの浜松出張などもはいってしまって。金曜は職場の慰労会。しかし仕事は増えるばかりでいっこうに捗らない。

平澤一『書物航游』(中公文庫、300円)@藤井書店。

7月13日(日) 曇り

休日の朝。近所の三省堂高野台店で、新刊チェック。先日Iさんと話題にしたデータマイニングについてだが、EXCELコーナーには数冊好著がみつかる。『超図解 データ分析入門』あたりはどうでしょう?Iさん。Windows2000 Serverに添付のOLAPツールに関する詳述もあるようです。ま、しかし、今日のところ私は『Excel徹底活用 統計データ分析』(秀和システム、2500円)。こっちのほうが目下の私の仕事には現実的かと思う。

休日の午後。雨もとりあえず止んだので、ふらりと練馬・中村橋界隈へ。古本・遥は、すこし品揃えが充実してきたようだ。ここでは今日出海『吉田 茂』(中公文庫、300円)。ここも中公文庫がよく揃っていて、値段もそこそこ。一信堂書店では、平凡社版『三国志演義』『水滸伝』揃いに惹かれたものの今日は見送り。次なる中村橋では、ブックセンターサカイで、高見順『如何なる星の下に』(角川文庫、100円)と伊藤整『変容』(岩波文庫、300円)。いつきても怪しい古本屋だ。一見コミック&アダルトの新古書店系だし事実そうなのだが、意外に奥行きのある店の奥には、古めの旺文社文庫や中公文庫・岩波文庫がだれの注目も浴びずにひっそりと眠っている。次の店、ブックマート中村橋店では、竹西寛子『古典日記』(中公文庫、140円)、日本幻想文学集成27堀切直人編『宇野浩二』(国書刊行会、300円)。

昨日はワイドテレビを買いました。SHARPの28型47800円(但しヤマダのポイント還元12560円) 也。

7月10日(木) 

野口冨士男『わが荷風』(中公文庫、300円)@よみた屋。単行本ももっているのだけれど店頭でみつけちゃったから。

7月9日(水) 曇り

なかなか梅雨が空けない。日に一度は小雨に打たれて帰宅する羽目になる。村松友視『夢の始末書』(ちくま文庫、250円)@藤井書店。

立原道造の詩を寝床で読む。深い慰めを覚える。

7月6日(日) 曇り

石神井公園までテクテク歩き、北口の新ロータリーから成増行のバスに乗る。車中、Access97の本を読む。成増から東上線で志木まで。駅前で Iさんと合流、東西書房へ。3回目なり。『立原道造全集 第4巻』(角川書店、1200円)と安岡章太郎『私の墨東綺譚』(新潮社、800円)。安岡の本は、新潮文庫になったばかりだが、敢えて元本を求めた。新潮のHPで連載された由。

Iさん宅で、データマイニングやデータベースの議論少々。そういえばクライアントがデータの見方を自由自在に加工して表示したりグラフ化できるツールって意外にないなあ。

その他は延々と書物談義。伊藤整『太平洋戦争日記』などを閲覧させてもらった。『sumus別冊』などを進呈、かわりに成瀬巳喜男のビデオを借りる。ダビングしてKさんに進呈しよう。

夕方は、家族のためにステーキを焼いた。早い寝床で立原道造の本をさすっていると、(群青と白のコントラストが美しい瀟洒な布製の表紙)深い慰め、一種のエクスタシーすら感じたのであった。

久しぶりにのんびりした週末だった。『日本文壇史』『ヤスケンの海』他を読んだ。まあよしとしよう。

7月5日(土) 晴

★黒星の主です(笑)。今日の収穫は、村松友視『ヤスケンの海』(幻冬舎、800円)@BookOff。あとは、贈呈用に高山文彦『火花 北条民雄の生涯』(飛鳥新社、100円)。

●『北条民雄の生涯』は今月角川文庫に入って、何故か飛鳥新社版が古書店に流れてますね。

★文庫が出たら買いなおして単行本を売り払う。いまどきそんなマメな読者が多いとも思えないのですが、今日も高野台BookOffで2冊発見。美本のほうが100円なので、ほくそえんで1冊買い。これはどなたかに進呈します。傑作ですね。川端康成・小林秀雄、どちらも北条民雄を無償で支援した。実にえらい。創元文庫で北条民雄の文庫版全集がでているのは、この時以来の縁でしょうね。

★今日はほかに、文藝春秋編『なんだか・おかしな・人たち』(文春文庫、100円)for Iさん。『ハーディ短編集』(新潮文庫、200円)。

7月4日(金) 曇り

主■ひところ、通ってる古本屋のあちこちで文学全集の端本が100円か200円均一でどんと店頭にあったのだけど、このごろ何故かみかけないね。自宅そばのBookOff(ああ、いい立地 (笑)には、今、集英社の赤い函の全集やら新潮日本文学がけっこう置いてあるのだけど、肝心の獅子文六集がない。

影■獅子文六、このところぼちぼち買い込んでるけどなにか読んだ?

主■いや、まだ積読。獅子文六に限らず、このところやたらと読むのが遅くて、買うスピードに追いつけない。くだらん仕事が多いのと、あと、老眼のせいですな(苦笑)『日本文壇史』を毎日数頁読む日々ですわ。

影■『sumus』の中公文庫特集をやたらと面白がってたけど、その後はどうですか。

主■中公文庫コレクションの充実している本屋が特定できましたけど、やっぱ、充実してるところは値段もそこそこですな。さすがに一冊千円もするんでは手がでませんわ。吉祥寺界隈では、BookStationの本店・支店の2店、よみた屋、りぶる・りべろの4点が光ってます。上石神井のせきぶん堂もなかなかですな。値段も安い。昨日は、邱永漢『象牙の箸』(中公文庫、150円)。よみた屋のレジで財布をあけたら一万円札しかなかったので恐縮したのですが、レジの女性は丁寧に応対してくれましたな。

影■突然ですが、自分の人生、何点つけますか?(笑)

主■はは、毎日受験生のテスト処理ばかりやっててすさんでますわ。ま、自分の人生、赤点ともいえませんが、優秀とはほど遠い、もって55点です。(ため息)朝から晩まで仕事漬けのわりに展望がみえない。バブル時代の借金は残ってるわ、こどもは勉強が嫌いときた。入ってくるものが少なくて、出て行くのが多いんだから、苦労するのは当たり前です。

影■寂しいことをおっしゃる。ひところ、ITとか新しいことに飛びついてたのに。

主■最近売り込みにくる技術者や営業担当者の話を聞いてもちっとも面白くない。うすっぺらですな、連中も。ソフト●ンクも藤通も○紅も、みなさんお疲れ気味です。なにしろいいかげんなことばかり法螺吹く連中が多いですわ。なに、先日も、黒猫系のとある営業マン曰くに、高価なOMR機器よりも、世間に流布した安価なOCRを使って成績処理するほうがいい、なんて。うそつけ!ド素人が。

(続く)

7月3日(木) 曇り

宮崎市定『中国文明論集』(岩波文庫、390円)。このところ、『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ』シリーズや『少林寺』シリーズをみるにつけ、19世紀末や20世紀初頭の中国の民俗・風俗に妙に心惹かれている。この懐かしさはどこから伝播しているのだろう。(私はかつて李香蘭こと山口淑子が『蘇州夜曲』を唄うのを聴いたことがある)本来なら中国近代史あたりを復習したいところだがそれもままならないので、邱永漢『食は広州に在り』なぞを読んでしのいでいる。上手だなあ、このひとの文。中公文庫解説で丸谷才一氏が、このひとが筆を捨てたのを残念がっているけどさもありなん。

7月1日(火) 曇り

仕事のごたごたで心とからだの休まる間がない。まあ、自分で撒いた種でもあるので、しようがないのだけど。

獅子文六『箱根山』(講談社大衆文学館、430円)@せきぶん堂。海野弘『アール・ヌーボーの世界』(中公文庫、100円)@BookOff。

一番の贅沢は、どこか鄙びた温泉にでも杳として行方をくらまし、携帯を捨ててぼーっと本を読むこと。あるいは自転車に乗って気ままな小旅行、中央線沿線のどこかで古本屋の店頭本を眺めていること。

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